JP6933369B2 - アクチュエータ、バルブ、および流体制御装置 - Google Patents

アクチュエータ、バルブ、および流体制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体製造装置等の流体管路に使用されるアクチュエータ、バルブ、および流体制御装置に関する。
てこの原理を利用した柔軟性のある付勢部材により力を倍力する倍力機構を備えたバルブが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第6059259号明細書
しかし、特許文献1に開示された倍力機構では、付勢部材に歪が発生してしまうため、耐久性が悪く、開閉回数が多いバルブでは使用することができなかった。
そこで本発明は、耐久性に優れた倍力機構を有するアクチュエータ、バルブ、および流体制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明の一態様であるアクチュエータは、ケーシングと、前記ケーシング内に往復動可能に設けられた往復動部材と、前記ケーシング内に設けられ、前記往復動部材を駆動させる駆動手段と、前記駆動手段により前記往復動部材にかかった駆動力を倍力させる第1倍力部と、前記第1倍力部により倍力された力を伝達する第1伝達部と、前記第1伝達部からの力により移動する移動部材と、を備え、前記第1倍力部は、前記往復動部材の周方向に配置された複数の第1レバーを有し、前記第1伝達部は、前記複数の第1レバーに対応して設けられた複数の第1伝達部材を有し、各第1レバーは、前記往復動部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各第1レバーの回動の中心となる支点部と、前記第1伝達部材へ力を伝える作用点部とを有し、各第1伝達部材は、各第1レバーの作用点部に対し線接触する第1接触部を有する。
また、前記第1伝達部により伝達される力を倍力する第2倍力部と、前記第2倍力部により倍力された力を前記移動部材に伝達する第2伝達部と、をさらに備え、前記第2倍力部は、前記第1伝達部材に対応して設けられた複数の第2レバーを有し、前記第2伝達部は、前記複数の第2レバーに対応して設けられた複数の第2伝達部材を有し、各第2レバーは、各第1伝達部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各第2レバーの回動の中心となる支点部と、前記第2伝達部材へ力を伝える作用点部とを有し、各第1伝達部材は、各第2レバーの力点部に対し線接触する第2接触部を有し、各第2伝達部材は、各第2レバーの作用点部に対し線接触する第3接触部を有してもよい。
また、本発明の一態様であるバルブは、 流体通路が形成されたボディと、前記流体通路を開閉する弁体と、前記ボディに接続されるケーシングと、前記ケーシング内に往復動可能に設けられた往復動部材と、前記ケーシング内に設けられ、前記往復動部材を駆動させる駆動手段と、前記駆動手段により前記往復動部材にかかった駆動力を倍力させる第1倍力部と、前記第1倍力部により倍力された力を伝達する第1伝達部と、前記弁体により前記流体通路を開閉させるために、前記ボディに対し近接および離間移動可能に設けられ、前記第1伝達部からの力により移動する移動部材と、を備え、前記第1倍力部は、前記往復動部材の周方向に配置された複数の第1レバーを有し、前記第1伝達部は、前記複数の第1レバーに対応して設けられた複数の第1伝達部材を有し、各第1レバーは、前記往復動部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各第1レバーの回動の中心となる支点部と、前記第1伝達部材へ力を伝える作用点部とを有し、各第1伝達部材は、各第1レバーの作用点部に対し線接触する第1接触部を有する。
また、前記第1伝達部により伝達される力を倍力する第2倍力部と、前記第2倍力部により倍力された力を前記移動部材に伝達する第2伝達部と、をさらに備え、前記第2倍力部は、前記第1伝達部材に対応して設けられた複数の第2レバーを有し、前記第2伝達部は、前記複数の第2レバーに対応して設けられた複数の第2伝達部材を有し、各第2レバーは、各第1伝達部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各第2レバーの回動の中心となる支点部と、前記第2伝達部材へ力を伝える作用点部とを有し、各第1伝達部材は、各第2レバーの力点部に対し線接触する第2接触部を有し、各第2伝達部材は、各第2レバーの作用点部に対し線接触する第3接触部を有してもよい。
また、本発明の一態様である流体制御装置は、複数の流体制御機器により構成される流体制御装置であって、前記複数の流体制御機器の少なくとも一つは、上記のバルブである。
