JP6938431B2 - 作業機 - Google Patents

作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP6938431B2
JP6938431B2 JP2018116116A JP2018116116A JP6938431B2 JP 6938431 B2 JP6938431 B2 JP 6938431B2 JP 2018116116 A JP2018116116 A JP 2018116116A JP 2018116116 A JP2018116116 A JP 2018116116A JP 6938431 B2 JP6938431 B2 JP 6938431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
control device
work
detection unit
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018116116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019216640A (ja
Inventor
弘志 三宅
弘志 三宅
健 堺
健 堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2018116116A priority Critical patent/JP6938431B2/ja
Publication of JP2019216640A publication Critical patent/JP2019216640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6938431B2 publication Critical patent/JP6938431B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Agricultural Machines (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

本発明は、例えばトラクタ等の作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機が知られている。
特許文献1に開示された作業機は、作業装置を作業機の後部に昇降自在に装着する連結部と、作業装置が上昇して作業機に近接した位置(上限高さ)に達したことを検出する上限検出センサと、を備え、上限検出センサの検出信号によって、作業装置の上昇動作を停止させる。
特開2012−80845号公報
特許文献1の作業装置では、上限検出センサによって、作業装置の上昇動作を停止させることができるものの、リヤパネルの開閉との関係、作業装置を上昇させる操作の関係については考慮されていない。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、リヤパネルの開閉状態を気にすることなく、作業装置の上昇を簡単に行うことができる作業機の提供を目的とする。
本発明の一態様に係る作業機は、機体と、前記機体の後部に連結され、且つ、昇降可能な作業装置と、前記機体に設けられたキャビンと、前記キャビンの後部に形成された第1開口部と、前記キャビンの後部に設けられ、前記第1開口部を覆うリヤパネルと、前記キャビンに対して前記リヤパネルを開閉可能に支持する第1支持部材と、前記リヤパネルに取り付けられ、且つ、前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出する接触検出部と、前記作業装置の昇降を操作する操縦装置と、前記操縦装置の操作に基づいて前記作業装置の昇降を制御可能な制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記操縦装置の操作に基づいて前記作業装置を上昇させた場合に、前記接触検出部が前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出すると、前記操作に基づく前記作業装置の上昇を停止させる。
前記リヤパネルは、前記第1支持部材が取り付けられた板状のパネル部と、前記パネル部の縁を覆う弾性部材と、を有し、前記パネル部と前記弾性部材との間、又は前記弾性部材の内部には空間が形成されており、前記接触検出部は、前記空間に収容されている。
前記接触検出部は、前記リヤパネルにおいて前記第1支持部材が取り付けられた取付部と反対側に取り付けられている。
前記第1支持部材は、前記リヤパネルの上端を開閉可能に支持している。
作業機は、前記機体と前記作業装置とを連結する連結部を備え、前記連結部は、前記作業装置とは異なる作業装置と前記機体とを連結可能である。
前記連結部は、前記機体に揺動自在に設けられ且つ前記作業装置が連結されるリフトアームを有し、前記操縦装置は、前記機体に対する前記リフトアームの角度を設定する設定部材を有し、前記制御装置は、前記リフトアームの角度が前記設定部材の設定した角度未満であり、且つ、前記接触検出部が前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出しない場合、前記操縦装置の操作に基づいて前記作業装置を上昇させ、前記リフトアームの角度が前記設定部材の設定した角度未満であり、且つ、前記接触検出部が前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出した場合、前記作業装置の上昇を停止させる。
作業機は、前記接触検出部が前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出すると、当該接触を外部に報知する報知部を備えている。
作業機は、前記キャビンの前部に形成された第2開口部と、前記キャビンの側部のうち少なくとも一方に形成された第3開口部と、前記第2開口部を覆うフロントパネルと、前記フロントパネルの外面に接触しながら往復移動可能なワイパーと、前記第3開口部を開閉可能に覆うドアパネルと、前記ドアパネルが開いている開放状態と、前記ドアパネルが閉まっている閉鎖状態とを検出する開閉検出部と、を備え、前記制御装置は、前記ワイパーを制御可能であり、且つ、少なくとも前記開閉検出部が前記ドアパネルの開放状態を検出した場合に前記ワイパーの移動を停止する。
作業機は、オペレータの乗車及び降車を検出する乗降検出部を備え、前記制御装置は、前記開閉検出部が前記ドアパネルの閉鎖状態を検出し、且つ、前記乗降検出部が前記降車を検出した場合に、前記ワイパーの移動を停止する。
作業機は、前記キャビンの内部に収容された運転席を備え、前記乗降検出部は、前記運転席に設けられ、且つ、前記運転席にオペレータが着座しているか否かを検出する。
作業機は、前記ドアパネルの後端を前記第3開口部に開閉可能に支持する第2支持部材を備えている。
前記作業装置は、農場に散布物を散布する散布装置である。
上記作業機によれば、リヤパネルの開閉状態を気にすることなく、作業装置の上昇を簡単に行うことができる。
