JP6932941B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6932941B2
JP6932941B2 JP2017026289A JP2017026289A JP6932941B2 JP 6932941 B2 JP6932941 B2 JP 6932941B2 JP 2017026289 A JP2017026289 A JP 2017026289A JP 2017026289 A JP2017026289 A JP 2017026289A JP 6932941 B2 JP6932941 B2 JP 6932941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sound information
image forming
sound
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017026289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018131298A (ja
Inventor
教考 清水
教考 清水
拓美 白熊
拓美 白熊
圭吾 小倉
圭吾 小倉
東 由美子
由美子 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2017026289A priority Critical patent/JP6932941B2/ja
Publication of JP2018131298A publication Critical patent/JP2018131298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6932941B2 publication Critical patent/JP6932941B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

本発明は、用紙を搬送して画像を形成する画像形成装置に関する。
用紙を搬送して画像を形成する画像形成装置では、用紙の搬送により発生する音等を検知して取得した音情報に基づき、装置の異常の有無を判断する技術、異常の有無に基づき動作の制限を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、音情報に基づく異常の有無を判断するため、正常時の音情報を基準音情報として記憶し、画像形成動作で検知した音情報と、基準音情報とを比較して、装置の異常の有無を判断する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2010−54558号公報 特開2016−22619号公報 特開2004−226482号公報
用紙が搬送されることで発生する音を検知して取得した音情報は、温度等の環境条件によりピークの周波数がシフトする場合がある。しかし、従来は、このような環境条件による音情報の変動が考慮されておらず、環境条件により変動した音情報と基準音情報が比較されることで、用紙の搬送状態を誤検知する可能性があった。
本発明は、このような課題を解決するためなされたもので、環境条件による音情報の変動を考慮して用紙の搬送状態を判断できるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に係る発明は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、用紙搬送手段により用紙が搬送される動作で発生する音を検知する音検知手段と、正常に用紙が搬送されたときの音情報を基準音情報として記憶する記憶手段と、環境条件を取得する環境条件取得手段と、音検知手段で検知された音情報を、環境条件取得手段で取得した環境条件に応じて補正し、補正された音情報と、記憶手段に記憶された基準音情報から、用紙の搬送状態を判断する制御手段と、を備え、制御手段は、基準音情報を取得するテストモードを実行し、画像が正常に形成された用紙が搬送される動作で音検知手段により検知した音情報を、基準音情報として記憶手段に記憶補正された音情報と、記憶手段に記憶された基準音情報との差分から、用紙の搬送状態の異常の程度を判断し、異常の程度に応じた用紙の搬送制御を行う画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、環境条件取得手段は、温度を検知する温度検知手段と、湿度を検知する湿度検知手段の何れか、または両方である請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、環境条件取得手段は、通紙枚数から温度を推定する請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項に係る発明は、用紙に形成された画像を読み取る画像読取手段と、作業者による操作が行われる操作手段を備え、テストモードで用紙に形成された画像が正常に形成されたか否かを、画像を画像読取手段で読み取ることで制御手段が