JP6941631B2 - アンテナ取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ取付装置に関する。
従来、特許文献1のように、仮止めクリップのような仮止め具を用いて、ボルトが固定されたフレームにアンテナ装置を仮止めすることが出来るアンテナ取付装置が提案されている。
特開2008−42373号公報
しかしながら、フレーム側に仮止めクリップ(仮止め具)を止めるための孔を別途設ける必要がある。また、取り付け時や取り外し時に仮止め具が破損しないように注意する必要がある。
したがって本発明の目的は、フレーム側に仮止めクリップを止めるための孔を別途設けずに、且つクリップのような仮止め具の破損の可能性が少ないアンテナ取付装置を提供することである。
本発明に係るアンテナ取付装置は、アンテナ素子を含むアンテナ装置を構成する電子部品の少なくとも一部を保持し、フレームに固定されたボルトによって固定されるブラケットと、ブラケットにおけるフレームと対向する第1面に設けられ、ボルトを仮止めするホルダーとを備える。
ブラケットに取り付けられたホルダーをボルトに仮止めさせることで、ブラケットがフレームに仮止めされるので、仮止めクリップ用の孔などをフレームに設けずに、簡単に仮止めを行うことが出来る。
ホルダーは、ブラケットのフレームと対向する第1面、すなわち、ブラケットにおけるボルトに装着するナットと接触する面と反対側に設けられるため、ホルダーがナットと接触しない。
このため、ホルダーをブラケットにおける第1面と反対側の面に設ける形態に比べて、ボルトをナットで締める際にホルダーが破損する可能性を低くすることが出来る。
ホルダーの厚み分だけ、アンテナ素子を低い位置で保持出来、アンテナ取付装置にパッチアンテナなどのアンテナ素子を搭載し、アンテナ取付装置を車両のフロントガラス(リアガラス)の天井フレームに取り付けた場合に、アンテナ素子の周囲(特に上方向)の金属遮蔽物との物理的な干渉を避けやすくなる。
好ましくは、ブラケットには、ホルダーを保護する保護部材が設けられ、保護部材の第1面からフレームがある側に突出する長さは、ホルダーのフレームと対向する面と第1面との間の長さよりも長い。
ホルダーがフレームと接触しない状態でブラケットとフレームの間に位置する(保護部材がホルダーを保護する)ことで、保護部材を設けない形態に比べて、ボルトをナットで締める際に破損する可能性を更に低くすることが出来る。
保護部材の厚み分だけ、アンテナ素子を低い位置で保持出来、アンテナ取付装置にパッチアンテナなどのアンテナ素子を搭載し、アンテナ取付装置を車両のフロントガラス(リアガラス)の天井フレームに取り付けた場合に、アンテナ素子の周囲(特に上方向)の金属遮蔽物との物理的な干渉を避けやすくなる。
また、好ましくは、ホルダーにおける少なくともボルトと接触する領域は、樹脂若しくはゴムで構成される。
ホルダーにおける少なくともボルトと接触する領域が樹脂やゴムなどで構成された場合には、金属で構成された場合に比べて、取り外しが容易に出来る他、ボルトを傷つけにくい。
また、好ましくは、ブラケットとホルダーの少なくとも一方には、ホルダーにおける少なくともボルトと接触する領域が、フレームと離れた状態を維持するスペーサーが設けられる。
また、好ましくは、ブラケットには、ボルトが通るボルト孔が設けられ、ブラケットとホルダーとが並べられる上下方向から見て、ボルト孔におけるホルダーを構成する部材が重ならない領域の上下方向と垂直な1つの方向の寸法は、ボルトの呼び径と同じかそれよりも短い。
また、好ましくは、ブラケットには、ボルトが通るボルト孔が設けられ、ホルダーには、梁部が設けられ、梁部とブラケットの間には隙間が設けられ、ブラケットとホルダーとが並べられる上下方向から見て、ボルト孔における梁部と重ならない領域の上下方向と垂直な1つの方向の寸法は、ボルトの呼び径と同じかそれよりも短い。
以上のように本発明によれば、フレーム側に仮止めクリップを止めるための孔を別途設けずに、且つクリップのような仮止め具の破損の可能性が少ないアンテナ取付装置を提供することができる。
