以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成システム100を説明する。図1は、画像形成システム100を示す模式的断面図である。図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置A1と、後処理装置A2とを備える。
画像形成装置A1は、封筒Eに宛名を形成するとともに、用紙Pに画像を形成(印刷)する。画像形成装置A1は、例えば、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)である。
具体的には、画像形成装置A1は、画像形成ユニット1と、画像読取ユニット2と、原稿搬送ユニット3と、操作入力部4と、通知部5と、貨幣受領機6(貨幣受領部)と、第1制御部B1と、第1記憶部M1とを備える。
画像形成ユニット1は、封筒Eに宛名を形成するとともに、用紙Pに画像を形成する。画像読取ユニット2は原稿の画像を読み取る。原稿搬送ユニット3は、読み取り対象の原稿を搬送する。
操作入力部4は、ユーザーに画像形成装置A1及び後処理装置A2を操作させるためのパネルである。操作入力部4は、ユーザーからの各種情報の入力を受け付ける。操作入力部4は、例えば、タッチパネルであり、通知部5に配置される。
操作入力部4は、封筒Eの種類と、封筒Eのサイズとを指定可能である。また、操作入力部4は、用紙Pの種類と、用紙Pのサイズと、用紙Pの枚数とを指定可能である。
通知部5は、ユーザーに情報を通知する。通知部5は、画面を含む。通知部5は、画像を表示する画面に限られない。例えば、音声でユーザーに情報を伝えるものであってもよい。
貨幣受領機6は、ユーザーが投入した貨幣を受領する。第1制御部B1は、画像形成装置A1の各構成を制御する。
画像形成ユニット1は、封筒収容部11と、複数の給送ローラー12と、用紙収容部13と、複数の給送ローラー14と、複数の搬送ローラー15と、手差しトレイ16と、給送ローラー17と、複数の搬送ローラー18と、画像形成部20と、第1排出ローラー21と、第1排出トレイ22と、出力ローラー23とを含む。また、画像形成ユニット1は、第1搬送路C1と、第1搬送路C1に合流する第2搬送路C2とを有する。複数の搬送ローラー15は第1搬送路C1に配置される。複数の搬送ローラー18は第2搬送路C2に配置される。
封筒収容部11は複数の封筒Eを収容する。封筒Eの種類には、長形3号(横120mm×縦235mm)、長形40号(横90mm×縦235mm)、角形2号(横240mm×縦332mm)、及び角形20号(横229mm×縦324mm)などがある。長形3号の封筒Eと長形40号の封筒Eとには、A4サイズの用紙Pを折って封入可能である。長形3号の封筒Eと長形40号の封筒Eとは、定型郵便物の送付に使用できる。角形2号の封筒Eと角形20号の封筒Eとは、A4サイズの用紙Pを折らずに封入可能である。角形2号の封筒Eと角形20号の封筒Eとは、定形外郵便物の送付に使用できる。
封筒収容部11は、第1封筒収容部11aと第2封筒収容部11bとを含む。第1封筒収容部11aは、第1封筒E1を収容する。給送ローラー12は、第1封筒収容部11aから第1封筒E1を送出する。そして、第1封筒E1は、第1搬送路C1を通って、搬送ローラー15によって画像形成部20へ搬送される。
第2封筒収容部11bは、第1封筒E1と異なる第2封筒E2を収容する。給送ローラー12は、第2封筒収容部11bから第2封筒E2を送出する。そして、第2封筒E2は、第1搬送路C1を通って、搬送ローラー15によって画像形成部20へ搬送される。第2封筒E2は、第1封筒E1に比べて軽い。
用紙収容部13は、複数の用紙Pを収容する。用紙Pの種類には、A4普通紙の用紙P、A4インクジェット用光沢紙、A4薄紙、A4厚紙などがある。
用紙収容部13は、第1用紙収容部13aと第2用紙収容部13bとを含む。第1用紙収容部13aは、ユーザーが指定した第1用紙P1を収容する。第1用紙収容部13aの各々は複数の第1用紙P1を収容する。給送ローラー14は、第1用紙収容部13aから第1用紙P1を送出する。そして、第1用紙P1は、第1搬送路C1を通って、搬送ローラー15によって画像形成部20へ搬送される。
第2用紙収容部13bは、第1用紙P1とは異なる第2用紙P2を収容する。第2用紙収容部13bの各々は複数の第2用紙P2を収容する。給送ローラー14は、第2用紙収容部13bから第2用紙P2を送出する。そして、第2用紙P2は、第1搬送路C1を通って、搬送ローラー15によって画像形成部20へ搬送される。第2用紙P2は、第1用紙P1に比べて軽い。
手差しトレイ16には、封筒E又は用紙Pが載置される。給送ローラー17は、手差しトレイ16から封筒E又は用紙Pを送出する。そして、封筒E又は用紙Pは、第2搬送路C2を通って、搬送ローラー18によって第1搬送路C1へ搬送される。さらに、封筒E又は用紙Pは、第1搬送路C1を通って、搬送ローラー15によって画像形成部20へ搬送される。
画像形成部20は、封筒Eへの宛名の形成と用紙Pへの画像の形成とを実行する。また、画像形成部20は、封筒Eへの宛名の形成と用紙Pへの画像の形成とを互いに異なるタイミングで実行してもよい。画像形成部20は、感光体ドラムa1と、帯電装置a2と、露光装置a3と、現像装置a4と、転写ローラーa5と、クリーニング装置a6と、定着装置a7とを備える。