判断するか、または、テストモードで用紙に形成された画像を作業者が確認して操作手段から入力された情報により判断するかが、操作手段での設定で選択される請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項に係る発明は、制御手段は、同一の用紙条件で取得した基準音情報が記憶手段に記憶されているか否かを判断し、同一の用紙条件で取得した基準音情報が記憶手段に記憶されていないと判断すると、該当する用紙条件で取得した基準音情報を記憶手段に記憶する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項に係る発明は、制御手段は、同一の環境条件で取得した基準音情報が記憶手段に記憶されているか否かを判断し、同一の環境条件で取得した基準音情報が記憶手段に記憶されていないと判断すると、該当する環境条件で取得した基準音情報を記憶手段に記憶する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項に係る発明は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、用紙搬送手段により用紙が搬送される動作で発生する音を検知する音検知手段と、正常に用紙が搬送されたときの音情報を基準音情報として記憶する記憶手段と、環境条件を取得する環境条件取得手段と、音検知手段で検知された音情報を、環境条件取得手段で取得した環境条件に応じて補正し、補正された音情報と、記憶手段に記憶された基準音情報から、用紙の搬送状態を判断する制御手段と、を備え、制御手段は、補正された音情報と、記憶手段に記憶された基準音情報との差分から、用紙の搬送状態の異常の程度を判断し、異常の程度に応じた用紙の搬送制御を行うとともに、異常の程度が作業者により設定されることで、異常の程度に応じた用紙の搬送制御が選択される画像形成装置である。
請求項に係る発明は、音検知手段は、用紙搬送手段で曲率を持った曲線箇所の搬送経路に設けられる請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
本発明によれば、温度等の環境条件によって変動する音情報を環境条件に応じて補正し、補正された音情報と基準音情報から、用紙の搬送状態を判断することで、環境条件の影響を排除して用紙の搬送状態を高精度に検知できる。用紙の搬送状態を高精度に検知できることで、用紙の搬送状態に応じて適切な処理を行うことが可能で、ジャム等の障害の発生を事前に抑制することができると共に、ダウンタイムの低減を図ることができる。
本実施の形態の画像形成装置の一例を示す構成図である。 本実施の形態の画像形成装置の制御機能の一例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態の画像形成装置の第1の動作例を示すフローチャートである。 音検知センサで検知された音の一例を示すグラフである。 音情報と基準音情報の一例を示すグラフである。 音情報と基準音情報の一例を示すグラフである。 本実施の形態の画像形成装置の第2の動作例を示すフローチャートである。 本実施の形態の画像形成装置の第3の動作例を示すフローチャートである。 本実施の形態の画像形成装置の第4の動作例を示すフローチャートである。 異常の程度と差分の関係を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施の形態について説明する。
<本実施の形態の画像形成装置の構成例>
図1は、本実施の形態の画像形成装置の一例を示す構成図である。本実施の形態の画像形成装置1Aは、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、本例では、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて配列することによりフルカラーの画像を形成する、カラー画像形成装置である。
画像形成装置1Aは、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成部11Yと、マゼンダ(M)の画像を形成する画像形成部11Mと、シアン(C)の画像を形成する画像形成部11Cと、ブラック(BK)の画像を形成する画像形成部11BKを備える。
各画像形成部11Y、11M、11C、11Bkは画像形成手段の一例で、感光体ドラム12と、感光体ドラム12を帯電させる帯電部13と、感光体ドラム12に潜像を形成する光書込部14と、潜像を現像する現像装置15と、感光体ドラム12を清掃、除電する清掃部16を備える。
感光体ドラム12は像担持体の一例で、清掃部16で清掃、除電された表面が帯電部13により帯電され、光書込部14による走査露光により潜像が形成される。現像装置15は現像手段の一例で、感光体ドラム12にトナーを供給する。