本実施形態における、アンテナ取付装置の斜視図で上方から見たものである。 アンテナ取付装置の斜視図で下方から見たものである。 ホルダーの斜視図で下方から見たものある。 アンテナ取付装置の上面図である。 図4におけるホルダーがある領域を拡大した上面図である。 アンテナ取付装置の側面図で、壁(保護部材)の図示を省略したものである。 図6におけるホルダーがある領域を拡大した側面図である。 アンテナ取付装置を天井フレームに仮止めする前の状態の斜視図である。 図4のA−A断面で、アンテナ取付装置を天井フレームに仮止めした状態を示す図である。 図4のB−B断面図である。 図4のB−B断面で、アンテナ取付装置を天井フレームに仮止めした状態を示す図である。 ホルダーの第1変形例を示す上面図である。 ホルダーの第2変形例を示す上面図である。 ホルダーの第3変形例を示す上面図である。 突出領域(スペーサー)が設けられたホルダーがある領域を拡大した側面図である。
以下、本実施形態について、図1〜図11を用いて説明する。本実施形態におけるアンテナ取付装置1は、例えば図8に示すように、パッチアンテナ9などのアンテナ装置を、車両の天井フレーム11であって固定ボルト12とツメ孔13が設けられた領域の下面に取り付ける為に用いられる。
なお、方向を説明するため、アンテナ取付装置1の長手方向(左右方向、天井フレーム11の固定ボルト12が取り付けられる孔とツメ孔13が並べられる方向)がx方向であり、x方向と垂直な水平方向(前後方向)がy方向であり、x方向とy方向と垂直な鉛直方向がz方向であるとして説明する。
アンテナ取付装置1は、例えば図1に示すように、ブラケット2、及びホルダー(仮止め具)6を備える。
ブラケット2は、パッチアンテナ9などのアンテナ素子を含むアンテナ装置を構成する電子部品の少なくとも一部を保持し、天井フレーム11に固定されたボルト12によって固定される。ブラケット2は、例えば図2に示すように、x方向に延びる略矩形形状の金属板で、アンテナケース2a、ツメ3、固定ボルト孔4、フック孔5、壁(保護部材)8を含む。
ただし、ブラケット2を構成する金属板の形状は、略矩形形状に限らず、他の形状であってもよい。
また、ブラケット2におけるアンテナケース2aとツメ3と固定ボルト孔4の位置関係は、下記の例に限るものではない。
ホルダー6は、ブラケット2における天井フレーム11と対向する第1面に設けられ、ボルト12を仮止めする。ホルダー6は、例えば図1に示すように、ブラケット2の上面(天井フレーム11と対向する第1面)で且つ、少なくとも一部がz方向から見て固定ボルト孔4と重なるように固定ボルト孔4の近傍に設けられる。ホルダー6は、例えば図3に示すように、端部6a、梁部6b、フック7を含む。
ホルダー6は、図9に示すように、固定ボルト12のねじ山と係合し、当該係合により、固定ボルト12を仮止めするために用いられる。ホルダー6は、例えば金属で構成されてもよいが、樹脂またはゴムで構成されるのが望ましい。
また、少なくともホルダー6の後述する内部スペース10近傍の部分(ホルダー6における固定ボルト12と接触する領域)が樹脂またはゴムで構成され、ホルダー6の他の部分は金属等の樹脂またはゴム以外で構成されていてもよい。
図1に示すように、ブラケット2の具体的な構成について説明する。
ブラケット2のx方向の一方の端部の下面には、アンテナケース2aが設けられ、内部にパッチアンテナ9が保持される。
本実施形態では、アンテナケース2aに保持されるパッチアンテナ9には、他の車両や衛星などからの信号を受信するアンテナ素子だけでなく、当該アンテナ素子で得られた信号を増幅するアンプや、当該アンテナ素子や当該アンプを実装する基板など、アンテナ装置を構成する電子部品も含まれるものとして説明する。しかしながら、アンテナ装置を構成する電子部品の一部がアンテナケース2aに保持され、残りがブラケット2以外の他の部材に保持される形態であってもよい。
また、パッチアンテナ9に代えて、別の線状アンテナのアンテナ素子などがアンテナケース2aに保持される形態であってもよい。
ブラケット2のx方向の他方の端部の上面には、y方向から見て略L字形状のツメ3が設けられる。
ツメ3は、ブラケット2と一体的に形成されるが、取り外し可能な形態であってもよい。
