JP6933259B2 - 液体クロマトグラフ及び液量検知方法 - Google Patents

液体クロマトグラフ及び液量検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動相容器に収容されている移動相をカラム内に送液し、カラム内で試料を分離するとともに、カラム内を通過した移動相を廃液容器内に回収する液体クロマトグラフ、及び、当該液体クロマトグラフにおける液量検知方法に関するものである。
液体クロマトグラフは、移動相を貯留する貯留部と、試料導入部と、分離カラムと、検出器とを備えている。液体クロマトグラフでは、貯留部の移動相が一定流量で分離カラムに向かって送液される。そして、送液される移動相に、試料導入部を介して試料が注入され、分離カラムにおいて、移動相に含まれる試料成分が時間的に分離される。分離された試料成分は、検出器で検出される。
液体クロマトグラフにおいて分析動作を繰り返し行うと、移動相の量が徐々に減少する。液体クロマトグラフにおいて移動相が不足した状態で分析動作が行われると、正しい分析結果を得られないことがある。このような不具合を解消するため、移動相の量(残量)を検知する液体クロマトグラフが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特許文献1に記載の液体クロマトグラフでは、移動相の補充時に設定された移動相の量(設定量)を記憶するとともに、送液された移動相の積算量を算出している。そして、記憶している設定量から送液された移動相の積算量を差し引くことで、移動相の残量を算出している。また、この液体クロマトグラフでは、算出した移動相の残量が予め定める量よりも少なくなっているときに警告を表示している。これにより、液体クロマトグラフにおいて、移動相が不足している状態で分析動作が行われることを抑制できる。
特開2000−298122号公報
しかしながら、上記したような従来の液体クロマトグラフでは、移動相の送液の性能が低下するおそれがあるという不具合や、移動相の残量を正確に検知できないことがあるという不具合があった。
具体的には、従来の液体クロマトグラフでは、例えば、移動相の流路に流量センサを設け、その流量センサの検出結果に基づいて、送液された移動相の積算量を算出する構成を用いることがある。このような構成の場合、流路に設けた流量センサが移動相の流れに影響を及ぼすため、移動相の送液の性能が低下するおそれがあった。
また、従来の液体クロマトグラフでは、例えば、移動相を送液する送液ポンプの送液量を検知し、その検知結果に基づいて、送液された移動相の積算量を算出する構成を用いることがある。このような構成の場合、移動相の流路や、送液ポンプに不具合が生じた場合、送液された移動相の積算量を正確に算出できないことがある。
また、従来の液体クロマトグラフでは、例えば、移動相の液面の位置を検知する液面検知センサを設け、その液面検知センサの検出結果に基づいて、送液された移動相の積算量を算出する構成を用いることがある。このような構成の場合、移動相を貯留する容器の形状が、水平方向の断面積が大きい場合や、末広がり状になっている場合などには、送液された移動相の積算量を正確に算出できないことがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、移動相の送液を円滑な状態に保つことができ、かつ、移動相の量又は廃液の量を正確に検知できる液体クロマトグラフ及び液量検知方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る液体クロマトグラフは、移動相容器に収容されている移動相をカラム内に送液し、前記カラム内で試料を分離するとともに、前記カラム内を通過した移動相を廃液容器内に回収する液体クロマトグラフである。前記液体クロマトグラフは、重量測定部と、液量検知処理部とを備える。前記重量測定部は、前記移動相容器又は前記廃液容器の重量を測定する。前記液量検知処理部は、前記重量測定部により測定される重量に基づいて、前記移動相容器内の移動相の量又は前記廃液容器内の廃液の量を検知する。
このような構成によれば、移動相容器又は廃液容器の重量を測定し、その重量に基づいて、移動相の量又は廃液の量を検知することができる。
そのため、流量センサなどを流路に設けることなく、移動相の量又は廃液の量を検知することができる。
その結果、移動相の送液を円滑な状態に保つことができる。
また、移動相の流路や、送液ポンプに不具合が生じた場合であっても、移動相の量又は廃液の量を検知することができる。さらに、移動相容器の形状、又は、廃液容器の形状に影響されることなく、移動相の量又は廃液の量を検知することができる。
そのため、移動相の量又は廃液の量を正確に検知できる。
(2)また、前記液体クロマトグラフは、容器交換検知処理部をさらに備えてもよい。前記容器交換検知処理部は、前記重量測定部により測定される重量に基づいて、前記移動相容器又は前記廃液容器が交換されたことを検知する。
