JP6933327B2 - 一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤、及びその服用方法 - Google Patents

一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤、及びその服用方法 Download PDF

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Description

本発明は食品技術領域に及び、特に一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤、及びその服用方法に及ぶ。
社会、経済の迅速な発展と人々の生活レベルの不断な向上に伴い、人々は自身の外見に対してより注目し、美しい外見に対する追求もより強烈になり、特にアジア黄色人種群に対して言えば、皮膚が色白で光沢があるのが美の観念であることはすでに広範に認識、重視され、ゆえに美白効果を有する製品は早くから美容製品業界で無視できない重要な細分カテゴリーとなっており、市場ニーズは巨大である。
人体皮膚の色は主に表皮メラニン色素含有量と関連する。メラニン色素は人の表皮メラニン色素細胞中で合成され、現在公認の合成ルートは下記の通りである。チロシン→ドーパ→ドーパキノン→ドーパ色素→ジヒドロキシインドール→ケト形インドール→メラニン色素であり、さらにチロシナーゼは上記プロセスを促進する主要酵素である。
その他、紫外線、空気?染、情緒的ストレス等の要因が人体内で大量の酸化活性酸素を発生させ、活性酸素はメラニン色素細胞を刺激し、並びにメラニン色素の生成を促進させる。このため皮膚美白は以下数種のルートを経て実現できる。
1.チロシナーゼ活性を抑制してメラニン色素の生成を減少させる。2.すでに生成されたメラニン色素を還元、あるいは転移させ、メラニン色素沈着を減少させる。3. 酸化活性酸素の損傷に対抗し、「抗酸化」と略称する。4. 皮膚細胞生存条件の栄養成分を改善して与え、例えばコエンザイム Q10、微量元素、ヒアルロン酸等は、皮膚に良好な新陳代謝と自己修復能力を保持させる。
過去とても長い一時期内、市場上での美白製品ほとんど全ては外用塗布型製品であり、例えば美白美容液、美白乳液、美白パック等である。しかし近年来、外用塗布型製品は依然として市場上で主導的地位を占めているが、内服型美白製品はその内在調整メカニズムがより根本的で、服用方式が手軽であり、その他の保健効果を兼ね、副作用も小さい等の長所により徐々に台頭し、並びに消費者に受け入れられて歓迎され、市場ニーズは正に年々上昇している。
現在国内外市場上で、すでに多種の内服型美白製品が出現し、即ち皮膚美白を促進できる機能性食品である。剤型の角度から見れば、市場上単独の内服美白製品内では全て単一剤型を含むのみであり、その上多くは純錠剤であり、少数は純カプセル剤(多くはハードカプセル)である。
原料の角度から見れば、すでに発売されている内服美白製品中常用されている効果原料は下記の通りである。グルタチオン、ビタミンC、L-シスチン、L-システイン、ビタミンB群、ブドウ種エキス、ザクロエキス、ローズヒップエキス、レスベラトロール、トマトエキス、ヘスペレチン、ウコンエキス、コエンザイム Q10、ビタミンE、ヘマトコッカス藻エキス等。
注意すべきは、上記常用効果原料の理化学的性質に一定の差異が存在し、例えば一部の原料は水溶性であり、また別の一部は脂溶性である。一部の原料は理化学的性質が安定しており、また一部の原料は不安定であり、容易に酸化する等である。製品剤型設計を行う時、各効果原料の理化学的性質の差異を考慮しなければ、簡単に各効果原料全てを混合し、さらに添加剤を加え、統一して加圧成形した片状の固体製剤(即ち錠剤)、あるいは中空カプセル中につめて製造したハードカプセルの方法だけでは、各原料に充分効果を発揮させるのに不利である。
その上、消費者フィードバックから見れば、大量の単一剤型美白機能性食品は決して消費者に明確な美白効果を実感させているわけではないので、剤型の単一は、効果原料がその美白効果を充分発揮できない現在の美白機能性食品の大きな技術的欠陥をもたらし、本発明も完全にして克服しなければならない一つの方面である。