各画像形成部11Y、11M、11C、11Bkは、感光体ドラム12に現像装置15からトナーが供給されることで、潜像が現像されて顕像化される。画像形成部11Yでは、感光体ドラム12上にイエローに対応するトナー画像が形成される。画像形成部11Mでは、感光体ドラム12上に所定色の画像としてマセンダに対応するトナー画像が形成される。画像形成部11Cでは、感光体ドラム12上にシアンに対応するトナー画像が形成される。画像形成部11Bkでは、感光体ドラム12上にブラックに対応するトナー画像が形成される。
画像形成装置1Aは、感光体ドラム12に形成されたトナー画像が1次転写される中間転写ベルト17と、中間転写ベルト17にトナー画像を転写する1次転写ローラ17aを備える。各感光体ドラム12上に形成されたトナー画像は、像担持体の一例でベルト状の中間転写体である中間転写ベルト17が矢印方向に駆動されることで、各1次転写ローラ17aにより中間転写ベルト17上の所定位置へと逐次転写される。
画像形成装置1Aは、中間転写ベルト17上に転写された各色よりなるトナー画像を用紙P等に2次転写する2次転写部18を備える。2次転写部18は転写手段の一例で、用紙Pの一方の面と対向する側に中間転写ベルト17が設けられ、用紙Pの他方の面と対向する側に2次転写ローラ18aが設けられる。
2次転写部18は、転写部材である2次転写ローラ18aが中間転写ベルト17に対して離接する方向へ移動可能に設けられ、2次転写ローラ18aが中間転写ベルト17に押圧されることにより転写ニップ部19が形成される。2次転写部18では、転写ニップ部19で用紙Pが中間転写ベルト17に押圧され、2次転写ローラ18aが中間転写ベルト17と等速で回転駆動されることで、用紙Pにトナー画像が転写される。
画像形成装置1Aは、用紙P等を搬送する用紙搬送部2を備える。また、画像形成装置1Aは、用紙Pが収納される本例では複数の給紙トレイ21と、給紙トレイ21に収納された用紙Pを繰り出す給紙部21aを備える。
用紙搬送部2は用紙搬送手段の一例で、2次転写部18を通る用紙Pの搬送経路を構成する主搬送路23と、用紙Pの表裏を反転させる搬送経路を構成する反転搬送路24を備える。主搬送路23は、給紙部21aから繰り出される用紙Pの搬送経路及び外部給紙口22から給紙される用紙等の搬送経路が合流し、排出口25につながる。反転搬送路24は、用紙Pの搬送方向を逆転させて、表裏を判定する搬送経路を構成する。
反転搬送路24は、主搬送路23から下方へ分岐し、主搬送路23の下側で略水平方向に延在する第1の反転搬送路24aを備える。第1の反転搬送路24aでは、用紙Pの搬送方向が矢印D1方向から矢印D2方向に逆転される。また、反転搬送路24は、矢印D2で示す搬送方向に対して第1の反転搬送路24aの途中から上方に分岐し、2次転写部18より上流側で主搬送路23と合流する第2の反転搬送路24bを備える。
画像形成装置1Aでは、主搬送路23を搬送され、2次転写部18及び定着部3を通過した用紙Pは、上側を向いた面に画像が形成される。用紙Pの両面に画像を形成する場合、上側を向いた一の面に画像が形成された用紙Pが主搬送路23から反転搬送路24の第1の反転搬送路24aに搬送される。
第1の反転搬送路24aへ搬送された用紙Pが、搬送方向を逆転させて第2の反転搬送路24bから主搬送路23へ搬送されることで、画像形成面が下側を向く。これにより、用紙Pが表裏反転され、上側を向いた他の面に画像を形成することが可能となる。
用紙搬送部2は、主搬送路23と反転搬送路24との分岐箇所P1に第1の切換ゲート23aを備え、第1の反転搬送路24aと第2の反転搬送路24bとの分岐箇所P2に第2の切換ゲート23bを備え、用紙Pの表裏両面に画像を形成する動作で、用紙Pの通紙経路が切り替えられる。
画像形成装置1Aは、用紙搬送部2の所定箇所に音検知センサを備える。音検知センサは音検知手段の一例で、本例では、主搬送路23と反転搬送路24との分岐箇所P1より上流側の主搬送路23に第1の音検知センサ5aを備える。
また、第1の反転搬送路24aと第2の反転搬送路24bとの分岐箇所P2より矢印D1で示す搬送方向に対して上流側の第1の反転搬送路24aに第2の音検知センサ5bを備える。更に、反転搬送路24における曲線箇所、本例では、第2の反転搬送路24bの曲線箇所P3に第3の音検知センサ5cを備える。
主搬送路23及び反転搬送路24を用紙Pが搬送されると、用紙Pと図示しないガイド等が摺動することで音が発生する。第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cは、主にこの摺動音を検知する。
第1の音検知センサ5aは、用紙Pの搬送によるジャムが発生しやすい箇所である分岐箇所P1より上流側で、用紙Pの搬送に伴い発生する摺動音等の音を検知するため、分岐箇所P1の上流側に設けられる。
また、第2の音検知センサ5bは、用紙Pの搬送によるジャムが発生しやすい箇所である分岐箇所P2より上流側で、用紙Pの搬送に伴い発生する摺動音等の音を検知するため、分岐箇所P2の上流側に設けられる。
更に、第3の音検知センサ5cは、用紙Pの搬送に伴い摺動音が発生しやすい箇所である用紙搬送部2における曲線箇所である第2の反転搬送路24bの曲線箇所P3で、用紙Pの搬送に伴い発生する摺動音等の音を検知するため、曲線箇所P3に設けられる。
