JP6822342B2 - 郵便物作製方法および画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、郵便物作製方法および画像形成システムに関する。
特許文献1に記載された郵便物受付装置は、重量測定手段と、大きさ測定手段と、記憶手段と、貼付手段とを有する。重力測定手段は、郵便物の重量を測定する。大きさ測定手段は、郵便物の大きさを測定する。記憶手段は、郵便物の重量及び大きさに応じた郵便料金を記憶する。貼付手段は、郵便切手を郵便物に貼り付ける。
特開昭61−221988号公報
しかしながら、特許文献1に記載された郵便物受付装置では、郵便切手の貼付以外の作業は、人によって行われる。つまり、封筒への宛名の記載と、用紙への文章の記載と、文章を記載した用紙の封筒への封入との全てを人が行う。従って、人にとって手間が大きい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、郵便物を処理する際の人の手間を軽減できる郵便物作製方法および画像形成システムを提供することにある。
本発明の一局面によれば、郵便物作製方法は、宛名形成ステップと、画像形成ステップと、折りステップと、挿入ステップと、封緘ステップと、証票固着ステップとを含む。宛名形成ステップにおいて、画像形成部が、封筒に宛名を形成する。画像形成ステップにおいて、画像形成部が、用紙に画像を形成する。折りステップにおいて、折り部が、画像の形成された用紙を折り曲げる。挿入ステップにおいて、封入部が、宛名の形成された封筒に、折り曲げられた用紙を入れる。封緘ステップにおいて、封入部が、折り曲げられた用紙の入った封筒を封緘する。証票固着ステップにおいて、証票固着部が、封緘された封筒に、郵便料金が前納されたことを示す証票を固着する。
本発明の他の局面によれば、画像形成システムは、画像形成部と、折り部と、封入部と、証票固着部とを備える。画像形成部は、封筒への宛名の形成と用紙への画像の形成とを、互いに異なるタイミングで実行する。折り部は、前記画像の形成された前記用紙を折り曲げる。封入部は、前記宛名の形成された前記封筒に、前記折り曲げられた用紙を入れて、前記封筒を封緘する。証票固着部は、前記封緘された封筒に、郵便料金が前納されたことを示す証票を固着する。
本発明によれば、郵便物を処理する際の人の手間を軽減できる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムを示す模式的断面図である。 実施形態に係る第1制御部と第2制御部とを示す機能ブロック図である。 実施形態に係る郵便物作製方法の一部を示すフローチャートである。 実施形態に係る郵便物作製方法の他の一部を示すフローチャートである。 実施形態に係る郵便物作製方法の更に他の一部を示すフローチャートである。 実施形態に係る郵便物作製方法の更に他の一部を示すフローチャートである。 実施形態に係る郵便物作製方法の更に他の一部を示すフローチャートである。 実施形態に係る郵便物作製方法の更に他の一部を示すフローチャートである。 実施形態に係る郵便物作製方法の更に他の一部を示すフローチャートである。 実施形態に係る表示部を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成システム100を説明する。図1は、画像形成システム100を示す模式的断面図である。図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置A1と、後処理装置A2とを備える。
画像形成装置A1は、封筒Eに宛名を形成(印刷)するとともに、用紙Pに画像を形成(印刷)する。画像形成装置A1は、例えば、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)である。
具体的には、画像形成装置A1は、画像形成ユニット1と、画像読取ユニット2と、原稿搬送ユニット3と、操作パネル4と、貨幣受領機5(貨幣受領部)と、第1制御部B1とを備える。
画像形成ユニット1は、封筒Eに宛名を形成するとともに、用紙Pに画像を形成する。画像読取ユニット2は原稿の画像を読み取る。原稿搬送ユニット3は、読み取り対象の原稿を搬送する。操作パネル4は、ユーザーに画像形成装置A1及び後処理装置A2を操作させるためのパネルである。操作パネル4は、画像を表示する表示部b1と、ユーザーからの各種情報の入力を受け付ける入力部b2とを含む。入力部b2は、例えば、タッチパネルであり、表示部b1に配置される。貨幣受領機5は、ユーザーが投入した貨幣を受領する。第1制御部B1は、画像形成装置A1の各構成を制御する。
具体的には、画像形成ユニット1は、複数の封筒カセット11と、複数の給送ローラー12と、複数の用紙カセット13と、複数の給送ローラー14と、複数の搬送ローラー15と、手差しトレイ16と、給送ローラー17と、複数の搬送ローラー18と、画像形成部20と、第1排出ローラー21と、第1排出トレイ22と、出力ローラー23とを含む。また、画像形成ユニット1は、第1搬送路C1と、第1搬送路C1に合流する第2搬送路C2とを有する。複数の搬送ローラー15は第1搬送路C1に配置される。複数の搬送ローラー18は第2搬送路C2に配置される。
封筒カセット11の各々は複数の封筒Eを収容する。給送ローラー12は、封筒カセット11から封筒Eを送出する。そして、封筒Eは、第1搬送路C1を通って、搬送ローラー15によって画像形成部20へ搬送される。
用紙カセット13の各々は複数の用紙Pを収容する。給送ローラー14は、用紙カセット13から用紙Pを送出する。そして、用紙Pは、第1搬送路C1を通って、搬送ローラー15によって画像形成部20へ搬送される。
