JP5723560B2 - 分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被分析物質を分析するために、被分析物質とともに用いられる消耗品を使用する分析装置に関する。
従来、血液、尿等の人体または動物由来の検体(以下これらを被分析物質という)を分析する分析装置においては、分析のためにさまざまな消耗品が用いられる。このような消耗品として、たとえば、被分析物質を分析に適した状態に処理する検査試薬、分析動作の開始前後に分析装置を洗浄するための洗浄試薬、検体と試薬とを反応させる反応容器、検体吸引に使用されるディスポーザブルノズルがある。分析装置に用いられる消耗品には、所定の品質・性能を期待される。分析装置は、正しく品質管理が行われた有効期限内の消耗品が用いられて初めて、正しい検査結果を出力することができる。
また、分析装置と消耗品とが同一のメーカーによって開発される場合には、両者の開発は同時並行で進められ、両者を組み合わせて使用した場合に最も正確な分析結果が出力されるよう、分析装置および消耗品がチューニングされる。分析装置のみが新規に開発され、消耗品は従来品を使用する場合もあるが、この場合には、当該消耗品を使用した場合に最も正確な分析結果が出力されるよう、分析装置がチューニングされる。
これに対し、たとえば、特許文献1および2には、試薬容器にRFIDやバーコードを付与し、それらを分析装置で読み取ることにより、使用される検査試薬の情報を分析装置に登録するようにした構成の分析装置が提案されている。
特開2007−333466号公報 特開2003−248005号公報
しかしながら、上記特許文献1および2のような従来の分析装置においては、分析機器メーカーが想定していない試薬が装着されることを意図した設計になっていない。したがって、まったく予期していないメーカーの試薬が装着されて分析動作が行われることにより、たとえば、機械が故障し、また、分析結果に問題が生じ、これらのトラブルについてオペレータ、分析装置の管理者等からクレームがあったとしても、メーカーとして、そのトラブルの原因がどこにあるのか、究明することが極めて困難であった。特に、臨床検体を分析する分析装置においては、分析結果に高い信頼性が要求され、万が一、分析結果に問題が生じた場合には、その原因を早期に究明し、問題の再発を防止することが極めて重要である。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、メーカーの想定以外の消耗品が使用された場合であっても、適切にその消耗品の情報を管理できる分析装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様は、被分析物質を分析するために、被分析物質とともに用いられる消耗品を使用する分析装置に関する。本態様に係る分析装置は、消耗品または消耗品を収容する容器に付与された識別子を介してその消耗品に関する第1製品情報を読み取る自動読取機構と、前記自動読取機構によって識別子を介して読み取った情報が前記分析装置と同一メーカーの妥当な第1製品情報であった場合、分析動作を許可し、前記識別子を介して読み取った情報が前記分析装置と同一メーカーの妥当な第1製品情報ではなかった場合、消耗品の製造元または販売元を特定する情報を含む第2製品情報を手動入力するようオペレータに促し、オペレータによって第2製品情報が入力された場合、入力された第2製品情報を記憶するとともに分析動作を許可する制御部と、を備える。前記制御部は、消耗品の交換履歴を表示可能に記憶しており、前記分析装置と同一メーカーの妥当な第1製品情報については消耗品の製造元または販売元を特定する情報は表示せず、前記手動入力された第2製品情報については消耗品の製造元または販売元を特定する情報を表示することが可能に前記交換履歴を記憶する。
本態様に係る分析装置によれば、識別子を介して読み取った情報が妥当ではなかった消耗品について、第2製品情報を参照することにより、製造元または販売元を特定することが可能となる。これにより、たとえば、機械が故障した場合、または、分析結果に問題が生じた場合にも、特定された消耗品をトラブルの原因として検討することができるため、トラブルの原因を絞り込むことが可能となる。
本態様に係る分析装置は、消耗品の残量を検出する検出機構を備え、前記検出機構が消耗品の残量不足を検出したときに分析装置の動作を停止し、前記制御部が許可を与えたときに分析装置の動作を再開する構成とされ得る。こうすると、消耗品の残量が不足した場合に、分析が継続されてしまうことを防ぐことができる。
また、本態様に係る分析装置は、表示部をさらに備える構成とされ得る。ここで、第2製品情報は、複数種類の情報を含み、前記制御部は、第2製品情報を受け付ける際に、第1種の情報の入力を受け付ける第1入力画面を前記表示部に表示させ、前記第1入力画面を介して情報の入力を受け付け、受け付けた情報が適切なものであった場合、第2種の情報の入力を受け付ける第2入力画面を前記表示部に表示させる構成とされ得る。こうすると、ステップバイステップで入力が受け付けられるため、必要な情報が確実に受け付けられる。
ここで、前記第1および第2入力画面は、受け付けた情報を登録するための登録キーと、情報の受け付けをキャンセルするキャンセルキーとを備え、前記制御部は、前記第1および第2入力画面に情報が受け付けられ、前記登録キーが選択された後、所定時間は前記キャンセルキーを有効化する構成とされ得る。こうすると、オペレータは、登録キーを押下後に情報の入力間違いに気が付いた場合であっても、簡単に入力のやり直しができる。
さらに、前記制御部は、前記第1および第2入力画面の何れが表示されていても、第2製品情報の手動入力の中止を受け付ける構成とされ得る。こうすると、第2製品情報の手動入力中にオペレータに他の業務が入った場合であっても、オペレータは、第2製品情報の手動入力を中止し、即座に他の業務を開始することができる。
また、本態様に係る分析装置において、前記制御部は、被分析物質の分析結果を、分析された時を示す情報とともに記憶し、オペレータによって第2製品情報が手動入力された場合、入力された第2製品情報を、消耗品が交換された時を示す情報とともに記憶する構成とされ得る。こうすると、被分析物質の分析が行われた時と、消耗品が交換された時が参照されることにより、識別子を読み取らなかった消耗品、または、読み取った情報が妥当ではなかった消耗品を使用して得られた分析結果の特定が容易になる。
また、本態様に係る分析装置において、前記制御部は、前記識別子を介して読み取った情報が妥当な第1製品情報ではなかった場合、第1製品情報の再入力か消耗品の交換かの選択をオペレータから受け付け、消耗品の交換が選択された場合、第2製品情報を手動入力するようオペレータに促す構成とされ得る。こうすると、情報の読み取りには成功したが、識別子の破損、汚れ等により識別子の情報を正しく読み取れなかった場合にまで、第2製品情報の手動入力をオペレータに促すことを回避できる。
また、本態様に係る分析装置は、入力部をさらに備える構成とされ得る。ここで、消耗品または消耗品を収容する容器には、識別子に含まれる第1製品情報と同一の第3製品情報がオペレータに視認可能に付与されており、前記制御部は、オペレータにより前記入力部を介して第3製品情報が正しく入力された場合、分析動作を許可する構成とされ得る。こうすると、識別子が破損している場合や、自動読取機構が故障している場合でも、オペレータは第2製品情報を手動入力する必要がなくなる。
また、本態様に係る分析装置において、第1製品情報は、消耗品の製造元または販売元を特定する情報を含まない情報であるよう構成され得る。こうすると、第1製品情報の情報量を小さくすることができる。
また、本態様に係る分析装置において、第1製品情報は、個々の消耗品毎にユニークに割り当てられた情報であるよう構成され得る。こうすると、分析装置のメーカーが想定していない試薬に、正しい第1製品情報が付される可能性が低くなる。これにより、分析装置のメーカーが想定していない試薬に対して、第2製品情報の入力がオペレータに促されることなく、分析動作が許可されてしまうことを回避することができる。
