JP6931650B2 - 家禽用飼料、家禽の筋胃重量の増大方法、並びに家禽の飼育方法 - Google Patents

家禽用飼料、家禽の筋胃重量の増大方法、並びに家禽の飼育方法 Download PDF

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Description

本発明は、家禽用飼料、及び該家禽用飼料を用いた家禽の筋胃重量の増大方法、並びに該家禽用飼料を用いた家禽の飼育方法に関する。
家禽の代表例である鶏はその用途により、鶏卵を採るための産卵鶏(卵用鶏,レイヤー)、食肉とするための肉用鶏(ブロイラー)、卵肉兼用の鶏等に分類される。このうち産卵鶏の飼育ステージは、鶏が産卵可能な状態(採卵鶏、成鶏)になるまで成長させる育成期(0週齢〜18週齢頃)と、産卵を開始してから2年ほど産卵鶏として飼育された後、産卵率の減少により利用価値が低下し肉用鶏として処分されるまでの産卵期、の各期からなる。
そして産卵鶏の育成期について更に詳しく分類すると、幼雛期(概ね0〜4週齢)、中雛期(概ね4〜10週齢)及び大雛期(概ね10〜18週齢頃)の各期からなる。
ところで、産卵期の鶏の産卵能力を充分に発揮させるためには、産卵期に鶏に給与する飼料や、環境要因等を適切にコントロールすることが重要なのはもちろんであるが、それだけでは充分ではない。
すなわち、鶏の卵巣・卵管は育成後期から産卵初期に発達し、その結果鶏の産卵能力は向上するが、卵巣・卵管の発達に伴う生理的ストレスによって鶏の食下量(飼料摂取量)が停滞し、初期卵重が小さくなったり、産卵ピークに達するまでの期間が長くなる等の悪影響が出ることがある。
これを防止するためには、育成後期から産卵ピーク時期における鶏の採食性を高め、産卵持続に必要な栄養要求量を満たすために食下量を確保することが重要であり、そのためには産卵期に先立つ育成期において鶏の消化管、特に筋胃を発達・増大させて、その容積を増加させておくことが有益である。
筋胃は鶏をはじめとする家禽の消化器官の一つであり、前胃とも呼ばれ胃液を分泌する腺胃とともに、家禽の胃を構成する。腺胃で胃酸・消化酵素と混合された飼料は、厚い筋層からなる袋状の器官である筋胃に送られ、その収縮弛緩運動により破砕・消化され、さらに十二指腸以下で消化・吸収される。
また筋胃の内部には、家禽が採食したグリット(砂れき)が貯蔵されていて、筋胃の収縮弛緩運動に伴い飼料を破砕・磨り潰し消化を促進する。グリットを含んだ状態下では、筋胃はより活発に収縮弛緩運動を繰り返すので、これによって筋胃はその重量を増してより大きく発達し、消化能力を高め、家禽の飼料食下量を増大させることができる。
しかし、現在の産業的な飼育環境下で、一般の配合飼料のみを給与する中では、家禽は筋胃内にグリットを蓄積することができず、筋胃重量増大は十分ではなく、そのことを解決することが重要である。
筋胃を発達させて飼料食下量を増大させることは、以上に述べた産卵鶏のみならず、鶏のもうひとつの主要な用途である肉用鶏にとっても重要である。
肉用鶏とは、食用として飼育される鶏の総称である。肉用鶏には、旨味や歯ごたえのある肉の生産を目指し、ふ化後12〜17週程度の長い期間をかけて飼育される「地鶏」と呼ばれる鶏も含まれるが、通常、肉用鶏と称されるのはふ化後6〜8週程度の期間で体重2.5〜3.5kg程度に急速に成長するよう飼育された後、食用として出荷される肉用若鶏(ブロイラー)のことである。
肉用鶏について食用とすることのできる部位は多岐にわたり、モモ肉、肩肉、手羽、ササミ、セセリ等の骨格筋のみならず、心臓、肝臓、腎臓や、前述の筋胃(砂肝)等の内臓も食用とすることができる。
肉用鶏は、ふ化後3週齢頃までの飼育前期のうちに換羽が起こり成長速度を速めていくが、この飼育前期に、適切な飼料を給与して筋胃重量の増加・発達を図ることにより、飼育後期(3週齢以降)の飼料食下量を増大させて、より良好な増体成績を得るとともに、より商品価値の高い、よく肥大した筋胃を得ることが期待できる。
以上のような事情により、鶏を代表例とする家禽の育成後期から産卵初期における生理的ストレスが卵重や産卵ピーク時期に悪影響を及ぼすことを回避するために、あるいは、家禽からより多くの肉や内臓を得られるように、家禽の筋胃重量を効率よく増大させることのできる家禽用飼料の開発が待たれていた。
