JP2008139150A - 燃焼圧センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】検出精度及び耐久性に優れた燃焼圧センサを提供すること。
【解決手段】内燃機関の燃焼室61内における燃焼圧を検出するための燃焼圧センサ1。燃焼圧センサ1は、先端側が燃焼室61側に位置するように内燃機関に取り付けられる中空状のハウジング2と、先端受圧部31をハウジング2の先端部から露出させるようにハウジング2の軸孔22にスライド可能に挿通配置され、燃焼室61の燃焼圧を伝達するための伝達部材3と、ハウジング2と伝達部材3との間に配設され、ハウジング2と伝達部材3との間に作用する荷重の変化を検出する荷重検出部4と、荷重検出部4よりも先端側においてハウジング2に固定され、ハウジング2と伝達部材3との間の隙間11を塞ぐシール部材5とを有する。シール部材5は、伝達部材3に対して固定されていない。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関の燃焼室内における燃焼圧を検出するための燃焼圧センサに関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関に取付けられ、内燃機関の燃焼室内における燃焼圧を検出するための燃焼圧センサとして、例えば特許文献1に記載されているような燃焼圧センサ9がある(図10)。
この燃焼圧センサ9は、伝達部91がハウジング92に対して軸線方向にスライドすることにより、燃焼室に発生した圧力を、基端部に配設された圧力センサ93に伝達し、燃焼室における燃焼圧を検出している。
上記燃焼圧センサ9においては、伝達部91とハウジング92との間から燃焼時の高熱ガスが基端側に向かって侵入することを防ぐために、図10に示すごとく、Oリング94及び膜95が設けられている。即ち、Oリング94及び膜95は、伝達部91とハウジング92との隙間を遮断するように設けられている。そして、膜95は、高熱ガスを先端側へ密閉するように、ハウジング92と伝達部91との双方に溶接固定された状態にある。
そのため、燃焼圧センサ9を内燃機関へ取り付ける際に発生するハウジング92の軸線方向への形状の収縮により、膜95を介し接合状態にある伝達部91もハウジング92に対して相対的に軸線方向へ移動してしまう。この移動による圧力が上記圧力センサ93に伝わることにより、不要なセンサ出力変動が発生してしまうおそれがある。これにより、燃焼圧センサ9の初期値の変動、ひいてはセンサ精度の低下を招くおそれがある。これでは、エンジン制御に用いるために他のセンサを用い補正等を行う必要が生じ、コストアップに繋がることとなる。そして、場合によっては、エンジン制御が困難となるおそれがある。
特開2005−90954号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、検出精度及び耐久性に優れた燃焼圧センサを提供しようとするものである。
本発明は、内燃機関の燃焼室内における燃焼圧を検出するための燃焼圧センサであって、
先端側が上記燃焼室側に位置するように上記内燃機関に取り付けられる中空状のハウジングと、
先端受圧部を上記ハウジングの先端部から露出させるように上記ハウジングの軸孔にスライド可能に挿通配置され、上記燃焼室の燃焼圧を伝達するための伝達部材と、
上記ハウジングと上記伝達部材との間に配設され、上記ハウジングと上記伝達部材との間に作用する荷重の変化を検出する荷重検出部と、
該荷重検出部よりも先端側において上記ハウジングに固定され、該ハウジングと上記伝達部材との間の隙間を塞ぐシール部材とを有し、
該シール部材は、上記伝達部材に対して固定されていないことを特徴とする燃焼圧センサにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記燃焼圧センサは、上記ハウジングと上記伝達部材との間の隙間を塞ぐシール部材を有する。これにより、燃焼室における燃焼ガスがハウジングと上記伝達部材との間の隙間に侵入することを防ぐことができ、ハウジング内の温度上昇を抑制することができる。それ故、上記ハウジングと伝達部材との間に配設された荷重検出部への熱負荷を低減することができる。
その結果、耐久性に優れた燃焼圧センサを得ることができる。