本発明によれば、耐久性に優れた倍力機構を有するアクチュエータ、バルブ、および流体制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る閉状態にあるバルブの縦断面図である。 倍力機構付近の断面斜視図である。 倍力機構と移動部とを組み合わせた状態の斜視図である。 倍力機構および移動部の分解斜視図である。 (a)は、第1レバーの側面図であり、(b)は、第1伝達部材の側面図であり、(c)は、第2伝達部材の側面図である。 (a)は、バルブが閉状態における倍力機構および移動部の平面図であり、図6(b)は、(a)のVI−VI線に沿った断面図である (a)は、バルブが開状態における倍力機構および移動部の平面図であり、図7(b)は、(a)のVII−VII線に沿った断面図である。 半導体製造装置の概略図を示す。
本発明の一実施形態によるアクチュエータ、バルブ、および流体制御装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における閉状態にあるバルブ1の縦断面図である。図1に示すように、バルブ1は、ダイヤフラムバルブであり、流体制御装置55(図8)の複数の流体制御機器により構成されるガスライン(例えば、ガスラインの最も上流側)で使用されるバルブである。
バルブ1は、ボディ部2と、アクチュエータ3とを備える。なお、以下の説明において、バルブ1の、アクチュエータ3を上側、ボディ部2側を下側として説明する。
ボディ部2は、ボディ5と、ダイヤフラム11とを有する。
ボディ5には、円柱状の弁室5aと、弁室5aに連通する流入路5bおよび流出路5cとが形成されている。ボディ5の流入路5bと弁室5aとが連通する箇所の周縁(流入路5bの開口部)には、ケーシング10に向かって突出する円環状の弁座5Dが設けられている。弁座5Dは、ボディ5と同じ金属材料により構成される。また、ボディ5は、上方に延びるように設けられ、円筒状をなし、内周部に雌ねじ部が形成された円筒部5Eを有する。
ダイヤフラム11は、複数枚のダイヤフラムにより構成され、弁室5aに配置されている。ダイヤフラム11は、環状の押さえアダプタ12により、その外周縁部が狭圧され、ボディ5に対し保持されている。弁体であるダイヤフラム11は、略球殻状をなし、上に凸の略円弧状が自然状態となっている。ダイヤフラム11が弁座5Dに対し当接および離間することによって、流入路5bと流出路5cとの間の連通または遮断が行われる。バルブ1が閉状態にあるときには、ダイヤフラム11が弁座5Dに当接し、流入路5bと流出路5cとが遮断される。バルブ1が開状態にあるときには、ダイヤフラム11が弁座5Dから離間し、流入路5bと流出路5cとが連通する。
アクチュエータ3は、ケーシング10と、押さえアダプタ12と、ダイヤフラム押さえ13と、ロッド14と、移動部15と、駆動部20と、第1〜第4Oリング4A〜4Dとを有する。
ケーシング10は、ボンネット16と、中間ケーシング17と、アクチュエータキャップ18と、支持リング19とを備える。
ボンネット16は、略円筒状をなし、その下端部の外周の雄ねじ部がボディ5の円筒部5Eの雌ねじ部に対し螺合されることにより、ボディ5に対し固定されている。ボンネット16の上端部の内周には、雌ねじ部が形成されている。
中間ケーシング17は、略円筒状をなし、上側部17Aと、下側部17Bとを有する。上側部17Aには、貫通孔17cが形成され、下側部17Bには、貫通孔17cよりも内径が大きい収容孔17dが形成されている。下側部17Bの外周には、外方へ突出する突出部17Eが設けられている。下側部17Bの外周面であって突出部17Eの上下には、それぞれ雄ねじ部が形成されている。突出部17Eの下側の雄ねじ部が、ボンネット16の上端部の雌ねじ部に螺合することにより、中間ケーシング17がボンネット16に対し固定されている。下側部17Bの下端は、環状の下面17Fを有し、下面17Fの内径側は、後述の支持リング19の内周面よりも内側に位置するように構成されている。上側部17Aの外周には、駆動流体が後述の流体導入室21dから漏れるのを防止する第1Oリング4Aが設けられている。
アクチュエータキャップ18は、略円筒状をなし、その下端部の内周に設けられた雌ねじ部を中間ケーシング17の突出部17Eの上側の雄ねじ部に螺合させることにより、中間ケーシング17に対し固定されている。アクチュエータキャップ18には、駆動流体が流入する流体流入路18aが形成され、流体流入路18aの上端部には、図示せぬ管継手を螺合するための被螺合部18bが形成されている。
支持リング19は、円筒状をなし、ボンネット16の内周に設けられた段差部16A上に配置されている。支持リング19の上端は、中間ケーシング17の下面17Fに当接し、支持リング19の下端は、ボンネット16の内周に設けれた段差部16Aに当接している。これにより、支持リング19は、ボンネット16に対し上下動不能である。また、支持リング19の内周には、内方に突出する突出部19Aが設けられている。
ダイヤフラム押さえ13は、ダイヤフラム11の上側に設けられ、押さえアダプタ12により上下方向に移動可能に支持され、ダイヤフラム11の中央部を押圧可能である。
ロッド14は、ダイヤフラム押さえ13の上側に設けられ、押さえアダプタ12により上下方向に移動可能に支持され、ダイヤフラム押さえ13を押圧可能である。
