JP6944671B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯機に関する。
従来、洗濯物が収容され、洗い、すすぎおよび脱水が行われる洗濯脱水槽が球状に形成された洗濯機が知られている。かかる洗濯機の一つとして、貯水可能な外槽内に配置され、垂直な支持体回転軸を中心に回転自在な支持体と、支持体によって水平な洗濯槽回転軸を中心に回転自在に支持された球状の洗濯槽とを備え、洗濯槽が水平方向と垂直方向の双方に回転できるようにした洗濯機が、たとえば、特許文献1に開示されている。
再表2010−055674号公報
特許文献1の洗濯機は、洗濯槽の水平回転や垂直回転によって洗濯槽内の洗濯物を動かそうとするものであり、かかる洗濯機では、洗濯槽内の洗濯物同士が異なる動きをしにくく、洗濯物に作用する機械力が良好に得られにくい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、洗濯物に作用する機械力が良好に得られ、洗浄性能が向上し得る洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る洗濯機は、筐体内に配置され、貯水可能な外槽と、前記外槽内に、水平方向に沿うまたは水平方向から傾いた横回転軸を中心に回転可能に配置され、洗濯物が収容される球状の内槽と、前記外槽の外側に配置され、前記内槽を回転させる内槽モータと、前記内槽内において前記内槽モータと前記横回転軸の方向において対向するように配置され、前記内槽の内面に沿うように断面凹湾曲状に形成された撹拌体と、前記内槽の一方側に設けられ、前記内槽モータに繋がる第1内槽軸と、前記内槽の他方側に設けられ、前記第1内槽軸とともに前記横回転軸となる第2内槽軸と、前記第2内槽軸に形成された挿入孔と、前記挿入孔に通され、前記第2内槽軸に対して回転自在であり、前記撹拌体が取り付けられる撹拌軸と、前記内槽モータの回転を前記撹拌軸に伝達させ、前記撹拌体を、前記内槽の回転方向と反対方向に回転させる、または、前記内槽の回転方向と同じ方向に前記内槽の回転数と異なる回転数で回転させる伝達機構部と、を備える。
上記の構成によれば、撹拌体に接する洗濯物が撹拌体の回転により撹拌され、撹拌体から離れた洗濯物が内槽の回転によりタンブリングされる。このとき、内槽と撹拌体との間の回転方向または回転数の違いによって、タンブリングされた洗濯物と撹拌された洗濯物との間に、動きの違いが生じやすくなる。これにより、洗濯槽内の洗濯物同士に捩じれや擦れが生じやすくなり、洗濯物に作用する機械力が高まりやすくなる。よって、洗浄性能の向上が期待できる。
また、撹拌体が断面凹湾曲状に形成されているので、洗濯物が撹拌体によって掻き上げられやすく、洗濯物がダイナミックに撹拌されやすい。これにより、洗濯物に作用する機械力が一層高まりやすくなる。
さらに、撹拌体を、内槽内において、外槽に配置された内槽モータと前記横回転軸の方向において対向するように配置したので、重量バランスが取れたものとなる。
本態様に係る洗濯機において、前記伝達機構部は、前記撹拌体を前記内槽の回転方向と反対方向に回転させるような構成とされ得る。この場合、前記内槽モータは、前記内槽を、前記内槽内の洗濯物に作用する遠心力が重力より大きくなる回転数で回転させる。
上記の構成によれば、内槽の回転により内槽の上部に持ち上げられた洗濯物は、内槽の回転方向と逆方向に回転する撹拌体との接触により掻き落とされやすい。このため、内槽内の洗濯物に作用する遠心力が重力より大きくなる回転数で内槽を回転させても、内槽内で洗濯物のタンブリングが行われやすくなる。これにより、内槽内の洗濯物に作用する遠心力が重力より小さくなる回転数で内槽を回転させて洗濯物をタンブリングさせる従来の構成と比べて、単位時間当たりの叩き回数が多い叩き洗いが可能となる。
本態様に係る洗濯機において、前記外槽は、前記筐体内に、垂直方向に沿うまたは垂直方向から傾いた縦回転軸を中心に回転可能に配置されるような構成とされ得る。この場合、前記外槽を回転させる外槽モータが、さらに備えられる。
上記の構成によれば、外槽を回転させることにより、外槽内に水流を発生させることができるので、一層の洗浄性能の向上が期待できる。
本態様に係る洗濯機において、前記横回転軸は、水平方向から傾くとともに、前記撹拌体は、前記横回転軸と同軸に回転し、前記外槽は、前記筐体内に、垂直方向から傾き且つ前記横回転軸と直交する縦回転軸を中心に回転可能に配置され、前記外槽を回転させる外槽モータを、さらに備えるような構成が採られ得る。
上記の構成によれば、撹拌体が水平方向から傾いた横回転軸と同軸に回転するので、内槽内で撹拌体が低い位置をとるように横回転軸を傾ければ、洗濯物が撹拌体に接触しやすくなり、撹拌体で撹拌されやすくなる。