別の一方面では、上記常用原料が美白効果を達成するルートが、あるいはチロシナーゼ活性の抑制を通して、あるいはすでに生成されたメラニン色素の還元を通して、またあるいは抗酸化を通してである。しかしすでに生成されたメラニン色素を転移できる効果原料、あるいは皮膚細胞生存条件を改善できる栄養成分、例えばコエンザイム Q10 と微量元素等は、美白功能食品の中であまり使用されておらず、含まれる原料が各種実現可能な美白作用経路を未だ全面的にカバーしていないので、現在市場上での美白機能性食品の技術配合上の不足点も、本発明が完全にして克服しなければならない別の一方面である。
本発明は伝統的美白食品製剤剤型の単一なので、効果原料がその美白効果を充分発揮できず、及び含まれる効果原料が各実現可能な美白作用経路を全面的にカバーできていないことをもたらす問題を克服するため、一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤方案を提供し、現在市場上での二重剤型美白食品の空白を補い、並びに美白機能性食品作用のルートを開拓し、その美白効果を向上させる。
本発明はさらに一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤服用方法を提供した。上記目的を実現するため、本発明は以下技術方案を採用する。
一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤は、錠剤とソフトカプセルにより構成され、前記錠剤は、以下重量パーセント含有量の成分により構成され、
L-シスチン:20〜40%
ビタミンC:20〜40%
ブドウ種エキス:4〜8%
高セレン酵母:1.5〜4%
ニコチンアミド:0.5〜2%
ヒアルロン酸ナトリウム:0.5〜2%
オリーブエキス:0.5〜2%
微結晶セルロース:10〜35%
ステアリン酸マグネシウム:0.1〜1%
前記ソフトカプセルの内容物は、以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
ビタミンE:20〜40%
ヘマトコッカス藻エキス:10〜20%
コエンザイム Q10:5〜20%
ローズマリーエキス:4〜8%
大豆油:40〜60%。
配合グループと日本、スペイン、あるいはイタリアからの三種競合品の体外抗酸化能力の差異を示したグラフである。
本発明で述べられた錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤は本領域の通常方法に基づき調製し製造する。本発明の設計原理は下記の通りである。錠剤中に含まれる原料全ては水溶性成分であり、その上大部分の成分は安定性が良く、容易に酸化、あるいは揮発せず、このため錠剤の製造に適している。
この他、錠剤中に含まれる数種の含有量は、5%より低い成分であり、錠剤剤型の使用に選択され、その生産工法は安定し、計量は正確なので、異なったロット製品各成分含有量の偏差を非常に低く、均一度を高くでき、少含有量、あるいは微量の添加成分配合に適している。
ソフトカプセル中に含まれる原料全ては脂溶性成分であり、その上全て強い抗酸化成分であり、空気中で容易に酸化するので、錠剤中への添加に適さず、そのため大豆油を溶剤として選択し上記四種原料を溶解し、ソフトカプセル材中に密封してソフトカプセルを製造する。
内部の油剤と外部のソフトカプセルシェルはその中の原料と空気の直接接触、及び酸素との反応を良く防止でき、それにより以上の成分を有効に安定させ、並びにその抗酸化効果を保護できる。この他、ソフトカプセルを錠剤と比較して言えば容易に胃酸の影響を受けず、さらに腸管中での崩壊が錠剤より早く、ゆえに内含成分の吸収度と生物体内利用度をより高くでき、その美白効果発揮により有利である。
本発明配合中に含まれる効果原料、及びそれが対応する美白の作用ルートは下記の通りである。
L-シスチン、ビタミンC、ビタミンEは、チロシナーゼ活性抑制によりメラニン色素の生成を減少させる。L-シスチンは L-システインを分解でき、L-システイン、ビタミンC とビタミンE は全てチロシナーゼ活性を抑制でき、それによりチロシンが最終的にメラニン色素に転化するのを抑制し、最終的にメラニン色素の生成を減少させる。
コエンザイム Q10、ビタミンE、高セレン酵母(セレン元素)、ブドウ種エキス、オリーブエキス、ヘマトコッカス藻エキス、ローズマリーエキスは、強い抗酸化作用がある。コエンザイム Q10 は体内の活性酸素を除去でき、抗酸化作用を発揮する。ビタミンE も人体内の強い抗酸化剤である。高セレン酵母中のセレンは一種の微量元素として、 人体の重要抗酸化酵素-グルタチオン過酸化物酵素(GSH-Px)の活性成分を構成する。