移動部15は、ボンネット16の下端部に、上下方向に移動可能に支持されている。移動部15の詳細な構成は後述する。
駆動部20は、ピストン21と、ばね受け部材22と、2本のコイルばね23と、倍力機構30とにより構成される。駆動部20は、空圧駆動式の駆動部である。なお、ピストン21と2本のコイルばね23とは駆動手段に相当し、ばね受け部材22は往復動部材に相当する。
ピストン21は、略円板状をなす基部21Aと、基部21Aの中央部から上側に延びる第1上延出部21Bと、基部21Aの中央部から下側に延びる第1下延出部21Cとを備える。
基部21Aは、アクチュエータキャップ18内において、中間ケーシング17の上側部17Aの上側に位置している。基部21Aの外周縁には、第2Oリング4Bが設けられている。第2Oリング4Bにより、基部21Aの上下方向への移動時における基部21Aの径方向の移動が抑制される。基部21Aの下面と中間ケーシング17の上側部17Aの上面とにより、流体導入室21dが形成される。第2Oリング4Bは、駆動流体が流体導入室21dから漏れるのを防止する。
第1上延出部21Bの上側部は、流体流入路18a内に挿入されている。第3Oリング4Cにより、第1上延出部21Bの上下方向への移動時における第1上延出部21Bの径方向の移動が抑制される。また、第3Oリング4Cは、駆動流体が外部に漏れるのを防止する。ピストン21には、第1上延出部21Bの上端から基部21Aの下面に延び、流体導入室21dに連通する流体導入路21eが形成されている。
第1下延出部21Cは、貫通孔17cを貫通しており、第4Oリング4Dにより、第1下延出部21Cの上下方向への移動時における第1下延出部21Cの径方向の移動が抑制される。第4Oリング4Dは、駆動流体が流体導入室21dから漏れるのを防止する。第1下延出部21Cの下端部の外周には雄ねじ部が形成されている。
ばね受け部材22は、ピストン21の下側に位置し、ばね受け部22Aと、第2上延出部22Bと、第2下延出部22Cとを備える。ばね受け部材22は、ピストン21と共にケーシング10内を上下方向に往復動可能に設けられている。
ばね受け部22Aは、円板状の本体部22Dと、本体部22Dの上面から上側に突出する円板状の上突出部22Eと、本体部22Dの下面から下側に突出する円板状の下突出部22Fとを有する。本体部22Dは、中間ケーシング17内に位置し、本体部22Dの直径は、中間ケーシング17の収容孔17dの内径よりも小さく構成されている。
第2上延出部22Bは、有底円筒状をなし、上突出部22Eの中央部から上側に延びるように設けられている。第2上延出部22Bの内周面には雌ねじ部が形成され、第1下延出部21Cの雄ねじ部に螺合されている。これにより、ピストン21と、ばね受け部材22とは一体的に構成される。
第2下延出部22Cは、正六角柱状をなし、下突出部22Fの中央部から下側に延びるように設けられている。第2下延出部22Cの下端は、後述の移動部15の凹部15m内に位置するように構成されている。
2本のコイルばね23は、中間ケーシング17の収容孔17d内において、上側部17Aの下面と、ばね受け部22Aの本体部22Dおよび上突出部22Eの上面との間に配置されている。2本のコイルばね23は、ばね受け部材22を常に下側に付勢し、これにより、ピストン21も常に下側に付勢されている。
次に、倍力機構30および移動部15について説明する。
図2は、倍力機構30付近の断面斜視図である。図3は、倍力機構30と移動部15とを組み合わせた状態の斜視図である。図4は、倍力機構30および移動部15の分解斜視図である。図5(a)は、第1レバー34(第2レバー38)の側面図であり、図5(b)は、第1伝達部材37の側面図であり、図5(c)は、第2伝達部材15Aの側面図である。
倍力機構30は、第1倍力部31と、第1伝達部32と、第2倍力部33とを有する。図3に示すように、移動部15の上に、第2倍力部33、第1伝達部32、および第1倍力部31がこの順で積層されている。
第1倍力部31は、6つの第1レバー34と、第1支持部材35とを有する。
6つの第1レバー34は、それぞれ独立して同形状をなし、第2下延出部22Cの周囲にアクチュエータ3の円周方向に沿って等間隔に配置されている。各第1レバー34は、金属(例えば、ステンレス鋼)、樹脂、セラミックス等により構成され、後述のバルブ1の開閉動作時に変形しない(歪まない)硬さを有している。すなわち、各第1レバー34は、バルブ1の開閉動作に対し剛体として機能する。
各第1レバー34は、内側部34Aと、外側部34Bとを有し、外側部34Bから内側部34Aに向かって先細る形状をなしている。外側部34Bは、内側部34Aに対し、上側に屈曲するように接続されている。
図5(a)に示すように、第1レバー34は、上面34Cおよび下面34Dを有している。上面34Cおよび下面34Dの内側部34Aおよび外側部34Bを構成する部分は、それぞれ平面状をなしている。
各第1レバー34の外端部34Eおよび内端部34Fは、アクチュエータ3の軸を中心とする円の接線方向に平行をなすように延びている。そして、図2に示すように、各第1レバー34は、その外端部34Eが、中間ケーシング17の下面17Fに線接触し、内端部34Fが、第2下延出部22Cの正六角柱の各面に対向して下突出部22Fの下面22Gに線接触している。
