JP6944848B2 - 発信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置情報を発信する技術に関する。
従来、事故や不測の事態が発生したときに、対象物の位置を示す位置情報を発信する技術が知られている。例えば特許文献1には、衝撃検知センサーから所定のしきい値を上回るような検知信号が出力された場合には、位置情報を送信する技術が記載されている。
特開平8−287386号公報
上空から不審物の監視を行うために、気球や飛行船等の飛行体が用いられる場合がある。この飛行体は、通常は係留索により係留されているが、係留索が切断されたり、外れたりすると、風に飛ばされて、行方不明になってしまう可能性がある。しかし、飛行体は、地面にゆっくりと着地したり、木に引っ掛かったりするような場合がある。衝撃検知センサーとして例えば加速度センサーを用いる場合、飛行中は風を受けて振動する場合があるため、このように飛行体がゆっくりと着地した場合などは、飛行体が着地した際に飛行体に対して飛行中と比較して強い衝撃が加えられない場合がある。この場合、上述した特許文献1に記載の技術では、閾値の設定によっては飛行体が着地したことを正確に判定することができず、その結果、位置情報が発信されず、飛行体が着地した場所を特定することができない可能性がある。
本発明は、飛行体が緩やかに着地した場合でも、飛行体が着地した場所を特定できるようにすることを目的とする。
本発明は、飛行体に搭載され、前記飛行体の位置を示す位置情報を発信する発信部と、前記飛行体の高度を計測する高度計と、前記高度計により計測された前記高度の変化量に基づいて、前記発信部から前記位置情報が発信されるタイミングを制御する発信制御手段とを備える発信装置を提供する。
前記発信装置は、前記飛行体の加速度を計測する加速度計をさらに備え、前記発信制御手段は、前記加速度計により計測された前記加速度が所定の加速度以下であり、且つ、前記高度計により計測された前記高度の変化量が所定量以下であるという条件を用いて、前記タイミングを制御してもよい。
前記発信制御手段は、前記条件を満たす状態になると、前記発信部に前記位置情報を発信させてもよい。
前記発信制御手段は、前記条件を満たす第1期間においては、第1時間間隔で前記発信部に前記位置情報を発信させ、前記条件を満たさない第2期間においては、前記第1時間間隔より長い第2時間間隔で前記発信部に前記位置情報を発信させてもよい。
前記発信装置は、前記飛行体が係留されているか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記発信制御手段は、前記高度の変化量及び前記判定手段により前記飛行体が係留されているか否かに応じて、前記発信部から前記位置情報が発信されるタイミングを制御してもよい。
前記発信制御手段は、加速度計により計測された前記飛行体の加速度に基づいて所定の大きさ以上の衝撃が加えられたと判定した場合に、前記発信部に前記位置情報を発信させてもよい。
本発明によれば、飛行体が緩やかに着地した場合でも、飛行体が着地した場所を特定することができる。
実施形態に係る監視システム1の構成の一例を示す図である。 発信装置13のハードウェア構成の一例を示す図である。 発信装置13の機能構成の一例を示す図である。 位置情報の発信タイミングの一例を示す図である。 位置情報の発信タイミングの他の例を示す図である。 位置情報の発信タイミングの他の例を示す図である。 位置情報の発信タイミングの他の例を示す図である。
構成
図1は、本実施形態に係る監視システム1の構成の一例を示す図である。監視システム1は、例えば屋外で行われるイベントにおける不審物の監視に用いられる。この不審物には、物だけでなく人も含まれる。
監視システム1は、飛行体10と、地上設備20と、監視装置30とを備える。飛行体10と地上設備20とは、係留索2、電源線3、及び通信線4を介して接続される。係留索2は、飛行体10の係留に用いられる。係留索2は、例えば軽量で強い繊維により形成される。電源線3及び通信線4は、例えば係留索2に取り付けられる。なお、係留索2、電源線3、及び通信線4の数は、単数であってもよいし、複数であってもよい。また、地上設備20と監視装置30とは、通信線5を介して接続される。通信線5は、例えばインターネットである。なお、地上設備20と通信線5との間、及び、監視装置30と通信線5との間に、それぞれ、ルータ等の中継装置が設けられてもよい。
