JP6938985B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、断熱支持部材の基板支持部に金属板を接着し、さらに加熱用ヒータをこの金属板に接触させる構成が開示されている。
特許文献2には、ヒータ本体のうち安全素子が接触する領域に対応する発熱体の第1領域の単位長さ当りの抵抗値が、安全素子が接触しない領域に対応する発熱体の第2領域の単位長さ当りの抵抗値よりも大きいヒータが開示されている。
特開平11−84919号公報 特開2009−139822号公報
加熱源を備えた定着装置などにおいて、加熱源からの熱を受ける熱受け部材を設けると、加熱源の熱の一部がこの熱受け部材に移動するため、加熱源の急激な温度上昇があっても、この温度上昇が緩やかなものになる。
その一方で、熱受け部材では、加熱源の温度変化に遅れて温度変化が起きるため、熱受け部材を介して加熱源の温度検出を行おうとすると、加熱源の温度を正確に検出できなくなるおそれがある。
本発明の目的は、加熱源からの熱を受ける熱受け部材を介して加熱源の温度を検出する場合に比べ、加熱源の温度をより正確に検出できるようにすることにある。
請求項に記載の発明は、記録材への画像の定着に用いられるベルト部材と、前記ベルト部材に対向する対向面および反対面を有し、当該ベルト部材を加熱する加熱源と、前記加熱源の前記反対面に接触配置され、当該加熱源からの熱を受ける熱受け部材と、前記加熱源の前記反対面側に設けられ、前記熱受け部材を介さずに当該加熱源の温度を検出する温度検出手段と、を備え、前記加熱源には、前記熱受け部材により覆われておらず当該熱受け部材に接触しない非接触部が設けられ、前記温度検出手段は、前記加熱源の前記非接触部の温度を検出し、前記熱受け部材は、前記ベルト部材の移動方向であるベルト移動方向と交差する方向に延びるように配置され、前記熱受け部材のうちの前記非接触部の対向箇所以外に位置する部分の肉厚であって、当該熱受け部材の延び方向に対して交差し当該非接触部を通る面における肉厚が、当該延び方向に対して交差し当該非接触部以外を通る面における、当該熱受け部材の肉厚よりも小さい定着装置である。
請求項に記載の発明は、前記熱受け部材のうち、前記非接触部の対向箇所には、貫通孔が形成され、前記非接触部を通る前記面における前記熱受け部材の肉厚であって、前記貫通孔が設けられている箇所以外の箇所における肉厚が、前記非接触部以外を通る前記面における、当該熱受け部材の肉厚よりも小さい請求項に記載の定着装置である。
請求項に記載の発明は、前記温度検出手段は、前記加熱源に対して非接触状態で設けられている請求項1乃至の何れかに記載の定着装置である。
請求項に記載の発明は、下流側接触部にて前記ベルト部材に接触し、当該ベルト部材との間を移動する記録材を加圧する下流側加圧部材と、前記下流側加圧部材よりもベルト移動方向における上流側に配置され、上流側接触部にて前記ベルト部材に接触し、当該ベルト部材との間を移動する記録材を加圧する上流側加圧部材と、をさらに備え、前記温度検出手段は、前記加熱源のうちの、前記下流側接触部よりもベルト移動方向上流側に位置する部分であって前記上流側接触部よりもベルト移動方向下流側に位置する部分の温度を検出する請求項1乃至の何れかに記載の定着装置である。
請求項に記載の発明は、記録材への画像形成を行う画像形成手段と、当該画像形成手段により画像が形成された記録材への当該画像の定着を行う定着装置と、を備え、当該定着装置が、請求項1乃至の何れかに記載の定着装置により構成された画像形成装置である。
請求項1、2の発明によれば、加熱源からの熱を受ける熱受け部材を介して加熱源の温度を検出する場合に比べ、加熱源の温度をより正確に検出でき、また、熱受け部材の肉厚を部分的に小さくしない場合に比べ、温度検出手段に起因するベルト部材の温度むらを低減できる。
請求項の発明によれば、温度検出手段が加熱源に接触した状態で設けられる場合に比べ、ベルト部材の温度むらを低減できる。
請求項の発明によれば、加熱源のうちの温度上昇が起きやすい箇所の温度検出を行える。
請求項の発明によれば、加熱源からの熱を受ける熱受け部材を介して加熱源の温度を検出する場合に比べ、加熱源の温度をより正確に検出できる。
画像形成装置の全体構成図である。 定着装置の構成を説明する図である。 加熱ベルトモジュールの内部構成を説明する図である。 (A)、(B)は、熱受け部材の役割を説明する図である。 (A)〜(D)は、熱受け部材を説明する図である。 (A)〜(D)は、熱受け部材の他の構成例を示した図である。 (A)〜(D)は、熱受け部材の他の構成例を示した図である。 (A)〜(C)は、定着装置の他の構成例を示した図である。 定着装置の他の構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、画像形成装置1の全体構成図である。