手差しトレイ16には、封筒E又は用紙Pが載置される。給送ローラー17は、手差しトレイ16から封筒E又は用紙Pを送出する。そして、封筒E又は用紙Pは、第2搬送路C2を通って、搬送ローラー18によって第1搬送路C1へ搬送される。さらに、封筒E又は用紙Pは、第1搬送路C1を通って、搬送ローラー15によって画像形成部20へ搬送される。
画像形成部20は、封筒Eへの宛名の形成と用紙Pへの画像の形成とを、互いに異なるタイミングで実行する。具体的には、画像形成部20は、感光体ドラムa1と、帯電装置a2と、露光装置a3と、現像装置a4と、転写ローラーa5と、クリーニング装置a6と、定着装置a7とを備える。帯電装置a2は、感光体ドラムa1を所定の電位に帯電させる。露光装置a3は、画像データに基づきレーザー光を出力して感光体ドラムa1を露光することで、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラムa1上に形成する。画像データとしては、例えば、リムーバブルメディア(例えば、USBメモリー又はメモリーカード)から読み込んだ画像データ、通信ネットワークを介して外部のコンピューター(例えば、携帯端末又はデスクトップパソコン)から受信した画像データ、又は、画像読取ユニット2が原稿を読み取って生成した画像データが用いられる。
現像装置a4は、感光体ドラムa1上の静電潜像にトナーを供給して現像し、感光体ドラムa1上にトナー像を形成する。転写ローラーa5は、感光体ドラムa1上のトナー像を封筒E又は用紙Pに転写する。トナー像が宛名(具体的には宛名画像)を表している場合には、封筒Eに宛名(具体的には宛名画像)が形成される。宛名は、氏名若しくは名称、住所、及び郵便番号のうち一部又は全部を含む。宛名を示す画像データは、リムーバブルメディア又は外部のコンピューターから提供される。トナー像が画像を表している場合には、用紙Pに画像が形成される。画像は、例えば、記号、写真、及び/又は図形を表す。記号は、例えば、文字であってもよいし、数字であってもよいし、マークであってもよい。画像を示す画像データは、リムーバブルメディア、外部のコンピューター、又は、画像読取ユニット2から提供される。
クリーニング装置a6は、転写後に感光体ドラムa1に残留する残留トナーを除去する。定着装置a7は、加圧及び加熱によって、トナー像を封筒E又は用紙Pに定着させる。トナー像の定着された封筒E又は用紙Pは、出力ローラー23によって後処理装置A2に出力される。用紙Pを封筒Eに入れない場合は、トナー像の定着された用紙Pは、第1排出ローラー21によって第1排出トレイ22へ排出されてもよい。
後処理装置A2は、宛名の形成された封筒E及び画像の形成された用紙Pを画像形成装置A1から受け取る。そして、後処理装置A2は、画像形成装置A1から受け取った封筒E及び用紙Pに対して、後処理を実行する。後処理は、用紙Pの折り処理、封筒Eへの用紙Pの封入処理、及び、封筒Eへの証票の固着処理を含む。証票は、郵便料金が前納されたことを示す。証票は、例えば、郵便切手又は料額印である。なお、後処理が、パンチ処理及び/又はステープル処理を含んでいてもよい。パンチ処理は、用紙Pにパンチ穴を形成する処理である。ステープル処理は、用紙Pの束を針のような綴じ具で綴じる処理である。
具体的には、後処理装置A2は、折り部51と、封入部52と、重量計測部53と、証票固着部54と、複数の搬送ローラー55と、複数の搬送ローラー56と、分岐ガイド57と、第2排出ローラー58と、第2排出トレイ59と、第2制御部B2とを備える。第2制御部B2は、後処理装置A2の各構成を制御する。また、後処理装置A2は、第3搬送路C3と、第4搬送路C4とを有する。第4搬送路C4は、第3搬送路C3から分岐して、再び、第3搬送路C3に合流する。第4搬送路C4の分岐点には分岐ガイド57が配置される。
封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54は、第3搬送路C3に対応して配置される。折り部51は、第4搬送路C4に対応して配置される。複数の搬送ローラー55は第3搬送路C3に配置される。複数の搬送ローラー56は第4搬送路C4に配置される。第2排出ローラー58は、第3搬送路C3の出口に配置される。
引き続き図1を参照して、画像形成装置A1と関連して、後処理装置A2の動作を説明する。後処理装置A2の分岐ガイド57は、画像形成装置A1の出力ローラー23によって出力された封筒Eを第3搬送路C3に案内する。封筒Eには宛名が形成されている。そして、搬送ローラー55が、封筒Eを封入部52へ搬送する。
一方、分岐ガイド57は、画像形成装置A1の出力ローラー23によって出力された用紙Pを第4搬送路C4に案内する。用紙Pには画像が形成されている。そして、搬送ローラー56が、用紙Pを折り部51へ搬送する。折り部51は用紙Pを折り曲げる。さらに、搬送ローラー56が、折り曲げられた用紙Pを第3搬送路C3へ搬送する。そして、搬送ローラー55が、折り曲げられた用紙Pを封入部52へ搬送する。
封入部52は、封筒Eの口を開き、折り曲げられた用紙Pを封筒Eに入れる。また、重量計測部53は、用紙Pの入った封筒Eの重量を計測する。さらに、封入部52は、用紙Pの入った封筒Eを封緘する。そして、搬送ローラー55が、封緘された封筒Eを証票固着部54へ搬送する。証票固着部54は、封緘された封筒Eに証票を固着する。その結果、郵便物が作製される。そして、搬送ローラー55が、証票の固着された封筒Eを第2排出ローラー58へ搬送する。さらに、第2排出ローラー58は、封緘された封筒Eを第2排出トレイ59に排出する。なお、用紙Pを封筒Eに入れて封筒Eを封緘することを、「封入」と記載する場合がある。