また、シール部材は伝達部材に固定されておらず、伝達部材はハウジングに対してスライド可能となっている。そのため、燃焼圧センサを内燃機関に取付ける際に、ハウジングの軸方向に荷重がかかり、ハウジングが軸方向に縮むように変形したとしても、その変形による荷重が上記荷重検出部に伝わることを防ぐことができる。即ち、シール部材が伝達部材に固定されておらず、伝達部材はハウジングに対してスライド可能となっていることにより、ハウジングの変形が伝達部材の変位として伝わることはない。その結果、上記荷重検出部にハウジングの変形による応力がかかることはない。
そのため、上記燃焼圧センサにおいては、取付け時における不要なセンサ出力変動を防ぐことができる。これにより、燃焼圧センサの検出精度を確保することができる。
また、エンジン制御等を行うに当たっても、他のセンサを用いて補正等を行う必要がなくなり、コスト低減にも繋がる。
また、上記シール部材は上記ハウジングに固定されているため、シール部材のズレが生じるおそれがなく、ハウジングと伝達部材との間の隙間を確実に塞ぐことができる。
以上のごとく、本発明によれば、検出精度及び耐久性に優れた燃焼圧センサを提供することができる。
本明細書において、燃焼圧センサを内燃機関の燃焼室に挿入する側を先端側、その反対側を基端側として説明する。
また、本発明(請求項1)において、上記シール部材は、例えば、ステンレス鋼等の伝熱材料によって構成することができる。
また、上記シール部材は、上記伝達部材との間に微小隙間を形成していることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記ハウジングの変形が上記伝達部材の変位として伝わることを充分に抑制し、検出精度を一層向上させることができる。
上記微小隙間は、各種条件によって適切な大きさが変わりうるが、例えば20μm以下であることが好ましい。この場合には、ハウジング内への燃焼ガスの侵入を充分に抑制し、上記荷重検出部への熱負荷を充分に抑制しつつ、検出精度の向上を図ることができる。
なお、上記シール部材は、上記伝達部材との間に微小隙間を設けなくてもよいが、この場合、ハウジングに対する上記伝達部材のスライド運動を充分に確保できる程度に、上記伝達部材との接触圧を低くしておく。
また、上記微小隙間は、上記燃焼室と上記ハウジングの軸孔との間を結ぶ経路中に屈曲部を少なくとも1箇所有することが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記燃焼室から燃焼ガスがハウジングの軸孔内に侵入することを効果的に抑制することができる。即ち、上記屈曲部を有することにより、燃焼ガスが微小隙間における上記経路を通過する際の圧力損失が大きくなり、ハウジング内への燃焼ガスの侵入を効果的に抑制することができる。
また、これにより、上記微小隙間を充分に設けることも可能となり、ハウジングの変形が伝達部材の変位として伝わることを充分に抑制し、検出精度を確保しやすくなる。
また、上記シール部材は、上記伝達部材を押圧する方向に付勢された弾性部を有することが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記シール部材と上記伝達部材との接触圧を適度に調整しながら、伝達部材とハウジングとの間の隙間を確実に塞ぐことができる。
また、上記弾性部は、上記シール部材と上記伝達部材との接触圧が、ハウジングに対する伝達部材の円滑なスライド運動を阻害しない程度となるように付勢されていることが好ましい。
また、上記シール部材は、少なくとも一部に蛇腹形状部を設けてなることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記シール部材が上記伝達部材に接触している場合においても、ハウジングの変形を上記蛇腹形状部において吸収することができるため、ハウジングの変形に伴う上記伝達部材の変位を抑制することができる。それ故、燃焼圧センサの測定精度を確保することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる燃焼圧センサにつき、図1〜図3を用いて説明する。
本例の燃焼圧センサ1は、図1に示すごとく、内燃機関の燃焼室61内における燃焼圧を検出するためのセンサであって、以下のハウジング2と伝達部材3と荷重検出部4とシール部材5とを有する。