画像形成装置1Aは、2次転写部18で用紙Pに転写されたトナー画像を定着させる定着部3を備える。定着部3は定着手段の一例で、用紙Pを加熱する定着ベルト30と、定着ベルト30に用紙Pを押圧する加圧ローラ31を備える。
定着部3は、加圧ローラ31が定着ベルト30に圧接されることにより、定着ニップ部33が形成される。定着ベルト30に対して加圧ローラ31を圧接させた状態で、加圧ローラ31が回転駆動されるとともに、ヒータ30aに通電されることで、定着ニップ部33で挟持された用紙Pが搬送されるとともに、圧力及び熱により画像が用紙Pに定着される。
画像形成装置1Aは、用紙搬送部2の所定箇所にインラインセンサ6を備える。インラインセンサ6は画像読取手段の一例で、定着部3より下流側の主搬送路23に設けられ、用紙に転写、定着された画像を読み取る。
画像形成装置1Aは、原稿読取部10を備える。原稿読取部10は、走査露光装置の光学系により原稿の画像を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサにより読み取り、これにより、画像信号を得る。なお、画像形成装置1Aは、原稿を給紙する図示しない自動原稿搬送装置が上部に備えられる構成でも良い。
<本実施の形態の画像形成装置の制御機能例>
図2は、本実施の形態の画像形成装置の制御機能の一例を示す機能ブロック図である。画像形成装置1Aは、用紙Pを給紙し、画像を形成して排紙する一連の制御を行う制御部100を備える。制御部100は制御手段の一例で、CPU、MPUと称されるマイクロプロセッサと、RAM、ROM等のメモリを備える。また、画像形成装置1Aは、各種操作、用紙Pの坪量、サイズ、紙種等の選択が行われる操作手段としての操作部102を備える。
更に、画像形成装置1Aは、環境条件取得手段として、装置内、装置外の温度を検知する温度検知手段の一例である温度センサ111と、湿度を検知する湿度検知手段の一例である湿度センサ112を備える。また、画像形成装置1Aは、用紙Pが主搬送路23及び反転搬送路24を正常に搬送される際に発生する音である基準音情報、及び、温度センサ111で検知された温度、湿度センサ112で検知された湿度、制御部100で計数された通紙枚数等に基づき、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで検知された音情報を補正する補正情報等を記憶する記憶手段としての記憶部113を備える。
画像形成装置1Aで用紙Pに画像を形成する通常の動作ついて説明すると、制御部100は、用紙搬送部2を制御して用紙Pを搬送する。制御部100は、各画像形成部11Y、11M、11C、11Bkを制御して、清掃部16で清掃、除電された感光体ドラム12を帯電部13で帯電させる。
制御部100は、原稿読取部10で原稿から取得した画像データ、あるいは、外部から取得した画像データに基づき、光書込部14で画像に合わせて感光体ドラム12に静電潜像を形成し、感光体ドラム12の静電潜像を現像装置15で現像してトナー像を形成する。
感光体ドラム12に形成されトナー像は、中間転写ベルト17に一次転写され、中間転写ベルト17から用紙Pに二次転写される。そして、制御部100は、定着部3を制御して画像を用紙Pに定着させ、画像が形成された用紙Pを排紙する。
上述した画像形成動作に関連して、制御部100は、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで用紙Pの搬送に伴い発生する音を検知し、各音検知センサで検知された音情報に基づき、該当搬送箇所における用紙の状態を判断する。
各音検知センサで検知された音情報は、温度、湿度等の環境条件により、音のピークの周波数がシフトする。そこで、制御部100は、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで検知した音情報を、温度センサ111で検知された温度、湿度センサ112で検知された湿度に応じた補正情報で補正し、補正した音情報と基準音情報に基づき用紙の状態を判断する。
また、連続通紙枚数が増加することでも温度が上昇し、音のピークの周波数がシフトする要因となる。そこで、制御部100は、環境条件として、通紙枚数から推定した温度に応じた補正情報で補正し、補正した音情報と基準音情報に基づき用紙の状態を判断する。
このように、各音検知センサで検知した音情報を、環境条件に応じて周波数のピークをシフトさせる補正を行い、補正された音情報と、用紙が正常に搬送されているときの基準音情報との差分や傾向等を比較して、用紙の搬送状態を判断することで、用紙の搬送状態を高精度で判断可能となる。
<本実施の形態の画像形成装置の動作例>
図3は、本実施の形態の画像形成装置の第1の動作例を示すフローチャートで、各図を参照して、本実施の形態の画像形成装置の動作例について説明する。
図3のステップSA1で、制御部100は、画像形成動作における用紙搬送中に、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで用紙Pの搬送に伴い発生する音を検知する。