以上のとおり、本発明によれば、メーカーの想定以外の消耗品が使用された場合であっても、適切にその消耗品の情報を管理できる分析装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態により何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る検体分析装置を含むシステム全体の構成を示す図である。 実施の形態に係る第2測定ユニットおよび試薬容器の詳細な構成を示す側面図ならびにバーコードラベルの構成を示す図である。 実施の形態に係る第1測定ユニット、第2測定ユニット、および搬送装置の構成を示す図である。 実施の形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。 実施の形態に係る交換履歴DBを概念的に示す例示図である。 実施の形態に係る第2測定ユニットによる消耗品切れ対応処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る情報処理装置による消耗品交換処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る情報処理装置による消耗品交換処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る消耗品切れエラーダイアログ、消耗品交換ダイアログおよび警告ダイアログを示す図である。 実施の形態に係るロット番号入力処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係るロット番号入力ダイアログを示す図である。 実施の形態に係る有効期限入力処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る有効期限入力ダイアログを示す図である。 実施の形態に係る製品コード入力処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る製品コード入力ダイアログを示す図である。 実施の形態に係る製造元入力処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る製造元入力ダイアログを示す図である。 実施の形態に係る製造元住所入力処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る製造元住所入力ダイアログを示す図である。 実施の形態に係る情報処理装置による消耗品交換履歴画面の表示処理および測定結果画面の表示処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る消耗品交換履歴画面を示す図である。 実施の形態に係る測定結果画面を示す図である。
本実施の形態は、尿蛋白、尿糖等の検査(尿定性の検査)、および、尿中に含まれる赤血球、白血球、上皮細胞等の検査(尿沈渣の検査)を行う臨床検体分析装置に本発明を適用したものである。尿沈渣の検査は、尿定性の検査が行われた結果、さらに尿沈渣の検査が必要であるとされた検体について行われる。本実施の形態では、異なる検体を収容する複数の検体容器が検体ラックにセットされ、この検体ラックが検体分析装置にセットされて各検体の検査が行われる。
以下、本実施の形態に係る検体分析装置について、図面を参照して説明する。
図1は、検体分析装置1を含むシステム全体の構成を示す図である。本実施の形態に係る検体分析装置1は、検体測定装置2と、搬送装置30と、情報処理装置40からなっている。
検体測定装置2は、尿定性の検査を行う第1測定ユニット10と、尿沈渣の検査を行う第2測定ユニット20からなっている。第1測定ユニット10と第2測定ユニット20は、互いに通信可能に接続されている。また、第1測定ユニット10と第2測定ユニット20は、それぞれ、情報処理装置40と通信可能に接続されている。さらに、第1測定ユニット10は、搬送装置30と通信可能に接続されている。
第2測定ユニット20は、図示の如く、管21〜25を備えている。管21〜25の一方の端部は、第2測定ユニット20内の吸引部203(図3参照)に接続されている。管21〜23の他方の端部は、それぞれ、外部に設置された試薬容器61〜63に接続されており、管24、25の他方の端部は、それぞれ、内部に設置された試薬容器64、65に接続されている。試薬容器61〜65に収容されている試薬は、それぞれ、管21〜25を介して吸引部203により吸引され、第2測定ユニット20の測定処理に用いられる。
試薬容器61〜65には、第2測定ユニット20での測定に用いられる試薬(消耗品)が収容されている。第2測定ユニット20での測定により、試薬容器61〜65に収容されている何れかの試薬がなくなると、オペレータは、試薬のなくなった試薬容器を新しい試薬容器に交換することができる。また、試薬容器61〜65には、それぞれ、バーコードラベル61a〜65aが貼付されている。バーコードラベル61a〜65aのバーコード情報には、複数の数字からなるリエージェントコード(製品情報)が記憶されている。リエージェントコードについては、追って図2(b)を参照して説明する。
搬送装置30は、第1測定ユニット10および第2測定ユニット20に共通の単一ユニットである。搬送装置30は、検体測定装置2の前面に装着されており、搬送路31を備えている。搬送路31は、搬送装置30上面よりも一段低い平板状の底面を有している。
搬送路31上を搬送される検体ラック50には、10本の検体容器51を保持できるよう10個の保持部が形成されている。検体容器51は、検体ラック50の保持部に保持されることにより、検体ラック50とともに搬送路31上を搬送される。検体容器51の側面には、検体を特定するためのバーコードラベル(図示せず)が貼付されている。
情報処理装置40は、通信回線を介してホストコンピュータ3と通信可能に接続されている。情報処理装置40には、試薬容器61〜65に貼付されたバーコードラベル61a〜65aのリエージェントコードを読み取るためのバーコードリーダ41が接続されている。
ホストコンピュータ3は、情報処理装置40から検体の測定に関するオーダの問い合わせに応じてオーダを返す。また、ホストコンピュータ3は、情報処理装置40を介して第1測定ユニット10から受信した解析結果に基づいて、第2測定ユニット20のオーダを決定する。
図2(a)は、第2測定ユニット20と試薬容器61、62の詳細な構成を示す側面図である。
試薬容器61に接続されている管21の先端には、フロートセンサ26が接続されている。フロートセンサ26は、浮き26aと軸26bを有している。浮き26aは、試薬容器61内の試薬の液面に応じて、軸26bに沿って上下するよう構成されている。軸26bは、中空構造であり、軸26bの下端は試薬容器61の底面付近に位置付けられている。
フロートセンサ26は、浮き26aが所定の位置に位置付けられることにより、試薬が所定量以下になったことを検知する。フロートセンサ26の検出信号は、管21に沿って配されたケーブルを介して、第2測定ユニット20の制御部201(図3参照)に出力される。また、試薬容器61内の試薬は、第2測定ユニット20の吸引部203(図3参照)により、軸26bと管21を介して吸引される。試薬容器61が交換される際には、管21とフロートセンサ26が試薬容器61から取り外され、新しい試薬容器61に、管21とフロートセンサ26が接続される。
試薬容器62に接続されている管22の先端は、試薬容器62の底面付近まで引き込まれている。また、管22には、第2測定ユニット20の内部において、プリズムセンサ22aが設置されている。プリズムセンサ22aは、管22内に含まれている泡を検出するよう構成されている。プリズムセンサ22aにより泡が検出されると、試薬容器62内の試薬が所定量以下になっていることが分かる。プリズムセンサ22aの検出信号は、第2測定ユニット20の制御部201に出力される。試薬容器62が交換される際には、管22が試薬容器62から取り外され、新しい試薬容器62に管22が接続される。なお、試薬容器63〜65に接続されている管23〜25についても、管22と同様に、それぞれ、プリズムセンサ23a〜25aが設置されている。
図2(b)は、バーコードラベル61a〜65aの構成を示す図である。
バーコードラベル61a〜65aのバーコード情報には、上述したように、複数の数字からなるリエージェントコードが記憶されている。また、バーコードラベル61a〜65aには、図示の如く、記憶されているリエージェントコードに対応する数字が併せて記載されている。
リエージェントコードは、試薬のロット番号と、試薬の有効期限と、試薬の種類と、試
薬容器の容量と、シリアル番号等を含んでいる。なお、リエージェントコードには、製造元または販売元を特定する情報は含まれていない。
