JP6938263B2 - 乾燥システムおよび乾燥方法 - Google Patents

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Description

本開示は、フィルタ濾過装置において固液分離した固形物を乾燥させる乾燥システムおよび乾燥方法に関する。
従来、固液混合物を固液分離する装置としてフィルタ濾過装置が知られている。フィルタ濾過装置は、容器(ベッセル)と、フィルタとを備える。フィルタは、フィルタ面を有し、容器内に配される。フィルタ濾過装置を用いて固液分離する場合、容器に固液混合物を導入し、フィルタ面に固液混合物を通過させる。これにより、液体がフィルタ面を通過し、フィルタ面上に固形物が捕捉されて固液分離が為される。そして、フィルタ面を通過した液体は、容器外に排出される。また、固形物は、液体が排出された後、フィルタ面上から取り除かれ、容器外に排出される。
しかし、単に固液分離を行っただけでは、フィルタ面上に捕捉された固形物中に液体が残ってしまう。そこで、ブロアで容器内に乾燥用ガス(窒素)を供給し、フィルタ面(固形物)に乾燥用ガスを通過させて、固形物を乾燥(脱液)することが行われている。また、容器から排出された乾燥用ガスをブロアで昇圧し、再度容器に供給して、乾燥用ガスを循環させる技術も開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平4−344091号公報
ところで、乾燥用ガスが、フィルタ面上の固形物を通過する際の圧力損失は、徐々に変化する。具体的に説明すると、乾燥用ガスの供給を開始した際には、固形物に含まれる液体が相対的に多いため圧力損失が大きい。そして、乾燥用ガスの通過による固形物の乾燥が進行するにつれて圧力損失は徐々に小さくなる。このため、上記特許文献1に記載された技術では、乾燥用ガスの供給を開始してから所定時間が経過するまでの間、ブロアの吸入圧が負圧になる可能性がある。そうすると、ブロアが破損するおそれがある。
本開示は、このような課題に鑑み、乾燥用ガスを循環させるブロアの破損を防止することが可能な乾燥システムおよび乾燥方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本開示の一態様にかかる乾燥システムは、給部が設けられた容器と、前記容器内に収容され、フィルタ面を有するフィルタと、前記フィルタの内部に連通する排出部とを含むフィルタ濾過装置と、前記排出部に接続された第1の通路と、前記第1の通路に設けられる冷却器と、前記第1の通路に吸入側が接続されたブロアと、前記ブロアの吐出側と前記供給部とを接続する第2の通路と、前記第1の通路における前記排出部と前記冷却器との間前記第2の通路とを接続するバイパス管と、を備える。
また、前記バイパス管に設けられたバルブと、前記第1の通路内の圧力に応じて、前記バルブの開度を制御する制御部と、をさらに備えてもよい。
上記課題を解決するために、本開示の一態様にかかる乾燥方法は、ブロアを駆動し、供給部が設けられた容器、前記容器内に収容され、フィルタ面を有するフィルタ、前記フィルタの内部に連通する排出部を含むフィルタ濾過装置における前記排出部から排出されたガスを、冷却器で冷却して前記ブロアに吸入させ、前記供給部にガスを供給する工程と、前記ブロアから吐出されたガスの一部を、前記ブロアの吸入側における前記排出部と前記冷却器との間にバイパスする工程と、を含む。

本開示によれば、乾燥用ガスを循環させるブロアの破損を防止することが可能となる。
固液分離システムを説明する図である。 フィルタ濾過装置を説明する図である。 固液分離方法の処理の流れを説明するフローチャートである。 充液工程における液体およびガスの流れを説明する図である。 循環工程における液体の流れを説明する図である。 濾過工程における液体の流れを説明する図である。 抜液工程における液体およびガスの流れを説明する図である。 乾燥工程における液体およびガスの流れを説明する図である。 ケーキ排出工程における固形物およびガスの流れを説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
(固液分離システム100)
図1は、固液分離システム100を説明する図である。図1に示すように、固液分離システム100は、フィルタ濾過装置110と、固液混合物導入ユニット210と、乾燥用ガス供給ユニット310とを含んで構成される。
(フィルタ濾過装置110)
図2は、フィルタ濾過装置110を説明する図である。フィルタ濾過装置110は、例えば、リーフフィルタ式濾過装置(水平濾葉式加圧濾過装置)である。図2に示すように、フィルタ濾過装置110は、容器(ベッセル)120と、フィルタ130と、回転駆動部140とを含んで構成される。