第1支持部材35は、ゴム等の柔軟性を有する弾性材料により構成され、平面視で略六角環状をなし、挿入孔35aが形成されている。第1支持部材35の略六角形の各辺の部分に、各第1レバー34の内側部34Aが接着剤等により接着されている。これにより、6つの第1レバー34と第1支持部材35とが一体化されている。
第1支持部材35の略六角形状の挿入孔35aに正六角柱状の第2下延出部22Cが挿入される。挿入孔35aは、第2下延出部22Cの外形よりもわずかに大きい寸法を有するので、第1倍力部31の第2下延出部22Cに対する回転が抑制される。
第1伝達部32は、第1倍力部31の下側に位置し、リング部材36と、6つの第1伝達部材37とを有する。6つの第1伝達部材37は、第1伝達部に相当する。
リング部材36は、例えば金属(例えば、ステンレス鋼)、樹脂、セラミックス等により構成され、環状をなし、正六角形状の挿入孔36aが形成されている。リング部材36の外周面36Bは、下側に向かってテーパ状をなしている。
リング部材36の正六角形状の挿入孔36aに、正六角柱状の第2下延出部22Cが挿入される。挿入孔36aは、第2下延出部22Cの外形よりもわずかに大きい寸法を有するので、リング部材36の第2下延出部22Cに対する回転が抑制される。
各第1伝達部材37は、例えば金属(例えば、ステンレス鋼)、樹脂、セラミックス等の板材により構成され、バルブ1の開閉動作時に変形しない(歪まない)硬さを有し、それぞれ独立して同形状をなしている。図5(b)に示すように、各第1伝達部材37は、上面37Aと、下面37Bとを有する。図4に示すように、各第1伝達部材37は、第2下延出部22Cの周囲にアクチュエータ3の円周方向に沿って等間隔に配置され、各第1伝達部材37の上面37Aが、リング部材36の外周面36Bに接着剤、ロウ付けまたは溶接により接合されている。これにより、各第1伝達部材37は、アクチュエータ3の軸方向に対して傾斜し、上端部37Cが下端部37Dよりも径方向の外側に位置している。
また、各第1伝達部材37の上端部37Cおよび下端部37Dは、アクチュエータ3の軸を中心とする円の接線方向に平行をなすように延びている。そして、図2に示すように、各第1伝達部材37は、その上端部37Cは、各第1レバー34の外側部34B側の下面34Dに線接触し、下端部37Dは、第2下延出部22Cの正六角柱の各面に対向している。また、各第1伝達部材37は、上端部37Cから下端部37Dに向かうにつれて先細るように構成されている。各第1伝達部材37の上端部37Cは、第1接触部に相当する。
第2倍力部33は、第1伝達部32の下側に位置し、6つの第2レバー38と、第2支持部材39とを有する。6つの第2レバー38および第2支持部材39は、それぞれ6つの第1レバー34および第1支持部材35と同様の構成・形状を有する。
すなわち、各第2レバー38は、金属(例えば、ステンレス鋼)、樹脂、セラミックス等により構成され、後述のバルブ1の開閉動作時に変形しない(歪まない)硬さを有し、内側部38Aと、外側部38Bとを有する。各第2レバー38の外端部38Eおよび内端部38Fは、アクチュエータ3の軸を中心とする円の接線方向に平行をなすように延びている。また、図5(a)に示すように、第2レバー38は、上面38Cおよび下面38Dを有し、上面38Cおよび下面38Dの内側部38Aおよび外側部38Bを構成する部分は、それぞれ平面状をなしている。
そして、図2に示すように、各第2レバー38は、その外端部38Eが、支持リング19の突出部19Aの下面19Bと線接触し、内端部38Fの上面38Cには、各第1伝達部材37の下端部37Dが線接触している。各第1伝達部材37の下端部37Dは、第2接触部に相当する。
第2支持部材39は、ゴム等の柔軟性を有する弾性材料により構成され、平面視で略六角環状をなし、挿入孔39aが形成されている。第2支持部材39の略六角形の各辺の部分に、各第2レバー38の内側部38Aが接着剤等により接着されている。これにより、6つの第2レバー38と第2支持部材39とが一体化されている。
第2支持部材39の略六角形状の挿入孔39aに正六角柱状の第2下延出部22Cが挿入される。挿入孔39aは、第2下延出部22Cの外形よりもわずかに大きい寸法を有するので、第2倍力部33の第2下延出部22Cに対する回転が抑制される。
移動部15は、6つの第2伝達部材15Aと、移動部材15Bとを有する。6つの第2伝達部材15Aは、第2伝達部に相当する。
6つの第2伝達部材15Aは、6つの第1レバー34と寸法が小さい以外は、同様の構成・形状を有する。
すなわち、各第2伝達部材15Aは、金属(例えば、ステンレス鋼)、樹脂、セラミックス等により構成され、後述のバルブ1の開閉動作時に変形しない(歪まない)硬さを有し、内側部15Cと、外側部15Dとを有する。各第2伝達部材15Aの外端部15Gおよび内端部15Hは、アクチュエータ3の軸を中心とする円の接線方向に平行をなすように延びている。また、図5(c)に示すように、第2伝達部材15Aは、上面15Eおよび下面15Fを有し、上面15Eおよび下面15Fの内側部15Cおよび外側部15Dを構成する部分は、それぞれ平面状をなしている。
