JP6943592B2 - 筒内圧センサおよび内燃機関 - Google Patents
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前記センサボディが挿入される前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぎ、かつ、前記燃焼室に近づくにつれ細くなるように形成されたテーパ部である段付き部と、を含んでいてもよい。前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含んでいてもよい。前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部との間をシールするように前記センサボディの前記段付き部に配置されてもよい。そして、前記センサボディの前記段付き部は、前記燃焼室に近づくにつれ細くなるように形成されたテーパ部であってもよい。
前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含んでいてもよい。前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含んでいてもよい。前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部とを間をシールするように配置されていてもよい。そして、前記第1シール部材の一部は、前記貫通孔の前記段付き部に対して前記小径孔部の側に突出していてもよい。
前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含んでいてもよい。前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含んでいてもよい。前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部とを間をシールするように配置されていてもよい。前記小径ボディ部は、前記小径ボディ部に含まれる前記センサ側壁面の一部が前記センサボディの径方向の内側に凹となるように形成された凹部を含んでいてもよい。前記第1シール部材の一部は、前記貫通孔の前記段付き部よりも前記貫通孔の径方向の内側に突出していてもよい。そして、前記センサボディの軸方向における前記凹部の一端は、前記センサボディの前記段付き部と連続していてもよい。
前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含んでいてもよい。前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含んでいてもよい。前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部とを間をシールするように配置されていてもよい。前記小径ボディ部は、前記小径ボディ部に含まれる前記センサ側壁面の一部が前記センサボディの径方向の内側に凹となるように形成された凹部を含んでいてもよい。前記第1シール部材の一部は、前記貫通孔の前記段付き部よりも前記貫通孔の径方向の内側に突出していてもよい。そして、前記センサボディの軸方向における前記凹部の一端は、前記センサボディの前記段付き部と連続していてもよい。
さらに、本発明によれば、第1シール部材よりも燃焼室から遠い位置には、相対的にヤング率の低い(すなわち、第1シール部材と比べて変形し易い)第2シール部材が備えられる。このため、仮に燃焼ガスが第1シール部材を通過することがあっても、相対的にシール性の高い第2シール部材によって確実なシール性を担保できる。また、第2シール部材は、貫通孔の外部(より詳細には、燃焼室と反対側のヘッド壁面)ではなく、貫通孔の内部に位置する。このため、燃焼ガスが第1シール部材を通過したとしても、第2シール部材が貫通孔の外部に位置する例と比べて燃焼室に近い位置で燃焼ガスの流入を抑制できるようになる。これにより、上記の例に比べて、第1シール部材を通過した燃焼ガスによって加熱される筒内圧センサの部位を減らすことができる。このことも、筒内圧センサ10の温度低減に寄与する。
以上のような態様で第1および第2シール部材を備える本発明によれば、シリンダヘッドの貫通孔と、これに挿入される筒内圧センサとの間に、シール性および放熱性を高く両立させられるシール構造を実現可能な筒内圧センサおよびこれを備える内燃機関を提供できるようになる。
まず、図1および図2を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る内燃機関の筒内圧センサ10周りの構成を模式的に表した図である。
図1に示すように、内燃機関のシリンダヘッド1には、筒内圧センサ10のセンサボディ12が挿入される貫通孔2が形成されている。具体的には、貫通孔2は、小径孔部2aと大径孔部2bと段付き部2cとを備えている。小径孔部2aは、燃焼室3に通じている。大径孔部2bは、小径孔部2aよりも燃焼室3から遠い側に位置し、小径孔部2aよりも大径である。段付き部2cは、小径孔部2aと大径孔部2bとを繋ぐ段付き形状の部位である。図1に示す例では、段付き部2cは、燃焼室3に近づくにつれ連続的に細くなるように形成されている。このため、段付き部2cのことを、テーパ部2cとも称する。なお、シリンダヘッド1は、例えば、金属材料(アルミニウム合金など)により構成されている。