容器120は、円筒形状であり、軸が鉛直方向となるように配される。容器120の上面には供給口120a(供給部)が形成されている。供給口120aは、後述する配管330(第2の配管)に接続される。容器120の底面には排出口120bが形成されている。容器120の下端には、蓋部120cが設けられる。蓋部120cは、排出口120bを開閉する。
また、容器120には、第1通過管122(供給部)、排出管124(排出部)、第2通過管126が挿入されている。第1通過管122は、容器120の上面に貫通される。第1通過管122の一端には、開口122aが形成される。開口122aは、容器120内における、後述するフィルタ130のオーバーフロープレート134の上方に位置する。第1通過管122の他端には、開口122bが形成される。開口122bは、容器120外に位置する。開口122bは、配管222、330に接続される。
排出管124(排出部)は、容器120の側面に貫通される。排出管124は、一端側に鉛直上方に突出した突出部124aを有する。突出部124aは、容器120内に位置する。突出部124aの先端には、開口124aaが形成される。開口124aaは、後述するフィルタ130の回転軸132に接続される。排出管124の他端には、開口124bが形成される。開口124bは、容器120外に位置する。開口124bは、後述する配管220、312に接続される。
第2通過管126は、容器120の側面に貫通される。第2通過管126は、L字管で構成される。第2通過管126の一端には、開口126aが形成される。開口126aは、容器120内に位置し、排出口120bに対向して(臨んで)設けられる。第2通過管126の他端には、開口126bが形成される。開口126bは、容器120外に位置する。開口126bは、後述する配管216、218に接続される。
フィルタ130は、容器120内に配される。フィルタ130は、回転軸132と、オーバーフロープレート134と、フィルタ本体136とを含んで構成される。回転軸132は、円管で構成され、軸が鉛直方向となるように容器120内に配される。回転軸132の一端は、封止されており、後述する回転駆動部140が接続される。回転軸132の他端には、開口132aが形成される。回転軸132の他端は、開口132aと、突出部124a(排出管124)の開口124aaとが連通するように、突出部124aに回転可能に接続される。
オーバーフロープレート134は、一端から他端に向かうに従って径が漸減する円筒で構成される。オーバーフロープレート134の他端には、回転軸132の外径と実質的に等しい径の開口134aが形成さている。開口134aの縁部は、回転軸132の外周面に接続される。オーバーフロープレート134は、一端が鉛直上方に位置し、他端が鉛直下方に位置するように回転軸132に接続される。オーバーフロープレート134は、回転駆動部140によって、回転軸132と一体回転される。
フィルタ本体136は、円錐台形状の中空部材である。フィルタ本体136は、一端から他端に向かうに従って径(内径および外径)が漸減する。フィルタ本体136の一端は、フィルタ面136aで覆われている。フィルタ面136aは、複数の貫通孔が形成されている。フィルタ面136aの中央には、回転軸132の外径と実質的に等しい径の開口136aaが形成されている。フィルタ本体136の他端には、回転軸132の外径と実質的に等しい径の開口136bが形成されている。開口136aaの縁部および開口136bの縁部は、回転軸132の外周面に接続される。フィルタ本体136は、一端(フィルタ面136a)が鉛直上方に位置し、他端が鉛直下方に位置するように回転軸132に接続される。なお、回転軸132におけるフィルタ本体136との接続箇所には、フィルタ本体136の内部空間と、回転軸132の内部空間とを連通する切り欠きが設けられている。フィルタ本体136は、回転駆動部140によって、回転軸132と一体回転される。
回転駆動部140は、モータで構成される。回転駆動部140は、所定のタイミングで回転軸132を回転させる。
(固液混合物導入ユニット210)
図1に戻って説明すると、固液混合物導入ユニット210は、原液貯留槽212と、配管214、216、218、220、222、242と、ポンプ230と、濾液貯留槽240とを含んで構成される。
