JP2009050684A - 洗濯機 - Google Patents

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Masashi Fujitsuka
正史 藤塚
Naoki Nakatsugawa
直樹 中津川
Hiroshige Konishi
広繁 小西
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Abstract

【課題】モータから洗濯槽へ伝達される回転動力の回転方向を複数の方向に切り換えることなく、簡単な構成で、洗濯槽を複数の回転軸を中心に回転させることができる洗濯機を得る。
【解決手段】筐体2と、筐体2の内側に設けられ、支持体回転軸4bを中心に回転する支持体4と、支持体4の内側に設けられ、支持体回転軸4bと異なった方向の洗濯槽回転軸5bを中心に回転する、内側に洗濯物が収納可能な洗濯槽5と、筐体2と洗濯槽5との間に設けられ、洗濯槽5の洗濯槽回転輪5cが転動する洗濯槽転動レール7とを備え、支持体4が支持体回転軸4bを中心に回転すると、洗濯槽回転輪5cが洗濯槽転動レール7に転動して、洗濯槽5が支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転する。
【選択図】図1

Description

この発明は、筐体と、この筐体の内側に設けられた、複数の異なった方向の回転軸を中心に回転する、内側に洗濯物が収納可能な洗濯槽とを備えた洗濯機に関する。
従来、筐体と、この筐体の内側に設けられた、垂直方向の回転軸を中心に回転する水平回転アームと、この水平回転アームの内側に設けられた、水平方向の回転軸を中心に回転する無端状の駆動ベルトと、水平回転アームに回転可能に支持された、前記駆動ベルトが外周面に巻き掛けられた洗濯槽と、前記水平回転アームと前記駆動ベルトとの間に設けられた、モータからの回転動力を前記水平回転アームまたは前記駆動ベルトに切り替えて伝達する切換伝達手段とを備えた洗濯機が知られている。
前記切換伝達手段は、前記モータからの回転動力を水平方向または垂直方向に変換するギアボックスと、垂直方向の回転動力を前記駆動ベルトに伝達する駆動プーリとを有している(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−19694号公報
しかしながら、このものの場合、モータから洗濯槽へ伝達される回転動力の回転方向を水平方向または垂直方向に切り換えなければならず、また、切り換えるためには、駆動ベルト、ギアボックスおよび駆動プーリが必要であり、構成が複雑であるという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、モータから洗濯槽へ伝達される回転動力の回転方向を複数の方向に切り換えることなく、簡単な構成で、洗濯槽を複数の回転軸を中心に回転させることができる洗濯機を提供するものである。
この発明に係る洗濯機は、筐体と、前記筐体の内側に設けられ、第1の回転軸を中心に回転する支持体と、前記支持体の内側に設けられ、前記第1の回転軸と異なった方向の第2の回転軸を中心に回転する、内側に洗濯物が収納可能な洗濯槽と、前記筐体と前記洗濯槽との間に設けられ、前記洗濯槽が接触する第1の被接触体とを備え、前記支持体が前記第1の回転軸を中心に回転すると、連動して、前記第1の被接触体に接触した前記洗濯槽が、前記第1の回転軸および前記第2の回転軸を中心に回転する。
また、この発明に係る洗濯機は、筐体と、前記筐体の内側に固定され、内側に貯水可能な外槽と、前記外槽の内側に設けられ、内側に洗濯物を収納可能な洗濯槽とを備え、前記筐体または前記外槽には、第4の回転軸と、前記第4の回転軸と異なった方向の第5の回転軸とが設けられ、前記洗濯槽は、前記第4の回転軸の軸線を中心に周方向に形成され前記第5の回転軸に摺動可能に係合された第1の被係合部と、前記第5の回転軸の軸線を中心に周方向に形成され前記第4の回転軸に摺動可能に係合された第2の被係合部とを有し、前記第4の回転軸が回転する場合には、前記洗濯機が前記第4の回転軸を中心に回転するとともに前記第5の回転軸が前記第1の被係合部に摺動し、前記第5の回転軸が回転する場合には、前記洗濯槽が前記第5の回転軸を中心に回転するとともに前記第4の回転軸が前記第2の被係合部に摺動する。
この発明に係る洗濯機によれば、モータから洗濯槽へ伝達される回転動力の回転方向を複数の方向に切り換えることなく、簡単な構成で、洗濯槽を複数の回転軸を中心に回転させることができる。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当の部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、筐体2と、この筐体2の内側に設けられた、洗濯動作のときに内側に貯水可能な外槽3と、この外槽3の内側に設けられた、上半分が切り取られた半球状の支持体4と、この支持体4に支持された、内側に洗濯物が収納可能な球状の洗濯槽5とを備えている。
支持体4は洗濯槽5の下半分を抱えるようにして配置されており、外槽3はこの支持体4および洗濯槽5を覆った球状に形成されている。
これにより、外槽3を直方体形状や円筒形状に形成した場合と比較して、外槽3に溜める水量を少なくすることができる。
支持体4は、半球状の支持体本体4aと、この支持体本体4aから鉛直方向の下方に延びた第1の回転軸である支持体回転軸4bと、支持体本体4aに取り付けられた一対の支持体軸受4cとを有し、この支持体回転軸4bは外槽3に設けられた外槽軸受3aに回転可能に支持されている。これにより、支持体4は支持体回転軸4bを中心に回転可能となっている。
支持体回転軸4bは、外槽3を貫通して、外槽3の外側に設けられたモータ6に接続されている。モータ6が駆動すると、支持体4が支持体回転軸4bを中心に回転する。
外槽3と外槽軸受3aとの間および外槽軸受3aと支持体回転軸4bとの間は、支持体回転軸4bが回転しても、外槽3の内側の水が外側に漏れないように密着した水密構造になっている。
洗濯槽5は、球状の洗濯槽本体5aと、この洗濯槽本体5aから水平方向の外側に同一直線状に延びた一対の第2の回転軸である洗濯槽回転軸5bとを有し、この洗濯槽回転軸5bは支持体軸受4cに回転可能に支持されている。
また、洗濯槽5は、一方の洗濯槽回転軸5bに固定された、洗濯槽回転軸5bとともに回転する洗濯槽回転輪5cを有している。
外槽3の内側には、支持体回転軸4bの軸線を中心に環状に形成された、洗濯槽回転輪5cを転動可能に支持した第1の被接触体である洗濯槽転動レール7が設けられている。
洗濯槽回転輪5cが洗濯槽転動レール7に転動することにより、洗濯槽5は洗濯槽回転軸5bを中心に回転する。
洗濯槽転動レール7は、レール弾性材8aを介して、外槽3に固定されたレール支持材8bに支持されている。このレール弾性材8aおよびレール支持材8bは、支持体回転軸4bの軸線を中心に周方向に間隔をおいて4箇所に配置されている。
なお、レール支持材8bは、筐体2に固定されてもよい。
レール弾性材8aにより、支持体4の支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれに伴って生じる洗濯槽回転輪5cから洗濯槽転動レール7に加えられる過度の力を低減させることができる。
なお、レール弾性材8aおよびレール支持材8bの数は4個とは限らず、何個であってもよい。
また、洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5cとの間の接触領域には、双方にギヤなどの噛み合わせ構造を備えたり、ゴムなどの摩擦が大きい材料を備えたりすると、空転などが発生し難くなり、転動がより確実になる。
筐体2、外槽3および洗濯槽5のそれぞれの上部には、洗濯槽5の回転が停止したときにそれぞれが同一位置となり、洗濯物の出し入れをすることができる開口部が形成されている。
筐体2は、筐体2の開口部を開閉する筐体開閉蓋2aを有し、洗濯槽5は、洗濯槽5の開口部を開閉する洗濯槽開閉蓋5dを有している。
筐体開閉蓋2aは平板形状であり、中間部および根元部に設けられた蝶番(図示せず)を支点にして、筐体開閉蓋2aを折りたたんだり伸ばしたりして、筐体2の開口部を開閉する。
洗濯槽開閉蓋5dは、球状の一部を平面で切ったときの、その切り取り部の形状に形成されており、洗濯槽本体5aと洗濯槽開閉蓋5dとの間に設けられた蝶番5eを支点にして、洗濯槽5の開口部を開閉する。
筐体2の開口部には、洗濯槽本体5aに向かって延びた筒状の開口部カバー9が設けられており、この開口部カバー9により、洗濯槽本体5aに対して洗濯物を出し入れする際に、筐体2と外槽3との間および外槽3と洗濯槽5との間に洗濯物が入り込むことを防いでいる。
開口部カバー9は、一端部が筐体2に固定され、他端部が洗濯槽本体5aと接触する程度に近接して配置されており、洗濯槽5の回転を妨害しないようになっている。なお、開口部カバー9の少なくとも洗濯槽本体5aに近接する側は、材質として合成ゴムなどの弾性材料を用いることが望ましい。回転ぶれにより洗濯槽本体5aが開口部カバー9に衝突しても、開口部カバー9がその衝突による衝撃を吸収して、洗濯槽本体5aの破損を防止することができる。
洗濯槽本体5aの壁面には、内側と外側とを貫通し、水が通過可能な通水孔(図示せず)が複数個、全面に渡って形成されている。
この通水孔により、洗濯動作のときには、水と洗濯物とが洗濯槽本体5aの内側で混在するようになっており、脱水動作および排水動作のときには、洗濯槽本体5aの内側の水を外側へ排出するようになっている。
また、支持体本体4aの壁面にも、内側と外側とを貫通し、水が通過可能な通水孔(図示せず)が複数個、全面に渡って形成されている。
なお、支持体本体4aは、枠だけで形成され、水が支持体本体4aの内側と外側とを自由に通過できるようにしてもよい。この場合、洗濯槽5を回転可能に支持しながら支持体回転軸4bを中心に回転できる程度の強度が必要である。
また、洗濯槽本体5aの壁面および支持体本体4aの壁面は、少なくとも一部が網形状に形成されてもよい。
洗濯槽本体5aの壁面および支持体本体4aの壁面の通水孔の開口面積が十分大きい(例えば、通水孔の開口面積が非開口面積より大きい)場合には、洗濯動作のときに、洗濯槽本体5aの内側に水が供給されやすくなり、脱水動作および排水動作のときに、洗濯槽本体5aの外側へ水が排出されやすくなり、さらに、乾燥動作のときに、洗濯槽本体5aの内側を空気が通りやすくなるので、乾燥効果が増大する。
外槽3の最下部には、外槽3の内側に溜まった水を外に排出する排水路10が接続されており、この排水路10には、排水路10を開閉する排水弁(図示せず)が設けられている。この排水弁により、外槽3の内側に貯水したり、外槽3の内側に溜まった水を排水したりすることができる。
洗濯槽本体5aには、内周面の全面に渡って、内側に向かって突出した平板形状の槽付攪拌翼11が複数枚取り付けられている。なお、図1では、洗濯槽本体5aの内周面であって、洗濯槽開閉蓋5dに対向した領域に取り付けられた槽付攪拌翼11のみを示している。
洗濯動作のときに洗濯槽5が回転すると、槽付攪拌翼11により、洗濯槽本体5aの内側の水および洗濯物を効率よく攪拌することができる。
なお、槽付攪拌翼11は、洗濯槽開閉蓋5dの内周面に取り付けてもよい。また、槽付攪拌翼11は、洗濯槽本体5aの内周面に一体に形成されてもよい。
また、槽付攪拌翼11を洗濯槽本体5aの内周面に取り付ける際に、支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bの双方の軸線と異なる角度に取り付けることで、支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心としたそれぞれの回転の攪拌翼として有効に併用することができる。
洗濯槽本体5aの内周面には、洗濯槽回転軸5bの軸線を中心にした一対の環状の洗濯槽バランサ12が、それぞれの洗濯槽回転軸5b側に寄って取り付けられている。
この洗濯槽バランサ12は、内側に液体が閉じ込められており、脱水動作のときに、洗濯槽5の洗濯槽回転軸5bを中心にした高速回転による回転ぶれを抑制する。
なお、洗濯槽回転軸5bの軸線を中心にした洗濯槽バランサ12を設けたのは、この実施の形態に係る洗濯機1では、支持体回転軸4bを中心に回転する洗濯槽5の回転速度より、洗濯槽回転軸5bを中心に回転する洗濯槽5の回転速度の方が速いからである。この回転速度の違いは、洗濯槽回転輪5cと洗濯槽転動レール7との直径比によって決定される。