ハウジング2は、先端側が燃焼室61側に位置するように内燃機関に取り付けられる中空状の部材である。
伝達部材3は、先端受圧部31をハウジング2の先端部21から露出させるようにハウジング2の軸孔22にスライド可能に挿通配置され、燃焼室61の燃焼圧を伝達する部材である。
荷重検出部4は、ハウジング2と伝達部材3との間に配設され、ハウジング2と伝達部材3との間に作用する荷重の変化を検出する。
シール部材5は、荷重検出部4よりも先端側においてハウジング2に固定され、ハウジング2と伝達部材3との間の隙間11を塞ぐ。
上記シール部材5は、例えばステンレス鋼によって構成することができる。また、シール部材5は、伝達部材3の外周面に対向する対向部51を伝達部3の外周面に沿った形状に設けてなると共に、該対向部51の一端から外方へ屈曲形成された固定部52を設けてなる。そして、該固定部52において、溶接等の手段によりハウジング2の先端部21に固定されている。
また、図2に示すごとく、シール部材5は、伝達部材3との間に微小隙間12を形成している。微小隙間12は、各種条件によって適切な大きさが変わりうるが、例えば20μm以下であることが好ましい。
なお、図3に示すごとく、シール部材5と伝達部材3との間に微小隙間12を設けなくてもよいが、この場合、ハウジング2に対する伝達部材3のスライド運動を充分に確保できる程度に、伝達部材3との接触圧を低くしておく必要がある。
また、ハウジング2と伝達部材3との間には、ハウジング2の軸孔22内において伝達部材3を所定の位置に保持する保持リング13が配置されている。
上記燃焼圧センサ1は、ディーゼルエンジン等のエンジンのエンジンヘッド部62に挿通固定されている。即ち、エンジンヘッド部62には、燃焼圧センサ1を取り付けるための取付開口部621が形成されており、該取付開口部621には、燃焼圧センサ1のハウジング2の先端部21を当接させるテーパ部622が形成されている。そして、燃焼圧センサ1は、ハウジング2の先端部21の外周に設けた面取り部211を、エンジンヘッド部62のテーパ部622に当接させつつ、ハウジング2の基端部付近に設けたネジ部23をエンジンヘッド部62の取付開口部621の基端部付近に螺合させる。
上記荷重検出部4は、例えば、燃焼圧検出時に電気信号を出力する検出素子41と、該検出素子41を挟み込むように配置されており上記検出素子41の電気信号を取出す電極板42、43とによって構成されている。また、荷重検出部4の基端側には該荷重検出部4を保持する保持部材44が配置してある。また、燃焼圧検出時において荷重変化を検出しやすいように、例えば、保持部材44によって検出素子41及び電極板42、43に、予め圧縮荷重を印加した状態としておく。
次に、本例の燃焼圧センサ1の動作について説明する。
燃焼室61内の混合気が燃焼することにより発生する燃焼圧を、伝達部材3の先端受圧部31が受ける。これにより伝達部材3が軸線方向基端側に押され、荷重検出部4に燃焼圧が伝達される。そして、荷重検出部4に予め印加されている圧縮荷重が変動することで、燃焼圧に対応する出力を生じる。即ち、例えば、検出素子として圧電素子等を用いることにより、荷重の変動に対応する電圧や電荷を発生させ、燃焼圧に略比例した出力を発生させることができる。
また、燃焼時に発生する高熱ガスは、シール部材5によってハウジング2内に侵入することが抑制され、ハウジング2内の温度上昇を防いでいる。これにより、ハウジング2の基端部に配された荷重検出部4への熱負荷を抑制している。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記燃焼圧センサ1は、上記ハウジング2と上記伝達部材3との間の隙間を塞ぐシール部材5を有する。これにより、燃焼室61における燃焼ガスがハウジング2と伝達部材3との間の隙間11に侵入することを防ぐことができ、ハウジング2内の温度上昇を抑制することができる。それ故、ハウジング2と伝達部材3との間に配設された荷重検出部4への熱負荷を低減することができる。
その結果、耐久性に優れた燃焼圧センサ1を得ることができる。