図3のステップSA2で、制御部100は、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで検知した音を、可聴領域(20Hz〜20kHz)で周波数解析することで音情報を取得する。
図4は、音検知センサで検知された音の一例を示すグラフである。第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで検知した音De1である用紙の摺動音は、数kHz程度の可聴領域内であるため、可聴慮域で周波数解析を行う。
図5及び図6は、音情報と基準音情報の一例を示すグラフであり、図5(a)は、異常が発生していない場合における補正前の音情報と基準音情報を示し、図5(b)は、異常が発生している場合における補正前の音情報と基準音情報を示す。また、図6(a)は、異常が発生していない場合における補正後の音情報と基準音情報を示し、図6(b)は、異常が発生している場合における補正後の音情報と基準音情報を示す。
周波数解析することで得られる音情報De2、De3は、温度、湿度の変動等に伴う環境条件により、図5(a)及び図5(b)に破線で示すように、基準音情報DeRefと比較して、音のピークの周波数がシフトする場合がある。
このため、図5(a)に示すように、異常が発生していない音情報De2の場合でも、基準音情報DeRefの音のピークPeRefの周波数と比較して、音のピークPe2の周波数がシフトすることで、異常の有無を誤検知する可能性がある。
そこで、図3のステップSA3で、制御部100は、温度センサ111で温度を検知し、湿度センサ112で湿度を検知して、環境条件を取得する。また、制御部100は、各搬送経路における通紙枚数を取得して、温度を推定しても良い。
図3のステップSA4で、制御部100は、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで検知した音情報を、記憶部113に記憶された換算テーブル等の補正情報を使用して、環境条件に応じて補正する。これにより、図6(a)、図6(b)に示すような補正された音情報De2、De3を生成する。
図3のステップSA5で、制御部100は、記憶部113に記憶された基準音情報と、補正後の音情報の差分を演算する。
図3のステップSA6で、制御部100は、図6(a)に示すように、異常が発生していない場合、破線で示す補正後の音情報De2と実線で示す基準音情報DeRefの差分は正常の範囲内に収まる。これにより、制御部100は、環境条件の影響を排除して、異常が発生していないと判断する。これに対し、図6(b)に示すように、異常が発生している場合、基準音情報DeRefとは異なる周波数で音のピークが発生する等により、破線で示す補正後の音情報De3と実線で示す基準音情報DeRefの差分が正常の範囲を超える。これにより、制御部100は、環境条件の影響を排除して、異常が発生していると判断する。
図3のステップSA7で、制御部100は、異常が発生している場合は、異常の程度に応じた用紙の搬送制御を行う。
図7は、本実施の形態の画像形成装置の第2の動作例を示すフローチャートで、基準音情報を取得する動作例について説明する。
図7のステップSB1で、制御部100は、テストモードにおける用紙搬送中に、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで用紙Pの搬送に伴い発生する音を検知する。テストモードは、画像形成装置の設置時、稼働開始時等、予め設定されたタイミングで行われる。
図7のステップSB2で、制御部100は、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで検知した音を、可聴領域(20Hz〜20kHz)で周波数解析することで音情報を取得する。
図7のステップSB3で、制御部100は、テストモードで正常に画像が形成されたか否かを判断する。このステップSB3では、テストモードで用紙に形成された画像をインラインセンサ6で読み取ることで、画像が正常に形成されたか否かを制御部100が判断するか、または、テストモードで用紙に形成された画像を作業者が目視により確認して操作部102から入力された情報により判断するかを、操作部102での設定で選択可能である。
テストモードで正常に画像が形成されたと判断すると、図7のステップSB4で、制御部100は、正常に画像が形成された動作で取得した音情報を基準音情報として記憶部113に記憶する。
テストモードで正常に画像が形成されていない判断すると、基準音情報の記憶は行わず、図7のステップSB5で、制御部100は、画像の形成位置の補正等を行い、テストモードでの画像の形成及び音の検知を再度行う。なお、テストモードで正常に画像が形成されていない判断すると、テストモードを中止して、修理を行うようにしても良い。
図8は、本実施の形態の画像形成装置の第3の動作例を示すフローチャートで、環境条件、用紙条件に対応して基準音情報を取得する動作例について説明する。
図8のステップSC1で、制御部100は、テストモードにおける用紙搬送中に、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで用紙Pの搬送に伴い発生する音を検知する。テストモードは、画像形成装置の設置時、稼働開始時等、予め設定されたタイミングで行われる。
