JP6932445B2 - 発泡用ウィジェット - Google Patents

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Description

本発明は、主に飲料用容器内に飲料と共に封入して飲料を効率的に発泡させる、発泡用ウィジェットに関するものである。
従来、主に飲料用容器内に飲料と共に封入し、容器の開栓時に飲料を発泡させるための発泡用ウィジェットとして、例えば特許文献1に記載されるように、ガスを保持するためのチャンバを画成する上部成形体2及び下部成形体3と、チャンバ内へガスを侵入させる第1の一方向ダックビルバルブ4と、容器を開けたときにチャンバ内から飲料内へとガスを噴出する第2のダックビルバルブ5とを有し、第1のダックビルバルブ4がダウンパイプ6の底部に上部成形体2と一体に設けられ、第2のダックビルバルブ5が下部成形体3に一体に設けられたものが知られている。
このような発泡用ウィジェットによれば、飲料用容器を開栓したときにチャンバ内のガスを噴出して飲料を発泡させることができる。
特表2002−544082号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような従来の発泡用ウィジェットでは、飲料用容器を開栓したときに、チャンバ内のガスが一気に下側の第2のダックビルバルブから放出されてしまい、泡の発生効率が悪く良好な泡質が得られないことがあった。
本発明は、このような事情に鑑み開発されたもので、飲料用容器を開栓したときに、飲料を効率よく発泡することができる発泡用ウィジェットを提供することを目的とする。
本発明の発泡用ウィジェットは、
ガスの収容空間を形成するチャンバと、
該チャンバに形成された吸気孔と、
該吸気孔を通じた外部からのガスの導入を許容すると共にガスの排出を阻止する吸気弁と、
前記チャンバにおける前記吸気孔の下方に形成され、前記吸気孔よりも小さい流路面積を有する噴出孔と、
を備え、
前記噴出孔には、該噴出孔を通じた外部からのガスの導入を阻止する弁を設けておらず、
前記チャンバは、前記吸気孔を有する上側チャンバと、前記噴出孔を有する下側チャンバとを備え、
前記上側チャンバは、前記吸気孔の径方向外側を取り囲み下方へと延びる中央筒部を有することを特徴とする。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記吸気弁が、弁体と、前記上側チャンバに形成され該弁体が着座する弁座とを有することが好ましい。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記弁体が、前記下側チャンバと一体成形され、前記下側チャンバに対して弾性支持されていることが好ましい。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記下側チャンバが、上方に向けて突出する柱状部を有し、前記弁体は、該柱状部の上端部に形成されていることが好ましい。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記弁体が平板状に形成され、前記下側チャンバに対して周方向の3箇所で弾性支持された三点弁であることが好ましい。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記弁体が、中央部を前記柱状部によって支持された弾性変形可能な薄板であることが好ましい。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記弁体が、球状弁体であることが好ましい。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記上側チャンバが、前記中央筒部から外郭部へと延びる補強リブを有することが好ましい。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記上側チャンバが、外郭部から下方へと延びる補強リブを有することが好ましい。
本発明の発泡用ウィジェットは、上記構成において、前記下側チャンバが、前記中央筒部に嵌合し上下に延びる嵌合筒部を有し、前記噴出孔は、該嵌合筒部の底部に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、飲料用容器を開栓したときに、飲料を効率よく発泡することができる発泡用ウィジェットを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る発泡用ウィジェットの、(a)正面半断面図、(b)吸気弁部分の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る発泡用ウィジェットによって、飲料用容器内の飲料を発泡させる手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発泡用ウィジェットの、(a)正面一部断面図、(b)吸気弁部分の拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る発泡用ウィジェットの、正面拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係る発泡用ウィジェットの、正面拡大断面図である。
