JP6945524B2 - 飲料調製マシンを洗浄するためのカプセルおよび抽出室を洗浄する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、容器を備え、容器の上面は、取外し自在なカバーによって閉鎖されており、容器は、少なくとも1つの洗浄剤を収容している、飲料調製マシンを洗浄するためのカプセルと、飲料調製マシンの抽出室を洗浄する方法と、に関する。
独国特許出願公開第102012011204号明細書には、飲料マシンのカプセル収容部内へ装入するための容器が開示されている。この容器内には、洗浄剤が設けられている。容器は、閉鎖されており、洗浄プロセスにおいて、湯をカプセル内へ導入するために、容器に切込みが入れられるかまたは容器を突き破って容器が穿孔される。所定の圧力を上回ると、溶解された洗浄剤が、開口を介してカプセルから飲料マシンの抽出室内へと通流される。この洗浄剤は、抽出室の洗浄に用いられる。このカプセルには、このカプセルが誤って開放されると、洗浄剤が流出する可能性があるという欠点がある。さらに、このカプセルは、カプセルを穿孔するかまたはカプセルに切込みを入れる手段が設けられたマシンのためにしか使用できない。これにより、洗浄剤の調量を簡単には調節することができない。
国際公開第2014/128205号には、本体要素を備え、液体不透過性材料から成るシングルサーブカプセルが開示されている。本体要素内には、原材料を含むシース要素が配置されている。本体要素には、開口全体を覆って、取外し可能なフィルムシールが設けられてよい。
国際公開第2015/006367号から、洗浄剤を含む容器が公知である。この容器を、飲料を調製するためのマシン内で洗浄するために使用することができる。容器には、洗浄剤へのアクセスを確立するために、カバーが取外し自在に取り付けられてよい。その際、カバーは容器の開口を閉鎖し、カバーを取り外した後、洗浄剤は開口から外へ出ることができる。洗浄剤との接触からユーザを保護する別の保護手段は、設けられていない。
したがって、本発明の課題は、洗浄プロセスの簡単で確実な操作を保証し、洗浄剤の精確な調量を可能にする、飲料調製マシンを洗浄するためのカプセルと、飲料調製マシンの抽出室を洗浄する方法とを提供することである。
この課題は、請求項1の特徴を有するカプセルと、請求項7の特徴を有する抽出室を洗浄する方法とによって解決される。
本発明によるカプセルは、容器を備え、この容器の1つの側は、取外し自在なカバーによって閉鎖されており、この容器は少なくとも1つの洗浄剤を収容している。容器にはカバーの下方に、フィルタまたは格子または水溶性のフィルムも設けられており、このフィルタまたは格子によって、洗浄剤は容器の内側に保持されている。その際、フィルタ、格子、または水溶性のフィルムは、容器の開口を覆い、外側に向かって突出している縁部に固定されている。これにより、ユーザは、カプセルを飲料調製マシンに挿入するために、洗浄プロセスの前にカバーを取り外すことができる。洗浄剤は、フィルタまたは格子または水溶性のフィルムに基づき、カプセルから脱落することがないので、容器の開口が上側に配置されていない場合でも、確実な操作が保証される。なぜならば、ユーザは、洗浄剤から保護されて行動するからである。カバーを取り外すことにより、単に、洗浄剤を容器内で保持するフィルタまたは格子または水溶性のフィルムへのアクセスが提供され、次いで、液体、たとえば湯によりカプセルを十分にすすぐことが可能となる。
したがって、水が容器内へ流れ込むことによって洗浄剤が溶解することを可能にするために、フィルタまたは格子は、好ましくは水透過性である。これにより、比較的精確な調量が保証される。なぜならば、洗浄剤の溶解が所定の手順で行われるからである。
洗浄剤は、たとえば洗浄タブレットとして形成されてよい。洗浄タブレットには、溶解時に時間的に相前後して作用する、複数の種類の作用物質が含まれてよい。溶解プロセスを促進させるために、洗浄剤は、粉末状にまたは顆粒として容器内に配置されてもよい。
カプセルは、光の入射面および出射面を有する、少なくとも1つの識別手段を備えてよいので、飲料調製マシンは、洗浄剤を備えるカプセルであるのか、または飲料を製造するための抽出物を備えるカプセルであるのかを認識することができる。その際、識別手段は、容器の底部に設けられてよい。このことにより、カプセルを挿入した後に、洗浄プログラムを自動的に開始することが可能となる。