ブドウ種エキスは主に活性成分がプロアントシアニジンであり、オリーブエキスは主に活性成分がヒドロキシチロソールであり、ヘマトコッカス藻抽出物の主な活性成分はアスタキサンチンであり、ローズマリーエキスの主な活性成分はローズマリーフェノール、セージフェノールとセージ酸であり、上記成分全ては強い抗酸化力を有する天然活性成分であり、その内アスタキサンチンはさらに世界最強の天然抗酸化剤の一つである。
上記成分は各自適切な剤型で摂取され、人体内全体の抗酸化レベルを明らかに向上させることができ、活性酸素の刺激によりもたらされたメラニン色素生成を明らかに減少でき、それにより明らかな美白効果を達成できる。
ビタミンC、ニコチンアミドは、すでに生成されたメラニン色素を還元、あるいは転移させる。ビタミンC の還元性は強いので、すでに生成されたメラニン色素を還元でき、それにより皮膚内のメラニン色素を減少させ美白目的を達成する。さらにニコチンアミドはすでに生成した、並びに皮膚表層に向かって移動するメラニン色素を転移させ、メラニン色素が皮膚表層に到達し、さらに濃い色が発生するのを阻害し美白作用を発揮できる。
コエンザイム Q10、高セレン酵母(セレン元素)、ヒアルロン酸ナトリウムは、皮膚細胞の生存条件を改善し、皮膚細胞の新陳代謝と自己修復能力を向上させる。コエンザイム Q10 は強い抗酸化性を有するだけでなく、同時にそれは人体内一種の重要なコエンザイムとして、皮膚細胞の呼吸を調整でき、皮膚細胞の新陳代謝を促進し、皮膚再生周期の維持を助け、皮膚老化を緩和する。
類似して、高セレン酵母中のセレン元素は間接的に抗酸化作用を発揮できるだけでなく、 さらに赤血球の酸素運搬能力を向上でき、皮膚細胞のためにより充分な酸素をもたらし、皮膚の新陳代謝能力を増強する。ヒアルロン酸ナトリウムは皮膚細胞のために水分を保持でき、皮膚細胞の生長環境を改善し、それにより皮膚細胞の生長、分化、再構成と自己修復作用の促進を達成する。また皮膚細胞新陳代謝と自己修復能力の向上は皮膚に対して抗活性酸素とメラニン色素除去に対して有力な促進を補助できる作用があり、間接的に皮膚美白を促進する。
本発明の配合成分は一つの全体であり、その一部の効果原料間に以下の相乗作用がある。
(1)ビタミンE とセレン元素の相乗作用。
ビタミンE は人体内一種の強い抗酸化剤であり、細胞膜上に存在し、細胞膜上の活性酸素を除去でき、それにより細胞膜上の不飽和脂肪酸の酸化を抑制し、主に細胞膜上で抗酸化作用を発揮し、細胞抗酸化の第一防御線を構成する。
またセレン元素は人体必須の微量元素であり、同時にまたグルタチオン過酸化物酵素(GSH-Px)の活性成分であり、GSH-Px は細胞質内で重要な抗酸化作用の酵素を有し、細胞質内に侵入した活性酸素を中和でき、活性酸素の細胞質内不飽和脂肪酸に対する酸化を防止し、それにより細胞質内で抗酸化作用を発揮し、細胞抗酸化の第二防御線を構成する。
ゆえにビタミンE とセレンは不飽和脂肪酸過酸化反応連鎖中の異なった段階と部位での作用を通して人体内で相乗的抗酸化作用を果たす。この他、セレンはまた膵臓機能を維持する必須微量元素であり、膵臓が分泌するトリプシンと膵リパーゼは脂肪の消化吸収を助け、それによりビタミンE の吸収を促進する。二者は以上二種メカニズムの相互促進を通して、共同で抗酸化を増強し、美白効果の目的を達成する。
(2)ビタミンC とビタミンE の相乗作用
ビタミンC は人体内一種の水溶性ビタミンであり、その明らかな特徴は即ちその強い還元性である。ビタミンE が人体内で活性酸素との反応が発生してトコフェロールヒドロキシラジカル化合物を生成した後、この化合物はビタミンC に還元されてビタミンEとなり、それによりビタミンE が人体内で継続して抗酸化とその他生理作用を発揮するのを助けるので、ビタミンC とビタミンE は抗酸化作用上で相乗作用があり、二者を同時に使用し、配合した美白効果を増進できる。同時に、二者はさらに結合して免疫調整する功能がある。