画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置1は、画像形成手段の一例としての画像形成部10を備える。画像形成部10は、各色の画像データに基づき、記録材の一例である用紙Pへの画像形成を行う。
また、画像形成装置1には、制御部30、画像処理部35が設けられている。制御部30は、画像形成装置1に設けられた各機能部を制御する。画像処理部35は、パーソナルコンピュータ(PC)3や画像読取装置4等からの画像データに対して画像処理を施す。
画像形成部10には、一定の間隔を置いて並列的に配置された4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(以下、総称して単に「画像形成ユニット11」とも称する)が設けられている。
各画像形成ユニット11は、現像器15(後述)に収納されるトナーを除いて、同様に構成されている。各画像形成ユニット11は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像(画像)を形成する。
画像形成ユニット11の各々には、感光体ドラム12、感光体ドラム12の帯電を行う帯電器200、感光体ドラム12への露光を行うLEDプリントヘッド(LPH)300が設けられている。感光体ドラム12は、帯電器200による帯電が行われる。さらに、感光体ドラム12はLPH300により露光され、感光体ドラム12には静電潜像が形成される。
さらに、各画像形成ユニット11には、感光体ドラム12の表面を清掃するクリーナ(不図示)、感光体ドラム12に形成された静電潜像を現像する現像器15が設けられている。
さらに、画像形成部10には、感光体ドラム12にて形成された各色トナー像が転写される中間転写ベルト20、感光体ドラム12にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール21が設けられている。
また、画像形成部10には、中間転写ベルト20上に転写されたトナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写ロール22、二次転写されたトナー像を用紙P上に定着させる定着装置40が設けられている。
定着装置40には、加熱源を備えた加熱ベルトモジュール41、駆動ロール43、および、加圧ベルトモジュール46が設けられている。
加熱ベルトモジュール41は、用紙搬送経路R1の図中左側に配置されている。加熱ベルトモジュール41は、ベルト部材の一例としての定着ベルト411を備える。この定着ベルト411は、無端状に形成され、図中反時計周り方向に循環移動する。また、加熱ベルトモジュール41では、定着ベルト411の内側に加熱源(後述)が設けられている。
下流側加圧部材の一例としての駆動ロール43は、用紙搬送経路R1の図中右側に配置されている。駆動ロール43は、定着ベルト411の外周面に押し当てられ、駆動ロール43と定着ベルト411との間を移動する用紙P(用紙搬送経路R1を通る用紙P)を加圧する。
また、駆動ロール43は、モータ(図1では不図示)により図中時計回り方向に回転する。駆動ロール43が、時計回り方向に回転すると、定着ベルト411が、駆動ロール43から駆動力を受けて反時計回り方向に回転する。
上流側加圧部材の一例としての加圧ベルトモジュール46は、用紙搬送経路R1の図中右側に配置されている。加圧ベルトモジュール46は、駆動ロール43よりも、定着ベルト411の移動方向における上流側に配置されている。
加圧ベルトモジュール46は、定着ベルト411に押し当てられ、加圧ベルトモジュール46と定着ベルト411との間を移動する用紙P(用紙搬送経路R1を通る用紙P)を加圧する。なお、加圧ベルトモジュール46に設けられた加圧用ベルト461は、定着ベルト411からの駆動力を受けて、図中時計回り方向に回転する。
画像形成装置1では、画像処理部35が、PC3や画像読取装置4からの画像データに対して画像処理を施し、画像処理が施された画像データが、各画像形成ユニット11に供給される。そして、例えば、黒(K)色の画像形成ユニット11Kでは、感光体ドラム12が矢印A方向に回転しながら、帯電器200により帯電され、画像処理部35から送信された画像データに基づいて発光するLPH300により露光される。
これにより、感光体ドラム12上には、黒(K)色の画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12上に形成された静電潜像は、現像器15により現像され、感光体ドラム12上には、黒(K)色のトナー像が形成される。
同様に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cでは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、矢印B方向に移動する中間転写ベルト20上に、一次転写ロール21により順次静電吸引されて、中間転写ベルト20上には、各色トナーが重畳されたトナー像が形成される。