筒内圧センサ10のセンサボディ12は、棒状に形成されている。より具体的には、センサボディ12は、貫通孔2の形状に対応して、基本的に円筒状に形成されている。換言すると、センサボディ12と貫通孔2とは、両者の隙間を極力小さくできるように形成されている。
センサボディ12の内部には、筒内圧を受ける受圧部(図示省略)と、受圧部に作用する筒内圧に基づく圧縮荷重に応じた出力を発する圧力検出部(図示省略)とが備えられている。センサボディ12は、シリンダヘッド1における燃焼室3と反対側のヘッド壁面1aに当接する固定部12dを備えている。この固定部12dを覆うようにクランプ14が配置されている。クランプ14は、固定部12dをヘッド壁面1aに押し付けた状態でボルト16によってシリンダヘッド1に固定される。例えばこのような構造によって、センサボディ12をシリンダヘッド1に固定することができる。
図1に示すように、小径ボディ部12aは凹部18を備えている。凹部18は、小径ボディ部12aに含まれるセンサ側壁面(センサボディ12の側壁面)の一部がセンサボディ12の径方向の内側に凹となるように形成された部位に相当する。すなわち、凹部18は、テーパ部12cよりも燃焼室3側に設けられている。また、図1に示す例では、センサボディ12の軸方向における凹部18の一端は、センサボディ12のテーパ部12cと連続している。すなわち、この例では、凹部18の底面は、テーパ部12cの表面と連続している。さらに付け加えると、筒内圧センサ10の軸方向における小径ボディ部12aの長さは、大径ボディ部12bの長さよりも短く、このため、テーパ部12cは、燃焼室3に近い部位に位置している。
貫通孔2の内部には、孔壁面(貫通孔2の壁面)とセンサ側壁面との間をシールする第1シール部材(ガスケット)20が配置されている。より具体的には、第1シール部材20は、貫通孔2のテーパ部2cとセンサボディ12のテーパ部12c部との間をシールするように配置されている。
貫通孔2の内部には、第1シール部材20に加え、第2シール部材(ガスケット)22が配置されている。第2シール部材22は、第1シール部材20よりも燃焼室3から遠い位置において孔壁面とセンサ側壁面との間をシールする。より詳細には、図1に示す例では、第2シール部材22は、大径ボディ部12bと大径孔部2bとの間をシールする。大径ボディ部12bには、第2シール部材22の一部が収容される環状の溝12b1が形成されている。
本実施形態では、一例として、第1シール部材20は金属材料(例えば、銅またはアルミニウム)により構成されており、第2シール部材22は樹脂材料(例えば、テフロン(登録商標))により構成されている。第1シール部材20と第2シール部材22とは、次のような関係を満たしている。すなわち、第1シール部材20の熱伝導率は、第2シール部材22の熱伝導率よりも高い。また、第2シール部材22のヤング率は、第1シール部材20のヤング率よりも低い(すなわち、第2シール部材22は、第1シール部材20よりも変形し易い材料で構成されている)。
図2は、本発明の実施の形態1に係る内燃機関に基づく効果の1つを説明するための図である。以下、筒内圧センサ10の燃焼室3側の端部(すなわち、小径ボディ部12aの先端)のことを単に「センサ先端」とも称し、燃焼室3と反対側の筒内圧センサ10の端部(すなわち、固定部12dが設けられた部位)のことを単に「センサ基端」とも称する。
図2に示すように、センサ先端は、筒内圧の検出のために燃焼ガスに晒されている。センサ先端が燃焼ガスから受けた熱は、センサボディ12およびそれ以外の筒内圧センサ10の内蔵部品の内部をセンサ基端側に向けて伝達される。したがって、筒内圧センサ10の内部には、基本的には、センサ先端に近いほど温度が高くなるという温度分布が形成される。
図1に示す例では、第1シール部材20は金属製であり、第2シール部材22は樹脂製である。一般的には、樹脂の耐熱性は金属のそれと比べて低い。この点に関し、第1および第2シール部材20、22の配置順によれば、相対的に耐熱性が高くかつ熱伝導率が高い第1シール部材20によって、センサ先端側で熱をシリンダヘッド1にできるだけ逃がすことができる。このような第1シール部材20による放熱によって、センサボディ12から第2シール部材22への伝熱量を低減できる。また、相対的に耐熱性の高い第1シール部材20による燃焼ガスのシール機能により、第2シール部材22が燃焼ガスに直接触れる機会を低減できる。これらの理由により、樹脂製の第2シール部材22が燃焼ガスからの熱に起因して劣化すること(より詳細には、溶損またはクリープ現象の発生)を抑制できる。つまり、第1シール部材20によって第2シール部材22を熱の観点で保護することができる。このため、内燃機関の運転中に第2シール部材22による燃焼ガスのシール性を良好に維持できるようになる。そして、このことも、筒内圧センサ10の温度低減にも寄与するので、筒内圧検出の信頼性を高めることができる。