家禽の筋胃の発達促進・飼育成績の向上という課題に関しては、粉砕したコーンコブミールを該コーンコブミール配合前の飼料100重量部に対して0.5〜10重量部配合されている家禽用飼料や(特許文献1)、籾殻、蕎麦殻、麦殻などの穀物殻が、該穀物から配合前の飼料100重量部に対して0.1〜10重量部配合されている家禽用飼料が知られている(特許文献2)。
また、家禽の筋胃の発達を促進し発育を改善するためのものとして、アルミナの純度が99%以上であり、硬度が少なくとも70kgのセラミックスを配合した家禽用飼料が知られている(特許文献3)。
特開2010−148500 特開2009−219482 特開平11−9198
しかしながら、特許文献1、2の発明は、敷料改善という効果はみられるものの、家禽の筋胃増大効果は充分ではない。
また、特許文献3の発明は、グリット(砂れき)に代わって筋胃の内容物とするため、純度99%以上のアルミナ粉末を焼結、粗砕した後、家禽の週齢に応じ適切な粒度で飼料に添加しなくてはならず、作業の煩雑化が懸念される。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、育成期・飼育前期の家禽の筋胃重量を効率よく増大させ、産卵初期・飼育前期の家禽の採食性・飼料摂取量を増大させることのできる家禽用飼料、家禽の筋胃重量増大方法、並びに家禽の飼育方法を提供することを課題とする。
本発明者は当該課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の繊維質原料を含有する飼料を育成期の産卵用家禽や飼育前期の肉用家禽に給与すれば、その筋胃重量を効率よく増大させることができ、その結果、産卵初期における産卵用家禽や飼育後期の肉用家禽の採食性・飼料摂取量を増大させることができることを見出した。
そして、本願発明は、以下の点を特徴とする。
1.繊維質原料が、該繊維質原料配合前の飼料100質量部に対して、0.1〜5質量部配合されている家禽用飼料。
2.繊維質原料が、ソバ殻、モミ殻、えん麦、ヒマワリ種子、松の実殻、パーム核殻、ヘイキューブ、ミックスドヘイペレット、クルミ殻、ナツメ種からなる群から選ばれる家禽用飼料。
3.繊維質原料が、家禽の筋胃重量の増大効果を奏するように配合されている家禽用飼料。
4.繊維質原料の粒度が、1mm〜6mmである家禽用飼料。
5.上記の家禽用飼料を給餌する、家禽の筋胃重量の増大方法。
6.上記の家禽用飼料を給餌する、家禽の飼育方法。
本発明によれば、特定の繊維質原料を含有する飼料を育成期の産卵用家禽もしくは飼育前期の肉用家禽に給与することにより、その筋胃重量を効率よく増大させることができ、その結果、産卵初期における産卵用家禽もしくは肉用家禽の採食性・飼料摂取量を増大させることができる。
本発明の飼料に配合する繊維質原料は、ソバ殻、モミ殻、えん麦、ヒマワリ種子、松の実殻、パーム核殻、ヘイキューブ、ミックスドヘイペレット、クルミ殻、ナツメ種から任意に選択して使用することができる。これらの繊維質原料は、2種以上を併用して飼料に配合して用いてもよい。
(繊維質原料の説明)
ソバ殻: 収穫したソバの実から胚乳部分を取り去り、残った殻である。
モミ殻: 籾米からコメを取り去った残りの外皮である。
えん麦: イネ科カラスムギ属の一年草である燕麦の種子である。
ヒマワリ種子: キク科の一年草であるヒマワリの種子である。
松の実殻: マツ科マツ属の植物の種子から胚乳部分を取り去った残りの殻である。
パーム核殻: ヤシ科アブラヤシ属の植物の種子の外皮である。
ヘイキューブ: 乳牛の飼料となるアルファルファヘイ等の牧草を乾燥させ、細切りにし、1辺が2〜5cmの直方体状に圧縮・整形したものである。
ミックスドヘイペレット:乳牛の飼料となるアルファルファヘイ等、数種類の牧草を乾燥・粉砕して、直径6mm程度の円柱状のペレットに整形したものである。
クルミ殻: クルミ科クルミ属の木の核果から、内部の種子(仁)を取り去った後の外皮である。
ナツメ種: クロウメモドキ科ナツメ属の小高木の種子である。ナツメの種は、これを粉砕して殻のみを分離して使用しても良いし、そのまま殻部分を含む粉砕品全体を使用しても良い。