帯電装置a2は、感光体ドラムa1を所定の電位に帯電させる。露光装置a3は、画像データに基づきレーザー光を出力して感光体ドラムa1を露光することで、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラムa1上に形成する。画像データとしては、例えば、リムーバブルメディア(例えば、USBメモリー又はメモリーカード)から読み込んだ画像データ、通信ネットワークを介して外部のコンピューター(例えば、携帯端末又はデスクトップパソコン)から受信した画像データ、又は、画像読取ユニット2が原稿を読み取って生成した画像データが用いられる。
現像装置a4は、感光体ドラムa1上の静電潜像にトナーを供給して現像し、感光体ドラムa1上にトナー像を形成する。転写ローラーa5は、感光体ドラムa1上のトナー像を封筒E又は用紙Pに転写する。トナー像が宛名(具体的には宛名画像)を表している場合には、封筒Eに宛名(具体的には宛名画像)が形成される。宛名は、氏名若しくは名称、住所、及び郵便番号のうち一部又は全部を含む。宛名を示す画像データは、リムーバブルメディア又は外部のコンピューターから提供される。トナー像が画像を表している場合には、用紙Pに画像が形成される。画像は、例えば、記号、写真、及び/又は図形を表す。記号は、例えば、文字であってもよいし、数字であってもよいし、マークであってもよい。画像を示す画像データは、リムーバブルメディア、外部のコンピューター、又は、画像読取ユニット2から提供される。
クリーニング装置a6は、転写後に感光体ドラムa1に残留する残留トナーを除去する。定着装置a7は、加圧及び加熱によって、トナー像を封筒E又は用紙Pに定着させる。トナー像の定着された封筒E又は用紙Pは、出力ローラー23によって後処理装置A2に出力される。用紙Pを封筒Eに入れない場合は、トナー像の定着された用紙Pは、第1排出ローラー21によって第1排出トレイ22へ排出されてもよい。
第1記憶部M1は、各種データ及びコンピュータープログラムを記憶する。第1記憶部M1は、記憶装置を含む。記憶装置は、半導体メモリーのような主記憶装置、並びに、半導体メモリー及びハードディスクドライブのような補助記憶装置を含む。
後処理装置A2は、宛名の形成された封筒E及び画像の形成された用紙Pを画像形成装置A1から受け取る。そして、後処理装置A2は、画像形成装置A1から受け取った封筒E及び用紙Pに対して、後処理を実行する。後処理は、用紙Pの折り処理、封筒Eへの用紙Pの封入処理、及び、封筒Eへの証票の固着処理を含む。証票は、郵便料金が前納されたことを示す。証票は、例えば、郵便切手又は料額印である。なお、後処理が、パンチ処理及び/又はステープル処理を含んでいてもよい。パンチ処理は、用紙Pにパンチ穴を形成する処理である。ステープル処理は、用紙Pの束を針のような綴じ具で綴じる処理である。
後処理装置A2は、折り部51と、封入部52と、重量計測部53と、証票固着部54と、複数の搬送ローラー55と、複数の搬送ローラー56と、複数の搬送ローラー57と、複数の搬送ローラー58と、第2排出トレイ59と、第2制御部B2とを備える。第2制御部B2は、後処理装置A2の各構成を制御する。また、後処理装置A2は、第3搬送路C3を有する。
折り部51、封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54は、第3搬送路C3に対応して配置される。複数の搬送ローラー55、複数の搬送ローラー56、複数の搬送ローラー57、及び複数の搬送ローラー58は、第3搬送路C3に配置される。
引き続き図1を参照して、画像形成装置A1と関連して、後処理装置A2の動作を説明する。搬送ローラー55は、画像形成装置A1の出力ローラー23によって出力された封筒Eを第3搬送路C3へ搬送する。
搬送ローラー56は、用紙Pを重量計測部53へ搬送する。重量計測部53は用紙Pの重量を計測する。また、搬送ローラー55は、封筒Eを重量計測部53へ搬送する。
搬送ローラー57は、用紙Pを折り部51へ搬送する。折り部51は用紙Pを折り曲げる。
搬送ローラー58は、用紙Pを封入部52へ搬送する。また、搬送ローラー58は、封筒Eを封入部52へ搬送する。また、搬送ローラー58は、封筒Eを証票固着部54へ搬送する。
封入部52は、封筒Eの口を開き、折り曲げられた用紙Pを封筒Eに入れる。封入部52は、用紙Pの入った封筒Eを封緘する。証票固着部54は、封緘された封筒Eに証票を固着する。その結果、郵便物が作製される。複数の搬送ローラー58は、封緘された封筒Eを第2排出トレイ59に排出する。なお、用紙Pを封筒Eに入れて封筒Eを封緘することを、「封入」と記載する場合がある。
以上、図1を参照して説明したように、本実施形態によれば、画像形成部20が宛名及び画像を形成し、折り部51が用紙Pを折り曲げ、封入部52が用紙Pを封筒Eに封入し、証票固着部54が証票(例えば、切手)を封筒Eに固着(例えば、貼付)する。つまり、画像形成システム100が、宛名及び画像の形成から証票の固着までの一連の作業を実行する。