本発明による、飲料調製マシンの抽出室を洗浄する方法では、まず洗浄剤を備えるカプセルに設けられたカバーを取り外し、次いでカプセルを抽出室に接してまたは抽出室内に位置決めする。これに続いて、湯を抽出室内へ導入し、洗浄剤をカプセル内で溶解する。次いで、溶解された洗浄剤は、抽出室内で作用することができる。これに続いて、抽出室をすすぐ。これにより、洗浄剤を的確に調量することができ、抽出室を洗浄する際の操作にエラーが発生しにくい。
その際、湯の導入は、カプセル内へ注入される供給通路を通って行われるのではなく、抽出室に、特に抽出室の上面に設けられた流入口を通って行われる。したがって、水の供給は無圧で行われるので、周囲圧力よりも高い圧力による洗浄と比べて、カプセルを封止するためのシールに対する要求は、より低くなっている。
湯を導入した後の、溶解された洗浄剤の作用時間は、好ましくは少なくとも1分、特に2分〜6分である。作用時間がさらに長くなるように構成することも可能である。洗浄剤が流過するのと比べて長い作用時間により、洗浄剤の調量をわずかに保持することができる。なぜならば、溶解された洗浄剤を、連続的に進行するプロセスにおける洗浄の場合よりも、洗浄プロセスのために多くの時間保持することができるからである。その際、作用時間の間、抽出室内の、水に溶解された洗浄剤の充填レベルは、略一定であってよい。これにより、特に100ml以上の容量の抽出室の場合でも、洗浄されるべき全領域に、全面にわたって行き渡ることができる。
好ましくは、室のすすぎを、抽出室に接してまたは抽出室内に位置決めされたカプセルを用いて行う。これにより、抽出室を、洗浄剤を溶解する際に満たし、次いで洗浄することができる。その際、カプセルを穿孔せずに、湯の導入を、フィルタ、格子または少なくとも部分的に溶解されたフィルムを介して行う。カプセルは突破りによる穿孔が成されないので、穿孔における漏れの問題も生じない。カプセルは、抽出室に対向して、縁部の領域内でだけ封止されている。
この場合、洗浄剤は、時間的に相前後して溶解される、少なくとも2種類の作用物質を含んでよい。これにより、洗浄性能を改善することができる。最後のすすぎを、カプセルを取り出した後に行うことができる。
カプセルを、好ましくは、抽出室に設けられた側方の開口に位置決めする。次いで、カプセルを位置決めする前または位置決めした後に、カプセルに設けられた識別手段と協働する、光源および少なくとも1つの光検出器によって、カプセルを自動的に認識することができる。その後、カプセルを認識することにより、自動洗浄プログラムを開始することができる。
以下に、本発明を、添付の図面に関する実施態様に基づき詳説する。
本発明による、挿入されたカプセルを備える飲料調製マシンの概略図である。 カプセルを認識するための装置を備えるカプセルの概略図である。 本発明による、飲料調製マシンを洗浄するためのカプセルを、1つの方向で示す図である。 本発明による、飲料調製マシンを洗浄するためのカプセルを、別の方向で示す図である。
抽出飲料を調製するための装置1は、取出し可能な回収容器2を有する。この回収容器2は、ハウジング内に配置されている。回収容器2には、器4を置くための複数の開口を備えた載置部3が配置されている。載置部3の下方には、回収容器2を引き出すためのグリップ区分5が設けられている。
さらに、抽出飲料を調製するための装置1は、抽出室6を有する。この抽出室6は、カプセル用の投入縦穴7の隣に設けられている。
図1に示されているように、カプセル用の投入縦穴7は、抽出室6と駆動装置8との間に位置する。駆動装置8を介して、投入縦穴7に対して相対的に抽出室6を移動させることができる。このために、電動モータ80が設けられている。この電動モータ80は、伝動装置を介してスピンドル81を駆動する。このスピンドル81には、スピンドルナット82が相対回動不能に支承されている。スピンドル81の回転により、スピンドルナット82に接続された複数のアームがガイド83に沿って線状に移動させられる。アームは、反対の側で抽出室6を把持し、抽出室6を線状に動かすことができる。
さらに、抽出飲料を調製するための装置1は、新鮮な水を入れるためのタンク(図示せず)を有する。このタンクは取外し可能に形成されてよい。タンクはポンプに接続されている。このポンプによって、水が加熱装置に圧送される。この加熱装置は、抽出室6の上方で流入管路13に接続されている。