作業機の制御システムを示す図である。 連結部を示す左後方斜視図である。 連結部の昇降動作を示す左側面図である。 キャビンのドアパネル及びリヤパネルの開閉を示す左後方斜視図である。 パネル部、弾性部材、接触検出部を示す分解図である。 パネル部、弾性部材を示す断面図である。 変形例におけるパネル部、弾性部材、接触検出部を示す断面図である。 昇降制御システムのフローチャートを示す図である。 昇降判断プロセスのフローチャートを示す図である。 ワイパー制御システムのフローチャートを示す図である。 作業機の側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1、図11を用いて作業機1について説明する。図1は、作業機1が備えている制御システムを示す図である。図11は、本実施形態に係る作業機1の側面図を示している。図11に示すように、作業機1は、機体2と、作業装置3と、走行装置4と、原動機5と、キャビン6とを備えている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席7に着座した運転者の前側(図11の左側)を前方、運転者の後側(図11の右側)を後方、運転者の左側(図11の手前側)を左方、運転者の右側(図11の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体に近づく方向である。なお、図11において、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示している。
作業装置3は、機体2の後部に連結され、様々な作業を行うことができる。作業装置3は、機体2に対して昇降可能である。作業装置3の種類は特に限定されず、例えば、肥料や薬剤等の散布物を散布する散布装置や、農作物等の種を圃場に播く播種装置、耕耘する耕耘装置、収穫を行う収穫装置、牧草等の刈取を行う刈取装置、牧草等の拡散を行う拡散装置、牧草等の集草を行う集草装置、牧草等の成形を行う成形装置等である。なお、図11では、作業装置3として散布装置を取り付けた例を示している。図11に示すように、散布装置3は、収容部3aと散布部3bとを備えている。収容部3aは、圃場に散布される散布物(肥料、農薬等)を収容する。散布部3bは、収容部3aに収容された散布物を散布する。図11に示すように、散布部3bは、収容部3aの下方に設けられている。
図11に示すように、走行装置4は、前輪4a及び後輪4bを有する装置である。走行装置4は、クローラ型の装置であってもよい。また、機体2の後部には、3点リンク機構等で構成された連結部8が設けられている。連結部8には、作業装置3が着脱可能である。作業装置3を連結部8に連結することで、機体2は、作業装置3を牽引することができる。
原動機5は、ディーゼルエンジン、電動モータ等であって、この実施形態ではディーゼルエンジンで構成されている。原動機5の後部には、フライホイールハウジング(図示せず)が設けられている。また、原動機5が出力した動力は、機体2の後部に配置されたミッションケース9に伝達される。原動機5には油圧ポンプ(図示せず)が接続されている。油圧ポンプは、原動機5の動力によって駆動するポンプである。油圧ポンプは、作業機1のタンクに貯留された作動油を吐出可能である。油圧ポンプは、主に作業機に設けられた油圧アクチュエータを作動させる作動油を吐出する。
図11に示すように、作業機1は、機体2の上部に設けられた運転席7と、操縦装置22とを備えている。運転席7及び操縦装置22は、機体2に設けられたキャビン6内に配置されている。操縦装置22は、運転席7の周囲に設置されており、運転席7に着座した作業者(オペレータ)が作業機1に装備された機械、装置、器具、部材等(例えば、作業装置3、走行装置4、原動機5等)の操作に関係する装置、部材等が集まった部位を含む。操縦装置22は、少なくともステアリング等で構成された操舵装置を含む。
図1に示すように、作業機1には、複数の機器20が搭載されている。複数の機器20は、CAN、LIN、FlexRayなどの車載ネットワークN1で接続されている。また、複数の機器20は、作業機1を構成する機器であって、上述した作業装置3、連結部8、操縦装置22を含んでいる。また、複数の機器20は、制御装置21、スタータスイッチ27、スタータリレー28を含んでいる。
制御装置21は、CPU等から構成され、作業機1に関する様々な制御を行う。例えば、制御装置21は、操縦装置22から入力された信号(操作信号)に基づいて、原動機5や走行装置4、作業装置3の操作を行う。図1に示すように、制御装置21は、記憶部21aを有している。記憶部21aは、不揮発性のメモリ等であって、様々な情報を記憶する。記憶部21aは、例えば、様々なアプリケーションソフト(Application software)を記憶している。
スタータスイッチ27は、原動機5を始動させるためのスイッチである。運転席周りに設けられたキーシリンダに、オペレータがエンジンキーを挿入し、当該エンジンキーの回転操作を行うと、スタータスイッチ27は、スタータリレー28に原動機始動の信号(始動信号)を出力する。
スタータリレー28は、原動機5の始動を行う部品である。スタータリレー28に始動信号が入力されると、当該スタータリレー28は、原動機5の始動を行う。なお、原動機駆動の1つである原動機始動は、エンジンキーをキーシリンダに挿入してスタータリレー28をオンするような機械式(キーシリンダ式)に限定されず、無線通信によって原動機始動を許可又は禁止にするスマートエントリー式であってもよい。
以下、連結部8について詳しく説明する。図2、図3に示すように、連結部8は、ミッションケース9に接続されている。図2は、連結部8を示す左後方斜視図である。図3は、連結部8の昇降動作を示す左側面図である。なお、各図において、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示し、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。図1、図2に示すように、連結部8は、リフトアーム31、リフトアームセンサ32、3点リンク機構33、リフトシリンダ38を有している。
図2に示すように、リフトアーム31は、第1リフトアーム31Lと第2リフトアーム31Rとを含む。第1リフトアーム31Lは、機体幅方向の一方(左方)に配置されている。第2リフトアーム31Rは、機体幅方向の他方(右方)に配置されている。第1リフトアーム31L及び第2リフトアーム31Rは、機体に揺動自在に設けられている。具体的には、第1リフトアーム31L及び第2リフトアーム31Rは、前端部がミッションケース9の上部に支持された横軸9aに枢支されており、後方に向けて延びている。リフトアーム31には、当該リフトアーム31の角度を検出するリフトアームセンサ32が取り付けられている。リフトアームセンサ32は、例えば、ポテンショメータ等の回転変位形の可変抵抗器である。リフトアームセンサ32は、検出した角度の信号(角度信号)を制御装置21に入力する。なお、リフトアームセンサ32は、リフトアーム31の角度を検出できればよく、これに限定されない。
図2に示すように、3点リンク機構33は、トップリンク34、ロアリンク35、リフトロッド36を有している。トップリンク34は、第1リフトアーム31Lと第2リフトアーム31Rとの間に配置され、前端部がミッションケース9の上部に設けられた第1枢支部9bに枢支されている。ロアリンク35は、第1ロアリンク35Lと第2ロアリンク35Rとを含む。第1ロアリンク35L及び第2ロアリンク35Rの前端部は、ミッションケース9の下部に設けられた第2枢支部9cに枢支されている。リフトロッド36は、第1リフトロッド36Lと第2リフトロッド36Rとを含む。第1リフトロッド36Lは、上端部が第1リフトアーム31Lの後端部に接続されており、下端部が第1ロアリンク35Lの長さ方向の中途部に接続されている。第2リフトロッド36Rは、上端部が第2リフトアーム31Rの後端部に接続されており、下端部が第2ロアリンク35Rの長さ方向の中途部に接続されている。
