JP6942604B2 - 撮像装置、多眼撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置、および多眼撮像装置に関する。
近年、撮像装置が様々な分野で利用されている。特許文献1には、撮像レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダが挿入される挿入孔が形成されたケースとを有し、前記レンズホルダには、挿入方向が前記撮像レンズの光軸方向とされて前記ケースの挿入孔に挿入される挿入部と、挿入を規制する規制部を形成し、前記レンズホルダの規制部におけるケース対向面と、前記ケースにおける規制部対向面に嵌合部を設け、前記嵌合部は、前記ケース対向面の嵌合部と前記規制部対向面の嵌合部を嵌合させた状態で前記ケースに対する前記レンズホルダの位置を調整可能に形成したレンズ取付機構が開示されている。
国際公開第2014/020987号公報
特許文献1に記載されている発明では、接着剤の硬化時に光学部品の固定位置に位置ずれが発生するおそれがある。
本発明の第1の態様による撮像装置は、第1基材および第2基材を備える撮像装置であって、第1基材に設けられ、第1の側から第2の側に貫通する挿入孔と、第2基材に設けられ、前記挿入孔に前記第1の側から挿入され第1接着剤により前記第1基材と結合される突起部と、前記第1基材に設けられ、前記第2基材と接する第1接触部と、前記第2基材に設けられ、前記第1基材の前記第1接触部と接する第2接触部と、前記第1基材に設けられ、第2接着剤により前記第2基材と結合する第1接着部と、前記第2基材に設けられ、前記第2接着剤により前記第1基材の前記第1接着部と結合する第2接着部と、を備え、前記第1接着剤は、前記挿入孔の内部から前記第2の側に突出し、前記第1基材はレンズホルダであり、前記第2基材は筐体である。
本発明の第2の態様による撮像装置は、第1基材および第2基材を備える撮像装置であって、第1基材に設けられ、第1の側から第2の側に貫通する挿入孔と、第2基材に設けられ、前記挿入孔に前記第1の側から挿入され第1接着剤により前記第1基材と結合される突起部と、前記第1基材に設けられ、前記第2基材と接する第1接触部と、前記第2基材に設けられ、前記第1基材の前記第1接触部と接する第2接触部と、前記第1基材に設けられ、第2接着剤により前記第2基材と結合する第1接着部と、前記第2基材に設けられ、前記第2接着剤により前記第1基材の前記第1接着部と結合する第2接着部と、を備え、前記第1接着剤は、前記挿入孔の内部から前記第2の側に突出し、前記第1基材は筐体であり、前記第2基材はレンズホルダである。
本発明の第3の態様による撮像装置は、第1基材および第2基材を備える撮像装置であって、第1基材に設けられ、第1の側から第2の側に貫通する挿入孔と、第2基材に設けられ、前記挿入孔に前記第1の側から挿入され第1接着剤により前記第1基材と結合される突起部と、前記第1基材に設けられ、前記第2基材と接する第1接触部と、前記第2基材に設けられ、前記第1基材の前記第1接触部と接する第2接触部と、前記第1基材に設けられ、第2接着剤により前記第2基材と結合する第1接着部と、前記第2基材に設けられ、前記第2接着剤により前記第1基材の前記第1接着部と結合する第2接着部と、を備え、前記第1接着剤は、前記挿入孔の内部から前記第2の側に突出し、前記第2接着剤は前記第1接着剤よりも硬化開始温度が高い。
本発明の第の態様による多眼撮像装置は、前述の撮像装置を2つ備える多眼撮像装置であって、前記2つの撮像装置は光軸が略平行となるように並べられ、前記2つの撮像装置は、前記突起部、前記挿入孔、および前記第1接触部のうち少なくとも2つは、前記2つの撮像装置を結ぶ方向に並んで配置されている。
本発明によれば、接着剤の硬化時に発生する光学部品の固定位置の位置ずれを抑制できる。
撮像装置100の分解斜視図 撮像装置100の断面図 レンズホルダ120と筐体150とを固定する組立工程を説明する図 比較例を示す図 変形例1における撮像装置100の断面図 第2の実施の形態における撮像装置100Aの断面図 第3の実施の形態における撮像装置100Bの断面図 2つの撮像装置を備える多眼撮像装置300の概略図
―第1の実施の形態―
以下、図1〜図2を参照して、撮像装置の第1の実施の形態を説明する。