また、内槽を、外槽とともに、傾いた横回転軸と直交する縦回転軸のまわりに回転させるような構成とされているため、内槽の回転に伴って、内槽内で撹拌体が高い位置をとったり低い位置をとったりする。これにより、撹拌体による洗濯物の撹拌作用に強弱が生まれ、内槽内での洗濯物の動きが複雑になるので、より一層の洗浄性能の向上が期待できる。
本発明によれば、洗濯物に作用する機械力が良好に得られ、洗浄性能が向上し得る洗濯機を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る、筐体を断面にした状態の全自動洗濯機の右側面図である。 図2は、実施の形態に係る、全自動洗濯機における、筐体および防振装置を除いた部分の右側面断面図である。 図3は、実施の形態に係る、全自動洗濯機における、筐体および防振装置を除いた部分の背面図である。 図4(a)および(b)は、実施の形態に係る、回転切替部の構成を示す図である。 図5(a)および(b)は、実施の形態に係る、洗濯工程およびすすぎ工程における内槽内での洗濯物の動きを示す図である。 図6(a)および(b)は、それぞれ、実施の形態に係る、洗濯工程およびすすぎ工程において、外槽の回転に伴って撹拌体が低い位置に来たときと高い位置に来たときの内槽内での洗濯物の動きを示す図である。 図7(a)および(b)は、変更例に係る、回転切替部の構成を示す図である。
以下、本発明の洗濯機の一実施形態である全自動洗濯機1について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る、筐体10を断面にした状態の全自動洗濯機1の右側面図である。図2は、本実施の形態に係る、全自動洗濯機1における、筐体10および防振装置130を除いた部分の右側面断面図である。図3は、本実施の形態に係る、全自動洗濯機1における、筐体10および防振装置130を除いた部分の背面図である。なお、図3には、伝達機構部150の構成要素であるモータギア201、入力ギア202および入力側連結ギア204が、各歯が省略された状態で示されている。
図1ないし図3を参照して、全自動洗濯機1は、外観を構成する直方体形状の筐体10を備える。筐体10の天面には、中央部に円形の開口部11が形成される。また、筐体10の底面には、四隅に脚台12が設けられる。
筐体10内には、外槽20が垂直方向から前方に僅かに傾いた縦回転軸R1を中心に回転自在に配置される。外槽20内には、球状の内槽30が水平方向から前方に僅かに傾いた横回転軸R2を中心に回転自在に配置される。内槽30内に洗濯物が収容される。内槽30は、洗濯物の洗濯および脱水が行われる洗濯脱水槽である。なお、縦回転軸R1と横回転軸R2とは直交する。また、縦回転軸R1の垂直方向から傾斜角度および横回転軸R2の水平方向からの傾斜角度は、たとえば、10度から20度程度に設定される。
内槽30は、槽本体31と、内蓋32とを含む。槽本体31は、たとえば、ステンレス鋼等の耐腐食性に優れる金属材料からなる。槽本体31には、多数の脱水孔33が形成される。また、槽本体31には、円形の内側投入口34が設けられ、内側投入口34が内蓋32によって開閉される。内蓋32は、たとえば、樹脂により形成され、凸湾曲する形状を有する。内蓋32の中央部には、指でつまむことが可能な持ち手部(図示せず)が形成される。槽本体31は内側投入口34の部分が平坦であり、内側投入口34が内蓋32で閉じられたときに、内槽30が全体として球体の形状をとる。
内槽30の一方側、即ち図2の状態での後側には、第1内槽軸35がネジ等により取り付けられる。また、内槽30の他方側、即ち図2の状態での前側には、内槽30の中心を挟んで第1内槽軸35と反対側に第2内槽軸36がネジ等により取り付けられる。第2内槽軸36の中心部には、挿通孔36aが形成される。第1内槽軸35および第2内槽軸36は、横回転軸R2となる。
内槽30内には、第2内槽軸36側、即ち、外槽20の外側に配置される内槽モータ70と反対側に、撹拌体40が配置される。撹拌体40は、内槽30の内面に沿うように断面湾曲状に形成され、内槽30の中心近傍の位置まで張り出す。撹拌体40は、表面に十字状の羽根部40aを有する。なお、羽根部40aは、十字状でなくてもよく、たとえば、I字状やY字状であってもよい。撹拌体40には、撹拌軸41が取り付けられる。撹拌軸41は、第2内槽軸36の挿通孔36aに通され、第2内槽軸36に設けた2つのすべり軸受37によって回転自在に支持される。
外槽20は、たとえば、樹脂材料により形成され、内槽30を半分よりも上まで覆うような球状を有する。外槽20には、上部を水平方向に切断するようにして、円形の外側投入口21が形成される。外槽20には、その中心を挟んで対向する位置に、円形の第1軸受装着口22および第2軸受装着口23が形成される。