中間転写ベルト20上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール22が位置する箇所(二次転写部T)に搬送される。そして、このトナー像が二次転写部Tに搬送されるタイミングに合わせて、用紙収容部1Bから二次転写部Tへ用紙Pが供給される。
二次転写部Tでは、二次転写ロール22により形成される転写電界により、中間転写ベルト20上のトナー像が、搬送されてきた用紙Pに一括して静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト20から剥離され、定着装置40まで搬送される。
定着装置40では、用紙Pを、加熱ベルトモジュール41と加圧ベルトモジュール46とで挟み、また、加熱ベルトモジュール41と駆動ロール43とで挟む。これにより、用紙Pの加圧および加熱が行われて、用紙P上のトナー像が、この用紙Pに定着される。
そして、定着が終了した後の用紙Pは、排出ロール500によって、用紙積載部1Eへ搬送される。
図2は、定着装置40の構成を説明する図である。
定着装置40には、加熱ベルトモジュール41、駆動ロール43、および、加圧ベルトモジュール46が設けられている。
加熱ベルトモジュール41には、用紙Pへのトナー像の定着に用いられる定着ベルト411が設けられている。定着ベルト411は、図中反時計回り方向に回転する。
定着ベルト411の内側には、定着ベルト411の移動方向、および、定着ベルト411の幅方向(図中、紙面に対して直交する方向)に沿って延びる板状の加熱源412が設けられている。言い換えると、定着ベルト411の内側には、定着ベルト411の移動方向および幅方向に沿って延びる面状発熱体が設けられている。本実施形態では、この加熱源412により、定着ベルト411が加熱される。
さらに、加熱ベルトモジュール41には、温度検出手段の一例としての温度センサSが設けられている。温度センサSは、加熱源412の対向位置に配置され、加熱源412の温度を検出する。
さらに、加熱ベルトモジュール41には、加熱源412に接触配置され、加熱源412からの熱を受ける熱受け部材413が設けられている。言い換えると、加熱ベルトモジュール41には、加熱源412からの熱を受け、この熱を蓄積する熱容量体が設けられている。
熱受け部材413は、高熱伝導性を有し熱容量が大きい材料により形成される。具体的には、熱受け部材413は、例えば、銅などの金属材料により形成される。
さらに、加熱ベルトモジュール41では、定着ベルト411の内側に、支持部材414が設けられている。この支持部材414は、加熱源412、熱受け部材413、温度センサSなど、定着ベルト411の内側に配置された部材の支持を行う。また、支持部材414は、耐熱性を有する樹脂材料により構成され、断熱機能も有する。
駆動ロール43は、モータMからの駆動力を受けて、図中時計回り方向に回転する。駆動ロール43は、下流側接触部N1にて、定着ベルト411の外周面に接触する。
本実施形態では、駆動ロール43が図中時計回り方向に回転すると、定着ベルト411が、駆動ロール43から駆動力を受けて図中反時計周り方向に回転する。
加圧ベルトモジュール46は、定着ベルト411に接触配置されている。具体的には、本実施形態では、下流側接触部N1よりも上流側に位置する上流側接触部N2にて、加熱ベルトモジュール41の定着ベルト411と加圧ベルトモジュール46とが接触している。
加圧ベルトモジュール46には、用紙Pの加圧を行う加圧用ベルト461が設けられている。この加圧用ベルト461は、定着ベルト411からの駆動力を受けて図中時計回り方向に回転する。
また、加圧ベルトモジュール46には、加圧用ベルト461の内側に、押圧部材462が設けられている。押圧部材462は、定着ベルト411および加圧用ベルト461を介し、支持部材414(加熱ベルトモジュール41の支持部材414)に押し当てられている。
本実施形態では、用紙Pが下流側へ搬送されていく過程で、上流側接触部N2および下流側接触部N1にて、用紙Pの加圧および加熱が行われる。これにより、用紙P上のトナー像がこの用紙Pに定着される。
本実施形態では、上流側接触部N2および下流側接触部N1の2箇所で、用紙Pの加圧および加熱が行われるため、例えば、互いに圧接する一対のロール状部材のみを用いて用紙Pの加圧および加熱を行う場合に比べ(1箇所で用紙Pの加圧および加熱を行う場合に比べ)、用紙Pが加熱される領域が長くなり、用紙Pにより多くの熱を与えられる。この場合、定着温度を低下させられるようになり、より少ないエネルギーで定着処理を行える。
図3は、加熱ベルトモジュール41の内部構成を説明する図である。
加熱ベルトモジュール41の内部には、上記のとおり、板状の加熱源412が設けられている。この加熱源412は、上流側接触部N2から下流側接触部N1にかけて設けられている。