図1は撮像装置100の分解斜視図である。撮像装置100は、光学レンズ110、レンズホルダ120、基板130、撮像素子140、および筐体150を備える。光学レンズ110は、レンズホルダ120に固定されて一体となっており、基板130には撮像素子140が実装される。筐体150は突起部151を備え、突起部151はレンズホルダ120の挿入孔121に挿入される。なお撮像装置100は突起部151および挿入孔121を2組備えるが、図1ではもう1組が隠れている。
本実施の形態では、図1の左上に示すようにX,Y,Zの3軸を定義する。すなわち撮像装置100の光軸はZ軸に沿っており、筐体150、レンズホルダ120、および基板130がZ軸方向に積層される。レンズホルダ120と基板130は、レンズホルダ120と一体となった光学レンズ110の光軸が撮像素子140の撮像面に対して略垂直で、光学レンズ110の焦点が撮像素子140に概ね一致した状態で固定される。続いて図2を参照して撮像装置100の詳細な構成を説明する。
図2は撮像装置100の断面図である。ただし図2では基板130の図示を省略している。図2の左上に示す座標は図1と共通である。撮像装置100は光軸を対称軸として図2において左右対称な構成を有する。また図2では、レンズホルダ120の方向を明示するために、「表側」と「裏側」を定義する。すなわちレンズホルダ120におけるZ軸の正方向を向く面を「表側」と呼び、Z軸の負方向を向く面を「裏側」と呼ぶ。たとえば、光学レンズ110はレンズホルダ120の表側に形成されている。
筐体150には、突起部151、第1接着部153、およびレンズホルダを取付ける基準面である押当て部152が形成される。ただし押当て部152は、挿入孔121の開口部を挿入孔121の軸方向に延長した領域の外部に存在する。具体的には、図2における破線が挿入孔121の開口部の淵を挿入孔121の軸方向、すなわちZ軸方向に延長した位置を示しており、押当て部152は矢印で示すようにこの破線の外側に存在する。
レンズホルダ120には、表側から裏側まで貫通しており、突起部151が表側から挿入される挿入孔121が形成される。またレンズホルダ120の表側には押当て部152に対する取り付け基準面122を有する。そしてこの基準面122には、第2接着部123および押当て部152と接する被押当て部124が設けられる。なお図2では図示の都合により第2接着部123および被押当て部124がレンズホルダ120の内部に存在するように示されているが、前述のとおり第2接着部123および被押当て部124はレンズホルダ120の表側の基準面122に存在する。レンズホルダ120は、挿入孔121に存在する第1接着剤160、および押当て部152が存在する筐体150の面上に存在する第2接着剤170を介して筐体150に固定される。
撮像装置100の構造を2つの接着剤を中心に改めて説明する。レンズホルダ120および筐体150は、第1接着剤160および第2接着剤170により相互に固定される。第1接着剤160は挿入孔121の内部に存在し、さらに挿入孔121の開口部から裏面に突出する。換言すると第1接着剤160は、挿入孔121の内部から裏面に突出する。第1接着剤160が裏面に突出することによる作用効果は図3を参照して後に説明する。第1接着剤160は、レンズホルダ120の挿入孔121と筐体150の突起部151とを固定する。ただし第1接着剤160は、瞬時に両者を固定するのではなく接着の初期段階では両者を拘束するに留まる。第2接着剤170は、レンズホルダ120の第2接着部123と筐体150の第1接着部153とを固定する。
なお、第1接着剤160と第2接着剤170は、別種の接着剤であっても、同種の接着剤であっても良い。ただし、第2接着剤170は少なくとも熱硬化性を有する接着剤であり、第1接着剤160は少なくとも光硬化性を有する接着剤である。また第1接着剤160および第2接着剤170がともに光硬化性と熱硬化性を併せ持つ接着剤でもよい。なお第1接着剤160が熱硬化性を有する場合は、第1接着剤160は第2接着剤170に比べ低温で硬化する特性を有する。すなわち第1接着剤160と第2接着剤170とがともに熱硬化性のみを有する構成でもよい。