以上、図1を参照して説明したように、本実施形態によれば、画像形成部20が宛名及び画像を形成し、折り部51が用紙Pを折り曲げ、封入部52が用紙Pを封筒Eに封入し、証票固着部54が証票(例えば、切手)を封筒Eに固着(例えば、貼付)する。つまり、画像形成システム100が、宛名及び画像の形成から証票の固着までの一連の作業を実行する。従って、郵便物を処理する際の人(具体的にはユーザー)の負担を軽減できる。
また、本実施形態では、画像形成システム100は、郵便物作製モードとして、宛名形成モードと、宛名非形成モードと、用紙不特定モードとを有する。宛名形成モードとは、画像形成部20が宛名を封筒Eに形成して、郵便物を作製するモードのことである。宛名非形成モードとは、画像形成部20が宛名を封筒Eに形成することなく、郵便物を作製するモードのことである。用紙不特定モードとは、画像形成システム100が用紙Pのサイズを特定することなく、郵便物を作製するモードのことである。
従って、ユーザーは、入力部b2を介して、宛名形成モードと宛名非形成モードと用紙不特定モードとのうち、所望のモードを選択して、画像形成システム100に郵便物を作製させることができる。
引き続き図1を参照して、折り部51、封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54の一例を説明する。
折り部51は、ブレード(不図示)及びシート折りローラー対(不図示)を含む。ブレードとシート折りローラー対のニップ部とは対向している。用紙は、ブレードとシート折りローラー対のニップ部との間に配置される。そして、ブレードは、用紙の主面に当接して用紙を折りながら、シート折りローラー対のニップ部に用紙を押し込む。そして、シート折りローラー対は、ニップ部で用紙を折り曲げながら回転する。その結果、用紙が折り曲げられる。
封入部52は、開封爪(不図示)、折り目挿入機構(不図示)、搬送ローラー(不図示)、及びフラップ閉じローラー対(不図示)を含む。開封爪は、封筒の口を開く。搬送ローラーは、用紙を搬送して、用紙を封筒に入れる。折り目挿入機構は、用紙の入った封筒のフラップの折り目部分を、フラップ閉じローラー対のニップ部に入れる。フラップ閉じローラー対は、回転することによってフラップを折り曲げて、封筒を封緘する。なお、フラップには、接着剤が予め塗布されているか、又は、両面粘着テープが予め貼付されている。ただし、封入部52は、接着機構(不図示)をさらに含んでいてもよい。接着機構は、折り目挿入機構による処理の前に、フラップに接着剤を塗布する。
重量計測部53は、ロードセルのような重量センサー(不図示)を含む。重量センサーは、用紙の入った封筒の重量を計測する。
証票固着部54は、証票としての郵便切手を封筒に貼付する。具体的には、証票固着部54は、複数のロール(不図示)と、複数のロールに対応して配置された複数のカッター(不図示)と、貼付機構(不図示)とを含む。ロールの各々には、切手テープが巻回されている。切手テープは、複数の郵便切手が直線状に連なったテープである。切手の金額は、ロールごとに異なる。カッターは、対応するロールから延びる切手テープを切断して、切手テープから郵便切手を切り離す。そして、貼付機構は、郵便切手に糊又は液体を付着させて、封筒に郵便切手を貼付する。
又は、証票固着部54は、証票としての料額印を封筒に形成する。具体的には、証票固着部54は、複数のスタンプ(不図示)と、押印機構(不図示)とを含む。スタンプの各々は、料額印を表している。料額印の金額は、スタンプごとに異なる。押印機構は、スタンプを封筒に押し付けて、料額印を封筒に形成する。
なお、例えば、折り部51は折り機であり、封入部52はインサーターであり、重量計測部53は重量計測機であり、証票固着部54は証票固着機である。
次に、図2を参照して、第1制御部B1及び第2制御部B2を説明する。図2は、第1制御部B1及び第2制御部B2を示す機能ブロック図である。図2に示すように、画像形成装置A1は、第1制御部B1に加えて、第1記憶部M1をさらに備える。後処理装置A2は、第2制御部B2に加えて、第2記憶部M2をさらに備える。第1制御部B1と第2制御部B2とは相互に通信する。そして、第1制御部B1は、第2制御部B2を介して後処理装置A2を制御する。また、第2制御部B2は、折り部51、封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54の状態を示す情報を第1制御部B1に送信する。
第1制御部B1及び第2制御部B2の各々は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。第1記憶部M1及び第2記憶部M2の各々は、各種データ及びコンピュータープログラムを記憶する。第1記憶部M1及び第2記憶部M2の各々は、記憶装置を含む。記憶装置は、半導体メモリーのような主記憶装置、並びに、半導体メモリー及びハードディスクドライブのような補助記憶装置を含む。
第1制御部B1は、第1算出部71、第2算出部72、第3算出部73、及び判定部74を含む。具体的には、第1制御部B1のプロセッサーが、第1記憶部M1に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、第1算出部71、第2算出部72、第3算出部73、及び判定部74として機能する。第1算出部71、第2算出部72、第3算出部73、及び判定部74は、図1〜図10を参照して後述する。また、第1制御部B1のプロセッサーが、第1記憶部M1に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、画像形成ユニット1を制御する。一方、第2制御部B2のプロセッサーが、第2記憶部M2に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、折り部51、封入部52、重量計測部53、及び証票固着部54を制御する。