ここで、検体測定装置2のメーカーが、予め試験等により適正と判断した試薬を収容する試薬容器に付与されたリエージェントコードは、試薬容器ごとにユニークに割り当てられた情報であり、20桁以上の数字からなる。このため、検体測定装置2のメーカーが想定していない試薬を収容する試薬容器に貼付されたバーコードラベルには、妥当なリエージェントコードに合致するバーコード情報が含まれることは殆ど無い。
図3は、第1測定ユニット10と、第2測定ユニット20と、搬送装置30の構成を示す図である。
第1測定ユニット10は、制御部101と、通信部102と、吸引部103と、試験紙供給部104と、検出部105と、センサ部106を含んでいる。
制御部101は、CPU101aと記憶部101bを有している。CPU101aは、記憶部101bに記憶されているコンピュータプログラムを実行すると共に、第1測定ユニット10の各部を制御する。また、CPU101aは、通信部102を介して、搬送装置30の各部を制御する。記憶部101bは、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶手段を備える。
通信部102は、制御部101からの信号を処理して、第2測定ユニット20と、搬送装置30と、情報処理装置40に出力すると共に、第2測定ユニット20と、搬送装置30と、情報処理装置40からの信号を処理して制御部101に出力する。吸引部103は、第1測定ユニット10の前方に位置付けられた検体容器51内の検体を吸引する。試験紙供給部104は、測定に必要な試験紙を、試験紙が収容されている試験紙フィーダから取り出し、取り出した試験紙に吸引部103により吸引された検体を点着させる。検出部105は、検体が点着された試験紙を測定する。かかる測定により得られた測定結果は、制御部101に出力され、CPU101aにより解析される。
センサ部106は、第1測定ユニット10に設置されたセンサと、第1測定ユニット10の前方に位置付けられた検体容器51のバーコードラベルから検体番号を読み取るバーコードリーダを含んでいる。センサ部106の出力信号は、制御部101に出力される。
第2測定ユニット20は、制御部201と、通信部202と、吸引部203と、試料調製部204と、検出部205と、センサ部206を含んでいる。
制御部201は、CPU201aと記憶部201bを有している。CPU201aは、コンピュータプログラムを実行すると共に、第2測定ユニット20の各部を制御する。記憶部201bは、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶手段を備える。記憶部201bには、CPU201aによって実行されるコンピュータプログラムが記憶されている。また、記憶部201bには、試薬容器61〜65内の試薬の使用量が記憶されている。記憶部201bに記憶されている試薬容器内の試薬の使用量は、試薬容器が交換されたときにリセットされ、試薬の使用に応じてカウントアップされる。また、記憶部201bには、試薬容器61〜65の容量に対応する各試薬の使用量の上限が記憶されている。試薬の使用量が使用量の上限に到達すると、この試薬容器に収容される試薬は所定量以下になったと判定される。なお、試薬の使用量と上限は、第2測定ユニット20の電源ON/OFFに拘わらず、記憶部201bに記憶される。
通信部202は、制御部201からの信号を処理して、第1測定ユニット10と情報処
理装置40に出力すると共に、第1測定ユニット10と情報処理装置40からの信号を処理して制御部201に出力する。吸引部203は、第2測定ユニット20の前方に位置付けられた検体容器51内の検体を吸引し、試薬容器61〜65内の試薬を、管21〜25を介して吸引する。試料調製部204は、吸引部203により吸引された検体と、測定に必要な試薬とを混合攪拌し、検出部205による測定用の試料を調製する。検出部205は、試料調製部204により調製された試料を測定する。かかる測定により得られた測定結果は、制御部201に出力される。
センサ部206は、試薬容器61内の試薬が所定量以下になったことを検出するフロートセンサ26と、試薬容器62〜65内の試薬が所定量以下になったことを検出するプリズムセンサ22a〜25aを含んでいる。センサ部206の出力信号は、制御部201に出力される。
搬送装置30は、通信部301と、搬送駆動部302と、センサ部303を含んでいる。通信部301は、第1測定ユニット10からの信号を処理して、搬送装置30の各部に出力すると共に、搬送装置30の各部からの信号を処理して、第1測定ユニット10に出力する。搬送駆動部302は、搬送装置30の各部を駆動するための機構を含み、第1測定ユニット10のCPU101aにより制御される。センサ部303は、搬送装置30の各種センサを含み、センサ部303の出力信号は、通信部301を介して第1測定ユニット10に出力される。搬送駆動部302は、通信部301を介して第1測定ユニット10の制御部101から入力される制御信号によって、制御される。
図4は、情報処理装置40の構成を示す図である。
情報処理装置40は、パーソナルコンピュータからなり、本体400と、入力部410と、表示部420から構成されている。本体400は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ハードディスク404と、読出装置405と、入出力インターフェース406と、画像出力インターフェース407と、通信インターフェース408を有する。
CPU401は、ROM402に記憶されているコンピュータプログラムおよびRAM403にロードされたコンピュータプログラムを実行する。また、CPU401は、第1測定ユニット10と第2測定ユニット20から受信したオーダの問い合わせに基づいて、ホストコンピュータ3にオーダ問い合わせを行う。さらに、CPU401は、ホストコンピュータ3から受信したオーダを、第1測定ユニット10と第2測定ユニット20に送信する。
RAM403は、ROM402およびハードディスク404に記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、RAM403は、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU401の作業領域としても利用される。
ハードディスク404には、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムなど、CPU401に実行させるための種々のコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。すなわち、ハードディスク404には、第1測定ユニット10から送信された解析結果に基づいて表示部420に表示等を行うプログラムや、第2測定ユニット20から送信された測定結果を解析し、かかる解析結果に基づいて表示部420に表示等を行うプログラム等がインストールされている。また、ハードディスク404には、交換履歴DBと測定結果DBが記憶されている。測定結果DBには、第2測定ユニット20から送信された測定結果が順次書き込まれる。交換履歴DBについては、追って図5を参照して説明する。
読出装置405は、CDドライブまたはDVDドライブ等によって構成されており、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムおよびデータを読み出すことができる。入出力インターフェース406には、マウスやキーボードからなる入力部410が接続されており、オペレータが入力部410を使用することにより、情報処理装置40にデータが入力される。画像出力インターフェース407は、ディスプレイ等で構成された表示部420に接続されており、画像データに応じた映像信号を、表示部420に出力する。表示部420は、入力された映像信号をもとに、画像を表示する。また、通信インターフェース408により、第1測定ユニット10と、第2測定ユニット20と、ホストコンピュータ3に対してデータの送受信が可能となる。
図5は、情報処理装置40のハードディスク404に記憶されている交換履歴DBを概念的に示す例示図である。オペレータにより試薬容器61〜65が交換されると、図7以降で説明するような手続によって、交換された試薬容器についての情報が交換履歴DBに追加される。