小径ボディ部12aには、図1に示すように凹部18が設けられている。このような凹部18は空気層として機能する。これにより、燃焼ガスから筒内圧センサ10への伝熱に関して、センサ先端に近い部位(小径ボディ部12a)において、センサボディ12の断熱効果を高めることができる。このことも、筒内圧センサ10の温度低減にも寄与するので、筒内圧検出の信頼性を高めることができる。
図1に示すように、第1シール部材20が有する突出部20aは、貫通孔2のテーパ部2cに対して小径孔部2aの側に突出している。これにより、このような突出部20aを有さない例(すなわち、小径孔部2aが貫通孔2の軸方向においてテーパ部2cの範囲内に収まっている例)と比べて、第1シール部材20をより燃焼室3に近い位置に設けることができる。このため、第1シール部材20による放熱性を高めることができる。このことも、筒内圧センサ10の温度低減にも寄与するので、筒内圧検出の信頼性を高めることができる。
さらに、図1に示す例では、センサボディ12の軸方向における凹部18の一端は、センサボディ12のテーパ部(段付き部)12cと連続している。また、第1シール部材20が有する突出部20aは、テーパ部2cよりも貫通孔2の径方向内側に突出している。このような構成によれば、筒内圧センサ10をシリンダヘッド1から取り外す際に、凹部18に突出部20aを引っ掛けることができる。このため、第1シール部材20の回収性を向上させることができる。
また、図1に示す例では、貫通孔2の段付き部はテーパ部2cに形成され、これに対応して、センサボディ12の段付き部もテーパ部12cとして形成されている。このように段付き部をテーパ状に形成することで、後述の図6の例のように直角形状の段付き部を有する例と比べて、貫通孔2の中心軸Lの方向における小径孔部2aの長さを短く抑えつつ段付き部の剛性を確保できるようになる。これにより、小径孔部2aに対応する小径ボディ部12aの長さが短く抑えられるようにセンサボディ12を構成し易くなる。より詳細には、小径ボディ部12aの長さを短く抑えることができると、第1シール部材20よりも燃焼室3側に位置する小径ボディ部12aが長くなることに起因して小径ボディ部12aの温度が高くなることを抑制できる。このことも、筒内圧センサ10の温度低減にも寄与するので、筒内圧検出の信頼性を高めることができる。
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2に係る内燃機関は、以下の相違点を除き、実施の形態1に係る内燃機関と同じ構造を有している。なお、以下に各図を参照して説明される点以外に実施の形態1に係る内燃機関と同じ構造を有しているのは、後述の実施の形態3〜6についても同様である。
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。図4は、本発明の実施の形態3に係る内燃機関の筒内圧センサ10周りの構成を模式的に表した図である。図4に示す例では、第1シール部材40の形状が、図1に示す第1シール部材20と異なっている。より詳細には、第1シール部材40は、図4に示すように、蛇腹状の断面を有するリングとして構成されている。また、第1シール部材40は突出部40aを備えている。突出部40aは、貫通孔2のテーパ部2cに対して小径孔部2aの側に突出し、かつ、テーパ部2cよりも貫通孔2の径方向内側に突出している。
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。図5は、本発明の実施の形態4に係る内燃機関の筒内圧センサ10周りの構成を模式的に表した図である。図5に示す例では、第1シール部材50の形状が、図1に示す第1シール部材20と異なっている。より詳細には、第1シール部材50は、図5に示すように、センサボディ12の軸方向に傾斜した板状の断面を有するリング(皿バネ)として構成されている。付け加えると、この例は、中実構造を有する第1シール部材の一例に相当する。また、第1シール部材50は突出部50aを備えている。突出部50aは、貫通孔2のテーパ部2cに対して小径孔部2aの側に突出し、かつ、テーパ部2cよりも貫通孔2の径方向内側に突出している。
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態5について説明する。図6は、本発明の実施の形態5に係る内燃機関の筒内圧センサ60周りの構成を模式的に表した図である。図6に示す例では、シリンダヘッド4に形成された貫通孔5は、小径孔部5aと大径孔部5bと段付き部5cとを備えている。筒内圧センサ60のセンサボディ62は、貫通孔5の形状に対応して、小径ボディ部62aと大径ボディ部62bと段付き部62cとを備えている。
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態6について説明する。図7は、本発明の実施の形態6に係る内燃機関の筒内圧センサ70周りの構成を模式的に表した図である。図7に示す例では、シリンダヘッド6に形成された貫通孔7は、ストレート形状(すなわち、一定の断面形状)で、かつ円筒状に構成されている。また、筒内圧センサ70のセンサボディ72は、貫通孔7の形状に対応して、基本的にストレート形状で、かつ円筒状に構成されている。ただし、センサボディ72には、第1シール部材74の一部および第2シール部材76の一部をそれぞれ収容するための環状の溝72aおよび72bが形成されている。