外槽20は、上外槽部材20aと下外槽部材20bとを結合することにより構成される。上外槽部材20aと下外槽部材20bとの分割面Dは、外槽20の中心部を通り且つ第1軸受装着口22および第2軸受装着口23に掛からない。即ち、外槽20は、第2軸受装着口23より上の位置から第1軸受装着口22より下の位置に向かうよう、横回転軸R2に対して斜めに分割される。これにより、上外槽部材20aに第1軸受装着口22が形成され、下外槽部材20bに第2軸受装着口23が形成される。
上外槽部材20aの第1軸受装着口22に第1軸受部51が装着される。第1軸受部51は、円筒状の軸受ケース51aと、軸受ケース51aに収容された転がり軸受51bとを含み、外側から第1軸受装着口22に挿入され、ネジ等により外槽20に固定される。また、下外槽部材20bの第2軸受装着口23に第2軸受部52が装着される。第2軸受部52は、円筒状の軸受ケース52aと、軸受ケース52aに収容された転がり軸受52bとを含み、外側から第2軸受装着口23に挿入され、ネジ等により外槽20に固定される。
内槽30は、上外槽部材20aと下外槽部材20bとの結合により外槽20が組み上げられる際に外槽20内に収容される。この際、第1内槽軸35および第2内槽軸36が、それぞれ、第1軸受部51および第2軸受部52に挿入される。第1内槽軸35は、第1軸受部51によって回転自在に支持され、第2内槽軸36は、第2軸受部52によって回転自在に支持される。
外槽20の外側投入口21は、たとえば、樹脂材料で形成された透明な外蓋60によって開閉される。外蓋60は、開口部11を通じて筐体10の上方に露出する。外蓋60と外槽20との間はヒンジ部61で結合され、外蓋60はヒンジ部61を中心に回動される。外蓋60にはヒンジ部61と反対側の位置にラッチ部62が設けられ、ラッチ部62によって外蓋60が閉じた状態に保持される。ラッチ部62を開放する所定の操作が行われると、外蓋60が開く状態となる。
内槽30は、内槽モータ70により回転駆動される。内槽モータ70は、たとえば、アウターロータ型モータであり、ロータ71とステータ72とを含む。ロータ71は、外槽20の外側へ突き出した第1内槽軸35の先端部に固定され、ステータ72は、第1軸受部51の外面に固定される。
外槽20の底部中央には、円板状の軸取付部24が形成され、軸取付部24の側方に排水口25が形成される。軸取付部24には、所定形状を有する取付板80が固定され、外槽軸90が、取付板80を介して軸取付部24に固定される。外槽軸90は、縦回転軸R1となる。また、取付板80には、外槽20内から排水を行うための排水装置100が固定される。排水装置100は、排水口25に接続される排水管101と、排水管101に設けられると排水弁102とを含む。排水管101には、図示しない排水ホースが接続される。
外槽軸90は、外槽軸受部110により回転自在に支持される。外槽軸受部110は、軸受ケース111と、軸受ケース111内に上下方向に所定の間隔を開けて配置された上転がり軸受112および下転がり軸受113とを含む。外槽軸受部110は、筐体10の底部に配置された方形板状の外槽取付板120に取り付けられる。外槽取付板120は、その四隅に取り付けられた防振装置130によって弾性的に支持される。
外槽20は、外槽モータ140により回転駆動される。外槽モータ140は、たとえば、アウターロータ型モータであり、ロータ141とステータ142とを含む。ロータ141は、外槽軸受部110から下方に突き出した外槽軸90の先端部に固定され、ステータ142は、外槽軸受部110の下部に固定される。
撹拌体40は、内槽モータ70の回転が伝達機構部150によって撹拌軸41に伝達されることにより回転する。伝達機構部150は、入力部200と、出力部300と、回転切替部400とにより構成される。
入力部200は、モータギア201と、入力ギア202と、入力軸203と、入力側連結ギア204と、入力側回転軸205と、を含む。モータギア201は、内槽モータ70よりも外側に突き出した第1内槽軸35の先端部に取り付けられる。入力ギア202は、モータギア201と同じ外径を有する。入力ギア202に入力軸203が取り付けられる。入力側連結ギア204は、モータギア201および入力ギア202より外径が大きく、モータギア201と入力ギア202との間を連結する。入力側連結ギア204には、入力側回転軸205が取り付けられ、この入力側回転軸205が、外槽20に設けられた第1上部軸支持部26に回転自在に支持される。入力軸203は、外槽20と干渉しないよう、外槽20の下部の左側を通って外槽20の中央側に延びる。入力軸203は、外槽20に設けられた第1下部軸支持部27に回転自在に支持される。第1内槽軸35が回転したとき、この回転がモータギア201、入力側連結ギア204および入力ギア202を通じて入力軸203に伝わり、入力軸203が第1内槽軸35の回転方向と同じ方向に第1内槽軸35の回転数と同じ回転数で回転する。