以下、図1(a),(b)、及び図2を参照して、本発明の第1実施形態に係る発泡用ウィジェット100について詳細に例示説明する。
なお、本明細書において上下方向とは、図1(a),(b)の上下方向を基準とし、容器の軸線Oに沿って吸気孔16aが配置される側を上方、噴出孔24aが配置される側を下方とする。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る発泡用ウィジェット100は、吸気孔16aを有する上側チャンバ10と、ガスを噴出させる噴出孔24aを有する下側チャンバ20と、吸気弁2を形成する球状弁体30(弁体)とを備えている。なお、上側チャンバ10と下側チャンバ20とにより、ガスを収容する収容空間S1を形成するチャンバ1が構成されている。
上側チャンバ10は、図1(b)に示すように、中空の略半球形状を有する薄肉の外郭部12を有しており、その上端部には、下方に向けて垂下する円筒状の中央筒部14が連結されている。中央筒部14の内周面には、上下方向中央部よりやや下方において、径方向内側に向かって上方に傾斜する弁座16が設けられている。すなわち、弁座16は、上方に向かって縮径する円錐台の側面形状を有している。また、弁座16の上端部は、外部(飲料用容器)から収容空間S1内にガスを供給可能な吸気孔16aを構成している。弁座16は、球状弁体30が下方から着座することにより収容空間S1から外部へのガスの漏出を阻止する役割を果たす。すなわち、球状弁体30と弁座16により、一方向弁である吸気弁2を構成している。吸気弁2は、外部から吸気孔16aを通じた収容空間S1内へのガスの供給を許容すると共に、吸気孔16aを通じた収容空間S1内から外部へのガスの漏出を阻止している。なお、吸気弁2は、内外に圧力が生じていない初期状態においては、球状弁体30が自重で弁座16から離れ、嵌合筒部24の上端部に当接することで開放されている。
外郭部12に沿う上側チャンバ10の下端部には、嵌合部13が形成されている。図1(b)に示すように、嵌合部13は、外郭部12よりも厚肉に形成されており、円筒状の内周面13aと、平面状の下面13bを有している。そして、内周面13aが下側チャンバ20の嵌合段部26における外周面26aに嵌合すると共に、下面13bが嵌合段部26の上面26bに当接することで、上側チャンバ10は下側チャンバ20に固定されている。本実施形態において、嵌合部13の内周面13aの内径は嵌合段部26の外周面26aの外径よりもやや小さく形成されている。これによって、嵌合部13の内周面13aと嵌合段部26の外周面26aとの嵌合は、いわゆる締り嵌めを構成し、上側チャンバ10を下側チャンバ20に対して強固に固定することができる。
下側チャンバ20は、図1(a),(b)に示すように、外側に向けてやや上方に傾斜する円錐の側面形状を有する外郭部22を有しており、その中央部には、上下に向けて延びる円筒状の嵌合筒部24が連結されている。嵌合筒部24の底部には、吸気孔16aよりも小さな流路が形成された噴出孔24aが設けられている。嵌合筒部24の上端部は上側チャンバ10に対する嵌合部を形成している。すなわち、嵌合筒部24の上端部における外周面が、中央筒部14の下端部における内周面に嵌合することで、下側チャンバ20は上側チャンバ10と連結されている。この嵌合筒部24と中央筒部14との連結により、吸気孔16aは、吸気弁2経由で噴出孔24aに連通する。嵌合筒部24の上端部には、周方向の3箇所に連通溝24cが形成されている。吸気孔16aから導入され、吸気弁2を通過したガスは、この連通溝24cを通って収容空間S1内に充填される。
図1(b)に示すように、外郭部22の外周端には、上方へと延びる周壁23が連結されている。また、周壁23の上端部には、上述のように嵌合段部26が形成されている。嵌合段部26は、図1(b)に示すように、円筒面である外周面26aと、外周面26aに直交し更に径方向外側へと延びる上面26bを有している。そして、外周面26aが上側チャンバ10の内周面13aに嵌合すると共に、上面26bが上側チャンバ10の下面13bに当接することで、嵌合段部26は嵌合部13に対して強固に固定されている。
なお、本実施形態では、外周面26aと内周面13aとが締り嵌めにより固定されるように構成したが、この態様には限定されない。上側チャンバ10と下側チャンバ20とが、例えば係合部同士のアンダーカット係合により係合固定されるように構成してもよい。また、上側チャンバ10と下側チャンバ20は、ホットプレートによる溶着又は超音波による溶着によって互いに接合されるように構成してもよい。更に、チャンバ1は、当初から一体成形されていてもよい。