繊維質原料の配合割合は、繊維質原料配合前の飼料100質量部に対し0.1〜5質量部とすることが好ましく、0.3〜3質量部とすることがより好ましく、さらには0.5〜2質量部とすることが好ましい。
これを繊維質原料別に記載すると、各繊維質原料配合前の飼料100質量部に対し、ソバ殻については1〜5質量部とすることが好ましく、2〜3質量部とすることがより好ましい。モミ殻については1〜5質量部とすることが好ましく、2〜3質量部とすることがより好ましい。パーム核殻については0.1〜5質量部とすることが好ましく、0.5〜3質量部とすることがより好ましい。クルミ殻については0.1〜5質量部とすることが好ましく、0.5〜3質量部とすることがより好ましい。ナツメ種については0.1〜5質量部とすることが好ましく、0.5〜3質量部とすることがより好ましい。えん麦については1〜10質量部とすることが好ましく、2〜5質量部とすることがより好ましい。ヒマワリ種子については1〜5質量部とすることが好ましく、2〜3質量部とすることがより好ましい。松の実殻については1〜5質量部とすることが好ましく、2〜3質量部とすることがより好ましい。ヘイキューブについては1〜5質量部とすることが好ましく、2〜3質量部とすることがより好ましい。ミックスドヘイペレットについては1〜5質量部とすることが好ましく、2〜3質量部とすることがより好ましい。繊維質原料の配合割合が各繊維質原料の配合割合の下限よりも少ないと家禽の筋胃重量増大効果を得ることが難しくなり、各繊維質原料の配合割合の上限より大きくなると家禽の採食性が低下したり、育成期・飼育前期の家禽の必要栄養摂取量を満たすことが難しくなる可能性がある。
繊維質原料の粒度は、1〜6mm程度とすることが好ましく、1〜4mm程度とすることがより好ましく、更に1〜3mm程度とすることがより好ましい。この範囲よりも粒度が小さいと、鶏が採食した繊維質原料が筋胃に留まらず小腸以下に送られてしまい、筋胃の収縮弛緩運動を促進することによる筋胃重量増大効果を得ることが困難となり、粒度が4mm(ソバ殻の場合は6mm)よりも大きいと繊維質原料が配合飼料中で均一に混合されない可能性があるほか、家禽による採食が物理的に困難となるおそれがあり妥当でない。
本発明の飼料は、広く鶏、アヒル等の家禽に対し給与することができるが、鶏が好適である。本発明の飼料を給与する鶏の種類は、特に限定されない。
産卵鶏については例えばジュリア、マリア、ソニア、ボリスブラウン、ホワイトレグホン、ニューハンプシャー、オーストラロープ等を挙げることができる。
肉用鶏についてはチャンキー、コッブ、アーバーエーカ、ホワイトコーニッシュ、ホワイトロック、ロードアイランドレッド、コーチン等いずれでもよい。
本発明において、繊維質原料を配合する前の配合飼料は、一般的に鶏をはじめとする家禽に給与することのできる配合飼料であればどのようなものでもよく、その原料は特に制限されない。
トウモロコシ、マイロ、小麦、大麦、ライ麦、玄米、あわ、きび、ひえなどの穀類、米ぬか、トウモロコシぬか、トウモロコシ胚芽などの糟糠類、大豆油かす、きな粉、亜麻仁油かす、ごま油かす、ひまわり油かす、なたね油かすなどの植物性油かす類、魚粉、フィッシュソリュブル、肉粉、肉骨粉、血粉、脱脂粉乳、カゼイン、乾燥ホエーなどの動物性飼料原料、大豆油、落花生油、やし油、パーム油、タロー、ラードなどの油脂等を含むことができる。
本発明の飼料は、産卵鶏をはじめとする産卵用家禽の育成期に適した飼料であり、産卵鶏を例とすれば幼雛期(概ね0〜4週齢)、中雛期(概ね4〜10週齢)及び大雛期(概ね10〜18週齢頃)の各期を通じて給与することが出来るが、特に中雛期及び大雛期の産卵鶏に好適である。また本発明の飼料は、肉用鶏をはじめとする肉用家禽の飼育に適した飼料であり、肉用鶏を例とすれば飼育前期(0〜3週齢)、飼育後期(3週以降出荷されるまで)いずれの時期においても給与することが出来るが、特に飼育前期(0〜3週齢)の肉用鶏に好適である。本発明の飼料を給与すれば、これにより商品価値の高い、より重量が大きく肥大した筋胃(砂肝)を効率よく生産することができる。
以下、本発明について実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらによって制限されるものではない。