出力部300は、撹拌ギア301と、出力ギア302と、出力軸303と、出力側連結ギア304と、出力側回転軸305と、を含む。撹拌ギア301は、外槽20の外側に突き出した撹拌軸41の先端部に取り付けられる。出力ギア302は、撹拌ギア301と同じ外径を有する。出力ギア302に出力軸303が取り付けられる。出力側連結ギア304は、撹拌ギア301および出力ギア302より外径が大きく、撹拌ギア301と出力ギア302との間を連結する。出力側連結ギア304には、出力側回転軸305が取り付けられ、この出力側回転軸305が、外槽20に設けられた第2上部軸支持部28に回転自在に支持される。出力軸303は、外槽20と干渉しないよう、外槽20の下部の左側を通って外槽20の中央側に延びる。出力軸303は、外槽20に設けられた第2下部軸支持部29に回転自在に支持される。出力軸303が回転したとき、この回転が出力ギア302、出力側連結ギア304および撹拌ギア301を通じて撹拌軸41に伝わり、撹拌軸41が出力軸303の回転方向と同じ方向に出力軸303の回転数と同じ回転数で回転する。
回転切替部400は、入力軸203と出力軸303との間を連結させるとともに、出力軸303の回転方向を切り替える。回転切替部400は、第1駆動モードと第2駆動モードの2つの形態に切り替えることができる。即ち、回転切替部400は、第1駆動モードでは、出力軸303を、入力軸203の回転方向と反対方向に入力軸203の回転数と同じ回転数で回転させ、第2駆動モードでは、出力軸303を、入力軸203の回転方向と同じ方向に入力軸203の回転数と同じ回転数で回転させる。
図4(a)および(b)は、本実施の形態に係る、回転切替部400の構成を示す図である。図4(a)は、回転切替部400を入力軸203側から見た図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A´断面図である。
回転切替部400は、反転ギアユニット410と、クラッチユニット420と、ブレーキユニット430とにより構成される。
反転ギアユニット410は、中空の円柱状を有するデフケース411と、デフケース411内に配置されたディファレンシャルギア機構412とを含む。ディファレンシャルギア機構412は、2つのサイドギア413、414と、これらサイドギア413、414に噛み合う2つのピニオンギア415、416とを含む。デフケース411内に挿入された入力軸203が一方のサイドギア413に固定され、デフケース411内に挿入された出力軸303が他方のサイドギア414に固定される。2つのピニオンギア415、416にそれぞれ固定されたピニオンシャフト417、418が、デフケース411の周壁部に回転自在に支持される。デフケース411の入力軸203側の端面には、外方に突出し入力軸203を内包する円筒状の連結口419が形成される。
クラッチユニット420は、クラッチスリーブ421と、クラッチスプリング422と、爪車423と、クラッチレバー424と、駆動装置425と、取付板426とを含む。
クラッチスリーブ421は、デフケース411の連結口419に続くよう、入力軸203に固定される。クラッチスプリング422は、連結口419およびクラッチスリーブ421の周囲に巻かれる。クラッチスプリング422は、その弾性力によって連結口419とクラッチスリーブ421とを締め付けてこれらを連結させ、その結果、入力軸203をデフケース411に固定させる。爪車423は、クラッチスプリング422の周囲に設けられる。クラッチスプリング422の一端が爪車423に接続される。爪車423の回動によりクラッチスプリング422が緩み方向に捩じられると、クラッチスプリング422による締付力がなくなって連結口419とクラッチスリーブ421との連結が解除され、入力軸203がデフケース411から切り離される。
クラッチレバー424は、取付板426に設けられた揺動軸427によって入力軸203に垂直な面内方向に揺動可能に支持される。クラッチレバー424は、爪車423の爪部423aに係合可能な係合爪424aを有し、この係合爪424aが爪部423aと係合する係合方向に捩じりバネ428によって付勢される。駆動装置425は、たとえば、トルクモータであり、ワイヤー429を介してクラッチレバー424に連結され、クラッチレバー424を上記係合方向と反対方向に揺動させる。取付板426は外槽20に固定される。