飛行体10は、係留索2が接続され、係留索2により地上に係留された状態で空中を飛行する。飛行体10は、例えば気球である。気球は、例えば扁平型乃至球体に近い形状を有し、ヘリウムガスを用いて空中に上昇し浮遊する。気球は、ヘリウムガスを抜けにくくするために、二重膜構造を有してもよい。また、気球は、空中姿勢を安定させるために、気球下部の風を受ける幕状のスカート10aを有してもよい。気球の飛行高度は、例えば最大60mである。飛行体10には、撮像部11と、支持部12と、発信装置13とが搭載される。
撮像部11は、時系列に沿って複数の画像を撮影する。撮像部11は、例えばデジタルビデオカメラであり、光学系を用いて撮像素子上に像を結ばせることにより、動画を撮影する。撮像部11には、電源線3及び通信線4が接続される。撮像部11は、支持部12により回転可能に支持される。
支持部12は、撮像部11を回転させる台座である。支持部12は、例えばジンバル機構により、軸を中心に撮像部11を水平方向及び垂直方向に回転させる。支持部12には、電源線3及び通信線4が接続される。
図2は、発信装置13のハードウェア構成の一例を示す図である。発信装置13は、飛行体10の位置を示す位置情報を発信する。発信装置13は、プロセッサー131と、メモリー132と、発信部133と、加速度計134と、高度計135と、電源部136とを備える。これらの装置は、バス137を介して接続される。
プロセッサー131は、プログラムをメモリー132に読み出して実行することにより、各種の処理を実行する。プロセッサー131としては、例えばCPU(Central Processing Unit)が用いられてもよい。メモリー132は、プロセッサー131により実行されるプログラムを記憶する。メモリー132としては、例えばROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)が用いられてもよい。
発信部133は、飛行体10の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を発信する。発信部133は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機を有し、複数の衛星から受信したGPS信号に基づいて飛行体10の三次元の位置を測定する。加速度計134は、飛行体10の加速度を計測する。加速度計134は、例えば3軸加速度センサーであり、3軸方向の加速度を計測してもよい。高度計135は、飛行体10の高度を計測する。高度計135は、例えばGPS信号に基づいて高度を計測してもよい。或いは、高度計135は、気圧計により、気圧の変化に応じて高度を計測してもよい。
電源部136は、発信装置13の各部に電力を供給する。電源部136は、例えば電池であり、電力を発生して発信装置13の各部に供給する。
図1に戻り、地上設備20は、固定台21と、巻取装置22と、電源装置23と、環境センサー24と、端末装置25とを備える。電源装置23、環境センサー24、及び端末装置25は、テントやワゴン等の屋内に設置されてもよい。
固定台21は、飛行していない状態の飛行体10を固定するための台座である。図1に示す例では、係留索2は、固定台21に対応する位置で固定される。この場合、この位置が飛行体10の係留位置となる。
巻取装置22は、係留索2の繰り出し及び巻き取りを行う。巻取装置22は、例えば電動ウィンチであり、原動機によりドラムを回転させることにより、係留索2の繰り出し及び巻き取りを行う。例えば飛行体10が空中に上昇する場合、巻取装置22は、係留索2を繰り出す。飛行体10が空中で浮遊している間、巻取装置22は、係留索2を繰り出し又は巻き取ることにより、係留索2の張力を制御する。飛行体10が地上に下降する場合、巻取装置22は、係留索2を巻き取る。
電源装置23は、飛行体10及び地上設備20の各部に電力を供給する。電源装置23は、電源線3を介して、撮像部11、支持部12、発信装置13、巻取装置22、環境センサー24、及び端末装置25に接続される。なお、図1では、図面が煩雑になるのを防ぐため、これらの装置と電源装置23とを接続する電源線3の一部の図示を省略している。電源装置23は、例えば発電機、UPS(Uninterruptible Power Supply)、及び変圧器を有し、電源線3を介して、発電機により発電された電力をこれらの装置に供給する。このとき、電源装置23は、変換器により、電力の供給先に応じた電圧に変換してから電力を供給してもよい。
環境センサー24は、飛行体10の飛行の可否の判断に用いられる環境情報を検出する。環境センサー24は、例えば風速計と雷センサーとを備える。風速計は、風速を測定する。雷センサーは、雷を検知する。
