JP6943108B2 - 光学部材の製造方法 - Google Patents
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Description
β≧R−R・cos{sin−1(d/2r)+ sin−1(d/2R)}・・(1)
露光ヘッド10については、図15〜図21を用いて説明する。なお、図中に示す矢印Xはヘッド上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Yはヘッド幅方向(水平方向)を示し、矢印Zはヘッド奥行方向(水平方向)を示す。
発光基板20は、板面が感光体ドラム12と対向するように配置されている。そして、発光基板20は、図16に示されるように、ヘッド奥行方向に延びる基板22と、複数のLEDアレイ24とを含んで構成されている。ここで、夫々のLEDアレイ24は、長尺とされ、基板22の長手方向に沿って千鳥状に配置されて基板22の表面に実装されている。また、夫々のLEDアレイ24は、その長手方向に並ぶ複数のLED24A(Light Emitting Diode)を有している。
筐体30は、図15に示されるように、感光体ドラム12に対向して配置され、ヘッド奥行方向から見て、台形形状とされている。さらに、筐体30は、図19、図21に示されるように、ヘッド奥行方向に延びている。
リレーレンズ40は、前述したように、発光基板20のLEDアレイ24と、感光体ドラム12との間に、配置されている。そして、リレーレンズ40は、図20(A)(B)に示されるように、2個のレンズアレイ50を、ヘッド上下方向で重ねることで構成されている。このレンズアレイ50は、光学部品の一例である。
レンズアレイ50は、例えば、透明な樹脂材料であるポリメチルメタクリレート(PMMA)を用いて一体的に成形されている。そして、レンズアレイ50は、ヘッド奥行方向に延びており、図18に示されるように、ヘッド幅方向で離間する一対の側板52と、ヘッド奥行方向に延びると共に一対の側板52によって挟まれているレンズ部54とを有している。
夫々の側板52は、ヘッド奥行方向から見て、ヘッド上下方向に延びる矩形状とされている。そして、夫々の側板52において、レンズ部54に対して反対側の2個の角部52Cには、側板52の頂面52A、及び側板52の側面52Bから凹んだ凹部56が夫々形成されている。この凹部56は、ヘッド幅方向を台形の高さとする台形形状とされ、
レンズ部54は、ヘッド奥行方向に延びる直方体状とされ、レンズ部54には、上方を向いた上向面54Aと、下方を向いた下向面54Bとが形成されている。そして、上向面54A、及び下向面54Bには、複数の凸状のレンズ面54Cが夫々形成されている。
次に、露光ヘッド10の作用について説明する。
次に、レンズアレイ50の製造装置、及びレンズアレイ50の製造方法について図1〜図14を用いて説明する。先ず、レンズアレイ50を成形するために用いる基材70(素材)について説明し、次に、レンズアレイ50の製造装置100(以下「製造装置100」)、及びレンズアレイ50の製造方法について説明する。
基材70は、樹脂材料である透明なポリメチルメタクリレート(PMMA)を用いて一体的に成形されている。そして、基材70は、長尺状で装置奥行方向に延びており、長手方向に直交する基材70の断面は、図12に示されるように、矩形状とされている。
製造装置100は、図7に示されるように、基材70を搬送するための搬送部110と、基材70を加熱するための加熱部130と、基材70にレンズ面54Cを成形するための成形部140とを備えている。
搬送部110は、装置奥行方向に延びる基材70を、装置奥行方向の手前側(図中左側)から奥側へ、基材70の搬送経路112に沿って搬送するように、複数の部材を備えている。具体的には、搬送部110は、基材70を加熱部130に向けて搬送する一対の搬送ロール114A、114Bと、搬送される基材70の装置幅方向の位置を規制する複数の規制ロール116と、搬送される基材70の装置上下方向の位置を規制する一対の規制ブロック118とを備えている。
加熱部130は、図7に示されるように、基材搬送方向において、搬送ロール114A、114B、及び規制ロール116の下流側に配置されている。そして、加熱部130は、規制ブロック118の基材搬送方向の上流側の部分において、搬送される基材70を装置幅方向から挟む、一対の加熱ロール132を備えている。加熱ロール132は、加熱部材の一例である。
成形部140は、図7に示されるように、基材搬送方向において、加熱部130の下流側に配置されている。そして、成形部140は、規制ブロック118の基材搬送方向の下流側の部分において、搬送される基材70を装置幅方向から挟む一対の成形ロール142と、成形ロール142の温度を予め定められた温度に維持する一対の維持ロール150とを備えている。成形ロール142は、回転体の一例である。