ブレーキユニット430は、ブレーキバンド431とブレーキシュー432とを含む。ブレーキバンド431は、デフケース411の外周面に巻回される。ブレーキバンド431の一端部431aは取付板426に固定され、ブレーキバンド431の他端部431bはクラッチレバー424の揺動軸427からずれた位置に固定される。ブレーキシュー432は、ブレーキバンド431の内側に設けられ、デフケース411の外周面に接触する。クラッチレバー424が、ブレーキバンド431の他端部431bがデフケース411から離れる方向、即ち、上記係合方向に揺動すると、ブレーキバンド431が引っ張られて、ブレーキシュー432がデフケース411の外周面に強く押し付けられる。これにより、デフケース411が入力軸203および出力軸303の軸まわりに回転しないよう固定される。
第1駆動モードでは、駆動装置425がオフの状態とされる。捩じりバネ428のバネ力によりクラッチレバー424が上記係合方向に揺動し、係合爪424aが爪部423aと係合して爪車423が回動する。これにより、クラッチスプリング422が緩んで、連結口419とクラッチスリーブ421との連結が解除され、入力軸203がデフケース411から切り離される。また、デフケース411がブレーキユニット430によって固定される。この状態で、入力軸203が回転すると、図4(b)の実線矢印のように、入力軸203側のサイドギア413は入力軸203の回転方向と同じ方向に回転するが、出力軸303側のサイドギア414は入力軸203側のサイドギア413の回転方向とは反対方向に回転するため、出力軸303は入力軸203の回転方向と反対方向に回転する。ディファレンシャルギア機構412での減速や加速はないため、出力軸303の回転数は、入力軸203の回転数と等しくなる。
第2駆動モードでは、駆動装置425がオンの状態とされる。ワイヤー429に引かれることにより、クラッチレバー424が上記係合方向と反対方向に揺動し、係合爪424aと爪部423aと係合が解除される。クラッチスプリング422の締付力が発揮されることで連結口419とクラッチスリーブ421とが連結され、入力軸203がデフケース411に固定される。これにより、入力軸203と、デフケース411と、出力軸303とが一体化された状態となる。また、ブレーキバンド431が緩められるため、ブレーキユニット430によるデフケース411の固定が解除される。この状態で、入力軸203が回転すると、図4(b)の破線矢印のように、出力軸303は、デフケース411とともに、入力軸203の回転方向と同じ方向に回転する。このときも、出力軸303の回転数は、入力軸203の回転数と等しくなる。
全自動洗濯機1では、各種運転コースの洗濯運転が行われる。洗濯運転では、洗い工程、中間脱水工程、すすぎ工程および最終脱水工程が順番に実行される。
洗い工程およびすすぎ工程では、外槽20内に所定の水位まで水が溜められる。所定の水位は、内槽30が水に浸かる位置であって、内槽30の中心位置よりも低い位置に設定され得る。なお、洗い工程では、溜められた水に洗剤が含まれる。
外槽20内に水が貯められた状態で、外槽モータ140が一方向に回転するよう駆動され、外槽20が縦回転軸R1を中心に一方向に回転し、外槽20と一体的に内槽30が回転する。また、内槽モータ70が正方向および逆方向に交互に回転するよう駆動され、内槽30が、外槽20の動きとは別個独立して横回転軸R2を中心に正方向および逆方向に交互に回転する。内槽30の正方向および逆方向への回転時の回転数は、内槽30内の洗濯物に作用する遠心力が重力より小さくなる回転数、たとえば、45rpmに設定される。
内槽モータ70が回転すると、この回転が伝達機構部150により撹拌体40に伝達される。洗い工程およびすすぎ工程では、伝達機構部150の回転切替部400が第1駆動モードの形態をとる。このため、伝達機構部150では、出力軸303が入力軸203の回転方向とは反対方向に回転する。よって、撹拌体40は、内槽モータ70および内槽30が正方向に回転したときに逆方向に回転し、内槽モータ70および内槽30が逆方向に回転したときに正方向に回転する。撹拌体40の回転数は、内槽30の回転数と等しくなる。
図5(a)および(b)は、本実施の形態に係る、洗濯工程およびすすぎ工程における内槽30内での洗濯物の動きを示す図であり、内槽30内を撹拌体40の正面方向から見た模式図である。図6(a)および(b)は、それぞれ、本実施の形態に係る、洗濯工程およびすすぎ工程において、外槽20の回転に伴って撹拌体40が低い位置に来たときと高い位置に来たときの内槽30内での洗濯物の動きを示す図であり、内槽30内を撹拌体40の側面方向から見た模式図である。