さらに、加熱源412は、定着ベルト411の内周面411Bに対向するように配置され、定着ベルト411の内周面411Bに対向する対向面412A、および、この対向面412Aとは反対側に位置する反対面412Bを有する。
さらに、加熱ベルトモジュール41には、図3に示すように、加熱源412からの熱を受ける板状の熱受け部材413が設けられている。
熱受け部材413は、加熱源412と同じ大きさで形成されている。また、熱受け部材413は、加熱源412に重ねられるように設置され、さらに、加熱源412の反対面412Bに接触した状態で設置される。
さらに、熱受け部材413は、定着ベルト411の移動方向における寸法よりも、定着ベルト411の幅方向(定着ベルト411の移動方向に対して交差(直交)する方向)における寸法の方が大きくなっている。言い換えると、熱受け部材413は、定着ベルト411の移動方向と交差(直交)する方向に延びるように配置されている。
さらに、熱受け部材413には、複数の貫通孔413H(図3では、1つのみ表示)が形成されている。
さらに、図3に示すように、加熱源412の反対面412B側には、温度センサSが設けられている。温度センサSは、加熱源412の反対面412Bに接触配置され、加熱源412の温度を検出する。
温度センサSは、熱受け部材413に形成された貫通孔413H内に配置され、熱受け部材413を介さずに、加熱源412の温度を検出する。
本実施形態では、図3の符号3Xで示す部分が、熱受け部材413に接触しない非接触部(以下、「非接触部3X」と称する)となっている。言い換えると、本実施形態では、加熱源412のうちの貫通孔413Hに対峙する箇所には、熱受け部材413により覆われておらず熱受け部材413に接触しない非接触部3Xが設けられている。
本実施形態では、この非接触部3Xの対向位置に温度センサSが配置され(この非接触部3Xに対して温度センサSが接触配置され)、温度センサSは、この非接触部3Xの温度を検出する。
言い換えると、本実施形態では、加熱源412の反対面412Bに熱受け部材413が接触する構成となっているが、熱受け部材413は、この反対面412Bの全域には接触せず、熱受け部材413は、反対面412Bの一部に接触する。
より具体的には、熱受け部材413は、反対面412Bのうち、温度センサSによる温度検出がなされない部分(非温度検出部分)に接触する。
また、本実施形態では、貫通孔413H内に温度センサSが設置されると、この温度センサSと、貫通孔413Hの周縁との間に、隙間(例えば、1mmの隙間)が形成されるようになっている。
また、熱受け部材413と加熱源412との密着性を高めるため、熱受け部材413と加熱源412との間には、熱伝導グリースや高伝熱接着剤等を介在させることが好ましい。
ここで、熱受け部材413では、加熱源412の温度変化に遅れて温度変化が起きるため、加熱源412の温度検出を行うにあたり、熱受け部材413を介してこの温度検出を行おうとすると、加熱源412の温度を正確に検出できなくなるおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、熱受け部材413を介さず、加熱源412の温度を直接検出する場合、熱受け部材413の影響を受けずにすみ、加熱源412の温度の検出をより正確に行える。
図4(A)、(B)は、熱受け部材413の役割を説明する図である。
本実施形態の構成では、加熱源412の熱容量が小さく、加熱源412では熱の移動が起こりにくい。この場合、図4(A)に示すように、加熱源412の一部にて温度上昇が局所的に起こった場合に、加熱源412のこの一部にて発生した熱が、温度センサSまで伝わらず、この一部における温度上昇が検出されなくなるおそれがある。
具体的には、図4(A)に示すように、定着ベルト411にて破断が起きる場合があり、この場合、この破断部分の対向位置にて、加熱源412の温度上昇が起こる。より具体的には、定着ベルト411の破断が起きると、破断部分では、加熱源412の熱が定着ベルト411へ移動しにくくなり、加熱源412の温度上昇が起こる。
この場合に、加熱源412での熱の移動が起こりにくいと、加熱源412の温度上昇部分の熱が、温度センサSまで伝わらず、加熱源412の温度上昇が検出されなくなるおそれがある。
さらに具体的には、本実施形態では、図4(A)に示すように、トライアックを用いて、加熱源412の温度制御を行っているが、このトライアックにおける融着などに起因して、定着装置40の非駆動時に、加熱源412が強制的にオン状態となってしまうことも想定される。
このような状況下において、定着ベルト411が破断していると、加熱源412の局所的な温度上昇が起こり、さらに、この温度上昇が温度センサSにより検出されない事態が生じうる。
これに対し、本実施形態の構成では、図4(B)に示すように、加熱源412に対して熱受け部材413が接触配置されており、加熱源412の一部にて温度上昇が起きても、この一部における熱が、熱受け部材413へ移動する。