原液貯留槽212は、固液混合物(スラリー)を貯留する。原液貯留槽212には、不図示の攪拌機が設けられており、攪拌機は固液混合物を攪拌する。配管214は、原液貯留槽212とポンプ230の吸入側とを接続する。配管216は、ポンプ230の吐出側と第2通過管126(開口126b)とを接続する。配管216には、バルブ216aが設けられる。バルブ216aは、開閉弁で構成される。ポンプ230は、原液貯留槽212に貯留された固液混合物を吸入して吐出する。
配管218は、原液貯留槽212と第2通過管126(開口126b)とを接続する。配管218には、バルブ218aが設けられる。バルブ218aは、開閉弁で構成される。配管220は、原液貯留槽212と排出管124(開口124b)とを接続する。配管220には、バルブ220aが設けられる。バルブ220aは、開閉弁で構成される。配管222は、原液貯留槽212と第1通過管122(開口122b)とを接続する。配管222には、バルブ222aが設けられる。バルブ222aは、開閉弁で構成される。
濾液貯留槽240は、フィルタ濾過装置110によって固液分離された液体(濾液)を貯留する。配管242は、濾液貯留槽240と排出管124(開口124b)とを接続する。配管242には、バルブ242aが設けられる。バルブ242aは、開閉弁で構成される。
(乾燥用ガス供給ユニット310)
乾燥用ガス供給ユニット310は、配管312、316、318、322、326、330、334、336と、サイクロン314と、冷却器320と、ドレン貯留槽324と、ブロア328と、バイパス管332と、圧力センサ340と、制御部350とを含んで構成される。
配管312は、排出管124(開口124b)とサイクロン314(サイクロン314のガス導入口)とを接続する。配管312には、バルブ312aが設けられる。バルブ312aは、開閉弁で構成される。
サイクロン314は、配管312を通じてフィルタ濾過装置110から排出された乾燥用ガスDGを気液分離する。配管316は、サイクロン314のガス排出口と、冷却器320の入口とを接続する。配管318は、サイクロン314の液排出口と、ドレン貯留槽324とを接続する。
冷却器320は、サイクロン314から導入された乾燥用ガスDGを、固液混合物に含まれる液体の凝縮点未満に冷却する。配管322は、冷却器320の液排出口と、ドレン貯留槽324とを接続する。ドレン貯留槽324は、サイクロン314および冷却器320から排出された凝縮液(固液分離物に含まれる液体)を貯留する。配管326は、冷却器320のガス排出口と、ブロア328の吸入側とを接続する。つまり、配管312、316、326によって、排出管124(開口124b)とブロア328の吸入側とを接続する第1の通路が構成される。
ブロア328は、第1の通路を通じてフィルタ濾過装置110から乾燥用ガスDGを吸入し、配管330(第2の通路)を介してフィルタ濾過装置110に吐出する。つまり、ブロア328は、乾燥用ガスDGをフィルタ濾過装置110に循環させる。
配管330は、一端がブロア328の吐出側に接続される。配管330は、他端が2つに分岐され、一方の端部が供給口120aに接続され、他方の端部が開口122bに接続される。配管330には、バルブ330aが設けられている。バルブ330aは、開閉弁で構成される。
バイパス管332は、配管316と配管330とを接続する。バイパス管332は、配管330におけるブロア328とバルブ330aとの間に接続される。バイパス管332には、バルブ332aが設けられる。バルブ332aは、流量調整弁で構成される。
配管334は、乾燥用ガスDG(例えば、窒素)の供給源と、配管330とを接続する。配管334は、配管330におけるバイパス管332の接続箇所と、バルブ330aとの間に接続される。配管334には、バルブ334aが設けられる。バルブ334aは、開閉弁で構成される。配管336は、一端が大気開放されており、他端が配管330における供給口120aとバルブ330aとの間に接続される。配管336には、バルブ336aが設けられる。バルブ336aは、開閉弁で構成される。
圧力センサ340は、配管326内の圧力を測定する。圧力センサ340によって測定された圧力を示す信号は、制御部350に出力される。
制御部350は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成される。制御部350は、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出す。制御部350は、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して固液分離システム100全体を管理および制御する。本実施形態において、制御部350は、回転駆動部140を駆動制御する。また、制御部350は、ポンプ230、ブロア328を駆動制御する。さらに、制御部350は、蓋部120c、バルブ216a、218a、220a、222a、242a、312a、330a、334a、336aを開閉制御する。また、制御部350は、バルブ332aの開度を調整する。
