JP6932935B2 - 圧電アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、圧電アクチュエータに関する。
従来の圧電アクチュエータとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の圧電アクチュエータは、圧電素子に、縦振動モード及び屈曲振動モードが合成された振動モードを発生させることにより、摩擦部に超音波楕円振動を発生させる。この圧電アクチュエータでは、摩擦部は、屈曲振動の腹部に対応する位置に設けられている。
特開2005−94956号公報
従来の圧電アクチュエータでは、上述のように、圧電素子において屈曲振動により最大振幅となる腹(一般的には、圧電素子の長手方向の1/3の位置)に摩擦部が設けられている。このような圧電アクチュエータにおいては、駆動特性について、更なる改善が求められている。
本発明の一側面は、駆動特性の向上が図れる圧電アクチュエータを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る圧電アクチュエータは、複数の圧電体層を積層することによって形成されると共に、長方形状を呈し且つ互いに対向する一対の主面と、一対の主面の長辺方向で互いに対向する一対の端面と、一対の主面の短辺方向で互いに対向する一対の側面と、を有し、印加される電圧によって縦振動モードと屈曲振動モードとが合成された振動モードを発生させる圧電素子と、圧電素子において一方の主面に配置されると共に、被駆動体に接触して該被駆動体との間に摩擦力を生じさせる第1摩擦部及び第2摩擦部と、を備え、圧電素子は、一対の側面の対向方向から見て、圧電素子の長手方向の中心を通り且つ一対の主面の対向方向に沿った直線に対して非対称となる位置に、屈曲振動モードにより最大振幅を生じる腹を有し、第1摩擦部は、圧電素子の腹以外の位置で、且つ、圧電素子の長手方向の長さをLとした場合に、一方の端面からの距離が1/3L未満となる位置に配置されおり、第2摩擦部は、圧電素子の腹以外の位置で、且つ、他方の端面からの距離が1/3L未満となる位置に配置されている。
本発明の一側面に係る圧電アクチュエータでは、電圧が印加されて縦振動モード及び屈曲振動モードが合成された振動モードが発生すると、第1摩擦部及び第2摩擦部のそれぞれに楕円運動が生じる。第1摩擦部及び第2摩擦部は、楕円運動の加速部分(楕円の長手方向の成分)において高い駆動力が得られる。圧電アクチュエータでは、圧電素子の腹は、一対の側面の対向方向から見て、圧電素子の長手方向の中心を通り且つ一対の主面の対向方向に沿った直線に対して非対称となる位置である。また、圧電アクチュエータでは、第1摩擦部を、圧電素子の腹以外の位置で、且つ、一方の端面からの距離が1/3L未満となる位置に配置し、第2摩擦部を、圧電素子の腹以外の位置で、且つ、他方の端面からの距離が1/3L未満となる位置に配置している。この構成により、圧電アクチュエータでは、第1摩擦部及び第2摩擦部の楕円運動において、楕円の長手方向の成分が圧電素子の長手方向に沿うように、楕円の長手方向の成分を傾けることができる(楕円の長手方向の成分と圧電素子の長手方向とが成す角度を小さくできる)。これにより、圧電アクチュエータでは、第1摩擦部及び第2摩擦部は、楕円運動の加速部分において被駆動体と接触する。したがって、圧電アクチュエータでは、駆動力を確保することができる。その結果、圧電アクチュエータでは、駆動特性の向上が図れる。
一実施形態においては、圧電素子は、同一の圧電体層上に配置される4つの第1内部電極と、4つの第1内部電極と圧電体層を挟んで対向して配置され、第1内部電極との間に電圧が印加される第2内部電極と、を有し、4つの第1内部電極のうち、2つの第1内部電極が第1の対角に位置し、他の2つの第1内部電極が第1の対角に交差する第2の対角に位置しており、第1の対角又は第2の対角に位置する2つの第1内部電極が接続部材によって電気的に接続されていてもよい。圧電素子では、内部電極において最大寸法となる部分(領域)において変位が生じる。一実施形態に係る圧電アクチュエータでは、圧電体層上において、第1の対角又は第2の対角に位置する2つの第1内部電極が接続部材によって電気的に接続されているため、接続部材で接続された2つの第1内部電極にわたって変位が生じる。これに対して、残りの2つの第1内部電極は、それぞれの最大寸法となる部分で変位が生じる。このように、同一の圧電体層上において、変位量に差が生じる。このような構成により、圧電アクチュエータでは、圧電素子の腹を、一対の側面の対向方向から見て、圧電素子の長手方向の中心を通り且つ一対の主面の対向方向に沿った直線に対して非対称となる位置に設定することができる。