そして、図2に示すように、各第2伝達部材15Aは、その外端部15Gが、各第2レバー38の内側部38A側の下面38Dに線接触し、内端部15Hは、第2下延出部22Cの正六角柱の各面に対向している。各第2伝達部材15Aの外端部15Gは、第3接触部に相当する。
移動部材15Bは、金属(例えば、ステンレス鋼)、樹脂、セラミックス等により構成され、円柱基部15Jと、突出部15Kとを有する。
円柱基部15Jは、その下面がロッド14を押圧可能である。突出部15Kは、円柱基部15Jの上面の外周縁に、上方および径方向の外方に突出するように設けられている。突出部15Kは環状をなしており、突出部15Kにより、凹部15mが形成されている。突出部15Kの上面15Nには、6つの第2伝達部材15Aが、アクチュエータ3の円周方向に沿って等間隔となるように、接着剤、ロウ付け、溶接等により固定されている。
次に、バルブ1の開閉動作について説明する。
図6(a)は、バルブ1が閉状態における倍力機構30および移動部15の平面図であり、図6(b)は、図6(a)のVI−VI線に沿った断面図である。図7(a)は、バルブ1が開状態における倍力機構30および移動部15の平面図であり、図7(b)は、図7(a)のVII−VII線に沿った断面図である。なお、図6、7では、第1支持部材35および第2支持部材39の図示を省略している。
図1に示すように、バルブ1が閉状態にある場合には、流体導入室21dに駆動流体は流入しておらず、ばね受け部材22は、2本のコイルばね23により下方に付勢されて、最下端に位置している。バルブ1が図7に示す開状態から図6に示す閉状態になるときには、各第1レバー34の内端部34Fが下突出部22Fの下面22Gに押されて、各第1レバー34は、中間ケーシング17の下面17Fに当接する外端部34Eを中心に回動する。これにより、各第1レバー34に下方から当接する各第1伝達部材37の上端部37Cが下方に押されて、リング部材36および各第1伝達部材37が下方に移動する。
各第1伝達部材37が下方に移動されていることにより、各第2レバー38の内端部38Fが、各第1伝達部材37の下端部37Dに押されて、各第2レバー38は、支持リング19の突出部19Aの下面19Bに当接する外端部38Eを中心に回動する。これにより、第2レバー38に下方から当接する各第2伝達部材15Aの外端部15Gが下方に押されて、移動部15の移動部材15Bが下方に移動する。
移動部材15Bがロッド14を下方に押圧し、ロッド14がダイヤフラム押さえ13を下方に押圧することにより、ダイヤフラム11が押圧されて、弁座5Dに当接し、流入路5bと流出路5cとの連通が遮断されている。なお、第1支持部材35および第2支持部材39は、弾性材料により構成されているので、各第1レバー34および各第2レバー38の回動によって、第1支持部材35および第2支持部材39の外周部と内周部の直径が伸縮するように変形する。
本実施形態では、2本のコイルばね23が、ばね受け部材22のばね受け部22Aを押す力(駆動力)は、倍力機構30により倍力されて、移動部15を押圧するように構成されている。すなわち、第1レバー34の外端部34Eの中間ケーシング17の下面17Fに対する当接部A1を支点、第1レバー34の内端部34Fの下突出部22Fの下面22Gに対する当接部B1を力点、第1レバー34の外側部34Bの第1伝達部材37の上端部37Cに対する当接部C1を作用点として、てこの原理により力が倍力されて、第1伝達部材37に伝達される。このように、第1レバー34の内端部34Fは力点部、外端部34Eは支点部、第1レバー34の外側部34Bの第1伝達部材37の上端部37Cに対して当接する部分は作用点部に相当する。
さらに、第2レバー38の外端部38Eの支持リング19の突出部19Aの下面19Bに対する当接部A2を支点、第2レバー38の内端部38Fの第1伝達部材37の下端部37Dに対する当接部B2を力点、第2レバー38の内側部38Aの第2伝達部材15Aの外端部15Gに対する当接部C2を作用点として、てこの原理により力が倍力されて、移動部15に伝達される。なお、第2レバー38の内端部38Fは力点部、外端部38Eは支点部、第2レバー38の内側部38Aの第2伝達部材15Aの外端部15Gに対して当接する部分は作用点部に相当する。
このようにして、2本のコイルばね23の付勢力は、倍力機構30により倍力されて、移動部15を押圧するように構成される。これにより、2本のコイルばね23の付勢力が小さくても、流入路5bを流れる流体の圧力に抗して、ダイヤフラム11を押圧して、流入路5bと流出路5cとの連通を遮断することができる。
また、駆動流体を、流体流入路18aおよび流体導入路21eを介して、流体導入室21dに導入することにより、ピストン21およびばね受け部材22に対し空気圧による上向きの力が働く。この力を、2本のコイルばね23の付勢力よりも大きくすることにより、ピストン21およびばね受け部材22は上側に移動する。これにより、移動部材15Bを押す力がなくなるので、ダイヤフラム11が流入路5bを流れる流体の圧力およびダイヤフラム11の復元力により押し上げられ、弁座5Dから離間し、弁が開かれる。