図8のステップSC2で、制御部100は、第1の音検知センサ5a、第2の音検知センサ5b及び第3の音検知センサ5cで検知した音を、可聴領域(20Hz〜20kHz)で周波数解析することで音情報を取得する。
図8のステップSC3で、制御部100は、用紙条件として用紙のサイズを判断し、同一サイズの用紙に対応した基準音情報が記憶部113に記憶されているか判断する。同一サイズの用紙に対応した基準音情報が記憶されていないと判断すると、図8のステップSC4で、制御部100は、上述した図7の動作により基準音情報を取得する。
図8のステップSC5で、制御部100は、用紙条件として用紙の紙種を判断し、同一紙種の用紙に対応した基準音情報が記憶部113に記憶されているか判断する。同一紙種の用紙に対応した基準音情報が記憶されていないと判断すると、図8のステップSC4で、制御部100は、上述した図7の動作により基準音情報を取得する。
制御部100は、正常に画像が形成された用紙の紙種、サイズ等の用紙条件と、基準音情報を対応させたテーブルを作成して、記憶部113に記憶する。用紙条件としては、普通紙、コート紙等の紙種、サイズに加えて、用紙のつぼ量、剛度、厚さ等を記憶する。
図8のステップSC6で、制御部100は、温度センサ111で温度を検知し、湿度センサ112で湿度検知して、同一温度、湿度に対応した基準音情報が記憶部113に記憶されているか判断する。同一温度、湿度に対応した基準音情報が記憶されていないと判断すると、図8のステップSC4で、制御部100は、上述した図7の動作により基準音情報を取得する。
制御部100は、正常に画像が形成された動作で検知した温度、湿度等の環境条件と、基準音情報を対応させたテーブルを作成して、記憶部113に記憶する。また、所定枚数の用紙に画像を形成し、通紙枚数から推定した温度等の環境条件と、基準音情報を対応させたテーブルを作成して、記憶部113に記憶しても良い。
なお、環境条件による音情報の補正は、テーブルを使用せずに、補正係数を使用して演算により行っても良い。
ここで、図7及び図8は、テストモード時の動作で説明したが、通常の画像形成動作で、同一用紙条件の基準音情報が記憶部113に記憶されていない場合、画像形成動作を中断し、上述した図7及び図8の動作を適用し、該当する用紙条件の基準音情報を取得した後、画像形成動作を再開しても良い。
図9は、本実施の形態の画像形成装置の第4の動作例を示すフローチャート、図10は、異常の程度と差分の関係を示す説明図で、図3のステップSA7における異常の程度に応じた用紙の搬送制御の動作例について説明する。
図9のステップSD1で、制御部100は、図3で説明した音情報に基づく用紙の異常の有無及び異常の程度の検知を行う。
図9のステップSD2で、制御部100は、基準音情報と補正後の音情報の差分が正常の範囲内であるか判断する。基準音情報と補正後の音情報の差分が正常の範囲内であると判断すると、通常の画像形成動作を継続する。
図9のステップSD3で、制御部100は、基準音情報と補正後の音情報の差分が正常の範囲を超え、第1の異常検知値、本例では差分が40dB以上であると判断すると、用紙の搬送に不適な重度の異常と判断して、ステップSD4で搬送を停止する。
図9のステップSD5で、制御部100は、基準音情報と補正後の音情報の差分が正常の範囲を超え、第2の異常検知値、本例では差分が30dB以上40dB未満であると判断すると、一部の用紙の搬送に不適な中度の異常と判断して、ステップSD6で、搬送に不適な用紙の搬送は停止し、搬送可能な用紙は退避用のトレイまで搬送するパージと称す処理を行う。
図9のステップSD7で、制御部100は、基準音情報と補正後の音情報の差分が正常の範囲を超え、第3の異常検知値、本例では差分が20dB以上30dB未満であると判断すると、搬送速度の変更で用紙の搬送が可能な軽度の異常と判断して、ステップSD8で、搬送速度を低下させて用紙の搬送を継続する。
制御部100は、基準音情報と補正後の音情報の差分が正常の範囲を超え、第4の異常検知値、本例では差分が15dB以上20dB未満であると判断すると、搬送タイミングの変更で用紙の搬送が可能な軽度の異常と判断して、ステップSD9で、搬送タイミングを遅らせて用紙の搬送を継続する。
上述した異常検知値及び正常値は、作業者が操作部102を操作することで設定可能であり、異常検知値及び正常値の作業者の設定により、用紙の搬送制御が選択される。
本発明は、用紙を搬送し、トナー画像を転写、定着させて画像を形成する画像形成装置に適用される。
2・・・用紙搬送部、23・・・主搬送路、24・・・反転搬送路、5a・・・第1の音検知センサ、5b・・・第2の音検知センサ、5c・・・第3の音検知センサ、6・・・インラインセンサ、100・・・制御部、102・・・操作部、111・・・温度センサ、112・・・湿度センサ、113・・・記憶部

Claims (8)

  1. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、