本発明の一側面によれば、駆動特性の向上が図れる。
図1は、一実施形態に係る圧電アクチュエータが被駆動体に実装されている状態を示す斜視図である。 図2(a)及び図2(b)は、圧電アクチュエータを示す斜視図である。 図3は、圧電素子の分解斜視図である。 図4は、圧電アクチュエータの側面図である。 図5(a)は、縦振動モードを示す図であり、図5(b)は、屈曲振動モードを示す図である。 図6(a)は、従来の圧電アクチュエータの駆動特性を示す図であり、図6(b)は、一実施形態に係る圧電アクチュエータの駆動特性を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、圧電アクチュエータ1は、交流電圧が印加されて変位することによって、被駆動体100(例えば、ローター等)を移動させる機能を有している。図1、図2(a)及び図2(b)に示されるように、圧電アクチュエータ1は、圧電素子3と、第1摩擦部10及び第2摩擦部12と、を備えている。被駆動体100は、第1摩擦部10及び第2摩擦部12との摩擦力により移動することとなる。
圧電素子3の積層体2は、直方体形状を呈している。積層体2は、互いに対向している一対の端面2a,2bと、互いに対向している一対の主面2c,2dと、互いに対向している一対の側面2e、2fと、を有している。主面2c,2dは、長方形状を呈している。本実施形態では、一対の主面2c,2dの長辺方向で互いに対向する一対の端面2a,2bの対向方向が、積層体2(圧電素子3)の長手方向である。一対の主面2c,2dが対向している対向方向が、積層体2(圧電素子3)の高さ方向である。一対の主面2c,2dの長辺方向で互いに対向する一対の側面2e,2fの対向方向が、積層体2(圧電素子3)の幅方向である。
一対の端面2a,2bは、一対の主面2c,2dの間を連結するように延びている。一対の端面2a,2bは、一対の主面2c,2dの短辺方向にも延びている。一対の側面2e,2fは、一対の主面2c,2dの間を連結するように延びている。一対の側面2e,2fは、一対の端面2a,2bの長辺方向にも延びている。本実施形態では、主面2dは、図1に示されるように、被駆動体100に実装する際、被駆動体100と対向する実装面として規定される。
積層体2は、圧電セラミック材料からなる。圧電セラミック材料としては、PZT[Pb(Zr、Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb、La)(Zr、Ti)O]、又はチタン酸バリウム(BaTiO)などが挙げられる。本実施形態では、積層体2は、圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体である圧電体層20a〜20f(図3参照)が積層されて構成されている。積層体2では、複数の圧電体層20a〜20fの積層方向が一対の側面2e,2fの対向方向と一致する。実際の積層体2では、各圧電体層20a〜20fは、各圧電体層20a〜20fの間の境界が視認できない程度に一体化されている。本実施形態では、圧電体層20aの外表面が積層体2の側面2fを構成しており、圧電体層20fの外表面が積層体2の側面2eを構成している。