外槽3は、筐体2の底面の4箇所に設けられた外槽支持材13によって支持されている。
この外槽支持材13の中間部には、図示しない弾性体が設けられており、外槽支持材13の両端部が伸縮することで、支持体4および洗濯槽5の回転により発生する振動が筐体2に伝達することを抑制している。
また、この外槽支持材13には、外槽3全体の重量を測定する重量センサ(図示せず)が設けられている。
なお、筐体2の上部から外槽支持材13を吊り下げて、その端部に外槽3を支持させてもよい。また、筐体2に固定された開口部カバー9に外槽3を固定させることで、外槽3を筐体2に固定してもよい。また、外槽支持材13は4個とは限らず、何個であってもよい。
洗濯槽5が支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転するので、洗濯機1には、停止した洗濯槽5の開口部の位置が筐体2の開口部の位置と合うように、洗濯槽5を所定の位置に停止させる定位置停止手段(図示せず)が設けられている。
この定位置停止手段は、洗濯槽5の回転位置を検出する回転位置検出手段(図示せず)と、この回転位置検出手段と電気的に接続され、回転位置検出手段から入力される洗濯槽5の回転位置の信号に基づいて、洗濯槽5の開口部の位置と筐体2の開口部の位置とが合うように洗濯槽5を停止させる制御部(図示せず)とを有している。
回転位置検出手段は、洗濯槽5に設けられた反射板と、この反射板に向けて赤外線を照射する照射装置と、反射された赤外線を検知するセンサとを有し、洗濯槽5の回転位相を検出する。
なお、照射装置は、赤外線に限らず、その他の電磁波を照射するものであってもよく、センサも、赤外線に限らず、その他の電磁波を検知するものであってもよい。
また、支持体4に反射板を設けて、支持体4の回転位置を検出して、洗濯槽5の回転位置を算出してもよい。
また、モータ6の回転位相から回転位置検出手段が洗濯槽5の回転位置を検出し、支持体4および洗濯槽5の回転位相を制御してもよい。
洗濯機1は、温風を生成するヒータ(図示せず)と、温風中の水分を凝縮するために温風を冷却する熱交換器(図示せず)とを備えており、洗濯と乾燥との機能を備えた洗乾一体型となっている。
外槽3の周側面の上部には送風口(図示せず)が形成され、外槽3の周側面および底面には排出口(図示せず)が形成され、送風口から外槽3の内側へ温風が供給され、排出口から湿気を帯びた温風が外槽3の外側へ排出される。
なお、温風を生成したり、水分を凝縮する際に利用する冷熱を生成したりするために、冷媒の凝縮と蒸発を利用するヒートポンプおよび冷媒と循環する温風との熱交換を行う熱交換器を用いてもよい。また、外槽3の外側へ温風を排出するのに、排水路10の一部を利用してもよい。
次に、実施の形態1に係る洗濯機1の動作について説明する。
まず、洗濯機1の利用者は、筐体開閉蓋2aおよび洗濯槽開閉蓋5dを開けて、洗濯物を洗濯槽本体5aの内側に収納する。
筐体開閉蓋2aおよび洗濯槽開閉蓋5dを閉じた後、利用者がスイッチ(図示せず)を押すと、外槽支持材13に設けられた重量センサにより、外槽3全体の重量変化を検知して洗濯物の重量を算出する。
なお、洗濯物の重量は、支持体4を低速で回転させて、モータ6のトルク変化を検知して算出してもよい。
排水路10の排水弁を閉じた後、洗濯物の重量に合わせて外槽3の内側に、給水管(図示せず)から給水される。
なお、利用者が手動で給水管を開閉して、外槽3の内側に水を溜めてもよい。
次に、利用者が洗濯槽本体5aの内側に洗剤を投入し、洗濯動作が開始される。
なお、洗濯槽本体5aの内側に自動的に洗剤が投入されてもよく、さらには、洗剤が混ぜられた給水を洗濯槽本体5aの内側に投入されてもよい。
また、洗濯槽本体5aの内側に洗剤が投入するタイミングは、洗濯槽5が回転する前であることが望ましいが、それ以外のタイミングであってもよい。
次に、モータ6が駆動して、支持体回転軸4bを中心に支持体4および洗濯槽5が一方向に回転する。このとき、洗濯槽回転輪5cが洗濯槽転動レール7上を転動するので、洗濯槽回転軸5bを中心に洗濯槽5が回転する。
なお、モータ6の駆動を制御して、一定時間毎に支持体4の回転方向を切り換えてもよい。これにより、洗濯槽5の回転方向も一定時間毎に切り替えられる。
洗濯槽5が支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転するので、槽付攪拌翼11により、洗濯槽本体5aの内側の水および洗濯物が効率よく攪拌される。
所定の時間が経過すると、洗濯動作が終了して、排水弁を開いて排水路10から外槽3の内側の水が外側に排出される。
外槽3の内側の水が排出された後、再び排水弁を閉じ、外槽3の内側に水が供給されて、すすぎ動作が開始される。
すすぎ動作が開始され、所定の時間が経過すると、再び排水弁を開いて、外槽3の内側の水を外側に排出する。
このすすぎ動作が所定の回繰り返され、外槽3の内側の水が排出された後、モータ6の内部のギヤ(図示せず)が変速され、洗濯動作またはすすぎ動作のときよりも速い回転数で、支持体4および洗濯槽5が回転する脱水動作が開始される。
洗濯槽5の高速回転による遠心力により、洗濯槽本体5aの内側の水は、洗濯槽本体5aの通水孔および支持体本体4aの通水孔を通って、洗濯槽本体5aおよび支持体本体4aの外側に排出され、洗濯物が脱水される。
なお、支持体4および洗濯槽5の高速回転は、モータ6のギヤを変速することに限らず、例えば、インバータ等によりモータ6に供給される電流の周波数を変更してもよい。さらには、ギヤの変速およびインバータ等の両方を用いて、支持体4および洗濯槽5の高速回転を行ってもよい。
洗濯槽本体5aの通水孔および支持体本体4aの通水孔を通って洗濯槽本体5aおよび支持体本体4aの外側に出た水は、外槽3の底面に流れ、排水路10を介して洗濯機1の外側に排出される。
脱水動作中に、洗濯槽本体5aの内側で洗濯物が偏っていても、洗濯槽バランサ12により、洗濯槽回転軸5bを中心にした回転ぶれが抑制される。
洗濯槽バランサ12で抑制できないほどに洗濯物が偏っていた場合には、モータ6のトルク変動または加速度変化によりそれを検知して、洗濯槽5の回転が停止される。
なお、洗濯物が偏っていた場合には、洗濯槽5を低速回転にして、洗濯槽本体5aの内周面に付着した洗濯物を移動させてもよい。これにより、水を洗濯槽本体5a内に加えることなく、洗濯物の偏りを解消して、洗濯槽5の偏心を改善することができる。
支持体4および洗濯槽5の高速回転が所定の時間行われた後、脱水動作が終了して支持体4および洗濯槽5の回転を停止する。
利用者が筐体開閉蓋2aおよび洗濯槽開閉蓋5dを開けて、洗濯物を洗濯機1の外側へ取り出して、洗濯機1の動作が終了する。
なお、続けて洗濯物の乾燥を行う場合には、所定の時間、洗濯槽本体5aの内側に温風を循環させて、洗濯槽本体5aの内側の洗濯物を乾燥させる。
この乾燥動作のときには、洗濯動作またはすすぎ動作のときと同様に、洗濯槽5を支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転させる。
これにより、乾燥動作のときには、洗濯槽本体5a内の一部に洗濯物が偏ることを低減させることができ、乾燥動作後の洗濯物に皺が発生することが抑制される。
また、洗濯槽5が洗濯槽回転軸5bを中心に回転することで、洗濯槽本体5a内の洗濯物が上下に動きやすくなり、洗濯物の乾燥の斑を低減させることができる。
洗濯物の乾燥が終了すると、利用者が洗濯槽本体5aの内側から洗濯物を洗濯機1の外側へ取り出して、洗濯機1の動作が終了する。
以上説明したように、この実施の形態に係る洗濯機1によると、モータ6により支持体4が回転すると同時に、洗濯槽回転輪5cが洗濯槽転動レール7に転動することで、洗濯槽5が支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転するので、モータ6から洗濯槽5へ伝達される回転動力の回転方向を垂直方向または水平方向に切り換えることなく、簡単な構成で、洗濯槽5を支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転させることができる。
また、洗濯槽5を支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に同時に回転させることができるので、洗濯槽本体5a内での洗濯物および水をより効果的に攪拌することができる。その結果、洗浄効果が向上して洗浄時間が短縮されるとともに、洗濯槽本体5a内の洗濯物の偏りを抑制することができる。
また、筐体2と支持体4との間には、内側に貯水可能な外槽3が設けられているので、洗濯槽5は支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転しながら、洗濯槽本体5aの内側に水を供給したり、外側に水を排出したりすることができる。
また、洗濯槽本体5aには、洗濯槽回転軸5bの軸線を中心にした環状の洗濯槽バランサ12が設けられているので、洗濯槽回転軸5bを中心に洗濯槽5が高速回転したときの回転ぶれを抑制することができる。
また、回転位置検出手段により、洗濯槽5の回転位置を検出することができるので、モータ6を制御する制御部を用いて、洗濯槽5の開口部が筐体2の開口部と一致するように洗濯槽5を停止させることができる。
なお、この実施の形態では、垂直方向の支持体回転軸4bを有した支持体4と、水平方向の洗濯槽回転軸5bを有した洗濯槽5とを備えた洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らず、支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bが、垂直方向および水平方向とは異なる方向に設けられた洗濯機1であってもよい。さらには、支持体回転軸4bの軸線と洗濯槽回転軸5bの軸線とが互いに直交せず、さらに、交差しない洗濯機1であってもよい。
また、この実施の形態では、洗濯槽本体5aの内周面に平板形状の槽付攪拌翼11が取り付けられた洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らず、洗濯槽本体5aの内周面に凹凸形状の槽付攪拌翼11が設けられた洗濯機1であってもよい。また、洗濯槽本体5aの内周面を多面体形状に形成した洗濯機1であってもよい。
また、半球状の支持体本体4aについて説明したが、勿論このものに限らず、洗濯槽回転軸5bを支持することができればどのような形状であってもよい。例えば、リング形状の支持体本体4aであってもよい。
この場合、リング形状の支持体本体4aが洗濯槽5や筐体2や外槽3の開口部に被らないように、洗濯槽5や筐体2や外槽3の開口部を筐体2の正面側になるように斜めに設け、また、洗濯槽バランサ12を開口部に被らない位置(例えば、支持体4と同心位置)に設ける。
また、この実施の形態では、レール弾性材8aにより、支持体4の支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれに伴って生じる洗濯槽回転輪5cから洗濯槽転動レール7に加えられる過度の力を低減させているが、レール弾性材8aに加えて、または代えて、支持体軸受4cと支持体本体4aとの間に弾性部材や弾性構造を設けたり、洗濯槽回転輪5cをタイヤの様な弾性構造(中空にしてガスが封入されたもの、または、弾性体であるゴムから構成されたもの)にしたりして、洗濯槽回転輪5cと洗濯槽転動レール7との間に働く力を吸収できるようにしてもよい。
また、この実施の形態では、回転位置検出手段により、洗濯槽5の回転位置を検出するとともにモータ6を制御する制御部を用いて、洗濯槽5の開口部の位置が筐体2の開口部の位置と一致するように洗濯槽5を停止させるようにしているが、洗濯槽5の停止後に、それぞれの開口部の位置が一致するように手動で洗濯槽5や支持体4を空回りできるようにしてもよい。
これにより、洗濯物を出し入れする際に、使用者によるそれぞれの開口部の位置合わせの作業が必要となるものの、回転位置検出手段を設ける必要がなく、構成が簡単となり、安価となる。
なお、他の実施の形態でも、洗濯槽5の回転停止後に洗濯槽5の開口部の位置と筐体2の開口部の位置とが一致するように手動で操作できるようにしてもよい。
実施の形態2.