(固液分離方法)
続いて、固液分離システム100を用いた固液分離方法について説明する。図3は、固液分離方法の処理の流れを説明するフローチャートである。図3に示すように、固液分離方法は、充液工程S110、循環工程S120、濾過工程S130、抜液工程S140、乾燥工程(乾燥方法)S150、ケーキ排出工程S160を含む。なお、固液分離方法の遂行前(運転開始前)において、回転駆動部140、ポンプ230、ブロア328は停止されている。また、バルブ216a、218a、220a、222a、242a、312a、330a、332a、334a、336a、蓋部120cは閉弁されている。以下、各工程について説明する。
(充液工程S110)
図4は、充液工程S110における液体およびガスの流れを説明する図である。図4中、液体およびガスの流れを実線の矢印で示す。
制御部350は、バルブ216a、222a、336aを開弁する。また、制御部350は、ポンプ230を駆動する。そうすると、図4に示すように、配管214、216、第2通過管126を通じて、原液貯留槽212から容器120内に固液混合物が導入される。また、容器120への固液混合物の導入に伴って、容器120内に残留したガス(空気)は、配管336を通じて外部に排気される。これにより、容器120内が固液混合物で満たされることになる。なお、容器120内に、隙間なく固液混合物を充液(充填)するために、第1通過管122を通じて固液混合物をオーバーフローさせる。オーバーフローされた固液混合物は、配管222を通じて原液貯留槽212に返送される。容器120内に固液混合物が充液されると、制御部350は、バルブ336aを閉弁する。
(循環工程S120)
図5は、循環工程S120における液体の流れを説明する図である。図5中、液体の流れを実線の矢印で示す。
制御部350は、バルブ220aを開弁する。そうすると、図5に示すように、ポンプ230によって原液貯留槽212から容器120内に導入された固液混合物は、フィルタ面136aを通過する。そして、フィルタ面136aを通過する過程で固液分離された液体は、回転軸132、排出管124、配管220を通じて原液貯留槽212に返送される。つまり、固液混合物は、原液貯留槽212と容器120(フィルタ面136a)とを循環することになる。
なお、循環工程S120を遂行する前は、フィルタ面136aに固形物が捕捉されていない。このため、循環工程S120を開始してから所定の堆積時間が経過するまで、フィルタ面136aの貫通孔より粒径が小さい固形物(以下、「小粒子」と称する)は、フィルタ面136aを通過する。一方、フィルタ面136aの貫通孔より粒径が大きい固形物(以下、「大粒子」と称する)は、フィルタ面136a上に捕捉される。そして、堆積時間が経過すると、フィルタ面136a上に固形物(大粒子)の層が形成される。そうすると、固形物の層によって小粒子が捕捉されるため、堆積時間の経過後は、殆どすべての固形物がフィルタ面136a上に捕捉される。
そして、堆積時間が経過すると、濾過工程S130に処理を移す。ここで、堆積時間は、循環工程S120を開始してから、排出管124から排出される液体に含まれる小粒子の濃度が所定の閾値未満となるまでの時間である。
また、バルブ222aを開弁した状態で循環工程S120を遂行することにより、固形物が沈降し、フィルタ面136a以外の箇所を通過してしまう事態を回避することができる。
(濾過工程S130)
図6は、濾過工程S130における液体の流れを説明する図である。図6中、液体の流れを実線の矢印で示す。
制御部350は、バルブ220aを閉弁して、バルブ242aを開弁する。そうすると、図6に示すように、ポンプ230から導入された固液混合物がフィルタ面136aによって濾過される。そして、濾過された濾液が回転軸132、排出管124、配管242を通じて濾液貯留槽240に送出されることになる。
(抜液工程S140)
図7は、抜液工程S140における液体およびガスの流れを説明する図である。図7中、液体およびガスの流れを実線の矢印で示す。
制御部350は、ポンプ230を停止して、バルブ216a、222a、242aを閉弁する。また、制御部350は、バルブ218a、220a、330a、334aを開弁する。そうすると、図7に示すように、乾燥用ガスDGの供給源から配管334、330を通じて、乾燥用ガスDGが容器120内に供給される。これにより、回転軸132内の濾液は、乾燥用ガスDGに押し出され、排出管124、配管220を通じて原液貯留槽212に排出される。また、容器120内の固液混合物は、第2通過管126、配管218を通じて原液貯留槽212に排出される。