次に、図1〜図10を参照して、本実施形態に係る郵便物作製方法を説明する。図3〜図9は、郵便物作製方法を示すフローチャートである。図3〜図9に示すように、郵便物作製方法は、ステップS1〜ステップS177を含む。郵便物作製方法は、宛名形成モードと、宛名非形成モードと、用紙不特定モードとを有する。画像形成システム100が郵便物作製方法を実行する。
図1〜図3に示すように、ステップS1において、第1制御部B1は、郵便物作製モードを宛名形成モードに設定する。
ステップS3において、入力部b2が第1情報の入力を受け付けたか否かを、判定部74が判定する。第1情報は、宛名の形成が不要であることを示す。
第1情報の入力を受け付けたと判定された場合(ステップS3でYes)、処理はステップS71に進む。
ステップS71において、第1制御部B1は、郵便物作製モードを宛名非形成モードに設定する。そして、処理は図6のステップS73に進む。入力部b2が第1情報の入力を受け付けたことは、宛名非形成モードが選択されたことに相当する。例えば、ユーザーは、宛名を記した封筒Eを持参する場合に、宛名非形成モードを選択する。
一方、第1情報の入力を受け付けていないと判定された場合(ステップS3でNo)、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、入力部b2が第2情報の入力を受け付けたか否かを、判定部74が判定する。第2情報は、手差しトレイ16に載置された用紙Pに画像を形成することを示す。
第2情報の入力を受け付けていないと判定された場合(ステップS5でNo)、処理はステップS11に進む。
ステップS11において、入力部b2は、封筒Eのサイズの入力と、用紙Pのサイズの入力と、画像を形成する用紙Pの枚数の入力とを受け付ける。そして、処理はステップS13に進む。
一方、第2情報の入力を受け付けたと判定された場合(ステップS5でYes)、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、入力部b2が第3情報の入力を受け付けたか否かを、判定部74が判定する。第3情報は、画像を形成する用紙Pのサイズを示す。
第3情報の入力を受け付けたと判定された場合(ステップS7でYes)、処理はステップS9に進む。
ステップS9において、入力部b2は、封筒Eのサイズの入力と、画像を形成する用紙Pの枚数の入力とを受け付ける。そして、処理はステップS13に進む。
一方、第3情報の入力を受け付けていないと判定された場合(ステップS7でNo)、処理はステップS131に進む。第3情報の入力を受け付けていないことは、用紙Pのサイズが特定されていないことを示す。
ステップS131において、第1制御部B1は、郵便物作製モードを用紙不特定モードに設定する。そして、処理は図8のステップS133に進む。入力部b2が第3情報の入力を受け付けていないことは、用紙不特定モードが選択されたことに相当する。例えば、ユーザーは、サイズが不明である用紙Pを持参する場合に、用紙不特定モードを選択する。
ステップS5の否定判定の後又はステップS7の肯定判定の後、ステップS9〜ステップS55では、郵便物作製モードは宛名形成モードに維持されている。
ステップS13において、第1算出部71は、入力部b2が受け付けた封筒Eのサイズ(例えば、角形2号)、入力部b2が受け付けた用紙Pのサイズ(例えば、A4)、及び入力部b2が受け付けた用紙Pの枚数に基づいて、第1役務料金F1と、郵便料金の予測値PVと、第1合計値SM1とを算出する。第1役務料金F1は、封筒Eに宛名を形成するとともに用紙Pに画像を形成する役務の料金を示す。第1合計値SM1は、第1役務料金F1と予測値PVとの合計値を示す。
例えば、第1算出部71は、用紙Pの枚数に、封筒Eの枚数である「1」を加算して、加算値を算出する。そして、第1算出部71は、加算値に画像形成単価を乗じて、乗算値を算出する。乗算値が第1役務料金F1を示す。画像形成単価は、1枚の用紙P又は1枚の封筒Eに画像(宛名を含む。)を形成するときの料金を示す。
例えば、第1算出部71は、第1重量テーブルWT1を参照して、用紙Pのサイズに基づいて用紙Pの単位重量を特定する。第1重量テーブルWT1は、用紙Pのサイズと、用紙Pの単位重量とを関連付けている。用紙Pの単位重量は、1枚の用紙Pの重量を示す。また、第1算出部71は、第2重量テーブルWT2を参照して、封筒Eのサイズに基づいて封筒Eの単位重量を特定する。第2重量テーブルWT2は、封筒Eのサイズと、封筒Eの単位重量とを関連付けている。封筒Eの単位重量は、1枚の封筒Eの重量を示す。さらに、第1算出部71は、用紙Pの枚数に用紙Pの単位重量を乗じて、乗算値を算出する。さらに、第1算出部71は、乗算値に封筒Eの単位重量を加算して、加算値を算出する。加算値が、用紙Pの入った封筒Eの重量の予測値、つまり、郵便物の重量の予測値を示す。そして、第1算出部71は、料金テーブルFTを参照して、封筒Eのサイズと郵便物の重量の予測値とに基づいて郵便料金を特定する。料金テーブルFTは、封筒Eのサイズと、郵便物の重量と、郵便料金とを関連付けている。