図2はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図、図3は図2の洗濯機1の内部を示す平面図である。
この実施の形態に係る洗濯機1の支持体4には、一対の洗濯槽回転軸5bのうち、洗濯槽回転輪5cが取り付けられた洗濯槽回転軸5bとは反対の洗濯槽回転軸5bを介して、第1の補助輪である洗濯槽補助輪31が洗濯槽転動レール7に接触して設けられている。
この洗濯槽補助輪31は、洗濯槽回転輪5cと同じ外径に形成され、洗濯槽回転軸5bに対して回転自在となっており、支持体4に対しても回転自在となっている。
これにより、支持体4が支持体回転軸4bを中心に回転することで、洗濯槽補助輪31が洗濯槽転動レール7上を転動する。
また、この支持体4には、支持体本体4aに取り付けられた一対の支持体補助輪軸受32aと、それぞれの支持体補助輪軸受32aに回転自在に保持された一対の支持体補助輪回転軸32bとを介して、第1の補助輪である支持体補助輪32が回転自在に2個、洗濯槽転動レール7に接触して設けられている。
それぞれの支持体補助輪回転軸32bは、支持体本体4aから水平方向の外側に延びて、洗濯槽回転軸5bの軸線と、平面から視て直角となる軸線上に配置されており、先端部に支持体補助輪32が一体に固定されている。
これにより、支持体4が回転することで、支持体補助輪32が洗濯槽転動レール7上を転動する。
支持体補助輪32は、洗濯槽補助輪31より小さい外径に形成されている。
洗濯槽本体5aの外壁面の近傍には、同一平面上に螺旋状に巻線された、一層からなる電磁誘導コイル33が対向して設けられている。
なお、電磁誘導コイル33は、一層に限らず、多層であってもよい。
この電磁誘導コイル33は、支持材33aを介して、外槽3に支持されており、外槽3の外側に配置された電源(図示せず)から高周波(例えば、20kHz)の電力が供給されるようになっている。
洗濯槽本体5aであって、電磁誘導コイル33と対向可能な領域の一部は、高周波の電力が供給された電磁誘導コイル33によって電磁誘導加熱が可能なステンレスから構成されており、電磁誘導コイル33が配電されることで、洗濯槽本体5aが加熱される。
なお、洗濯槽本体5aは、ステンレスに限らず、高周波の電力が供給された電磁誘導コイル33によって電磁誘導加熱が可能なその他の材料であってもよい。
また、洗濯槽本体5aは、高周波の電力が供給された電磁誘導コイル33によって電磁誘導加熱がされない樹脂等の材料から構成された非加熱部と、この非加熱部の外周面に取り付けられたり、非加熱部の内部に混入されたりした電磁誘導加熱が可能なステンレス等の材料とを有してもよい。
電磁誘導コイル33に配電される高周波は、電磁誘導加熱によって加熱される材質および構成によって効率的に加熱できるように周波数が決定される。
電磁誘導コイル33の取り付け位置は、洗濯槽回転軸5bの近傍であることが望ましく、これにより、洗濯槽5が洗濯槽回転軸5bおよび支持体回転軸4bを中心に回転することで、洗濯槽本体5aの洗濯槽回転軸5b近傍以外の全面を加熱することができる。
なお、電磁誘導コイル33の洗濯槽本体5a側には、電磁誘導コイル33と洗濯槽本体5aとの間隔を維持するために、例えば、突起等の維持材を設けてもよい。
これにより、洗濯槽5に回転ぶれが生じた場合であっても、電磁誘導コイル33と洗濯槽本体5aとが直接接触することが防止される。
また、電磁誘導コイル33を支持した支持材33aの中間に、弾性機構を設けてもよい。
これにより、洗濯槽5に回転ぶれが生じ、電磁誘導コイル33と洗濯槽本体5aとが接触した場合であっても、電磁誘導コイル33の巻線間の絶縁被膜破壊の発生を抑制することができる。
また、電磁誘導コイル33の反洗濯槽本体5a側には、例えば、棒状のフェライトコアを複数個、磁束の方向に沿って、電磁誘導コイル33の中心から放射状に配置してもよい。
なお、このフェライトコアは、棒状に限らず、その他の形状であってもよい。
これにより、電磁誘導コイル33により発生する磁束が、電磁誘導コイル33の反洗濯槽本体5a側に漏洩することが抑制されて、効率よく洗濯槽本体5aを加熱することができ、電磁誘導コイル33の反洗濯槽本体5a側の部材が電磁誘導コイル33によって加熱されることを抑制することができる。
電磁誘導コイル33が配電され、洗濯槽5が支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転することで、洗濯槽本体5aは、全体的に均一に加温されるので、乾燥動作のときには、洗濯物を均一に乾燥しやすくなり、洗濯動作およびすすぎ動作のときには、洗濯槽本体5aの内側の水および洗濯物を効率よく加温して、洗濯物の洗浄効果を向上させることができる。また、洗濯終了後に、洗濯槽本体5aを乾燥することに用いることで、洗濯槽本体5aに発生するカビ等の繁殖を抑制することができる。このとき、洗濯槽本体5aの周囲の空気を加温することが低減して、洗濯槽本体5aのみを加温することができるので、エネルギー効率がよく、さらに、乾燥時間を短縮することができる。
なお、乾燥動作のときには、電磁誘導コイル33を補助的な加温手段として用い、実施の形態1に記載したヒーターまたはヒートポンプにより温風を循環して乾燥する方式と併用してもよい。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この実施の形態に係る洗濯機1によれば、支持体4が支持体回転軸4bを中心に回転すると、洗濯槽5は支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転し、このとき、洗濯槽補助輪31および支持体補助輪32が洗濯槽転動レール7上を転動するので、洗濯槽5の支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心にした回転ぶれがさらに抑制される。
なお、洗濯槽補助輪31および支持体補助輪32の内、何れか一方のみを備えた洗濯機1であってもよく、また、支持体補助輪32は、2ヶ所に限らない。
また、洗濯槽補助輪31の外径と支持体補助輪32の外径とは、同一のものであってもよい。
また、支持体回転軸4bの軸線を中心に環状に形成された第1の補助輪用被接触体である転動レールを設けて、この転動レール上に洗濯槽補助輪31または支持体補助輪32が転動するようにしてもよい。
また、洗濯槽補助輪31が洗濯槽5に対して回転自在となるために、洗濯槽補助輪31と洗濯槽回転軸5bとの間にベアリングを取り付けたり、洗濯槽補助輪31と洗濯槽回転軸5bとを固定して、その洗濯槽回転軸5bと洗濯槽本体5aとの間にベアリングを取り付けたり、支持体軸受4cを設けずに、洗濯槽補助輪31が取り付けられた洗濯槽回転軸5bを支持体4に固定して、洗濯槽補助輪31と洗濯槽回転軸5bとの間、および、洗濯槽回転軸5bと洗濯槽本体5aとの間のそれぞれにベアリングを取り付けたりしてもよい。
また、支持体補助輪32が支持体4に対して回転自在にするために、支持体補助輪軸受32aを設けずに、支持体補助輪回転軸32bを支持体本体4aに固定して、支持体補助輪32が支持体補助輪回転軸32bに回転自在に取り付けられてもよい。
また、電磁誘導コイル33は、洗濯槽本体5aの周方向に沿って巻回して、洗濯槽本体5aの外側から覆うように設けられてもよい。この場合であっても、洗濯槽回転軸5bの近傍に配置されることが望ましく、これにより、洗濯槽本体5aのほぼ全面を加温することができる。なお、この電磁誘導コイル33は、洗濯槽本体5aの周方向を1周したものや、半周したものであってもよい。
なお、この実施の形態に係る洗濯機1のような電磁誘導コイルの設置は、他の実施の形態に係る洗濯機1にも適用することができ、さらには、洗濯槽5が複数の回転軸を中心に回転する他の洗濯機1であっても、電磁誘導コイルを洗濯槽5の外周側の一部に近接した位置に設置できる構造であれば、適用することができ、同様な効果を得ることができる。
また、この実施の形態では、レール弾性材8aにより、支持体4の支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれに伴って生じる洗濯槽回転輪5cや洗濯槽補助輪31や支持体補助輪32から洗濯槽転動レール7に加えられる過度の力を低減させているが、レール弾性材8aに加えて、または代えて、支持体軸受4cや支持体補助輪軸受32aのそれぞれと支持体本体4aとの間に弾性部材や弾性構造を設けたり、洗濯槽回転輪5cや洗濯槽補助輪31や支持体補助輪32のそれぞれをタイヤの様な弾性構造(中空にしてガスが封入されたもの、または、弾性体であるゴムから構成されたもの)にしたりして、洗濯槽回転輪5cや洗濯槽補助輪31や支持体補助輪32と洗濯槽転動レール7との間に働く力を吸収できるようにしてもよい。
実施の形態3.