引き続き図1を参照して、折り部51、封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54の一例を説明する。
折り部51は、ブレード(不図示)及びシート折りローラー対(不図示)を含む。ブレードとシート折りローラー対のニップ部とは対向している。用紙Pは、ブレードとシート折りローラー対のニップ部との間に配置される。そして、ブレードは、用紙Pの主面に当接して用紙Pを折りながら、シート折りローラー対のニップ部に用紙Pを押し込む。そして、シート折りローラー対は、ニップ部で用紙Pを折り曲げながら回転する。その結果、用紙Pが折り曲げられる。
また、シート折りローラー対のニップ部は、ローラーとローラーとの間隔を変更することが可能である。ニップ部は、ローラーとローラーとの間隔を変更することで、用紙Pに対する折り強度を変更することが可能である。具体的には、ニップ部は、ローラーとローラーとの間隔を広くすることで、用紙Pに対する折り強度を弱くする。また、ニップ部は、ローラーとローラーとの間隔を狭くすることで、用紙Pに対する折り強度を強くする。用紙Pに対する折り強度が変更できるので、ユーザーの好みに合わせることが可能となる。
重量計測部53は、用紙Pと封筒Eとの重量を計測する。重量計測部53は、重量センサー(不図示)を含む。重量センサーは、用紙Pと封筒Eとの重量を計測する。例えば、重量センサーは、ロードセルである。ロードセルは、荷重等を電気信号に変換するセンサーである。具体的には、ロードセルは、歪ゲージを備える。ロードセルに外力が加えられると、ロードセルに歪が生じる。ロードセルに歪が生じると歪ゲージの抵抗値が変化する。ロードセルは、歪ゲージの抵抗値の変化に基づいて、重量を計測する。
例えば、用紙Pは、画像形成装置A1の出力ローラー23によって出力され、第3搬送路C3に案内される。そして、搬送ローラー55が、用紙Pを重量計測部53へ搬送する。重量計測部53は用紙Pの重量を計測する。用紙Pが複数枚の場合は、重量計測部53は、用紙Pの各々について重量を計測する。
また、封筒Eは、画像形成装置A1の出力ローラー23によって出力され、第3搬送路C3に案内される。そして、搬送ローラー55が、封筒Eを重量計測部53へ搬送する。重量計測部53は封筒Eの重量を計測する。
重量計測部53が計測した用紙Pと封筒Eとの計測結果は、第2制御部B2から、第1制御部B1に伝達される。
封入部52は、開封爪(不図示)、折り目挿入機構(不図示)、搬送ローラー(不図示)、及びフラップ閉じローラー対(不図示)を含む。開封爪は、封筒Eの口を開く。搬送ローラーは、用紙Pを搬送して、用紙Pを封筒Eに入れる。折り目挿入機構は、用紙Pの入った封筒Eのフラップの折り目部分を、フラップ閉じローラー対のニップ部に入れる。フラップ閉じローラー対は、回転することによってフラップを折り曲げて、封筒Eを封緘する。なお、フラップには、接着剤が予め塗布されているか、又は、両面粘着テープが予め貼付されている。ただし、封入部52は、接着機構(不図示)をさらに含んでいてもよい。接着機構は、折り目挿入機構による処理の前に、フラップに接着剤を塗布する。
証票固着部54は、証票としての郵便切手を封筒Eに貼付する。具体的には、証票固着部54は、複数のロール(不図示)と、複数のロールに対応して配置された複数のカッター(不図示)と、貼付機構(不図示)とを含む。ロールの各々には、切手テープが巻回されている。切手テープは、複数の郵便切手が直線状に連なったテープである。切手の金額は、ロールごとに異なる。カッターは、対応するロールから延びる切手テープを切断して、切手テープから郵便切手を切り離す。そして、貼付機構は、郵便切手に糊又は液体を付着させて、封筒Eに郵便切手を貼付する。
証票固着部54は、証票としての料額印を封筒Eに形成する。具体的には、証票固着部54は、複数のスタンプ(不図示)と、押印機構(不図示)とを含む。スタンプの各々は、料額印を表している。料額印の金額は、スタンプごとに異なる。押印機構は、スタンプを封筒Eに押し付けて、料額印を封筒Eに形成する。
なお、例えば、折り部51は折り機であり、封入部52はインサーターであり、重量計測部53は重量計測機である。
第2記憶部M2は、各種データ及びコンピュータープログラムを記憶する。第2記憶部M2は、記憶装置を含む。記憶装置は、半導体メモリーのような主記憶装置、並びに、半導体メモリー及びハードディスクドライブのような補助記憶装置を含む。
次に、図2を参照して、第1制御部B1及び第2制御部B2を説明する。図2は、第1制御部B1及び第2制御部B2を示す機能ブロック図である。第1制御部B1と第2制御部B2とは相互に通信する。そして、第1制御部B1は、第2制御部B2を介して後処理装置A2を制御する。また、第2制御部B2は、折り部51、封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54の状態を示す情報を第1制御部B1に送信する。
第1制御部B1及び第2制御部B2の各々は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。