投入縦穴7内には、カプセル15が配置されている。このカプセル15は、ポット状に形成されており、1つの側に開口を備える。この開口はフィルタ31により閉鎖されている。その際、フィルタ31は縁部16に固定されている。この縁部16は非対称に形成されており、1つの側に位置決め手段を備えた突出する区分17を有する。これにより、カプセル15は所定の位置および配向で投入縦穴7内に投入される。この投入縦穴7は、カプセル15を位置決めするための複数のガイド手段を備えた相応の切欠きを有する。開口とは反対の側に、カプセル15は底部18を備える。この底部18には、カプセル15を識別するためのマークが配置されている。装置1においてカプセル15のコーディング部を読み取ることにより、制御装置を介して、抽出室6に対する湯の充填量、温度および滞留時間を調節することができる。コーディング部を介して別のパラメータを制御することも可能である。
抽出プロセスのために、カプセル15はまず、投入縦穴7内に挿入される。カプセル15は、抽出室6の側方の開口20に配置されるまで、下方に向かってスライドする。このために、抽出室6の外面には保持部19が設けられている。この保持部19は、カプセル15が下方に向かって滑落することを阻止する。図1には抽出位置が示されており、抽出室6は、カプセル15を投入した後で電動モータ80を介して、矢印で図示されているように、この抽出位置へ移動させられる。これにより、抽出室6に設けられた開口20に対して隣接したシールが、カプセル15の縁部16に対して押圧される。したがって、カプセル15と、抽出室6の内室21とは、1つのユニットを形成する。抽出室6の内室21と、カプセル15の内部とは、フィルタ31によって互いに対して分離されている。その際、抽出室6の内室21は、カプセル15の内室より何倍も大きく、たとえば4倍よりも大きいので、抽出飲料は主に抽出室6内に位置して、ごく少量しかカプセル15内に位置しない。このことは、抽出飲料の排出を簡素化する。
抽出位置において、流入管路13を介して加熱装置から抽出室6内へ湯が導入される。このために、流入管路13の端部にノズル14が設けられている。このノズル14の尖端部は、抽出室6の内室21内に突入している。抽出室6はカプセルなしでは、製造すべき抽出飲料の数に応じて、0.1〜1.0l、特に0.15〜0.7lの容量を有してよい。抽出室6は、下端部に流出部22を有する。この流出部22は、管路24を介して弁23に接続されている。カプセル15内に含まれた、飲料を抽出するための材料、特に茶葉に到達するために、弁23を閉鎖することにより、導入された湯が抽出室6内に集められ、流出部22上で増加する。カプセル15に設けられたコーディング部を読取り装置35によって事前に読み取ることにより、制御装置を介して抽出飲料の調製を個別に適合することができ、たとえば緑茶を、紅茶、フルーツティーまたは別の抽出飲料もしくは煎出飲料とは異なって調製することができる。
抽出プロセスの後で、弁23は開放されてよく、したがって、抽出飲料は抽出室6から流出部22と管路24とを介して流出管片25内へ流れる。この流出管片25から、器4内へ抽出飲料が導入される。流出管片25と器4との間には、貫通部26または開口が位置しているので、高温の飲料は邪魔されずに器4内へ流れ込むことができる。抽出飲料を調製した後で、弁23を再び閉鎖することができる。
飲料排出後に、駆動装置8を介してカプセル15から離れるように抽出室6を移動させることができるので、カプセル15は、抽出室6に設けられた側方の開口20に対して隣接した保持位置から取り外され、下方に向かって落ちる。その際、カプセル15は、回収容器2内の、捕集トレイ28の上方に配置された網29または格子上に落ちる。抽出室6を移動させることにより、同時に管路24および流出管片25も移動させられる。この流出管片25は、この場合もはや貫通部26の上方に配置されているのではなく、ガイド要素27の上方に配置される。この場合、湯が加熱装置からノズル14を介して抽出室6内へ注入されることにより、抽出室6およびティーで濡れた全ての別の管路をすすぐことができるので、湯は抽出プロセスの残り滓を取り除くことができる。その際、湯の一部は、開口20を通じて回収容器2内へ直接導入されることができ、その他の湯は、流出部22と管路24とを介して流出管片25内へ導入される。流出管片25から、すすぎ水はガイド要素27上へ到達する。このガイド要素27は、傾斜した底部として、器4の上方に形成されている。ガイド要素27を介して、すすぎ水は回収容器2の捕集トレイ28内へ到達する。ガイド要素27は、傾斜した底部の代わりに通路または溝として形成されてもよい。