ブラケット2におけるアンテナケース2aが設けられた領域とツメ3が設けられた領域の間には、固定ボルト孔4が設けられる。固定ボルト孔4には、固定ボルト12が挿入される。固定ボルト12は、z方向下向きに突出する状態で、天井フレーム11に取り付けられる。
図11に示すように、固定ボルト孔4のy方向の寸法d1は、固定ボルト12の呼び径(雄ねじの外基準寸法)d2よりも長い。また、図5に示すように、固定ボルト孔4のx方向の寸法d4は、固定ボルト孔4のy方向の寸法d1よりも長い。
ただし、固定ボルト孔4のx方向の寸法d4は、固定ボルト12の呼び径d2よりも長ければよく、固定ボルト孔4のy方向の寸法d1よりも短くてもよい。
図2に示すように、ブラケット2における固定ボルト孔4が設けられた領域のx方向の両端には、ホルダー6に設けられたフック7が通るフック孔5が設けられる。
図1や図4に示すように、ブラケット2における固定ボルト孔4が設けられた領域のy方向の両端には、z方向上向きに突出する壁8が設けられる。
図10に示すように、壁8は、ブラケット2と一体的に形成される。壁8は、ブラケット2を天井フレーム11に螺合させた時に、ブラケット2の上面と天井フレーム11とが一定距離(後述する第1高さh1)だけ離れ、ホルダー6における固定ボルト12と接触する領域が天井フレーム11と離れた状態を維持するスペーサーとして使用される。
壁8におけるブラケット2の上面から天井フレーム11がある側(z方向上向き)に突出する長さ(第1高さh1)は、ホルダー6の天井フレーム11と対向する面とブラケット2の上面との間の長さ(端部6aの高さ(第2高さh2))よりも長い(h1>h2)。
壁8のような保護部材は、ブラケット2におけるy方向の端部に設けられる形態に限られない。例えば、ブラケット2の上面から天井フレーム11がある側に第1高さh1だけ突出する突起若しくは壁が複数設けられる形態であってもよい。
また、壁8がブラケット2から取り外し可能な形態であってもよい。
ツメ3と、固定ボルト孔4の中心とのx方向の距離は、天井フレーム11に取り付けられた固定ボルト12の中心と天井フレーム11に設けられたツメ孔13のx方向の距離とほぼ等しくなるように、ブラケット2における固定ボルト孔4などの位置関係や寸法が決定される。
次に、ホルダー6の具体的な構成について説明する。
図3に示すように、ホルダー6は、x方向の両端に肉厚の端部6aと、端部6aの間で且つ上部に端部6aよりも薄い2つの梁部6bを有する。
2つの梁部6bのそれぞれは、2つの端部6aによって保持される両端固定梁を構成する。
z方向から見て、端部6aと梁部6bで囲まれた領域に、内部スペース10が形成される。
ホルダー6は、上方から見て略中空矩形形状(略矩形形状の外形を有し、中央に長孔形状や長円形状を含む略矩形形状の内部スペース10が設けられた形状)で、y方向から見て略凹形状が上下逆になった形状を有する。
端部6aには、z方向下向きに延びるフック7が設けられる。図6に示すように、フック7がブラケット2のフック孔5に上方から挿入され掛け止めされることで、ホルダー6がブラケット2の上面に取り付けられる。
図7に示すように、ホルダー6がブラケット2に取り付けられた時に、端部6aはブラケット2の上面に接触し、梁部6bとブラケット2の上面との間には隙間6cが形成される。
図10や図11に示すように、ホルダー6の各部の寸法や、ホルダー6とブラケット2の位置関係は、z方向から見て固定ボルト孔4における内部スペース10と重なる領域のy方向の寸法(2つの梁部6bのy方向の間隔)d3が、固定ボルト孔4のy方向の寸法d1よりも短く、且つ固定ボルト12の呼び径d2と略同じかそれよりも短くなるように決定される(d3≦d2<d1)。
また、梁部6bのそれぞれは、z方向から見て、一部が固定ボルト孔4と重なる位置関係にある。
端部6aの一方における梁部6bが取り付けられていない領域で、且つ端部6aの他方と対向する側、は、固定ボルト12のねじ山の間隔と同等かそれ以下の厚さで、先端が尖ったテーパー形状を有してもよい。また、端部6aの他方における梁部6bが取り付けられていない領域で、且つ端部6aの一方と対向する側は、固定ボルト12のねじ山の間隔と同等かそれ以下の厚さで、先端が尖ったテーパー形状を有してもよい(図9参照)。