図3に示されるように、圧電素子3は、第1内部電極22と、第2内部電極24と、第3内部電極26と、第4内部電極28と、第5内部電極30と、第6内部電極32と、第7内部電極34と、第8内部電極36と、第9内部電極38と、備えている。各内部電極22,24,26,28,30,32,34,36,38は、積層型の電子素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば、Ni、Pt又はPdなど)からなる。各内部電極22,24,26,28,30,32,34,36,38は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。なお、第1内部電極22、第2内部電極24、第3内部電極26及び第4内部電極28は、特許請求の範囲に記載の4つの第1内部電極を構成している。第5内部電極30は、特許請求の範囲に記載の第2内部電極を構成している。第6内部電極32、第7内部電極34、第8内部電極36及び第9内部電極38は、特許請求の範囲に記載の4つの第1内部電極を構成している。
圧電体層20b上には、第1内部電極22、第2内部電極24、第3内部電極26及び第4内部電極28が配置されている。第1内部電極22及び第2内部電極24は、圧電体層20b上において、互いに電気的に絶縁されている(離間している)。第3内部電極26及び第4内部電極28は、圧電体層20b上において、互いに電気的に接続されている。
第1内部電極22は、圧電体層20b上において、積層体2の端面2aと主面2cとが形成する角部側に配置されている。第1内部電極22は、主電極部22aと、接続部22bと、を有している。主電極部22aと接続部22bとは、一体に形成されている。接続部22bは、主電極部22aから積層体2の一方の主面2c側に延在し、積層体2の主面2cに露出している。具体的には、接続部22bは、積層体2の一方の端面2a側寄りの位置において主面2cに露出している。
第2内部電極24は、圧電体層20b上において、第1内部電極22が配置された角部と対角(第1の対角)の角部、すなわち積層体2の端面2bと主面2dとが形成する角部側に配置されている。第2内部電極24は、主電極部24aと、接続部24bと、を有している。主電極部24aと接続部24bとは、一体に形成されている。接続部24bは、主電極部24aから積層体2の一方の主面2d側に延在し、積層体2の主面2dに露出している。具体的には、接続部24bは、積層体2の他方の端面2b側寄りの位置において主面2dに露出している。
第3内部電極26は、圧電体層20b上において、積層体2の端面2bと主面2cとが形成する角部側に配置されている。第3内部電極26は、主電極部26aと、接続部26bと、を有している。主電極部26aと接続部26bとは、一体に形成されている。接続部26bは、主電極部26aから積層体2の一方の主面2c側に延在し、積層体2の主面2cに露出している。具体的には、接続部26bは、積層体2の他方の端面2b側寄りの位置において主面2cに露出している。
第4内部電極28は、圧電体層20b上において、第3内部電極26が配置された角部と対角(第2の対角)の角部、すなわち積層体の端面2aと主面2dとが形成する角部側に配置されている。第4内部電極28は、主電極部28aと、接続部28bと、を有している。主電極部28aと接続部28bとは、一体に形成されている。接続部28bは、主電極部28aから積層体2の一方の主面2d側に延在し、積層体2の主面2dに露出している。具体的には、接続部28bは、積層体2の一方の端面2a側寄りの位置において主面2dに露出している。
第3内部電極26と第4内部電極28とは、接続部材29により電気的に接続されている。具体的には、第3内部電極26の主電極部26aと第4内部電極28の主電極部28aとが、接続部材29により電気的に接続されている。接続部材29は、所定の間隔をあけて対角に配置された第1内部電極22と第2内部電極24との間に配置されている。接続部材29は、導電性材料(例えば、Ni、Pt又はPdなど)からなる。接続部材29は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
圧電体層20c上には、第5内部電極30が配置されている。第5内部電極30は、主電極部30aと、接続部30b,30cと、を有している。主電極部30aは、積層体2の長手方向を当該主電極部30aの長手方向とする長方形状を呈している。主電極部30aは、圧電体層20bを介して、第1内部電極22(主電極部22a)、第2内部電極(主電極部24a)、第3内部電極26(主電極部26a)及び第4内部電極(主電極部28a)と対向している。