産卵鶏育成用飼料の調製(1)
[実施例1]
繊維質原料として粒度3〜6mmのソバ殻を用い、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したソバ殻の嵩比重(g/L)は、130.55±8.56であった。
[実施例2]
繊維質原料として粒度1〜3.36mmのモミ殻を用い、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したモミ殻の嵩比重(g/L)は、95.07±0.23であった。
[実施例3]
繊維質原料としてえん麦を用い、これを奈良式自由粉砕機(3mmメッシュ2,500回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの画分を取分け、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したえん麦の嵩比重(g/L)は、336.89±5.07であった。
[実施例4]
実施例3と同様の方法で調製したえん麦を用い、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで5質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。
[実施例5]
繊維質原料としてヒマワリ種子を用い、これを(1)フリッチュカッティングミル(P-15)で粗粉砕後、(2)奈良式自由粉砕機(3mmメッシュ3,000回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの画分を取分け、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したヒマワリ種子の嵩比重(g/L)は、223.99±2.09であった。
[実施例6]
繊維質原料として松の実殻を用い、これを奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ1,700回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの画分を取分け、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用した松の実殻の嵩比重(g/L)は、484.48±0.93であった。
[実施例7]
繊維質原料としてパーム核殻を用い、これを篩にかけて(1)粒度1〜3.36mmの画分を取分け、(2)粒度3.36mm以上の粗粒を奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ2,500回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの画分を取分け、(3)(1)+(2)を混合撹拌し、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したパーム核殻の嵩比重(g/L)は、565.19±1.65であった。
[実施例8]
繊維質原料としてヘイキューブを用い、これをフリッチュカッティングミル(P-15)で粗粉砕後、奈良式自由粉砕機(3mmメッシュ2,500回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの画分を取分け、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したヘイキューブの嵩比重(g/L)は、241.09±15.33であった。
[実施例9]
繊維質原料としてミックスドヘイペレットを用い、これを奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ1,200回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの画分を取分け、これを[別表1]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したミックスドヘイペレットの嵩比重(g/L)は、387.38±2.73であった。
試験例1 大雛の筋胃重量増大効果確認試験