梁部6bの一方における梁部6bの他方と対向する側は、固定ボルト12のねじ山の間隔と同等かそれ以下の厚さで、先端が尖ったテーパー形状を有するのが望ましい。また、梁部6bの他方における梁部6bの一方と対向する側は、固定ボルト12のねじ山の間隔と同等かそれ以下の厚さで、先端が尖ったテーパー形状を有するのが望ましい(図10参照)。
本実施形態では、フック孔5とフック7を用いて、ホルダー6がブラケット2に取り付けられる形態を示す。しかしながら、ワッシャーを介したネジ止めでルダー6がブラケット2に取り付けられもよい。
この場合、ワッシャーの厚さを変えることで、梁部6bとブラケット2の上面の間隔(隙間6cの寸法)を調整出来る。これによって、様々な形状の固定ボルト12の仮止めに対応してホルダー6とブラケット2の位置関係などを調整出来る。
次に、アンテナ取付装置1を天井フレーム11に取り付ける手順を説明する。
予め、アンテナ取付装置1におけるアンテナケース2aには、パッチアンテナ9が取り付けられ、ブラケット2の上面には、ホルダー6が取り付けられている。
作業者は、例えば図9に示すように、ツメ3を、天井フレーム11のツメ孔13に挿入して、掛け止めする。そして作業者は、掛け止めした状態で、ブラケット2の上面を天井フレーム11の下面に近づけて、天井フレーム11に取り付けられた固定ボルト12をホルダー6の孔(内部スペース10)や固定ボルト孔4に挿入する。本実施形態では、例えば図10や図11に示すように、ホルダー6の孔(内部スペース10)のy方向の寸法d3は、固定ボルト12の呼び径d2と略同じかそれよりも短くなっている。すなわち、ホルダー6の2つの梁部6bのy方向の間隔は、固定ボルト12の呼び径d2と略同じかそれよりも短くなっている。しかし、少なくとも2つの梁部6bは弾性変形する(撓む)ことができるため、固定ボルト12は、ホルダー6の2つの梁部6bを互いに離間する方向に弾性変形させ(撓ませ)ながら、ホルダー6の孔(内部スペース10)に挿入される。
ホルダー6の梁部6bが固定ボルト12に弾性変形した状態で接して、ホルダー6が固定ボルト12を保持する状態(仮止め状態)となるため、作業者が手を離してもブラケット2は天井フレーム11から落ちない。さらに、内部スペース10の外形の一部を形成する梁部6bにおける先端が尖ったテーパーの部分が、固定ボルト12におけるねじ山の間に入り込むため、ホルダー6が確実に固定ボルト12を保持することが出来る。
その後、作業者が、固定ボルト12におけるブラケット2の下面から突出した部分にナット14を螺合させて、アンテナ取付装置1の天井フレーム11への取り付けが完了する。
ブラケット2に取り付けられたホルダー6を固定ボルト12に仮止め(係合)させることで、ブラケット2が天井フレーム11に仮止めされる。これにより、例えば作業者は、仮止めクリップ用の孔などを天井フレーム11に設けずに、簡単に仮止めを行うことが出来る。
また、ホルダー6は、ブラケット2の上面(天井フレーム11と対向する第1面)に設けられる。すなわち、ホルダー6は、ブラケット2におけるナット14と接触する下面と反対側に設けられるため、ホルダー6がナット14と接触しない。
このため、ホルダー6をブラケット2の下面に設け、ホルダー6がナット14と接する形態に比べて、固定ボルト12をナット14で締める際にホルダー6が破損する可能性を低くすることが出来る。
また、壁(保護部材)8におけるブラケット2の上面から天井フレーム11がある側(z方向上向き)に突出する長さ(第1高さh1)が、ホルダー6の天井フレーム11と対向する面とブラケット2の上面との間の長さ(端部6aの高さ(第2高さh2))よりも長い。
ホルダー6が天井フレーム11と接触しない状態でブラケット2と天井フレーム11の間に位置することで、壁8のような保護部材を設けない形態に比べて、固定ボルト12をナット14で締める際にホルダー6が破損する可能性を更に低くすることが出来る。
ホルダー6における梁部6bは、端部6aよりも薄く、梁部6bとブラケット2の間に隙間6cが設けられた状態で、端部6aに保持される。また、ホルダー6における梁部6bは、梁部6bにおける内部スペース10の外形を形成する部分に先端が尖った形状を有する。このため、当該先端の尖った部分が固定ボルト12のねじ山の間に入り込んで、ホルダー6が固定ボルト12を保持しやすく出来る。