一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤服用方法は下記の通りである。前述した錠剤の服用量は300〜500 mg/回、2 回/日である。前述したソフトカプセル内容物の服用量は 150〜300 mg/回、2 回/日である。最善なのは、体重 50kgに基づき計算し、毎日の錠剤服用量は 12〜20mg/kgである。毎日のソフトカプセル内容物服用量は 6〜12mg/kgである。
このため、本発明は下記の有益な効果がある。
(1)本発明は美白食品効果原料の異なった性質に基づき、それを分類し、それぞれ錠剤とソフトカプセルを製造し、各効果原料の安定性、吸収度、及び生物利用度を向上させ、原料の美白効果をより大きくさせた。
(2)本発明で選択した美白効果原料は、作用ルートを市場上既有同類製品と比較するとより全面的であり、その上一部の原料間はさらに相乗可能であり、美白効果を増強できる。
(具体的実施方式)
以下は、具体的実施例を通して、本発明の技術方案に対して一歩進んだ具体的説明を行う。
本発明の中で、もし特に示すものでなければ、全ての設備と原料は市場で購入でき、あるいは本業界で常用しており、下記実施例中の方法は、特別な説明がなければ、全て本領域の通常方法である。
(実施例1)
一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤は、錠剤とソフトカプセルにより構成され、錠剤は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
L-シスチン:30%
ビタミンC:20%
ブドウ種エキス:4.0%
高セレン酵母:4.0%
ニコチンアミド:2.0%
ヒアルロン酸ナトリウム:2.0%
オリーブエキス:2.0%
微結晶セルロース:35.0%
ステアリン酸マグネシウム:1.0%
ソフトカプセルの内容物は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
ビタミンE:25.0%
ヘマトコッカス藻エキス:12.5%
コエンザイム Q10:8.3%
ローズマリーエキス:4.2%
大豆油:50.0%。
上記錠剤は、本領域の通常方法に基づき、原料の前処理、混合、ソフト材製造、造粒、乾燥、整粒、打錠等通常工法プロセス製造を経て一時期を経た後、変色しない錠剤である。上記ソフトカプセルは本領域の通常方法に基づき、ゼラチン、グリセリンと純水を混合してゲルにし、同時に各成分を上記混合比に基づき計量、混合した後、内容物を固液とし、ゲルと内容物固液に丸薬処理を行い、ソフトカプセルにする。即ち錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤を作る。
本実施例で作った錠剤とカプセルを含む二重剤型美白食品製剤の服用方法は、錠剤の服用量が 500 mg/回、2 回/日である。ソフトカプセル内容物の服用量は 240 mg/回、2 回/日である。人体体重 50kg(美白食品服用者の多くは女性なので、50kgを選択した)に基づき計算し、人体錠剤剤量は 20 mg/
(kg*日)、ソフトカプセル内容物剤量は 9.6mg/(kg*日)である。
(実施例2)
一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤は、錠剤とソフトカプセルにより構成され、錠剤は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
L-シスチン:40%
ビタミンC:31.9%
ブドウ種エキス:8%
高セレン酵母:4%
ニコチンアミド:2%
ヒアルロン酸ナトリウム:2%
オリーブエキス:2%
微結晶セルロース:10%
ステアリン酸マグネシウム:0.1%
ソフトカプセルの内容物は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
ビタミンE:20%
ヘマトコッカス藻エキス:10%
コエンザイム Q10:20%
ローズマリーエキス:8%
大豆油:42%。
上記錠剤とソフトカプセル全ては本領域の通常方法に基づき調製し、同実施例 1は、即ち錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤を得る。
本実施例で作られる錠剤とカプセルを含む二重剤型美白食品製剤の服用方法は、錠剤の服用量が 300 mg/回、2 回/日である。ソフトカプセル内容物の服用量は 300 mg/回、2 回/日である。人体体重 50 kg(美白食品服用者の多くは女性なので、 50kgを採用する)に基づいて計算し、人体錠剤剤量は 12 mg/