ジュリア種の産卵鶏大雛100羽(10羽/区×10区×1反復)を用い、試験区1〜9には実施例1〜9で調製した産卵鶏育成用飼料を、対照区1にはふすまを[別表1]記載の基礎飼料に外割りで3質量%配合した飼料を、それぞれ不断給与した。給与期間は107−132日齢の26日間とし、水の給与は不断給与とした。
各供試鶏について、筋胃重量(g/羽)、筋胃体重比(%)を求めた。その結果を[別表2]に示す。
[別表2]が示す通り、試験区の鶏の筋胃は、対照区に比べ、筋胃重量、筋胃体重比が優れていることが確認できた。
すなわち、大雛の筋胃発達効果確認試験の結果、筋胃重量は、対照区100に対して試験区は110〜121に、筋胃体重比は、対照区100に対して試験区は111〜123に、それぞれ向上しており、本発明の飼料の有効性が確認できた。
産卵鶏育成用飼料の調製(2)
[実施例10]
繊維質原料として粒度3〜6mmのソバ殻を用い、これを[別表3]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したソバ殻の嵩比重(g/L)は、130.55±8.56であった。
[実施例11]
繊維質原料としてえん麦を用い、これを奈良式自由粉砕機(3mmメッシュ2,500回転)で粉砕し、篩分けなしでこれを[別表3]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したえん麦の嵩比重(g/L)は、336.89±5.07であった。
[実施例12]
繊維質原料としてパーム核殻を用い、これを篩にかけて(1)粒度1〜3.36mmの分画を取分け、(2)粒度3.36mm以上の粗粒を奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ2,500回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの分画を取分け、(3)(1)+(2)を混合し、これを[別表3]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで1質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したパーム核殻の嵩比重(g/L)は、565.19±1.65であった。
[実施例13]
繊維質原料として実施例12と同様の方法で調製したパーム核殻を用い、これを[別表3]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで2質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。
[実施例14]
繊維質原料として実施例13と同様の方法で調製したパーム核殻を用い、これを[別表3]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。
[実施例15]
繊維質原料としてヒマワリ種子を用い、フリッチュカッティングミル(P-15)で粗粉砕後、奈良式自由粉砕機(3mmメッシュ3,000回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの分画を取分け、これを[別表3]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したヒマワリ種子の嵩比重(g/L)は、223.99±2.09であった。
[実施例16]
繊維質原料としてクルミ殻を用い、これを奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ1,500回転)で粉砕し、篩で粒度1〜3.36mmの分画を取分け、これを[別表3]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したクルミ殻の嵩比重(g/L)は、490.78±2.39であった。
[実施例17]
繊維質原料としてナツメ種を用い、これを篩い粒度1〜3.36mmの分画を取分け、これを[別表3]記載の配合割合により調製した基礎飼料に外割りで3質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したナツメ種の嵩比重(g/L)は、732.40±0.72であった。