これにより、本実施形態では、熱受け部材413が設けられていない図4(A)の態様に比べ、図4(B)に示すように、加熱源412の温度上昇を抑えられるようになる。
さらに、本実施形態では、加熱源412の一部にて温度上昇が起きても、この一部の熱が、熱受け部材413を介して、加熱源412の他の部分へ伝わる。
この場合、図4(B)の符号4Aで示すように、加熱源412の被温度検出部分(温度センサSによる温度検出が行われる部分)の温度が上昇し、温度センサSにて、加熱源412の温度上昇が検出されるようになる。
図5(A)〜(D)は、熱受け部材413を説明する図である。
なお、図5(A)は、熱受け部材413の正面図であり、図5(B)は、図5(A)の矢印VB方向から熱受け部材413を眺めた場合の図である。また、図5(C)は、図5(A)のVC−VC線における断面図(接触部通過面における断面図)であり、図5(D)は、図5(A)のVD−VD線における断面図(非通過面における断面図)である。
また、図5(A)では、図中、上下方向が定着ベルト411の移動方向であり、図中左右方向が、定着ベルト411の移動方向と交差(直交)する方向(定着ベルト411の幅方向)である。
なお、以下、定着ベルト411の移動方向を「ベルト移動方向」と称することがある。
図5(A)に示すように、熱受け部材413には、貫通孔413Hが複数設けられている。そして、本実施形態では、この貫通孔413Hの各々の内部に、温度センサSが配置される。ここで、貫通孔413Hは、熱受け部材413の長手方向(熱受け部材413が延びる方向)に沿って並んで配置されている。
さらに、本実施形態では、図中符号5Aで示す部分にて、温度センサSと加熱源412(図5では不図示)とが接触するようになっており、図中符号5Aで示す部分が、温度センサSと加熱源412とが接触する接触部分(以下、「接触部分5A」と称する)となっている。
本実施形態では、貫通孔413Hが設けられることにより、熱受け部材413の断面積が部分的に小さくなっている。
具体的には、熱受け部材413は、ベルト移動方向と交差(直交)する方向(ベルト幅方向)に延びるように配置されているが、この延び方向と交差(直交)し且つベルト移動方向に沿う面5X(平面)における、熱受け部材413の断面積が、熱受け部材413の他の部分の断面積よりも小さくなっている。
より具体的には、熱受け部材413の延び方向と交差(直交)し且つベルト移動方向に沿う面5Xであって、接触部分5Aを通る面(以下、「接触部通過面5X」と称する)における断面積が、熱受け部材413の延び方向と交差(直交)し且つベルト移動方向に沿う面であって接触部以外を通る面5Y(以下、「非通過面5Y」)における断面積よりも小さくなっている。
より具体的には、図5(C)は、接触部通過面5Xにおける、熱受け部材413の断面を示し、図5(D)は、非通過面5Yにおける、熱受け部材413の断面を示しているが、この図5(C)、(D)に示すように、接触部通過面5Xにおける熱受け部材413の断面積の方が、非通過面5Yにおける熱受け部材413の断面積よりも小さくなっている。
さらに説明すると、本実施形態では、熱受け部材413のうち、接触部通過面5Xが通る箇所に、貫通孔413Hが形成されており、この貫通孔413Hにより、接触部通過面5Xでは、熱受け部材413の断面積が小さくなる。
ここで、本実施形態のように、温度センサSを設ける場合、定着ベルト411の熱が温度センサSにより奪われ、定着ベルト411の温度が部分的に低下するおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、接触部通過面5Xにて熱受け部材413の断面積を小さくすると、断面積を小さくしない場合に比べ、温度センサSに起因する定着ベルト411の部分的な温度低下を抑えられるようになる。
言い換えると、接触部通過面5Xにて熱受け部材413の断面積を小さくすると、断面積を小さくした分だけ、温度センサSが定着ベルト411から奪う熱を補えるようになり、定着ベルト411の部分的な温度低下を抑えられる。
図6(A)〜(D)は、熱受け部材413の他の構成例を示した図である。
なお、図6(A)は、熱受け部材413の正面図であり、図6(B)は、図6(A)の矢印VIB方向から熱受け部材413を眺めた場合の図である。また、図6(C)は、図6(A)のVIC―VIC線における、熱受け部材413の断面図(接触部通過面5Xにおける断面図)であり、図6(D)は、図6(A)のVID−VID線における、熱受け部材413の断面図(非通過面5Yにおける断面図)である。
この構成例でも、図6(A)に示すように、熱受け部材413の延び方向に並ぶ複数の貫通孔413Hが設けられている。
また、構成例では、熱受け部材413の一部の肉厚が、熱受け部材413の他の部分の肉厚よりも小さくなっている。具体的には、この構成例では、図6(B)に示すように、熱受け部材413の反対面412Bに、定着ベルト411の移動方向に沿って延びる溝413Mが形成され、この溝413Mにより、熱受け部材413の一部の肉厚が、熱受け部材413の他の部分の肉厚よりも小さくなっている。