この時、ダイヤフラム11が押し上げられることによって、ダイヤフラム押さえ13およびロッド14が押し上げられ、移動部15も押し上げられる。これにより、図7に示すように、第2レバー38が第2伝達部材15Aの外端部15Gにより上方に押されて、第2レバー38は、その外端部38Eを中心に回動して、内端部38Fが押し上げられる。その結果、第2レバー38の内端部38Fにより、第1伝達部材37の下端部37Dが上方に押され、第1伝達部材37の上端部37Cにより、第1レバー34が上方に押されて、第1レバー37は、その外端部34Eを中心に回動して、内端部34Fが押し上げられる。
なお、弁を開けるために必要な空気圧は、2本のコイルばね23の付勢力よりもわずかに大きければ十分であり、2本のコイルばね23の付勢力は倍力機構30により、小さくできるものであるから、弁を開けるために必要な空気圧は小さくてよい。
以上のように、本実施形態のアクチュエータ3を備えるバルブ1によれば、第1倍力部31は、複数の第1レバー34を有し、第1伝達部に相当する複数の第1伝達部材37が、複数の第1レバー34に対応して設けられている。各第1レバー34は、ばね受け部材22からの力を受ける力点部(内端部34F)と、中間ケーシング17の下面17Fに当接して各第1レバー34の回動の中心となる支点部(外端部34E)と、第1伝達部材37へ力を伝える作用点部(外側部34Bの第1伝達部材37の上端部37Cに対して当接する部分)とを有し、各第1伝達部材37は、各第1レバー34の作用点部に対し線接触する第1接触部(上端部37C)を有する。
かかる構成により、各第1伝達部材37は、各第1レバー34に対し、点ではなく線で接触するので、各第1レバー34および各第1伝達部材37の互いに接触する部分において力が集中するのを防止することができる。このため、アクチュエータ3およびバルブ1の要求開閉回数が例えば1000万回以上であったとしても、当該要求を満たす耐久性に優れたアクチュエータ3およびバルブ1を提供することができる。
また、本実施形態のアクチュエータ3を備えるバルブ1によれば、第2倍力部33は、第1伝達部材37に対応して設けられた複数の第2レバー38を有し、第2伝達部に相当する複数の第2伝達部材15Aは、複数の第2レバー38に対応して設けられている。各第2レバー38は、第1伝達部材37からの力を受ける力点部(内端部38F)と、支持リング19の突出部19Aの下面19Bに当接して各第2レバー38の回動の中心となる支点部(外端部38E)と、第2伝達部材15Aへ力を伝える作用点部(内側部38Aの第2伝達部材15Aの外端部15Gに対して当接する部分)とを有し、各第1伝達部材37は、各第2レバー38の力点部に対し線接触する第2接触部(下端部37D)を有し、各第2伝達部材15Aは、各第2レバー38の作用点部に対し線接触する第3接触部(外端部15G)を有する。
かかる構成により、各第1伝達部材37は、各第2レバー38に対し、点ではなく線で接触するので、各第2レバー38および各第1伝達部材37の互いに接触する部分において力が集中するのを防止することができる。同様に、各第2伝達部材15Aは、各第2レバー38に対し、点ではなく線で接触するので、各第2レバー38および各第2伝達部材15Aの互いに接触する部分において力が集中するのを防止することができる。このため、アクチュエータ3およびバルブ1の要求開閉回数が例えば1000万回以上であったとしても、当該要求を満たす耐久性に優れたアクチュエータ3およびバルブ1を提供することができる。
次に、上記で説明したバルブ1が使用される流体制御装置55および流体制御装置55を備える半導体製造装置60について説明する。
図8は、半導体製造装置60の概略図である。半導体製造装置60は、例えば、CVD装置であり、流体制御装置55を有するガス供給手段50と、真空チャンバ70と、排気手段80とを有し、ウェハ上に不動態膜(酸化膜)を形成する装置である。
ガス供給手段50は、ガス供給源51と、圧力計52と、流体制御装置55とを備える。流体制御装置55は、複数の流体制御機器により構成される複数のガスラインを有し、流体制御機器として、開閉弁53、54と、MFC1〜4(マスフローコントローラ)とを備える。ガス供給手段50と真空チャンバ70との間には、開閉弁61が設けられている。真空チャンバ70は、ウェハ72を載置するための載置台71と、ウェハ72上に薄膜を形成するための電極73とを備える。真空チャンバ70には、商用電源62が接続されている。排気手段80は、排気配管81と、開閉弁82と、集塵機83とを備える。
ウェハ72上に薄膜を形成する時には、開閉弁53、54の開閉、MFC1〜4、および開閉弁61の開閉により、真空チャンバ70へのガスの供給が制御される。また、ウェハ72上に薄膜を形成した際に発生する副生成物たる粉粒体を除去する時には、開閉弁82が開状態とされ、排気配管81を介して集塵機83により粉粒体が除去される。