このような構成によれば、簡易な構成で、移動相容器又は前記廃液容器が交換されたことを検知することができる。
(3)また、前記液体クロマトグラフは、送液処理部をさらに備えてもよい。前記送液処理部は、前記容器交換検知処理部により前記移動相容器が交換されたことを検知した場合に、前記移動相容器内の移動相を送液させる。
このような構成によれば、移動相容器が交換されたことに応じて、自動で移動相を送液させることができる。そして、新しい移動相を流路に流すことで、流路を洗浄することができる。
そのため、流路の洗浄動作を自動化することができる。
(4)また、前記液体クロマトグラフは、報知処理部をさらに備えてもよい。前記報知処理部は、前記液量検知処理部による検知結果に基づいて、報知を行う。
このような構成によれば、液量検知処理部による検知結果を、ユーザに対して確実に認識させることができる。
(5)また、前記液体クロマトグラフは、停止処理部をさらに備えてもよい。前記停止処理部は、前記液量検知処理部による検知結果に基づいて、前記液体クロマトグラフの動作を停止させる。
このような構成によれば、液量検知処理部による検知の結果、移動相の量が不足していたり、廃液の量が多かったりする場合など、液体クロマトグラフが分析動作の実施に適した状態でない場合に、液体クロマトグラフの動作を停止させることができる。
(6)また、前記液体クロマトグラフは、履歴記憶処理部をさらに備えてもよい。前記履歴記憶処理部は、前記容器交換検知処理部により前記移動相容器又は前記廃液容器が交換されたことを検知した場合に、前記移動相容器又は前記廃液容器が交換されたことを示す情報と、そのときの日時情報とを記憶部に履歴として記憶させる。
このような構成によれば、移動相容器又は廃液容器が交換されたという事実、及び、各容器の交換の日時を履歴として記憶しておくことができる。
そのため、移動相容器又は廃液容器の交換に関する情報を適切に管理できる。
(7)また、前記液体クロマトグラフは、履歴記憶処理部をさらに備えてもよい。前記履歴記憶処理部は、前記液量検知処理部により検知される前記移動相容器内の移動相の量が、第1閾値未満となった場合に、移動相の不足発生を示す情報と、そのときの日時情報とを記憶部に履歴として記憶させる。
このような構成によれば、移動相の量が第1閾値未満となったという事実、及び、移動相の不足発生の日時を履歴として記憶しておくことができる。
そのため、移動相の量に関する情報を適切に管理できる。
(8)また、前記液体クロマトグラフは、履歴記憶処理部をさらに備えてもよい。前記履歴記憶処理部は、前記液量検知処理部により検知される前記廃液容器内の廃液の量が、第2閾値以上となった場合に、廃液の超過発生を示す情報と、そのときの日時情報とを記憶部に履歴として記憶させる。
このような構成によれば、廃液の量が第2閾値以上となったという事実、及び、廃液の超過発生の日時を履歴として記憶しておくことができる。
そのため、廃液の量に関する情報を適切に管理できる。
(9)本発明に係る液量検知方法は、移動相容器に収容されている移動相をカラム内に送液し、前記カラム内で試料を分離するとともに、前記カラム内を通過した移動相を廃液容器内に回収する液体クロマトグラフにおける液量検知方法である。前記液量検知方法は、重量測定ステップと、液量検知ステップとを含む。前記重量測定ステップでは、前記移動相容器又は前記廃液容器の重量を測定する。前記液量検知ステップでは、前記重量測定ステップにより測定される重量に基づいて、前記移動相容器内の移動相の量又は前記廃液容器内の廃液の量を検知する。
本発明によれば、移動相容器又は廃液容器の重量を測定し、その重量に基づいて、移動相の量又は廃液容器内の廃液の量を検知することができる。そのため、流量センサを流路に設けることなく、移動相の量又は廃液容器内の廃液の量を検知することができる。その結果、移動相の送液を円滑な状態に保つことができる。また、移動相の流路や、送液ポンプに不具合が生じた場合であっても、移動相の量又は廃液容器内の廃液の量を検知することができる。さらに、移動相容器の形状、又は、廃液容器の形状に影響されることなく、移動相の量又は廃液容器内の廃液の量を検知することができる。そのため、移動相の量又は廃液の量を正確に検知できる。
本発明の一実施形態に係る液体クロマトグラフの構成例を示した概略図である。 制御部及びその周辺の部材の電気的構成を示したブロック図である。 制御部による制御動作の第1の例を示したフローチャートである。 制御部による制御動作の第2の例を示したフローチャートである。 制御部による制御動作の第3の例を示したフローチャートである。
1.液体クロマトグラフの全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る液体クロマトグラフ1の構成例を示した概略図である。