図4はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、洗濯槽回転軸5bの軸線が水平面から45°だけ傾いて、正面側より背面側が上側にくるように配置されている。ただし、これは支持体4の支持体回転軸4bを中心にした回転を停止した場合の位置であって、支持体4が支持体回転軸4bを中心に回転した場合には、洗濯槽回転軸5bも支持体回転軸4bを中心に回転しており、固定配置されているわけではない。
洗濯槽回転軸5bを回転可能に支持した支持体軸受4cの軸線も、水平面から45°だけ傾いて設けられている。
洗濯槽回転軸5bの軸線が傾いて配置されているので、支持体本体4aは、上側の支持体軸受4cが設けられるために、ほぼ球形状に形成されている。
なお、支持体4の開口部を開閉する支持体開閉蓋を支持体本体4aに設けて、支持体開閉蓋を閉じた場合に、支持体本体4aと支持体開閉蓋とが球形状となるようにしてもよい。
洗濯槽5は、一対の洗濯槽回転軸5bのうちの下側の洗濯槽回転軸5bに、洗濯槽回転輪5cを有し、この洗濯槽回転輪5cは、実施の形態1に係る洗濯機1と比較して、より大きな径で形成され、さらに、洗濯槽本体5aおよび支持体本体4aの球体面に沿って、洗濯槽回転軸5bが固定されている中央部が凹んだ形状に形成されている。
また、この洗濯槽回転輪5cが転動するように、洗濯槽転動レール7は、実施の形態1に係る洗濯機1の洗濯槽転動レール7より下方に配置され、また、径がより小さく形成されており、洗濯槽転動レール7の傾斜した外面側に洗濯槽回転輪5cが転動するようになっている。
支持体回転軸4bを中心にした洗濯槽5の回転量に対する洗濯槽回転軸5bを中心にした洗濯槽5の回転量の比は、実施の形態1に係る洗濯機1のものより小さい。つまり、支持体回転軸4bを中心に洗濯槽5が1回転する間に、洗濯槽回転軸5bを中心に洗濯槽5が回転する回転量は、実施の形態1に係る洗濯機1のものより小さい。そのため、この実施の形態に係る洗濯機1では、脱水動作の高速回転は、支持体回転軸4bを中心にした回転であることとしており、支持体本体4aの外周面には、実施の形態1に係る洗濯機1の洗濯槽バランサ12と同様の支持体バランサ15が、支持体回転軸4bの軸線を中心にして環状に固定されている。
支持体4には、支持体本体4aに取り付けられた支持体補助輪軸受32aと、この支持体補助輪軸受32aに回転自在に保持された支持体補助輪回転軸32bとを介して、支持体補助輪32が回転自在に、洗濯槽転動レール7に接触して設けられている。
支持体補助輪32は、支持体補助輪回転軸32bの先端部に固定されている。
支持体補助輪32および洗濯槽回転輪5cは、互いに洗濯槽転動レール7の対向した位置に接触している。
支持体補助輪32は、洗濯槽回転輪5cより小さい外径に形成されている。
洗濯槽転動レール7は、レール弾性材8aを介してレール支持材8bに支持されており、このレール支持材8bは、外槽3に固定された第1の離間手段である洗濯槽転動レール駆動部14に垂直方向に移動可能に支持されている。
洗濯槽転動レール駆動部14が駆動することで、レール支持材8bが垂直方向に出し入れされ、洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5cおよび支持体補助輪32とを接触させたり、非接触にさせたりする。
これにより、支持体回転軸4bを中心に洗濯槽5を回転させたまま、洗濯槽回転軸5bを中心に洗濯槽5を回転させたり、洗濯槽回転軸5bを中心にした洗濯槽5の回転を停止させたりすることができる。
なお、洗濯槽転動レール駆動部14は、筐体2に固定されてもよい。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
洗濯動作およびすすぎ動作では、洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5cとを接触させたまま支持体4を回転させて、支持体回転軸4bおよび洗濯槽回転軸5bを中心に洗濯槽5を回転させる。
脱水動作では、洗濯槽転動レール駆動部14により、レール支持材8bを下方に移動させて、洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5cおよび支持体補助輪32とを非接触にする。
この状態で、支持体4を回転させると、洗濯槽5は、支持体回転軸4bを中心に回転し、洗濯槽回転軸5bを中心には回転しない。その結果、洗濯槽5の支持体回転軸4bを中心にした高速回転を行いやすくなる。
このとき、支持体本体4aには、支持体バランサ15が設けられているので、支持体回転軸4bを中心にした支持体4の回転ぶれを抑制することができる。
支持体バランサ15だけでは、支持体4の回転ぶれを抑制することができない場合には、モータ6のトルク変動または加速度変化によりそれを検知して、洗濯槽転動レール駆動部14を駆動し、レール支持材8bを上方に移動させて、洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5cおよび支持体補助輪32とを接触させる。
洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5cおよび支持体補助輪32とが接触するので、洗濯槽5の支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれが抑制される。
さらに、洗濯槽5は、支持体回転軸4bを中心にした回転に加え、洗濯槽回転軸5bを中心にして回転するので、洗濯槽本体5a内の洗濯物のバランスを積極的に改善して、洗濯槽5の支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれを抑制することができる。
以上説明したように、この実施の形態に係る洗濯機1によると、洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5cとを接触させたり、非接触にさせたりする洗濯槽転動レール駆動部14が設けられているので、支持体回転軸4bを中心に洗濯槽5を回転させたまま、洗濯槽回転軸5bを中心に洗濯槽5を回転させたり、洗濯槽回転軸5bを中心にした洗濯槽5の回転を停止させたりすることができる。
また、支持体4は、外周面に支持体回転軸4bの軸線を中心にした環状の支持体バランサ15が設けられているので、支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれを抑制することができる。
また、支持体補助輪32が洗濯槽転動レール7上を転動可能であるので、洗濯槽5の洗濯槽回転軸5bおよび支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれをさらに抑制することができる。
なお、この実施の形態では、支持体本体4aに支持体バランサ15が取り付けられた洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らず、洗濯槽本体5aに洗濯槽バランサ12がさらに取り付けられた洗濯機1であってもよい。
また、この実施の形態では、支持体補助輪32が1個設けられた支持体4について説明したが、勿論この数に限らない。
実施の形態4.
図5はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図、図6は図5の洗濯機1の正面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、筐体2の開口部、外槽3の開口部および洗濯槽5の開口部が洗濯機1の正面側に傾斜して配置されている。
筐体開閉蓋2aは、側面から視たときに洗濯槽本体5aの曲面に合った円弧形状であり、中間部および根元部に設けられた蝶番(図示せず)を介して折りたたみ可能となっている。
洗濯槽開閉蓋5dは、洗濯槽本体5aの背面側との間に設けられた蝶番(図示せず)を支点にして、洗濯槽5の開口部を開閉可能に設けられている。
2本の外槽支持材13が筐体2の背面側の上部から吊り下げられ、先端部が外槽3と係合している。さらに、他の2本の外槽支持材13が筐体2の正面側の底部から外槽3の下部に向かって延びており、先端部が外槽3と当接している。これらの外槽支持材13により外槽3は支持されている。
なお、外槽支持材13の全てが筐体2の上部から吊り下げられ、外槽支持材13の先端部が外槽3と係合してもよい。
洗濯槽回転軸5bは水平方向に延びて配置されている。
なお、この実施の形態に係る洗濯機1は、実施の形態3に係る洗濯機1と比較して、回転位置検出手段(図示せず)の検出項目が異なっている。実施の形態3に係る洗濯機1では、支持体回転軸4bの軸線方向上であって、洗濯槽5の上部に開口部および洗濯槽開閉蓋5dを有しており、洗濯槽回転軸5bを中心にした回転位相のみを検知して停止すればよく、支持体回転軸4bを中心とした回転位相は検知する必要がなかった。
この実施の形態に係る洗濯機1は、洗濯槽開閉蓋5dが洗濯機1の正面側に支持体回転軸4bの軸線上から傾斜して配置されているので、回転位置検出手段は、洗濯槽回転軸5bを中心にした回転位相と、支持体回転軸4bを中心にした回転位相との両方を検知して停止することが必要である。ただし、洗濯槽5の開口部の位置を筐体2の開口部の位置と一致させるように洗濯槽5を所定の位置に停止する回転位置検知手段および停止するための制御部の構成については、実施の形態3に係る洗濯機1と同様である。
その他の構成は実施の形態3と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1では、筐体2の開口部、外槽3の開口部および洗濯槽5の開口部が、洗濯機1の正面側に傾斜して配置されているので、洗濯槽5への洗濯物の出し入れを容易にすることができる。
実施の形態5.
図7はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図、図8は図7の洗濯槽5を示す斜視図である。
この実施の形態に係る洗濯機1の洗濯槽本体5aは、洗濯槽5が円筒部16aとこの円筒部16aの両端部に形成された半球部16bとから構成されている。
円筒部16aの軸線方向の中間部には、水平方向の外側に延びた一対の洗濯槽回転軸5bが同一直線上に配置され、一方の洗濯槽回転軸5bには洗濯槽回転輪5cが設けられている。
洗濯槽本体5aが円筒部16aを含んでいることにより、洗濯槽本体5aの、洗濯槽回転軸5bの軸線方向の寸法が小さくなり、洗濯槽5が支持体回転軸4bを中心に回転したときに必要となる筐体2の横幅および奥行の寸法を小さくすることができる。
洗濯槽本体5aの円筒部16aの軸線方向の一端部には、内周面に環状の洗濯槽バランサ12が配置されている。これにより、洗濯槽5が支持体回転軸4bを中心に高速回転したときの回転ぶれを抑制することができる。
洗濯槽本体5aの洗濯槽バランサ12側の半球部16bには、開口部が形成され、この開口部を開閉するように洗濯槽開閉蓋5dが設けられている。
洗濯槽本体5aには、開口部から正面側の側面に渡って洗濯槽レール17aが外周面に2本並んで固定されている。
洗濯槽開閉蓋5dの内面側には、洗濯槽レール17aに沿って洗濯槽開閉蓋5dが摺動可能な開閉蓋レール17bが2本固定されている。
洗濯槽開閉蓋5dが洗濯槽レール17aに摺動することで、洗濯槽5の開口部が開閉されるので、洗濯槽5の開口部の上方に、洗濯槽開閉蓋5dを上方に開閉するための空間を設ける必要がなくなるので、高さ方向が狭い空間であっても洗濯機1を設置することができる。
筐体2の上面の四隅には、外槽支持材13が吊り下げられており、その先端部には、外槽3が取り付けられている。この外槽支持材13の中間部には弾性体が設けられており、外槽支持材13の両端部が伸縮することで、支持体4および洗濯槽5の回転にともなう振動が筐体2に伝達することを抑制している。
洗濯槽転動レール7は、レール弾性材8aを介してレール支持材8bに支持されており、このレール支持材8bは、外槽3に固定された洗濯槽転動レール駆動部14に垂直方向に移動可能に支持されている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、洗濯槽本体5aが円筒部16aを含んでいるので、筐体2の横幅および奥行の寸法を小さくすることができる。
また、洗濯槽開閉蓋5dが洗濯槽レール17aに沿って、洗濯槽5の側面側にスライドすることで、洗濯槽5の開口部を開閉するので、洗濯槽開閉蓋5dを上方に開閉するための空間を設ける必要がなくなり、洗濯機1の上方の空間が狭い場所であっても、洗濯機1を設置して利用することができる。なお、洗濯槽開閉蓋5dは、洗濯槽5の上部に配置されているので、洗濯槽開閉蓋5dの側面へのスライド方向は、洗濯槽5の停止方向によって異なっており、洗濯槽5の背面側であったり、正面側であったり、側面側であったりする。
実施の形態6.
図9はこの実施の形態に係る洗濯機1の洗濯槽5を示す斜視図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、洗濯槽本体5aが球状に形成され、さらに、一対の洗濯槽回転軸5bが設けられる領域が、洗濯槽回転軸5bに対して垂直な平面で切り取られた形状に形成されている。
これにより、洗濯槽本体5aが球状であっても、洗濯槽5の洗濯槽回転軸5bの軸線方向の寸法が小さくなるので、実施の形態5に係る洗濯機1と同様に、洗濯槽5が支持体回転軸4bを中心に回転したときに必要となる筐体2の横幅および奥行の寸法を小さくすることができる。
また、実施の形態5に係る洗濯機1よりも、洗濯物が収納できる洗濯槽本体5aの容積を大きくすることができる。
その他の構成は実施の形態5と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、洗濯槽本体5aがほぼ球状に形成され、かつ、洗濯槽回転軸5bが設けられる領域が、洗濯槽回転軸5bに対して垂直な平面で切り取られた形状に形成されているので、洗濯槽回転軸5bの軸線方向の洗濯槽5の寸法を小さくすることができる。
その結果、実施の形態5に係る洗濯機1と同様に、筐体2の横幅および奥行の寸法を小さくすることができるとともに、実施の形態5に係る洗濯機1よりも、洗濯物が収納できる洗濯槽本体5aの容積を大きくすることができる。
実施の形態7.