また、梁部6bが端部6aよりも薄いので、梁部6bは端部6aよりも撓みやすい。このため、固定ボルト12が内部スペース10を通りやすく且つ抜けやすい状態で、固定ボルト12を保持出来、仮止め完了後でも修理などでの取り外しを容易に出来る。
特に、ホルダー6における固定ボルト12と接触する領域が樹脂やゴムなどで構成された場合には、金属で構成された場合に比べて、取り外しが容易に出来る他、固定ボルト12を傷つけにくい。
また、ブラケット2の上面と梁部6bとの間には隙間6cが設けられ、梁部6bはブラケット2と離れた状態にある。このため、2つの梁部6bの間に固定ボルト12が挿入されたときに、2つの梁部6bが互いに離間する方向に撓みやすくなる。また、2つの梁部6bが固定ボルト12の挿入によってブラケット2の固定ボルト孔4に引き込まれて固定ボルト12と固定ボルト孔4との間に挟まれることを防止できる。さらに、経年劣化などにより梁部6bがブラケット2などと固着するのを防止することも可能になる。
また、ホルダー6や壁8の厚み分(z方向の寸法分)だけ、ブラケット2が低い位置に配置される。これによって、アンテナケース2aを低い位置に配置出来る。
アンテナケース2aを低く配置出来れば、アンテナケース2aにパッチアンテナ9などのアンテナ素子を搭載し、アンテナ取付装置1を車両のフロントガラス(リアガラス)の天井フレーム11に取り付けた場合に、アンテナ素子の周囲(特に上方向)の金属遮蔽物との物理的な干渉を避けやすくなる。
なお、ホルダー6は、2つの梁部6bのそれぞれが、2つの端部6aによって保持される両端固定梁を構成し、2つの端部6aと2つの梁部6bが上面視略中空矩形形状を形成するものに限定されるものではない。
例えば、2つの梁部6bのそれぞれが、1つの端部6aによって保持される片持ち梁を構成し、1つの端部6aと2つの梁部6bが上面視略U字形状を形成する第1変形例(図12参照)であってもよい。また、1つの梁部6bが、2つの端部6aによって保持される両端固定梁を構成し、2つの端部6aと1つの梁部6bが上面視略U字形状を形成する第2変形例(図13参照)であってもよい。また、1つの梁部6bが、2つの端部6aによって保持される両端固定梁を構成し、2つの端部6aと1つの梁部6bが上面視略I字形状を形成し、当該上面視略I字形状のものが2つ設けられた第3変形例(図14参照)であってもよい。
梁部6bが2つ設けられた形態(図12、図14参照)の場合には、2つの梁部6bが固定ボルト12と係合するように、z方向から見て固定ボルト孔4における内部スペース10と重なる領域のy方向の寸法(2つの梁部6bのy方向の間隔)d3が、固定ボルト孔4のy方向の寸法d1よりも短く、且つ固定ボルト12の呼び径d2と略同じかそれよりも短くなるように、ホルダー6の各部の寸法や、ホルダー6とブラケット2の位置関係が決定される(d3≦d2<d1)。
梁部6bが1つ設けられた形態(図13参照)の場合には、1つの梁部6bと固定ボルト孔4が固定ボルト12と係合するように、z方向から見て固定ボルト孔4における内部スペース10と重なる領域のy方向の寸法d3が、固定ボルト孔4のy方向の寸法d1よりも短く、且つ固定ボルト12の呼び径d2と略同じかそれよりも短くなるように、ホルダー6の各部の寸法や、ホルダー6とブラケット2の位置関係が決定される(d3≦d2<d1)。
すなわち、z方向(上下方向)から見て固定ボルト孔4における梁部6bと重ならない領域のy方向(上下方向と垂直な1つの方向)の寸法は、固定ボルト孔4の呼び径d2と略同じかそれよりも短い。
なお、円形若しくは略楕円形状若しくは略矩形形状の孔で構成される固定ボルト孔4は、当該円形若しくは略楕円形状若しくは略矩形形状の領域を含む切り欠きであってもよい。
この場合でも、2つの梁部6bが固定ボルト12と係合するように、z方向から見て当該切り欠きにおける内部スペース10と重なる領域のy方向の寸法が、固定ボルト12の呼び径d2と略同じかそれよりも短くなるように、ホルダー6の各部の寸法や、ホルダー6とブラケット2の位置関係が決定される。若しくは、1つの梁部6bと当該切り欠きが固定ボルト12と係合するように、z方向から見て当該切り欠きにおける内部スペース10と重なる領域のy方向の寸法が、固定ボルト12の呼び径d2と略同じかそれよりも短くなるように、ホルダー6の各部の寸法や、ホルダー6とブラケット2の位置関係が決定される。