この構成例でも、接触部通過面5Xにおける熱受け部材413の断面積の方が、非通過面5Yにおける熱受け部材413の断面積よりも小さくなっており、この構成例でも、温度センサSに起因する定着ベルト411の部分的な温度低下を抑えられる。
特に、この構成例では、溝413Mを形成することにより、接触部通過面5Xにおける熱受け部材413の断面積をさらに小さくしており、温度センサSの熱容量が大きく、温度センサSに起因する定着ベルト411の部分的な温度低下が大きい場合でも、この温度低下を抑えられる。
図7(A)〜(D)は、熱受け部材413の他の構成例を示した図である。
なお、図6と同様、図7(A)は、熱受け部材413の正面図であり、図7(B)は、図7(A)の矢印VIIB方向から熱受け部材413を眺めた場合の図である。また、図7(C)は、図7(A)のVIIC―VIIC線における、熱受け部材413の断面図(接触部通過面5Xにおける断面図)であり、図7(D)は、図7(A)のVIID―VIID線における、熱受け部材413の断面図(非通過面5Yにおける断面図)である。
この構成例では、図7(A)に示すように、熱受け部材413に、複数の切り欠き413Kが形成されている。この複数の切り欠き413Kは、熱受け部材413の延び方向に並んで配置されている。
また、図7(A)に示すように、複数設けられたこの切り欠き413Kの各々は、熱受け部材413が有する4つの辺のうちの下流側辺81に開口89を有し、下流側辺81から上流側辺82に向かうように形成されている。
より具体的には、熱受け部材413は、矩形状に形成され、ベルト移動方向における下流側に位置する下流側辺81、ベルト移動方向における上流側に位置する上流側辺82、下流側辺81と上流側辺82とを接続する2つの測辺83,84を有するが、切り欠き413Kの各々は、下流側辺81に開口89を有し、下流側辺81から上流側辺82に向かうように形成されている。
なお、本構成例では、下流側辺81に開口89が設けられた場合を一例に説明したが、上流側辺82に開口89を形成し、この開口89から下流側辺81へ向かうように切り欠き413Kを形成してもよい。
さらに、図7(A)に示すように、この構成例では、切り欠き413Kは、定着ベルト411の移動方向(ベルト移動方向)に沿うように形成されている。
また、この構成例では、この切り欠き413Kの内部に、温度センサSが配置される。そして、この温度センサSは、加熱源412(図7では不図示)のうち、熱受け部材413により覆われておらず熱受け部材413に接触しない非接触部3X(加熱源412のうちの、切り欠き413Kに対峙する部分)の温度を検出する。
図7(C)では、接触部通過面5Xにおける熱受け部材413の断面を示し、図7(D)では、非通過面5Yにおける熱受け部材413の断面を示している。
切り欠き413Kが形成されている結果、この構成例でも、図7(C)、(D)に示すように、接触部通過面5Xにおける熱受け部材413の断面積の方が、非通過面5Yにおける熱受け部材413の断面積よりも小さくなる。
なお、この構成例でも、貫通孔413Hのみを形成した構成(図5にて示した構成)に比べ、接触部通過面5Xにおける熱受け部材413の断面積がさらに小さくなる。
この場合、熱受け部材413に溝413Mを形成した上記構成例と同様、温度センサSの熱容量が大きく、温度センサSに起因する定着ベルト411の部分的な温度低下が大きい場合でも、この温度低下を抑えられるようになる。
なお、図7にて示した構成例のように、切り欠き413Kを、定着ベルト411の移動方向(ベルト移動方向)に沿うように形成すると、切り欠き413Kを、定着ベルト411の移動方向と交差する方向(定着ベルト411の幅方向)に沿うように形成する場合に比べ、定着ベルト411の温度むらが生じる領域を減らせるようになる。
切り欠き413Kが、定着ベルト411の移動方向と交差する方向(定着ベルト411の幅方向)に沿う場合、定着ベルト411の幅方向に、切り欠き413Kが形成された領域が拡がるようになる。
この切り欠き413Kが形成された領域では、定着ベルト411から熱受け部材413へ移動する熱の量が減るため、定着ベルト411の温度は上昇する。一方で、切り欠き413Kが形成されていない領域では、定着ベルト411から熱受け部材413へより多くの熱が移動し、切り欠き413Kが形成される領域よりも、定着ベルト411の温度が低下する。
このような場合において、切り欠き413Kを、定着ベルト411の幅方向ではなく、定着ベルト411の移動方向に沿うように形成すると、定着ベルト411の幅方向において、切り欠き413Kが形成される領域がより小さいものとなる。
この場合、定着ベルト411が温度上昇する領域が小さくなり又は無くなり、定着ベルト411の温度むらが生じる領域が小さいものとなる。
図8(A)〜(C)は、定着装置40の他の構成例を示した図である。