端末装置25は、撮像部11により撮影された画像を監視装置30に転送する機能を有する。また、端末装置25は、撮像部11により撮影された画像を出力して、監視員が画像を閲覧できるようにしてもよい。端末装置25は、パーソナルコンピューターやタブレット端末等の電子機器である。端末装置25は、発信装置13と同様に、プロセッサーとメモリーとを備える。加えて、端末装置25は、通信インタフェースと、ストレージと、入力装置と、表示装置とを備える。
通信インタフェースは、通信線4を介して撮像部11、支持部12、及び環境センサー24に接続され、これらの装置とデータ通信を行う。なお、図1では、これらの装置と端末装置25とを接続する通信線4の一部の図示を省略している。また、通信インタフェースは、通信線5を介して監視装置30に接続され、監視装置30とデータ通信を行う。ストレージは、各種のデータ及びプログラムを記憶する。ストレージとしては、例えばハードディスク又はフラッシュメモリーが用いられてもよい。入力装置は、各種の情報の入力に用いられる。入力装置は、例えばキーボード、マウス、物理ボタン、タッチパネルを構成するタッチセンサー、又はこれらの組み合わせが用いられてもよい。表示装置は、各種の情報を表示する。表示装置としては、例えば液晶ディスプレイが用いられてもよい。
監視装置30は、端末装置25から転送された画像を出力する。監視装置30は、サーバー装置であってもよいし、パーソナルコンピューターやタブレット端末等の電子機器であってもよい。監視装置30は、端末装置25と同様の構成を備える。監視装置30は、例えば不審物の監視を行うための施設である監視センター内に設けられ、監視員により用いられてもよい。監視員は、監視装置30から出力された画像を閲覧することにより、不審物の監視を行う。
図3は、発信装置13の機能構成の一例を示す図である。発信装置13は、発信制御手段101と、判定手段102、衝撃検出手段103として機能する。この例では、これらの機能は、メモリー132に記憶されたプログラムと、このプログラムを実行するプロセッサー131との協働により実現される。
発信制御手段101は、飛行体10の高度の変化量に基づいて、発信部133から位置情報が発信されるタイミングを制御する。ここでは、係留された飛行体10の係留索2が外れて自由飛行する状態を想定している。自由飛行する飛行体10は風等の影響により上昇する場合もあるが、だんだんと下降していずれ着地するか何かに引っかかって停止する。飛行体10は高度の変化量が所定量より大きい場合には、飛行体10がまだ飛行していると判定できる。一方、飛行体10の高度の変化量が所定量以下の場合には、飛行体10が着地や木に引っかかる等して停止していると判定することができる。
この高度の変化量は、例えば高度計135により計測された飛行体10の高度の変化量により示される。また飛行体10の浮力が十分残っている場合や、上述のように風等の影響を受けて高度の変化量が少ない場合もあるため、高度の変化量に加えて、加速度計134により計測された加速度に基づいて飛行体10の停止状態を判定することがのぞましい。例えば飛行体10の高度の変化量が所定量以下であり、且つ、飛行体10の加速度が所定の加速度以下である場合に、飛行体10が停止していると判定し、位置情報が発信されるよう制御する。この所定の加速度は、例えば飛行体10が着地して停止していると見なせるような加速度である。この所定量は、例えば飛行体10が着地して停止していると見なせるような高度の変化量である。
また、発信制御手段101は、飛行体10の高度の変化量(及び加速度)に基づいて、発信部133から位置情報が発信される時間間隔を切り替えてもよい。例えば位置情報が発信される時間間隔は、第1時間間隔と、第1時間間隔より長い第2時間間隔との間で切り替えられてもよい。
判定手段102は、飛行体10が係留されているか否かを判定する。例えば判定手段102は、係留索2の張力に応じて、飛行体10が係留されているか否かを判定してもよい。この場合、発信装置13には、係留索2の張力を計測する装置が設けられる。この装置により計測された係留索2の張力が所定値以下になった場合には、飛行体10が係留されていないと判定されてもよい。この所定値は、例えば飛行体10が係留索2により係留されていないと見なせるような張力の大きさを示す値である。或いは、発信装置13は、電源線3や通信線4の状態を監視し、電源断や通信断により係留状態を判定するようにしてもよい。