    前記用紙搬送手段により用紙が搬送される動作で発生する音を検知する音検知手段と、
    正常に用紙が搬送されたときの音情報を基準音情報として記憶する記憶手段と、
    環境条件を取得する環境条件取得手段と、
    前記音検知手段で検知された音情報を、前記環境条件取得手段で取得した環境条件に応じて補正し、補正された音情報と、前記記憶手段に記憶された基準音情報から、用紙の搬送状態を判断する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、基準音情報を取得するテストモードを実行し、画像が正常に形成された用紙が搬送される動作で前記音検知手段により検知した音情報を、基準音情報として前記記憶手段に記憶補正された音情報と、前記記憶手段に記憶された基準音情報との差分から、用紙の搬送状態の異常の程度を判断し、異常の程度に応じた用紙の搬送制御を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記環境条件取得手段は、温度を検知する温度検知手段と、湿度を検知する湿度検知手段の何れか、または両方である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記環境条件取得手段は、通紙枚数から温度を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 用紙に形成された画像を読み取る画像読取手段と、
    作業者による操作が行われる操作手段を備え、
    テストモードで用紙に形成された画像が正常に形成されたか否かを、画像を前記画像読取手段で読み取ることで前記制御手段が判断するか、または、テストモードで用紙に形成された画像を作業者が確認して前記操作手段から入力された情報により判断するかが、前記操作手段での設定で選択される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、同一の用紙条件で取得した基準音情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判断し、同一の用紙条件で取得した基準音情報が前記記憶手段に記憶されていないと判断すると、該当する用紙条件で取得した基準音情報を前記記憶手段に記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、同一の環境条件で取得した基準音情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判断し、同一の環境条件で取得した基準音情報が前記記憶手段に記憶されていないと判断すると、該当する環境条件で取得した基準音情報を前記記憶手段に記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、
    前記用紙搬送手段により用紙が搬送される動作で発生する音を検知する音検知手段と、
    正常に用紙が搬送されたときの音情報を基準音情報として記憶する記憶手段と、
    環境条件を取得する環境条件取得手段と、
    前記音検知手段で検知された音情報を、前記環境条件取得手段で取得した環境条件に応じて補正し、補正された音情報と、前記記憶手段に記憶された基準音情報から、用紙の搬送状態を判断する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、補正された音情報と、前記記憶手段に記憶された基準音情報との差分から、用紙の搬送状態の異常の程度を判断し、異常の程度に応じた用紙の搬送制御を行うとともに、異常の程度が作業者により設定されることで、異常の程度に応じた用紙の搬送制御が選択される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記音検知手段は、前記用紙搬送手段で曲率を持った曲線箇所の搬送経路に設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2017026289A 2017-02-15 2017-02-15 画像形成装置 Active JP6932941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017026289A JP6932941B2 (ja) 2017-02-15 2017-02-15 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017026289A JP6932941B2 (ja) 2017-02-15 2017-02-15 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018131298A JP2018131298A (ja) 2018-08-23
JP6932941B2 true JP6932941B2 (ja) 2021-09-08

Family