液体クロマトグラフ1は、流路2と、流路3と、流路4とを備えている。流路2の下流側端部、及び、流路3の下流側端部は、ミキサ5を介して合流している。ミキサ5には、流路4の上流側端部が接続されている。流路2には、第1移動相容器6及び第1ポンプ7が配置されている。流路3には、第2移動相容器8及び第2ポンプ9が配置されている。流路3には、試料導入部10、分離カラム11、検出器12及び廃液容器13が、流入方向において、この順で配置されている。
第1移動相容器6には、流路2の上流側端部が挿入されている。第1移動相容器6には、移動相となる液体が貯留されている。第1移動相容器6は、第1測定部14上に載置されている。第1測定部14は、載置された部材(第1移動相容器6)の重量を測定するように構成されている。
第2移動相容器8には、流路3の上流側端部が挿入されている。第2移動相容器8には、第1移動相容器6の移動相と異なる種類の移動相が貯留されている。第2移動相容器8は、第2測定部15上に載置されている。第2測定部15は、載置された部材(第2移動相容器8)の重量を測定するように構成されている。第1移動相容器6及び第2移動相容器8が、移動相容器の一例を構成している。
試料導入部10は、例えば、オートサンプラである。
分離カラム11は、カラムオーブン20内に収容されて加熱される。
検出器12は、分離カラム11で分離された試料成分を検出する。
廃液容器13には、流路4の下流側端部が挿入されている。廃液容器13には、分離カラム11を通過した後の移動相(廃液)が流入する。廃液容器13は、第3測定部16上に載置されている。第3測定部16は、載置された部材(廃液容器13)の重量を測定するように構成されている。第1測定部14、第2測定部15及び第3測定部16が、重量測定部21を構成している。
液体クロマトグラフ1では、第1ポンプ7の動作により、第1移動相容器6から移動相が送出される。また、第2ポンプ9の動作により、第2移動相容器8から移動相が送出される。そして、これらがミキサ5で混合され、混合された後の移動相が、流路4内を流れる。また、試料導入部10から試料が流路4に注入される。試料は、移動相によって、分離カラム11に搬送されて成分ごとに分離された後、検出器12に導入される。そして、検出器12において、試料成分が検出される。
液体クロマトグラフ1では、このような分析動作が行われる際に、重量測定部21が計測する各重量に基づいて、第1移動相容器6の移動相の量(残量)、第2移動相容器8の移動相の量(残量)、及び、廃液容器13の廃液の量が検知される。
2.制御部及びその周辺の部材の電気的構成
図2は、制御部30及びその周辺の部材の電気的構成を示したブロック図である。
液体クロマトグラフ1は、上記した試料導入部10及び重量測定部21に加えて、駆動部41、表示部42、操作部43、記憶部44及び制御部30などを備えている。
駆動部41は、第1ポンプ7及び第2ポンプ9のそれぞれに駆動力を付与することで、これらを動作させる。
表示部42は、例えば、液晶表示器などにより構成される。
操作部43は、例えば、キーボード及びマウスを含む構成である。ユーザは、操作部43を操作して入力作業を行うことができる。
記憶部44は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスクなどにより構成されている。記憶部44は、検知情報441、日時情報442、移動相情報443、容器情報444及び液量情報445を記憶している。詳しくは後述するが、これらの情報は、制御部30によって、随時、記憶部44に格納される。
検知情報441は、液量検知処理部301及び容器交換検知処理部302(後述する)による検知結果に関する情報である。
日時情報442は、液量検知処理部301により所定の検知が行われた日時の情報、及び、容器交換検知処理部302により所定の検知が行われた日時の情報を含む情報である。日時情報442は、検知情報441に対応付けられている。
移動相情報443は、第1移動相容器6及び第2移動相容器8のそれぞれに貯留されている移動相の種類の情報である。
容器情報444は、第1移動相容器6及び第2移動相容器8のそれぞれの重量の情報である。
液量情報445は、第1移動相容器6内の移動相の液量、第2移動相容器8内の移動相の液量、及び、廃液容器13内の廃液の液量の情報である。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む構成である。制御部30には、試料導入部10、重量測定部21、駆動部41、表示部42、操作部43及び記憶部44などが電気的に接続されている。制御部30は、CPUがプログラムを実行することにより、液量検知処理部301、容器交換検知処理部302、送液処理部303、、報知処理部304、停止処理部305、入力受付部306及び履歴記憶処理部307などとして機能する。
液量検知処理部301は、重量測定部21により測定される重量(第1移動相容器6の重量、第2移動相容器8の重量、又は、廃液容器13の重量)に基づいて、第1移動相容器6内の移動相の液量、第2移動相容器8内の移動相の液量、又は、廃液容器13内の廃液の液量を検知する。