本実施形態では、図1(b)に示すように、下側チャンバ20の各部位が上側チャンバ10と比較して厚肉に形成されており、下側チャンバ20の質量が上側チャンバ10の質量より大きい。このように下側チャンバ20の質量が上側チャンバ10の質量より大きくなるように構成することで、発泡用ウィジェット100の重心位置が下側チャンバ20寄りにシフトする。これによって、発泡用ウィジェット100を飲料中に浮かべると、下側チャンバ20が下方に位置し、噴出孔24aが飲料の液面より下方に位置することになる。従って、後述するように、飲料用容器を開栓すると、常に収容空間S1内のガスが噴出孔24aを通じて飲料中に噴射される。従って、飲料を確実に発泡化することができる。
なお、本実施形態において、飲料用容器内に充填される飲料としては、ビールや炭酸飲料などの泡立つ飲料が好適であるが、これに限定されるものではなく、他の様々な液体飲料を充填することができる。
また、本実施形態では、下側チャンバ20の外郭部22が、上側チャンバ10の外郭部12よりも平坦な形状となるように構成した。これによって、発泡用ウィジェット100の浮き姿勢をより安定化することができる。また、外郭部12,22を共に半球状に形成した場合と比較して、同一の収容空間S1を確保する場合の発泡用ウィジェット100の浮き上がり高さを低くすることができる。従って、発泡用ウィジェット100を飲料用容器内に収める際のヘッドスペースの高さを小さくすることができる。
なお、上側チャンバ10及び下側チャンバ20の材質としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ナイロン等の合成樹脂を用いることができるが、これらの材質に限定されるものではない。
次に、本実施形態に係る発泡用ウィジェット100によって、飲料用容器内の飲料を発泡させる手順について図2を用いて説明する。
まず、図示しない飲料用容器内に飲料を充填する際に、本実施形態の発泡用ウィジェット100を、飲料と共に飲料用容器内に投入する(図2のステップS101)。発泡用ウィジェット100は、図1(a),(b)に示すように薄肉の合成樹脂材料で形成されることで軽量化されており、飲料用容器内に投入直後の収容空間S1内には空気が充填されている。従って、発泡用ウィジェット100は十分な浮力を得て飲料の表面に浮いた状態となる。なお、下側チャンバ20は上側チャンバ10よりも質量が大きいため、発泡用ウィジェット100は、飲料の表面で、下側チャンバ20が下方に位置する姿勢を維持することができる。ここで、飲料が炭酸飲料である場合、飲料と共に二酸化炭素ガス、又は二酸化炭素ガスと液体窒素が添加される。飲料が炭酸飲料では無い場合、例えば液体窒素が添加される。飲料用容器内に飲料、発泡用ウィジェット100及びガスが投入されると、蓋体が装着される(ステップS102)。
飲料用容器を蓋体により封止すると、飲料用容器内のガスにより容器内の圧力が上昇する(ステップS103)。この飲料用容器内の圧力の上昇によって、発泡用ウィジェット100の収容空間S1内の圧力より外部(飲料用容器内)の圧力の方が高くなるため、飲料用容器内のガスが、吸気孔16aから開放された吸気弁2を経由して嵌合筒部24内に入り、更に連通溝24cを通って収容空間S1内に導入される(ステップS104)。このとき、液体である飲料が噴出孔24aを通じて収容空間S1に入る経路も存在するが、本実施形態では、噴出孔24aの流路面積は吸気孔16aの流路面積よりも小さくなるように構成されている。また、気体である飲料用容器内のガスよりも、液体である飲料の方が流路を通過する際の流動抵抗が大きい。従って、噴出孔24aから収容空間S1内に入る飲料はごく僅かであり、収容空間S1の大部分は、飲料容器内のガスが充填される。この収容空間S1内にガスが充填される過程では、発泡用ウィジェット100の収容空間S1内の圧力は飲料用容器内の圧力を越えることはない。そして、収容空間S1内の圧力と飲料用容器内の圧力は平衡状態へと収束する(ステップS105)。
なお、ここでいう流路面積とは、流路の断面積のうち最小となる面積を指すものとする。例えば、噴出孔24aの流路面積は、図1(b)において、噴出孔24aの下端に絞りが形成されている部分における流路の断面の断面積を指すものとする。
次に、飲料用容器は、消費者により開栓される(ステップS106)。これによって、飲料用容器内の圧力は一気に大気圧に開放される。このとき、収容空間S1内の圧力は一気に飲料用容器内の圧力よりも高くなる。このような急激な収容空間S1内の圧力上昇によって球状弁体30は勢いよく弁座16まで到達し、吸気弁2が閉塞する(ステップS107)と共に、収容空間S1内のガスは、噴出孔24aから飲料内に所定の流量で噴出される(ステップS108)。なお、ここでいう所定の流量は、必ずしも一定の流量の意味ではなく、噴出孔24aの流路面積により定まる、泡の形成に適した流量である。
ガスが飲料内に噴出されると、飲料が攪拌され、飲料内に溶解していたガスも気化して、多数の微細な泡が形成される(ステップS109)。これらの泡は飲料用容器のヘッドスペースに向けて上昇し、飲料の上部に泡の層を形成する(ステップS110)。