図2、図3に示すように、トップリンク34の後端部とロアリンク35の後端部には、作業装置3を連結可能なジョイント37が設けられている。トップリンク34の後端部とロアリンク35の後端部に作業装置3を連結することにより、作業装置3は作業機1の後部に昇降可能に連結される。ゆえに、作業装置3は、リフトロッド36及びロアリンク35を介して、リフトアーム31に連結される。
図2、図3に示すように、リフトシリンダ38は、油圧シリンダであり、単動型のシリンダである。リフトシリンダ38に作動油が供給されると、リフトシリンダ38が短縮する。リフトシリンダ38は、第1リフトシリンダ38Lと第2リフトシリンダ38Rとを含む。第1リフトシリンダ38Lは、一端部が第1リフトアーム31Lに接続され、他端部がミッションケース9の左下部に接続されている。第2リフトシリンダ38Rは、一端部が第2リフトアーム31Rに接続され、他端部がミッションケース9の右下部に接続されている。リフトシリンダ38の駆動によって、第1リフトアーム31Lと第2リフトアーム31Rは、横軸9a回りに回動して上下方向に揺動する。
図1に示すように、第1リフトシリンダ38L及び第2リフトシリンダ38Rには、電磁制御弁29が接続されている。当該電磁制御弁29の操作は、操縦装置22を操作することにより行う。電磁制御弁29は、制御装置21から出力された操作信号に基づいて第1リフトシリンダ38L及び第2リフトシリンダ38Rを駆動することができる。リフトシリンダ38の伸縮は、電磁制御弁29の駆動により検出することができる。
以下、操縦装置22について詳しく説明する。操縦装置22は、作業装置3の昇降を操作可能である。図1に示すように、操縦装置22は、設定部材23とポジションレバー24と昇降スイッチ(ポンパスイッチ)25とを含む。
ポジションレバー24は、作業装置3の昇降を操作する部材であって、操作することにより、リフトアーム31の角度(第2設定角度)を設定することができる。図3の下図に示すように、リフトアーム31の角度が大きくなると、リフトアーム31の角度に比例して作業装置3の高さは高くなる。即ち、ポジションレバー24は、手動の操作によって、作業装置3の高さ(第2設定位置)を設定することができる。
また、設定部材23は、例えばダイヤル状のスイッチなどであって、リフトアーム31の角度の上限角度(第1設定角度)を設定する部材である。言い換えれば、設定部材23は、作業装置3の上限高さ(第1設定位置)を設定する部材である。設定部材23の操作量と第1設定角度(第1設定位置)とは比例しており、設定部材23の操作量を調整することで、リフトアーム31の上限角度(作業装置3の上限高さ)を任意に設定することができる。なお、設定部材23は、複数の切換位置を有したセレクタスイッチ等であってもよい。
制御装置21には、ポジションレバー24で設定した設定値(第2設定角度、第2設定位置)が入力される。また、制御装置21には、設定部材23で設定した設定値(第1設定角度、第1設定位置)が入力される。制御装置21は、設定値(第1設定角度、第1設定位置、第2設定角度、第2設定位置)に基づいて電磁制御弁29を制御する。
昇降スイッチ25は、作業装置3を所定の設定高さに昇降させるよう操作する部材である。昇降スイッチ25の操作信号は、制御装置21に入力される。昇降スイッチ25は、上昇スイッチ25aと下降スイッチ25bとを含む。上昇スイッチ25aを操作した場合は、設定部材23が設定した上限高さ(第1設定位置)まで作業装置3を上昇させる。一方、下降スイッチ25bを操作した場合は、ポジションレバー24が設定した位置(第2設定位置)まで作業装置3を下降させる。なお、設定部材23は、作業装置3の上昇上限高さを設定し、昇降スイッチ25は、作業装置3を所定の設定高さに昇降操作できればよく、例えば、作業機1に作業機1の情報を表示する表示部(図示せず)が設けられ、当該表示部がタッチパネル等の操縦装置20である場合、設定部材23と昇降スイッチ25とは、当該表示部に表示された領域(スイッチ)であってもよい。
制御装置21は、操縦装置22から入力された操作信号に基づいて、電磁制御弁29の操作を行う。つまり、制御装置21は、電磁制御弁29に接続されたリフトシリンダ38を駆動させることができる。制御装置21は、リフトシリンダ38を駆動することによって、作業装置3の高さの調整を行うことができる。高さの調整の際には、第1リフトシリンダ38Lと第2リフトシリンダ38Rの両方を同時に駆動する。
連結部8の動作について詳しく説明すると、図3に示すように、第1リフトシリンダ38L、第2リフトシリンダ38Rが伸長することで、リフトアーム31及びリフトロッド36が上昇する。このとき、図11に示すように、作業装置3は、上昇しながら作業機1に近づく。
一方、第1リフトシリンダ38L、第2リフトシリンダ38Rが収縮すると、リフトアーム31及びリフトロッド36が下降する。このとき、作業装置3は、下降しながら作業機1から離れる。
以下、キャビン6について詳しく説明する。図4は、キャビン6の左後方斜視図を示している。なお、図4において、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示し、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。図4に示すように、キャビン6は、ルーフ50と、前支柱51と、フロントパネル52と、中間支柱53と、ドアパネル54と、後支柱55と、リヤパネル56と、を有している。図4に示すように、ルーフ50は、キャビン6の天井を構成する部材であって、前支柱51、中間支柱53及び後支柱55により支持されている。前支柱51は、キャビン6の右前端部と左前端部とに配置されている。前支柱51は、機体2から上方に向かって延びており、ルーフ50の前端部を支持している。機体2と前支柱51とルーフ50とは第3開口部62を形成している。第3開口部62は、キャビン6の前部に形成されている。
中間支柱53は、キャビン6の右部中央と左部中央とに配置されている。中間支柱53は、機体2から上方に向かって延びており、ルーフ50の左端部及び右端部を支持している。機体と前支柱51と中間支柱53とルーフ50とは、少なくとも作業機1の左側部又は右側部のいずれか一方において第3開口部(乗降口)63を形成している。本実施形態においては、第3開口部63は、作業機1の左側に形成されている。第3開口部63は、キャビン6の左側面の前部側に形成されている。
後支柱55は、キャビン6の左後端部と右後端部とに配置されている。後支柱55は、機体2の上部から上方に向かって延びており、ルーフ50の後端を支持している。機体2と後支柱55とルーフ50とは、キャビン6の後部に第1開口部61を形成している。第1開口部61は、リヤパネル56により開閉可能に塞がれている。
フロントパネル52は、機体2と前支柱51とルーフ50とに固定されており、第3開口部62を塞いでいる。フロントパネル52は、透明の樹脂乃至ガラス等の透明部材である。図11に示すように、フロントパネル52の下部には、ワイパー64が取り付けられている。ワイパー64は、フロントパネル52の外面に接触しながら往復移動可能である。ワイパー64は、ワイパーブレード65とワイパー支持部66とを有している。ワイパーブレード65は、フロントパネル52の外面に当接し、且つ、雨水や水滴の拭き取りを行う。ワイパー支持部66は、ワイパーブレード65を支持する部材であり、ワイパーモータ67と接続されている。ワイパーモータ67は、ワイパー64を往復移動可能に駆動する。ワイパーモータ67は、制御装置21により制御される。ワイパーモータ67の駆動は、操縦装置22が有するワイパースイッチ26により操作する。ワイパースイッチ26の操作信号は、制御装置21に入力される。