容器交換検知処理部302は、重量測定部21により測定される重量(第1移動相容器6の重量、第2移動相容器8の重量、又は、廃液容器13の重量)に基づいて、第1移動相容器6、第2移動相容器8又は廃液容器13が交換されたことを検知する。
送液処理部303は、容器交換検知処理部302による検知結果に基づいて、駆動部41の駆動を制御することで、第1ポンプ7及び第2ポンプ9のそれぞれの動作を制御する。
報知処理部304は、液量検知処理部301による検知結果に基づいて、表示部42での報知の表示の処理を行う。
停止処理部305は、液量検知処理部301による検知結果に基づいて、駆動部41の動作(第1ポンプ7及び第2ポンプ9の動作)、並びに、試料導入部10の動作を停止させる処理を行う。
入力受付部306は、ユーザによる操作部43の操作に基づいて、各種情報の入力を受け付ける。入力受付部306が受け付けた情報の一部は、記憶部44に格納される。
履歴記憶処理部307は、液量検知処理部301による検知結果、又は、容器交換検知処理部302による検知結果に基づいて、これらの検知に関する情報、及び、日時の情報を記憶部44に格納する。
3.制御部の制御動作
(1)分析開始前の制御
液体クロマトグラフ1は、まず、ユーザにより操作部43が操作されることで、各種の基本情報を入力するための設定状態に保たれる。この状態で、第1移動相容器6、第2移動相容器8及び廃液容器13のそれぞれが、内部に液体が入っていない状態で、第1測定部14、第2測定部15及び第3測定部16のそれぞれに載置される。
そして、液量検知処理部301は、第1移動相容器6、第2移動相容器8及び廃液容器13のそれぞれの重量(空の状態の重量)を測定する。液量検知処理部301が測定した第1移動相容器6、第2移動相容器8及び廃液容器13のそれぞれの重量の情報は、容器情報444として記憶部44に格納される。
また、ユーザは、操作部43を操作して、第1移動相容器6内に注入する移動相の種類、及び、第2移動相容器8内に注入する移動相の種類を入力する。入力受付部306は、その入力を受け付けて、受け付けた移動相の情報を移動相情報443として記憶部44に格納する。例えば、記憶部44は、複数種類の移動相に関する情報(比重の情報など)を予め記憶しており、この情報と移動相情報443を対応づけている。
また、ユーザは、第1測定部14から第1移動相容器6を持ち上げて、第1移動相容器6内に移動相を注入する。そして、第1移動相容器6内に移動相が満杯の状態で貯留されると、ユーザは、その状態の第1移動相容器6を第1測定部14に載置する。同様に、ユーザは、第2測定部15から第2移動相容器8を持ち上げて、第2移動相容器8内に移動相を注入する。そして、第2移動相容器8内に移動相が満杯の状態で貯留されると、ユーザは、その状態の第2移動相容器8を第2測定部15に載置する。このような動作により、各測定部が測定する重量は、一度小さくなった後、大きくなるように変化する。
液量検知処理部301は、重量測定部21が測定する重量、並びに、記憶部44の移動相情報443及び容器情報444に基づいて、各移動相の満杯の状態での量を検知する。
具体的には、液量検知処理部301は、容器情報444の情報(第1移動相容器6の重量)を基準値とし、第1測定部14での測定重量が、その基準値より一度小さくなり、その後に基準値より大きくなることに応じて、第1測定部14での測定重量の最大値を抽出する。そして、液量検知処理部301は、その抽出した値から基準値(第1移動相容器6の重量)を差し引くことで、第1移動相容器6内の移動相の重量を検知する。さらに、液量検知処理部301は、検知した重量、及び、移動相情報443の情報(第1移動相容器6内の移動相の種類の情報)から、比重の情報を用いるなどして、第1移動相容器6内の移動相の量を検知(算出)する。この検知した第1移動相容器6内の移動相の量の情報は、液量情報445として記憶部44に格納される。すなわち、このとき、液量情報445として記憶部44に格納される情報は、第1移動相容器6内に満杯の状態で貯留された移動相の液量の情報である。
同様に、液量検知処理部301は、容器情報444の情報(第2移動相容器8の重量)を基準値とし、第2測定部15での測定重量が、その基準値より一度小さくなり、その後に基準値より大きくなることに応じて、第2測定部15での測定重量の最大値を抽出する。そして、液量検知処理部301は、その抽出した値から基準値(第2移動相容器8の重量)を差し引くことで、第2移動相容器8内の移動相の重量を検知する。さらに、液量検知処理部301は、検知した重量、及び、移動相情報443の情報(第2移動相容器8内の移動相の種類の情報)から、比重の情報を用いるなどして、第2移動相容器8内の移動相の量を検知(算出)する。この検知した第2移動相容器8内の移動相の量の情報は、液量情報445として記憶部44に格納される。すなわち、このとき、液量情報445として記憶部44に格納される情報は、第2移動相容器8内に満杯の状態で貯留された移動相の液量の情報である。
(2)分析動作中の制御