(kg*日)、ソフトカプセル内容物剤量は 12 mg/(kg*日)である。
(実施例3)
一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤は、錠剤とソフトカプセルにより構成され、錠剤は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
L-シスチン:20%
ビタミンC:40%
ブドウ種エキス:6%
高セレン酵母:3%
ニコチンアミド:1.5%
ヒアルロン酸ナトリウム:1.5%
オリーブエキス:1.5%
微結晶セルロース:26.35%
ステアリン酸マグネシウム:0.15%
ソフトカプセルの内容物は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
ビタミンE:29%
ヘマトコッカス藻エキス:20%
コエンザイム Q10:5%
ローズマリーエキス:6%
大豆油:40%。
上記錠剤とソフトカプセル全ては本領域の通常方法に基づき調製し、同実施例 1は、即ち錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤を得る。
本実施例で作られる錠剤とカプセルを含む二重剤型美白食品製剤の服用方法は、錠剤の服用量が 400 mg/回、2 回/日である。ソフトカプセル内容物の服用量は 150 mg/回、2 回/日である。人体体重 50 kg(美白食品服用者の多くは女性なので、 50kgを採用する)に基づいて計算し、人体錠剤剤量は 16 mg/
(kg*日)、ソフトカプセル内容物剤量は 6 mg/(kg*日)である。
(実施例4)
一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤は、錠剤とソフトカプセルにより構成され、錠剤は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
L-シスチン:33%
ビタミンC:20%
ブドウ種エキス:8%
高セレン酵母:4%
ニコチンアミド:2%
ヒアルロン酸ナトリウム:2%
オリーブエキス:2%
微結晶セルロース:28%
ステアリン酸マグネシウム:1%
前述ソフトカプセルの内容物は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
ビタミンE:20%
ヘマトコッカス藻エキス:11%
コエンザイム Q10:5%
ローズマリーエキス:4%
大豆油:60%。
上記錠剤とソフトカプセル全ては本領域の通常方法に基づき調製し、同実施例 1は、即ち錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤を得る。
本実施例で作った錠剤とカプセルを含む二重剤型美白食品製剤の服用方法は、錠剤の服用量が 450 mg/回、2 回/日である。ソフトカプセル内容物の服用量は 300 mg/回、2 回/日である。人体体重 50 kg(美白食品服用者の多くは女性なので、 50kgを採用した)に基づいて計算し、人体錠剤剤量は 14.4 mg/
(kg*日)、ソフトカプセル内容物剤量は 12 mg/(kg*日)である。
(実施例5)
一種の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤は、錠剤とソフトカプセルにより構成され、錠剤が以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
L-シスチン:25%
ビタミンC:37%
ブドウ種エキス:7%
高セレン酵母:1.5%
ニコチンアミド:0.5%
ヒアルロン酸ナトリウム:0.5%
オリーブエキス:0.5%
微結晶セルロース:27.2%
ステアリン酸マグネシウム:0.8%
前述ソフトカプセルの内容物は以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
ビタミンE:40%
ヘマトコッカス藻エキス:10%
コエンザイム Q10:5%
ローズマリーエキス:5%
大豆油:40%。
上記錠剤とソフトカプセル全ては本領域の通常方法に基づき調製し、同実施例 1は、即ち錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤を得る。