ドアパネル54は、第3開口部63を開閉可能に塞ぐ部材である。ドアパネル54は、第3開口部63の後側(中間支柱53の前側)に取り付けられた第2支持部材54aにより支持されている。第2支持部材54aは、ドアパネル54の後端を第3開口部63に開閉可能に支持する。第2支持部材54aは、例えば、蝶番状のヒンジである。第2支持部材54aの前部は、ドアパネル54の後端の上部と下部とに一対接続されている。第2支持部材54aの後部は、中間支柱53の前縁側の上部と下部とにそれぞれ取り付けられている。これによって、ドアパネル54は、キャビン6に対して縦軸回りに支持されている。ドアパネル54は、第3開口部63を閉鎖する閉鎖状態から第2支持部材54a回りに後方側に回転させることで、第3開口部63が開放する開放状態となる。これによって、キャビン6の内部が狭小である場合であっても、オペレータは、ドアパネル54に妨げられることなく、キャビン6の内部に配置された運転席7へと容易に座ることができる。ドアパネル54にはストライカ(図示せず)が設けられている。当該ストライカは、キャビン6に設けられたドアキャッチ(図示せず)と係合し、第3開口部63は閉鎖状態で保持される。
図4、図11に示すように、リヤパネル56は、キャビン6の後部に設けられている。図5に示すように、リヤパネル56は、パネル部57と弾性部材58とを有している。パネル部57は、透明ガラス、透明の樹脂パネル等から形成された板である。本実施形態においては、パネル部57は前後方向に向かって緩やかに湾曲している。弾性部材58は、弾性を有するゴムや高分子化合物等から構成され、パネル部57の縁を覆う無端状の部材である。弾性部材58に内周には、周方向に沿って溝部58aが形成されている。溝部58aにはパネル部57の縁が嵌め込まれている。
リヤパネル56は、第1支持部材56aによりキャビン6に対して開閉可能に支持されている。本実施形態においては、第1支持部材56aは、キャビン6に対してリヤパネル56の上端を開閉可能に支持している。第1支持部材56aは、例えば、蝶番状のヒンジであり、リヤパネル56の上部の左側及び右側に形成された取付部56bに一対取り付けられている。図5に示すように、取付部56bは、例えばパネル部57の上部の左側及び右側に形成された貫通孔である。また、第1支持部材56aは、ルーフ50の後部の下方において、左部と右部とにそれぞれ取り付けられている。これによって、リヤパネル56は、第1支持部材56aを回転軸として開閉可能となっている。言い換えると、リヤパネル56の下端は第1支持部材56aにより前後に揺動可能とされている。なお、本実施形態においては、第1支持部材56aは、キャビン6に対してリヤパネル56の上端を開閉可能に支持しているが、第1支持部材56aは、キャビン6に対してリヤパネル56の右端を支持し、且つ、左端を前後に揺動可能なものであってもよく、リヤパネル56の揺動方向はこれに限定されない。
図4に示すように、左側の後支柱55の後端とリヤパネル56の左端とは、ガスダンパー59により接続されている。オペレータがリヤパネル56を後方に向かって押し込むと、リヤパネル56は、当該ガスダンパー59により緩やかに後方へ揺動(開放)する。これにより、キャビン6は、リヤパネル56が第1開口部61を覆っている閉鎖状態から、第1開口部61が開放されている開放状態となる。一方、ガスダンパー59のガス圧等に抗して、リヤパネル56を前方に向かって引き込む(押し込む)と、リヤパネル56は、当該ガスダンパー59により緩やかに前方へ揺動(閉鎖)する。
作業機1の制御システムは、作業装置3が上昇した場合に、当該作業装置3がリヤパネル56に接触することを防止することができる。
図1に示すように、制御装置21は、位置判断部21bと接触判断部21cとを有している。
位置判断部21bは、作業装置3の位置が操縦装置21の設定した位置(第1設定位置、第2設定位置)であるか否かを判断する。位置判断部21bは、記憶部21aに記憶されているアプリケーションソフトである。位置判断部21bは、リフトアームセンサ32から入力された信号(角度信号)に基づいて、作業装置3の位置を検出する。位置判断部21bは、当該検出した作業装置3の位置と、操縦装置22が制御装置21に入力した操作信号から、作業装置3の現在の位置が操縦装置22の設定した位置(第1設定位置、第2設定位置)であるか否かを判断する。
接触判断部21cは、後述の接触検出部70から制御装置21に入力された信号(検出信号)に基づいて、リヤパネル56と作業装置3とが接触しているか否かを判断する。接触判断部21cは、記憶部21aに記憶されているアプリケーションソフトである。
図1に示すように、作業機1の昇降制御システムは、接触検出部70と報知部71とを備えている。
接触検出部70は、リヤパネル56と作業装置3との接触を検出する。図6は、パネル部57及び弾性部材58の断面形状を示している。図6に示すように、接触検出部70は、例えば、弾性部材の径方向に互いに離間して対面配置された一対の電極を含むセンサである。リヤパネル56の外周(縁)と作業装置3とが接触すると、弾性部材58が変形する。作業装置3がリヤパネル56と接触して弾性部材58が変形することに伴い一対の電極は互いに接近し、当接する。これにより、接触検出部70は、当該弾性部材58の変形を検出することで、リヤパネル56と作業装置3との接触を検出する。なお、接触検出部70は、リミットスイッチや歪ゲージ等の接触型のセンサであってもよい。接触検出部70が検出した検出信号は、制御装置21に入力される。接触検出部70から検出信号を入力された制御装置21は、操縦装置22の操作に基づいて作業装置3を上昇させた場合に、当該操作に基づく作業装置3の上昇を停止させる。
接触検出部70は、リヤパネル56に取り付けられている。具体的には、接触検出部70は、リヤパネル56において取付部56bの反対側に配置されている。言い換えると、接触検出部70は、パネル部57の下端部の略中央に配置されている。これにより、接触検出部70は、リヤパネル56が開いている場合に、リヤパネル56の後部に位置する。このため、接触検出部70は、より確実にリヤパネル56と作業装置3との接触を検出することができる。なお、接触検出部70は、これに限定されず、パネル部57の外周(縁)及び弾性部材58の内周に亘って複数配置されていてもよい。
パネル部57と弾性部材58との間又は弾性部材58の内部には、空間72が形成されている。当該空間72には接触検出部70が収容される。このため、パネル部57と弾性部材58との間又は弾性部材58の内部に空間72が形成されていれば、従来のリヤパネル56であっても構造を変更することなく、接触検出部70を収容することができる。また、接触検出部70の防塵性や防水性を向上することができる。図7は、変形例におけるパネル部57及び弾性部材58の断面形状を示している。図7に示すように、空間72は、接触検出部70を収容できればよく、当該弾性部材58の断面形状は、略D字形状、略矩形状、略U字形状であってもよい。また、空間72と溝部58aとが連通されている形状であってもよい。なお、接触検出部70は、光センサ、赤外線センサ、超音波センサ等の非接触式のセンサであってもよい。係る場合、接触検出部70は、弾性部材58又はパネル部57に取り付けられる。非接触式の接触検出部70が、弾性部材58の外周(縁)、又はパネル部57の外面若しくは内面に取り付けられた場合、接触検出部70は、作業装置3までの距離を計測することでリヤパネル56と作業装置3との接触を検出する。非接触式の接触検出部70が、弾性部材58の内周に取り付けられた場合、接触検出部70は、パネル部57の外周(縁)までの距離を計測することでリヤパネル56と作業装置3との接触を検出する。また、非接触式の接触検出部70が、リヤパネル56の外周(縁)に取り付けられた場合、接触検出部70は、弾性部材58の内周までの距離を計測することでリヤパネル56と作業装置3との接触を検出する。