接続部30bは、主電極部30aの長手方向に沿う一方の側面から積層体2の一方の主面2c側に延在し、積層体2の主面2cに露出している。具体的には、接続部30bは、積層体2の長手方向の中央の位置において主面2cに露出している。接続部30cは、主電極部30aの長手方向に沿う他方の側面から積層体2の他方の主面2d側に延在に、積層体2の主面2dに露出している。具体的には、接続部30cは、積層体2の長手方向の中央の位置において主面2dに露出している。
圧電体層20d上には、第6内部電極32、第7内部電極34、第8内部電極36及び第9内部電極38が配置されている。第6内部電極32及び第7内部電極34は、圧電体層20d上において、互いに電気的に接続されている。第8内部電極36及び第9内部電極38は、圧電体層20d上において、互いに電気的に絶縁されている。
第6内部電極32は、圧電体層20d上において、積層体2の端面2aと主面2cとが形成する角部側に配置されている。第6内部電極32は、主電極部32aと、接続部32bと、を有している。主電極部32aと接続部32bとは、一体に形成されている。接続部32bは、主電極部32aから積層体2の一方の主面2c側に延在し、積層体2の主面2cに露出している。具体的には、接続部32bは、積層体2の一方の端面2a側寄りの位置において主面2cに露出している。
第7内部電極34は、圧電体層20d上において、第6内部電極32が配置された角部と対角の角部、すなわち積層体2の端面2bと主面2dとが形成する角部側に配置されている。第7内部電極34は、主電極部34aと、接続部34bと、を有している。主電極部34aと接続部34bとは、一体に形成されている。接続部34bは、主電極部34aから積層体2の一方の主面2d側に延在し、積層体2の主面2dに露出している。具体的には、接続部34bは、積層体2の他方の端面2b側寄りの位置において主面2dに露出している。
第8内部電極36は、圧電体層20d上において、積層体2の端面2bと主面2cとが形成する角部側に配置されている。第8内部電極36は、主電極部36aと、接続部36bと、を有している。主電極部36aと接続部36bとは、一体に形成されている。接続部36bは、主電極部36aから積層体2の一方の主面2c側に延在し、積層体2の主面2cに露出している。具体的には、接続部36bは、積層体2の他方の端面2b側寄りの位置において主面2cに露出している。
第9内部電極38は、圧電体層20d上において、第8内部電極36が配置された角部と対角の角部、すなわち積層体2の端面2aと主面2dとが形成する角部側に配置されている。第9内部電極38は、主電極部38aと、接続部38bと、を有している。主電極部38aと接続部38bとは、一体に形成されている。接続部38bは、主電極部38aから積層体2の一方の主面2d側に延在し、積層体2の主面2dに露出している。具体的には、接続部38bは、積層体2の一方の端面2a側寄りの位置において主面2dに露出している。
第6内部電極32と第7内部電極34とは、接続部材40により電気的に接続されている。具体的には、第6内部電極32の主電極部32aと第7内部電極34の主電極部34aとが、接続部材40により電気的に接続されている。接続部材40は、所定の間隔をあけて対角に配置された第8内部電極36と第9内部電極38との間に配置されている。
圧電体層20e上には、第5内部電極30が配置されている。圧電体層20f上には、第1内部電極22、第2内部電極24、第3内部電極26及び第4内部電極28が配置されている。第3内部電極26と第4内部電極28とは、接続部材29により電気的に接続されている。
図2(a)及び図2(b)に示されるように、圧電素子3は、第1外部電極4と、第2外部電極5と、第3外部電極6と、第4外部電極7と、第5外部電極8と、第6外部電極9と、を備えている。図1及び図2(a)に示されるように、第1外部電極4は、積層体2の一方の主面2cに配置されている。具体的には、第1外部電極4は、主面2c上において、一方の端面2a側に配置されている。第1外部電極4は、矩形状を呈している。本実施形態では、第1外部電極4は、一方の側面2eから他方の側面2fにわたって形成されている。第1外部電極4は、主面2cに露出する接続部22b及び接続部32bと直接的に接続されている。これにより、第1外部電極4は、第1内部電極22及び第6内部電極32と電気的に接続されている。