図5(a)に示すように、内槽30内において撹拌体40と反対側にある洗濯物は、内槽30の回転によって内槽30の回転方向にタンブリングする。一方、内槽30において撹拌体40側にある洗濯物は、撹拌体40に触れ、撹拌体40の回転によって撹拌体40の回転方向、即ち内槽30による洗濯物のタンブリング方向とは反対方向に撹拌される。これにより、内槽30内では、洗濯物同士での捩じれや擦れが生じやすくなる。これにより、洗濯物に作用する機械力が増加する。
なお、撹拌体40は、内槽30の内面に沿うような断面凹湾形状を有しており、その羽根部40aが内槽30の内面に沿うようにして内槽30の中央方向に延びている。このため、羽根部40aによって洗濯物が掻き上げられやすく、洗濯物がダイナミックに撹拌されやすい。
また、図5(b)に示すように、内槽30の回転によって持ち上げられた洗濯物が上部で撹拌体40に接触した場合、その洗濯物は、撹拌体40によって掻き落とされやすくなる。このため、洗濯物が内槽30の内面に張り付いたまま回転するような状況が生じにくく、洗濯物の動きが活発になりやすい。
さらに、内槽30が外槽20とともに縦回転軸R1まわりに回転するため、撹拌体40が低い位置をとったり高い位置をとったりし得る。図6(a)に示すように、撹拌体40が低い位置をとるときには、洗濯物が撹拌体40に寄りやすく撹拌体40で撹拌されやすいので、洗濯物が大きく動きやすい。一方、図6(b)に示すように、撹拌体40が高い位置をとるときには、洗濯物が撹拌体40に寄りにくく撹拌体40で撹拌されにくいので、洗濯物が大きく動きにくい。これにより、洗濯物の動きに強弱が生じやすく、洗濯物の動きが複雑になりやすい。
このように、内槽30が縦回転軸R1まわりと横回転軸R2まわりとに回転し、撹拌体40が内槽30の回転方向とは反対方向に横回転軸R2まわりに回転することにより、内槽30内で洗濯物が非常に複雑で活発な動きをしやすくなるので、洗濯物に作用する機械力が大いに高められる。これにより、大きな洗浄力の向上が期待できる。
さらに、外槽20が回転することによって、外槽20内では、溜められた水による水流が発生する。よって、この水流の作用によっても洗浄力が高まる。
次に、中間脱水工程および最終脱水工程では、外槽20内から排水が行われた後に、外槽モータ140が動作せず外槽20が停止した状態で、内槽モータ70が動作して内槽30が縦回転軸R1を中心に一方向に高速に回転する。中間脱水工程および最終脱水工程では、伝達機構部150の回転切替部400が第2駆動モードの形態をとる。このため、伝達機構部150では、入力軸203と出力軸303とが一体となって同じ方向に回転する。よって、撹拌体40は、内槽30の回転方向と同じ方向に内槽30の回転数と同じ回転数で回転する。即ち、内槽30と撹拌体40とがあたかも一体となって高速回転しているかのような状態となる。内槽30内の洗濯物に大きな遠心力が作用し、洗濯物が脱水される。
<実施の形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、撹拌体40に接する洗濯物が撹拌体40の回転により撹拌され、撹拌体40から離れた洗濯物が内槽30の回転によりタンブリングされる。このとき、内槽30と撹拌体40との間の回転方向の違いによって、タンブリングされた洗濯物と撹拌された洗濯物との間に、動きの違いが生じやすくなる。これにより、洗濯槽内の洗濯物同士に捩じれや擦れが生じやすくなり、洗濯物に作用する機械力が高められるので、洗浄性能の向上が期待できる。
また、撹拌体40が内槽30の内面に沿うように断面凹湾曲状に形成されているので、洗濯物が撹拌体40によって掻き上げられやすく、洗濯物がダイナミックに撹拌されやすい。これにより、洗濯物に作用する機械力が一層高まりやすくなる。
さらに、撹拌体40を、内槽30内において、外槽20に配置された内槽モータ70とは反対側に配置したので、重量バランスが取れたものとなる。これにより、脱水時の外槽20の振動の低減、延いては機器全体の振動の低減につながることが期待できる。
さらに、外槽20を縦回転軸R1まわりに回転させることにより、外槽20内に水流を発生させるようにしているので、より一層の洗浄性能の向上が期待できる。