以上述べたように、本実施形態では、ガスの収容空間S1を形成するチャンバ1と、チャンバ1に形成された吸気孔16aと、吸気孔16aを通じた外部からのガスの導入を許容すると共にガスの排出を阻止する吸気弁2と、チャンバ1における吸気孔16aの下方に形成され、吸気孔16aよりも小さい流路面積を有する噴出孔24aと、を備えるように構成した。これによって、飲料用容器を開栓するだけで、飲料をグラス等に注がなくても飲料内に泡を発生させることができる。また、飲料をグラス等に注いだときには、樽から注ぎ出したのと同様な外観の泡を形成することができる。特に、本実施形態では、噴出孔24a側に弁を設けず、噴出孔24aの流路面積が吸気孔16aの流路面積よりも小さくなるように構成した。従って、噴出孔24a側に弁を設けた場合のように、飲料用容器の開栓時に弁の開放により収容空間S1内のガスが一気に噴出してしまうことがない。よって、噴出孔24aの流路面積に対応した、泡の発生に適した流量でガスを噴出させることができる。
また、本実施形態では、チャンバ1が、吸気孔16aを有する上側チャンバ10と、噴出孔24aを有する下側チャンバ20とを備えるように構成した。これによって、チャンバ1の設計の自由度が高まり、チャンバ1の重心位置や、吸気孔16a及び噴出孔24aの形状、配置等を任意に設定することができる。
また、本実施形態では、吸気弁2は、球状弁体30と、上側チャンバ10に形成され球状弁体30が着座する弁座16とを有するように構成した。このように、上側チャンバ10に吸気弁2の弁座16を設けることで部品点数を削減し、発泡用ウィジェット100を安価に製造することができる。
また、本実施形態では、上側チャンバ10が、吸気孔16aの径方向外側を取り囲み下方へと延びる中央筒部14を有するように構成した。これによって、収容空間S1内に噴出孔24aから飲料が入っても、吸気弁2の高さよりも上方には飲料が充填されにくくすることができる。
また、本実施形態では、下側チャンバ20は、中央筒部14に嵌合し上下に延びる嵌合筒部24を有し、噴出孔24aが、嵌合筒部24の底部に形成されるように構成した。これによって、上側チャンバ10の中央筒部14と下側チャンバ20の嵌合筒部24によりチャンバ1の上下方向の強度を確保することができるため、外郭部12,22を薄肉化して発泡用ウィジェット100を軽量化することができる。
次に、図3(a),(b)を参照して、本発明の第2実施形態に係る発泡用ウィジェット200について詳細に例示説明する。
図3(a)に示すように、本実施形態に係る発泡用ウィジェット200は、吸気孔46aを有する上側チャンバ40と、ガスを噴出させる噴出孔54aを有する下側チャンバ50と、吸気弁32を形成する弁体60とを備えている。なお、上側チャンバ40と下側チャンバ50とにより、ガスを収容する収容空間S2を形成するチャンバ31が構成されている。
上側チャンバ40は、図3(b)に示すように、中空の略半球形状を有する薄肉の外郭部42を有しており、その上端部には、下方に向けて垂下する円筒状の中央筒部44が連結されている。中央筒部44の上端部における径方向内側には、下方に向かって突出するリング状の弁座46が設けられている。また、弁座46の上方には、外部(飲料用容器の内側空間)から収容空間S2内にガスを供給可能な吸気孔46aが形成されている。弁座46は、弁体60が下方から着座することにより収容空間S2から外部へのガスの漏出を阻止する役割を果たす。すなわち、弁体60と弁座46により、一方向弁である吸気弁32を構成している。吸気弁32は、外部から吸気孔46aを通じた収容空間S2内へのガスの供給を許容すると共に、吸気孔46aを通じた収容空間S2内から外部へのガスの漏出を阻止している。なお、吸気弁32は、内外に圧力が生じていない初期状態においては、弁体60が自重で弁座46から離れ、アーム部68により弾性支持されることで開放されている。
上側チャンバ40は、中央筒部44から外郭部42へと径方向外側に向けて延びる補強リブ48を有している。補強リブ48は、軸線O周りに周方向に等間隔で設けられることが好ましいが、この態様に限定されるものではない。本実施形態では、補強リブ48は周方向に等間隔で4箇所に設けられている。この補強リブ48によって、外郭部42は薄肉に形成されているにも関わらず、略半球形状を維持することができる。これによって、上側チャンバ40を軽量化することができる。
弁体60は、図3(b)に示すように、上に凸となる半球状のヘッド部63と、ヘッド部63に連なり、下方に向けて拡径する胴部64を有している。弁体60は、図3(b)に示すように、左右に交互に折り返す形状を有し上下に弾性変形可能なアーム部68により、下側チャンバ50の上部に弾性支持されている。吸気弁32は、弁体60のヘッド部63上面が弁座46に当接することによって閉塞する。