第1外部電極4は、積層体2の主面2cに導電性ペーストを付与した後に所定温度(例えば、700℃程度)にて焼き付けることにより形成される。導電性ペーストの焼き付けにより得られた焼付電極層に、電気めっきを施してめっき層を更に形成してもよい。導電性ペーストとしては、Agを主成分とした導電材料を含む導電性ペーストを用いることができる。めっき層としては、Ni/Auめっき層などが挙げられる。
第1外部電極4は、スパッタリング法、蒸着法などにより形成されてもよい。この場合、第1外部電極4を構成する膜構造は、Cr/Ni、NiCu/Ag、SnAg、又はAuなどが挙げられる。以下、第2外部電極5、第3外部電極6、第4外部電極7、第5外部電極8及び第6外部電極9についても、第1外部電極4と同様に形成される。
第2外部電極5は、積層体2の一方の主面2cに配置されている。具体的には、第2外部電極5は、主面2c上において、他方の端面2b側に配置されている。第2外部電極5は、矩形状を呈している。本実施形態では、第2外部電極5は、一方の側面2eから他方の側面2fにわたって形成されている。第2外部電極5は、主面2cに露出する接続部26b及び接続部36bと直接的に接続されている。これにより、第2外部電極5は、第3内部電極26及び第8内部電極36と電気的に接続されている。
第3外部電極6は、積層体2の一方の主面2cに配置されている。具体的には、第3外部電極6は、主面2c上において、積層体2の長手方向の中央部に配置されている。すなわち、第3外部電極6は、積層体2の長手方向において、第1外部電極4と第2外部電極5との間に配置されている。第3外部電極6は、矩形状を呈している。本実施形態では、第3外部電極6は、一方の側面2eから他方の側面2fにわたって形成されている。第3外部電極6は、主面2cに露出する接続部30bと直接的に接続されている。これにより、第3外部電極6は、第5内部電極30と電気的に接続されている。
図2(b)に示されるように、第4外部電極7は、積層体2の他方の主面2dに配置されている。具体的には、第4外部電極7は、主面2d上において、一方の端面2a側に配置されている。第4外部電極7は、第1外部電極4と積層体2の高さ方向において対向する位置に配置されている。第4外部電極7は、矩形状を呈している。本実施形態では、第4外部電極7は、一方の側面2eから他方の側面2fにわたって形成されている。第4外部電極7は、主面2dに露出する接続部28b及び接続部38bと直接的に接続されている。これにより、第4外部電極7は、第4内部電極28及び第9内部電極38と電気的に接続されている。
第5外部電極8は、積層体2の他方の主面2dに配置されている。具体的には、第5外部電極8は、主面2d上において、他方の端面2b側に配置されている。第5外部電極8は、第2外部電極5と積層体2の高さ方向において対向する位置に配置されている。第5外部電極8は、矩形状を呈している。本実施形態では、第5外部電極8は、一方の側面2eから他方の側面2fにわたって形成されている。第5外部電極8は、主面2dに露出する接続部24b及び接続部34bと直接的に接続されている。これにより、第5外部電極8は、第2内部電極24及び第7内部電極34と電気的に接続されている。
第6外部電極9は、積層体2の他方の主面2dに配置されている。具体的には、第6外部電極9は、主面2d上において、積層体2の長手方向の中央部に配置されている。すなわち、第6外部電極9は、積層体2の長手方向において、第4外部電極7と第5外部電極8との間に配置されている。第6外部電極9は、第3外部電極6と積層体2の高さ方向において対向する位置に配置されている。第6外部電極9は、矩形状を呈している。本実施形態では、第6外部電極9は、一方の側面2eから他方の側面2fにわたって形成されている。第6外部電極9は、主面2dに露出する接続部30cと直接的に接続されている。これにより、第6外部電極9は、第5内部電極30と電気的に接続されている。
第1摩擦部10及び第2摩擦部12は、積層体2の主面2dに配置されている。第1摩擦部10及び第2摩擦部12は、ジルコニア、アルミナなどから構成されている。第1摩擦部10及び第2摩擦部12は、円柱部材を断面半円形状に切断し、その切断面を主面2dの2箇所に接着することにより設けられている。第1摩擦部10及び第2摩擦部12は、半円柱の延在方向が積層体2の幅方向に沿うように設けられている。