図10はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、実施の形態1に係る洗濯機1と比較して、洗濯槽本体5aおよび支持体本体4aの上部側が垂直方向から所定の角度だけ正面側に傾いて配置されている。
これにともない、洗濯槽回転軸5bの軸線が所定の角度だけ水平方向から傾斜し、支持体回転軸4bの軸線も所定の角度だけ垂直方向から傾斜している。
また、筐体2の開口部、外槽3の開口部および洗濯槽5の開口部が洗濯機1の正面側に傾斜して配置されている。
筐体2の開口部には、開閉時に2つ折りにして開閉する平板形状の筐体開閉蓋2aが設けられている。
洗濯槽5の開口部には、この開口部を開閉する洗濯槽開閉蓋5dが設けられ、洗濯槽開閉蓋5dは球状の一部を平面で切ったときの、その切り取り部の形状に形成されている。
洗濯槽開閉蓋5dの内面側には、洗濯槽レール17aに沿って洗濯槽開閉蓋5dが摺動可能な開閉蓋レール17bが2本固定されている。
洗濯槽開閉蓋5dが洗濯槽レール17aに摺動して、洗濯槽5の開口部が開閉されるので、洗濯槽5の開口部の上方に、洗濯槽開閉蓋5dを上方に開閉するための空間を設ける必要がなく、高さ方向が狭い空間であっても洗濯機1を設置することができる。
洗濯槽本体5aおよび支持体本体4aの上部側の正面側への傾斜配置に伴い、洗濯槽回転軸5bおよび支持体回転軸4bは水平方向および垂直方向から傾斜して配置され、外槽3の下方側のモータ6は洗濯機1の背面側に傾斜して配置されている。
洗濯槽本体5aの外周面であって、一対の洗濯槽回転軸5bのうち、一方の洗濯槽回転軸5b側には、洗濯槽回転軸5bを中心にして環状に形成された洗濯槽回転輪5fが、直接固定されている。
この洗濯槽回転輪5fは液体を内包しており、洗濯槽5の洗濯槽回転軸5bを中心にした高速回転による回転ぶれを抑制する洗濯槽5のバランサを兼ねている。
なお、洗濯槽5のバランサは、実施の形態1に係る洗濯機1と同様の洗濯槽バランサ12を、洗濯槽回転軸5bを中心にして反洗濯槽回転輪5f側の洗濯槽5に取り付けてもよく、またこの場合、液体を内包せず洗濯槽5のバランサを兼ねない洗濯槽回転輪5fであったり、洗濯槽バランサ12および液体を内包した洗濯槽回転輪5fの両方を備えたりしてもよい。
洗濯槽転動レール7は、洗濯槽回転輪5fの上方側に配置され、支持体回転軸4bを中心とした回転の円周面に対して断面が傾斜した環状に形成されている。洗濯槽回転輪5fの断面は、この洗濯槽転動レール7の傾斜した面との接触面が大きくなるように台形状に形成されている。これにより、洗濯槽転動レール7の傾斜した内周面に洗濯槽回転輪5fが転動しやすくなり、洗濯槽5は、洗濯槽回転軸5bを中心にスムーズに回転する。
洗濯槽転動レール7は、レール弾性材8aを介してレール支持材8bに支持され、このレール支持材8bは外槽3の上部からから支持されている。なお、実施の形態3に係る洗濯機1と同様に、レール支持材8bが外槽3に固定された洗濯槽転動レール駆動部14に、支持体回転軸4bの軸線方向に移動可能に支持されてもよい。
これにより、洗濯槽転動レール駆動部14が駆動して、レール支持材8bが支持体回転軸4bの軸線方向に出し入れされ、洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5fとを接触させたり、非接触にさせたりすることができる。
その結果、支持体回転軸4bを中心に洗濯槽5を回転させたまま、洗濯槽回転軸5bを中心に洗濯槽5を回転させたり、洗濯槽回転軸5bを中心にした洗濯槽5の回転を停止させたりすることができる。
なお、洗濯槽転動レール駆動部14は、筐体2に固定されてもよい。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、洗濯槽本体5aおよび支持体本体4aの上部側が正面側へ傾斜して配置されているので、洗濯槽本体5a内の洗濯物および水の攪拌効果および洗濯物の偏りを一層改善することができる。
また、筐体2、外槽3および洗濯槽5の開口部が正面側に配置されているので、洗濯槽5への洗濯物の出し入れが容易になる。
また、支持体4の回転ぶれの支点となる外槽軸受3aと支持体回転軸4bとの接触位置の近傍から、洗濯槽回転輪5fと洗濯槽転動レール7との接触位置までの距離が離れているので、洗濯槽転動レール7による支持体4の回転ぶれを一層抑制することができる。
また、洗濯槽回転輪5fが洗濯槽本体5aの外周面に直接取り付けられているので、実施の形態1に係る洗濯機1と比較して、支持体4と外槽3との隙間を一層狭くすることができ、洗濯槽本体5aの内容積を大きくすることができる。また、洗濯槽回転輪5fを洗濯槽本体5aの構造的強度を維持する部材として兼用することもできる。
また、支持体4と洗濯槽5との回転数比は、洗濯槽回転輪5fと洗濯槽転動レール7との径によって決定されるが、実施の形態1に係る洗濯機1の洗濯槽回転輪5cを洗濯槽回転軸5bの端部に設けた場合に洗濯槽回転輪5cの径を大きくしようとすると、洗濯槽回転輪5cに対して、所定の構造的強度の強化が必要であるが、この実施の形態に係る洗濯機1によれば、構造的強度を強化することなく、洗濯槽回転輪5fを設置する洗濯槽本体5aの周面の位置を変えるだけで洗濯槽回転輪5fの径を変化させることができる。これにより、洗濯槽5を軽量化でき、支持体4と洗濯槽5との回転数比を容易に設計変更することができる。
また、洗濯槽回転輪5fは、洗濯槽バランサも兼ねており、洗濯槽5に別途バランサを設置する必要がなくなる。
実施の形態8.
図11はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、洗濯槽回転軸5bの軸線が水平面から所定の角度だけ傾斜し、正面側より背面側が上側にくるように配置されている。ただし、これは支持体4の支持体回転軸4bを中心にした回転を停止した場合の位置であって、支持体4が支持体回転軸4bを中心に回転した場合には、洗濯槽回転軸5bも支持体回転軸4bを中心に回転しており、固定配置されているわけではない。
洗濯槽回転軸5bを回転可能に支持した支持体軸受4cの軸線も、水平面から所定の角度だけ傾斜して設けられている。
洗濯槽回転軸5bの軸線が傾斜して配置されているので、支持体本体4aは、上側の支持体軸受4cを設けるために、ほぼ球形状に形成されている。
なお、支持体4の開口部を開閉する支持体開閉蓋を支持体本体4aに設けて、支持体開閉蓋を閉じた場合に、支持体本体4aと支持体開閉蓋とが球形状となるようにしてもよい。
洗濯槽5は、一対の洗濯槽回転軸5bの端部のそれぞれに洗濯槽回転輪5cを有し、この洗濯槽回転輪5cが転動するように、それぞれ下方と上方に同形状で同サイズの洗濯槽転動レール7が設けられている。
上方の洗濯槽転動レール7は、下側に洗濯槽回転輪5cが接触して転動し、下方の洗濯槽転動レール7は、上側に洗濯槽回転輪5cが接触して転動する。
また、それぞれの洗濯槽転動レール7は、実施の形態1に係る洗濯機1の洗濯槽転動レール7より径が小さく形成され、洗濯槽回転軸5bが洗濯槽転動レール7に対して傾いて配置されているので、洗濯槽回転軸5bと洗濯槽転動レール7との接触面積を大きくするために、洗濯槽回転輪5cの断面が台形状に形成されている。
それぞれの洗濯槽転動レール7は、レール弾性材8aを介してレール支持材8bに支持されており、上方の洗濯槽転動レール7を支持するレール支持材8bは、外槽3の上方側から支持され、下方の洗濯槽転動レール7を支持するレール支持材8bは外槽3の下方側から支持されている。
なお、レール支持材8bは、筐体2に固定されてもよい。
洗濯槽本体5aの内周面には、洗濯槽回転軸5bを中心にして環状に形成された洗濯槽バランサ12が取り付けられている。
この洗濯槽バランサ12は、洗濯槽本体5aの中心を囲むようにして配置されているので、実施の形態1に係る洗濯機1の洗濯槽バランサ12より径が大きく形成されている。
洗濯槽本体5aの内周面には、板状の槽付攪拌翼11が、下方側の洗濯槽回転軸5bを中心として放射状に設けられている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、洗濯槽回転軸5bが傾斜され、板形状の槽付攪拌翼11が、下方側の洗濯槽回転軸5bを中心として放射状に設けられているので、洗濯槽本体5a内における水および洗濯物の攪拌効果を高めることができる。
また、上下の洗濯槽転動レール7にそれぞれ洗濯槽回転輪5cが転動するので、転動がより確実となり、洗濯槽5の洗濯槽回転軸5bを中心とした回転ぶれや支持体4の支持体回転軸4bを中心とした回転ぶれを抑制することができる。
実施の形態9.
図12はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、外槽3を備えておらず、支持体本体4aが内側に貯水可能に形成されている。したがって、支持体本体4aには通水孔が形成されていない。
筐体2の上面の四隅には、洗濯槽支持材18が吊り下げられており、その先端部には、円板形状の保持体19が取り付けられている。
保持体19には保持体軸受19aが設けられ、この保持体軸受19aに支持体回転軸4bが貫通して回転可能に取り付けられている。
保持体19の下端面にはモータ6が取り付けられ、支持体回転軸4bがこのモータ6に接続されている。
洗濯槽回転軸5bは、実施の形態3に係る洗濯機1と同様にして、軸線が水平面から45°だけ傾いて、正面側より背面側が上側となるように配置されている。
支持体本体4aの支持体回転軸4bの内側には、支持体本体4aの内側に溜められた水が通過可能な排水孔4dが形成され、支持体回転軸4bの先端部には排水路10が回転可能に接続されている。
この支持体回転軸4bと排水路10とは、水が漏れないように密着した水密構造になっている。
洗濯槽転動レール7は、レール弾性材8aを介してレール支持材8bに支持されており、このレール支持材8bは、保持体19に固定された洗濯槽転動レール駆動部14に垂直方向に移動可能に支持されている。
洗濯槽転動レール駆動部14が駆動することにより、レール弾性材8aおよびレール支持材8bが垂直方向に出し入れされ、洗濯槽転動レール7と洗濯槽回転輪5cとを接触させたり、非接触にさせたりすることができる。
筐体2の開口部には、洗濯槽本体5aに向かって延びた筒状の開口部カバー9が設けられており、この開口部カバー9により、洗濯槽本体5aに洗濯物を出し入れする際に、筐体2と支持体4との間および支持体4と洗濯槽5との間に洗濯物が入り込むことを防いでいる。
また、この開口部カバー9は、脱水動作において、高速回転する支持体4から水が開口部を通って飛散することを防いでいる。なお、支持体4に、開口部を開閉する支持体開閉蓋を設けて、水が開口部を通って飛散することを防いでもよい。
その他の構成は実施の形態3と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、外槽3を設けず、支持体本体4aが内側に貯水可能に形成されているので、実施の形態3に係る洗濯機1よりも部品点数を減少させることができ、さらに、洗濯機1の省スペース化を図ることができる。
また、支持体4は、支持体回転軸4bの軸線上に下方へ延び、水が通過可能な排水孔4dが形成されているので、支持体本体4aの内側に溜められた水を外側に排水することができる。
実施の形態10.
図13はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、洗濯槽本体5a、支持体本体4aおよび保持体19の上側が垂直方向から所定の角度だけ正面側に傾いて配置され、筐体2の開口部が正面側に傾斜して形成されている。
支持体本体4aの下部は、支持体回転軸4bが最下部となり、支持体本体4aの内側に溜められた水を排水できるように傾斜して形成されている。
その他の構成は実施の形態9と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、筐体2の開口部が正面側に傾斜して形成されているので、洗濯槽本体5aへの洗濯物の出し入れを容易にすることができる。
実施の形態11.