以下では、図3〜図5を用いて、分析動作中における制御部30の制御動作について説明する。図3は、制御部30による制御動作の第1の例を示したフローチャートである。図4は、制御部30による制御動作の第2の例を示したフローチャートである。図5は、制御部30による制御動作の第3の例を示したフローチャートである。
(2−1)移動相の減少に伴う制御動作
液体クロマトグラフ1において分析動作が開始されると、送液処理部303は、駆動部41を駆動させて、第1ポンプ7及び第2ポンプ9のそれぞれを動作させる。これにより、第1移動相容器6内の移動相が流路2に流入するとともに、第2移動相容器8内の移動相が流路3に流入する。そして、これらの移動相は、ミキサ5で混合された後、流路4に流入し、分離カラム11を通過した後、廃液容器13内に流入する。
このようにして、液体クロマトグラフ1における分析動作中は、第1移動相容器6内の移動相の量、及び、第2移動相容器8内の移動相の量が減少するとともに、廃液容器13内の廃液の量が増加する。
そして、液量検知処理部301は、重量測定部21が測定する重量、並びに、記憶部44の移動相情報443及び容器情報444に基づいて、各移動相の量を検知する(ステップS101)。
具体的には、液量検知処理部301は、容器情報444の情報(第1移動相容器6の重量)を基準値とし、第1測定部14での測定重量から基準値(第1移動相容器6の重量)を差し引くことで、第1移動相容器6内の移動相の重量を検知(測定)する(重量測定ステップ)。さらに、液量検知処理部301は、検知した重量、及び、移動相情報443の情報(第1移動相容器6内の移動相の種類の情報)から、比重の情報を用いるなどして、第1移動相容器6内の移動相の量(残量)を検知(算出)する(液量検知ステップ)。
同様に、液量検知処理部301は、容器情報444の情報(第2移動相容器8の重量)を基準値とし、第2測定部15での測定重量から基準値(第2移動相容器8の重量)を差し引くことで、第2移動相容器8内の移動相の重量を検知する。さらに、液量検知処理部301は、検知した重量、及び、移動相情報443の情報(第2移動相容器8内の移動相の種類の情報)から、比重の情報を用いるなどして、第2移動相容器8内の移動相の量(残量)を検知(算出)する。
液量検知処理部301が検知する各移動相の量(残量)が、予め定める設定量である第1閾値未満となった場合、又は、分析開始前において分析動作時の設定(メソッド)から算出された使用予定移動相量未満となった場合には(ステップS102でYES)、報知処理部304は、表示部42において、移動相が不足している旨を表示させる(ステップS103)。また、停止処理部305は、駆動部41の駆動を停止させるとともに、試料導入部10の動作を停止させることで、分析動作を停止させる(分析開始前なら分析動作を実行しない)(ステップS104)。なお、移動相の不足と判定した際に、ユーザに対して停止するのか続行させるのかを問い合わせる機能があってもよい。
そして、履歴記憶処理部307は、液量検知処理部301が検知する各移動相の量が第1閾値未満となったことに応じて、移動相の不足発生を示す情報、及び、その日時の情報を、検知情報441及び日時情報442として、互いに対応付けて履歴として記憶部44に格納する(ステップS105)。なお、このとき、ステップS104で示す分析動作停止の実行とその詳細(例えば、停止コマンドを何時発行して、実際に止まったのは何時か、ユーザが停止を選択したのか続行を選択したのかなど)が記憶部44に格納されてもよい。
このようにして、制御部30によって、第1移動相容器6内の移動相の減少、及び、第2移動相容器8内の移動相の減少に伴う制御動作が行われる。
(2−2)廃液の増加に伴う制御動作
また、液量検知処理部301は、重量測定部21が測定する重量、及び、記憶部44の容器情報444に基づいて、廃液の量を検知する(ステップS201)。
具体的には、液量検知処理部301は、容器情報444の情報(廃液容器13の重量)を基準値とし、第3測定部16での測定重量から基準値(廃液容器13の重量)を差し引くことで、廃液容器13内の廃液の重量を検知する。このとき、液量検知処理部301は、検知した重量、及び、移動相情報443の情報から廃液容器13内の廃液の量を検知(算出)する。
液量検知処理部301が検知する廃液の量が、予め定める設定量である第2閾値以上となった場合、又は、分析開始前において分析動作時の設定(メソッド)から算出された使用予定移動相量を現在値と足した値が第2閾値以上となった場合には(ステップS202でYES)、報知処理部304は、表示部42において、廃液の量が過剰である旨(廃液超過の旨)を表示させる(ステップS203)。また、停止処理部305は、駆動部41の駆動を停止させるとともに、試料導入部10の動作を停止させることで、分析動作を停止させる(分析開始前なら分析動作を実行しない)(ステップS204)。なお廃液超過もしくは廃液超過予定と判定した際にユーザに対して停止するのか続行させるのかを問い合わせる機能があってもよい。