第1摩擦部10は、後述する圧電素子3の腹P1〜P6以外の位置で、且つ、圧電素子3の長手方向の長さをLとした場合に、一方の端面2aからの距離が1/3L未満となる位置に配置されている。本実施形態では、図4に示されるように、第1摩擦部10は、積層体2の一方の端面2aからの距離がL3の位置に配置されている。L3は、圧電素子3の長手方向の長さをLとした場合、積層体2の端面2aから1/12Lの位置である。すなわち、圧電素子3の長手方向の中心Cから端面2aまでの長さをL1(1/2L)とした場合、第1摩擦部10は、積層体2の端面2aから1/6L1の位置に配置されている。本実施形態では、第1摩擦部10は、第4外部電極7よりも端面2a側の位置(第4外部電極7と重ならない位置)に配置されている。
第2摩擦部12は、後述する圧電素子3の腹P1〜P6以外の位置で、且つ、圧電素子3の長手方向の長さをLとした場合に、他方の端面2bからの距離が1/3L未満となる位置に配置されている。本実施形態では、第2摩擦部12は、積層体2の他方の端面2bからの距離がL4の位置に配置されている。L4は、積層体2の端面2bから1/12Lの位置である。すなわち、圧電素子3の長手方向の中心Cから端面2bまでの長さをL2(1/2L)とした場合、第2摩擦部12は、積層体2の端面2bから1/6L2の位置に配置されている。本実施形態では、第2摩擦部12は、第5外部電極8よりも端面2b側の位置(第5外部電極8と重ならない位置)に配置されている。
上記構成を有する圧電アクチュエータ1の動作について、図5(a)及び図5(b)を参照して説明する。圧電アクチュエータ1は、駆動時においては2つの共振モードを有している。具体的には、圧電アクチュエータ1は、図5(a)に示されるように、圧電素子3の長手方向に振動する縦振動モードと、図5(b)に示されるように、圧電素子3の高さ方向への屈曲振動モードとの重ね合わせによって振動する。
圧電アクチュエータ1では、第3外部電極6及び第6外部電極9をグランドに接続すると共に、第1外部電極4及び第6外部電極9と、第2外部電極5及び第5外部電極8とに、位相を90°ずらした電圧をそれぞれ印加して圧電素子3を駆動させると、第1摩擦部10及び第2摩擦部12にそれぞれ位相が180°ずれた楕円運動が生じる。これにより、第1摩擦部10及び第2摩擦部12と被駆動体100(図1参照)との間に交互に摩擦力が作用して、被駆動体100が移動することとなる。第1摩擦部10及び第2摩擦部12の楕円運動は、同じ軌跡となってもよいし、異なる軌跡となってもよい。
本実施形態では、圧電素子3は、幅方向(積層体2の一対の側面2e,2fの対向方向)から見て、圧電素子3の長手方向の中心Cを通り且つ高さ方向に沿った直線に対して非対称である位置に、振動の腹(振動において振幅が最大となる位置)を有する。具体的には、図4に示されるように、圧電素子3の振動の腹は、例えば、P1〜P6で示す位置となる。圧電アクチュエータ1では、圧電素子3の振動の節(振動において振幅を生じない位置)に、第1外部電極4〜第6外部電極9が配置されている。
上述の振動の腹P1〜P6の位置は、縦振動モードの共振周波数と、屈曲振動モードの共振周波数とをずらすことにより実現されている。縦振動モードの共振周波数及び屈曲振動モードの共振周波数は、圧電素子3の長手方向と幅方向との寸法比により調整される。したがって、圧電素子3の寸法比を調整することにより、縦振動モードの共振周波数と屈曲振動モードの共振周波数とをずらすことができる。