(乾燥工程S150)
図8は、乾燥工程S150における液体およびガスの流れを説明する図である。図8中、液体およびガスの流れを実線の矢印で示す。
制御部350は、バルブ218a、220a、334aを閉弁する。また、制御部350は、バルブ312aを開弁して、ブロア328を駆動する。そうすると、図8に示すように、容器120、フィルタ本体136、回転軸132、排出管124、配管312、サイクロン314、配管316、冷却器320、配管326に充填されている乾燥用ガスDGがブロア328によって吸入される。そして、ブロア328は、吸入した乾燥用ガスDGを配管330に吐出する。
そうすると、供給口120a、第1通過管122を通じて、容器120内に乾燥用ガスDGが供給される。つまり、ブロア328によって、乾燥用ガスDGは、容器120、フィルタ本体136(フィルタ面136a)、回転軸132、排出管124、配管312、サイクロン314、配管316、冷却器320、配管326、配管330、容器120を循環する。これにより、フィルタ面136a上に堆積された固形物の層を乾燥用ガスDGが循環することになる。そうすると、フィルタ面136a上に堆積された固形物の層が乾燥(脱液)される。
なお、排出管124を通じて容器120から排気された乾燥用ガスDGには、液体が含まれる。そこで、乾燥用ガス供給ユニット310がサイクロン314を備えることにより、容器120から排出された乾燥用ガスDGから液体を気液分離することができる。サイクロン314によって分離された液体は、配管318を通じてドレン貯留槽324に排出される。一方、サイクロン314によって分離された乾燥用ガスDGは、配管316を通じて冷却器320に送出される。
また、冷却器320を備えることにより、サイクロン314から送出された乾燥用ガスDGに含まれる、ガス状の液体成分を凝縮させて除去することができる。冷却器320によって分離された液体(凝縮液)は、配管322を通じてドレン貯留槽324に排出される。一方、冷却器320によって液体が除去された乾燥用ガスDGは、配管326を通じてブロア328に供給される。また、ブロア328には、冷却器320によって冷却された乾燥用ガスDGが供給される。これにより、ブロア328の熱負荷を低減することができる。
ところで、乾燥用ガスDGが、フィルタ面136a上の固形物を通過する際の圧力損失は、徐々に変化する。例えば、乾燥工程S150(乾燥用ガスDGの供給)を開始した際には、固形物に含まれる液体が相対的に多いため圧力損失が大きい。そして、乾燥用ガスDGの通過による固形物の乾燥が進行するにつれて圧力損失は徐々に小さくなる。
そこで、制御部350は、圧力センサ340によって測定される配管326の圧力が所定の下限値以上となるように、バルブ332aの開度を調整する。下限値は、ブロアの吸入圧の許容下限値である。例えば、制御部350は、圧力センサ340によって測定される配管326の圧力が下限値未満であれば、バルブ332aの開度を大きくする。また、制御部350は、圧力センサ340によって測定される配管326の圧力が下限値を上回る所定値以上であれば、バルブ332aの開度を小さくする。
これにより、ブロア328の吸入圧が下限値以上の所定値に維持することができ、ブロア328の吸入圧が下限値未満となってしまう事態を回避することが可能となる。したがって、ブロア328の破損を防止することができる。
また、バイパス管332は、配管316に接続される、つまり、冷却器320の上流側に接続される。これにより、ブロア328によって圧縮(昇圧)され昇温された乾燥用ガスDGを冷却してブロア328の吸入側に戻すことができる。したがって、ブロア328の熱負荷を低減することが可能となる。
(ケーキ排出工程S160)
図9は、ケーキ排出工程S160における固形物およびガスの流れを説明する図である。図9中、固形物およびガスの流れを実線の矢印で示す。
制御部350は、ブロア328を停止して、バルブ330a、312aを閉弁する。また、制御部350は、蓋部120cを開放し、回転駆動部140を駆動する。こうしてフィルタ面136aに堆積された固形物(ケーキ)は、遠心力によって、フィルタ面136aから容器120の内周面に移動する。そして、固形物は、重力で排出口120bに落下する。固形物は、排出口120bを通じて、外部に排出される。また、容器120内の乾燥用ガスDGも、固形物と同様に、排出口120bを通じて外部に排出される。