そして、履歴記憶処理部307は、液量検知処理部301が検知する廃液の量が第2閾値以上となったことに応じて、廃液の超過発生を示す情報、及び、その日時の情報を、検知情報441及び日時情報442として、互いに対応付けて履歴として記憶部44に格納する(ステップS205)。なお、このとき、ステップS204で示す分析動作停止の実行とその詳細(例えば、停止コマンドを何時発行して、実際に止まったのは何時か、ユーザが停止を選択したのか続行を選択したのかなど)が記憶部44に格納されてもよい。
このようにして、制御部30によって、廃液容器13内の廃液の増加に伴う制御動作が行われる。
(2−3)容器交換に伴う制御動作
液体クロマトグラフ1において、第1移動相容器6又は第2移動相容器8の移動相が減少すると、ユーザは、移動相を追加すべき容器(第1移動相容器6又は第2移動相容器8)を持ち上げて、その容器内に移動相を注入する。そして、容器内に移動相が満杯の状態で貯留されると、ユーザは、その状態の容器を再び第1測定部14又は第2測定部15に載置する。このような動作により、第1測定部14又は第2測定部15が測定する重量は、一度小さくなった後、大きくなるように変化する。
容器交換検知処理部302は、容器情報444の情報を基準値とし、各測定部での測定重量に基づいて、各容器が交換されことを検知する(ステップS301でYES)。
具体的には、容器交換検知処理部302は、容器情報444(第1移動相容器6の重量)の情報を基準値とし、第1測定部14での測定重量が、その基準値より一度小さくなり、その後に基準値より大きくなることに応じて、第1移動相容器6が交換されたことを検知する。そして、液量検知処理部301により検知された第1移動相容器6内の移動相の液量の情報は、新たな液量情報445として書き換えられて(更新されて)記憶部44に格納される。
また、容器交換検知処理部302は、容器情報444(第2移動相容器8の重量)の情報を基準値とし、第2測定部15での測定重量が、その基準値より一度小さくなり、その後に基準値より大きくなることに応じて、第2移動相容器8が交換されたことを検知する。そして、液量検知処理部301により検知された第2移動相容器8内の移動相の液量の情報は、新たな液量情報445として書き換えられて(更新されて)記憶部44に格納される。
なお、各移動相容器に発光素子と受光素子(光センサー)を設置し、容器が無い場合は発光素子の光が受光素子に当たるようにし、容器がある時は光が遮られるように構成してもよい。そして、受光素子の状態を監視することで容器の交換を検知してもよい。
送液処理部303は、容器交換検知処理部302により第1移動相容器6又は第2移動相容器8の交換が検知されたことに応じて、駆動部41を駆動させて、第1ポンプ7及び第2ポンプ9のそれぞれを所定時間だけ動作させる。これにより、第1移動相容器6内の移動相が流路2に流入するとともに、第2移動相容器8内の移動相が流路3に流入する(ステップS302)。そして、これらの移動相は、ミキサ5で混合された後、流路4に流入し、分離カラム11を通過した後、廃液容器13内に流入する。このようして、各流路内が新しい移動相で置換(洗浄)される。このとき、検出器12により、新しい移動相が検出されて、バックグランド成分の測定が行われる。また、その検出結果に基づいて移動相の評価が行われてもよい。なお、容器の交換を検知した際に洗浄を開始するかをユーザに対して問い合わせる機能があってもよい。
履歴記憶処理部307は、第1移動相容器6又は第2移動相容器8の交換が検知されたことに応じて、第1移動相容器6又は第2移動相容器8が交換されたことを示す情報、及び、各容器の交換日時の情報を、検知情報441及び日時情報442として、互いに対応付けて履歴として記憶部44に格納する(ステップS303)。なお、このとき、ステップS302で示す洗浄動作の実行とその詳細(例えば、何時洗浄動作を開始して、何時洗浄動作が完了したか、ユーザが洗浄を指示したか否かなど)が記憶部44に格納されてもよい。
そして、液体クロマトグラフ1で分析動作が行われる間は、ステップS301からステップ303までの制御が繰り返される。液体クロマトグラフ1において、分析動作が終了すると(ステップS304でYES)、上記した容器交換に伴う制御が終了する。
なお、容器交換検知処理部302は、廃液容器13が交換されたことを検知してもよい。具体的には、液体クロマトグラフ1において、廃液容器13の廃液が増加すると、ユーザは、廃液容器13を持ち上げて、廃液容器13内の廃液を除去する。そして、ユーザは、空の状態の廃液容器13を再び第3測定部16に載置する。そのため、容器交換検知処理部302は、容器情報444の情報(廃液容器13の情報)を基準値とし、第3測定部16での測定重量が、基準値まで減少したことに応じて、廃液容器13が交換されたことを検知する。この場合、上記と同様に、履歴記憶処理部307によって、廃液容器13の交換が検知されたことに応じて、廃液容器13が交換されたことを示す情報、及び、廃液容器13の交換日時の情報を、検知情報441及び日時情報442として、互いに対応付けて記憶部44に格納することが好ましい。