交換履歴DBには、図示の如く、交換日付と、交換時刻と、ログオン名と、消耗品の種類と、ロット番号と、有効期限と、製品コードと、製造元と、製造元住所の項目が設定されている。
交換日付と交換時刻の項目には、それぞれ、試薬容器が交換された日付と時刻が記憶される。ログオン名の項目には、試薬交換が行われたときに情報処理装置40を使用しているオペレータ名が記憶される。消耗品の種類の項目には、交換された試薬容器の種類が記憶される。なお、“シース液”と、“希釈液B”と、“希釈液A”と、“染色液B”と、“染色液A”は、それぞれ、試薬容器61〜65に収容される試薬である。
ロット番号と有効期限の項目には、試薬のロット番号と有効期限が記憶される。製品コードの項目は、試薬の製品コードまたは製品名が記憶される。製造元の項目には、試薬の製造元または販売元が記憶される。製造元住所の項目には、試薬の製造元住所または販売元住所が記憶される。
図6は、第2測定ユニット20による消耗品切れ対応処理を示すフローチャートである。
第2測定ユニット20のCPU201aは、試薬の使用量に基づいて、試薬容器61〜65内の何れかの試薬(消耗品)について、前回交換時からの使用量が、各試薬容器について設定された所定量(試薬の使用量の上限)に到達しているかを判定する(S11)。なお、試薬の使用量と試薬の使用量の上限は、記憶部201b(図2参照)に記憶されている。
何れかの試薬容器について、前回からの使用量が所定量に到達していると判定されると(S11:YES)、処理がS13に進められる。他方、何れの試薬容器についても、前回からの使用量が所定量に到達していないと判定されると(S11:NO)、CPU201aは、センサ部206(フロートセンサ26、プリズムセンサ22a〜25a)により、試薬容器61〜65内の何れかの試薬が、所定量以下になったことが検知されたかを判定する(S12)。何れの試薬も所定量以下になっていないと(S12:NO)、処理がS11に戻される。何れかの試薬が所定量以下となり、消耗品切れの発生が検知されると(S12:YES)、処理がS13に進められる。
次に、CPU201aは、S11でYESと判定された試薬容器またはS12でYES
と判定された試薬容器において、消耗品切れが発生したことを情報処理装置40に通知する(S13)。続いて、CPU201aは、第2測定ユニット20の分析動作を停止させる(S14)。すなわち、第2測定ユニット20による検体容器51からの新たな吸引が中止され、第2測定ユニット20によって検体容器51から既に吸引された検体の処理が完了させられる。
ここで、情報処理装置40は、第2測定ユニット20から消耗品切れが発生したことを受信すると、オペレータに対して消耗品の交換を促し、オペレータは試薬容器の交換を行う。しかる後、情報処理装置40は、第2測定ユニット20に消耗品交換指示を送信する。S13による消耗品切れ発生通知を受けたときの情報処理装置40における消耗品交換処理については、追って図7を参照して説明する。
第2測定ユニット20のCPU201aは、情報処理装置40から消耗品交換指示を受信すると(S15:YES)、消耗品交換処理を行う(S16)。すなわち、試薬容器61〜65内の試薬が、管21〜25を介して第2測定ユニット20内のチャンバに所定量吸引される。しかる後、CPU201aは、分析動作を許可する(S17)。これにより、検体容器51から新規検体の吸引が許可されることとなる。こうして、第2測定ユニット20による消耗品切れ対応処理が終了する。
図7は、情報処理装置40による消耗品交換処理を示すフローチャートである。
情報処理装置40のCPU401は、消耗品切れ発生通知を第2測定ユニット20から受信すると(S21:YES)、表示部420に、消耗品切れエラーダイアログ510を表示する(S22)。
図9(a)は、表示部420に表示される消耗品切れエラーダイアログ510を示す図である。消耗品エラーダイアログ510は、OKボタン511を有している。消耗品切れエラーダイアログ510には、図示の如く、どの試薬容器の試薬がなくなったかが表示がされる。
図7に戻り、情報処理装置40のCPU401は、消耗品切れエラーダイアログ510のOKボタン511が押下されると、表示部420に、消耗品交換ダイアログ520を表示する(S23)。また、CPU401は、消耗品切れ発生通知を受信していない場合でも(S21:NO)、表示部420に表示される消耗品交換ボタン(図示せず)がオペレータにより押下されると、表示部420に、消耗品交換ダイアログ520を表示する(S23)。なお、消耗品切れ発生通知が受信されておらず(S21:NO)、消耗品交換ボタンが押下されていない場合(S24:NO)、処理がS21に戻される。消耗品交換ダイアログ520が表示されると(S23)、オペレータは試薬容器の交換を行う。
図9(b)は、表示部420に表示される消耗品交換ダイアログ520を示す図である。消耗品交換ダイアログ520は、タブ領域521と、ロット番号表示領域522と、有効期限表示領域523と、リエージェントコード入力領域524と、実行ボタン525と、キャンセルボタン526を有している。
タブ領域521の試薬名の書かれたタブが押下されると、その試薬のリエージェントコードを入力するための画面が表示される。図9(b)には、“シース液”(試薬容器61に収容される試薬)についての入力画面が例示されている。なお、消耗品切れエラーダイアログ510において、OKボタン511が押下されると、消耗品交換ダイアログ520が表示されるときに、消耗品切れエラーダイアログ510で示された試薬の入力画面が自動的に表示される。
ロット番号表示領域522と有効期限表示領域523には、後述するように、リエージェントコード入力領域524に入力されたリエージェントコードが妥当である場合、それぞれ、ロット番号と有効期限が自動的に表示される。
リエージェントコードの入力は、オペレータがバーコードリーダ41を用いて、交換された試薬容器に貼付されているバーコードラベルのバーコード情報を読み取ることにより行われる。なお、リエージェントコードの入力は、オペレータが、入力部410(図4参照)を介して、バーコードラベルに記載された文字を入力することにより行われても良い。
実行ボタン525がオペレータにより押下されると、後述するように、所定の処理が実行される。キャンセルボタン526がオペレータにより押下されると、図7のS21でYESと判定されているとき、処理はS22に戻され、図7のS24でYESと判定されているとき、処理がS21に戻される。
図7に戻り、消耗品交換ダイアログ520が表示されると(S23)、情報処理装置40のCPU401は、リエージェントコード入力領域524にリエージェントコードが入力されたかを判定する(S25)。リエージェントコードが入力されていると(S25:YES)、処理がS27に進められる。
リエージェントコードが入力されていないとき(S25:NO)、CPU401は、消耗品交換ダイアログ520の実行ボタン525が押下されたかを判定する(S26)。ここで、実行ボタン525が押下されていると(S26:YES)、結合子1を介して図8のS33に処理が進められる。実行ボタン525が押下されていないと(S26:NO)、処理がS25に戻される。
次に、S27において、CPU401は、入力されたリエージェントコードが妥当かを判定する。リエージェントコードが妥当な場合、その試薬は、使用されることが分析機器メーカーによって想定または保証された試薬であることを意味する。リエージェントコードが妥当でない場合、その試薬は、使用されることが分析機器メーカーによって想定または保証されていない試薬であることを意味する。リエージェントコードが妥当か否かは、リエージェントコード入力領域524に入力された文字列が、所定のフォーマットであるか否かによって判定される。たとえば、リエージェントコードにチェックサムが含まれ、リエージェントコードから生成されるチェックサムと、リエージェントコードに含まれたチェックサムとを照合することによってフォーマットの適否が判定される。なお、上述したように、検体測定装置2のメーカーが想定していない試薬容器に貼付されたバーコードラベルには、リエージェントコードに合致するバーコード情報が含まれることは殆ど無い。このため、リエージェントコードが妥当であるとの判定は、検体測定装置2のメーカーが想定している試薬容器のバーコードラベルに基づいてリエージェントコードが入力された場合に限られる。