図14はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、支持体4が、支持体回転軸4bを中心に回転可能な半球状の外側支持部材20と、この外側支持部材20の内側に設けられた、第3の回転軸である一対の内側支持部材回転軸21aを中心に回転可能な内側支持部材21とを有している。
外側支持部材20および内側支持部材21には、水が通過可能な通水孔が複数個、全面に渡って形成されている。
外側支持部材20には、内側支持部材回転軸21aを回転可能に支持した外側支持部材軸受20aが設けられている。
内側支持部材21の内側には、一対の洗濯槽回転軸5bを中心に回転可能な洗濯槽5が設けられている。
内側支持部材21には、洗濯槽回転軸5bを回転可能に支持した内側支持部材軸受21cが設けられている。
支持体回転軸4bと内側支持部材回転軸21aと洗濯槽回転軸5bとは、それぞれが異なった方向を向いて配置されている。
内側支持部材21は、一対の内側支持部材回転軸21aのうち、一方の内側支持部材回転軸21aに、内側支持部材回転軸21aとともに回転する内側支持部材回転輪21bを有している。
外側支持部材20には、他方の内側支持部材回転軸21aを介して、第2の補助輪である内側支持部材補助輪21dが設けられている。
内側支持部材補助輪21dは、内側支持部材回転輪21bと同じ外径に形成されている。
内側支持部材回転軸21aと内側支持部材補助輪21dとの間にはベアリング(図示せず)が取り付けられており、内側支持部材回転軸21aに対して内側支持部材補助輪21dが回転自在になっており、外側支持部材20に対しても内側支持部材補助輪21dが回転自在となっている。
外槽3の内側には、支持体回転軸4bの軸線を中心に環状に形成され、内側支持部材回転輪21bおよび内側支持部材補助輪21dを転動可能に支持した第2の被接触体である支持体転動レール22が設けられている。
内側支持部材回転輪21bが支持体転動レール22に転動することにより、内側支持部材21は内側支持部材回転軸21aを中心に回転する。このとき、内側支持部材補助輪21dも支持体転動レール22を転動するが、内側支持部材回転軸21aとは逆方向に空転する。
支持体転動レール22は、レール弾性材23aを介してレール支持材23bに支持されており、このレール支持材23bは、外槽3に固定された第2の離間手段である支持体転動レール駆動部24に垂直方向に移動可能に支持されている。このレール弾性材23aおよびレール支持材23bは、支持体回転軸4bを中心に周方向に間隔をおいて4箇所に配置されている。
支持体転動レール駆動部24を駆動することで、レール支持材23bが垂直方向に出し入れされ、支持体転動レール22と内側支持部材回転輪21bおよび内側支持部材補助輪21dとを接触させたり、非接触にさせたりする。
これにより、支持体回転軸4bを中心に内側支持部材21を回転させたまま、内側支持部材回転軸21aを中心に内側支持部材21を回転させたり、内側支持部材回転軸21aを中心にした内側支持部材21の回転を停止させたりすることができる。
なお、支持体転動レール駆動部24は、筐体2に固定されてもよい。
外側支持部材20の内側には、内側支持部材回転軸21aの軸線を中心に環状に形成された、洗濯槽回転輪5cを転動可能に支持した洗濯槽転動レール7が設けられ、この洗濯槽転動レール7は、レール弾性材8aおよびレール支持材8bを介して外側支持部材20に支持されている。
洗濯槽回転輪5cが洗濯槽転動レール7に転動することにより、洗濯槽5は洗濯槽回転軸5bを中心に回転する。
外側支持部材20の内周面には、支持体回転軸4bの軸線を中心にした環状の支持体バランサ15が、外側支持部材20の最大外径部に設けられている。
これにより、脱水動作における、内側支持部材21の内側支持部材回転軸21aを中心にした高速回転による回転ぶれを抑制することができる。
筐体2の開口部は、正面側に傾斜して形成されており、洗濯槽5の開口部も停止時には筐体2の開口部と一致するように、正面側に傾斜して形成されている。
洗濯槽本体5aには、開口部を開閉する洗濯槽開閉蓋5dが背面側に向かって摺動可能となっている。これにより、洗濯槽5の開口部の上方に、洗濯槽開閉蓋5dを上方に開閉するための空間が不要となるので、高さ方向に狭い場所へ洗濯機1を設置することができる。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、洗濯槽5が、支持体回転軸4b、内側支持部材回転軸21aおよび洗濯槽回転軸5bを中心に回転するので、洗濯槽本体5aの内側に溜められた水および洗濯物をさらに効率よく攪拌することができる。
また、外槽3には、支持体転動レール22と内側支持部材回転輪21bおよび内側支持部材補助輪21dとを接触させたり、非接触にさせたりする支持体転動レール駆動部24が設けられているので、支持体回転軸4bを中心に洗濯槽5を回転させたまま、内側支持部材回転軸21aおよび洗濯槽回転軸5bを中心に洗濯槽5を回転させたり、内側支持部材回転軸21aおよび洗濯槽回転軸5bを中心にした洗濯槽5の回転を停止させたりすることができる。
また、内側支持部材補助輪21dが内側支持部材回転輪21bに対向した位置で、支持体転動レール22に転動するので、内側支持部材21の内側支持部材回転軸21aを中心にした回転ぶれおよび外側支持部材20の支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれを抑制することができる。
なお、外側支持部材20には、水平方向の外側に延びて配置された複数の外側支持部材補助輪回転軸と、それぞれの外側支持部材補助輪回転軸の先端に設けられた、外側支持部材20に対して回転自在な第2の補助輪である外側支持部材補助輪とを設けて、それぞれの外側支持部材補助輪を支持体転動レール22に接触させてもよい。
それぞれの外側支持部材補助輪が支持体転動レール22上を転動することで、内側支持部材21の内側支持部材回転軸21aを中心にした回転ぶれおよび外側支持部材20の支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれがさらに抑制される。
また、支持体回転軸4bの軸線を中心に環状に形成された第2の補助輪用被接触体である転動レールを設けて、この転動レール上に外側支持部材補助輪が転動するようにしてもよい。
また、この実施の形態では、レール弾性材8aにより、内側支持部材21の内側支持部材回転軸21aを中心にした回転ぶれに伴って生じる洗濯槽回転輪5cから洗濯槽転動レール7に加えられる過度の力を低減させているが、レール弾性材8aに加えて、または代えて、内側支持部材軸受21cと内側支持部材21との間に弾性部材や弾性構造を設けたり、洗濯槽回転輪5cをタイヤの様な弾性構造(中空にしてガスが封入されたもの、または、弾性体であるゴムから構成されたもの)にしたりして、洗濯槽回転輪5cと洗濯槽転動レール7との間に働く力を吸収できるようにしてもよい。
また、この実施の形態では、レール弾性材23aにより、外側支持部材20の支持体回転軸4bを中心にした回転ぶれに伴って生じる内側支持部材回転輪21bや内側支持部材補助輪21dから支持体転動レール22に加えられる過度の力を低減させているが、レール弾性材23aに加えて、または代えて、外側支持部材軸受20aと外側支持部材20との間に弾性部材や弾性構造を設けたり、内側支持部材回転輪21bや内側支持部材補助輪21dのそれぞれをタイヤの様な弾性構造(中空にしてガスが封入されたもの、または、弾性体であるゴムから構成されたもの)にしたりして、内側支持部材回転輪21bや内側支持部材補助輪21dと支持体転動レール22との間に働く力を吸収できるようにしてもよい。
実施の形態12.
図15はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、外槽3を備えておらず、外側支持部材20が内側に貯水可能となっている。したがって、外側支持部材20には通水孔が形成されていない。
筐体2の側面の中間部の4箇所には、洗濯槽支持材18が吊り下げられており、その先端部には、円板形状の保持体19が取り付けられている。
保持体19には保持体軸受19aが設けられ、この保持体軸受19aに支持体回転軸4bが貫通して回転可能に取り付けられている。
保持体19の反外側支持部材20側にはモータ6が取り付けられ、支持体回転軸4bがこのモータ6に接続されている。
支持体回転軸4bには、外側支持部材20の内側に溜められた水が通過可能な排水孔4dが内側に形成され、支持体回転軸4bの先端部には、排水路10が回転可能に接続されている。
この支持体回転軸4bと排水路10とは、水が漏れないように密着した水密構造となっている。
その他の構成は実施の形態11と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、外槽3を設けず、外側支持部材20が内側に貯水可能となっているので、実施の形態11に係る洗濯機1よりも部品点数を減少させることができ、さらに、洗濯機1の省スペース化を図ることができる。
実施の形態13.
図16はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図、図17は図16の洗濯槽回転軸5bの要部拡大図、図18は図16の洗濯槽本体着脱手段40の要部構成図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、筐体2と、この筐体2の内側に設けられた、洗濯動作のときに内側に貯水可能な外槽3と、この外槽3の内側に設けられた支持体である脱水槽34と、この脱水槽34の内側に設けられた、内側に洗濯物が収納可能な洗濯槽5とを備えている。
脱水槽34は、有底円筒形状の脱水槽本体34aと、この脱水槽本体34aの底面に垂直に固定された、外槽軸受3aを介して外槽3に回転自在に保持された第1の回転軸である脱水槽回転軸34bと、脱水槽本体34aに設けられた、互いに対向した一対の脱水槽軸受34cとを有している。
洗濯槽5は、球形状の洗濯槽本体5aと、この洗濯槽本体5aに着脱可能に設けられた、脱水槽軸受34cを介して脱水槽34に回転自在に保持された一対の洗濯槽回転軸5bとを有している。
一方の洗濯槽回転軸5bの反洗濯槽本体5a側の端部には、洗濯槽回転軸5bとともに回転する洗濯槽回転輪5cが固定されている。
脱水槽本体34aの底面と洗濯槽5との間には、回転することで脱水槽本体34aの内側の水を攪拌して、洗濯槽本体5aの内側の水および洗濯物が攪拌される底部攪拌翼35が設けられている。
外槽3の内周面と脱水槽34の外周面との間には、脱水槽回転軸34bの軸線を中心に環状に形成された洗濯槽回転輪5cが転動する洗濯槽転動レール7が設けられている。
筐体2の底部と外槽3の底部との間には、モータ6と、このモータ6に接続された、内部にギヤおよびクラッチを有した回転切換部36とが設けられている。
脱水槽回転軸34bは、内側が中空である管形状に形成されており、内側には、先端部に底部攪拌翼35が固定された、回転することで底部攪拌翼35が回転する底部攪拌翼回転軸35aが回転自在に設けられている。
脱水槽回転軸34bおよび底部攪拌翼回転軸35aは、回転切換部36を介して、モータ6に接続されており、回転切換部36によって、脱水槽回転軸34bおよび底部攪拌翼回転軸35aを介して、底部攪拌翼35のみが回転したり、脱水槽34のみが回転したり、底部攪拌翼35および脱水槽34の両方が回転したりする。
脱水槽34の外周面には、流体を内包した脱水槽バランサ37が設けられており、この脱水槽バランサ37により、脱水動作のときの、脱水槽34の高速回転の回転ぶれが抑制される。
外槽3の上部の開口部には、外槽開閉蓋3bが開閉可能に設けられており、筐体開閉蓋2a、外槽開閉蓋3bおよび洗濯槽開閉蓋5dを開けることで、脱水槽本体34aの内部にある洗濯槽本体5aへの洗濯物の出し入れを行うことができる。
洗濯槽回転軸5bの洗濯槽本体5a側の端部には、軸線方向に垂直の断面が三角形状をした三角柱部38が形成されている。
洗濯槽本体5aの外周面には、三角柱部38が摺動可能な洗濯槽本体着脱溝39aと、この洗濯槽本体着脱溝39aの端部に連通した、3つの側面を有する三角柱部38の2つの側面と当接可能な三角溝39bとが形成されている。
洗濯槽本体5aには、洗濯槽本体5aと洗濯槽回転軸5bとを着脱可能にする洗濯槽本体着脱手段40が設けられている。
洗濯槽本体着脱手段40は、三角溝39bと当接した三角柱部38の他の1つの側面と当接可能となっている。
三角溝39bが三角柱部38の2つの側面と当接し、洗濯槽本体着脱手段40が三角柱部38の他の1つの側面と当接した状態で、洗濯槽回転軸5bが回転すると、連動して、洗濯槽本体5aが、洗濯槽回転軸5bの軸線を中心に回転する。
なお、洗濯槽回転軸5bの洗濯槽本体5a側の先端部は、三角形状に限らず、洗濯槽本体5aの洗濯槽本体着脱溝39aおよび洗濯槽本体着脱手段40と当接し、洗濯槽回転軸5bが回転することで、連動して、洗濯槽本体5aが洗濯槽回転軸5bの軸線を中心に回転する形状(回転する際に引っかかりが生じる形状であればよく、三角形状以外の多角形状や楕円形状等)であればよい。
洗濯槽本体着脱手段40は、先端部が、三角溝39bと当接した三角柱部38の他の1つの側面と当接可能な止具41と、この止具41に設けられた、回転することで止具41をスライドさせる回転ギヤ42と、この回転ギヤ42に接続された、上下方向に移動することで回転ギヤ42を回転させる操作連結材43と、この操作連結材43に接続された、回動することで操作連結材43を上下方向に移動させる操作部材44とを有している。
