JP6931256B2 - レジオネラ属菌に対する消毒剤、水の処理方法、浴槽水用添加剤、並びに、空調冷却塔水用添加剤 - Google Patents

レジオネラ属菌に対する消毒剤、水の処理方法、浴槽水用添加剤、並びに、空調冷却塔水用添加剤 Download PDF

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Description

本発明は、レジオネラ属菌に対する消毒剤、水の処理方法、浴槽水用添加剤、並びに、空調冷却塔水用添加剤に関する。本発明は、浴槽水や空調冷却塔水等におけるレジオネラ属菌の増殖を容易に抑制又は阻止できるものである。
レジオネラ(Legionella)属菌は好気性グラム陰性桿菌であり、自然界では土壌や湖沼河川などに広く生息している。また人工環境では、エアロゾルを発生させる空調冷却塔や循環ろ過式浴槽などの水利用設備で検出されることがある。レジオネラ属菌は、主に高齢者、臓器移植患者、糖尿病患者、など易感染宿主が罹患する日和見感染症の原因と考えられ、院内感染もしばしば起こし、暴露量が多いと健常者も肺炎になることが知られている。
例えば、2015年には、ニューヨーク市ブロンクスの州議会で冷却塔に起因したレジオネラ症の流行が2回発生した(非特許文献1)。冷却塔水のレジオネラ属菌による感染は、一旦起きると数十人位の患者が発生する。よって、レジオネラ属菌の除菌・防除は非常に重要である。
浴槽水や空調冷却塔水等におけるレジオネラ属菌に対する殺菌・消毒方法としては、次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系消毒剤を用いる方法が広く実施されている。その他の方法としては、加熱による殺菌も実施されている。一方、レジオネラ属菌はアメーバ等の原生動物に寄生して増殖することが知られており、原生動物の体内に存在しているレジオネラ属菌には殺菌剤・消毒剤が効きにくい。このことが、レジオネラ属菌に対する十分な殺菌・消毒を妨げる一要因となっている。
宿主となる原生動物に着目したレジオネラ属菌の殺菌・消毒方法も提案されている。例えば特許文献1には、循環浄化式用水槽の被処理液体(水)に次亜塩素酸ナトリウムを適用して、原生動物のシスト化を促進するに足る濃度のモノクロラミンを生成させる、原生動物の不活化方法が開示されている。この方法によれば、レジオネラ属菌の宿主となるアメーバ等の増殖が阻止され、結果としてレジオネラ属菌の増殖が阻止される。また特許文献2には、銀イオンや銅イオンを発生する金属イオン殺菌装置を利用したレジオネラ属細菌の殺菌方法が開示されている。この方法によれば、循環式水利用施設への宿主アメーバの定着が阻止され、結果としてレジオネラ属菌の増殖が阻止される。
なお、非特許文献2にはアメーバ一般に関する情報が記載されている。ただし、非特許文献2にはレジオネラ属菌の宿主となるアメーバに関する特段の記載はない。
特開2008−264678号公報 特開2001−259651号公報
Emerg Infect Dis. 2017 Nov;23(11).1769-1776 石井圭一著、「アメーバ図鑑」第1版、金原出版株式会社、1999年2月26日発行
しかし、塩素系消毒剤には人体に対する刺激性を示すものがあり、安全性と安心感の点で懸念がある。また、塩素系消毒剤には金属に対する腐食性を示すものがあり、配管等の設備を痛めるおそれがある。一方、加熱等による物理的処理は加熱装置等が別途必要となり、煩雑かつ高コストである。また、加熱処理の場合は、配管やポンプが高温に晒されてダメージを受けることも懸念される。
そこで本発明は、安全性と安心感に優れ、配管等の設備へのダメージが少なく、かつ簡単な操作でレジオネラ属菌の殺菌・消毒ができる一連の技術を提供することを目的とする。
本発明者らは、レジオネラ属菌を含む水検体に各種の鉄塩を添加することにより、当該水検体におけるレジオネラ属菌の生菌数が激減することを見出した。そして、鉄塩又は鉄イオンを用いたレジオネラ属菌の消毒剤、水の処理方法等を構築し、本発明を完成した。
本発明の1つの様相は、鉄塩を有効成分として含有することを特徴とするレジオネラ属菌に対する消毒剤である。