第1制御部B1は、重量判定部61と、折り判定部62とを含む。具体的には、第1制御部B1のプロセッサーが、第1記憶部M1に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、重量判定部61及び折り判定部62として機能する。重量判定部61及び折り判定部62は、図1〜図2を参照して後述する。また、第1制御部B1のプロセッサーが、第1記憶部M1に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、画像形成ユニット1を制御する。
重量判定部61は、用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計が定型郵便物の重量に相当する所定重量以内であるか否かを判定する。「定型郵便物の重量」とは、25g以内又は50g以内の重量を示す。重量判定部61は、重量計測部53の計測結果から用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計が25g以内又は50g以内であるか否かを判定する。また、用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計が25g以内又は50g以内でない場合は、定型外郵便物であると判定する。なお、用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計が25g以内である場合、82円の送料が発生する。用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計が50g以内である場合、92円の送料が発生する。
例えば、封筒Eの重量が10gであり、用紙Pの重量が4gである場合、用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計は14gである。この場合、重量判定部61は、定型郵便物と判定する。また、封筒Eの重量が10gであり、用紙Pの11枚の重量が44gである場合、用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計は54gとなる。この場合、重量判定部61は、定型外郵便物と判定する。重量判定部61によって、用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計が所定重量以内であるか否かを判定できる。このため、郵便物のサイズが定形外郵便物となるものであっても、定型郵便物として送付できる郵便物を重量から判定できる。
折り判定部62は、用紙Pを折るか否かを判定する。具体的には、折り判定部62は、重量判定部61の判定結果に基づいて、用紙Pを折るか否かを判定する。さらに具体的には、折り判定部62は、用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計が50g以内である場合、用紙Pを折ると判定する。また、折り判定部62は、用紙Pの重量と封筒Eの重量との合計が50g以内でない場合、用紙Pを折らないと判定する。
折り判定部62を備えることで用紙Pを折り曲げ、定型郵便物とすることができる。定型郵便物として送付できるので、適正な費用で郵便物を送付することが可能となる。このため、郵便物のサイズが定形外郵便物となるものであっても、郵便物の重量によっては、用紙Pを折ることで定型郵便物として送付できる。
また、用紙Pがインクジェット用光沢紙などの場合は、折り判定部62は用紙Pを折らないと判定してもよい。ユーザーは、インクジェット用光沢紙を折ることを望まないためである。
通知部5は、折り判定部62の判定結果を通知する。通知部5は、折り判定部62の判定結果をユーザーに通知できる。
また、通知部5は、ユーザーが指定した第1封筒E1の重量と用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量以上である場合、第1封筒E1と異なる第2封筒E2を用いるか否かを通知する。例えば、重量が10gの第1封筒E1と11枚の重量が44gの用紙Pとを用いる場合、第1封筒E1の重量と用紙Pの重量との合計は54gとなる。この場合、第1封筒E1の重量と用紙Pの重量との合計は、定形外郵便物に相当する。一方、重量が5gの第2封筒E2と11枚の重量が44gの用紙Pとを用いる場合、第2封筒E2の重量と用紙Pの重量との合計は49gとなる。この場合、第2封筒E2の重量と用紙Pの重量との合計は、定型郵便物に相当する。ユーザーは、通知部5の通知によって、第1封筒E1を用いるか、第2封筒E2を用いるかを選択することが可能となる。この結果、第1封筒E1を用いるか、第2封筒E2を用いるかについて、ユーザーが選択できる。また、用紙Pは、ユーザーが指定した用紙Pであってもよい。
また、通知部5は、封筒Eの重量とユーザーが指定した第1用紙P1の重量との合計が定型郵便物の重量以上である場合、第1用紙P1と異なる第2用紙P2を用いるか否かを通知する。例えば、重量が10gの封筒Eと11枚の重量が44gの第1用紙P1とを用いる場合、封筒Eの重量と第1用紙P1の重量との合計は54gとなる。この場合、封筒Eの重量と第1用紙P1の重量との合計は、定形外郵便物に相当する。一方、重量が10gの封筒Eと11枚の重量が22gの第2用紙P2とを用いる場合、封筒Eの重量と第2用紙P2の重量との合計は32gとなる。この場合、封筒Eの重量と第2用紙P2の重量との合計は、定型郵便物に相当する。ユーザーは、通知部5の通知によって、第1用紙P1を用いるか、第2用紙P2を用いるかを選択することが可能となる。この結果、第1用紙P1を用いるか、第2用紙P2を用いるかについて、ユーザーが選択できる。また、封筒Eは、ユーザーが指定した封筒Eであってもよい。