試験例2 中雛の筋胃重量増大確認試験
ジュリア種の産卵鶏中雛100羽(10羽/区×10区×1反復)を用い、試験区10〜17には実施例10〜17で調製した産卵鶏育成用飼料を、対照区2にはふすまを[別表3]記載の基礎飼料に外割りで3質量%配合した飼料を、それぞれ不断給与した。給与期間は50−83日齢の34日間とし、水の給与は不断給与とした。
各供試鶏について、筋胃重量(g/羽)、筋胃体重比(%)を求めた。その結果を[別表4]に示す。
[別表4]が示す通り、試験区の鶏の筋胃は、対照区に比べ、筋胃重量、筋胃体重比が優れていることが確認できた。
すなわち、育成期途中の成長過程である中雛の筋胃重量増大効果確認試験においても、筋胃重量は、対照区100に対して試験区は108〜138に、筋胃体重比は、対照区100に対して試験区は109〜136に、それぞれ向上しており、本発明の飼料の有効性が確認できた。
また、産卵初期における産卵鶏の採食性・飼料摂取量を求めたところ、対照区と比較した結果は良好であった。
また、飼育前期の肉用鶏について、筋胃重量増大確認試験を実施したところ、本発明の飼料の有効性が確認できた。
試験例3 産卵鶏である中雛、大雛期(38-119日齢)のパーム核殻、ナツメ種、クルミ殻給与による筋胃重量増大確認試験
ジュリア種の産卵鶏中雛、大雛150羽(10羽/区×5区×3反復)を用い、対照区、パーム核殻1%、パーム核殻0.5%、ナツメ種0.5%、クルミ殻0.5%の5区について、[別表5]記載のとおりに配合した飼料を、それぞれ不断給与した。
なお、パーム核殻の調整は、繊維質原料としてパーム核殻を用い、これを篩にかけて(1)粒度1.0〜2.47mmの画分を取分け、(2)粒度2.47mm以上の粗粒を奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ2,500回転)で粉砕し、篩で粒度1.0〜2.47mmの画分を取分け、(3)(1)+(2)を混合撹拌し、これを基礎飼料に内割りで0.50/1.00質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したパーム核殻の嵩比重(g/L)は、678.47±1.65であった。
クルミ殻の調整は、繊維質原料としてクルミ殻を用い、これを奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ1,500回転)で粉砕し、篩で粒度1.0〜2.47mmの分画を取分け、これを基礎飼料に内割りで0.50質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したクルミ殻の嵩比重(g/L)は、490.78±2.39であった。
ナツメ種の調整は、繊維質原料としてナツメ種を用い、これを篩い粒度1.0〜2.47mmの分画を取分け、基礎飼料に内割りで0.50質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したナツメ種の嵩比重(g/L)は、732.40±0.72であった。
給与期間は、中雛飼料(CP17%、ME2800kcal/kg)38−70日齢の33日間、大雛飼料(CP14%、ME2750kcal/kg)70−119日齢の50日間とし、水の給与は不断給与とした。なお、パーム核殻、ナツメ種、クルミ殻の粒度は1.0〜2.47mmであった。
(注1)CP crude perotein 粗たんぱく質
飼料中のたんぱく質を直接定量するのではなく、窒素量(窒素濃度 重量%)を測定し、それに原料の種類ごとに定められた係数を掛けてたんぱく質量に換算し定量するもので、「粗たんぱく質」と呼ばれる。窒素量の定量には機器分析法である燃焼法を使用した。
(注2)ME metabolic energy 代謝エネルギー
飼料の総エネルギーからふん、尿及びガスのエネルギーを差し引いたものを代謝エネルギーと呼ぶ。家禽ではガスによるエネルギー損失量を無視できるので、MEは総エネルギーからふん及び尿のエネルギーを差し引いたものとなる。配合されている各原料の総エネルギーの量×当該原料の代謝率×当該原料の配合割合を求め、全ての原料の代謝エネルギーを合計して求めた。