好ましくは、前記鉄塩が第一鉄塩である。
好ましくは、前記第一鉄塩が、硫酸鉄(II)、硫酸アンモニウム鉄(II)、及び塩化鉄(II)からなる群より選ばれた少なくとも1つである。
好ましくは、前記鉄塩が第二鉄塩である。
好ましくは、前記第二鉄塩が、硫酸鉄(III)、硫酸アンモニウム鉄(III)、塩化鉄(III)、及びポリ硫酸第二鉄からなる群より選ばれた少なくとも1つである。
本発明の他の様相は、処理対象の水に鉄塩又は鉄イオンを含有させて、前記水に含まれるレジオネラ属菌の増殖を抑制又は阻止することを特徴とする水の処理方法である。
好ましくは、前記鉄イオンが二価鉄イオン(Fe2+)である。
好ましくは、前記鉄イオンが三価鉄イオン(Fe3+)である。
好ましくは、上記した消毒剤を前記処理対象の水に添加する。
好ましくは、前記処理対象の水が浴槽水又は空調冷却塔水である。
好ましくは、前記処理対象の水に、前記鉄塩の濃度又は鉄イオンの濃度が0.1mM以上となるように前記鉄塩又は鉄イオンを含有させる。
好ましくは、前記処理対象の水に前記鉄塩又は鉄イオンを含有させた状態で少なくとも30分保持する。
本発明の他の様相は、上記した消毒剤からなり、浴槽水に添加して使用されることを特徴とする浴槽水用添加剤である。
本発明の他の様相は、上記した消毒剤からなり、空調冷却塔水に添加して使用されることを特徴とする空調冷却塔水用添加剤である。
本発明によれば、高い安全性と安心感をもって、配管等の設備に対するダメージを抑えつつ、かつ非常に簡便に、浴槽水や空調冷却塔水等に存在するレジオネラ属菌を殺菌・消毒することができる。
本発明のレジオネラ属菌に対する消毒剤は、鉄塩を有効成分として含有するものである。また本発明の水の処理方法は、処理対象の水に鉄塩又は鉄イオンを含有させて、前記水に含まれるレジオネラ属菌の増殖を抑制又は阻止するものである。
本発明で用いる鉄塩(鉄イオン)としては、レジオネラ属菌の生育を抑制又は阻止できるものであれば特に限定はない。例えば、各種の第一鉄塩(Fe2+、二価鉄化合物)、各種の第二鉄塩(Fe3+、三価鉄化合物)を用いることができる。前記鉄塩は、単塩、複塩のいずれでもよい。また前記鉄塩は、水和物、無水物のいずれでもよい。
第一鉄塩の例としては、硫酸鉄(II)(硫酸第一鉄)、硫酸アンモニウム鉄(II)(硫酸第一鉄アンモニウム)、塩化鉄(II)(塩化第一鉄)、等が挙げられる。
第二鉄塩の例としては、硫酸鉄(III)(硫酸第二鉄)、硫酸アンモニウム鉄(III)(硫酸第二鉄アンモニウム)、塩化鉄(III)(塩化第二鉄)、ポリ硫酸第二鉄、等が挙げられる。
上記した鉄塩については、1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。例えば、2種以上の第一鉄塩を併用してもよいし、2種以上の第二鉄塩を併用してもよい。第一鉄塩と第二鉄塩を併用してもよい。
本発明の消毒剤における鉄塩の含有量については特に限定はない。鉄塩のみで本発明の消毒剤を構成してもよい。鉄塩の水溶液で本発明の消毒剤を構成してもよい。
本発明の消毒剤の形状としては特に限定はなく、例えば、水溶液、分散液等の液体状;粉末、顆粒等の固体状;等の形状とすることができる。その他、半固体状、ペースト状、ゲル状、等の形状とすることができる。
本発明の消毒剤においては、その性能を損なわない限りにおいて、鉄塩以外の成分をさらに含有させてもよい。鉄塩以外の成分としては、他の殺菌剤・消毒剤、界面活性剤、緩衝剤、アルコール、担体、香料、着色料、等が挙げられる。
本発明の水の処理方法における、処理対象の水に含有させる鉄塩又は鉄イオンの濃度(水中の最終濃度)としては、処理対象の水の種類や状態、含有させる鉄塩(鉄イオン)の種類、鉄塩(鉄イオン)を含有させた後の保持時間(接触時間)、等によって適宜設定すればよいが、通常は0.1mM以上、好ましくは1.0mM以上、より好ましくは10mM以上である。