また、通知部5は、ユーザーが指定した第1封筒E1の重量とユーザーが指定した第1用紙P1の重量との合計が定型郵便物の重量以上である場合、第1封筒E1と異なる第2封筒E2と第1用紙P1と異なる第2用紙P2とを用いるか否かを通知する。例えば、重量が25gの第1用紙P1と15枚の重量が60gの第1用紙P1とを用いる場合、第1用紙P1の重量と第1用紙P1の重量との合計は85gとなる。この場合、第1封筒E1の重量と第1用紙P1の重量との合計は、定形外郵便物に相当する。一方、重量が5gの第2封筒E2と15枚の重量が30gの第2用紙P2とを用いる場合、第2封筒E2の重量と第2用紙P2の重量との合計は35gとなる。この場合、第2封筒E2の重量と第2用紙P2の重量との合計は、定型郵便物に相当する。ユーザーは、通知部5の通知によって、第1封筒E1と第1用紙P1とを用いるか、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いるかを選択することが可能となる。この結果、第1封筒E1と第1用紙P1とを用いるか、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いるかについて、ユーザーが選択できる。
なお、ユーザーが指定した第1封筒E1と用紙Pとの重量は、「第1重量」に相当する。封筒Eと第1用紙P1との重量は、「第2重量」に相当する。第1封筒E1と第1用紙P1との重量は、「第3重量」に相当する。
第2制御部B2は、折り部51、封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54を含む。第2制御部B2のプロセッサーが、第2記憶部M2に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、折り部51、封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54を制御する。
次に、図1〜図4を参照して、本実施形態に係る郵便物作製方法を説明する。図3及び図4は、郵便物作製方法を示すフローチャートである。図3に示すように、郵便物作製方法は、ステップS1からステップS9と、ステップS19と、ステップS21とを含む。図4に示すように、郵便物作成方法は、ステップS11からステップS17をさらに含む。
ステップS1において、画像形成装置A1は、封筒Eの種類と、封筒Eのサイズと、用紙Pの種類と、用紙Pのサイズとの入力を操作入力部4から受け付ける。ユーザーによって、角形2号の封筒Eが指定され、A4普通紙の用紙Pが指定された場合を例に説明を行う。なお、10枚のA4普通紙の用紙Pが用いられる。
ステップS2において、画像形成装置A1は、封筒Eへの宛名の形成と用紙Pへの画像の形成とを実行する。具体的には、画像形成装置A1は、角形2号の封筒Eへの宛名の形成とA4普通紙の用紙Pへの画像の形成とを実行する。宛名が形成された角形2号の封筒Eと画像の形成されたA4普通紙の用紙Pとは、後処理装置A2に搬送される。後処理装置A2に搬送された角形2号の封筒EとA4普通紙の用紙Pとは、重量計測部53に搬送される。
ステップS3において、重量計測部53は、封筒Eの重量と用紙Pの重量との合計を計測する。具体的には、重量計測部53は、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計とを計測する。例えば、角形2号の封筒Eの重量は、10gである。また、A4普通紙の用紙Pの10枚の重量は40gである。角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計は、50gである。
ステップS5において、重量判定部61は、封筒Eの重量と用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量に相当する所定重量以内であるか否かを判定する。具体的には、重量判定部61は、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量に相当する所定重量以内であるか否かを判定する。さらに具体的には、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が、50g以内であるか否かを判定している。ステップS3において、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計は、50gであるので、重量判定部61は、定型郵便物の重量に相当すると判定する。
角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が、50g以内である場合(ステップS5でYes)、処理はステップS7に進む。