本実施例で作った錠剤とカプセルを含む二重剤型美白食品製剤の服用方法は、錠剤の服用量が 500 mg/回、2 回/日である。ソフトカプセル内容物の服用量は 150 mg/回、2 回/日である。人体体重 50kg(美白食品服用者の多くは女性なので、 50kgを選択した)に基づき計算し、人体錠剤剤量は 20 mg/(kg*日)、ソフトカプセル内容物剤量は 6 mg/(kg*日)である。
1.体外抗酸化能力テスト
実施例1中で得られた錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤中の錠剤とソフトカプセル内容物に対して体外総抗酸化能力テストを行い、その錠剤とソフトカプセルの体外での結合抗酸化能力を測定する。テスト過程で総抗酸化能力検出試薬キット(ABTS 法)を採用して行い、その内配合グループを実施例 1 中で得られた錠剤とソフトカプセル内容物とし、同時にそれぞれ日本、スペイン、あるいはイタリアからの三種内服美白競合品を選択しテスト対照とする。各グループ一日の推奨用量を標準とし、設計実験用量の比較を行い、図1に示す結果が得られた。
図1から得られたのは、本発明の錠剤とソフトカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤の体外抗酸化効果はそれぞれ日本、スペイン、あるいはイタリアからの三種競合品より明らかに優れ、これは本発明で選択した数種が全体配合抗酸化能力を相乗促進できる原料であることに関連している可能性があり、本発明が抗酸化、美白効果原料選択上での卓越性を体現している。
2.体内抗酸化能力テスト
実施例 1 中で得られた錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤中の錠剤とソフトカプセル内容物に対してマウス内服試験を行い、その錠剤とソフトカプセルの生物体内での結合抗酸化能力を測定する。
(試験説明)
還元型グルタチオン(GSH)は一種の低分子消去剤であり、それは O2-、H2O2、LOOHを消去できる。グルタチオンはグルタミン酸、グリシンとシステインが構成する一種のトリペプチドであり、組織中主な非蛋白質のスルフヒドリル基化合物であり、 GSH-Px と GST 二種の酵素類基質であり、この二種の酵素分解水素過酸化物に必要であり、それはスルフヒドリル基を含む酵素を安定させることができ、ヘモグロビン、及びその他補助因子が酸化損傷するのを防止し、GSHの欠乏、あるいは消耗は多くの化学物質、あるいは環境要因に中毒作用の発生を促進し、GSH 量が多いか少ないかは有機体抗酸化能力が大きいか小さいかを評価する重要指標である。
血液中 GSH 含有量が高いほど、有機体抗酸化能力がより強いことを示す。反対に、GSSG は酸化型グルタチオンであり、その含有量が高いほど、有機体抗酸化能力がより弱いことを示す。有機体内の抗酸化能力と皮膚の美白は直接関連し、抗酸化能力が強いほど、即ち活性酸素の消去能力がより強く、皮膚中のメラニン色素生成はより抑制を受け、その上さらに皮膚の色はより白く美しくなる。
エタノール酸化損傷モデルの原理は、エタノールを大量摂取すると、酸素分子を活性して活性酸素が発生し、組織細胞過酸化反応、及び体内還元性グルタチオンの消耗をもたらす。
(試験方法)
体重が 28-31g 間の雌の ICR マウス 24 匹を取り、平均して 4 グループに分け、各グループ 6 匹を、カゴに分けて飼育する。
一、マウス胃内注入試験グループ分け状況、及び相応操作は下記の通りである。
(1)配合グループ
実施例 1 中で得た錠剤とソフトカプセル内容物は、人体服用量錠剤 1000 mg/日であり、ソフトカプセル内容物 480 mg/日はテストの剤量標準を対象とし、人体体重 50kg(美白食品服用者の多くは女性なので、 50kgを選択した)に基づき計算し、人体錠剤剤量は 20 mg/(kg*日)、ソフトカプセル内容物剤量は 9.6 mg/(kg*日)である。
マウス内服実験中、人体使用剤量 10 倍の剤量であり、即ち錠剤 200 mg/(kg*日)に基づき、ソフトカプセル内容物 96 mg/(kg*日)の標準はマウスに対して胃内注入操作を行い、毎日 1 回、 7 日続ける。第 7 日目の夜は絶食で過ごし、次の日の朝50%エタノール 12ml/kgを胃内注入し、酸化損傷モデルを形成し、6 時間後に全血を採取する。