外郭部42に沿う上側チャンバ40の下端部には、嵌合部43が形成されている。図3(b)に示すように、嵌合部43は、外郭部42よりもやや厚肉に形成されており、円筒状の内周面43aを有している。そして、内周面43aが下側チャンバ50の嵌合部56における外周面56aに嵌合すると共に、補強リブ48の下面48aが嵌合部56の上面56bに当接することで、上側チャンバ40は下側チャンバ50に固定されている。本実施形態において、嵌合部43の内周面43aの内径は嵌合部56の外周面56aの外径よりもやや小さく形成されている。これによって、嵌合部43の内周面43aと嵌合部56の外周面56aとの嵌合は、いわゆる締り嵌めを構成し、上側チャンバ40を下側チャンバ50に対して強固に固定することができる。
なお、嵌合部43の外周面には、径方向外側に突出するフランジ43bが形成されている。フランジ43bにより嵌合部43の剛性を高めることで、上側チャンバ40と下側チャンバ50との嵌合は更に強固なものとなっている。
下側チャンバ50は、図3(a),(b)に示すように、下に凸となる半球形状のベース52を有しており、その径方向中央上面には、アーム部68の下端が連結されている。なお、本実施形態では、下側チャンバ50のベース52、アーム部68、及び弁体60が一体成形されているが、これらを別体で形成した後に結合するように構成してもよい。下側チャンバ50におけるアーム部68の径方向外側には、吸気孔46aよりも小さな流路が形成された噴出孔54aが設けられている。噴出孔54aは、図3(b)に示すように下側チャンバ50を上下に貫く貫通孔54の絞り部分として下側チャンバ50の上部に形成されている。これによって、吸気孔46aから導入され、吸気弁32を通過したガスは、収容空間S2内に充填された後、噴出孔54aから下方に向けて噴出される。
本実施形態では、図3(b)に示すように、上側チャンバ40が薄肉の外郭部42を補強リブ48で補強した構成を有しているのに対して、下側チャンバ50は、中実の半球形状を有しており、下側チャンバ50の質量が上側チャンバ40の質量より大きい。このように下側チャンバ50の質量が上側チャンバ40の質量より大きくなるように構成することで、発泡用ウィジェット200の重心位置が下側チャンバ50側にシフトする。これによって、発泡用ウィジェット200を飲料中に浮かべると、下側チャンバ50が下方に位置し、噴出孔54aに連なる貫通孔54の下端部が飲料の液面より下方に位置することになる。従って、飲料用容器を開栓すると、常に収容空間S2内のガスが噴出孔54aを通じて飲料中に噴射される。従って、飲料を確実に発泡化することができる。
なお、本実施形態に係る発泡用ウィジェット200によって、飲料用容器内の飲料を発泡させる手順については、図2のステップS101〜S110と近似しているため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上述べたように、本実施形態では、弁体60が、下側チャンバ50と一体成形され、下側チャンバ50に対して弾性支持されるように構成した。これによって、部品点数を削減して発泡用ウィジェット200のコストを低減することができる。また、弁体60を下側チャンバ50に対して弾性支持することによって弁体60の姿勢を安定させ、収容空間S2内の圧力が高まったときに確実に吸気弁32を閉塞させることができる。
また、本実施形態では、上側チャンバ40が、中央筒部44から外郭部42へと径方向外側に延びる補強リブ48を有するように構成した。これによって、上側チャンバ40を薄肉の外郭部42と補強リブ48とで軽量化することができるので、発泡用ウィジェット200の重心位置を容易に下側チャンバ50側にシフトさせて、発泡用ウィジェット200の姿勢を安定化させることができる。従って、常に噴出孔54aから飲料に向けてガスを噴射することができるため、発泡用ウィジェット200は安定して泡を形成することができる。
次に、図4を参照して、本発明の第3実施形態に係る発泡用ウィジェット300について詳細に例示説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る発泡用ウィジェット300は、吸気孔76aを有する上側チャンバ70と、ガスを噴出させる噴出孔84aを有する下側チャンバ80と、吸気弁62を形成する弁体90とを備えている。なお、上側チャンバ70と下側チャンバ80とにより、ガスを収容する収容空間S3を形成するチャンバ61が構成されている。
上側チャンバ70は、図4に示すように、中空の略半球形状を有する薄肉の外郭部72を有しており、その上端部には、外部(飲料用容器の内側空間)から収容空間S3内にガスを供給可能な吸気孔76aが形成されている。また、吸気孔76aの径方向外側には、下方に向かって突出するリング状の弁座76が設けられている。弁座76は、弁体90が下方から着座することにより収容空間S3から外部へのガスの漏出を阻止する役割を果たす。すなわち、弁体90と弁座76により、一方向弁である吸気弁62を構成している。吸気弁62は、外部から吸気孔76aを通じた収容空間S3内へのガスの供給を許容すると共に、吸気孔76aを通じた収容空間S3内から外部へのガスの漏出を阻止している。本実施形態では、吸気弁62は、内外に圧力が生じていない初期状態においては、弁体90が自重で弁座76から僅かに離れることで開放されている。しかし、弁体90は初期状態において必ずしも弁座76から離れている必要はなく、弁座76に当初は当接しているが、収容空間S3内に所定以上の負圧が発生したとき(収容空間S3内よりも外部の圧力の方が所定以上高くなったとき)に弁体90が弁座76から離れて吸気弁62が開放されるように構成してもよい。