報知部71は、接触検出部70がリヤパネル56と作業装置3との接触を検出すると、当該接触を外部に報知する。報知部71は、例えばキャビン6の内部に設けられたスピーカや、情報を画面に表示する表示部である。報知部71がスピーカである場合は、接触検出部70がリヤパネル56と作業装置3との接触を検出すると、スピーカが音を発生させて当該接触を外部に報知する。また、報知部71が表示部である場合は、接触検出部70がリヤパネル56と作業装置3との接触を検出すると、表示部は警告画面を表示して当該接触を報知する。なお、報知部71はオペレータに接触検出部70がリヤパネル56と作業装置3との接触を報知できるものであれば何でもよく、運転席7やポジションレバー24等に設けられ、振動を発生させて報知を行う振動発生装置(バイブレータ)であってもよい。これによって、リヤパネル56と作業装置3とが接触したことをオペレータに報知することができる。このため、オペレータは、作業装置3を上昇する操作を中止し、当該作業装置3を下降させる操作を行うことができる。ゆえに、オペレータは早期に対応し、作業に復帰することができる。
以下、図8を用いて、作業機1の昇降制御システムの一連の動作について説明する。図8は、昇降制御システムのフローチャートを示す図である。
制御装置21は、オペレータがエンジンキーの回転操作を行い、スタータスイッチ27が、スタータリレー28に原動機10の始動の信号(始動信号)を出力したか否かを判断する(S1)。
制御装置21がスタータスイッチ27の原動機10の始動の信号の出力を検出すると(S1、Yes)、制御装置21の位置判断部21bは、作業装置3の高さが第1設定位置未満であるか否かを判断する。言い換えると、位置判断部21bは、リフトアーム31の角度が設定部材23の設定した角度未満であるか否かを判断する。具体的には、位置判断部21bは、リフトアームセンサ32から入力された信号(角度信号)に基づいて、作業装置3の現在の位置を検出する。制御装置21は、設定部材23から第1設定位置を含む操作信号を取得する。位置判断部21bは、検出された作業装置3の現在の位置と第1設定位置とから、作業装置3の高さが第1設定位置未満であるか否かを判断する(S2)。
位置判断部21bが作業装置3の高さは第1設定位置未満であると判断した場合(S2、Yes)、制御装置21は上昇スイッチ25aがオンであるか否かを確認する(S3)。具体的には、制御装置21は、上昇スイッチ25aから操作信号が入力されているか否かで、上昇スイッチ25aがオンであるか否かを確認する。制御装置21が上昇スイッチ25aはオンであると確認した場合(S3、Yes)、昇降制御システムは昇降判断プロセスに移行する(S4)。
一方、制御装置21が上昇スイッチ25aはオフであると確認した場合(S3、No)、制御装置21の位置判断部21bは、作業装置3の高さが第2設定位置未満であるか否かを判断する。言い換えると、位置判断部21bは、リフトアーム31の角度がポジションレバー24の設定した角度未満であるか否かを判断する。具体的には、制御装置21は、第2設定位置への移動を指示する操作信号をポジションレバー24から取得する。S2で検出された位置と第2設定位置とから、作業装置3の高さが第2設定位置未満であるか否かを判断する(S5)。位置判断部21bが作業装置3の現在の高さは第2設定位置未満であると判断した場合(S5、Yes)、昇降制御システムは昇降判断プロセスに移行する(S4)。
また、位置判断部21bが作業装置3の高さは第2設定位置未満でないと判断した場合(S5、No)、制御装置21は、作業装置3を下降する(S6)。具体的には、制御装置21は電磁制御弁29を制御して、リフトシリンダ38内の作動油を排出し、圧力を減少させ、リフトシリンダ38を短縮する。これにより、作業装置3は下降する。
また、S2において位置判断部21bが作業装置3の高さは第1設定位置未満でないと判断した場合(S2、No)、制御装置21は、作業装置3を下降する(S6)。具体的には、制御装置21は電磁制御弁29を制御して、リフトシリンダ38内の作動油を排出し、圧力を減少させ、リフトシリンダ38を短縮する。これにより、作業装置3は下降する。なお、作業機1に作業機1の情報を表示する表示部が設けられている場合には、設定部材が設定した上限高さ(第1設定位置)を超えている旨を警告する警告画面を表示部に表示するような構成であってもよい。また、作業機1にスピーカが設けられている場合には、スピーカから音声を出力して、作業装置3の高さが上限高さを超えている旨をオペレータに警告するような構成であってもよい。
次に、図9を用いて、昇降判断プロセスの一連の動作について説明する。図9は、昇降判断プロセスのフローチャートを示す図である。
昇降制御システムが昇降判断プロセスに移行すると、制御装置21の接触判断部21cは、リヤパネル56と作業装置3とが接触しているか否かを判断する(S11)。具体的には、接触判断部21cは、接触検出部70から入力された検出信号に基づいて、リヤパネル56と作業装置3とが接触しているか否かを判断する。
接触判断部21cがリヤパネル56と作業装置3とが接触していないと判断した場合(S11、Yes)、制御装置21は作業装置3を上昇させる(S12)。具体的には、制御装置21は電磁制御弁29を制御して、リフトシリンダ38内に作動油を供給し、リフトシリンダ38を伸長する。これにより、作業装置3は上昇する。
一方、接触判断部21cがリヤパネル56と作業装置3とが接触していると判断した場合(S11、No)、制御装置21は作業装置3の上昇を停止する(S13)。具体的には、制御装置21は電磁制御弁29を制御して、リフトシリンダ38の伸長を停止する。これにより、作業装置3の上昇は停止する。作業装置3の上昇が停止すると、報知部71がオペレータに対して、リヤパネル56と作業装置3とが接触したことを報知する(S14)。具体的には、報知部71は音又は光等を通じて報知を行う。
加えて、作業機1は、作業機1を降車したオペレータや作業機1の内部に水滴や雨水が飛散することを回避するようワイパー64の移動を制御可能である。制御システムは、少なくともドアパネル54が開放されている場合には、ワイパー64の移動を停止するワイパー制御システムを有している。図1に示すように、作業機1の制御装置21は、開閉検出部75と乗降検出部73とを備えている。
開閉検出部75は、例えばドアパネル54又は中間支柱53等に設けられており、ドアパネル54の開閉を検出する。開閉検出部75は、センサであって、ストライカとドアキャッチとが係合している場合は閉鎖信号を出力し、ストライカとドアキャッチとが係合していない場合は開放信号を出力する。なお、開閉検出部75は、ドアパネル54の閉鎖状態から第2支持部材54a回りに後方側に向かう揺動角度によって、ドアパネル54の開閉を検出してもよい。
乗降検出部73は、例えばキャビン6の内部等に設けられており、オペレータの作業機1への乗車及び降車を検出する。乗降検出部73は、運転席7にオペレータが着座した場合に乗車信号を出力し、運転席7にオペレータが着座していない場合に降車信号を出力する。
乗降検出部73は、例えば、作業機1の運転席7の座部に設けられた圧力センサやひずみセンサ等の接触式のセンサである。これによって、オペレータが運転席7に着座しているか否かを検出できるため、オペレータがキャビン6の内部に滞在していることをより確実に検出することができる。このため、オペレータの乗降をより確実に且つ容易に検出することができる。乗降検出部73は、非接触式のセンサであってもよいし、これに限定されない。