本発明の水の処理方法における、処理対象の水に鉄塩(鉄イオン)を含有させた状態での保持時間(接触時間)としては、処理対象の水の種類や状態、含有させる鉄塩(鉄イオン)の種類、含有させる鉄塩(鉄イオン)の濃度、等によって適宜設定すればよいが、通常は30分以上、好ましくは1時間以上、より好ましくは6時間以上、さらに好ましくは12時間以上、特に好ましくは24時間以上、である。一般に、接触時間が長いほどレジオネラ属菌に対する殺菌作用が高くなる。
本発明の水の処理方法は、その性能を損なわない限りにおいて、他のレジオネラ属菌の殺菌方法や、アメーバの増殖を抑制又は阻止する方法と組み合わせて実施してもよい。例えば、塩素系消毒剤による処理の前あるいは後に、本発明の水の処理方法を実施することができる。また、加熱処理と組み合わせる場合は、加熱処理の前や後に、あるいは加熱処理と並行して、本発明の水の処理方法を実施することができる。
本発明の処理対象となる水としては、循環式浴槽水等の浴槽水が代表的である。その他、空調冷却塔水、噴水、水泳用プール、ジャグジー、シャワー、給湯設備、加湿器内の水、空気清浄機内の水、土壌に含まれる水、等が挙げられる。
循環式浴槽水を処理する場合には、例えば、循環流路の途中に薬液注入ポートを設け、そこから本発明の消毒剤を注入し、水を所定時間循環すればよい。消毒剤の注入は、手動で行ってもよいし、タイマー等と組み合わせて自動で行ってもよい。本発明の消毒剤を連続又は間欠的に注入し、鉄イオン濃度を所定濃度以上に保持することもできる。空調冷却塔水等の他の水についても、同様の構成を採用することができる。
水泳用プールの水を処理する場合は、例えば、鉄塩そのものを水泳用プールに投入し、所定時間保持すればよい。土壌に含まれる水を処理する場合は、例えば、本発明の消毒剤を土壌に散布すればよい。
本発明のレジオネラ属菌に対する消毒剤は、浴槽水に添加して使用される浴槽水用添加剤としても使用できる。例えば、入浴剤として浴槽水に添加することにより、レジオネラ属菌の増殖を抑制又は阻止しつつ、温泉水のような感触や効能を得ることができる。また本発明のレジオネラ属菌に対する消毒剤は、空調冷却塔水に添加して使用される空調冷却塔水用添加剤としても使用できる。
本発明の殺菌対象となるレジオネラ属菌としては、Legionella pneumophila、Legionella oakridgensis、Legionella drozanskii、Legionella maceachernii、Legionella londiniensis、Legionella feeleii、Legionella longbeachae、Legionella rubrilucens、Legionella micdadei、Legionella sp.、等が挙げられる。
なお、本発明の消毒剤がレジオネラ属細菌の増殖を抑制又は阻止する機構については定かでない。ここで、鉄塩がレジオネラ属菌の増殖に与える影響に関して、レジオネラ属菌用の寒天培地として汎用されているBCYEα寒天培地とGVCP寒天培地には、ピロリン酸第二鉄が含まれている。これらの培地において、ピロリン酸第二鉄はレジオネラ属菌の増殖発育因子として添加されており、増殖に必須の成分である。このことは、鉄塩がレジオネラ属細菌の増殖にプラスに働くことを示唆しており、本発明で得られる効果とは異なる。
また、レジオネラ属菌はアメーバ等の原生動物に寄生して増殖するが、鉄イオンがアメーバに与える影響に関しては様々な情報がある。非特許文献2には、アメーバ用培地としてPYG培地(ATCC712)が紹介されており、当該培地には硫酸アンモニウム鉄(II)(Fe(NH4)2(SO4)2・6H2O)が含まれている。PYG培地はアカントアメーバ用の培地として汎用されている。
一方、非特許文献2には、淡水アメーバには過剰のFeが致死的となる旨や、アメーバには鉄イオンが致命的である旨の記載がある(第92頁、第104頁)。しかし、いずれも実験データ等の根拠が示されておらず、この事象がどのアメーバで起こるものなのかも明確でない。また、これらの記載は、前述のPYG培地(ATCC712)に硫酸アンモニウム鉄(II)が含まれていることと矛盾している。さらに、他の文献で、鉄イオンがアメーバに致死的である旨の記載は見当たらない。これらのことから、少なくとも、全てのアメーバが鉄イオンで致死的となるわけではないといえる。