各供試鶏について、筋胃重量(g/羽)、筋胃体重比(%)、増体重(g/羽)、飼料要求率を求めた。
試験結果を[別表6][別表7]に示すが、試験区の鶏は、以下に示すとおり対照区に比べ筋胃重量、発育成績等が優れていることが確認できた。
産卵鶏(ジュリア種)の中雛、大雛期(38-119日齢)に、パーム核殻、ナツメ種、クルミ殻を給与することにより、それぞれについて筋胃重量が増体することを確認した。
また、中雛、大雛期に、パーム核殻、ナツメ種、クルミ殻を給与することにより、育成期の発育成績、すなわち、増体及び飼料要求率が改善された。
さらに、パーム核殻、ナツメ種、クルミ殻については、それぞれ0.5質量%の添加により筋胃重量増大、発育成績改善効果が発揮することを確認した。
以上の試験結果より、本発明の飼料の有効性が確認できた。
試験例4 産卵鶏の中雛、大雛期(42-119日齢)を用いたパーム核殻給与の効果確認試験
ジュリア種の産卵鶏中雛、大雛128羽(対照区;8羽/区 ×6反復、パーム核殻1%;8羽/区 ×6反復、パーム核殻0.5%;8羽/区 ×4反復)を用い、対照区、パーム核殻1%、パーム核殻0.5%の3区について、[別表8]記載のとおりに配合した飼料を、それぞれ不断給与した。
なお、パーム核殻の調整は、繊維質原料としてパーム核殻を用い、これを篩にかけて(1)粒度1.0〜4.0mmの画分を取分け、(2)粒度4.0mm以上の粗粒を奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ2,500回転)で粉砕し、篩で粒度1.0〜4.0mmの画分を取分け、(3)(1)+(2)を混合撹拌し、これを基礎飼料に内割りで0.50/1.00質量%配合して、産卵鶏育成用飼料を調製した。使用したパーム核殻の嵩比重(g/L)は、684.60±1.65であった。
給与期間は、中雛飼料(CP17%、ME2800kcal/kg)42−70日齢の29日間、大雛飼料(CP14%、ME2750kcal/kg)70−119日齢の50日間、共通成鶏飼料(CP17%,ME2850kcal/kg)119−175日齢の57日間とし、水の給与は不断給与とした。なお、パーム核殻の粒度は1.0〜4.0mmであった。
各供試鶏について、筋胃重量(g/羽)、筋胃体重比(%)、増体重(g/羽)、飼料要求率、産卵率、卵重(g)を求めた。
試験結果を[別表9][別表10][別表11]に示すが、試験区の鶏は、以下に示すとおり対照区に比べ筋胃重量、発育成績等が優れていることが確認できた。
産卵鶏(ジュリア種)の中雛、大雛期(42-119日齢)に、パーム核殻を給与することにより、それぞれについて筋胃重量が増体することが確認できた。
また、中雛、大雛期に、パーム核殻を給与することにより、育成期の発育成績、すなわち、増体及び飼料要求率を改善することが出来た。
さらに、パーム核殻(繊維質原料)を給与することにより、筋胃重量が増大し、それにより産卵初期の食下量が増加し、産卵率、卵重が改善することが確認できた。
以上の試験結果より、本発明の飼料の有効性が確認できた。
試験例5 別種産卵鶏の中雛、大雛期(43-119日齢)を用いたパーム核殻給与の効果確認試験
産卵鶏(ジュリア種)で中大雛期のパーム核殻給与による育成期の発育成績及び産卵初期成績の改善効果を受けて、別鶏種(ボリスブラウン種)での成績改善効果を評価した。
ボリスブラウン種の産卵鶏中雛、大雛128羽(対照区;8羽/区×6反復、パーム核殻1%;8羽/区 × 6反復、パーム核殻0.5%;8羽/区 × 4反復)を用い、対照区、パーム核殻1%、パーム核殻0.5%の3区について、[別表12]記載のとおりに配合した飼料を、それぞれ不断給与した。
なお、パーム核殻の調製方法は、試験例4と同じである。
給与期間は、中雛飼料(CP17%、ME2800kcal/kg)43−70日齢の28日間、大雛飼料(CP14%、ME2750kcal/kg)70−119日齢の50日間、共通成鶏飼料(CP17%,ME2850kcal/kg)119−175日齢の57日間とし、水の給与は不断給与とした。なお、パーム核殻の粒度は1.0〜4.0mmであった。
各供試鶏について、増体重(g/羽)、飼料要求率、産卵率、卵重(g)を求めた。