上側チャンバ70は、外郭部72の高さ方向における略中央位置から下方へと延びる補強リブ78を有している。補強リブ78は、軸線O周りに周方向に等間隔で設けられることが好ましいが、この態様に限定されるものではない。本実施形態では、補強リブ78は周方向に等間隔で4箇所に設けられている。この補強リブ78によって、外郭部72は薄肉に形成されているにも関わらず、略半球形状を維持することができる。これによって、上側チャンバ70を軽量化することができる。
弁体90は、図4に示すように、略円板形状を有する平板部93を有している。平板部93は、周方向3箇所に形成された弾性変形可能なアーム部94により、下側チャンバ80から上方に突出する円筒状の柱状部88に弾性支持されている。吸気弁62は、弁体90の平板部93が弁座76に当接することによって閉塞する。なお、柱状部88の径方向内側は、補強部88aにより補強されている。
外郭部72に沿う上側チャンバ70の下端部には、嵌合部73が形成されている。図4に示すように、嵌合部73は、外郭部72よりもやや厚肉に形成されており、円筒状の内周面73aを有している。そして、内周面73aが下側チャンバ80の嵌合部86における外周面86aに嵌合すると共に、補強リブ78の下面78aが嵌合部86の上面86bに当接することで、上側チャンバ70は下側チャンバ80に固定されている。本実施形態において、嵌合部73の内周面73aの内径は嵌合部86の外周面86aの外径よりもやや小さく形成されている。これによって、嵌合部73の内周面73aと嵌合部86の外周面86aとの嵌合は、いわゆる締り嵌めを構成し、上側チャンバ70を下側チャンバ80に対して強固に固定することができる。
なお、嵌合部73の外周面には、径方向外側に突出するフランジ73bが形成されている。フランジ73bにより嵌合部73の剛性を高めることで、上側チャンバ70と下側チャンバ80との嵌合は更に強固なものとなっている。
下側チャンバ80は、図4に示すように、下に凸となる半球形状のベース82を有しており、その径方向中央上面には、柱状部88が連結されている。なお、本実施形態では、下側チャンバ80のベース82、柱状部88、アーム部94、及び平板部93が一体成形されているが、これらを別体で形成した後に結合するように構成してもよい。下側チャンバ80における柱状部88の径方向外側には、吸気孔76aよりも小さな流路が形成された噴出孔84aが設けられている。噴出孔84aは、図4に示すように下側チャンバ80を上下に貫く貫通孔84の絞り部分として下側チャンバ80の上部に形成されている。これによって、吸気孔76aから導入され、吸気弁62を通過したガスは、収容空間S3内に充填された後、噴出孔84aから下方に向けて噴出される。
本実施形態では、図4に示すように、上側チャンバ70が薄肉の外郭部72を補強リブ78で補強した構成を有しているのに対して、下側チャンバ80は、中実の半球形状を有しており、下側チャンバ80の質量が上側チャンバ70の質量より大きい。このように下側チャンバ80の質量が上側チャンバ70の質量より大きくなるように構成することで、発泡用ウィジェット300の重心位置が下側チャンバ80側にシフトする。これによって、発泡用ウィジェット300を飲料中に浮かべると、下側チャンバ80が下方に位置し、噴出孔84aに連なる貫通孔84の下端部が飲料の液面より下方に位置することになる。従って、飲料用容器を開栓すると、常に収容空間S3内のガスが噴出孔84aを通じて飲料中に噴射される。従って、飲料を確実に発泡化することができる。
なお、本実施形態に係る発泡用ウィジェット300によって、飲料用容器内の飲料を発泡させる手順については、図2のステップS101〜S110と近似しているため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上述べたように、本実施形態では、下側チャンバ80は、上方に向けて突出する柱状部88を有し、弁体90が、柱状部88の上端部に一体成形されるように構成した。これによって、部品点数を削減して発泡用ウィジェット300のコストを低減することができる。また、弁体90を下側チャンバ80に対して弾性支持することによって弁体90の姿勢を安定させ、収容空間S3内の圧力が高まったときに確実に吸気弁62を閉塞させることができる。
また、本実施形態では、弁体90は平板状の平板部93として形成され、下側チャンバ80に対して周方向の3箇所で弾性支持された三点弁として構成した。これによって、弁体90の姿勢を更に安定させ、収容空間S3内の圧力が高まったときに、より確実に吸気弁62を閉塞させることができる。