また、上述の振動の腹P1〜P6の位置は、第1内部電極22〜第4内部電極28、及び、第6内部電極32〜第9内部電極38の構成により実現されている。具体的には、本実施形態では、圧電体層20b上及び圧電体層20f上のそれぞれにおいて、第3内部電極26と第4内部電極28とを接続部材29により電気的に接続し、圧電体層20d上において、第6内部電極32と第7内部電極34とを接続部材40により電気的に接続している。圧電素子3では、内部電極において最大寸法となる部分(領域)において変位が生じる。例えば、圧電体層20b上においては、第3内部電極26と第4内部電極28とが接続部材29により電気的に接続されているため、対角に位置する第3内部電極26及び第4内部電極28にわたって変位が生じる。これに対して、対角において孤立する第1内部電極22及び第2内部電極24は、それぞれの最大寸法となる部分で変位が生じる。このように、同一の圧電体層20b上において、変位量に差が生じる。これにより、圧電素子3の振動の腹P1〜P6は、圧電素子3の幅方向から見て、圧電素子3の長手方向の中心Cを通り且つ高さ方向に沿った直線に対して非対称となる。
以上説明したように、本実施形態に係る圧電アクチュエータ1では、電圧が印加されて縦振動モード及び屈曲振動モードが合成された振動モードが発生すると、第1摩擦部10及び第2摩擦部12のそれぞれに楕円運動が生じる。第1摩擦部10及び第2摩擦部12は、楕円運動の加速部分(楕円の長手方向の成分)において高い駆動力が得られる。
本実施形態に係る圧電アクチュエータ1では、圧電素子3の腹P1〜P6は、圧電素子3の幅方向から見て、圧電素子3の長手方向の中心Cを通り且つ高さ方向に沿った直線に対して非対称となる位置である。また、圧電アクチュエータ1では、第1摩擦部10を、圧電素子3の腹P1〜P6以外の位置で、且つ、一方の端面2aからの距離が1/3L未満となる位置に配置し、第2摩擦部12を、圧電素子3の腹P1〜P6以外の位置で、且つ、他方の端面2bからの距離が1/3L未満となる位置に配置している。この構成により、圧電アクチュエータ1では、第1摩擦部10及び第2摩擦部12の楕円運動において、楕円の長手方向の成分が圧電素子3の長手方向に沿うように、楕円の長手方向の成分を傾けることができる(楕円の長手方向の成分と圧電素子3の長手方向とが成す角度を小さくできる)。これにより、圧電アクチュエータ1では、第1摩擦部10及び第2摩擦部12は、楕円運動の加速部分において被駆動体100と接触する。したがって、圧電アクチュエータ1では、駆動力を確保することができる。その結果、圧電アクチュエータ1では、駆動特性の向上が図れる。
図6(a)は、従来の圧電アクチュエータの駆動特性を示す図であり、図6(b)は、本実施形態に係る圧電アクチュエータの駆動特性を示す図である。図6(a)及び図6(b)において、横軸は駆動推力[g]を示し、縦軸は駆動速度[mm/sec]を示している。
図6(a)に示す従来の圧電アクチュエータでは、圧電素子の長手方向の長さをLとした場合、長手方向の中央位置(1/2L)と、長手方向の一端から1/6Lの位置と、長手方向の他端から1/6Lの位置と、を節とすると共に、長手方向の一端及び他端と、長手方向の一端から1/3Lの位置と、長手方向の他端から1/3の位置と、を腹としている。図6(a)に示す従来の圧電アクチュエータでは、2つの摩擦部のそれぞれは、長手方向の一端から1/3Lの位置と、長手方向の他端から1/3Lの位置と、に配置されている。
図6(a)及び図6(b)に示されるように、本実施形態に係る圧電アクチュエータ1は、従来の圧電アクチュエータに比べて、駆動推力及び駆動速度のいずれも向上している。すなわち、本実施形態に係る圧電アクチュエータ1では、圧電素子3の腹P1〜P6を、圧電素子3の幅方向から見て、圧電素子3の長手方向の中心Cを通り且つ高さ方向に沿った直線に対して非対称となる位置とすると共に、第1摩擦部10を、圧電素子3の腹P1〜P6以外の位置で、且つ、一方の端面2aからの距離が1/3L未満となる位置に配置し、第2摩擦部12を、圧電素子3の腹P1〜P6以外の位置で、且つ、他方の端面2bからの距離が1/3L未満となる位置に配置することで、摩擦部が振動の腹の位置に配置されている構成に比べて、駆動特性の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、積層体2の主面2cに矩形状を呈する第1外部電極4〜第3外部電極6が配置されており、積層体2の主面2dに矩形状を呈する第4外部電極7〜第6外部電極9が配置されている形態を一例に説明した。しかし、外部電極の構成はこれに限定されない。
上記実施形態では、圧電体層20a〜20fが積層されることで積層体2が形成される形態を一例に説明した。しかし、圧電体層の積層数はこれに限定されず、設計に応じて適宜設定される。