固形物の排出が終了したら、制御部350は、蓋部120cを閉じる。制御部350は、バルブ330a、334aを開弁する。これにより、排出口120bを通じて外部に排出された乾燥用ガスDGを補充することができる。そして、所定の補充時間が経過したら、乾燥用ガスDGの補充が完了したとし、制御部350は、バルブ330a、334aを閉弁する。これにより、次回乾燥工程S150を遂行する際に、ブロア328の吸入側の圧力が低下してしまう事態を回避することができる。
以上説明したように、本実施形態のフィルタ濾過装置110と乾燥用ガス供給ユニット310とを備えた乾燥システムおよび乾燥方法によれば、乾燥用ガスDGを循環させるブロア328の破損を防止することが可能となる。
また、乾燥用ガスDGを循環させる構成により、乾燥用ガスDGを一度通過させただけで廃棄する従来技術と比較して、乾燥用ガスDGのコストを低減することができる。また、固液混合物に含まれる液体が揮発性有機物質(VOCs)等の大気汚染物質である場合、従来技術では、大気汚染物質をそのまま大気中に放散することになる。しかし、乾燥用ガス供給ユニット310は、サイクロン314および冷却器320を備えるため、乾燥用ガスDGから液体を回収することができる。したがって、大気汚染物質が大気中に放散される事態を回避することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、乾燥用ガス供給ユニット310が、サイクロン314、冷却器320を備える構成を例に挙げて説明したが、これらは必須の構成ではない。
また、上記実施形態において、乾燥用ガス供給ユニット310が、バルブ332a、制御部350を備える構成を例に挙げて説明したが、これらは必須の構成ではない。バルブ332aおよび制御部350を備えず、バイパス管332によって、一定量の乾燥用ガスDGを配管330から配管316に戻してもよい。これにより、ブロア328の吸入圧が下限値未満となってしまう事態を回避することが可能となる。
また、上記実施形態において、制御部350がバルブ332aの開度を電気的に調整する構成を例に挙げて説明した。しかし、バルブ332aは、配管316と配管330との差圧に応じて機械的に開度が変更される構成であってもよい。
また、上記実施形態において、フィルタ濾過装置110としてリーフフィルタ式濾過装置を例に挙げて説明した。しかし、フィルタ濾過装置110は、少なくとも、乾燥用ガスDGの供給部が設けられた容器120と、容器120内に収容され、フィルタ面136aを有するフィルタ130と、フィルタ130の内部に連通する乾燥用ガスDGの排出部とを含んでいればよい。例えば、フィルタ濾過装置110は、フィルタ130を1つ備えたヌッチェ式濾過装置であってもよい。また、フィルタ濾過装置110は、キャンドルタイプの濾過装置であってもよい。
本開示は、フィルタ濾過装置において固液分離した固形物を乾燥させる乾燥システムおよび乾燥方法に利用することができる。
110 フィルタ濾過装置(乾燥システム)
120 容器
120a 供給口(供給部)
122 第1通過管(供給部)
124 排出管(排出部)
130 フィルタ
136a フィルタ面
312 配管(第1の通路)
316 配管(第1の通路)
320 冷却器
326 配管(第1の通路)
328 ブロア
330 配管(第2の通路)
332 バイパス管
332a バルブ
350 制御部

Claims (3)

  1. 給部が設けられた容器と、前記容器内に収容され、フィルタ面を有するフィルタと、前記フィルタの内部に連通する排出部とを含むフィルタ濾過装置と、
    前記排出部に接続された第1の通路と、
    前記第1の通路に設けられる冷却器と、
    前記第1の通路に吸入側が接続されたブロアと、
    前記ブロアの吐出側と前記供給部とを接続する第2の通路と、
    前記第1の通路における前記排出部と前記冷却器との間前記第2の通路とを接続するバイパス管と、
    を備える乾燥システム。
  2. 前記バイパス管に設けられたバルブと、
    前記第1の通路内の圧力に応じて、前記バルブの開度を制御する制御部と、
    をさらに備える請求項1に記載の乾燥システム。
  3. ブロアを駆動し、供給部が設けられた容器、前記容器内に収容され、フィルタ面を有するフィルタ、前記フィルタの内部に連通する排出部を含むフィルタ濾過装置における前記排出部から排出されたガスを、冷却器で冷却して前記ブロアに吸入させ、前記供給部にガスを供給する工程と、
    前記ブロアから吐出されたガスの一部を、前記ブロアの吸入側における前記排出部と前記冷却器との間にバイパスする工程と、
    を含む乾燥方法。
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