試験結果を[別表13][別表14]に示すが、試験区の鶏は、以下に示すとおり対照区に比べ増体重、発育成績等が優れていることが確認できた。
産卵鶏(ボリスブラウン種)の中雛、大雛期に、パーム核殻を給与することにより、育成期の発育成績、すなわち、増体及び飼料要求率を改善することが出来た。
また、パーム核殻(繊維質原料)を給与することにより、筋胃重量が増大し、それにより産卵初期の食下量が増加し、産卵率、卵重が改善することが確認できた。
さらに、育成期のパーム核殻給与による筋胃重量増大に伴い、産卵初期の採食性向上及び産卵率、卵重は、鶏種に関係なく改善することが確認できた。
以上の試験結果より、本発明の飼料の有効性が確認できた。
なお、パーム核殻の筋胃増大効果は試験例1〜4で確認できているので、解剖検査は実施しなかった。
試験例6 肉用鶏の飼育前期(7-17日齢)を用いたパーム核殻給与の効果確認試験
チャンキー種ブロイラー(雄)240羽(対照区;40羽/区 ×3反復、パーム核殻1%;40羽/区 ×3反復)を用い、対照区、パーム核殻1%の2区について、[別表15]記載のとおりに配合した飼料を、それぞれ不断給与した。
なお、パーム核殻の調整は、繊維質原料としてパーム核殻を用い、これを篩にかけて(1)粒度1.0〜2.47mmの画分を取分け、(2)粒度2.47mm以上の粗粒を奈良式自由粉砕機(5mmメッシュ2,500回転)で粉砕し、篩で粒度1.0〜2.47mmの画分を取分け、(3)(1)+(2)を混合撹拌し、これを基礎飼料に内割りで1.00質量%配合し、これにペレットクランブル加工を施して肉用鶏前期飼料を調製した。使用したパーム核殻の嵩比重(g/L)は、678.47±1.65であった。
給与期間は、対照区:前期クランブル飼料(CP23%,ME3100kcal/kg)、パーム核殻1%区:前期クランブル飼料(CP23%,ME3100kcal/kg)を、7−17日齢の11日間とし、水の給与は不断給与とした。なお、パーム核殻の粒度は1.0〜2.47mmであった。
上記以外の以下の期間は対照区、パーム核殻1%区ともに同じ飼料を給与した。
0-7日齢:共通餌付クランブル飼料(CP25%,ME3000kcal/kg)
17-28日齢:共通後期マッシュ飼料(CP19%,ME3280kcal/kg)
28-38日齢:共通仕上マッシュ&ペレット飼料(CP18%,ME3300kcal/kg)
各供試鶏について、筋胃重量(g/羽)、筋胃体重比(%)、増体重(g/羽)、飼料要求率を求めた。
試験結果を[別表16][別表17]に示すが、試験区の鶏は、以下に示すとおり対照区に比べ筋胃重量、発育成績等が優れていることが確認できた。
肉用鶏(ブロイラー雄)の飼育前期(7-17日齢)に、パーム核殻を給与することにより、筋胃重量が増体して、その効果は出荷まで維持されることが確認できた。
また、飼育前期にパーム核殻を給与することにより、出荷成績、すなわち、増体及び飼料要求率が改善されることを確認した。
さらに、パーム核殻(繊維質原料)を給与することにより、筋胃重量が増大し、それにより肥育期間通期での発育が改善されることが確認できた。
そして、飼育前期で筋胃重量を発達させることにより、栄養の利用性が向上したものと考えらる。
以上の試験結果より、本発明の飼料の有効性が確認できた。
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Claims (5)

  1. 繊維質原料が、該繊維質原料配合前の飼料100質量部に対して、0.1〜5質量部配合されている家禽用飼料であって、該繊維質原料が、パーム核殻、クルミ殻、ナツメ種からなる群の1種以上から選ばれる、上記の家禽用飼料。
  2. 前記繊維質原料が、家禽の筋胃重量の増大効果を奏するように配合されている、請求項1に記載の家禽用飼料。
  3. 前記繊維質原料の粒度が、1mm〜6mmである、請求項1または請求項3に記載の家禽用飼料。
  4. 請求項1、請求項3および請求項4のいずれかに記載の家禽用飼料を給餌する、家禽の筋胃重量の増大方法。
  5. 請求項1、請求項3および請求項4のいずれかに記載の家禽用飼料を給餌する、家禽の飼育方法。
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