なお、第1算出部71が特定した郵便料金は、郵便物の重量の実測値に基づく郵便料金ではなく、郵便物の重量の予測値に基づく郵便料金である。従って、第1算出部71が特定した郵便料金は、郵便料金の予測値PVを示す。また、第1記憶部M1が、第1重量テーブルWT1と、第2重量テーブルWT2と、料金テーブルFTとを記憶している。
ステップS15において、表示部b1は、第1役務料金F1と、郵便料金の予測値PVと、第1合計値SM1と、メッセージとを表示する。そして、処理は図4のステップS17に進む。メッセージは、第1合計値SM1に相当する料金を支払うことを要求する内容を含む。
次に、図10を参照して、表示部b1を説明する。図10は、表示部b1を示す図である。図10に示すように、表示部b1は、第1領域81と、第2領域82と、第3領域83とを含む。表示部b1は、第1領域81に、第1役務料金F1(例えば、「印刷料金:50円」)を表示する。表示部b1は、第2領域82に、郵便料金の予測値PV(例えば、「切手料金:120円」)を表示する。表示部b1は、第3領域83に、第1合計値SM1(例えば、「合計170円」)及びメッセージを表示する。
次に、図4を参照して、宛名形成モードでの処理を引き続き説明する。図4に示すように、ステップS17において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS19において、貨幣の金額が第1合計値SM1以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が第1合計値SM1以上であると判定された場合(ステップS19でYes)、処理はステップS29に進む。
一方、貨幣の金額が第1合計値SM1以上でないと判定された場合(ステップS19でNo)、処理はステップS21に進む。
ステップS21において、第3算出部73は、第1合計値SM1と貨幣の金額とに基づいて、料金の不足金額(具体的には第1合計値SM1に対する不足金額)を算出する。不足金額は、第1合計値SM1から貨幣の金額を減算した値である。
ステップS23において、表示部b1は、不足金額とメッセージとを表示する。メッセージは、不足金額を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS25において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS27において、ステップS25で受領された貨幣の金額が不足金額以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合(ステップS27でNo)、処理はステップS21に進む。
一方、貨幣の金額が不足金額以上であると判定された場合(ステップS27でYes)、処理はステップS29に進む。
ステップS29において、画像形成部20は、封筒Eに宛名を形成する。そして、画像形成装置A1は、宛名の形成された封筒Eを後処理装置A2に出力する。さらに、後処理装置A2は、封筒Eを受け取って、封筒Eを封入部52へ搬送する。ステップS29が、「宛名形成ステップ」の一例に相当する。
ステップS31において、画像形成部20は、用紙Pに画像を形成する。そして、画像形成装置A1は、画像の形成された用紙Pを後処理装置A2に出力する。さらに、後処理装置A2は、用紙Pを受け取って、用紙Pを折り部51へ搬送する。ステップS31が、「画像形成ステップ」の一例に相当する。
ステップS33において、折り部51は、画像の形成された用紙Pを折り曲げる。そして、折り曲げられた用紙Pは、折り部51から封入部52へ搬送される。ステップS33が、「折りステップ」の一例に相当する。
ステップS35において、封入部52は、宛名の形成された封筒Eの口を開いて、折り曲げられた用紙Pを封筒Eに入れる。そして、処理は図5のステップS37に進む。ステップS35が、「挿入ステップ」の一例に相当する。
図5に示すように、ステップS37において、重量計測部53が、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eの重量を計測する。
ステップS39において、第2算出部72は、封筒Eのサイズと、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eの重量の実測値とに基づいて、郵便料金の実測値AVと、第2合計値SM2とを算出する。第2合計値SM2は、第1役務料金F1と郵便料金の実測値AVとの合計値を示す。なお、表示部b1は、第1役務料金F1、郵便料金の実測値AV、及び第2合計値SM2を表示してもよい。
例えば、第2算出部72は、料金テーブルFTを参照して、封筒Eのサイズと、用紙Pの入った封筒Eの重量の実測値(つまり、郵便物の重量の実測値)とに基づいて郵便料金を特定する。なお、第2算出部72が特定した郵便料金は、郵便物の重量の実測値に基づく郵便料金である。従って、第2算出部72が特定した郵便料金は、郵便料金の実測値AVを示す。
ステップS41において、ステップS41よりも前に貨幣受領機5が受領した貨幣の金額が第2合計値SM2以上か否かを、判定部74が判定する。「ステップS41よりも前に貨幣受領機5が受領した貨幣の金額」は、ステップS17で受領した貨幣の金額とステップS25で受領した貨幣の金額との合計金額を示す。
貨幣の金額が第2合計値SM2以上であると判定された場合(ステップS41でYes)、処理はステップS51に進む。
一方、貨幣の金額が第2合計値SM2以上でないと判定された場合(ステップS41でNo)、処理はステップS43に進む。