一般に、撮像装置において筐体の取り付け基準面に対して、光学レンズの光軸が垂直となるように光学レンズと撮像素子とが筐体に固定されることが理想である。さらに、その後に周囲の環境温度が変化した場合でも、光軸に傾き等のずれが発生しないことが望ましい。撮像装置の製造時における組立性を損なうことなく、周囲の環境温度の変化による光軸ずれを防ぐためには、たとえば、光硬化性接着剤等の速硬化性接着剤を用いて、光学部品類を位置調整後速やかに筐体へ仮固定し、その後、より強固な熱硬化接着剤により本固定を行う方法が効果的である。しかしながら、光硬化接着剤の硬化後に、装置全体の加熱を伴う熱硬化接着工程を経た場合、既に硬化している光硬化接着剤の熱膨張や、熱硬化接着剤の硬化収縮によって、光学部品類と筐体の固定位置関係に、位置ずれが生じる可能性がある。このような、光学部品類の位置ずれを防止するためには、上述した構成が有効である。この構成によって、光学レンズ110は外界から得た視覚情報を撮像素子140へ結像し、これによって撮像装置100は外界の画像を得る。
(組立工程)
図3はレンズホルダ120と筐体150とを固定する組立工程を説明する図である。図3を構成する(a)〜(d)は時系列に並んでおり、4つのうちで初めの状態が図3(a)、次に図3(b)の状態になり、図3(c)の状態を経て最終的な図3(d)の状態となる。図3(a)はいずれの接着剤も硬化していない第1工程を示す図、図3(b)は第1接着剤160のみが硬化した状態を示す図、図3(c)は第2接着剤170が硬化中の状態を示す図、図3(d)はいずれの接着剤も硬化した状態を示す図である。
図3(a)は図2とおおよそ同一であるが、図3(a)では第1接着剤160および第2接着剤170が硬化していない点が異なる。すなわち図示左右の両方において、レンズホルダ120の被押当て部124と筐体150の押当て部152とが接している。また図3(a)では本構成の効果を明確にするために、第1接着剤160の量が図の左右で異なっている。なお図3(a)では突出量を極端に異ならせているが、実際にも厳密に同一にすることは困難である。図3(a)に示す状態において、第1接着剤160に所定の波長を有する光を照射して硬化させると図3(b)に示す状態になる。
図3(b)に示すように、第1接着剤160は光が照射されると硬化するが、この際に収縮する。第1接着剤160は裏側に突出しているので、収縮することで挿入孔121に挿入されている突起部151を図示上方に持ち上げる力を生じさせ、レンズホルダ120の被押当て部124と筐体150の押当て部152とが離間する。また前述のように図示の左右で第1接着剤160の量が異なるので、この離間量が左右で異なる。図3(b)に示す状態において、第2接着剤170を硬化させるために撮像装置100を加熱すると、熱が第2接着剤170だけでなく第1接着剤160にも影響を与えて図3(c)に示す状態になる。
図3(c)に示すように、第1接着剤160は加熱されることで熱膨張する。第1接着剤160は裏側に突出しているので、熱膨張により第1接着剤160は突起部151を図示下側に移動させる。これにより筐体150の押当て部152が図示下側に移動し、レンズホルダ120の被押当て部124に接する。その後しばらくすると第2接着剤170が硬化して図3(d)に示す状態となる。図3(d)に示すように、基準面122が押当て部152に押し付けられた状態で第2接着剤170が硬化するため、熱硬化工程の終了後に、撮像装置全体が常温に戻っても、基準面122と押当て部152が押し付けられた状態は維持される。
撮像装置100はこのような構成を有するので、たとえば図3に示すように、第1接着剤160の塗布形状が製造時のばらつき等によりアンバランスとなった場合であっても、問題とならない。なぜならばレンズホルダの取り付け基準面122が、押当て部152に対して、平行に接した状態で、レンズホルダ120と筐体150とを固定できるからである。図3(b)に示すように、第1接着剤160の塗布量がアンバランスで図示左側の塗布量の方が多い場合は、第1接着剤160の硬化時に塗布量の多い図示左側の方がより大きな効果に伴う収縮の力が発生し、一時的にレンズホルダ120と筐体150は傾いた状態となる。
しかしその後、第2接着剤170を熱硬化させる工程においては、既に硬化している第1接着剤160が熱膨張することで、レンズホルダ120と筐体150とが、互いに近付く方向の動きが発生する。このとき、第1接着剤160が膨張する量は、第1接着剤160が硬化時に収縮した量よりも大きいため、レンズホルダ120の基準面122は筐体150に設けられた押当て部152に押し付けられた状態となり、レンズホルダ120と筐体150の位置関係が是正される。