角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が、50g以内でない場合(ステップS5でNo)、処理はステップS19に進む。ステップS19については、後述する。
ステップS7において、折り判定部62は、重量判定部61の判定結果に基づいて、用紙Pを折るか否かを判定する。具体的には、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量に相当すると重量判定部61が判定した場合に、折り判定部62はA4普通紙の用紙Pを折ると判定する。
角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量に相当すると重量判定部61が判定した場合(ステップS7でYes)、処理はステップS9に進む。
角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量に相当しないと重量判定部61が判定した場合(ステップS7でNo)、処理は図4に示すステップS15に進む。
ステップS9において、通知部5は、折り判定部62の判定結果を通知する。処理は図4に示すステップS11に進む。
ステップS11において、第1制御部B1は、折り判定部62の判定結果に基づいて、封筒E又は用紙Pを後処理装置A2へ搬送するように、画像形成装置A1を制御する。具体的には、第1制御部B1は、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量に相当すると重量判定部61が判定した場合(ステップS7でYes)、角形2号の封筒Eと異なる長形3号の封筒Eを後処理装置A2へ搬送するように画像形成装置A1を制御する。長形3号の封筒Eは、定型郵便物で送付可能なサイズである。
ステップS13において、折り部51は、用紙Pを折り曲げる。具体的には、折り部51は、A4普通紙の用紙Pを折り曲げる。折り曲げられたA4普通紙の用紙Pは、折り部51から封入部52へ搬送される。
ステップS15において、封入部52は、封筒Eの口を開いて、用紙Pを封筒Eに入れる。具体的には、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量に相当すると重量判定部61が判定した場合(ステップS7でYes)、封入部52は、長形3号の封筒Eの口を開いて、折り曲げられたA4普通紙の用紙Pを長形3号の封筒Eに入れる。なお、角形2号の封筒EとA4普通紙の用紙Pとの重量が定型郵便物の重量に相当しないと重量判定部61が判定した場合(ステップS7でNo)、封入部52は、角形2号の封筒Eの口を開いて、A4普通紙の用紙Pを角形2号の封筒Eに入れる。
ステップS17において、封入部52は、用紙Pの入った封筒Eを封緘する。具体的には、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が定型郵便物の重量に相当すると重量判定部61が判定した場合(ステップS7でYes)、封入部52は、折り曲げられたA4普通紙の用紙Pの入った長形3号の封筒Eを封緘する。複数の搬送ローラー58は、長形3号の封筒Eを第2排出トレイ59に排出する。折り曲げられたA4普通紙の用紙Pの入った長形3号の封筒Eは、定型郵便物として送付できる。この結果、適正な費用で郵便物を送付することが可能となる。なお、角形2号の封筒EとA4普通紙の用紙Pとの重量が定型郵便物の重量に相当しないと重量判定部61が判定した場合(ステップS7でNo)、封入部52は、A4普通紙の用紙Pの入った角形2号の封筒Eを封緘する。角形2号の封筒Eと4普通紙の用紙Pとは、定形外郵便物として送付できる。
次に、図3を参照して、ステップS19とステップS21とについて説明する。
ステップS19において、通知部5は、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いるか否かを通知する。また、通知部5は、第2封筒E2と第2用紙P2とのうち、第2封筒E2のみを用いるか否かを通知してもよい。また、通知部5は、第2封筒E2と第2用紙P2とのうち、第2用紙P2のみを用いるか否かを通知してもよい。また、通知部5は、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いるか否かを通知してもよい。
ステップS19において、通知部5が、第2封筒E2を用いるか否かを通知する第1の場合について説明する。通知部5は、重量計測部53が計測した第1封筒E1の重量と用紙Pの重量との合計である第1重量が所定重量以上である場合(ステップS5においてNo)、第2封筒E2を用いるか否かを通知する。具体的には、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が50g以内でない場合、長形3号の封筒Eを用いるか否かを通知する。この通知によって、ユーザーは、角形2号の封筒Eとは、異なる長形3号の封筒Eを用いる否かを判断できる。
通知部5の通知を受けたユーザーは、第1封筒E1を用いるか、第2封筒E2を用いるかを操作入力部4に入力する。具体的には、角形2号の封筒Eを用いるか、長形3号の封筒Eを用いるかを操作入力部4に入力する。