ステップS43において、第3算出部73は、第2合計値SM2と貨幣の金額とに基づいて、料金の不足金額(具体的には第2合計値SM2に対する不足金額)を算出する。不足金額は、第2合計値SM2から貨幣の金額を減算した値である。
ステップS45において、表示部b1は、不足金額とメッセージとを表示する。メッセージは、不足金額を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS47において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS49において、ステップS47で受領された貨幣の金額が不足金額以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合(ステップS49でNo)、処理はステップS43に進む。つまり、貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合、封入部52がステップS51の実行を保留するとともに、証票固着部54がステップS53の実行を保留する。
一方、貨幣の金額が不足金額以上であると判定された場合(ステップS49でYes)、処理はステップS51に進む。
ステップS51において、封入部52は、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eを封緘する。そして、封緘された封筒Eは、封入部52から証票固着部54へ搬送される。ステップS51が、「封緘ステップ」の一例に相当する。
ステップS53において、証票固着部54は、封緘された封筒Eに、証票を固着する。その結果、郵便物が作製される。そして、証票の固着された封筒Eは、証票固着部54から第2排出ローラー58へ搬送される。ステップS53が、「証票固着ステップ」の一例に相当する。
ステップS55において、第2排出ローラー58は、封筒Eを第2排出トレイ59に排出する。
次に、図3、図6、及び図7を参照して、宛名非形成モードでの処理を説明する。図6に示すように、図3のステップS71の後、ステップS73において、入力部b2は、封筒Eのサイズの入力と、用紙Pのサイズの入力と、画像を形成する用紙Pの枚数の入力とを受け付ける。
ステップS75において、第1算出部71は、入力部b2が受け付けた封筒Eのサイズ、入力部b2が受け付けた用紙Pのサイズ、及び入力部b2が受け付けた用紙Pの枚数に基づいて、第2役務料金F2と、郵便料金の予測値PVと、第3合計値SM3とを算出する。第2役務料金F2は、封筒Eに宛名を形成することなく、用紙Pに画像を形成する役務の料金を示す。第3合計値SM3は、第2役務料金F2と予測値PVとの合計値を示す。
例えば、第1算出部71は、用紙Pの枚数に画像形成単価を乗じて、乗算値を算出する。乗算値が第2役務料金F2を示す。画像形成単価は、1枚の用紙Pに画像を形成するときの料金を示す。なお、予測値PVは、図3のステップS13と同様にして算出される。
ステップS77において、表示部b1は、第2役務料金F2と、郵便料金の予測値PVと、第3合計値SM3と、メッセージとを表示する。メッセージは、第3合計値SM3に相当する料金を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS79において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS81において、貨幣の金額が第3合計値SM3以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が第3合計値SM3以上であると判定された場合(ステップS81でYes)、処理はステップS90に進む。
一方、貨幣の金額が第3合計値SM3以上でないと判定された場合(ステップS81でNo)、処理はステップS83に進む。
ステップS83において、第3算出部73は、第3合計値SM3と貨幣の金額とに基づいて、料金の不足金額(具体的には第3合計値SM3に対する不足金額)を算出する。不足金額は、第3合計値SM3から貨幣の金額を減算した値である。
ステップS85において、表示部b1は、不足金額とメッセージとを表示する。メッセージは、不足金額を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS87において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS89において、ステップS87で受領された貨幣の金額が不足金額以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合(ステップS89でNo)、処理はステップS83に進む。
一方、貨幣の金額が不足金額以上であると判定された場合(ステップS83でYes)、処理はステップS90に進む。
ステップS90において、画像形成装置A1は、封筒Eを手差しトレイ16から取り込んで、封筒Eを後処理装置A2に出力する。後処理装置A2は、封筒Eを受け取って、封筒Eを封入部52へ搬送する。
ステップS91において、画像形成部20は、用紙Pに画像を形成する。そして、画像形成装置A1は、画像の形成された用紙Pを後処理装置A2に出力する。さらに、後処理装置A2は、用紙Pを受け取って、用紙Pを折り部51へ搬送する。
ステップS93において、折り部51は、画像の形成された用紙Pを折り曲げる。そして、折り曲げられた用紙Pは、折り部51から封入部52へ搬送される。
ステップS95において、封入部52は、宛名の形成された封筒Eの口を開いて、折り曲げられた用紙Pを封筒Eに入れる。そして、処理は図7のステップS97に進む。