図2には、カプセル15が概略的に図示されている。このカプセル15は、読取り装置35に接して配置されている。カプセル15は、側壁11に上側の縁部16を備える。この縁部16には、カプセル開口12が設けられている。カプセル開口12の上面は、フィルタ31により閉鎖されているので、抽出可能な物質がカプセル15から出ることはできない。ポット状のカプセル15の場合、「上側に」および「下側に」との表現は、図2の説明に応じて用いられる。この場合、使用状態ではもちろん、あらゆる回転位置でカプセル15を使用することができる。
カプセル開口12とは反対の側では、底部18に読取り装置35が設けられている。読取り装置35は、底部18の中心に配置された光源40を有する。光源40から底部18の中心において入射面41に光が入射される。この光は、光導体45内で分配される。このために、中心に配置された第1の光偏向装置42が設けられている。この第1の光偏向装置42によって、底部18の平面に対して略垂直に当射する入射光線は、略直角に偏向され、光導体45を通じて導かれる。第1の光偏向装置42から離間して、複数の第2の光偏向装置43が設けられている。これらの第2の光偏向装置43は、光が第1の光偏向装置42により偏向され、底部18に設けられた出力結合面44へ導かれるように作用する。
出力結合面44は、パネル47に設けられた開口46または窓に対向して配置されている。開口46を通じて、光は読取り装置35の光検出器36に到達する。その際、光検出器36はディスク38の背後に保護されて配置されている。
底部18には、複数の出力結合面44、好ましくは2つ〜8つの出力結合面44、特に4つの出力結合面44が設けられているので、それぞれの出力結合面44に対して1つの光検出器36が、読取り装置35に設けられている。その際、光検出器36は、支持体37に保持されており、装置1の制御装置に接続されている。
もちろん、1つの光源40の代わりに、出力結合面44に対して隣接して配置された4つの光源を設けることも可能である。この場合、複数の出力結合面44は光の複数の入射面になり、中心に配置された入射面41は1つの出力結合面になる。したがって、単一の光検出器36を、この場合出力結合面になる中央の入射面41に対して隣接して配置すればよい。光の放射方向は、この実施態様では逆向きになる。その際、光の入射を時間的に相前後して行うことができるので、個々の光導体45の読取りを別個に行うこともできる。
光が光源40を介して底部18内へ入射されると、所定のカプセル種を認識することができる。この種類のカプセルは、複数の出力結合面44において、選択的に光透過性に形成されているので、反射光が光検出器36で検出されるか、または出力結合面44は、低下された光透過性を有する。このために、出力結合面44に、光透過性を低下するために、カバー48、ラベル、コーティングまたは別の手段を設けることができる。このために、表面を機械的に、熱的にまたは化学的に変化させることもできるので、隣接して配置された光検出器36は反射光を受光しない。
光透過性を低下させるために、たとえば1つまたは複数の切込みによって、光導体45に相応の手段を備えることも可能である。光導体45に設けられたこの手段も、カプセル15のコード化のために使用することができる。
したがって、読取り装置35を介して特定のカプセル種を認識するので、抽出プロセスのために、抽出室6内へ導入されるべき水の温度および/または抽出時間もしくは別のパラメータ、たとえば洗浄剤の作用時間などを制御することができる。たとえば、有効な洗浄プロセスのためには、湯が導入された後の作用時間を、少なくとも1分、好ましくは2分〜6分の間で選択することが有意義であり得る。この場合、作用時間の間、溶解された洗浄剤の液面は、抽出室6内で一定に保持される。