他の例において、判定手段102は、発信部133により測定された飛行体10の位置が所定範囲から外れた場合には、飛行体10が係留されていないと判定してもよい。この所定範囲は、例えば係留索2により係留された飛行体10が移動可能な範囲である。他の例において、判定手段102は、巻取装置22により繰り出された係留索2の長さと、飛行体10の位置と飛行体10の係留位置とを結んだ直線の長さとの差が所定の長さ以上の場合には、飛行体10が係留されていないと判定されてもよい。この場合、巻取装置22には、係留索2の繰り出し長を計測する装置が設けられてもよい。
衝撃検出手段103は、飛行体10に加えられた衝撃を検出する。例えば衝撃検出手段103は、加速度計134により計測された飛行体10の加速度に基づいて、飛行体10に加えられた所定の大きさ以上の衝撃を検出してもよい。
動作
通常、飛行体10は係留索2により係留されている。しかし、係留索2が切断されたり、外れたりすることにより、飛行体10が係留されなくなり、風に飛ばされる場合がある。この場合、飛行体10を探索するために、飛行体10が着地した場所を特定する必要がある。
図4は、位置情報の発信タイミングの一例を示す図である。例えば、発信制御手段101は、飛行体10の加速度が所定の加速度以下であり、且つ、飛行体10の高度の変化量が所定量以下であるという所定の条件を満たす状態になると、第1時間間隔で発信部133に位置情報を発信させてもよい。この場合、発信部133は、発信制御手段101の制御の下、第1時間間隔で飛行体10の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を発信する。
ここでは、時刻t1において飛行体10が係留されていない状態になり、時刻t2において飛行体10が着地した場合を想定する。この場合、時刻t1より前の期間TAにおいては、飛行体10は係留された状態で空中を飛行する。時刻t1において飛行体10が係留されていない状態になると、時刻t1から時刻t2までの期間TBにおいて、飛行体10は係留されていない状態で空中を飛行し、その後、徐々に降下していく。時刻t2において飛行体10が着地すると、時刻t2から後の期間TCにおいて、飛行体10は着地した場所で停止する。なお、飛行体10が着地する場所は、地面であってもよいし、建物や木等の物体上であってもよい。
この例では、期間TA及びTBにおいては、風等を飛行体10が受けて加速度計134により計測された飛行体10の加速度が所定の加速度より大きく、高度計135により計測された飛行体10の高度の変化量は所定量より大きい。この場合、所定の条件を満たさないため、発信部133から位置情報が発信されない。時刻t2において、飛行体10が着地して停止すると、加速度計134により計測された飛行体10の加速度が所定の加速度以下の0になり、高度計135により計測された飛行体10の高度の変化量が所定量以下の0になる。この場合、所定の条件を満たす状態になるため、時刻t2において、発信部133により第1時間間隔で飛行体10の位置の測定及び位置情報の発信が開始される。この位置情報の発信は、時刻t2より後の期間TCにおいて、例えば電源部136による電力供給がなくなるまで継続される。
図5は、位置情報の発信タイミングの他の例を示す図である。例えば発信制御手段101は、飛行体10の加速度が所定の加速度以下であり、且つ、飛行体10の高度の変化量が所定量以下であるという所定の条件を満たさない期間においては、第2時間間隔で発信部133に位置情報を発信させる一方、所定の条件を満たす期間においては、第2時間間隔より短い第1時間間隔で発信部133に位置情報を発信させてもよい。この場合、発信部133は、発信制御手段101の制御の下、第1時間間隔又は第2時間間隔で飛行体10の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を発信する。
この例では、期間TA及びTBにおいては、上述したように所定の条件を満たさないため、発信部133により第2時間間隔で飛行体10の位置の測定及び位置情報の発信が行われる。時刻t2において、上述したように所定の条件を満たす状態になるため、発信部133により位置の測定及び位置情報の発信が行われる時間間隔が、第2時間間隔から第1時間間隔に切り替えられる。これにより、時刻t2より後の期間TCにおいては、発信部133により第1時間間隔で飛行体10の位置の測定及び位置情報の発信が行われる。この位置情報の発信は、期間TCにおいて、例えば電源部136による電力供給がなくなるまで継続される。