ところで、上述した実施の形態1〜5(図1〜6参照)においては、凹部18または64が段付き部12cまたは62cと連続している例を挙げた。しかしながら、本発明に係る凹部は、小径ボディ部に備えられていれば、上記の例に限らない。すなわち、凹部は、センサボディの段付き部から離れた位置において、小径ボディ部に設けられていてもよい。
1a ヘッド壁面
2、5、7 貫通孔
2a、5a 貫通孔の小径孔部
2b、5b 貫通孔の大径孔部
2c、5c 貫通孔の段付き部
3 燃焼室
10、60、70 筒内圧センサ
12、62、72 筒内圧センサのセンサボディ
12a、62a センサボディの小径ボディ部
12b、62b センサボディの大径ボディ部
12c、62c センサボディの段付き部
18、64 小径ボディ部の凹部
20、30、40、50、66、74 第1シール部材
20a、30a、40a、50a、66a 第1シール部材の突出部
22、76 第2シール部材
Claims (14)
- 内燃機関のシリンダヘッドに形成された燃焼室に通じる貫通孔に挿入されるセンサボディと、
弾性を有し、前記貫通孔の壁面である孔壁面と前記センサボディの側壁面であるセンサ側壁面との間をシールする第1シール部材と、
弾性を有し、前記第1シール部材よりも前記燃焼室から遠い位置において前記孔壁面と前記センサ側壁面との間をシールする第2シール部材と、
を備え、
前記第1シール部材の熱伝導率は、前記第2シール部材の熱伝導率よりも高く、
前記第2シール部材のヤング率は、前記第1シール部材のヤング率よりも低く、
前記センサボディが挿入される前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部との間をシールするように前記センサボディの前記段付き部に配置され、
前記小径ボディ部は、前記小径ボディ部に含まれる前記センサ側壁面の一部が前記センサボディの径方向の内側に凹となるように形成された凹部を含む
ことを特徴とする筒内圧センサ。 - 前記センサボディが挿入される前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぎ、かつ、前記燃焼室に近づくにつれ細くなるように形成されたテーパ部である段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部との間をシールするように前記センサボディの前記段付き部に配置され、
前記センサボディの前記段付き部は、前記燃焼室に近づくにつれ細くなるように形成されたテーパ部である
ことを特徴とする請求項1に記載の筒内圧センサ。 - 内燃機関のシリンダヘッドに形成された燃焼室に通じる貫通孔に挿入されるセンサボディと、
弾性を有し、前記貫通孔の壁面である孔壁面と前記センサボディの側壁面であるセンサ側壁面との間をシールする第1シール部材と、
弾性を有し、前記第1シール部材よりも前記燃焼室から遠い位置において前記孔壁面と前記センサ側壁面との間をシールする第2シール部材と、
を備え、
前記第1シール部材の熱伝導率は、前記第2シール部材の熱伝導率よりも高く、
前記第2シール部材のヤング率は、前記第1シール部材のヤング率よりも低く、
前記センサボディが挿入される前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぎ、かつ、前記燃焼室に近づくにつれ細くなるように形成されたテーパ部である段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部との間をシールするように前記センサボディの前記段付き部に配置され、
前記センサボディの前記段付き部は、前記燃焼室に近づくにつれ細くなるように形成されたテーパ部である
ことを特徴とする筒内圧センサ。 - 前記第1シール部材は、金属材料により構成されている
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の筒内圧センサ。 - 前記第2シール部材は、樹脂材料により構成されている
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の筒内圧センサ。 - 燃焼室に通じる貫通孔が形成されたシリンダヘッドと、
前記貫通孔に挿入されるセンサボディを有する筒内圧センサと、
前記貫通孔の内部に配置され、弾性を有し、前記貫通孔の壁面である孔壁面と前記センサボディの側壁面であるセンサ側壁面との間をシールする第1シール部材と、
前記貫通孔の内部に配置され、弾性を有し、前記第1シール部材よりも前記燃焼室から遠い位置において前記孔壁面と前記センサ側壁面との間をシールする第2シール部材と、
を備え、
前記第1シール部材の熱伝導率は、前記第2シール部材の熱伝導率よりも高く、
前記第2シール部材のヤング率は、前記第1シール部材のヤング率よりも低く、
前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部との間をシールするように配置され、