よって、非特許文献2の各記載は、少なくとも、レジオネラ属菌の宿主となるアメーバや、レジオネラ属菌を包含するアメーバに対する鉄イオンの影響について、何らの示唆を与えるものではない。
本発明は、レジオネラ属菌に対する消毒のための鉄塩の使用、を包含する。
以下、実施例をもって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
アメーバとレジオネラ属菌が共存している浴槽水由来の水槽液1Lを採取し、200mLずつ5本の滅菌プラスチック容器に分注した。各容器内の検水に所定量の硫酸鉄(II)7水和物(FeSO4・7H2O)を加えて溶解し、35℃にて24時間保温した。各検水における硫酸鉄(II)の最終濃度(Fe2+の最終濃度)は、以下のとおりとした。
検水番号1 :0(無添加;コントロール)
検水番号2−1:0.18mM(FeSO4・7H2Oを10mg添加)
検水番号2−2:0.18mM(FeSO4・7H2Oを10mg添加)
検水番号3−1:1.8mM(FeSO4・7H2Oを100mg添加)
検水番号3−2:1.8mM(FeSO4・7H2Oを100mg添加)
保温終了後の検水を、滅菌済のメンブレンフィルター(ポアサイズ:0.2μm)を装着した滅菌済ファンネルを用いて吸引ろ過した。ろ過終了後は直ちに吸引を止め、滅菌済ピンセットでフィルターをファンネルから剥がした。このフィルターを、予め減菌精製水4mLと滅菌済撹拌子を入れておいた滅菌済50mL容のプラスチック容器内に入れた。プラスチック容器をボルテックスミキサーで1分間攪拌して、フィルター上のレジオネラ属菌を精製水中に回収した。得られた溶液を濃縮検水とした。
培養を行う前に、夾雑菌を抑制するための酸処理を行った。すなわち、酸処理液(0.2M HCl・KClバッファー(pH2.2))1mLと濃縮検水1mLを混合し、室温で約5分間放置し、酸処理済み濃縮検水を得た。各々の酸処理済み濃縮検水200μLをWYOα寒天培地2枚に接種し、滅菌済コンラージ棒とターンテーブルを用いて均一に塗布した。塗布後のシャーレを、36℃±1℃のインキュベーター内に静置し、5日目にレジオネラ属菌と推定されるコロニーを数えた。
次に、羊血液寒天培地(L−システイン不含培地)とBCYEα寒天培地の両培地に、WYOα寒天培地上のレジオネラ属菌と推定される同一コロニーを釣菌し接種した。接種後のシャーレを、36℃±1℃のインキュベーター内に24時間静置して画線培養した。培養後、羊血液寒天培地では生育せずBCYEα寒天培地のみで生育したグラム陰性桿菌をレジオネラ属菌と確定した。
検水100mLあたりのレジオネラ属菌のコロニー数(CFU/100mL)を算出した。
結果を表1に示す。すなわち、硫酸鉄(II)を含有させた検水では、レジオネラ属菌の生育が大きく抑制された。硫酸鉄(II)濃度(Fe2+濃度)が0.18mMの場合でも、24時間処理で効果が認められた。
Figure 0006931256
アメーバとレジオネラ属菌が共存している浴槽水由来の水槽液1Lを採取し、200mLずつ5本の滅菌プラスチック容器に分注した。各容器内の検水に所定量の硫酸鉄(II)7水和物(FeSO4・7H2O)を加えて溶解し、35℃にて48時間保温した。各検水における硫酸第一鉄の最終濃度(Fe2+の最終濃度)は、以下のとおりとした。
検水番号4 :0(無添加;コントロール)
検水番号5−1:1.8mM(FeSO4・7H2Oを100mg添加)
検水番号5−2:1.8mM(FeSO4・7H2Oを100mg添加)
検水番号6−1:18mM(FeSO4・7H2Oを1000mg添加)
検水番号6−2:18mM(FeSO4・7H2Oを1000mg添加)
その後、実施例1と同様の操作を行い、検水100mLあたりのレジオネラ属菌のコロニー数(CFU/100mL)を算出した。
結果を表2に示す。すなわち、硫酸鉄(II)を含有させた検水では、レジオネラ属菌の生育が大きく抑制された。特に、硫酸鉄(II)濃度(Fe2+濃度)が18mMの場合には、48時間処理で菌数が少なくとも3桁落ちており、効果が顕著であった。
Figure 0006931256