図6は、位置情報の発信タイミングの他の例を示す図である。飛行体10が係留されている状態では、まれに完全な無風状態の場合がある。この場合、飛行体10の高度の変化量はほぼ0となり、加速度もほぼ0となる可能性がある。そのため飛行体10が係留されているか否かを加味して位置情報を発信するタイミングを制御してもよい。例えば発信制御手段101は、判定手段102により飛行体10が係留されていると判定された場合には、上述した所定の条件を満たすときにも、発信部133に位置情報を発信させない。一方、発信制御手段101は、判定手段102により飛行体10が係留されていないと判定されると、第2時間間隔で発信部133に位置情報を発信させ、さらに所定の条件を満たす状態になると、第1時間間隔で発信部133に位置情報を発信させてもよい。この場合、発信部133は、発信制御手段101の制御の下、第1時間間隔又は第2時間間隔で飛行体10の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を発信する。
この例では、時刻t1より前の期間TAにおいては、判定手段102により飛行体10が係留されていると判定されるため、上述した所定の条件を満たす場合であっても、発信部133から位置情報が発信されない。時刻t1において、判定手段102により飛行体10が係留されていないと判定されるため、発信部133により第2時間間隔で飛行体10の位置の測定及び位置情報の発信が開始される。そして、時刻t1から時刻t2までの期間TBにおいて、第2時間間隔での位置の測定及び位置情報の発信が継続される。時刻t2において、判定手段102により飛行体10が係留されていないと判定され、且つ、上述したように所定の条件を満たす状態になるため、発信部133により位置の測定及び位置情報の発信が行われる時間間隔が、第2時間間隔から第1時間間隔に切り替えられる。これにより、時刻t2より後の時間TCにおいては、発信部133により第1時間間隔で位置の測定及び位置情報の発信が行われる。この位置情報の発信は、期間TCにおいて、例えば電源部136による電力供給がなくなるまで継続される。
図7は、位置情報の発信タイミングの他の例を示す図である。例えば発信制御手段101は、衝撃検出手段103により衝撃が検出された場合にも、第1時間間隔で発信部133に位置情報の発信を開始させてもよい。この場合、発信部133は、発信制御手段101の制御の下、第1時間間隔で飛行体10の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を発信する。
ここでは、時刻t3において飛行体10が建物や木等の物体に衝突した場合を想定する。この場合、時刻t3において、衝撃検出手段103により衝撃が検出される。なお、この時刻t3は、上述した時刻t2より前であってもよいし、時刻t2より後であってもよい。この例では、時刻t3において、発信部133により第1時間間隔で位置の測定及び位置情報の発信が開始される。この位置情報の発信は、時刻t3より後の期間TDにおいて、例えば電源部136による電力供給がなくなるまで継続される。
発信部133から発信された位置情報は、図示せぬ受信機により受信され出力される。この受信機は、地上設備20に設けられてもよいし、監視センターに設けられてもよい。監視員は、受信機から出力された位置情報を閲覧することにより、飛行体10が着地した場所を特定することができる。
上述した実施形態によれば、飛行体10の加速度及び高度を用いた所定の条件を満たす場合に、飛行体10の位置情報が発信されるため、飛行体10が緩やかに着地した場合でも飛行体10が着地した場所を特定することができる。また、上述した実施形態では、所定の条件を満たさない場合には、位置情報が発信されないか、所定の条件を満たす場合よりも長い時間間隔で位置情報が発信される。そのため、位置情報を常に同じ時間間隔で発信する場合に比べて、位置情報が発信される期間が長くなり、飛行体10が発見される可能性が高くなる。
変形例
本発明は上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態に対し、種々の変形がなされてもよい。例えば、上述した図4〜図7に示す例のうち少なくとも2つが組み合わせて実施されてもよい。また、以下の変形例が組み合わせて実施されてもよい。
上述した実施形態においては、飛行体10の停止状態を計測する計測装置として、加速度計134及び高度計135が用いられていた。しかし、飛行体10の高度の変化量は、加速度計134として3軸以上の加速度センサーを用いることで鉛直方向の成分から計測されてもよい。この場合、所定の条件は、飛行体10に備えた加速度センサーの各軸方向の成分が所定の加速度以下という条件であってもよい。また、飛行体10の加速度に代えて、飛行体10の速度が用いられてもよい。この場合、発信装置13には、飛行体10の速度を計測する速度計が設けられる。