そして、開閉弁53、54、61、82に対して、本実施形態におけるバルブ1を適用することができる。上記のように、バルブ1は耐久性に優れているので、耐久性に優れた流体制御装置55を提供することができる。
なお、半導体製造装置60がCVD装置の場合について説明したが、スパッタリング装置またはエッチング装置であっても良い。エッチング装置(ドライエッチング装置)は、処理室、ガス供給手段(流体制御装置)、排気手段から構成され、反応性の気体による腐食作用によって、材料表面等を加工する装置である。スパッタリング装置は、ターゲット、真空チャンバ、ガス供給手段(流体制御装置)、排気手段から構成され、材料表面を成膜する装置である。
なお、本実施形態は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
例えば、上記の実施形態における倍力機構30は、第1倍力部31と、第1伝達部32と、第2倍力部33とを備えていたが、第1倍力部31および第1伝達部32のみにより、または、第1倍力部31のみにより構成されていてもよい。倍力機構30が、第1倍力部31および第1伝達部32のみで構成されている場合は、各第1伝達部材37の下端部37Dが、各第2伝達部材15Aの内側部15Cを押圧してもよいし、移動部15に6つの第2伝達部材15Aを設けず、各第1伝達部材37の下端部37Dが、移動部材15Bの突出部15Kを押圧してもよい。
また、第1倍力部31は、6つの第1レバー34を有していたが、2つ以上であればよく、第1伝達部材37、第2レバー38、および第2伝達部材15Aは、第1レバー34と同数であればよい。
また、付勢手段は2本のコイルばね23であったが、皿ばねであってもよい。また、2本のコイルばね23は、ピストン21の下側に設けてばね受け部材22を付勢するように構成したが、ピストン21の上側に設けてピストン21の上側から付勢するように構成してもよい。
また、上記の実施形態では、駆動手段は、ピストン21および2本のコイルばね23により構成したが、他の構成であってもよい。また、上記の実施形態では、アクチュエータ3は、押さえアダプタ12、ダイヤフラム押さえ13、およびロッド14を備える構成としたが、これらを備えなくてもよい。また、弁座5Dは、ボディ5と同じ金属材料により構成したが、樹脂からなる環状のシートを埋め込んで弁座を構成してもよい。
1:バルブ、 5:ボディ、 5b:流入路、 5c:流出路、 3:アクチュエータ、 10:ケーシング、 11:ダイヤフラム、 15:移動部、 15A:第2伝達部材、 15B:移動部材、 16:ボンネット、 17:中間ケーシング、 18:アクチュエータキャップ、 19:支持リング、 20:駆動部、 21:ピストン、 22:ばね受け部材、 23:コイルばね、 31:第1倍力部、 32:第1伝達部、 33:第2倍力部、 34:第1レバー、 37:第1伝達部材、 38:第2レバー、 55:流体制御装置

Claims (8)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシング内に往復動可能に設けられた往復動部材と、
    前記ケーシング内に設けられ、前記往復動部材を駆動させる駆動手段と、
    前記駆動手段により前記往復動部材にかかった駆動力を増幅させる倍力機構と、
    前記倍力機構により増幅された力を受けて移動する移動部材と、を備え、
    前記倍力機構は、前記移動部材の周方向に配置され、前記駆動力を増幅するときに変形しない複数のレバーを有し、
    各レバーは、前記往復動部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各レバーの回動の中心となる支点部と、前記移動部材へ力を伝える作用点部とを有し、
    前記倍力機構は、前記複数のレバーを保持するリテーナを備える、アクチュエータ。
  2. ケーシングと、
    前記ケーシング内に往復動可能に設けられた往復動部材と、
    前記ケーシング内に設けられ、前記往復動部材を駆動させる駆動手段と、
    前記駆動手段により前記往復動部材にかかった駆動力を増幅させる倍力機構と、
    前記倍力機構により増幅された力を受けて移動する移動部材と、を備え、
    前記倍力機構は、前記移動部材の周方向に配置され、前記駆動力を増幅するときに変形しない複数のレバーを有し、
    各レバーは、前記往復動部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各レバーの回動の中心となる支点部と、前記移動部材へ力を伝える作用点部とを有し、
    前記複数のレバーは、複数の第1レバーを有し、
    前記倍力機構は、
    前記駆動手段により前記往復動部材にかかった駆動力を倍力させる第1倍力部と、
    前記第1倍力部により倍力された力を伝達する第1伝達部と、を有し、
    前記第1倍力部は、前記往復動部材の周方向に配置された前記複数の第1レバーを有し、