したがって、本発明の構成によれば、製造時のばらつき等により接着剤の形状がアンバランスとなった場合であっても、筐体150の取り付け基準面に相当する押当て部152に対してレンズホルダ120を傾くことなく固定することが可能となる。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)撮像装置100は、レンズホルダ120および筐体150を備える。撮像装置100は、レンズホルダ120に設けられ、表側から裏側に貫通する挿入孔121と、筐体150に設けられ、挿入孔121に表側から挿入され第1接着剤160により第1の基材と結合される突起部151と、レンズホルダ120の表側に設けられ、筐体150と接する被押当て部124と、筐体150に設けられ、レンズホルダ120と接する押当て部152と、レンズホルダ120の表側に設けられ、第2接着剤170により筐体150と結合する第2接着部123と、筐体150に設けられ、第2接着剤によりレンズホルダ120と結合する第1接着部153と、を備える。第1接着剤160は、挿入孔121の内部から裏側に突出する。そのため図3を参照して説明したように、接着剤の効果時に発生する光学部品の固定位置のずれを抑制できる。
(2)押当て部152は、挿入孔121の開口部を挿入孔121の軸方向に延長した領域の外部に存在する。そのため挿入孔121から第1接着剤160があふれた場合でも、挿入孔121と押当て部152との間に隙間が存在するため、第1接着剤160が押当て部152まで到達して押当て部152と被押当て部124の密着を阻害することを防止できる。この特徴の理解を助けるために図を参照して比較例を説明する。
図4は比較例を示す図である。なお図4では図の左右で異なる時系列を示している。また図4では第1接着剤160のうち、挿入孔121の表側付近に存在する第1接着剤の符号を160Aとして示している。また本比較例における筐体を符号150Zで表し、名称を「比較筐体」とする。比較筐体150Zは、挿入孔121の延長線上に押当て部152を形成している。
図4の左に示すように比較筐体150Zの突起部151を挿入孔121に挿入すると、挿入孔121の内部に挿入されていた第1接着剤160が裏側だけでなく表側にも多少突出することがある。図4の右に示すように比較筐体150Zの突起部151を挿入孔121にさらに挿入すると、挿入孔121からあふれた第1接着剤160Aが押当て部152と基準面122の間隙に侵入し、押当て部152を基準面122に押し当てることができない。このような問題が生じうるため、本実施の形態では押当て部152を挿入孔121の開口部を挿入孔121の軸方向に延長した領域の外部に形成している。
(3)第1接着剤160は光硬化性接着剤であり、第2接着剤170は熱硬化性接着剤である。そのため容易に第1接着剤160を先に硬化させることができる。実施例にて説明したように、第2接着剤170よりも第1接着剤160を先に硬化させる必要がある。第2接着剤170が光硬化性を有していなければ、撮像装置100の全体に光を照射して第1接着剤160のみを先に硬化させることができる。仮に第2接着剤170が光硬化性を有していても、遮蔽版や遮光シートを用いて第2接着剤170が第1接着剤160と同時に、または第2接着剤170が第1接着剤160よりも先に硬化することを防止できる。
(変形例1)
上述した第1の実施の形態では、第2接着部123および被押当て部124は同一面に形成された。しかし、被押当て部124が第2接着部123よりも突出してもよい。この場合は、突出する被押当て部124の先端が基準面122となる。
図5は変形例1における撮像装置100の断面図である。ただし比較のために第1の実施の形態の構成を図示左側に示しており、変形例1の構成は図示右側のみである。図5に示すように基準面122は、レンズホルダ120の端面からも筐体150の端面からも離れた位置に存在する。なお押当て部152の第1接着部153からの突出をなくしてもよい。この場合は、基準面122は筐体150の端面と一致する。
―第2の実施の形態―
図6を参照して、撮像装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、挿入孔の付近にザグリが形成される点で、第1の実施の形態と異なる。