また、シール部材5は伝達部材3に固定されておらず、伝達部材3はハウジング2に対してスライド可能となっている。そのため、燃焼圧センサ1を内燃機関に取付ける際に、ハウジング2の軸方向に荷重がかかり、ハウジング2が軸方向に縮むように変形したとしても、その変形による荷重が荷重検出部4に伝わることを防ぐことができる。即ち、シール部材5が伝達部材3に固定されておらず、伝達部材3はハウジング2に対してスライド可能となっていることにより、ハウジング2の変形が伝達部材3の変位として伝わることはない。その結果、上記荷重検出部4にハウジング2の変形による応力がかかることはない。
そのため、上記燃焼圧センサ1においては、取付け時における不要なセンサ出力変動を防ぐことができる。これにより、燃焼圧センサ1の検出精度を確保することができる。
また、エンジン制御等を行うに当たっても、他のセンサを用いて補正等を行う必要がなくなり、コスト低減にも繋がる。
また、シール部材5はハウジング2に固定されているため、シール部材5のズレが生じるおそれがなく、ハウジング2と伝達部材3との間の隙間を確実に塞ぐことができる。
また、シール部材5は、伝達部材3との間に微小隙間12を形成しているため、ハウジング2の変形が伝達部材3の変位として伝わることを充分に抑制し、検出精度を一層向上させることができる。
以上のごとく、本例によれば、検出精度及び耐久性に優れた燃焼圧センサを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図4、図5に示すごとく、シール部材5と伝達部材3との間に設けた微小隙間12が、燃焼室61とハウジング2の軸孔22との間を結ぶ経路中に屈曲部121を有する燃焼圧センサ1の例である。
図4に示す燃焼圧センサ1は、伝達部材3の側面に環状の側面突起部32を設け、該側面突起部32に沿って、シール部材5を屈曲させている。これにより、微小隙間12における、燃焼室61とハウジング2の軸孔22との間を結ぶ経路中に、屈曲部121を2箇所設けている。
図5に示す燃焼圧センサ1は、伝達部材3に段部33を形成し、該段部33に沿って、シール部材5を屈曲させている。これにより、微小隙間12における、燃焼室61とハウジング2の軸孔22との間を結ぶ経路中に、屈曲部121を2箇所設けている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、燃焼室61から燃焼ガスがハウジング2の軸孔22内に侵入することを効果的に抑制することができる。即ち、屈曲部121を有することにより、燃焼ガスが微小隙間12における上記経路を通過する際の圧力損失が大きくなり、ハウジング2内への燃焼ガスの侵入を効果的に抑制することができる。
また、これにより、微小隙間12を充分に設けることも可能となり、ハウジング2の変形が伝達部材3の変位として伝わることを充分に抑制し、検出精度を確保しやすくなる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図6に示すごとく、シール部材5が、伝達部材3を押圧する方向に付勢された弾性部53を有する燃焼圧センサ1の例である。
弾性部53は、シール部材5と伝達部材3との接触圧が、ハウジング2に対する伝達部材3の円滑なスライド運動を阻害しない程度となるように付勢されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、シール部材5と伝達部材3との接触圧を適度に調整しながら、伝達部材3とハウジング2との間の隙間11を確実に塞ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図7に示すごとく、ハウジング2の軸孔22内にシール部材5を配設した燃焼圧センサ1の例である。
即ち、荷重検出部4よりも先端側において、シール部材5の固定部52をハウジング2に固定してある。そして、シール部材5の対向部51を伝達部材3の側面に対向させている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、実施例1と同様に、検出精度及び耐久性に優れた燃焼圧センサを提供することができる。
(実施例5)
本例は、図8に示すごとく、ハウジング2の軸孔22内にシール部材5を配設すると共に、シール部材5と伝達部材3との間に設けた微小隙間12における、燃焼室61とハウジング2の軸孔22との間を結ぶ経路中に屈曲部121を設けた燃焼圧センサ1の例である。