上記実施形態では、図3に示される構成(形状)の第1内部電極22〜第9内部電極38を一例に説明した。しかし、内部電極の構成はこれに限定されない。内部電極は、圧電素子3が、積層体2の一対の側面2e,2fの対向方向から見て、圧電素子3の長手方向の中心Cを通り且つ一対の主面2c,2dの対向方向に沿った直線に対して非対称となる位置に、屈曲振動モードにより最大振幅を生じる腹を有する構成を実現できる構成であればよい。
上記実施形態では、第1摩擦部10及び第2摩擦部12を備える形態を一例に説明した。しかし、摩擦部を更に(3以上)備えていてもよい。
上記実施形態では、第1摩擦部10が、圧電素子3の長手方向の長さをLとした場合、積層体2の端面2aから1/12Lの位置に配置されている形態を一例に説明した。しかし、第1摩擦部は、圧電素子3の長手方向の長さをLとした場合に、一方の端面2aからの距離が1/3L未満となる位置に配置されていればよい。第2摩擦部についても同様である。
上記実施形態では、第1摩擦部10が、圧電素子3の積層体2の主面2dにおいて、積層体2の幅方向に沿って連続して延在する形態を一例に説明した。しかし、第1摩擦部は、積層体の幅方向において断続的に配置されていてもよい。また、第1摩擦部の断面形状は、半円形状に限定されない。また、第1摩擦部は、円柱状、半球状などであってもよい。第2摩擦部についても同様である。
1…圧電アクチュエータ、2…積層体、3…圧電素子、2a,2b…端面、2c,2d…主面、2e,2f…側面、10…第1摩擦部、12…第2摩擦部、22…第1内部電極、24…第2内部電極(第1内部電極)、26…第3内部電極(第1内部電極)、28…第4内部電極、29…接続部材、30…第5内部電極(第2内部電極)、32…第6内部電極(第1内部電極)、34…第7内部電極(第1内部電極)、36…第8内部電極(第1内部電極)、38…第9内部電極(第1内部電極)、40…接続部材、C…中心。

Claims (2)

  1. 複数の圧電体層を積層することによって形成されると共に、長方形状を呈し且つ互いに対向する一対の主面と、一対の前記主面の長辺方向で互いに対向する一対の端面と、一対の前記主面の短辺方向で互いに対向する一対の側面と、を有し、印加される電圧によって縦振動モードと屈曲振動モードとが合成された振動モードを発生させる圧電素子と、
    前記圧電素子において一方の前記主面に配置されると共に、被駆動体に接触して該被駆動体との間に摩擦力を生じさせる第1摩擦部及び第2摩擦部と、を備え、
    前記圧電素子は、
    一方の前記主面において、一対の前記端面の対向方向において所定の間隔をあけて配置される少なくとも2つの外部電極と、
    一対の前記側面の対向方向から見て、前記圧電素子の長手方向の中心を通り且つ一対の前記主面の対向方向に沿った直線に対して非対称となる位置に、前記屈曲振動モードにより最大振幅を生じる腹と、を有し、
    前記第1摩擦部は、前記圧電素子の前記腹以外の位置で、且つ、前記圧電素子の前記長手方向の長さをLとした場合に、一方の前記端面からの距離が1/3L未満となる位置であって、一方の前記主面において、一方の前記外部電極よりも一方の前記端面側の位置に配置されており、
    前記第2摩擦部は、前記圧電素子の前記腹以外の位置で、且つ、他方の前記端面からの距離が1/3L未満となる位置であって、一方の前記主面において、他方の前記外部電極よりも他方の前記端面側の位置に配置されている、圧電アクチュエータ。
  2. 前記圧電素子は、同一の前記圧電体層上に配置される4つの第1内部電極と、4つの前記第1内部電極と前記圧電体層を挟んで対向して配置され、前記第1内部電極との間に電圧が印加される第2内部電極と、を有し、
    4つの前記第1内部電極のうち、2つの前記第1内部電極が第1の対角に位置し、他の2つの前記第1内部電極が前記第1の対角に交差する第2の対角に位置しており、
    前記第1の対角又は前記第2の対角に位置する2つの前記第1内部電極が接続部材によって電気的に接続されている、請求項1に記載の圧電アクチュエータ。
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