入力されたリエージェントコードが妥当であるとき(S27:YES)、CPU401は、入力されたリエージェントコードから得られるロット番号と有効期限を、それぞれ、消耗品交換ダイアログ520のロット番号表示領域522と有効期限表示領域523に表示し、ロット番号と有効期限をRAM403(図4参照)に一時的に記憶する(S28)。リエージェントコードが妥当でないとき(S27:NO)、処理がS29に進められる。
続いて、消耗品交換ダイアログ520の実行ボタン525が押下されると(S29:Y
ES)、CPU401は、入力されたリエージェントコードが妥当かを判定する(S30)。入力されたリエージェントコードが妥当でないとき(S30:NO)、結合子1を介して図8のS33に処理が進められる。他方、入力されたリエージェントコードが妥当であるとき(S30:YES)、消耗品が交換された日付・時刻と、このときのログオン名と、交換された消耗品の種類と、RAM403に一時記憶されている情報が、交換履歴DBに記憶される(S31)。これにより、図5に示す交換履歴DBに、試薬容器61が交換されたことが記憶される。
なお、交換履歴DBに記憶される消耗品の種類は、消耗品交換ダイアログ520において選択されていたタブ領域521の試薬である。また、交換履歴DBに記憶されるロット番号と有効期限は、実行ボタン525が押下された時点で、RAM403に一時記憶されていたものである。また、リエージェントコードが妥当である場合、交換履歴DBの製品コードと、製造元と、製造元住所の項目は空欄となる。
続いて、CPU401は、消耗品交換指示を第2測定ユニット20へ送信する(S32)。こうして、入力されたリエージェントコードが妥当である場合の消耗品交換処理が終了する。
図8は、情報処理装置40による消耗品交換処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、図7のS26でYESと判定された場合、図7のS30でNOと判定された場合に実行される。
情報処理装置40のCPU401は、表示部420に警告ダイアログ530を表示する(S33)。
図9(c)は、表示部420に表示される警告ダイアログ530を示す図である。警告ダイアログ530は、再入力ボタン531と次へボタン532を有している。警告ダイアログ530には、図示の如く、警告内容が表示される。
図8に戻り、情報処理装置40のCPU401は、オペレータにより押下された警告ダイアログ530のボタンに応じて処理を変更する。すなわち、次へボタン532が押下された場合(S34:YES)、処理がS36に進められる。再入力ボタン531が押下された場合(S34:NO、S35:YES)、結合子2を介して処理が図7のS25に戻され、リエージェントコードの再入力が促される。再入力ボタン531も次へボタン532も押下されていない場合(S34:NO、S35:NO)、何れかのボタンが押下されるまで処理が待機される。
次へボタン532が押下された場合(S34:YES)、CPU401は、ロット番号入力処理(S36)と、有効期限入力処理(S37)と、製品コード入力処理(S38)と、製造元入力処理(S39)と、製造元住所入力処理(S40)を行う。そして、結合子3を介して図7のS31に処理が進められる。ロット番号入力処理と、有効期限入力処理と、製品コード入力処理と、製造元入力処理と、製造元住所入力処理については、追って、図10、12、14、16、18を参照して説明する。
図10は、ロット番号入力処理を示すフローチャートである。
情報処理装置40のCPU401は、表示部420にロット番号入力ダイアログ540を表示し(S361)、ロット番号の入力を受け付ける(S362)。
図11(a)〜(c)は、表示部420に表示されるロット番号入力ダイアログ540
を示す図である。ロット番号入力ダイアログ540は、ロット番号入力領域541と、登録ボタン542と、キャンセルボタン543を有している。ロット番号入力領域541には、オペレータにより入力部410を介してロット番号が手動入力される。オペレータは、交換後の試薬容器に付されているロット番号を手動入力する。
図10に戻り、情報処理装置40のCPU401は、オペレータにより押下されたロット番号入力ダイアログ540のボタンに応じて処理を変更する。すなわち、登録ボタン542が押下された場合(S363:YES)、処理がS365に進められる。キャンセルボタン543が押下された場合(S363:NO、S364:YES)、ロット番号入力ダイアログ540が閉じられ、結合子Aを介して処理が図7のS23に戻される。登録ボタン542もキャンセルボタン543も押下されていない場合(S363:NO、S364:NO)、何れかのボタンが押下されるまで処理が待機される。
登録ボタン542が押下された場合(S363:YES)、CPU401は、図11(b)に示すように、ロット番号入力ダイアログ540に、“登録中です。しばらくお待ちください。”を追加表示する(S365)。続いて、CPU401は、S365の処理の後、10秒以内にキャンセルボタン543が押下されたかを判定する(S366)。これにより、修正のための10秒間の猶予期間がオペレータに与えられる。10秒以内にキャンセルボタン543が押下されると(S366:YES)、処理がS362に戻され、CPU401は、再度ロット番号の入力を受け付ける。他方、10秒以内にキャンセルボタン543が押下されないと(S366:NO)、CPU401は、入力されたロット番号が妥当であるかを判定する(S367)。ロット番号が妥当であるか否かは、たとえば、ロット番号の文字数により判定される。
妥当なロット番号が入力されていないと(S367:NO)、CPU401は、図11(c)に示すように、ロット番号入力ダイアログ540に、“ロット番号が正しくありません。”を追加表示し(S368)、処理がS362に戻される。他方、妥当なロット番号が入力されていると(S367:YES)、CPU401は、入力されたロット番号をRAM403に一時的に記憶する(S369)。こうして、ロット番号入力処理が終了する。
図12は、有効期限入力処理を示すフローチャートである。
情報処理装置40のCPU401は、表示部420に有効期限入力ダイアログ550を表示し(S371)、有効期限の入力を受け付ける(S372)。
図13(a)〜(c)は、表示部420に表示される有効期限入力ダイアログ550を示す図である。有効期限入力ダイアログ550は、有効期限入力領域551と、登録ボタン552と、キャンセルボタン553を有している。有効期限入力領域551には、オペレータにより入力部410を介して有効期限が手動入力される。オペレータは、交換後の試薬容器に付されている有効期限を手動入力する。
図12に戻り、情報処理装置40のCPU401は、オペレータにより押下された有効期限入力ダイアログ550のボタンに応じて処理を変更する。すなわち、登録ボタン552が押下された場合(S373:YES)、処理がS375に進められる。キャンセルボタン553が押下された場合(S373:NO、S374:YES)、有効期限入力ダイアログ550が閉じられ、結合子Aを介して処理が図7のS23に戻され。登録ボタン552もキャンセルボタン553も押下されていない場合(S373:NO、S374:NO)、何れかのボタンが押下されるまで処理が待機される。
登録ボタン552が押下された場合(S373:YES)、CPU401は、図13(b)に示すように、有効期限入力ダイアログ550に、“登録中です。しばらくお待ちください。”を追加表示する(S375)。続いて、CPU401は、S375の処理の後、10秒以内にキャンセルボタン553が押下されたかを判定する(S376)。これにより、修正のための10秒間の猶予期間がオペレータに与えられる。10秒以内にキャンセルボタン553が押下されると(S376:YES)、処理がS372に戻され、CPU401は、再度有効期限の入力を受け付ける。他方、10秒以内にキャンセルボタン553が押下されないと(S376:NO)、CPU401は、入力された有効期限が妥当であるかを判定する(S377)。有効期限が妥当であるか否かは、たとえば、有効期限の日付のフォーマットにより判定される。
妥当な有効期限が入力されていないと(S377:NO)、CPU401は、図13(c)に示すように、有効期限入力ダイアログ550に、“有効期限が正しくありません。”を追加表示し(S378)、処理がS372に戻される。他方、妥当な有効期限が入力されていると(S377:YES)、CPU401は、入力された有効期限をRAM403に一時的に記憶する(S379)。こうして、有効期限入力処理が終了する。