図1に示すように、制御装置21は、開閉判断部21dと乗降判断部21eとを有している。
開閉判断部21dは、ドアパネル54が開放状態であるか、又は閉鎖状態であるかを判断する。開閉判断部21dは、記憶部21aに記憶されているアプリケーションソフトである。開閉判断部21dは、開閉検出部75が制御装置21に入力した信号(開放信号、閉鎖信号)に基づいて、ドアパネル54が開放状態であるか、又は閉鎖状態であるかを判断する。
乗降判断部21eは、作業機1にオペレータが乗車しているか、又は降車しているかを判断する。乗降判断部21eは、記憶部21aに記憶されているアプリケーションソフトである。乗降判断部21eは、制御装置21に入力した信号(乗車信号、降車信号)に基づいて、作業機1にオペレータが乗車しているか、又は降車しているかを判断する。
制御装置21は、ワイパースイッチ26がオンであり、開閉判断部21dが少なくともドアパネル54は開放状態であると判断した場合、ワイパーモータ67の駆動を停止する。
また、制御装置21は、乗降判断部21eがオペレータは乗車していると判断し、ワイパースイッチ26がオンであり、且つ、開閉判断部21dがドアパネル54は閉鎖状態であると判断した場合、ワイパーモータ67を駆動する。一方、乗降判断部21eがオペレータは降車していると判断し、ワイパースイッチ26がオンであり、且つ、開閉判断部21dがドアパネル54は開放状態であると判断した場合、制御装置21はワイパーモータ67を停止する。これによって、オペレータが降車し、且つ、ドアパネル54が開放されている場合に、ワイパー64に作動によって、雨水や水滴がオペレータに飛散することを回避することができる。
以下、図10を用いて、ワイパー制御システムの一連の動作について説明する。図10は、ワイパー制御システムのフローチャートを示す図である。
制御装置21は、オペレータがエンジンキーの回転操作を行い、スタータスイッチ27が、スタータリレー28に原動機10の始動の信号(始動信号)を出力したか否かを判断する(S21)。
制御装置21がスタータスイッチ27の原動機の10始動の信号の出力を検出すると(S21、Yes)、制御装置21がワイパースイッチ26はオンであるか否かを確認する(S22)。具体的には、制御装置21は、ワイパースイッチ26からワイパー64を作動させる操作信号が出力されているか否かに基づいて、ワイパースイッチ26はオンであるか否かを確認する。
制御装置21がワイパースイッチ26はオンであることを確認した場合(S22、Yes)、開閉判断部21dがドアパネル54は開放状態又は閉鎖状態であるかを判断する(S23)。具体的には、開閉判断部21dは、開閉検出部75から入力された信号(開放信号、閉鎖信号)に基づいて、ドアパネル54は開放状態又は閉鎖状態であるかを判断する。ドアパネル54が開放状態である場合、開閉検出部75は、開放状態の信号(開放信号)を制御装置21に出力する。一方、ドアパネル54が閉鎖状態である場合、開閉検出部75は、閉鎖状態の信号(閉鎖信号)を制御装置21に出力する。
開閉判断部21dがドアパネル54は閉鎖状態であると判断した場合(S23、Yes)、乗降判断部21eは、オペレータが作業機1に乗車しているか、降車しているかを判断する(S24)。具体的には、乗降判断部21eは、乗降検出部73から入力された信号(乗車信号、降車信号)に基づいて、オペレータが作業機1に乗車しているか、降車しているかを判断する。オペレータが作業機1に乗車している場合、乗降検出部73は、オペレータが乗車している乗車状態の信号(乗車信号)を制御装置21に出力する。一方、オペレータが作業機1から降車している場合、乗降検出部73は、オペレータが降車している降車状態の信号(降車信号)を制御装置21に出力する。
乗降判断部21eがオペレータは作業機1に乗車していると判断した場合(S24、Yes)、制御装置21はワイパー64を作動させる(S25)。
S22において、制御装置21がワイパースイッチ26はオフであると確認した場合(S22、No)、制御装置21はワイパー64の作動を停止する(S26)。ステップ23において、開閉判断部21dがドアパネル54は開放していると判断した場合(S23、No)、制御装置21はワイパー64の作動を停止する(S26)。また、ステップ24において、乗降判断部21eがオペレータは作業機1から降車していると判断した場合(S24、No)、制御装置21はワイパー64の作動を停止する(S26)。
以下、上記構成の作業機1において、例えばオペレータが作業機1に乗車し(S22、Yes)、エンジンキーをキーシリンダに挿入してスタータリレー28をオンし、原動機始動されている場合(S21、Yes)について、具体例を挙げて説明する。
ドアパネル54が閉鎖している場合に(S23、Yes)、オペレータがワイパースイッチ26をオンの操作をした場合(S22、Yes)、ワイパー64が作動する(S25)。次に、オペレータがドアパネル54を開放すると(S23、No)、ワイパー64の作動が停止する(S26)。オペレータが第3開口部62から作業機1を降車して(S24、No)、ドアパネル54を閉鎖すると(S23、Yes)、ワイパースイッチ26がオンにも関わらずワイパー64の作動は停止した状態を維持される(S26)。オペレータがドアパネル54を開放した場合(S23、No)、ワイパー64の作動は停止した状態を維持される(S26)。オペレータが第3開口部62から作業機1に乗車して、ドアパネル54を閉鎖し(S23、Yes)、且つ、運転席7に着座していない場合には(S24、No)、ワイパー64の作動は停止した状態を維持される(S26)。オペレータが運転席7に着座すると(S24、Yes)、ワイパー64が作動する(S25)。
本発明の一態様に係る作業機1は、機体2と、機体2の後部に連結され、且つ、昇降可能な作業装置3と、機体2に設けられたキャビン6と、キャビン6の後部に形成された第1開口部61と、キャビン6の後部に設けられ、第1開口部61を覆うリヤパネル56と、キャビン6に対してリヤパネル56を開閉可能に支持する第1支持部材56aと、リヤパネル56に取り付けられ、且つ、リヤパネル56と作業装置3との接触を検出する接触検出部70と、作業装置3の昇降を操作する操縦装置22と、操縦装置22の操作に基づいて作業装置3の昇降を制御可能な制御装置21と、を備え、制御装置21は、操縦装置22の操作に基づいて作業装置3を上昇させた場合に、接触検出部70がリヤパネル56と作業装置3との接触を検出すると、操作に基づく作業装置3の上昇を停止させる。
上記構成によれば、リヤパネル56が開いている場合に、リヤパネル56と作業装置3とが接触すると、操縦装置22の操作に関わらず作業装置3の上昇が停止する。これにより、オペレータは、リヤパネル56を開いた状態でも作業装置3の昇降を行うことができる。
また、リヤパネル56は、第1支持部材56aが取り付けられた板状のパネル部57と、パネル部57の縁を覆う弾性部材58と、を有し、パネル部57と弾性部材58との間、又は弾性部材58の内部には空間72が形成されており、接触検出部70は、空間72に収容されている。
上記構成によれば、パネル部57と弾性部材58との間、又は、弾性部材58の内部に空間72に接触検出部70が収容されているため、簡単な構成で作業装置3の接触を検出することができる。
また、接触検出部70は、リヤパネル56において前記第1支持部材56aが取り付けられた取付部56bと反対側に取り付けられている。上記構成によれば、リヤパネル56が開いている場合に、接触検出部70は、リヤパネル56の後部に位置する。これにより、接触検出部70は、より確実にリヤパネル56と作業装置3との接触を検出することができる。