本例においては、伝達部材3の側面に環状の側面突起部32を設け、該側面突起部32に沿ってシール部材5を屈曲させることにより、微小隙間12における、燃焼室61とハウジング2の軸孔22との間を結ぶ経路中に、屈曲部121を2箇所設けている。
その他は、実施例2と同様である。
本例の場合にも、実施例2と同様に、検出精度及び耐久性に優れた燃焼圧センサを提供することができる。
(実施例6)
本例は、図9に示すごとく、シール部材5が、少なくとも一部に蛇腹形状部54を設けてなる燃焼圧センサ1の例である。
即ち、シール部材5における、伝達部材3の外周面に対向する対向部51の一部に蛇腹形状部54を設けてある。また、該蛇腹形状部54の先端側の対向部51には、伝達部3の外周面に沿った平坦部511を形成してある。そして、該平坦部511と伝達部材3とが接触している。
その他は、実施例4と同様である。
本例の場合には、シール部材5が伝達部材3に接触している場合においても、ハウジング2の変形を蛇腹形状部54において吸収することができるため、ハウジング2の変形に伴う伝達部材3の変位を抑制することができる。それ故、燃焼圧センサ1の測定精度を確保することができる。
その他、実施例4と同様の作用効果を有する。
また、上記実施例に示した燃焼圧センサ1に、グロープラグ機能を内蔵することもできる。例えば、燃焼圧センサ1の伝達部材3に、軸方向に中空部を形成し、該中空部に、発熱部材と該発熱部材に通電するためのリード線とを配設する。
この場合には、燃焼圧検出機能とグロープラグ機能とを一つの部品に集約することができるため、低コスト化、省スペース化、組み付け性の向上を図ることができる。
実施例1における、燃焼圧センサの縦断面図。 実施例1における、伝達部材との間に微小隙間を設けたシール部材付近の説明図。 実施例1における、伝達部材と接触したシール部材付近の説明図。 実施例2における、伝達部材に環状突起部を設けた燃焼圧センサの一部の縦断面図。 実施例2における、伝達部材に段部を設けた燃焼圧センサの一部の縦断面図。 実施例3における、燃焼圧センサの一部の縦断面図。 実施例4における、燃焼圧センサの一部の縦断面図。 実施例5における、燃焼圧センサの一部の縦断面図。 実施例6における、燃焼圧センサの一部の縦断面図。 従来例における、燃焼圧センサの一部の縦断面図。
符号の説明
1 燃焼圧センサ
11 隙間
12 微小隙間
2 ハウジング
21 先端部
22 軸孔
3 伝達部材
31先端受圧部
4 荷重検出部
5 シール部材
61 燃焼室

Claims (5)

  1. 内燃機関の燃焼室内における燃焼圧を検出するための燃焼圧センサであって、
    先端側が上記燃焼室側に位置するように上記内燃機関に取り付けられる中空状のハウジングと、
    先端受圧部を上記ハウジングの先端部から露出させるように上記ハウジングの軸孔にスライド可能に挿通配置され、上記燃焼室の燃焼圧を伝達するための伝達部材と、
    上記ハウジングと上記伝達部材との間に配設され、上記ハウジングと上記伝達部材との間に作用する荷重の変化を検出する荷重検出部と、
    該荷重検出部よりも先端側において上記ハウジングに固定され、該ハウジングと上記伝達部材との間の隙間を塞ぐシール部材とを有し、
    該シール部材は、上記伝達部材に対して固定されていないことを特徴とする燃焼圧センサ。
  2. 請求項1において、上記シール部材は、上記伝達部材との間に微小隙間を形成していることを特徴とする燃焼圧センサ。
  3. 請求項2において、上記微小隙間は、上記燃焼室と上記ハウジングの軸孔との間を結ぶ経路中に屈曲部を少なくとも1箇所有することを特徴とする燃焼圧センサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記シール部材は、上記伝達部材を押圧する方向に付勢された弾性部を有することを特徴とする燃焼圧センサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記シール部材は、少なくとも一部に蛇腹形状部を設けてなることを特徴とする燃焼圧センサ。
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