また、本実施形態では、上側チャンバ70が、外郭部72から下方へと延びる補強リブ78を有するように構成した。これによって、上側チャンバ70を薄肉の外郭部72と補強リブ78とで軽量化することができるので、発泡用ウィジェット300の重心位置を容易に下側チャンバ80側にシフトさせて、発泡用ウィジェット300の姿勢を安定化させることができる。従って、常に噴出孔84aから飲料に向けてガスを噴射することができるため、発泡用ウィジェット300は安定して泡を形成することができる。
次に、図5を参照して、本発明の第4実施形態に係る発泡用ウィジェット400について詳細に例示説明する。
図5に示すように、本実施形態に係る発泡用ウィジェット400は、吸気孔116aを有する上側チャンバ110と、ガスを噴出させる噴出孔124aを有する下側チャンバ120と、吸気弁102を形成する弁体130とを備えている。なお、上側チャンバ110と下側チャンバ120とにより、ガスを収容する収容空間S4を形成するチャンバ101が構成されている。
上側チャンバ110は、図5に示すように、中空の略半球形状を有する薄肉の外郭部112を有しており、その上端部には、外部(飲料用容器の内側空間)から収容空間S4内にガスを供給可能な吸気孔116aが形成されている。また、吸気孔116aの径方向外側には、下方に向かって突出するリング状の弁座116が設けられている。弁座116は、弁体130が下方から着座することにより収容空間S4から外部へのガスの漏出を阻止する役割を果たす。すなわち、弁体130と弁座116により、一方向弁である吸気弁102を構成している。吸気弁102は、外部から吸気孔116aを通じた収容空間S4内へのガスの供給を許容すると共に、吸気孔116aを通じた収容空間S4内から外部へのガスの漏出を阻止している。本実施形態では、吸気弁102は、内外に圧力が生じていない初期状態においては、弁体130が弁座116から僅かに離れることで開放されている。しかし、弁体130は初期状態において必ずしも弁座116から離れている必要はなく、弁座116に当初は当接しているが、収容空間S4内に所定以上の負圧が発生したとき(収容空間S4内よりも外部の圧力の方が所定以上高くなったとき)に弁体130が弁座116から離れて吸気弁102が開放されるように構成してもよい。
上側チャンバ110は、外郭部112の高さ方向における略中央位置から下方へと延びる補強リブ118を有している。補強リブ118は、軸線O周りに周方向に等間隔で設けられることが好ましいが、この態様に限定されるものではない。本実施形態では、補強リブ118は周方向に等間隔で4箇所に設けられている。この補強リブ118によって、外郭部112は薄肉に形成されているにも関わらず、略半球形状を維持することができる。これによって、上側チャンバ110を軽量化することができる。
弁体130は、図5に示すように、薄肉円板形状を有する円板部133を有している。円板部133は、下側チャンバ120から上方に突出する柱状部128によってその中央部を支持されている。吸気弁102は、弁体130の円板部133が弁座116に当接することによって閉塞する。
外郭部112に沿う上側チャンバ110の下端部には、嵌合部113が形成されている。図5に示すように、嵌合部113は、外郭部112よりもやや厚肉に形成されており、円筒状の内周面113aを有している。そして、内周面113aが下側チャンバ120の嵌合部126における外周面126aに嵌合すると共に、補強リブ118の下面118aが嵌合部126の上面126bに当接することで、上側チャンバ110は下側チャンバ120に強固に固定されている。
なお、嵌合部113の外周面には、径方向外側に突出するフランジ113bが形成されている。フランジ113bにより嵌合部113の剛性を高めることで、上側チャンバ110と下側チャンバ120との嵌合は更に強固なものとなっている。
下側チャンバ120は、図5に示すように、下に凸となる半球形状のベース122を有しており、その径方向中央上面には、円柱形状の柱状部128が連結されている。なお、本実施形態では、下側チャンバ120のベース122、柱状部128、及び円板部133が一体成形されているが、これらを別体で形成した後に結合するように構成してもよい。下側チャンバ120における柱状部128の径方向外側には、吸気孔116aよりも小さな流路が形成された噴出孔124aが設けられている。噴出孔124aは、図5に示すように下側チャンバ120を上下に貫く貫通孔124の絞り部分として下側チャンバ120の上部に形成されている。これによって、吸気孔116aから導入され、吸気弁102を通過したガスは、収容空間S4内に充填された後、噴出孔124aから下方に向けて噴出される。
本実施形態では、図5に示すように、上側チャンバ110が薄肉の外郭部112を補強リブ118で補強した構成を有しているのに対して、下側チャンバ120は、中実の半球形状を有しており、下側チャンバ120の質量が上側チャンバ110の質量より大きい。このように下側チャンバ120の質量が上側チャンバ110の質量より大きくなるように構成することで、発泡用ウィジェット400の重心位置が下側チャンバ120側にシフトする。これによって、発泡用ウィジェット400を飲料中に浮かべると、下側チャンバ120が下方に位置し、噴出孔124aに連なる貫通孔124の下端部が飲料の液面より下方に位置することになる。従って、飲料用容器を開栓すると、常に収容空間S4内のガスが噴出孔124aを通じて飲料中に噴射される。従って、飲料を確実に発泡化することができる。