上記では、加熱ベルトモジュール41に対して、駆動ロール43、加圧ベルトモジュール46の2つの部材を押し当てる構成を示したが、加熱ベルトモジュール41に対して、1つの部材を押し当てる構成としてもよい。
図8(A)、(B)に示す構成例では、加熱ベルトモジュール41に対して、駆動ロール43のみが押し当てられた構成となっており、用紙Pの加圧を行う箇所が1カ所となっている。
図8(A)に示す構成例では、上記にて説明した構成例と同様、定着ベルト411の内側であって駆動ロール43の対向位置に、加熱源412、熱受け部材413が設けられている。また、図示は省略するが、上記と同様、熱受け部材413に形成された貫通孔413Hや切り欠き413K内に、温度センサSが配置され、この構成例でも、熱受け部材413を介さずに、加熱源412の温度の検出が行われる。
また、図8(B)に示す構成例では、定着ベルト411の内側であって駆動ロール43の対向位置に、パッド状部材419を設けている。
この構成例では、駆動ロール43からの圧力をこのパッド状部材419で受ける。また、図8(B)に示す構成例では、定着ベルト411の内側であって、駆動ロール43の対向位置とは異なる箇所に、加熱源412、熱受け部材413が設けられている。
また、図示は省略するが、この構成例でも、熱受け部材413に形成された貫通孔413Hや切り欠き413K内に、温度センサSが配置され、熱受け部材413を介さずに、加熱源412の温度の検出が行われる。
図8(C)に示す構成例では、図3にて示した構成例と同様、加熱ベルトモジュール41に対して、駆動ロール43および加圧ベルトモジュール46が押し当てられている。
また、この構成例では、定着ベルト411の内側であって、下流側接触部N1および上流側接触部N2の背後に(駆動ロール43および加圧ベルトモジュール46の対向位置に)、パッド状部材419が設けられている。
図8(C)に示す構成例では、駆動ロール43および加圧ベルトモジュール46からの圧力を、このパッド状部材419で受ける。
また、この構成例では、定着ベルト411の内側であって、下流側接触部N1および上流側接触部N2の背後とは異なる箇所に(パッド状部材419が設けられている側とは反対側の箇所に)、加熱源412、熱受け部材413が設けられている。
さらに、図示は省略するが、この構成例でも、熱受け部材413に形成された貫通孔413Hや切り欠き413K内に、温度センサSが配置され、熱受け部材413を介さずに、加熱源412の温度の検出が行われる。
図9は、定着装置40の他の構成例を示した図である。
この構成例では、熱受け部材413に、貫通孔413Hや切り欠き413Kは形成されていない。また、この構成例では、加熱源412よりも熱受け部材413の方が小さくなっており、加熱源412の反対面412Bの一部が、熱受け部材413より覆われずに露出している。そして、この構成例では、露出したこの一部に温度センサSが接触配置され、この一部の温度を検出する。
加熱源412の直接的な温度の検出は、上記のように貫通孔413Hや切り欠き413Kを形成することで行ってもよいし、この構成例のように、熱受け部材413を加熱源412よりも小さくすることで行ってもよい。
なお、この構成例では、加熱源412のうち、温度センサSによる温度検出がなされる箇所が、加熱源412のうち、ベルト移動方向下流側に位置する下流側部分となっている。
本実施形態では、循環移動を行う定着ベルト411が、加熱源412に達した際、温度が低くなった状態の定着ベルト411が、加熱源412のうち、ベルト移動方向上流側の上流側部分に接触する。この場合、加熱源412では、この上流側部分の温度が低下し、逆に、下流側部分の温度が高くなる。
図9に示す構成例のように、加熱源412のうちの下流側部分の温度を検出する場合は、加熱源412のうちの、より温度が高い部分の温度の検出が行われるようになる。
この場合、加熱源412に昇温などがあった場合、最も早く温度が上昇する部分の温度がいち早く検出されるようになり、加熱源412の昇温などがより早いタイミングで検出されるようになる。
なお、温度センサSは、他の箇所に配置してもよい。
図3にて示した構成例では、下流側接触部N1よりもベルト移動方向上流側に、また、上流側接触部N2よりもベルト移動方向下流側に、温度センサSが設置されている。
言い換えると、図3にて示した構成例では、加熱源412のうち、下流側接触部N1よりもベルト移動方向上流側に位置し且つ上流側接触部N2よりもベルト移動方向下流側に位置する部分の温度が、温度センサSにより検出される。
言い換えると、図3にて示した構成例では、加熱源412のうちの2つの接触部間(ニップ間)に位置する部分の温度が検出される。
ここで、下流側接触部N1では、加熱源412の対向位置に駆動ロール43が配置され、また、上流側接触部N2では、加熱源412の対向位置に加圧ベルトモジュール46が配置され、下流側接触部N1、上流側接触部N2では、加熱源412の熱が、これらの部材に逃げやすい。