図14は、製品コード入力処理を示すフローチャートである。
情報処理装置40のCPU401は、表示部420に製品コード入力ダイアログ560を表示し(S381)、製品コードの入力を受け付ける(S382)。
図15(a)〜(c)は、表示部420に表示される製品コード入力ダイアログ560を示す図である。製品コード入力ダイアログ560は、製品コード入力領域561と、登録ボタン562と、キャンセルボタン563を有している。製品コード入力領域561には、オペレータにより入力部410を介して製品コードまたは製品名が手動入力される。オペレータは、交換後の試薬容器に付されている製品コードまたは製品名を手動入力する。
図14に戻り、情報処理装置40のCPU401は、オペレータにより押下された製品コード入力ダイアログ560のボタンに応じて処理を変更する。すなわち、登録ボタン562が押下された場合(S383:YES)、処理がS385に進められる。キャンセルボタン563が押下された場合(S383:NO、S384:YES)、製品コード入力ダイアログ560が閉じられ、結合子Aを介して処理が図7のS23に戻される。登録ボタン562もキャンセルボタン563も押下されていない場合(S383:NO、S384:NO)、何れかのボタンが押下されるまで処理が待機される。
登録ボタン562が押下された場合(S383:YES)、CPU401は、図15(b)に示すように、製品コード入力ダイアログ560に、“登録中です。しばらくお待ちください。”を追加表示する(S385)。続いて、CPU401は、S385の処理の後、10秒以内にキャンセルボタン563が押下されたかを判定する(S386)。これにより、修正のための10秒間の猶予期間がオペレータに与えられる。10秒以内にキャンセルボタン563が押下されると(S386:YES)、処理がS382に戻され、CPU401は、再度製品コードの入力を受け付ける。他方、10秒以内にキャンセルボタン563が押下されないと(S386:NO)、CPU401は、入力された製品コードが妥当であるかを判定する(S387)。製品コードが妥当であるか否かは、たとえば、製品コードの文字数により判定される。
妥当な製品コードが入力されていないと(S387:NO)、CPU401は、図15(c)に示すように、製品コード入力ダイアログ560に、“製品コードが正しくありま
せん。”を追加表示し(S388)、処理がS382に戻される。他方、妥当な製品コードが入力されていると(S387:YES)、CPU401は、入力された製品コードをRAM403に一時的に記憶する(S389)。こうして、製品コード入力処理が終了する。
図16は、製造元入力処理を示すフローチャートである。
情報処理装置40のCPU401は、表示部420に製造元入力ダイアログ570を表示し(S391)、製造元の入力を受け付ける(S392)。
図17(a)〜(c)は、表示部420に表示される製造元入力ダイアログ570を示す図である。製造元入力ダイアログ570は、製造元入力領域571と、登録ボタン572と、キャンセルボタン573を有している。製造元入力領域571には、オペレータにより入力部410を介して製造元または販売元が手動入力される。オペレータは、交換後の試薬容器に付されている製造元または販売元を手動入力する。
図16に戻り、情報処理装置40のCPU401は、オペレータにより押下された製造元入力ダイアログ570のボタンに応じて処理を変更する。すなわち、登録ボタン572が押下された場合(S393:YES)、処理がS395に進められる。キャンセルボタン573が押下された場合(S393:NO、S394:YES)、製造元入力ダイアログ570が閉じられ、結合子Aを介して処理が図7のS23に戻される。登録ボタン572もキャンセルボタン573も押下されていない場合(S393:NO、S394:NO)、何れかのボタンが押下されるまで処理が待機される。
登録ボタン572が押下された場合(S393:YES)、CPU401は、図17(b)に示すように、製造元入力ダイアログ570に、“登録中です。しばらくお待ちください。”を追加表示する(S395)。続いて、CPU401は、S395の処理の後、10秒以内にキャンセルボタン573が押下されたかを判定する(S396)。これにより、修正のための10秒間の猶予期間がオペレータに与えられる。10秒以内にキャンセルボタン573が押下されると(S396:YES)、処理がS392に戻され、CPU401は、再度製造元の入力を受け付ける。他方、10秒以内にキャンセルボタン573が押下されないと(S396:NO)、CPU401は、入力された製造元が妥当であるかを判定する(S397)。製造元が妥当であるか否かは、たとえば、製造元の文字数により判定される。
妥当な製造元が入力されていないと(S397:NO)、CPU401は、図17(c)に示すように、製造元入力ダイアログ570に、“製造元が正しくありません。”を追加表示し(S398)、処理がS392に戻される。他方、妥当な製造元が入力されていると(S397:YES)、CPU401は、入力された製造元をRAM403に一時的に記憶する(S399)。こうして、製造元入力処理が終了する。
図18は、製造元住所入力処理を示すフローチャートである。
情報処理装置40のCPU401は、表示部420に製造元住所入力ダイアログ580を表示し(S401)、製造元住所の入力を受け付ける(S402)。
図19(a)〜(c)は、表示部420に表示される製造元住所入力ダイアログ580を示す図である。製造元住所入力ダイアログ580は、製造元住所入力領域581と、登録ボタン582と、キャンセルボタン583を有している。製造元住所入力領域581には、オペレータにより入力部410を介して製造元住所または販売元住所が手動入力され
る。オペレータは、交換後の試薬容器に付されている製造元住所または販売元住所を手動入力する。
図18に戻り、情報処理装置40のCPU401は、オペレータにより押下された製造元住所入力ダイアログ580のボタンに応じて処理を変更する。すなわち、登録ボタン582が押下された場合(S403:YES)、処理がS405に進められる。キャンセルボタン583が押下された場合(S403:NO、S404:YES)、製造元住所入力ダイアログ580が閉じられ、結合子Aを介して処理が図7のS23に戻される。登録ボタン582もキャンセルボタン583も押下されていない場合(S403:NO、S404:NO)、何れかのボタンが押下されるまで処理が待機される。
登録ボタン582が押下された場合(S403:YES)、CPU401は、図19(b)に示すように、製造元住所入力ダイアログ580に、“登録中です。しばらくお待ちください。”を追加表示する(S405)。続いて、CPU401は、S405の処理の後、10秒以内にキャンセルボタン583が押下されたかを判定する(S406)。これにより、修正のための10秒間の猶予期間がオペレータに与えられる。10秒以内にキャンセルボタン583が押下されると(S406:YES)、処理がS402に戻され、CPU401は、再度製造元住所の入力を受け付ける。他方、10秒以内にキャンセルボタン583が押下されないと(S406:NO)、CPU401は、入力された製造元住所が妥当であるかを判定する(S407)。製造元住所が妥当であるか否かは、たとえば、製造元住所の文字数により判定される。
妥当な製造元住所が入力されていないと(S407:NO)、CPU401は、図19(c)に示すように、製造元住所入力ダイアログ580に、“製造元住所が正しくありません。”を追加表示し(S408)、処理がS402に戻される。他方、妥当な製造元住所が入力されていると(S407:YES)、CPU401は、入力された製造元住所をRAM403に一時的に記憶する(S409)。こうして、製造元住所入力処理が終了する。
このように、ロット番号入力処理と、有効期限入力処理と、製品コード入力処理と、製造元入力処理と、製造元住所入力処理が順次行われると、図8に示すように、結合子3を介して処理が図7のS31に進められる。この場合、RAM403に一時的に記憶されている情報には、ロット番号と、有効期限と、製品コードと、製造元と、製造元住所が含まれている。このため、リエージェントコードが妥当である場合とは異なり、S31の処理によって、交換履歴DBには、図5の最上段に示すように、製品情報として、製品コードと、製造元と、製造元住所が記憶される。すなわち、交換履歴DBにおいて、製品コードと、製造元コードと、製造元住所の項目が空欄でない場合、リエージェントコードが妥当でないために、ロット番号と、有効期限と、製品コードと、製造元と、製造元住所が、オペレータにより入力されたことが分かる。