なお、廃液容器13に発光素子と受光素子(光センサー)を設置し、廃液容器13が無い場合は発光素子の光が受光素子に当たるようにし、廃液容器13がある時は光が遮られるように構成してもよい。そして、受光素子の状態を監視することで容器の交換を検知してもよい。
また、上記のように各容器の交換が検知されたことに応じて、流路に設けられたバルブの開度が調整される制御が行われてもよい。
4.作用効果
(1)本実施形態によれば、図2に示すように、液体クロマトグラフ1は、重量測定部21と、制御部30とを備える。制御部30には、液量検知処理部301が含まれる。重量測定部21は、第1移動相容器6、第2移動相容器8又は廃液容器13の重量を測定する。液量検知処理部301は、重量測定部21により測定される重量に基づいて、移動相の量又は廃液の量を検知する。
そのため、流量センサなどを流路に設けることなく、移動相の量又は廃液の量を検知することができる。
その結果、移動相の送液を円滑な状態に保つことができる。
また、移動相の流路や、第1ポンプ7及び第2ポンプ9に不具合が生じた場合であっても、移動相の量又は廃液の量を検知することができる。さらに、各容器の形状に影響されることなく、移動相の量又は廃液の量を検知することができる。
そのため、移動相の量又は廃液の量を正確に検知できる。
(2)また、本実施形態によれば、図2に示すように、液体クロマトグラフ1において、制御部30には、容器交換検知処理部302が含まれる。容器交換検知処理部302は、重量測定部21により測定される重量変化の監視や光センサの状態の監視等の方法により、各容器が交換されたことを検知する。
そのため、簡易な構成で、各容器が交換されたことを自動で検知できる。
(3)また、本実施形態によれば、図2に示すように、液体クロマトグラフ1において、制御部30には、送液処理部303が含まれる。送液処理部303は、容器交換検知処理部302により各容器(第1移動相容器6又は第2移動相容器8)の交換が検知されたことに応じて、駆動部41を駆動させて、第1ポンプ7及び第2ポンプ9のそれぞれを所定時間だけ動作させる。
そのため、各容器(第1移動相容器6又は第2移動相容器8)が交換されたことに応じて、自動で移動相を送液させることができる。そして、新しい移動相を流路に流すことで、流路を洗浄することができる。
その結果、流路の洗浄動作を自動化することができる。
(4)また、本実施形態によれば、図2に示すように、液体クロマトグラフ1において、制御部30には、報知処理部304が含まれる。報知処理部304は、液量検知処理部301による検知結果に基づいて、報知を行う。具体的には、報知処理部304は、液量検知処理部301が検知する各移動相の量が、予め定める設定量である第1閾値未満となった場合には(図3のステップS102でYES)、表示部42において、移動相が不足している旨を表示させる(図3のステップS103)。また、報知処理部304は、液量検知処理部301が検知する廃液の量が、予め定める設定量である第2閾値以上となった場合には(図4のステップS202でYES)、表示部42において、廃液の量が過剰である旨(廃液超過の旨)を表示させる(図4のステップS203)。
そのため、液量検知処理部による検知結果(移動相の不足、又は、廃液超過)を、ユーザに対して確実に認識させることができる。
(5)また、本実施形態によれば、図2に示すように、液体クロマトグラフ1において、制御部30には、停止処理部305が含まれる。停止処理部305は、液量検知処理部301による検知結果に基づいて、液体クロマトグラフ1の動作を停止させる。具体的には、停止処理部305は、液量検知処理部301が検知する各移動相の量が、予め定める設定量である第1閾値未満となった場合には(図3のステップS102でYES)、駆動部41の駆動を停止させるとともに、試料導入部10の動作を停止させることで、分析動作を停止させる(図3のステップS104)。また、停止処理部305は、液量検知処理部301が検知する廃液の量が、予め定める設定量である第2閾値以上となった場合には(図4のステップS202でYES)、駆動部41の駆動を停止させるとともに、試料導入部10の動作を停止させることで、分析動作を停止させる(図4のステップS204)。
そのため、液体クロマトグラフ1が分析動作の実施に適した状態でない場合に、液体クロマトグラフの動作を停止させることができる。
(6)また、本実施形態によれば、図2に示すように、液体クロマトグラフ1において、制御部30には、履歴記憶処理部307が含まれる。履歴記憶処理部307は、容器交換検知処理部302により各容器の交換が検知されたことに応じて、各容器が交換されたことを示す情報と、そのときの日時情報とを記憶部44に履歴として記憶させる。具体的には、履歴記憶処理部307は、容器交換検知処理部302により各容器の交換が検知されたことに応じて、各容器が交換されたことを示す情報、及び、そのときの日時の情報を、検知情報441及び日時情報442として、互いに対応付けて履歴として記憶部44に格納する(図5のステップS303)。