アメーバとレジオネラ属菌が共存している浴槽水由来の水槽液1Lを採取し、200mLずつ5本の滅菌プラスチック容器に分注した。各容器内の検水に所定量の硫酸アンモニウム鉄(III)12水和物(FeNH4(SO4)2・12H2O)を加えて溶解し、35℃にて48時間保温した。各検水における硫酸アンモニウム鉄(III)の最終濃度(Fe3+の最終濃度)は、以下のとおりとした。
検水番号7 :0(無添加;コントロール)
検水番号8−1:1.0mM(FeNH4(SO4)2・12H2Oを100mg添加)
検水番号8−2:1.0mM(FeNH4(SO4)2・12H2Oを100mg添加)
検水番号9−1:10mM(FeNH4(SO4)2・12H2Oを1000mg添加)
検水番号9−2:10mM(FeNH4(SO4)2・12H2Oを1000mg添加)
その後、実施例1と同様の操作を行い、検水100mLあたりのレジオネラ属菌のコロニー数(CFU/100mL)を算出した。
結果を表3に示す。すなわち、硫酸アンモニウム鉄(III)を含有させた検水では、レジオネラ属菌の生育が大きく抑制された。硫酸アンモニウム鉄(III)濃度(Fe3+濃度)が1mMの場合でも、十分な効果が得られた。
Figure 0006931256
アメーバとレジオネラ属菌が共存している浴槽水由来の水槽液1Lを採取し、200mLずつ5本の滅菌プラスチック容器に分注した。各容器内の検水に所定量の硫酸アンモニウム鉄(II)6水和物(Fe(NH4)2(SO4)2・6H2O)を加えて溶解し、35℃にて48時間保温した。各検水における硫酸アンモニウム鉄(II)の最終濃度(Fe2+の最終濃度)は、以下のとおりとした。
検水番号10 :0(無添加;コントロール)
検水番号11−1:1.3mM(Fe(NH4)2(SO4)2・6H2Oを100mg添加)
検水番号11−2:1.3mM(Fe(NH4)2(SO4)2・6H2Oを100mg添加)
検水番号12−1:13mM(Fe(NH4)2(SO4)2・6H2Oを1000mg添加)
検水番号12−2:13mM(Fe(NH4)2(SO4)2・6H2Oを1000mg添加)
その後、実施例1と同様の操作を行い、検水100mLあたりのレジオネラ属菌のコロニー数(CFU/100mL)を算出した。
結果を表4に示す。すなわち、硫酸アンモニウム鉄(II)を含有させた検水では、レジオネラ属菌の生育が大きく抑制された。硫酸アンモニウム鉄(II)濃度(Fe2+濃度)が1.3mMの場合でも、十分な効果が得られた。
Figure 0006931256
アメーバとレジオネラ属菌が共存している空調冷却塔水由来の水槽水800mLを採取し、200mLずつ4本のプラスチック容器に分注した。各容器内の検水に所定量の塩化鉄(III)6水和物(FeCl3・6H2O)を加えて溶解し、室温で72時間反応させた。各検水における塩化鉄(III)の最終濃度(Fe3+の最終濃度)は、以下のとおりとした。
検水番号12 :0(無添加;コントロール)
検水番号13−1:0.1mM(FeCl3・6H2Oを2.7mg添加)
検水番号13−2:0.1mM(FeCl3・6H2Oを2.7mg添加)
検水番号14−1:1.0mM(FeCl3・6H2Oを27mg添加)
検水番号14−2:1.0mM(FeCl3・6H2Oを27mg添加)
検水番号15−1:10mM(FeCl3・6H2Oを270mg添加)
検水番号15−2:10mM(FeCl3・6H2Oを270mg添加)
その後、実施例1と同様の操作を行い、検水100mLあたりのレジオネラ属菌のコロニー数(CFU/100mL)を算出した。
結果を表5に示す。すなわち、塩化鉄(III)を含有させた検水では、レジオネラ属菌の育成が大きく抑制された。塩化鉄(III)濃度(Fe3+の濃度)が0.1mMの場合でも72時間処理で効果が認められた。
Figure 0006931256
アメーバとレジオネラ属菌が共存している空調冷却塔水由来の水槽水600mLを採取し、200mLずつ3本のプラスチック容器に分注した。各容器内の検水に所定量の硫酸鉄(II)7水和物(FeSO4・7H2O)を加えて溶解し、室温で72時間反応させた。各検水における硫酸鉄(II)の最終濃度(Fe2+の最終濃度)は、以下のとおりとした。