また、第1支持部材56aは、キャビン6に対してリヤパネル56の上端を開閉可能に支持している。
上記構成によれば、リヤパネル56が開いている状態において、当該リヤパネル56は、後下方に向かって傾斜しているため、当該リアパネル56の表面で雨や塵を下側へ案内することができる。
また、機体2と作業装置3とを連結する連結部8を備え、連結部8は、作業装置3とは異なる作業装置3と機体2とを連結可能である。上記構成によれば、様々な作業装置3を連結部8に連結した場合でも、オペレータは、リヤパネル56の開閉を気にすることなく作業装置3を昇降させることができる。
また、連結部8は、機体2に揺動自在に設けられ且つ作業装置3が連結されるリフトアーム31を有し、操縦装置22は、機体2に対するリフトアーム31の角度を設定する設定部材23を有し、制御装置21は、リフトアーム31の角度が設定部材23の設定した角度未満であり、且つ、接触検出部70がリヤパネル56と作業装置3との接触を検出しない場合、操縦装置22の操作に基づいて作業装置3を上昇させ、リフトアーム31の角度が設定部材23の設定した角度未満であり、且つ、接触検出部70がリヤパネル56と作業装置3との接触を検出した場合、作業装置3の上昇を停止させる。
上記構成によれば、リフトアーム31の角度が設定部材23により予め設定された角度未満の場合、つまり作業装置3が上限位置よりも低い場合にも、操縦装置22の操作に関わらず作業装置3の上昇を停止することができる。
また、作業機1は、接触検出部70がリヤパネル56と作業装置3との接触を検出すると、当該接触を外部に報知する報知部71を備えている。上記構成によれば、リヤパネル56と作業装置3とが接触したことをオペレータに報知することができる。これにより、オペレータは、リヤパネル56に作業装置3が接触したことをいち早く把握することができる。
また、作業機1は、キャビン6の前部に形成された第3開口部62と、キャビン6の側部のうち少なくとも一方に形成された第3開口部63と、第3開口部62を覆うフロントパネル52と、フロントパネル52の外面に接触しながら往復移動可能なワイパー64と、第3開口部63を開閉可能に覆うドアパネル54と、ドアパネル54が開いている開放状態と、ドアパネル54が閉まっている閉鎖状態とを検出する開閉検出部75と、を備え、制御装置21は、ワイパー64を制御可能であり、且つ、少なくとも開閉検出部75がドアパネル54の開放状態を検出した場合にワイパー64の移動を停止する。
上記構成によれば、ドアパネル54が開いている場合にはワイパー64が停止することができ、ワイパー64の作動によって雨水や水滴が飛散することを防止することができる。
また、作業機1は、オペレータの乗車及び降車を検出する乗降検出部73を備え、制御装置21は、開閉検出部75がドアパネル54の閉鎖状態を検出し、且つ、乗降検出部73が降車を検出した場合に、ワイパー64の移動を停止する。ワイパー64の作動によって雨水が降車側へ飛び散ることを防止することができる。
また、作業機1は、ドアパネル54の後端を第3開口部63に開閉可能に支持する第2支持部材54aを備えている。上記構成によれば、ドアパネル54の前端が開放する構成(ドアパネル54の後端が第2支持部材54によって開閉可能に支持される構成)、即ち、オペレータの降車側がワイパー64に近い側であったとしても、ワイパー64の作動によって雨水が降車側へ飛び散ることを防止することができる。
また、作業装置3は、農場に散布物を散布する散布装置である。上記構成によれば、少なくともオペレータが降車する際には、フロントパネル52に付着した散布物をワイパー64で拭き取ることを停止するため、フロントパネル52に付着した散布物が、降車側に居るオペレータに掛かってしまうことを防止することができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業機
2 機体
3 作業装置(散布装置)
6 キャビン
7 運転席
8 連結部
9 ミッションケース
21 制御装置
22 操縦装置
23 設定部材
31 リフトアーム
52 フロントパネル
54 ドアパネル
54a 第2支持部材
56 リヤパネル
56a 第1支持部材
56b 取付部
57 パネル部
58 弾性部材
61 第1開口部
62 第2開口部
63 第3開口部
64 ワイパー
71 報知部
72 空間
73 乗降検出部
75 開閉検出部

Claims (12)

  1. 機体と、
    前記機体の後部に連結され、且つ、昇降可能な作業装置と、
    前記機体に設けられたキャビンと、
    前記キャビンの後部に形成された第1開口部と、
    前記キャビンの後部に設けられ、前記第1開口部を覆うリヤパネルと、
    前記キャビンに対して前記リヤパネルを開閉可能に支持する第1支持部材と、
    前記リヤパネルに取り付けられ、且つ、前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出する接触検出部と、
    前記作業装置の昇降を操作する操縦装置と、
    前記操縦装置の操作に基づいて前記作業装置の昇降を制御可能な制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記操縦装置の操作に基づいて前記作業装置を上昇させた場合に、前記接触検出部が前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出すると、前記操作に基づく前記作業装置の上昇を停止させる作業機。
  2. 前記リヤパネルは、
    前記第1支持部材が取り付けられた板状のパネル部と、
    前記パネル部の縁を覆う弾性部材と、
    を有し、
    前記パネル部と前記弾性部材との間、又は前記弾性部材の内部には空間が形成されており、
    前記接触検出部は、前記空間に収容されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記接触検出部は、前記リヤパネルにおいて前記第1支持部材が取り付けられた取付部と反対側に取り付けられている請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記第1支持部材は、前記リヤパネルの上端を開閉可能に支持している請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
  5. 前記機体と前記作業装置とを連結する連結部を備え、
    前記連結部は、前記作業装置とは異なる作業装置と前記機体とを連結可能である請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機。
  6. 前記連結部は、前記機体に揺動自在に設けられ且つ前記作業装置が連結されるリフトアームを有し、
    前記操縦装置は、前記機体に対する前記リフトアームの角度を設定する設定部材を有し、
    前記制御装置は、前記リフトアームの角度が前記設定部材の設定した角度未満であり、且つ、前記接触検出部が前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出しない場合、前記操縦装置の操作に基づいて前記作業装置を上昇させ、
    前記リフトアームの角度が前記設定部材の設定した角度未満であり、且つ、前記接触検出部が前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出した場合、前記作業装置の上昇を停止させる請求項5に記載の作業機。