上述した実施形態において、所定の条件には、必ずしも加速度に関する条件と高度の変化量に関する条件とが両方とも含まれなくてもよい。所定の条件には、これらの条件の一方のみが含まれてもよい。例えば所定の条件は、飛行体10の高度の変化量が所定量以下であるという条件のみであってもよい。或いは、所定の条件は、飛行体10の加速度が所定の加速度以下であるという条件のみであってもよい。
上述した実施形態において、図5に示す期間TA〜TCにて、徐々に位置情報が発信される時間間隔が短くなってもよい。また、衝撃検出手段103により衝撃が検出された場合と所定の条件を満たす状態になった場合との間で、位置情報が発信される時間間隔が異なっていてもよい。例えば、衝撃が検出された場合には、第2時間間隔で位置情報が発信され、所定の条件を満たす状態になった場合には、第1時間間隔で位置情報が発信されてもよい。
上述した実施形態において、衝撃検出手段103は、衝撃を検出する衝撃センサーにより実現されてもよい。
上述した実施形態において、飛行体10は気球に限定されない。飛行体10は、飛行船であってもよい。
監視システム1の機能を実装する対象は、上述した実施形態で説明した例に限定されない。例えば発信装置13の機能の少なくとも一部が、端末装置25に実装されてもよい。
発信装置13において行われる処理のタイミングは、上述した実施形態で説明した例に限定されない。この処理のタイミングは、矛盾のない限り、入れ替えられてもよい。また、本発明は、発信装置13において行われる処理のステップを備える送信方法として提供されてもよい。
本発明は、発信装置13、端末装置25、又は監視装置30において実行されるプログラムとして提供されてもよい。このプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリーなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1:監視システム、2:係留索、10:飛行体、13:発信装置、101:発信制御手段、102:判定手段、103:衝撃検出手段、133:発信部、134:加速度計、135:高度計

Claims (6)

  1. 飛行体に搭載され、前記飛行体の位置を示す位置情報を発信する発信部と、
    前記飛行体の高度を計測する高度計と、
    前記高度計により計測された前記高度の変化量が所定量以下であるという条件に基づいて、前記発信部から前記位置情報が発信されるタイミングを制御する発信制御手段と
    を備える発信装置。
  2. 前記飛行体の加速度を計測する加速度計をさらに備え、
    前記発信制御手段は、前記加速度計により計測された前記加速度が所定の加速度以下であり、且つ、前記高度計により計測された前記高度の変化量が所定量以下であるという条件を用いて、前記タイミングを制御する
    請求項1に記載の発信装置。
  3. 前記発信制御手段は、前記条件を満たす状態になると、前記発信部に前記位置情報を発信させる
    請求項1または2に記載の発信装置。
  4. 前記発信制御手段は、前記条件を満たす第1期間においては、第1時間間隔で前記発信部に前記位置情報を発信させ、前記条件を満たさない第2期間においては、前記第1時間間隔より長い第2時間間隔で前記発信部に前記位置情報を発信させる
    請求項1または2に記載の発信装置。
  5. 飛行体に搭載され、前記飛行体の位置を示す位置情報を発信する発信部と、
    前記飛行体の高度を計測する高度計と、
    前記高度計により計測された前記高度の変化量に基づいて、前記発信部から前記位置情報が発信されるタイミングを制御する発信制御手段と、
    前記飛行体が係留されているか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記発信制御手段は、前記高度の変化量及び前記判定手段により前記飛行体が係留されていると判定されたか否かに応じて、前記発信部から前記位置情報が発信されるタイミングを制御する発信装置。
  6. 前記発信制御手段は、加速度計により計測された前記飛行体の加速度に基づいて所定の大きさ以上の衝撃が加えられたと判定した場合に、前記発信部に前記位置情報を発信させる
    請求項1から5のいずれか1項に記載の発信装置。
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