ステップS21において、第1制御部B1は、操作入力部4の入力結果に基づいて、第2封筒E2を用いる旨の入力があるか否かを判定する。具体的には、第1制御部B1は、長形3号の封筒Eを用いる旨の入力があるか否かを判定する。
第2封筒E2を用いる旨の入力があると第1制御部B1が判定した場合(ステップS21においてYes)、処理はステップS2に戻る。この結果、定型外郵便物として送付される角形2号の封筒Eから定型郵便物として送付可能な長形3号の封筒Eを選択することが可能となる。また、定型外郵便物として送付されるA4普通紙の用紙Pを折り曲げることで、折り曲げたA4普通紙の用紙Pを長形3号の封筒Eに挿入することが可能となり、定型郵便物として送付できる。
一方、第2封筒E2を用いない旨の入力があると第1制御部B1が判定した場合(ステップS21においてNo)、処理は図4に示すステップS15に進む。
ステップS19において、通知部5が、第2用紙P2を用いるか否かを通知する第2の場合について説明する。通知部5は、重量計測部53が計測した封筒Eの重量と第1用紙P1の重量との合計である第2重量が所定重量以上である場合(ステップS5においてNo)、第2用紙P2を用いるか否かを通知する。具体的には、長形3号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が50g以内でない場合、A4普通紙の用紙Pより軽いA4薄紙の用紙Pを用いるか否かを通知する。この通知によって、ユーザーは、A4普通紙の用紙Pと異なるA4薄紙の用紙Pを用いるか否かを判断できる。
通知部5の通知を受けたユーザーは、第1用紙P1を用いるか、第2用紙P2を用いるかを操作入力部4に入力する。具体的には、A4普通紙の用紙Pを用いるか、A4薄紙の用紙Pを用いるかを操作入力部4に入力する。
ステップS21において、第1制御部B1は、操作入力部4の入力結果に基づいて、第2用紙P2を用いる旨の入力があるか否かを判定する。具体的には、第1制御部B1は、A4薄紙の用紙Pを用いる旨の入力があるか否かを判定する。
第2用紙P2を用いる旨の入力があると第1制御部B1が判定した場合(ステップS21においてYes)、処理はステップS2に戻る。この結果、A4普通紙の用紙Pより軽いA4薄紙の用紙Pに変更することが可能となる。また、定型外郵便物として送付されるA4薄紙の用紙Pを折り曲げることで、折り曲げたA4薄紙の用紙Pを長形3号の封筒Eに挿入することが可能となり、定型郵便物として送付できる。
一方、第2用紙P2を用いない旨の入力があると第1制御部B1が判定した場合(ステップS21においてNo)、処理は図4に示すステップS15に進む。
また、ステップS19において、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いるか否かを通知する第3の場合について説明する。通知部5は、重量計測部53が計測した第1封筒E1の重量と第1用紙P1の重量との合計である第3重量が所定重量以上である場合(ステップS5においてNo)、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いるか否かを通知する。この結果、ユーザーは、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いるか判断できる。具体的には、角形2号の封筒Eの重量とA4普通紙の用紙Pの重量との合計が50g以内でない場合、長形3号の封筒EとA4薄紙の用紙Pとを用いるか否かを通知する。この通知によって、ユーザーは、角形2号の封筒Eと異なる長形3号の封筒Eを用いるか否かを判断できる。また、ユーザーは、A4普通紙の用紙Pと異なるA4薄紙の用紙Pを用いるか否かを判断できる。
通知部5の通知を受けたユーザーは、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いるか否かを操作入力部4に入力する。具体的には、角形2号の封筒EとA4普通紙の用紙Pとを用いるか、長形3号の封筒EとA4薄紙の用紙Pとを用いるかを操作入力部4に入力する。
ステップS21において、第1制御部B1は、操作入力部4の入力結果に基づいて、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いる旨の入力があるか否かを判定する。具体的には、第1制御部B1は、長形3号の封筒EとA4薄紙の用紙Pとを用いる旨の入力があるか否かを判定する。
第2封筒E2と第2用紙P2とを用いる旨の入力があると第1制御部B1が判定した場合(ステップS21においてYes)、処理はステップS2に戻る。この結果、定型外郵便物として送付される角形2号の封筒Eから定型郵便物として送付可能な長形3号の封筒Eを選択することが可能となる。また、A4普通紙の用紙Pより軽いA4薄紙の用紙Pに変更することが可能となる。そして、定型外郵便物として送付されるA4薄紙の用紙Pを折り曲げることで、折り曲げたA4薄紙の用紙Pを長形3号の封筒Eに挿入することが可能となり、定型郵便物として送付できる。
一方、第2封筒E2と第2用紙P2とを用いない旨の入力があると第1制御部B1が判定した場合(ステップS21においてNo)、処理は図4に示すステップS15に進む。