図7に示すように、ステップS97において、重量計測部53が、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eの重量を計測する。
ステップS99において、第2算出部72は、封筒Eのサイズと、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eの重量の実測値とに基づいて、郵便料金の実測値AVと、第4合計値SM4とを算出する。第4合計値SM4は、第2役務料金F2と郵便料金の実測値AVとの合計値を示す。なお、表示部b1は、第2役務料金F2、郵便料金の実測値AV、及び第4合計値SM4を表示してもよい。
ステップS101において、ステップS101よりも前に貨幣受領機5が受領した貨幣の金額が第4合計値SM4以上か否かを、判定部74が判定する。「ステップS101よりも前に貨幣受領機5が受領した貨幣の金額」は、ステップS79で受領した貨幣の金額とステップS87で受領した貨幣の金額との合計金額を示す。
貨幣の金額が第4合計値SM4以上であると判定された場合(ステップS101でYes)、処理はステップS111に進む。
一方、貨幣の金額が第4合計値SM4以上でないと判定された場合(ステップS101でNo)、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、第3算出部73は、第4合計値SM4と貨幣の金額とに基づいて、料金の不足金額(具体的には第4合計値SM4に対する不足金額)を算出する。不足金額は、第4合計値SM4から貨幣の金額を減算した値である。
ステップS105において、表示部b1は、不足金額とメッセージとを表示する。メッセージは、不足金額を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS107において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS109において、ステップS47で受領された貨幣の金額が不足金額以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合(ステップS109でNo)、処理はステップS103に進む。つまり、貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合、封入部52がステップS111の実行を保留するとともに、証票固着部54がステップS113の実行を保留する。
一方、貨幣の金額が不足金額以上であると判定された場合(ステップS109でYes)、処理はステップS111に進む。
ステップS111において、封入部52は、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eを封緘する。そして、封緘された封筒Eは、封入部52から証票固着部54へ搬送される。
ステップS113において、証票固着部54は、封緘された封筒Eに、証票を固着する。その結果、郵便物が作製される。そして、証票の固着された封筒Eは、証票固着部54から第2排出ローラー58へ搬送される。
ステップS115において、第2排出ローラー58は、封筒Eを第2排出トレイ59に排出する。
次に、図3、図8、及び図9を参照して、用紙不特定モードでの処理を説明する。図8に示すように、図3のステップS131の後、ステップS133において、入力部b2は、封筒Eのサイズの入力と、画像を形成する用紙Pの枚数の入力とを受け付ける。
ステップS135において、第1算出部71は、入力部b2が受け付けた用紙Pの枚数に基づいて、第1役務料金F1を算出する。
ステップS137において、表示部b1は、第1役務料金F1とメッセージとを表示する。メッセージは、第1役務料金F1を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS139において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS141において、貨幣の金額が第1役務料金F1以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が第1役務料金F1以上であると判定された場合(ステップS141でYes)、処理はステップS151に進む。
一方、貨幣の金額が第1役務料金F1以上でないと判定された場合(ステップS141でNo)、処理はステップS143に進む。
ステップS143において、第3算出部73は、第1役務料金F1と貨幣の金額とに基づいて、料金の不足金額(具体的には第1役務料金F1に対する不足金額)を算出する。不足金額は、第1役務料金F1から貨幣の金額を減算した値である。
ステップS145において、表示部b1は、不足金額とメッセージとを表示する。メッセージは、不足金額を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS147において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS149において、ステップS147で受領された貨幣の金額が不足金額以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合(ステップS149でNo)、処理はステップS143に進む。
一方、貨幣の金額が不足金額以上であると判定された場合(ステップS149でYes)、処理はステップS151に進む。
ステップS151において、画像形成部20は、封筒Eに宛名を形成する。そして、画像形成装置A1は、宛名の形成された封筒Eを後処理装置A2に出力する。さらに、後処理装置A2は、封筒Eを受け取って、封筒Eを封入部52へ搬送する。