なお、本実施形態に係る発泡用ウィジェット400によって、飲料用容器内の飲料を発泡させる手順についても、図2のステップS101〜S110と近似しているため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上述べたように、本実施形態では、弁体130は、中央部を柱状部128によって支持された弾性変形可能な薄板(円板部133)として下側チャンバ120と一体に構成した。これによって、部品点数を削減して発泡用ウィジェット400のコストを低減することができる。また、弁体130の姿勢を更に安定させ、収容空間S4内の圧力が高まったときに、より確実に吸気弁102を閉塞させることができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1 チャンバ
2 吸気弁
10 上側チャンバ
12 外郭部
13 嵌合部
13a 内周面
13b 下面
14 中央筒部
16 弁座
16a 吸気孔
20 下側チャンバ
22 外郭部
23 周壁
24 嵌合筒部
24a 噴出孔
24b 当接部
24c 連通溝
26 嵌合段部
26a 外周面
26b 上面
30 球状弁体(弁体)
31 チャンバ
32 吸気弁
40 上側チャンバ
42 外郭部
43 嵌合部
43a 内周面
43b フランジ
44 中央筒部
46 弁座
46a 吸気孔
48 補強リブ
48a 下面
50 下側チャンバ
52 ベース
54 貫通孔
54a 噴出孔
56 嵌合部
56a 外周面
56b 上面
60 弁体
61 チャンバ
62 吸気弁
63 ヘッド部
64 胴部
68 アーム部
70 上側チャンバ
72 外郭部
73 嵌合
73a 内周面
73b フランジ
76 弁座
76a 吸気孔
78 補強リブ
78a 下面
80 下側チャンバ
82 ベース
84 貫通孔
84a 噴出孔
86 嵌合部
86a 外周面
86b 上面
88 柱状部
88a 補強部
90 弁体
93 平板部
94 アーム部
100 発泡用ウィジェット
101 チャンバ
102 吸気弁
110 上側チャンバ
112 外郭部
113 嵌合部
113a 内周面
113b フランジ
116 弁座
116a 吸気孔
118 補強リブ
118a 下面
120 下側チャンバ
122 ベース
124 貫通孔
124a 噴出孔
126 嵌合部
126a 外周面
126b 上面
128 柱状部
130 弁体
133 円板部
200,300,400 発泡用ウィジェット
O 軸線
S1,S2,S3,S4 収容空間

Claims (10)

  1. ガスの収容空間を形成するチャンバと、
    該チャンバに形成された吸気孔と、
    該吸気孔を通じた外部からのガスの導入を許容すると共にガスの排出を阻止する吸気弁と、
    前記チャンバにおける前記吸気孔の下方に形成され、前記吸気孔よりも小さい流路面積を有する噴出孔と、
    を備え、
    前記噴出孔には、該噴出孔を通じた外部からのガスの導入を阻止する弁を設けておらず、
    前記チャンバは、前記吸気孔を有する上側チャンバと、前記噴出孔を有する下側チャンバとを備え、
    前記上側チャンバは、前記吸気孔の径方向外側を取り囲み下方へと延びる中央筒部を有することを特徴とする発泡用ウィジェット。
  2. 前記吸気弁は、弁体と、前記上側チャンバに形成され該弁体が着座する弁座とを有する、請求項に記載の発泡用ウィジェット。
  3. 前記弁体は、前記下側チャンバと一体成形され、前記下側チャンバに対して弾性支持されている、請求項に記載の発泡用ウィジェット。
  4. 前記下側チャンバは、上方に向けて突出する柱状部を有し、前記弁体は、該柱状部の上端部に形成されている、請求項又はに記載の発泡用ウィジェット。
  5. 前記弁体は平板状に形成され、前記下側チャンバに対して周方向の3箇所で弾性支持された三点弁である、請求項乃至のいずれか一項に記載の発泡用ウィジェット。
  6. 前記弁体は、中央部を前記柱状部によって支持された弾性変形可能な薄板である、請求項に記載の発泡用ウィジェット。
  7. 前記弁体は、球状弁体である、請求項に記載の発泡用ウィジェット。
  8. 前記上側チャンバは、前記中央筒部から外郭部へと延びる補強リブを有する、請求項に記載の発泡用ウィジェット。
  9. 前記上側チャンバは、外郭部から下方へと延びる補強リブを有する、請求項乃至のいずれか一項に記載の発泡用ウィジェット。
  10. 前記下側チャンバは、前記中央筒部に嵌合し上下に延びる嵌合筒部を有し、前記噴出孔は、該嵌合筒部の底部に形成されている、請求項又はに記載の発泡用ウィジェット。
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