また、壁8のような保護部材をブラケット2に設ける形態に加えて若しくは代えて、ホルダー6における端部6aと梁部6bの少なくとも一方に、梁部6bの上面よりも天井フレーム11がある側に突出する部材(突出部材61)を設けてもよい。この場合、ブラケット2を天井フレーム11に螺合させた時に、当該突出部材61がホルダー6における固定ボルト12と接触する領域が天井フレーム11と離れた状態を維持するスペーサーとして使用され、当該領域を保護する形態であってもよい(図15参照)。
当該突出部材61は、ホルダー6と別体で構成される形態であってもよいし、ホルダー6と一体で構成される形態であってもよい。
1 アンテナ取付装置
2 ブラケット
2a アンテナケース
3 ツメ
4 固定ボルト孔
5 フック孔
6 ホルダー(仮止め具)
6a 端部
6b 梁部
6c 隙間
61 突出部材(スペーサー)
7 フック
8 壁(保護部材)
9 パッチアンテナ
10 内部スペース
11 天井フレーム
12 固定ボルト
13 ツメ孔
14 ナット
d1 固定ボルト孔のy方向の寸法
d2 固定ボルトの呼び径
d3 z方向から見て固定ボルト孔における内部スペースと重なる領域のy方向の寸法
d4 固定ボルト孔のx方向の寸法
h1 第1高さ
h2 第2高さ

Claims (5)

  1. アンテナ素子を含むアンテナ装置を構成する電子部品の少なくとも一部を保持し、フレームに固定されたボルトによって固定されるブラケットと、
    前記ブラケットにおける前記フレームと対向する第1面に設けられ、前記ボルトを仮止めするホルダーとを備え
    前記ブラケットには、前記ホルダーを保護する保護部材が設けられ、
    前記保護部材の前記第1面から前記フレームがある側に突出する長さは、前記ホルダーの前記フレームと対向する面と前記第1面との間の長さよりも長いことを特徴とするアンテナ取付装置。
  2. アンテナ素子を含むアンテナ装置を構成する電子部品の少なくとも一部を保持し、フレームに固定されたボルトによって固定されるブラケットと、
    前記ブラケットにおける前記フレームと対向する第1面に設けられ、前記ボルトを仮止めするホルダーとを備え、
    前記ブラケットと前記ホルダーの少なくとも一方には、前記ホルダーにおける少なくとも前記ボルトと接触する領域が、前記フレームと離れた状態を維持するスペーサーが設けられることを特徴とするアンテナ取付装置。
  3. アンテナ素子を含むアンテナ装置を構成する電子部品の少なくとも一部を保持し、フレームに固定されたボルトによって固定されるブラケットと、
    前記ブラケットにおける前記フレームと対向する第1面に設けられ、前記ボルトを仮止めするホルダーとを備え、
    前記ブラケットには、前記ボルトが通るボルト孔が設けられ、
    前記ホルダーには、梁部が設けられ、
    前記梁部と前記ブラケットの間には隙間が設けられ、
    前記ブラケットと前記ホルダーとが並べられる上下方向から見て、前記ボルト孔における前記梁部と重ならない領域の前記上下方向と垂直な1つの方向の寸法は、前記ボルトの呼び径と同じかそれよりも短いことを特徴とするアンテナ取付装置。
  4. 前記ホルダーにおける少なくとも前記ボルトと接触する領域は、樹脂若しくはゴムで構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアンテナ取付装置。
  5. 前記ブラケットには、前記ボルトが通るボルト孔が設けられ、
    前記ブラケットと前記ホルダーとが並べられる上下方向から見て、前記ボルト孔における前記ホルダーを構成する部材が重ならない領域の前記上下方向と垂直な1つの方向の寸法は、前記ボルトの呼び径と同じかそれよりも短いことを特徴とする請求項1と請求項2と請求項4のいずれかに記載のアンテナ取付装置。
JP2018567432A 2017-02-10 2018-02-06 アンテナ取付装置 Active JP6941631B2 (ja)

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