(2)日本競合品グループ
当該競合品は純錠剤剤型であり、当該競合品の人員が推奨する日摂取量を標準とし、人体体重 50kgに基づき、単位体重の日摂取量を計算し、当該剤量 10 倍の剤量を使用し、錠剤を水中に溶かし、マウスに対して胃内注入操作を行い、毎日 1 回、 7 日続ける。第 7 日目の夜は絶食で過ごし、次の日の朝50%エタノール 12ml/kgを胃内注入し、酸化損傷モデルを形成し、6 時間後全血を採取する。
(3)酸化損傷モデルグループ
純水をマウスに対して胃内注入操作を行い、毎日 1 回、 7 日続ける。第 7 日目の夜は絶食で過ごし、次の日の朝50%エタノール 12ml/kgを胃内注入し、酸化損傷モデルを形成し、6 時間後全血を採取する。
(4)空白グループ
純水をマウスに対して胃内注入操作を行い、毎日 1 回、 7 日続ける。第 7 日目の夜は絶食で過ごし、次の日の朝エタノール胃内注入を行わず、6 時間後全血を採取する。
二、GSH、GSSG 指標測定
(1)1mg/ml の GSH と GSSG 保存液を異なった濃度まで希釈し、測定を行い、標準曲線を作成する。
(2)血液サンプル処理は、 100-200μlを採血し、ヘパリンナトリウムを浸潤した遠沈管中に入れ、 4℃に保ち、 2つに分け、[1]50μl 全血+50μl PBS、[2]50μl 全血+50μl NEMであり、均等に混合し、100μl 10%トリクロロ酢酸を加えて蛋白質を沈殿させ、充分振り混ぜた後、 12000gを 10min遠心し、上澄みを取り、直ちに測定し、全過程は 4℃ に保って行う。
(3)GSH 測定は、10μl サンプルを取り、0.1M Na2HPO4-0.005M EDTA 緩衝液 180μlを加え、 10μl OPT 溶液を加え、充分混合して30min避光反応し、蛍光強度を測定し、並びに標準曲線に基づき相応濃度を計算する。
(4)GSSG 測定は、 10μl サンプルを取り、 0.1M NaOH 180μlを加え、 10μl OPT 溶液を加え、充分混合して30min避光反応し、蛍光強度を測定し、並びに標準曲線に基づき相応濃度を計算する。
(試験結果)
Figure 0006933327
表1から得られたのは、本発明の錠剤とソフトカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤がマウス血液中の GSH(還元型グルタチオン)含有量を明らかに向上できたことであり、GSSG(酸化型グルタチオン)含有量は低下し、GSH/GSSG比率は明らかに向上し、即ちマウス体内の抗酸化レベルは明らかに向上し、その上抗酸化作用は明らかに日本の某競合品より優れている。抗酸化に基づくことは美白の重要ルートなので、本発明は独特な双剤型設計と多重美白ルートの原料組み合わせにより、日本の某競合品の美白効果よりも強度が明らかに優れていることが推断できる。
実施例2-5の錠剤とカプセルを含む二重剤型の美白食品製剤の試験方法と実施例1は共通であり、試験結果と実施例1は相当であり、これ以上くどくは述べないことにする。
以上述べたのは、本発明の優れた実施例に過ぎず、並びに本発明に対してのいかなる形式上の制限ではなく、権利要求に記載された技術方案を超過しない前提の下、さらにその他の亜種、及び改良型を有するものとする。

Claims (1)

  1. 一種の錠剤と一種のソフトカプセルの両者を含む美白食品製剤であり、その特徴は、錠剤とソフトカプセルによる構成にあり、前記錠剤は、以下重量パーセント含有量の成分により構成され、
    L-シスチン:20〜40%
    ビタミンC:20〜40%
    ブドウ種エキス:4〜8%
    高セレン酵母:1.5〜4%
    ニコチンアミド:0.5〜2%
    ヒアルロン酸ナトリウム:0.5〜2%
    オリーブエキス:0.5〜2%
    微結晶セルロース:10〜35%
    ステアリン酸マグネシウム:0.1〜1%
    前記ソフトカプセルの内容物は、以下重量パーセント含有量の成分により構成される。
    ビタミンE:20〜40%
    ヘマトコッカス藻エキス:10〜20%
    コエンザイムQ10:5〜20%
    ローズマリーエキス:4〜8%
    大豆油:40〜60%。
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