    前記第1伝達部は、前記複数の第1レバーに対応して設けられた複数の第1伝達部材を有し、
    各第1レバーは、前記往復動部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各第1レバーの回動の中心となる支点部と、前記第1伝達部材へ力を伝える作用点部とを有し、
    各第1伝達部材は、各第1レバーの作用点部に対し線接触する第1接触部を有する、アクチュエータ。
  3. 前記複数のレバーは、複数の第2レバーを有し、
    前記倍力機構は、
    前記第1伝達部により伝達される力を増幅する第2倍力部と、
    前記第2倍力部により増幅された力を前記移動部材に伝達する第2伝達部と、をさらに備え、
    前記第2倍力部は、前記第1伝達部材に対応して設けられた複数の第2レバーを有し、
    前記第2伝達部は、前記複数の第2レバーに対応して設けられた複数の第2伝達部材を有し、
    各第2レバーは、前記第1伝達部からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各第2レバーの回動の中心となる支点部と、前記第2伝達部材へ力を伝える作用点部とを有し、
    各第1伝達部材は、各第2レバーの力点部に対し線接触する第2接触部を有し、
    各第2伝達部材は、各第2レバーの作用点部に対し線接触する第3接触部を有する、請求項に記載のアクチュエータ。
  4. 前記力点部は、前記各レバーの内端部であり、前記支点部は、前記各レバーの外端部であり、前記作用点部は、前記内端部と前記外端部との間に位置する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記駆動手段は、
    外部から供給される駆動流体により駆動し、前記往復動部材が接続されたピストンと、
    前記移動部材に向かって前記往復動部材を付勢する付勢手段と、を備える、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  6. 流体通路が形成されたボディと、
    前記流体通路を開閉する弁体と、
    前記ボディに接続されるケーシングと、
    前記ケーシング内に往復動可能に設けられた往復動部材と、
    前記ケーシング内に設けられ、前記往復動部材を駆動させる駆動手段と、
    前記駆動手段により前記往復動部材にかかった駆動力を増幅させる倍力機構と、
    前記弁体により前記流体通路を開閉させるために、前記ボディに対し近接および離間移動可能に設けられ、前記倍力機構により増幅された力を受けて移動する移動部材と、を備え、
    前記倍力機構は、前記移動部材の周方向に配置され、前記駆動力を増幅するときに変形しない複数のレバーを有し、
    各レバーは、前記往復動部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各レバーの回動の中心となる支点部と、前記移動部材へ力を伝える作用点部とを有し、
    前記複数のレバーは、複数の第1レバーを有し、
    前記倍力機構は、
    前記駆動手段により前記往復動部材にかかった駆動力を倍力させる第1倍力部と、
    前記第1倍力部により倍力された力を伝達する第1伝達部と、を有し、
    前記第1倍力部は、前記往復動部材の周方向に配置された前記複数の第1レバーを有し、
    前記第1伝達部は、前記複数の第1レバーに対応して設けられた複数の第1伝達部材を有し、
    各第1レバーは、前記往復動部材からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各第1レバーの回動の中心となる支点部と、前記第1伝達部材へ力を伝える作用点部とを有し、
    各第1伝達部材は、各第1レバーの作用点部に対し線接触する第1接触部を有する、バルブ。
  7. 前記複数のレバーは、複数の第2レバーを有し、
    前記倍力機構は、
    前記第1伝達部により伝達される力を増幅する第2倍力部と、
    前記第2倍力部により増幅された力を前記移動部材に伝達する第2伝達部と、をさらに備え、
    前記第2倍力部は、前記第1伝達部材に対応して設けられた複数の第2レバーを有し、
    前記第2伝達部は、前記複数の第2レバーに対応して設けられた複数の第2伝達部材を有し、
    各第2レバーは、前記第1伝達部からの力を受ける力点部と、前記ケーシングに当接して各第2レバーの回動の中心となる支点部と、前記第2伝達部材へ力を伝える作用点部とを有し、
    各第1伝達部材は、各第2レバーの力点部に対し線接触する第2接触部を有し、
    各第2伝達部材は、各第2レバーの作用点部に対し線接触する第3接触部を有する、請求項に記載のバルブ。
  8. 複数の流体制御機器により構成される流体制御装置であって、
    前記複数の流体制御機器の少なくとも一つは、請求項6または請求項7に記載のバルブである流体制御装置。
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