また、ステップS2と、ステップS3と、ステップS5と、ステップS19と、ステップS21とを繰り返してもよい。この結果、定型郵便物に相当する重量の封筒Eと用紙Pとを選択することが可能となる。
上述したように、画像形成方法は、宛名形成ステップと、画像形成ステップと、折り判定ステップと、折りステップと、挿入ステップと、封緘ステップを含む。宛名形成ステップにおいて、画像形成部20が、封筒Eへの宛名を形成する。画像形成ステップにおいて、画像形成部20が、用紙Pに画像を形成する。折り判定ステップにおいて、折り判定部62が、用紙Pを折るか折らないかを判定する。折りステップにおいて、折り部51が、用紙Pを折り曲げる。挿入ステップにおいて、封入部52が、宛名の形成された封筒Eに、用紙Pを入れる。封緘ステップにおいて、封入部52が、用紙Pの入った封筒Eを封緘する。
ステップS2は、「宛名形成ステップ」の一例に相当する。ステップS2は、「画像形成ステップ」の一例に相当する。ステップS7は、「折り判定ステップ」の一例に相当する。ステップS13は、「折りステップ」の一例に相当する。ステップS15は、「挿入ステップ」の一例に相当する。ステップS17は、「封緘ステップ」の一例に相当する。
(第1変形例)
図1及び図5を参照して、本発明の実施形態の第1変形例に係る画像形成装置A1を説明する。第1変形例の画像形成装置A1の第1制御部B1は、郵便料金算出部63と郵便料金判定部64とをさらに含む点で図1から図4を参照して説明した本実施形態と主に異なる。以下、第1変形例が本実施形態と異なる点を主に説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る第1変形例の第1制御部B1と第2制御部B2とを示す機能ブロック図である。郵便料金算出部63は、郵便料金を算出する。郵便料金判定部64は、郵便料金が所定料金であるか否かを判定する。第1制御部B1のプロセッサーが、第1記憶部M1に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、郵便料金算出部63及び郵便料金判定部64として機能する。
郵便料金算出部63は、封筒Eのサイズと、用紙Pのサイズと、封筒Eの重量と、用紙Pの重量とから郵便料金を算出する。郵便料金算出部63は、ユーザーが指定した封筒Eに関する情報と、用紙Pに関する情報とを第1記憶部M1から取得してもよい。具体的には、郵便料金算出部63は、封筒Eのサイズに関する情報と、封筒Eの重量に関する情報と、用紙Pのサイズに関する情報と、用紙Pの重量に関する情報とを第1記憶部M1から取得する。
郵便料金判定部64は、郵便料金算出部63の算出結果から所定料金であるか否かを判定する。具体的には、郵便料金判定部64は、郵便料金算出部63の算出結果が50g以内の定型外郵便物に対応する料金であるか否かを判定する。50g以内の定形外郵便物に対応する料金は、120円である。つまり、郵便料金判定部64は、郵便料金算出部63の算出結果が120円であるか否かを判定する。
折り判定部62は、郵便料金判定部64の判定結果に基づいて、用紙Pを折るか否かを判定する。折り判定部62は、郵便料金判定部64が120円の郵便物と判定した場合、用紙Pを折ると判定する。この結果、定型外郵便物として送付されるサイズの用紙Pであっても、折り曲げることで定型郵便物として送付可能な封筒Eに挿入することが可能となる。よって、定型郵便物として送付できる。
(第2変形例)
図1及び図6を参照して、本発明の実施形態の第2変形例に係る画像形成装置A1を説明する。第2変形例の画像形成装置A1の第1記憶部M1に記憶されている情報を重量算出部65が取得する点で図1から図4を参照して説明した本実施形態と主に異なる。以下、第2変形例が本実施形態と異なる点を主に説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る第2変形例の第1制御部B1と第2制御部B2とを示す機能ブロック図である。具体的には、画像形成装置A1の第1制御部B1は、第1記憶部M1をさらに備える。第1記憶部M1は、封筒Eの重量を示す第1情報と用紙Pの重量を示す第2情報とを記憶する。なお、第1記憶部M1は、封筒Eのサイズを示す情報と封筒Eの重さを示す情報と、用紙Pのサイズを示す情報と、用紙Pの重さを示す情報とを記憶している。
また、重量算出部65は、第1情報と第2情報とを第1記憶部M1から取得し、第1情報と第2情報とに基づいて、封筒Eの重量と用紙Pの重量との合計を算出する。
第1記憶部M1に封筒Eの重量を示す第1情報と用紙Pの重量を示す第2情報とを記憶することで、重量を計測する必要がない。このため、後処理装置A2に重量計測部53を設ける必要がなくなる。
また、重量算出部65は、第1情報と第2情報を記憶部から取得して封筒Eの重量と用紙Pの重量との合計を算出できるため、ユーザーが封筒Eと用紙Pとを指定した際に、封筒Eの重量と用紙Pの重量との合計を算出することが可能となる。このため、通知部5は、重量判定部61の判定結果をユーザーが封筒Eと用紙Pとを指定した際に封筒Eと用紙Pとの重量をユーザーに通知することが可能となる。この結果、ユーザーの利便性が向上する。
以上、図面(図1〜図6)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。