β≧R−R・cos{sin−1(d/2r)+ sin−1(d/2R)}・・(1)
sinθ1=(d/2)/r ・・・・・・・・・・(2)
θ1=sin−1{(d/2)/r} ・・・・・・・(3)
sinθ2=(d/2)/R ・・・・・・・・・・(4)
θ2=sin−1{(d/2)/R} ・・・・・・・(5)
R=R・cos(θ1+θ2)+β・・・・・・・(6)
β=R−R・cos(θ1+θ2)・・・・・・・(7)
β=R−R・cos{sin−1(d/2r)+ sin−1(d/2R)}・・(8)
P=β/2 ・・・・・・・(9)
β=2P ・・・・・・・(10)
次に、製造装置100を用いてレンズアレイ50を製造する方法(レンズアレイの製造方法)について、比較形態に係る光学部品の製造装置300(以下「製造装置300」)を用いてレンズアレイ50を製造する方法と比較しつつ説明する。先ず、製造装置300の構成について、製造装置100と異なる部分を主に説明する。
製造装置300は、搬送部110と、加熱部130と、成形部340とを備えている。成形部340は、基材搬送方向において、加熱部130の下流側に配置されている。そして、成形部340は、図22に示されるように、搬送される基材70を装置幅方向から挟む一対の成形ブロック342と、夫々の成形ブロック342を装置幅方向に移動させる一対のシリンダ348とを備えている。さらに、成形部340は、成形ブロック342の温度を予め定められた温度に維持する図示せぬ維持手段を備えている。
製造装置100を用いてレンズアレイ50を製造するレンズアレイの製造方法について説明する。なお、製造装置300を用いたレンズアレイの製造方法については、製造装置100を用いたレンズアレイの製造方法と異なる部分を主に説明する。
以上説明したように、基材70の面72に対するレンズ成形面144Aの押付量βは、式(1)を満たしている。そこで、回転する成形ロール142のレンズ成形面144Aによって囲まれた空間に基材70を構成する樹脂材料が入ることで、この空間の空気が、この空間の外部に放出される。このため、製造装置300のように成形ブロック342を装置幅方向に移動させる場合と比して、凹状のレンズ成形面144Aと基材70との間に空気が残留するのが抑制される。
54C レンズ面
70 基材
72 面
100 光学部材の製造装置
132 加熱ロール(加熱部材の一例)
136A 周面
142 成形ロール(回転体の一例)
144A レンズ成形面
β 押付量
G1 部位
G2 部位
P 押込量
r 球面半径
R 半径
Claims (5)
- 一方向に搬送される基材における該一方向に沿う面から該基材を加熱する加熱部材と、
球面半径rで外縁の直径dの凸状のレンズ面を成形するための凹状のレンズ成形面が周面に形成された半径Rの回転体で、該レンズ成形面を、該基材の該面に押し付けて該面に該レンズ面を成形する該回転体と、
を備え、
該基材の該面に対する該レンズ成形面の押付量βは、式(1)を満たす光学部品の製造方法。
β≧R−R・cos{sin−1(d/2r)+ sin−1(d/2R)}・・(1) - 前記加熱部材は、前記基材の前記面と接して超音波振動することで前記基材を前記面から加熱する請求項1に記載の光学部品の製造方法。
- 前記加熱部材は、前記回転体の回転軸に沿った他の回転軸周りに回転すると共に、前記他の回転軸の方向に超音波振動し、前記加熱部材の周面は、前記基材の前記面から前記基材の中心側に押し込まれ、前記基材の前記面に対する前記加熱部材の前記周面の押込量Pは、β/2とされている請求項2に記載の光学部品の製造方法。
- 前記回転体によって最も押し付けられた部位の前記基材の温度が、前記基材のガラス転移点以下となるように、各部が配置されている請求項1から3の何れか1項に記載の光学部品の製造方法。
- 前記基材を予め定められた速度で搬送したときに、前記回転体によって最も押し付けられた部位の前記基材の温度が、前記基材のガラス転移点以下となるように、前記加熱部材と前記回転体との距離が決められている請求項4に記載の光学部品の製造方法。
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JP2017182057A JP6943108B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 光学部材の製造方法 |
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JP2017182057A Active JP6943108B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 光学部材の製造方法 |
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