図6は、第2の実施の形態における撮像装置100Aの断面図であり、第1の実施の形態における図2に相当する。図5に示すように、第2実施の形態におけるレンズホルダ120は裏側に挿入孔121を中心とするザグリ126を有する。挿入孔121がレンズホルダ120の表側から裏側まで貫通している点は第1の実施の形態と同様である。第1接着剤160の裏側への突出量がザグリ126の内部に収まるように第1接着剤160の塗布量を調節することで、レンズホルダ120の裏側への第1接着剤160の突出をなくし、レンズホルダ120の裏側と接する面の汚れを防止すことができる。
上述した第2の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(4)レンズホルダ120は裏側において、挿入孔121の開口部の周囲に窪みであるザグリ126が形成される。第1接着剤160は、挿入孔121の内部からザグリ126まで突出する。そのためレンズホルダ120の裏側と接する面の汚れを防止すことができる。
―第3の実施の形態―
図7を参照して、撮像装置の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、挿入孔と突起部の位置関係が入れ替わる点で、第1の実施の形態と異なる。
図7は、第3の実施の形態における撮像装置100Bの断面図であり、第1の実施の形態における図2に相当する。図7に示すように、レンズホルダ120に突起部125が形成され、筐体150に突起部125が挿入される挿入孔154が形成されている。レンズホルダ120の基準面122は、押当て部152に接する。レンズホルダ120は、挿入孔154に存在する第1接着剤160、および押当て部152が存在する筐体150の面上に存在する、第2接着剤170を介して、筐体150に固定されている。また、第1接着剤160は、筐体150の表側から突出する。
(5)撮像装置100Bは、レンズホルダ120および筐体150を備える。撮影装置100Bは、レンズホルダ120に設けられ、裏側から表側に貫通する挿入孔154と、筐体150に設けられ、挿入孔154に裏側から挿入され第1接着剤160により筐体150と結合される突起部125と、レンズホルダ120の筐体150と対向する面に設けられ、筐体150と接する被押当て部124と、筐体150に設けられ、レンズホルダ120と接する押当て部152と、レンズホルダ120の筐体150と対向する面に設けられ、第2接着剤170により筐体150と結合する第1接着部123と、筐体150に設けられ、第2接着剤170によりレンズホルダ120と結合する第2接着部153と、を備える。第1接着剤160は、挿入孔154の内部から表側に突出する。撮像装置100Bはレンズホルダ120の裏側に第1接着剤160が突出しないため、光学レンズの汚れ防止に有効である。
―第4の実施の形態―
図8を参照して、撮像装置の第4の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、2つの撮像装置が組み合わされる点で、第1の実施の形態と異なる。
図8は、2つの撮像装置を備える多眼撮像装置300の概略図である。図8に示すように多眼撮像装置300には、撮像装置100および撮像装置200が、互いの光軸が略平行となるよう並んで配置される。撮像装置200は撮像装置100と同一の構成であるが、ここでは便宜的に異なる符号を用いている。このとき、撮像装置100および撮像装置200に含まれる押当て部152、突起部151、および挿入孔は、少なくとも基線長方向に並んで二箇所以上配置されている。ここで、基線長方向とは、撮像装置100と撮像装置200とが並ぶ方向である。
多眼撮像装置300は、撮像装置100と撮像装置200が取得した2つの画像の一致点を検出し、両画像の視差を求める。そして、特に基線長方向に発生している視差の量から、被写体との距離を算出する。したがって、多眼撮像装置300においては、2つの撮像装置の光軸が互いに平行となっていることが望ましい。仮に光軸が基線長方向に傾くと、距離の算出精度が低下する。
上述した第4の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(6)多眼撮像装置300は、撮像装置100と撮像装置200とを互いの光軸が略平行となるように並べて構成される。撮像装置100と撮像装置200が並ぶ方向を基線長方向としたとき、突起部151、挿入孔121、および押当て部152が、基線長方向に2か所以上、並んで配置されている。基線長方向に並んで形成された、押当て部152、突起部151、および挿入孔121により、基線長方向の傾きが特に抑制されるため、多眼撮像装置300の距離算出精度の低下を防止できる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