さらに、外槽20が垂直方向から傾斜する縦回転軸R1回りに回転するとともに、撹拌体40が縦回転軸R1と直交する横回転軸R2と同軸に回転する構成であるため、内槽30の回転に伴って、内槽30内で撹拌体40が高い位置をとったり低い位置をとったりする。これにより、撹拌体40による洗濯物の撹拌作用に強弱が生まれ、内槽30内での洗濯物の動きが複雑になるので、より一層の洗浄性能の向上が期待できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、洗い工程およびすすぎ工程において、内槽モータ70が、内槽30内の洗濯物に作用する遠心力が重力より小さくなる回転数で、内槽30を回転させた。しかしながら、内槽モータ70が、内槽30内の洗濯物に作用する遠心力が重力より大きくなる回転数、たとえば、60rpmで内槽30を回転させるようにしてもよい。このような回転数とされた場合、洗濯物は、内槽30の上部に達しても遠心力でその内面に張り付いた状態となりやすい。しかしながら、図5(b)に示したように、上部に達した洗濯物は、内槽30の回転方向と逆方向に回転する撹拌体40で掻き落とされやすいため、洗濯物のタンブリングが維持されやすくなる。よって、上記実施の形態よりも内槽30の回転数が高い分、単位時間当たりに洗濯物がタンブリングにより叩かれる回数が多くなるため、洗浄性能の一層の向上が期待できる。
また、上記実施の形態では、撹拌体40の回転数が内槽30の回転数と等しくされた。しかしながら、撹拌体40の回転数を内槽30の回転数と異ならせるようにしてもよい。たとえば、伝達機構部150の出力部300において、出力ギア302と撹拌ギア301のギア比を変えることにより、撹拌体40の回転数を内槽30の回転数よりも高くしたり低くしたりすることができる。
さらに、上記実施の形態では、伝達機構部150は、撹拌体40が内槽30の回転方向と反対方向に回転するように内槽モータ70の回転を撹拌軸41に伝達する構成とされた。しかしながら、伝達機構部150は、撹拌体40が内槽30の回転方向と同じ方向に、内槽30の回転数と異なる回転数で回転するように内槽モータ70の回転を撹拌軸41に伝達する構成とされてもよい。この場合、図7(a)および(b)に示すように、伝達機構部150の回転切替部400に、デフケース411と、ディファレンシャルギア機構412とからなる反転ギアユニット410に代えて、ギアケース451と、遊星ギア機構452とからなる変速ギアユニット450が用いられる。
ギアケース451は、デフケース411とほぼ同じ構成であり、中空の円柱形状に形成され、入力軸203側の端面に連結口457を有する。遊星ギア機構452は、ギアケース451内に配置される。遊星ギア機構452は、太陽ギア453と、太陽ギア453を囲む環状の内ギア454と、太陽ギア453と内ギア454との間に介在する複数の遊星ギア455と、これら遊星ギア455を回転自在に保持する遊星キャリア456とを含む。内ギア454は、ギアケース451の内周面に固定される。
図7(a)の構成例では、太陽ギア453が入力軸203に固定され、遊星キャリア456が出力軸303に固定される。入力軸203とともに太陽ギア453が回転すると、遊星ギア455が回転しながら太陽ギア453の周囲を回り、遊星キャリア456とともに出力軸303が、入力軸203の回転方向と同じ方向に入力軸203の回転数よりも低い回転数で回転する。よって、この構成では、撹拌体40が、内槽30の回転方向と同じ方向に内槽30の回転数よりも低い回転数で回転する。
図7(b)の構成例では、遊星キャリア456が入力軸203に固定され、太陽ギア453が出力軸303に固定される。入力軸203とともに遊星キャリア456が回転すると、遊星ギア455が回転しながら太陽ギア453の周囲を回り、太陽ギア453とともに出力軸303が、入力軸203の回転方向と同じ方向に入力軸203の回転数よりも高い回転数で回転する。よって、この構成では、撹拌体40が、内槽30の回転方向と同じ方向に内槽30の回転数よりも高い回転数で回転する。
このように、撹拌体40が内槽30の回転方向と同じ方向に、内槽30の回転数と異なる回転数で回転するような構成された場合、内槽30の回転によりタンブリングされた洗濯物と撹拌体40の回転により撹拌された洗濯物とに、内槽30と撹拌体40との回転数の差に基づく動きの差が生じるので、洗濯物同士の捩じれや擦れが生じやすくなり、洗濯物に作用する機械力が増加する。これにより、洗浄性能の向上が期待される。
さらに、上記実施の形態では、伝達機構部150の入力部200において、第1内槽軸35の回転がモータギア201、入力側連結ギア204および入力ギア202により入力軸203に伝達された。しかしながら、プーリとベルトとを用いて、第1内槽軸35の回転を入力軸203に伝達させるようにしてもよい。同様に、出力部300において、プーリとベルトとを用いて、出力軸303の回転を撹拌軸41に伝達させるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、外槽20が垂直方向から傾く縦回転軸R1を中心に回転し、内槽30が水平方向から傾く横回転軸R2を中心に回転する。しかしながら、外槽20が垂直方向に沿う縦回転軸を中心に回転するような構成とされてもよい。同様に、内槽30が水平方向に沿う横回転軸を中心に回転するような構成とされてもよい。