図20(a)は、情報処理装置40による消耗品交換履歴画面の表示処理を示すフローチャートである。
情報処理装置40のCPU401は、表示部420に表示される消耗品交換履歴アイコン(図示せず)がダブルクリックされたと判定すると(S51:YES)、ハードディスク404に記憶されている交換履歴DBの情報を読み出す(S52)。具体的には、交換履歴DBの交換日付と、交換時刻と、ログオン名と、消耗品の種類と、ロット番号と、有効期限と、製品コードと、製造元と、製造元住所の項目が読み出される。続いて、CPU401は、S52で読み出した情報に基づき、消耗品交換履歴画面610を、表示部420に表示する(S53)。
図21は、表示部420に表示される消耗品交換履歴画面610を示す図である。消耗品交換履歴画面610は、表示領域611を有しており、表示領域611には、交換履歴DBの情報が表示される。
表示領域611のナンバーの項目には、交換履歴DBの各データに対応した番号が表示される。表示領域611の日付と、時刻と、ログオン名と、消耗品名と、ロット番号と、使用期限の項目には、それぞれ、交換履歴DBの交換日付と、交換時刻と、ログオン名と、消耗品の種類と、ロット番号と、有効期限の項目が表示される。
表示領域611のコメントの項目には、交換履歴DBの製品コードと、製造元と、製造元住所の項目が連結された文字列が表示される。たとえば、図5の交換履歴DBの最上段が表示領域611に表示される場合、製品コードの項目の“UUU-900”と、製造元の項目
の“ABCD CORPORATION”と、製造元住所の項目の“○○市…”が、図21に示すように、連結されて表示される。なお、コメントの項目は、オペレータによって編集不可となっている。
コメントの項目が空欄であると、リエージェントコードが妥当であると判定された、すなわち、分析機器メーカーによって想定または保証された試薬が使用されたことが分かり、コメントの項目が空欄でないと、リエージェントコードが妥当であると判定されなかった、すなわち、分析機器メーカーによって想定または保証された試薬が使用されなかったことが分かる。
図20(b)は、情報処理装置40による測定結果画面の表示処理を示すフローチャートである。
情報処理装置40のCPU401は、表示部420に表示される測定結果アイコン(図示せず)がダブルクリックされたと判定すると(S61:YES)、ハードディスク404に記憶されている測定結果DBの情報を読み出す(S62)。続いて、CPU401は、S62で読み出した情報に基づき、測定結果画面620を、表示部420に表示する(S63)。
図22は、表示部420に表示される測定結果画面620を示す図である。測定結果画面620は、表示領域621を有しており、表示領域621には、測定結果DBの情報が表示される。
表示領域621の検体番号の項目には、検体を識別するための検体番号が表示される。表示領域621の測定日付と測定時刻の項目には、第2測定ユニット20で測定が行われた日付と時刻が表示される。その他の項目には、測定結果が表示される。
このように、消耗品交換履歴画面610が表示されると、表示領域621を参照することにより、各検体の測定がいつ行われたかを知ることができる。また、図22の測定結果画面620を併せて参照することにより、各検体の測定において、どの時点で交換された試薬容器が用いられたかを知ることができる。
以上、本実施の形態によれば、検体の分析結果に問題が生じた場合、その検体の測定に用いられた試薬を、図22の測定結果画面620における測定日時(測定日付と測定時刻の項目)と、図21の消耗品交換履歴画面610における交換日時(日付と時刻の項目)とを参照することにより特定することができる。また、検体測定装置2の動作に支障が生じた場合、支障が生じた日時と図21の消耗品交換履歴画面610における交換日時とを
参照することにより、支障が生じたときに用いられた試薬を特定することができる。そして、図21の消耗品交換履歴画面610のコメントの項目を参照することにより、その試薬が、検体測定装置2のメーカーが想定または保証していない試薬であるかを把握することができる。さらに、消耗品交換履歴画面610のコメントの項目には、試薬の製造元または販売元を特定する情報が表示されるので、使用された試薬の組成に関する情報の入手が容易になる。よって、特定された試薬ないし試薬容器を、この場合のトラブルの原因として検討することができるため、トラブルの原因を絞り込むことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、ロット番号入力処理と、有効期限入力処理と、製品コード入力処理と、製造元入力処理と、製造元住所入力処理において、オペレータは、入力内容を登録した後でも、10秒以内にキャンセルボタンを押下することで入力内容の修正を行うことができる。これにより、オペレータは、入力内容に誤りがあったことに気付いた場合でも、入力内容を修正することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、ロット番号入力処理と、有効期限入力処理と、製品コード入力処理と、製造元入力処理と、製造元住所入力処理において、オペレータは、入力内容の受付時にキャンセルボタンを押下することにより、図7のS23に処理を戻すことができる。これにより、意図せずに図8のS36に処理が進められた場合、たとえば、誤ってリエージェントコードが入力された場合や、誤った試薬についてリエージェントコードが入力された場合でも、オペレータは、リエージェントコードの入力からやり直すことが可能となる。また、オペレータは、図8のS36〜S40において、ロット番号等の入力中であっても、入力作業を中止して、入力画面を閉じることができるため、即座に他の業務を開始することができる。
また、本実施の形態によれば、消耗品交換ダイアログ520のリエージェントコード入力領域に、バーコードリーダ41を用いてリエージェントコードを入力する際に、バーコードリーダ41によりバーコード情報が読み取れなかった場合や、読み取ったバーコード情報が妥当なリエージェントコードでない場合でも、直ちに図8のS33に処理が進められることはない。これにより、たとえば、バーコードラベルが汚れている場合でも、オペレータは、入力部410を介してバーコードラベルに記載された数字を入力し直すことができる。また、たとえば、検体測定装置2のメーカーが想定していない試薬容器のバーコードラベルが読み取られた場合でも、オペレータは、検体測定装置2のメーカーが想定している試薬容器に交換して、改めてバーコードリーダ41によりバーコードラベルを読み取ることができる。
また、本実施の形態によれば、消耗品交換ダイアログ520のリエージェントコード入力領域に、オペレータは、入力部410を介してバーコードラベルに記載された数字を入力することができる。これにより、バーコードリーダ41が故障していても、問題なく消耗品の交換処理が行われる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の実施の形態はこれらに限定されるものではない。
たとえば、上記実施の形態では、測定対象として尿を例示したが、血液についても測定対象とされ得る。すなわち、血液を分析する臨床検体分析装置にも本発明を適用することができ、さらに、組織液等の他の臨床検体を検査する臨床検体分析装置に本発明を適用することもできる。また、測定対象の検体は、人体から採取したものでも、動物から採取したものでも良い。
また、上記実施の形態では、図8のS36〜S40の処理において、ロット番号等がオ
ペレータにより入力部410から入力されたが、これに限らず、検体分析装置1がデジタルカメラを備え、このデジタルカメラにより撮影された試薬容器のパッケージ写真が入力されるようにしても良い。この場合、分析装置のメーカーが想定していない試薬容器であるか否かは、試薬容器のパッケージ写真の有無により判定される。
また、上記実施の形態では、リエージェントコードに含まれる情報と、図8のS36〜S40の処理において入力される情報には、共通した情報(ロット番号と有効期限)が含まれたが、これに限らず、リエージェントコードに含まれる情報と、図8のS36〜S40の処理において入力される情報とは、全く同じ、または、全て異なっていても良い。