そのため、各容器が交換されたという事実、及び、各容器の交換の日時の情報を履歴として記憶部44に記憶しておくことができる。
その結果、各容器の交換に関する情報を適切に管理できる。
(7)また、本実施形態によれば、履歴記憶処理部307は、液量検知処理部301が検知する各移動相の量が、予め定める設定量である第1閾値未満となった場合には(図3のステップS102でYES)、移動相の不足発生を示す情報、及び、そのときの日時の情報を、検知情報441及び日時情報442として、互いに対応付けて履歴として記憶部44に格納する(ステップS105)。
そのため、各移動相の量が第1閾値未満となったという事実、及び、その日時の情報を履歴として記憶しておくことができる。
その結果、移動相の量に関する情報を適切に管理できる。
(8)また、本実施形態によれば、履歴記憶処理部307は、液量検知処理部301が検知する廃液の量が、予め定める設定量である第2閾値以上となった場合には(図4のステップS202でYES)、廃液の超過発生を示す情報、及び、そのときの日時の情報を、検知情報441及び日時情報442として、互いに対応付けて履歴として記憶部44に格納する(図4のステップS205)。
そのため、廃液の量が第2閾値以上となったという事実、及び、その日時の情報を履歴として記憶しておくことができる。
その結果、廃液の量に関する情報を適切に管理できる。
7.変形例
以上の実施形態では、各移動相容器内に満杯の状態で貯留される移動相の量は、液量検知処理部301によって検知されて、記憶部44に格納されるとして説明した。しかし、各移動相容器内に満杯の状態で貯留される移動相の量は、予め記憶部44に記憶されていてもよい。そして、この情報に基づいて、各移動相容器内の移動相の残量が検知されてもよい。
また、以上の実施形態では、報知処理部304は、表示部42での表示によって報知を行うとして説明した。しかし報知処理部304は、音は発生させるなど、他の方法によって報知を行ってもよい。
1 液体クロマトグラフ
6 第1移動相容器
8 第2移動相容器
11 分離カラム
13 廃液容器
14 第1測定部
15 第2測定部
16 第3測定部
21 重量測定部
30 制御部
44 記憶部
301 液量検知処理部
302 容器交換検知処理部
303 送液処理部
304 報知処理部
305 停止処理部
307 履歴記憶処理部
441 検知情報
442 日時情報

Claims (6)

  1. 移動相容器に収容されている移動相をカラム内に送液し、前記カラム内で試料を分離するとともに、前記カラム内を通過した移動相を廃液容器内に回収する液体クロマトグラフであって、
    複数の移動相容器内のそれぞれの移動相の比重を記憶する記憶部と、
    前記移動相容器の重量を測定する重量測定部と、
    前記重量測定部により測定される重量に基づいて、前記移動相容器内の移動相の量を検知する液量検知処理部とを備え、
    前記液量検知処理部は、前記移動相容器内の移動相の重量を検知し、検知した重量、及び、前記記憶部から取得された、重量を検知した前記移動相容器内の移動相の比重を用いて、前記移動相容器内の移動相の量を検知することを特徴とし、 分析中において、前記重量測定部により測定される重量に基づいて、前記移動相容器が交換されたことを検知する容器交換検知処理部をさらに備える液体クロマトグラフ。
  2. 前記容器交換検知処理部により前記移動相容器が交換されたことを検知した場合に、前記移動相容器内の移動相を送液させる送液処理部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の液体クロマトグラフ。
  3. 前記液量検知処理部による検知結果に基づいて、報知を行う報知処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
  4. 前記液量検知処理部による検知結果に基づいて、前記液体クロマトグラフの動作を停止させる停止処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
  5. 前記容器交換検知処理部により前記移動相容器が交換されたことを検知した場合に、前記移動相容器が交換されたことを示す情報と、そのときの日時情報とを記憶部に履歴として記憶させる履歴記憶処理部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の液体クロマトグラフ。
  6. 前記液量検知処理部により検知される前記移動相容器内の移動相の量が、第1閾値未満となった場合に、移動相の不足発生を示す情報と、そのときの日時情報とを記憶部に履歴として記憶させる履歴記憶処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
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