ID=63249358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017026289A Active JP6932941B2 (ja) 2017-02-15 2017-02-15 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6932941B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7195851B2 (ja) * 2018-10-02 2022-12-26 シャープ株式会社 システム及び処理装置
WO2022230249A1 (ja) * 2021-04-28 2022-11-03 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 紙詰まり予兆推定装置、紙詰まり予兆推定方法、及び、プログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266380A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Ricoh Co Ltd 状態判定装置、画像形成装置、外部情報処理装置、画質検知装置及び状態判定方法
JP4642433B2 (ja) * 2004-11-02 2011-03-02 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP2015037982A (ja) * 2012-08-24 2015-02-26 株式会社Pfu 原稿搬送装置、ジャム判定方法及びコンピュータプログラム
JP5791575B2 (ja) * 2012-08-28 2015-10-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 用紙搬送装置、画像形成装置
JP2014199397A (ja) * 2013-03-15 2014-10-23 株式会社リコー 画像形成装置
JP2014205558A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018131298A (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7959151B2 (en) Image forming apparatus and recording medium conveying device included in the image forming apparatus
EP3028970B1 (en) Sheet-conveying device that conveys sheets and image-forming apparatus using the same
JP2012189672A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP6932941B2 (ja) 画像形成装置
JP5200667B2 (ja) 透過光量測定装置、媒体識別装置、媒体搬送装置及び画像形成装置
JP2007022721A (ja) 画像形成装置
JP5213437B2 (ja) 記録紙検査装置
JP4736571B2 (ja) 画像形成装置
JP6776710B2 (ja) 画像形成装置
JP6911535B2 (ja) 画像形成装置、およびプログラム
JP4376196B2 (ja) 画像形成装置
US8855517B2 (en) Image forming apparatus having looped belt and method of detecting index
JP6655953B2 (ja) 画像形成装置
JP4701612B2 (ja) 画像形成装置およびその方法、画像形成結果検査方法
JP2017223902A (ja) 画像形成装置
JP6256233B2 (ja) 用紙搬送装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP6809295B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP5014283B2 (ja) シート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6652749B2 (ja) 原稿搬送装置及び該原稿搬送装置を備えた画像形成装置
JP2005215157A (ja) 画像形成装置、検査装置および検査方法
JP7243261B2 (ja) 画像形成装置
JP2019215486A (ja) 画像形成装置、及び、搬送異常判断方法
JP2009134120A (ja) 画像形成装置
JP2019066748A (ja) 画像形成装置及び制御方法
JP2018043876A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6932941

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150