前記小径ボディ部は、前記小径ボディ部に含まれる前記センサ側壁面の一部が前記センサボディの径方向の内側に凹となるように形成された凹部を含む
ことを特徴とする内燃機関。 - 前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部とを間をシールするように配置され、
前記第1シール部材の一部は、前記貫通孔の前記段付き部に対して前記小径孔部の側に突出している
ことを特徴とする請求項6に記載の内燃機関。 - 前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部とを間をシールするように配置され、
前記小径ボディ部は、前記小径ボディ部に含まれる前記センサ側壁面の一部が前記センサボディの径方向の内側に凹となるように形成された凹部を含み、
前記第1シール部材の一部は、前記貫通孔の前記段付き部よりも前記貫通孔の径方向の内側に突出しており、
前記センサボディの軸方向における前記凹部の一端は、前記センサボディの前記段付き部と連続している
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の内燃機関。 - 燃焼室に通じる貫通孔が形成されたシリンダヘッドと、
前記貫通孔に挿入されるセンサボディを有する筒内圧センサと、
前記貫通孔の内部に配置され、弾性を有し、前記貫通孔の壁面である孔壁面と前記センサボディの側壁面であるセンサ側壁面との間をシールする第1シール部材と、
前記貫通孔の内部に配置され、弾性を有し、前記第1シール部材よりも前記燃焼室から遠い位置において前記孔壁面と前記センサ側壁面との間をシールする第2シール部材と、
を備え、
前記第1シール部材の熱伝導率は、前記第2シール部材の熱伝導率よりも高く、
前記第2シール部材のヤング率は、前記第1シール部材のヤング率よりも低く、
前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部とを間をシールするように配置され、
前記第1シール部材の一部は、前記貫通孔の前記段付き部に対して前記小径孔部の側に突出している
ことを特徴とする内燃機関。 - 前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部とを間をシールするように配置され、
前記小径ボディ部は、前記小径ボディ部に含まれる前記センサ側壁面の一部が前記センサボディの径方向の内側に凹となるように形成された凹部を含み、
前記第1シール部材の一部は、前記貫通孔の前記段付き部よりも前記貫通孔の径方向の内側に突出しており、
前記センサボディの軸方向における前記凹部の一端は、前記センサボディの前記段付き部と連続している
ことを特徴とする請求項9に記載の内燃機関。 - 燃焼室に通じる貫通孔が形成されたシリンダヘッドと、
前記貫通孔に挿入されるセンサボディを有する筒内圧センサと、
前記貫通孔の内部に配置され、弾性を有し、前記貫通孔の壁面である孔壁面と前記センサボディの側壁面であるセンサ側壁面との間をシールする第1シール部材と、
前記貫通孔の内部に配置され、弾性を有し、前記第1シール部材よりも前記燃焼室から遠い位置において前記孔壁面と前記センサ側壁面との間をシールする第2シール部材と、
を備え、
前記第1シール部材の熱伝導率は、前記第2シール部材の熱伝導率よりも高く、
前記第2シール部材のヤング率は、前記第1シール部材のヤング率よりも低く、
前記貫通孔は、前記燃焼室に通じる小径孔部と、前記小径孔部よりも前記燃焼室から遠い側に位置し、かつ前記小径孔部よりも大径の大径孔部と、前記小径孔部と前記大径孔部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記センサボディは、前記小径孔部と対向する小径ボディ部と、前記大径孔部と対向する大径ボディ部と、前記貫通孔の前記段付き部と対向し、前記小径ボディ部と前記大径ボディ部とを繋ぐ段付き部と、を含み、
前記第1シール部材は、前記貫通孔の前記段付き部と前記センサボディの前記段付き部とを間をシールするように配置され、
前記小径ボディ部は、前記小径ボディ部に含まれる前記センサ側壁面の一部が前記センサボディの径方向の内側に凹となるように形成された凹部を含み、
前記第1シール部材の一部は、前記貫通孔の前記段付き部よりも前記貫通孔の径方向の内側に突出しており、
前記センサボディの軸方向における前記凹部の一端は、前記センサボディの前記段付き部と連続している
ことを特徴とする内燃機関。 - 前記貫通孔の前記段付き部は、前記燃焼室に近づくにつれ細くなるように形成されたテーパ部であり、
前記センサボディの前記段付き部は、前記燃焼室に近づくにつれ細くなるように形成されたテーパ部である
ことを特徴とする請求項6〜11の何れか1つに記載の内燃機関。 - 前記第1シール部材は、金属材料により構成されている
ことを特徴とする請求項6〜12の何れか1つに記載の内燃機関。 - 前記第2シール部材は、樹脂材料により構成されている
ことを特徴とする請求項6〜13の何れか1つに記載の内燃機関。
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