図3Aおよび図3Bには、カプセル50が図示されている。このカプセル50は、洗浄カプセルとして形成されており、カプセル15と同様に図1の飲料調製マシンの投入縦穴7内へ挿入可能である。カプセル50は、ポット状の容器51を備える。この容器51の上面は、取外し自在なカバー52によって閉鎖されている。その際、カバー52は容器51の、外側に向かって突出している縁部53に固定されており、特に封止されている。カバー52は、空気不透過性かつ水不透過性のフィルムとして、たとえばプラスチックまたはアルミニウムから形成されてよい。カバー52は、任意に、水溶性のフィルムとして形成されてもよい。
カバー52の下方には、フィルタ54、格子または少なくとも部分的に水溶性のフィルムが設けられている。このフィルタ54、格子または水溶性のフィルムは、同じく容器51の開口を覆う。フィルタ54は、外側に向かって突出している縁部53に固定されており、仮にカバー52が取り外されたとしても、洗浄剤56がカプセル50の内室にとどまるように働く。その際、フィルタ54は空気透過性かつ水透過性に形成されており、したがって容器51の内室へのアクセスを可能にする。
さらに、容器51は複数の面取り部55を有する。これらの面取り部55は、投入縦穴7内の事前に規定された位置にカプセル50を投入できるようにするのに役立つ。カプセル50を投入縦穴7に位置決めするための別のガイド手段も設けられてよい。
カプセル50の底部には、図2に概略的に図示された入射面41および出力結合面44が設けられており、これらの入射面41および出力結合面44は、入射する光線が2つの光偏向装置42,43を介して出力結合面44に導かれるように、両光偏向装置42,43を介して互いに結合されているので、出力結合面44において、読取り装置35の光検出器36によって、出射光を検出することができる。出力結合面44にそれぞれ1つの光源40を設け、この光源40によって光偏向装置42,43を介して中央の入射面41に光を導くことができ、したがって、入射面41に対して隣接して読取り装置35の光検出器36を設けることも可能である。入射面41および出力結合面44ならびに光偏向装置42,43は、識別手段を形成し、したがって装置1は、どの種のカプセルが抽出室6に接して位置しているかを認識する。
洗浄カプセルとしてのカプセル50が、図1の装置1の投入縦穴7内で抽出室6に対して隣接して位置決めされている場合、洗浄プロセスのためにまず抽出室6内へ湯が導入され、次いで湯は開いたフィルタ54を通って容器51内へ流れる。これにより洗浄剤56が溶解し、洗浄プロセスのために提供される。
洗浄剤56はタブレット状に形成されてよく、1つまたは複数の種類の作用物質を含む。この作用物質は、同時にまたは時間的に相前後して溶解される。好ましくは、食器洗い機用タブレットで公知のように相前後して溶解される、様々な種類の作用物質が設けられている。この場合、抽出室6の洗浄を、1回または複数回抽出室6内へ湯が導入され得る様々な洗浄ステップで行うことができる。導入された水は、それぞれ異なる温度を有してよい。洗浄プロセス後に抽出室6をすすぎ、カプセル50は抽出室6に接してとどまり、このカプセル50も同じく十分にすすぐ。洗浄プロセスのための液量、温度および時間を制御する自動洗浄プログラムに従って、この洗浄を進行させることができる。その際、たとえば洗浄および付加的にカルキ抜きを有する、シングルステップまたはマルチステップで洗浄プロセスを行うことができる。次いで、洗浄プロセス後にカプセル50を取り外し、最終的に行われる最後のすすぎが実行され、別の飲料を調製するために装置1を使用することができる。
図示された実施態様では、ポット状の容器51に洗浄剤56が含まれている。洗浄剤56を容器51の部分領域内だけに設けることも可能であり、この場合、領域は1つまたは複数の分離壁を介して分割されてよい。
1 装置
2 回収容器
3 載置部
4 器
5 グリップ区分
6 抽出室
7 投入縦穴
8 駆動装置
11 側壁
12 カプセル開口
13 流入管路
14 ノズル
15 カプセル
16 縁部
17 区分
18 底部
19 保持部
20 開口
21 内室
22 流出部
23 弁
24 管路
25 流出管片
26 貫通部
27 ガイド要素
28 捕集トレイ
29 網
31 フィルタ
35 読取り装置
36 光検出器
37 支持体
38 ディスク
40 光源
41 入射面
42 光偏向装置
43 光偏向装置
44 出力結合面
45 光導体
46 開口
47 パネル
48 カバー
50 カプセル
51 容器
52 カバー
53 縁部
54 フィルタ
55 面取り部
56 洗浄剤
80 電動モータ
81 スピンドル
82 スピンドルナット