100、100A、100B…撮像装置
110…光学レンズ
120…レンズホルダ
121…挿入孔
122…基準面
123…接着部
124…被押当て部
125…突起部
126…ザグリ
130…基板
140…撮像素子
150…筐体
151…突起部
152…押当て部
153…接着部
154…挿入孔
160…第1接着剤
170…第2接着剤
300…多眼撮像装置

Claims (4)

  1. 第1基材および第2基材を備える撮像装置であって、
    第1基材に設けられ、第1の側から第2の側に貫通する挿入孔と、
    第2基材に設けられ、前記挿入孔に前記第1の側から挿入され第1接着剤により前記第
    1基材と結合される突起部と、
    前記第1基材に設けられ、前記第2基材と接する第1接触部と、
    前記第2基材に設けられ、前記第1基材の前記第1接触部と接する第2接触部と、
    前記第1基材に設けられ、第2接着剤により前記第2基材と結合する第1接着部と、
    前記第2基材に設けられ、前記第2接着剤により前記第1基材の前記第1接着部と結合
    する第2接着部と、を備え、
    前記第1接着剤は、前記挿入孔の内部から前記第2の側に突出し、
    前記第1基材はレンズホルダであり、
    前記第2基材は筐体である撮像装置。
  2. 第1基材および第2基材を備える撮像装置であって、
    第1基材に設けられ、第1の側から第2の側に貫通する挿入孔と、
    第2基材に設けられ、前記挿入孔に前記第1の側から挿入され第1接着剤により前記第
    1基材と結合される突起部と、
    前記第1基材に設けられ、前記第2基材と接する第1接触部と、
    前記第2基材に設けられ、前記第1基材の前記第1接触部と接する第2接触部と、
    前記第1基材に設けられ、第2接着剤により前記第2基材と結合する第1接着部と、
    前記第2基材に設けられ、前記第2接着剤により前記第1基材の前記第1接着部と結合
    する第2接着部と、を備え、
    前記第1接着剤は、前記挿入孔の内部から前記第2の側に突出し、
    前記第1基材は筐体であり、
    前記第2基材はレンズホルダである撮像装置。
  3. 第1基材および第2基材を備える撮像装置であって、
    第1基材に設けられ、第1の側から第2の側に貫通する挿入孔と、
    第2基材に設けられ、前記挿入孔に前記第1の側から挿入され第1接着剤により前記第
    1基材と結合される突起部と、
    前記第1基材に設けられ、前記第2基材と接する第1接触部と、
    前記第2基材に設けられ、前記第1基材の前記第1接触部と接する第2接触部と、
    前記第1基材に設けられ、第2接着剤により前記第2基材と結合する第1接着部と、
    前記第2基材に設けられ、前記第2接着剤により前記第1基材の前記第1接着部と結合
    する第2接着部と、を備え、
    前記第1接着剤は、前記挿入孔の内部から前記第2の側に突出し、
    前記第2接着剤は前記第1接着剤よりも硬化開始温度が高い撮像装置。
  4. 第1基材および第2基材を備える撮像装置を2つ備える多眼撮像装置であって、
    前記撮像装置は、
    第1基材に設けられ、第1の側から第2の側に貫通する挿入孔と、
    第2基材に設けられ、前記挿入孔に前記第1の側から挿入され第1接着剤により前記第
    1基材と結合される突起部と、
    前記第1基材に設けられ、前記第2基材と接する第1接触部と、
    前記第2基材に設けられ、前記第1基材の前記第1接触部と接する第2接触部と、
    前記第1基材に設けられ、第2接着剤により前記第2基材と結合する第1接着部と、
    前記第2基材に設けられ、前記第2接着剤により前記第1基材の前記第1接着部と結合
    する第2接着部と、を備え、
    前記第1接着剤は、前記挿入孔の内部から前記第2の側に突出し、
    前記2つの撮像装置は光軸が略平行となるように並べられ、
    前記2つの撮像装置は、前記突起部、前記挿入孔、および前記第1接触部のうち少なく
    とも2つは、前記2つの撮像装置を結ぶ方向に並んで配置されている、多眼撮像装置。
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