さらに、上記実施の形態では、洗い工程またすすぎ工程において、外槽20が一方向に回転する。しかしながら、外槽モータ140を正逆方向に反転回転させることで、外槽20が正方向と逆方向とに交互に回転するようにしてもよい。さらに、外槽モータ140、即ち外槽20の回転速度を変化させ、外槽20内の水流の速さを変化させるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、外槽20が縦回転軸R1まわりに回転駆動できる構成としたが、外槽20が回転できない構成とされてもよい。この場合、内槽30も縦回転軸R1まわりに回転しなくなるので、内槽30は、第1内槽軸35側が高くなり第2内槽軸36側、即ち撹拌軸41側が低くなるように傾けられるとよい。このようにすれば、図6(a)のように、撹拌体40が常に内槽30内で低い位置をとれるので、洗濯物が撹拌体40に接触しやすくなり、撹拌体40によって洗濯物が大きく撹拌されやすくなる。
さらに、最終脱水工程が終了した後に、上記実施の形態の洗い工程やすすぎ工程と同じように内槽30と撹拌体40とが回転駆動されるとよい。この場合、内槽30内で洗濯物が活発に動かされるので、洗濯物がほぐれやすくなる。これにより、内槽30内から洗濯物を取り出しやすくなることが期待される。
さらに、上記実施の形態では、外槽モータ140および内槽モータ70がアウターロータ型モータとされたが、インナーロータ型モータとされてもよい。
さらに、上記実施の形態では、全自動洗濯機1が例示されたが、本発明は、洗濯機能に加えて乾燥機能を有する全自動洗濯乾燥機に適用することもできる。この場合、乾燥工程においても、上記実施の形態の洗い工程やすすぎ工程と同じように内槽30と撹拌体40とが回転駆動されるとよい。このようにすれば、内槽30内で、洗濯物の動きが良くなり、洗濯物が固まりにくくなるので、乾燥性能の向上が期待される。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 全自動洗濯機(洗濯機)
10 筐体
20 外槽
30 内槽
40 撹拌体
70 内槽モータ
140 外槽モータ
150 伝達機構部
R1 縦回転軸
R2 横回転軸

Claims (4)

  1. 筐体内に配置され、貯水可能な外槽と、
    前記外槽内に、水平方向に沿うまたは水平方向から傾いた横回転軸を中心に回転可能に配置され、洗濯物が収容される球状の内槽と、
    前記外槽の外側に配置され、前記内槽を回転させる内槽モータと、
    前記内槽内において前記内槽モータと前記横回転軸の方向において対向するように配置され、前記内槽の内面に沿うように断面凹湾曲状に形成された撹拌体と、
    前記内槽の一方側に設けられ、前記内槽モータに繋がる第1内槽軸と、
    前記内槽の他方側に設けられ、前記第1内槽軸とともに前記横回転軸となる第2内槽軸と、
    前記第2内槽軸に形成された挿入孔と、
    前記挿入孔に通され、前記第2内槽軸に対して回転自在であり、前記撹拌体が取り付けられる撹拌軸と、
    前記内槽モータの回転を前記撹拌軸に伝達させ、前記撹拌体を、前記内槽の回転方向と反対方向に回転させる、または、前記内槽の回転方向と同じ方向に前記内槽の回転数と異なる回転数で回転させる伝達機構部と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機において、
    前記伝達機構部は、前記撹拌体を前記内槽の回転方向と反対方向に回転させ、
    前記内槽モータは、前記内槽を、前記内槽内の洗濯物に作用する遠心力が重力より大きくなる回転数で回転させる、
    ことを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯機において、
    前記外槽は、前記筐体内に、垂直方向に沿うまたは垂直方向から傾いた縦回転軸を中心に回転可能に配置され、
    前記外槽を回転させる外槽モータを、さらに備える、
    ことを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の洗濯機において、
    前記横回転軸は、水平方向から傾くとともに、
    前記撹拌体は、前記横回転軸と同軸に回転し、
    前記外槽は、前記筐体内に、垂直方向から傾き且つ前記横回転軸と直交する縦回転軸を中心に回転可能に配置され、
    前記外槽を回転させる外槽モータを、さらに備える、
    ことを特徴とする洗濯機。
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