83 ガイド

Claims (11)

  1. 飲料調製マシンを洗浄するためのカプセル(50)であって、
    外側に向かって突出している縁部(53)を有する、ポット状の容器(51)を備え、
    該容器(51)の上面は、取外し自在なカバー(52)によって閉鎖されており、前記容器(51)は、少なくとも1つの洗浄剤(56)を収容している、飲料調製マシンを洗浄するためのカプセル(50)において、
    前記容器(51)には、前記カバー(52)の下方に、フィルタ(54)、格子または水溶性のフィルムが設けられており、該フィルタ(54)、該格子または該水溶性のフィルムは、前記容器(51)の開口を覆い、外側に向かって突出している前記縁部(53)に固定されており、前記フィルタ(54)または前記格子によって、前記洗浄剤(56)は、前記容器(51)の内側に保持されており、
    当該カプセル(50)は、光の入射面(41)および出射面(44)を有する少なくとも1つの識別手段を備えており、前記識別手段は、前記容器(51)の底部に設けられていることを特徴とする、飲料調製マシンを洗浄するためのカプセル(50)。
  2. 水が前記容器(51)内へ流れ込むことによって、前記洗浄剤(56)が溶解することを可能にするために、水透過性のフィルタ(54)または格子が設けられている、請求項1記載のカプセル。
  3. 前記洗浄剤(56)は、洗浄タブレット、洗浄顆粒または粉末として形成されている、請求項1または2記載のカプセル。
  4. 前記洗浄タブレットは、溶解時に時間的に相前後して作用する、少なくとも2種類の作用物質を含む、請求項3記載のカプセル。
  5. 飲料調製マシンの抽出室(6)を洗浄する方法であって、
    洗浄剤(56)を備えるカプセル(50)に設けられたカバー(52)を取り外すステップであって、該カバー(52)の下方にフィルタ(54)、格子または水溶性のフィルムが設けられている、ステップと、
    前記カプセル(50)を前記抽出室(6)に接してまたは該抽出室(6)内に位置決めするステップと、
    湯を前記抽出室(6)および前記カプセル(50)内へ略無圧で導入し、洗浄剤(56)を溶解するステップと、
    前記カプセル(50)および前記抽出室(6)の内側において流動させかつ対流させることにより、洗浄溶液を分配するステップと、
    溶解された前記洗浄剤(56)を前記抽出室(6)内に作用させるステップと、
    前記抽出室(6)をすすぐステップと、
    を有し、
    前記カプセル(50)は、光の入射面(41)および出射面(44)を有する少なくとも1つの識別手段を備えており、前記識別手段は、前記容器(51)の底部に設けられており、
    前記カプセル(50)を前記抽出室(6)に接して位置決めする前または位置決めした後に、前記カプセル(50)に設けられた識別手段(41,44)と協働する、少なくとも1つの光源(40)および少なくとも1つの光検出器(36)によって、前記カプセル(50)を自動的に認識する、飲料調製マシンの抽出室(6)を洗浄する方法。
  6. 湯を導入した後の、溶解された前記洗浄剤(56)の作用時間は、少なくとも1分、好ましくは2分〜6分である、請求項記載の方法。
  7. 作用時間の間、前記抽出室(6)内の、水に溶解された前記洗浄剤(56)の充填レベルは略一定である、請求項記載の方法。
  8. 前記抽出室(6)のすすぎを、該抽出室(6)に接してまたは該抽出室(6)内に位置決めされた前記カプセル(50)を用いて行う、請求項からまでのいずれか1項記載の方法。
  9. 前記カプセル(50)を、前記抽出室(6)の側方の開口(20)に位置決めする、請求項からまでのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記カプセル(50)を穿孔せずに、前記フィルタ(54)、前記格子または少なくとも部分的に溶解された前記フィルムを介して湯の導入を行う、請求項からまでのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記洗浄剤(56)は、時間的に相前後して溶解される、少なくとも2種類の作用物質を含む、請求項から1までのいずれか1項記載の方法。
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