利用者が指47で操作部材44を回動させると、操作連結材43が上方に移動し、回転ギヤ42が回転して、止具41は先端部が三角柱部38の側面と当接しない位置となる。
洗濯槽本体5aには、洗濯槽本体着脱溝39aに連通して形成された止具収納溝45が形成されており、止具41は止具収納溝45に沿ってスライド可能となっている。
止具収納溝45には、バネ46が設けられており、このバネ46により、止具41は、止具収納溝45から洗濯槽本体着脱溝39aに向かって付勢されている。
止具41の先端部には、傾斜部41aが形成されており、三角柱部38が傾斜部41aを押圧することで、止具41が止具収納溝45に収納される。
外槽開閉蓋3bには、三角柱部38が三角溝39bと当接しておらず、洗濯槽本体5aが脱水槽本体34aから浮き上がっている場合に、洗濯槽本体5aと接触することで、洗濯槽本体5aが脱水槽本体34aから浮き上がっていることを検出するセンサ(図示せず)が設けられている。
洗濯槽本体5aが脱水槽本体34aから浮き上がっていることをセンサが検出することで、洗濯機1は運転が行われないようになっている。
洗濯槽本体5aを脱水槽34に取り付ける場合には、三角柱部38が洗濯槽本体着脱溝39aに沿って上方へ移動するように、洗濯槽本体5aを脱水槽本体34aの内側で下方へ移動させる。
三角柱部38が、洗濯槽本体着脱溝39aに沿って上方へ移動して止具41の傾斜部41aに当接し、三角柱部38が傾斜部41aを押圧することで、止具41は止具収納溝45に向かって移動する。
止具41が止具収納溝45に向かって移動することで、三角柱部38はさらに上方へ移動する。
三角柱部38が三角溝39bと当接する位置まで上方に移動すると、止具41は三角柱部38に押圧されなくなり、止具41は、バネ46の付勢力により、三角柱部38の下面に当接する位置に移動する。
これにより、三角溝39bが三角柱部38の2つの側面と当接し、洗濯槽本体着脱手段40が三角柱部38の他の1つの側面と当接するので、洗濯槽本体5aは、洗濯槽回転軸5bを介して、脱水槽34に回転可能に取り付けられる。
洗濯槽本体5aを脱水槽34から取り外す場合には、利用者が指47で操作部材44を回動させることで、操作連結材43が上方に移動する。
操作連結材43が上方に移動することで、回転ギヤ42が回転して、止具41が止具収納溝45に向かって移動する。
止具41が止具収納溝45に向かって移動して、止具41が三角柱部38の下面に当接しなくなると、三角柱部38は洗濯槽本体着脱溝39aに沿って上方へ移動可能となり、利用者が洗濯槽本体5aを脱水槽34から取り外す。
洗濯槽本体5aは網形状に形成されており、洗濯槽本体5aの周囲には、洗濯槽本体5aの構造を補強するフレーム材(図示せず)が設けられている。
これにより、洗濯槽本体5aの形状が維持されている。
洗濯槽本体5aの下部には、洗濯槽本体5aを脱水槽34から取り外した後、筐体2の外側で立設できるように、折り畳み可能な脚部5gが取り付けられている。
洗濯槽本体5aが脱水槽34に取り付けられている場合には、脚部5gは洗濯槽本体5aの外周面に沿って折り畳まれている。
なお、洗濯槽本体5aには、操作されることで折り畳まれている脚部5gがバネによって伸長する操作部を設けてもよい。
これにより、脚部5gの操作性が向上する。
また、脚部5gは、折り畳み可能ではなく、常に伸長した状態のものであってもよい。
以上説明したように、この実施の形態に係る洗濯機1によれば、洗濯槽本体5aが脱水槽34から取り外され筐体2の外側へ移動することができるので、洗濯機1を動作させないときには、洗濯槽本体5aをいわゆる洗濯籠として利用することができる。
また、洗濯槽本体5aを筐体2の外側へ移動させた状態でも、脱水槽34の内側に洗濯物を入れることで、従来の洗濯機として使用することができる。
また、洗濯槽本体5aに洗濯物をいれた状態で脱水槽34に着脱することができるので、洗濯物の出し入れが容易になる。
また、洗濯槽本体5aを脱水槽34から取り外すことで、脱水槽34の内側を容易に清掃することができ、脱水槽34を清潔に維持することができる。
また、洗濯槽本体5aを複数個備えることで、脱水槽34に洗濯槽本体5aを取り付けた状態で、別の洗濯槽本体5aを洗濯籠として利用することができ、利便性がさらに向上する。
また、洗濯槽本体5aには、洗濯槽本体5aと洗濯槽回転軸5bとを着脱可能にする洗濯槽本体着脱手段40が設けられているので、簡単な構成で洗濯槽本体5aを洗濯槽回転軸5bから取り外すことができる。
また、洗濯槽本体着脱手段40は、洗濯槽本体5aに設けられた、三角柱部38と当接可能な止具41と、この止具41に設けられた、回転することで止具41をスライドさせる回転ギヤ42と、この回転ギヤ42に接続された、上下方向に移動することで回転ギヤ42を回転させる操作連結材43と、この操作連結材43に接続された、回動することで操作連結材43を上下方向に移動させる操作部材44とを有しているので、利用者が操作部材44を回動させることで、簡単に、洗濯槽本体5aを洗濯槽回転軸5bから取り外すことができる。
なお、この実施の形態では、洗濯槽本体5aに形成された洗濯槽本体着脱溝39aに三角柱部38が係合可能である洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らない。例えば、洗濯槽回転軸5bに洗濯槽本体着脱溝を形成し、洗濯槽本体5aには、この洗濯槽本体着脱溝と係合可能な洗濯槽本体着脱手段である突起を設けてもよい。
このとき、この突起は、洗濯槽本体5aから洗濯槽回転軸5bの洗濯槽本体着脱溝に向かって突出可能に取り付けられており、洗濯槽本体着脱溝と係合する場合には、洗濯槽本体5aから突出し、洗濯槽本体着脱溝と係合しない場合には、洗濯槽本体5aの内部に収納される。
なお、この突起は、この実施の形態に係る洗濯機1の止具41をスライドさせる構造と同様の構造を用いて、洗濯槽本体5aから突出させたり、洗濯槽本体5aの内部に収納させたりすることができる。
また、この実施の形態では、洗濯槽本体5aと洗濯槽回転軸5bとを離間させて、洗濯槽本体5aを脱水槽34から取り外すことができる洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らない。例えば、洗濯槽本体5aと洗濯槽回転軸5bとが一体に形成された洗濯槽5が脱水槽34から取り外すことができる洗濯機1であってもよい。
また、第1の被接触体に洗濯槽5が接触して洗濯槽5が複数の回転軸を中心に回転する洗濯機1に限らず、洗濯槽5が複数の回転軸を中心に回転する他の洗濯機1であっても、上述した機構により、脱水槽34から洗濯槽本体5aを取り外すことができるようにしてもよい。これにより、洗濯槽本体5aが洗濯籠を兼用した際と同様な効果を得ることができる。
また、この実施の形態では、レール弾性材8aにより、脱水槽34の脱水槽回転軸34bを中心にした回転ぶれに伴って生じる洗濯槽回転輪5cから洗濯槽転動レール7に加えられる過度の力を低減させているが、レール弾性材8aに加えて、または代えて、脱水槽軸受34cと脱水槽本体34aとの間に弾性部材や弾性構造を設けたり、洗濯槽回転輪5cをタイヤの様な弾性構造(中空にしてガスが封入されたもの、または、弾性体であるゴムから構成されたもの)にしたりして、洗濯槽回転輪5cと洗濯槽転動レール7との間に働く力を吸収できるようにしてもよい。
また、この実施の形態においても、実施の形態2に係る洗濯機1の洗濯槽補助輪31や支持体補助輪32と同様に、洗濯槽転動レール7を転動する補助輪を支持体である脱水槽34に設けてもよく、これにより、支持体である脱水槽34の回転ぶれを抑制することができる。
実施の形態14.
図19はこの実施の形態に係る洗濯機1の側面側から視た構成図、図20は図19の垂直回転軸25の要部拡大図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、外槽3の最下部に外槽軸受3aを介して回転可能に設けられた、垂直方向の第4の回転軸である垂直回転軸25を備え、この垂直回転軸25には、垂直回転軸25を回転させるモータ26が接続されている。
また、この洗濯機1は、外槽3の側面に外槽軸受3aを介して回転可能に設けられた、水平方向の第5の回転軸である一対の水平回転軸27を備え、一方の水平回転軸27には、水平回転軸を回転させるモータ28が接続されている。
洗濯槽本体5aの外周面には、垂直回転軸25の先端部が摺動可能な第2の被係合部である溝29が水平回転軸27の軸線を中心にして周方向に全周に渡って形成され、水平回転軸27の先端部が摺動可能な第1の被係合部である溝30が垂直回転軸25の軸線を中心にして周方向に全周に渡って形成されている。
垂直回転軸25の先端部には、この垂直回転軸25を中心にして溝29に沿って両方向に延びた平板部25aが形成されている。
水平回転軸27の先端部には、垂直回転軸25と同様にして、水平回転軸27を中心にして溝30に沿って両方向に延びた平板部27aが形成されている。
洗濯槽本体5aの内周面には、垂直回転軸25を中心にした環状の洗濯槽バランサ12が設けられている。
筐体2の開口部は、正面側に傾斜して形成されており、洗濯槽5が停止したときに筐体2の開口部と一致するように、洗濯槽5の開口部も、正面側に傾斜して形成されている。
洗濯槽5は、開口部を開閉する洗濯槽開閉蓋5dが背面側に向かって摺動可能となっている。これにより、洗濯槽5の開口部の上方に、洗濯槽開閉蓋5dを上方に開閉するための空間が不要となるので、高さ方向に狭い場所へ洗濯機1を設置することができる。
次にこの実施の形態に係る洗濯機1の動作について説明する。
モータ26の駆動により垂直回転軸25が回転すると、平板部25aが溝29の壁面に当接し、洗濯槽5が垂直回転軸25を中心に回転する。
このとき、水平回転軸27の平板部27aは溝30に沿って摺動し、洗濯槽5を水平側から支持する。
次に、モータ26の駆動を停止し、モータ28を駆動すると、水平回転軸27が回転し、平板部27aが溝30の壁面に当接し、洗濯槽5が水平回転軸27を中心に回転する。
このとき、垂直回転軸25の平板部25aは溝29に沿って摺動し、洗濯槽5を垂直方向の下側から支持する。
なお、溝30の平板部27aと接触する領域、および溝29の平板部25aと接触する領域には、ベアリングまたは車輪などを設けてもよく、これにより、効率よく洗濯槽5が垂直回転軸25または水平回転軸27を中心に回転する。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、モータ6から洗濯槽5へ伝達される回転動力の回転方向を垂直方向または水平方向に切り換えることなく、簡単な構成で垂直回転軸25または水平回転軸27を中心に洗濯槽5を回転させることができる。
また、支持体4を設ける必要がないので、部品点数を減少させることができ、省スペース化を図ることができる。
また、モータ26およびモータ28から回転動力を洗濯槽5で伝達する機構の中で、外槽3の内側に設けられた領域を小さくすることができ、水による部品の劣化が低減され、その結果、メンテナンス周期を長くすることができる。
なお、この実施の形態では、垂直回転軸25および水平回転軸27を備えた洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らない。例えば、垂直方向および水平方向から傾いた回転軸を備えた洗濯機1でもよく、また、互いに直角以外の角度で交差する方向の回転軸を備えた洗濯機1であってもよい。
この場合、洗濯槽5の外周面に形成される溝は、洗濯槽5の最大外径部を通らず、係合する回転軸側に偏って形成される。また、一対の回転軸の場合には、それぞれ回転軸に合わせて洗濯槽5に溝が形成される。
また、この実施の形態では、外槽3の外側に設けられたモータ26およびモータ28に直接接続された垂直回転軸25および水平回転軸27を備えた洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らず、モータ26およびモータ28と垂直回転軸25および水平回転軸27との間にギヤまたはベルトなどを設けて、モータ26およびモータ28の回転動力を垂直回転軸25および水平回転軸27に伝達してもよい。この場合、外槽3の外側にギヤまたはベルトなどが設けられるので、水によりギヤまたはベルトなどが劣化することを防ぐことができる。
また、この実施の形態では、洗濯槽本体5aの外周に形成された溝29および溝30に垂直回転軸25および水平回転軸27が摺動する洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らない。例えば、洗濯槽5の外周にレールを設け、垂直回転軸25および水平回転軸27の先端部には、レールに係合する溝が形成された洗濯機1であってもよい。
また、洗濯槽本体5aには、溝30から下方に向かって連通して平板部27aが通過可能な洗濯槽本体着脱溝を形成し、さらに、この洗濯槽本体着脱溝に平板部27aの通過を規制する止具がスライド可能に設けられてもよい。
この止具が洗濯槽本体着脱溝を塞ぐことで平板部27aは洗濯槽本体着脱溝を通過できなくなり、また、止具がスライドして洗濯槽本体着脱溝から外れることで平板部27aは洗濯槽本体着脱溝を通過することができる。
この構成に加え、さらに、筐体2の開口部および筐体開閉蓋2aを、洗濯槽本体5aの外径より大きく形成することで、洗濯槽本体5aを筐体2の外側へ取り外すことができる。
洗濯槽本体5aを筐体2の外側へ取り外すことができるので、洗濯槽本体5aを洗濯籠として利用できて利便性が向上する。
また、洗濯槽本体5aを筐体2の外側へ取り外すことで、外槽3の内面の清掃が容易となり、外槽3の清潔性を維持することができる。
実施の形態15.