その一方で、下流側接触部N1と上流側接触部N2との間では、加熱源412の対向位置に、駆動ロール43や加圧ベルトモジュール46のような部材が設けられておらず、加熱源412の熱が逃げず、加熱源412の温度が上昇しやすい。
特に、定着ベルト411の停止時に、トライアックの融着などに起因して加熱源412が強制的にオンされてしまうと、下流側接触部N1と上流側接触部N2との間にて、加熱源412の温度が上昇しやすい。
図3に示す構成例では、温度が上昇しやすい、下流側接触部N1と上流側接触部N2との間にて、加熱源412の温度の検出が行われる。この場合、上記と同様、加熱源412に昇温があった場合に、この昇温がより早いタイミングで検出されるようになる。
なお、上記図1〜図9にて示した構成例では、接触型の温度センサSを用いる場合を一例に説明したが、温度センサSとしては、加熱源412に対して非接触状態で設けられる非接触型の温度センサSを用いてもよい。
非接触型の温度センサSを用いる場合は、熱受け部材413に形成された貫通孔413Hや切り欠き413Kを通じて、加熱源412の温度を検出する。
また、図9にて示した構成例のように、熱受け部材413が、加熱源412よりも小さい構成にて、非接触型の温度センサSを用いる場合には、加熱源412のうちの熱受け部材413により覆われていない箇所に、温度センサSを対峙させて、加熱源412の温度を検出する。
また、上記では、熱受け部材413に、貫通孔413Hや切り欠き413Kを設けるにあたり、貫通孔413Hおよび切り欠き413Kの何れか一方のみを設ける場合を説明したが、熱受け部材413には、貫通孔413Hおよび切り欠き413Kの何れか一方のみに限らず、貫通孔413Hおよび切り欠き413Kの両方を設けてもよい。
また、図6では、熱受け部材413に、溝413Mおよび貫通孔413Hを設けた場合を一例に説明したが、熱受け部材413に、溝413Mおよび切り欠き413Kを設けてもよい。また、熱受け部材413に、溝413M、貫通孔413H、および、切り欠き413Kを設けてもよい。
1…画像形成装置、3X…非接触部、5A…接触部分、10…画像形成部、40…定着装置、43…駆動ロール、46…加圧ベルトモジュール、411…定着ベルト、412…加熱源、412A…対向面、412B…反対面、413…熱受け部材、413H…貫通孔、413K…切り欠き、N1…下流側接触部、P…用紙、S…温度センサ

Claims (5)

  1. 記録材への画像の定着に用いられるベルト部材と、
    前記ベルト部材に対向する対向面および反対面を有し、当該ベルト部材を加熱する加熱源と、
    前記加熱源の前記反対面に接触配置され、当該加熱源からの熱を受ける熱受け部材と、
    前記加熱源の前記反対面側に設けられ、前記熱受け部材を介さずに当該加熱源の温度を検出する温度検出手段と、
    を備え、
    前記加熱源には、前記熱受け部材により覆われておらず当該熱受け部材に接触しない非接触部が設けられ、
    前記温度検出手段は、前記加熱源の前記非接触部の温度を検出し、
    前記熱受け部材は、前記ベルト部材の移動方向であるベルト移動方向と交差する方向に延びるように配置され、
    前記熱受け部材のうちの前記非接触部の対向箇所以外に位置する部分の肉厚であって、当該熱受け部材の延び方向に対して交差し当該非接触部を通る面における肉厚が、当該延び方向に対して交差し当該非接触部以外を通る面における、当該熱受け部材の肉厚よりも小さい定着装置。
  2. 前記熱受け部材のうち、前記非接触部の対向箇所には、貫通孔が形成され、
    前記非接触部を通る前記面における前記熱受け部材の肉厚であって、前記貫通孔が設けられている箇所以外の箇所における肉厚が、前記非接触部以外を通る前記面における、当該熱受け部材の肉厚よりも小さい請求項に記載の定着装置。
  3. 前記温度検出手段は、前記加熱源に対して非接触状態で設けられている請求項1乃至の何れかに記載の定着装置。
  4. 下流側接触部にて前記ベルト部材に接触し、当該ベルト部材との間を移動する記録材を加圧する下流側加圧部材と、
    前記下流側加圧部材よりもベルト移動方向における上流側に配置され、上流側接触部にて前記ベルト部材に接触し、当該ベルト部材との間を移動する記録材を加圧する上流側加圧部材と、
    をさらに備え、
    前記温度検出手段は、前記加熱源のうちの、前記下流側接触部よりもベルト移動方向上流側に位置する部分であって前記上流側接触部よりもベルト移動方向下流側に位置する部分の温度を検出する請求項1乃至の何れかに記載の定着装置。
  5. 記録材への画像形成を行う画像形成手段と、当該画像形成手段により画像が形成された記録材への当該画像の定着を行う定着装置と、を備え、当該定着装置が、請求項1乃至の何れかに記載の定着装置により構成された画像形成装置。
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