  7. 前記接触検出部が前記リヤパネルと前記作業装置との接触を検出すると、当該接触を外部に報知する報知部を備えている請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機。
  8. 前記キャビンの前部に形成された第2開口部と、
    前記キャビンの側部のうち少なくとも一方に形成された第3開口部と、
    前記第2開口部を覆うフロントパネルと、
    前記フロントパネルの外面に接触しながら往復移動可能なワイパーと、
    前記第3開口部を開閉可能に覆うドアパネルと、
    前記ドアパネルが開いている開放状態と、前記ドアパネルが閉まっている閉鎖状態とを検出する開閉検出部と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記ワイパーを制御可能であり、且つ、少なくとも前記開閉検出部が前記ドアパネルの開放状態を検出した場合に前記ワイパーの移動を停止する請求項1〜7のいずれか1項に記載の作業機。
  9. オペレータの乗車及び降車を検出する乗降検出部を備え、
    前記制御装置は、前記開閉検出部が前記ドアパネルの閉鎖状態を検出し、且つ、前記乗降検出部が前記降車を検出した場合に、前記ワイパーの移動を停止する請求項8に記載の作業機。
  10. 前記キャビンの内部に収容された運転席を備え、
    前記乗降検出部は、前記運転席に設けられ、且つ、前記運転席にオペレータが着座しているか否かを検出する請求項9に記載の作業機。
  11. 前記ドアパネルの後端を前記第3開口部に開閉可能に支持する第2支持部材を備えている請求項7〜10のいずれか1項に記載の作業機。
  12. 前記作業装置は、農場に散布物を散布する散布装置である請求項7〜10のいずれか1項に記載の作業機。
JP2018116116A 2018-06-19 2018-06-19 作業機 Active JP6938431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018116116A JP6938431B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018116116A JP6938431B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019216640A JP2019216640A (ja) 2019-12-26
JP6938431B2 true JP6938431B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=69094447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018116116A Active JP6938431B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6938431B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037577U (ja) * 1983-08-22 1985-03-15 住友電気工業株式会社 パワ−ウインド
JP3008546B2 (ja) * 1991-05-23 2000-02-14 井関農機株式会社 作業機の上昇制御装置
JPH09298906A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Iseki & Co Ltd 動力車両の作業機昇降制御装置
JP4608798B2 (ja) * 2001-03-30 2011-01-12 井関農機株式会社 作業車両の作業機昇降制御装置
JP2003191827A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Yanmar Co Ltd 建設機械のワイパー装置
FR2866612B1 (fr) * 2004-02-25 2006-05-05 Renault Sas Vehicule comportant un porte-charge
JP2007196946A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Mazda Motor Corp 車両用衝突検出装置
JP2013123945A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Iseki & Co Ltd 作業車両
JP2017140959A (ja) * 2016-02-11 2017-08-17 株式会社オートネットワーク技術研究所 オートワイパー装置及びオートワイパーシステム
JP6820715B2 (ja) * 2016-10-21 2021-01-27 西川ゴム工業株式会社 センサー付きプロテクター

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019216640A (ja) 2019-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10626576B2 (en) Loader with telescopic lift arm
AU2012321863B2 (en) Movable type ladder device for work vehicle
AU2017248312B2 (en) Control box and operator interface for an industrial vehicle
CN106744549A (zh) 防止持续非自愿操作的工作平台
MX2011001572A (es) Maquina de trabajo.
CN205134411U (zh) 用于机器的控制杆系统及操作员驾驶室
WO2020004024A1 (ja) 作業車
JP6938431B2 (ja) 作業機
JP7221165B2 (ja) 自走式薬剤散布機
CN111003671B (zh) 防碰撞组件、升降平台的防碰撞方法和升降平台
JP2003009750A (ja) 薬液散布作業車
JP5885584B2 (ja) 作業車
EP1449722B1 (fr) Véhicule à moteur équipé d'un marchepied escamotable
JP4105969B2 (ja) 梯子車
EP2605633B1 (en) Panel arrangement for a harvesting machine
CN206680150U (zh) 一种可调控果园作业平台
JP4506415B2 (ja) 車両用の車椅子リフト装置
JP2021048813A (ja) 薬剤散布機
JP2012080845A (ja) トラクタの作業機上限規制装置
JP2005229831A (ja) 農作業機
JP7322942B2 (ja) 自走式薬剤散布機
JP2020150908A (ja) 薬剤散布機
EP3766736A1 (en) Stepladder for rescue vehicles
JP4207208B2 (ja) 乗用草刈機の刈取り部昇降装置
JP3672513B2 (ja) 作業車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6938431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150