図21はこの実施の形態に係る洗濯機1の垂直回転軸25の要部拡大図である。
この実施の形態に係る洗濯機1は、垂直回転軸25の平板部25aが、垂直回転軸25の軸線から偏心して延びている。
これにより、垂直回転軸25の先端部が係合している溝29に沿った方向に平板部25aが回転し易くなる。
水平回転軸27の平板部27aも、同様にして、水平回転軸27の軸線から偏心して延びている。
その他の構成は実施の形態14と同様である。
この実施の形態に係る洗濯機1によると、垂直回転軸25の平板部25aが垂直回転軸25の軸線から偏心して延び、水平回転軸27の平板部27aが水平回転軸27の軸線から偏心して延びているので、それぞれが係合する溝29および溝30に沿って平板部25aおよび平板部27aが回転しやすくなる。
なお、上記各実施の形態では、球状または中間部が円筒で両端部が半球状の洗濯槽本体5aについて説明したが、勿論このものに限らず、例えば、平面を組み合わせた多角形の洗濯槽本体5aであってもよい。この場合、平面部が槽付攪拌翼と同様に洗濯槽本体5aの内側の水および洗濯物を効率よく攪拌する。
また、上記各実施の形態では、各回転軸がモータと直接接続された洗濯機1について説明したが、勿論このものに限らず、各回転軸とモータとの間にギヤまたはベルトなどを設けて回転動力を伝達するようにしてもよい。これにより、モータの配置位置の自由度が上がり、洗濯機1の省スペース化を図ることができる。
この発明の実施の形態1に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態2に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 図2の洗濯機の内部を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態4に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 図5の洗濯機の正面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態5に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 図7の洗濯槽を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6に係る洗濯機の洗濯槽を示す斜視図である。 この発明の実施の形態7に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態8に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態9に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態10に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態11に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態12に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 この発明の実施の形態13に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 図16の洗濯槽回転軸の要部拡大図である。 図16の洗濯槽本体着脱手段の要部構成図である。 この発明の実施の形態14に係る洗濯機の側面側から視た構成図である。 図19の垂直回転軸25の要部拡大図である。 この発明の実施の形態15に係る洗濯機の垂直回転軸の要部拡大図である。
符号の説明
1 洗濯機、2 筐体、2a 筐体開閉蓋、3 外槽、3a 外槽軸受、3b 外槽開閉蓋、4 支持体、4a 支持体本体、4b 支持体回転軸(第1の回転軸)、4c 支持体軸受、4d 排水孔、5 洗濯槽、5a 洗濯槽本体、5b 洗濯槽回転軸(第2の回転軸)、5c 洗濯槽回転輪、5d 洗濯槽開閉蓋、5e 蝶番、5f 洗濯槽回転輪、5g 脚部、6 モータ、7 洗濯槽転動レール(第1の被接触体)、8a レール弾性材、8b レール支持材、9 開口部カバー、10 排水路、11 槽付攪拌翼、12 洗濯槽バランサ、13 外槽支持材、14 洗濯槽レール駆動部(第1の離間手段)、15 支持体バランサ、16a 円筒部、16b 半球部、17a 洗濯槽レール、17b 開閉蓋レール、18 洗濯槽支持材、19 保持体、19a 保持体軸受、20 外側支持部材、20a 外側支持部材軸受、21 内側支持部材、21a 内側支持部材回転軸(第3の回転軸)、21b 内側支持部材回転輪、21c 内側支持部材軸受、21d 内側支持部材補助輪(第2の補助輪)、22 支持体転動レール(第2の被接触体)、23a レール弾性材、23b レール支持材、24 支持体転動レール駆動部(第2の離間手段)、25 垂直回転軸(第4の回転軸)、25a 平板部、26 モータ、27 水平回転軸(第5の回転軸)、27a 平板部、28 モータ、29 溝(第2の被係合部)、30 溝(第1の被係合部)、31 洗濯槽補助輪(第1の補助輪)、32 支持体補助輪(第1の補助輪)、32a 支持体補助輪軸受、32b 支持体補助輪回転軸、33 電磁誘導コイル、33a 支持材、34 脱水槽(支持体)、34a 脱水槽本体、34b 脱水槽回転軸(第1の回転軸)、34c 脱水槽軸受、35 底部攪拌翼、35a 底部攪拌翼回転軸、36 回転切換部、37 脱水槽バランサ、38 三角柱部、39a 洗濯槽本体着脱溝、39b 三角溝、40 洗濯槽本体着脱手段、41 止具、41a 傾斜部、42 回転ギヤ、43 操作連結材、44 操作部材、45 止具収納溝、46 バネ、47 指。

Claims (18)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内側に設けられ、第1の回転軸を中心に回転する支持体と、
    前記支持体の内側に設けられ、前記第1の回転軸と異なった方向の第2の回転軸を中心に回転する、内側に洗濯物が収納可能な洗濯槽と、
    前記筐体と前記洗濯槽との間に設けられ、前記洗濯槽が接触する第1の被接触体とを備え、
    前記支持体が前記第1の回転軸を中心に回転すると、連動して、前記第1の被接触体に接触した前記洗濯槽が、前記第1の回転軸および前記第2の回転軸を中心に回転することを特徴とする洗濯機。
  2. 前記第1の被接触体は、前記洗濯槽から前記第1の被接触体を離間させる第1の離間手段に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記支持体に回転自在に設けられた第1の補助輪と、
    前記筐体と前記支持体との間に、前記第1の回転軸の軸線を中心に周方向に設けられ、前記第1の補助輪が接触する第1の補助輪用被接触体とをさらに備え、
    前記支持体が前記第1の回転軸を中心に回転すると、連動して、前記第1の補助輪が前記第1の補助輪用被接触体に転動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記支持体に回転自在に設けられた第1の補助輪をさらに備え、
    前記支持体が前記第1の回転軸を中心に回転すると、連動して、前記第1の補助輪が前記第1の被接触体に転動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
  5. 前記支持体は、
    前記第1の回転軸を中心に回転する外側支持部材と、
    前記外側支持部材の内側に設けられ、内側に前記洗濯槽を回転可能に支持し、前記第1の回転軸および前記第2の回転軸と異なった方向の第3の回転軸を中心に回転する内側支持部材とを有し、
    前記筐体と前記外側支持部材との間に、前記第1の回転軸の軸線を中心に周方向に設けられ、前記内側支持部材が接触する第2の被接触体をさらに備え、
    前記第1の被接触体は、前記外側支持部材と前記内側支持部材との間に設けられ、
    前記外側支持部材が前記第1の回転軸を中心に回転すると、連動して、前記第2の被接触体に接触した前記内側支持部材が、前記第1の回転軸および前記第3の回転軸を中心に回転し、前記第1の被接触体に接触した前記洗濯槽が、前記第1の回転軸、前記第2の回転軸および前記第3の回転軸を中心に回転することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  6. 前記第2の被接触体は、前記内側支持部材から前記第2の被接触体を離間させる第2の離間手段に支持されていることを特徴とする請求項5に記載の洗濯機。
  7. 前記外側支持部材に回転自在に設けられた第2の補助輪と、
    前記筐体と前記外側支持部材との間に、前記第1の回転軸の軸線を中心に周方向に設けられ、前記第2の補助輪が接触する第2の補助輪用被接触体とをさらに備え、
    前記外側支持部材が前記第1の回転軸を中心に回転すると、連動して、前記第2の補助輪が前記第2の補助輪用被接触体に転動することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の洗濯機。
  8. 前記外側支持部材に回転自在設けられた第2の補助輪をさらに備え、
    前記外側支持部材が前記第1の回転軸を中心に回転すると、連動して、前記第2の補助輪が前記第2の被接触体に転動することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の洗濯機。
  9. 前記筐体と前記支持体との間には、前記支持体を回転可能に支持し、内側に貯水可能な外槽が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載の洗濯機。
  10. 前記支持体には、前記第1の回転軸の軸線上に下方へ延び、前記支持体の内側の水が外側に流れる排水孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の洗濯機。
  11. 前記支持体には、前記第1の回転軸を中心に高速回転したときの回転ぶれを抑制する支持体バランサが前記第1の回転軸の軸線を中心に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項10の何れか1項に記載の洗濯機。
  12. 前記洗濯槽には、前記第2の回転軸を中心に高速回転したときの回転ぶれを抑制する洗濯槽バランサが前記第2の回転軸の軸線を中心に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項11の何れか1項に記載の洗濯機。
  13. 筐体と、
    前記筐体の内側に固定され、内側に貯水可能な外槽と、
    前記外槽の内側に設けられ、内側に洗濯物を収納可能な洗濯槽とを備え、
    前記筐体または前記外槽には、第4の回転軸と、前記第4の回転軸と異なった方向の第5の回転軸とが設けられ、
    前記洗濯槽は、前記第4の回転軸の軸線を中心に周方向に形成され前記第5の回転軸に摺動可能に係合された第1の被係合部と、前記第5の回転軸の軸線を中心に周方向に形成され前記第4の回転軸に摺動可能に係合された第2の被係合部とを有し、
    前記第4の回転軸が回転する場合には、前記洗濯機が前記第4の回転軸を中心に回転するとともに前記第5の回転軸が前記第1の被係合部に摺動し、前記第5の回転軸が回転する場合には、前記洗濯槽が前記第5の回転軸を中心に回転するとともに前記第4の回転軸が前記第2の被係合部に摺動することを特徴とする洗濯機。
  14. 前記第4の回転軸の先端部は、前記第2の被係合部に沿って一方向に偏って延び、前記第5の回転軸の先端部は、前記第1の被係合部に沿って一方向に偏って延びていることを特徴とする請求項13に記載の洗濯機。
  15. 前記筐体の内側に設けられ、前記洗濯槽の回転位置を検出する回転位置検出手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項14の何れか1項に記載の洗濯機。
  16. 前記洗濯槽の外側に離間して設けられた電磁誘導コイルをさらに備え、
    前記電磁誘導コイルが通電されることで、電磁誘導により前記洗濯槽が加温されることを特徴とする請求項1ないし請求項15の何れか1項に記載の洗濯機。
  17. 前記洗濯槽は、前記洗濯物が収納される洗濯槽本体を有し、前記洗濯槽本体が前記筐体の外側へ取り外し可能となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項16の何れか1項に記載の洗濯機。
  18. 前記洗濯槽本体および前記第2の回転軸の何れか一方には、前記洗濯槽本体と前記第2の回転軸とを着脱可能にする洗濯槽本体着脱手段が設けられていることを特徴とする請求項17に記載の洗濯機。
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