検水番号16 :0(無添加;コントロール)
検水番号17−1:1.0mM(FeSO4・7H2Oを27.8mg添加)
検水番号17−2:1.0mM(FeSO4・7H2Oを27.8mg添加)
検水番号18−1:10mM(FeSO4・7H2Oを278mg添加)
検水番号18−2:10mM(FeSO4・7H2Oを278mg添加)
その後、実施例1と同様の操作を行い、検水100mLあたりのレジオネラ属菌のコロニー数(CFU/100mL)を算出した。
結果を表6に示す。すなわち、硫酸鉄(II)を含有させた検水では、レジオネラ属菌の育成が大きく抑制された。硫酸鉄(II)濃度(Fe2+の濃度)が1.0mMの場合でも72時間処理で効果が認められた。
Figure 0006931256
アメーバとレジオネラ属菌が共存している空調冷却塔水由来の水槽水1000mLを採取し、200mLずつ5本のプラスチック容器に分注した。各容器内の検水に所定量のポリ硫酸第二鉄溶液(一般式〔Fe2(OH)n(SO43-n/2m;全鉄11.2%、硫酸イオン26.4%)を加えて攪拌し、室温で23時間反応させた。各検水における鉄イオン(III)の最終濃度(Fe3+の最終濃度)は、以下のとおりとした。
検水番号19 :0(無添加;コントロール)
検水番号20−1:原液の1/10000に希釈
(Fe3+の最終濃度:約0.0011%)
検水番号20−2:原液の1/10000に希釈
(Fe3+の最終濃度:約0.0011%)
検水番号21−1:原液の1/1000に希釈
(Fe3+の最終濃度:約0.011%)
検水番号21−2:原液の1/1000に希釈
(Fe3+の最終濃度:約0.011%)
検水番号22−1:原液の1/100に希釈
(Fe3+の最終濃度:約0.11%)
検水番号22−2:原液の1/100に希釈
(Fe3+の最終濃度:約0.11%)
検水番号23−1:原液の1/10に希釈
(Fe3+の最終濃度:約1.1%)
検水番号23−2:原液の1/10に希釈
(Fe3+の最終濃度:約1.1%)
その後、実施例1と同様の操作を行い、検水100mLあたりのレジオネラ属菌のコロニー数(CFU/100mL)を算出した。
結果を表7に示す。すなわち、鉄イオン(III)を含有させた検水では、レジオネラ属菌の育成が大きく抑制された。鉄イオン(III)濃度(Fe3+の濃度)が約0.0011%の場合でも23時間処理で効果が認められた。
Figure 0006931256

Claims (13)

  1. 硫酸鉄(II)、硫酸アンモニウム鉄(II)、及び塩化鉄(II)からなる群より選ばれた少なくとも1つの鉄塩を有効成分として含有することを特徴とするレジオネラ属菌に対する消毒剤。
  2. 前記鉄塩が硫酸鉄(II)である、請求項1に記載の消毒剤。
  3. 前記鉄塩が硫酸アンモニウム鉄(II)である、請求項1に記載の消毒剤。
  4. 前記鉄塩が塩化鉄(II)である、請求項1に記載の消毒剤。
  5. 請求項1に記載の消毒剤を処理対象の水に添加して前記水に含まれるレジオネラ属菌の増殖を抑制又は阻止することを特徴とする水の処理方法。
  6. 前記鉄塩が硫酸鉄(II)である、請求項5に記載の水の処理方法。
  7. 前記鉄塩が硫酸アンモニウム鉄(II)である、請求項5に記載の水の処理方法。
  8. 前記鉄塩が塩化鉄(II)である、請求項5に記載の水の処理方法。
  9. 前記処理対象の水が浴槽水又は空調冷却塔水である、請求項のいずれかに記載の水の処理方法。
  10. 前記処理対象の水に、前記鉄塩の濃度が0.1mM以上となるように前記鉄塩を含有させる、請求項のいずれかに記載の水の処理方法。
  11. 前記処理対象の水に前記鉄塩を含有させた状態で少なくとも30分保持する、請求項10のいずれかに記載の水の処理方法。
  12. 請求項1〜のいずれかに記載の消毒剤からなり、浴槽水に添加して使用されることを特徴とする浴槽水用添加剤。
  13. 請求項1〜のいずれかに記載の消毒剤からなり、空調冷却塔水に添加して使用されることを特徴とする空調冷却塔水用添加剤。
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