また、上記実施の形態では、試薬容器を識別するためのリエージェントコードが、バーコードラベル61a〜65aに記載されたが、これに限らずRFID(Radio Frequency IDentification)タグに記載されるようにしても良い。この場合、バーコードリーダ41の替わりに、RFIDアンテナを用いてリエージェントコードが読み取られる。
また、上記実施の形態では、フロートセンサ26と、プリズムセンサ22a〜25aにより、それぞれ、試薬容器61〜65内の試薬が所定量以下になったことが検知された。しかしながら、これに限らず、試薬容器に接続される管21〜25の端部に、試薬の残量を検出することができるフロートセンサが設置されても良い。これにより、試薬容器61〜65内の試薬の残量が検出可能となるため、上記実施の形態と同様、試薬容器61〜65内の試薬が所定量以下になったことを検出することができる。
また、上記実施の形態では、試薬(消耗品)を収容する試薬容器61〜65に、バーコードラベル61a〜65aが貼付されたが、これに限らず、試験紙等が消耗品として測定に用いられる場合には、試験紙等の消耗品に直接バーコード情報を記載するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、消耗品として、試薬および試験紙が用いられているが、消耗品として、たとえば、検体と試薬とを反応させる反応容器(キュベット)、検体を吸引するディスポーザブルノズルを使用するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、第2測定ユニット20の測定に用いられる試薬を収容する試薬容器61〜65に、リエージェントコードが記載されたバーコードラベルが貼付された。しかしながら、これに限らず、第1測定ユニット10の測定に用いられる試験紙を収容する容器に、リエージェントコードが記載されたバーコードラベルが貼付されても良い。この場合も、試験紙を交換する際に、バーコードリーダ41により試験紙を収容していた容器のバーコード情報が読み取られ、上記実施の形態と同様の処理が行われる。同様に、試薬を収容した試薬容器の梱包部材に、リエージェントコードが記載されたバーコードラベルが貼付されている場合にも、梱包部材に貼付されたバーコードラベルがバーコードリーダ41により読み取られ、上記と同様の処理が行われる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 検体分析装置(分析装置)
22a〜25a … プリズムセンサ(検出機構)
26 … フロートセンサ(検出機構)
41 … バーコードリーダ(自動読取機構)
61〜65 … 試薬容器(容器)
61a〜65a … バーコードラベル(識別子)
401 … CPU(制御部)
410 … 入力部
420 … 表示部
540 … ロット番号入力ダイアログ(第1入力画面)
550 … 有効期限入力ダイアログ(第1および第2入力画面)
560 … 製品コード入力ダイアログ(第1および第2入力画面)
570 … 製造元入力ダイアログ(第1および第2入力画面)
580 … 製造元住所入力ダイアログ(第2入力画面)
542 … 登録ボタン(登録キー)
552 … 登録ボタン(登録キー)
562 … 登録ボタン(登録キー)
572 … 登録ボタン(登録キー)
582 … 登録ボタン(登録キー)
543 … キャンセルボタン(キャンセルキー)
553 … キャンセルボタン(キャンセルキー)
563 … キャンセルボタン(キャンセルキー)
573 … キャンセルボタン(キャンセルキー)
583 … キャンセルボタン(キャンセルキー)

Claims (10)

  1. 被分析物質を分析するために、被分析物質とともに用いられる消耗品を使用する分析装置であって、
    消耗品または消耗品を収容する容器に付与された識別子を介してその消耗品に関する第1製品情報を読み取る自動読取機構と、
    前記自動読取機構によって識別子を介して読み取った情報が前記分析装置と同一メーカーの妥当な第1製品情報であった場合、読み取った前記第1製品情報を記憶するとともに分析動作を許可し、前記識別子を介して読み取った情報が前記分析装置と同一メーカーの妥当な第1製品情報ではなかった場合、消耗品の製造元または販売元を特定する情報を含む第2製品情報を手動入力するようオペレータに促し、オペレータによって第2製品情報が入力された場合、入力された前記第2製品情報を記憶するとともに分析動作を許可する制御部と、を備え
    前記制御部は、消耗品の交換履歴を表示可能に記憶しており、前記分析装置と同一メーカーの妥当な第1製品情報については消耗品の製造元または販売元を特定する情報は表示せず、前記手動入力された第2製品情報については消耗品の製造元または販売元を特定する情報を表示することが可能に前記交換履歴を記憶する、
    ことを特徴とする分析装置。
  2. 請求項1に記載の分析装置において、
    消耗品の残量を検出する検出機構を備え、
    前記検出機構が消耗品の残量不足を検出したときに分析装置の動作を停止し、前記制御部が許可を与えたときに分析装置の動作を再開する、
    ことを特徴とする分析装置。
  3. 請求項1または2に記載の分析装置において、
    表示部をさらに備え、
    第2製品情報は、複数種類の情報を含み、
    前記制御部は、第2製品情報を受け付ける際に、第1種の情報の入力を受け付ける第1入力画面を前記表示部に表示させ、前記第1入力画面を介して情報の入力を受け付け、受け付けた情報が適切なものであった場合、第2種の情報の入力を受け付ける第2入力画面を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする分析装置。
  4. 請求項3に記載の分析装置において、
    前記第1および第2入力画面は、受け付けた情報を登録するための登録キーと、情報の受け付けをキャンセルするキャンセルキーとを備え、
    前記制御部は、前記第1および第2入力画面に情報が受け付けられ、前記登録キーが選択された後、所定時間は前記キャンセルキーを有効化する、
    ことを特徴とする分析装置。
  5. 請求項3または4に記載の分析装置において、
    前記制御部は、前記第1および第2入力画面の何れが表示されていても、第2製品情報の手動入力の中止を受け付ける、
    ことを特徴とする分析装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の分析装置において、
    前記制御部は、被分析物質の分析結果を、分析された時を示す情報とともに記憶し、オペレータによって第2製品情報が手動入力された場合、入力された第2製品情報を、消耗品が交換された時を示す情報とともに記憶する、
    ことを特徴とする分析装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の分析装置において、
    前記制御部は、前記識別子を介して読み取った情報が妥当な第1製品情報ではなかった場合、第1製品情報の再入力か消耗品の交換かの選択をオペレータから受け付け、消耗品の交換が選択された場合、第2製品情報を手動入力するようオペレータに促す、
    ことを特徴とする分析装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の分析装置において、
    入力部をさらに備え、
    消耗品または消耗品を収容する容器には、識別子に含まれる第1製品情報と同一の第3製品情報がオペレータに視認可能に付与されており、
    前記制御部は、オペレータにより前記入力部を介して第3製品情報が正しく入力された場合、分析動作を許可する、
    ことを特徴とする分析装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか一項に記載の分析装置において、
    第1製品情報は、消耗品の製造元または販売元を特定する情報を含まない情報である、ことを特徴とする分析装置。
  10. 請求項1ないし9の何れか一項に記載の分析装置において、
    第1製品情報は、個々の消耗品毎にユニークに割り当てられた情報である、
    ことを特徴とする分析装置。
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