ステップS153において、画像形成部20は、用紙Pに画像を形成する。そして、画像形成装置A1は、画像の形成された封筒Eを後処理装置A2に出力する。さらに、後処理装置A2は、用紙Pを受け取って、用紙Pを折り部51へ搬送する。
ステップS155において、折り部51は、画像の形成された用紙Pを折り曲げる。そして、折り曲げられた用紙Pは、折り部51から封入部52へ搬送される。
ステップS157において、封入部52は、宛名の形成された封筒Eの口を開いて、折り曲げられた用紙Pを封筒Eに入れる。そして、処理は図9のステップS159に進む。
図9に示すように、ステップS159において、重量計測部53が、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eの重量を計測する。
ステップS160において、第2算出部72は、封筒Eのサイズと、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eの重量の実測値とに基づいて、郵便料金の実測値AVを算出する。
ステップS161において、表示部b1は、郵便料金の実測値AVとメッセージとを表示する。メッセージは、郵便料金の実測値AVに相当する料金を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS162において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS163において、ステップS162で貨幣受領機5が受領した貨幣の金額が郵便料金の実測値AV以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が実測値AV以上であると判定された場合(ステップS163でYes)、処理はステップS173に進む。
一方、貨幣の金額が実測値AV以上でないと判定された場合(ステップS163でNo)、処理はステップS165に進む。
ステップS165において、第3算出部73は、実測値AVと貨幣の金額とに基づいて、料金の不足金額(具体的には実測値AVに対する不足金額)を算出する。不足金額は、実測値AVから貨幣の金額を減算した値である。
ステップS167において、表示部b1は、不足金額とメッセージとを表示する。メッセージは、不足金額を支払うことを要求する内容を含む。
ステップS169において、貨幣受領機5は、貨幣を受領して、貨幣の金額を算出する。
ステップS171において、ステップS169で受領された貨幣の金額が不足金額以上か否かを、判定部74が判定する。
貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合(ステップS171でNo)、処理はステップS165に進む。つまり、貨幣の金額が不足金額以上でないと判定された場合、封入部52がステップS173の実行を保留するとともに、証票固着部54がステップS175の実行を保留する。
一方、貨幣の金額が不足金額以上であると判定された場合(ステップS171でYes)、処理はステップS173に進む。
ステップS173において、封入部52は、折り曲げられた用紙Pの入った封筒Eを封緘する。そして、封緘された封筒Eは、封入部52から証票固着部54へ搬送される。
ステップS175において、証票固着部54は、封緘された封筒Eに、証票を固着する。その結果、郵便物が作製される。そして、証票の固着された封筒Eは、証票固着部54から第2排出ローラー58へ搬送される。
ステップS177において、第2排出ローラー58は、封筒Eを第2排出トレイ59に排出する。
以上、図3を参照して説明したように、本実施形態によれば、宛名形成モードでは、表示部b1が第1合計値SM1(=第1役務料金F1+郵便料金の予測値PV)を表示する(ステップS15)。従って、ユーザーは、画像形成システム100による封筒E及び用紙Pの処理前に、郵便物作製サービスに必要な料金の総額(第1合計値SM1)を把握できるため、総額を一括して貨幣受領機5に投入できる。その結果、第1役務料金F1と郵便料金とを異なるタイミングで貨幣受領機5に投入する場合と比較して、ユーザーの手間を更に軽減できる。また、宛名非形成モードでも、宛名形成モードと同様に、ユーザーの手間を更に軽減できる(ステップS77)。
なお、宛名形成モード及び用紙不特定モードでは、郵便物作製サービスは、画像形成システム100による宛名及び画像の形成から証票の固着までの一連の処理のことを示す。宛名非形成モードでは、郵便物作製サービスは、画像形成システム100による画像の形成から証票の固着までの一連の処理のことを示す。
また、本実施形態によれば、用紙Pの入った封筒Eの重量を計測して、郵便料金の実測値AVを算出する(ステップS39、ステップS99、ステップS160)。従って、ユーザーが用紙Pの入った封筒Eの重量を計測する手間を省くことができる。
さらに、本実施形態によれば、宛名形成モードでは、貨幣受領機5によって受領された貨幣の金額が第2合計値SM2(=第1役務料金F1+郵便料金の実測値AV)以上であると判定された後に(ステップS41でYes)、封入部52がステップS51の封緘処理を実行するとともに、証票固着部54がステップS53の固着処理を実行する。従って、郵便物作製サービスに必要な料金を徴収できないまま、処理が進行することを抑制できる。つまり、郵便料金を回収できない事態の発生を抑制できる。また、宛名非形成モードでも、宛名形成モードと同様に、郵便物作製サービスに必要な料金を徴収できないまま、処理が進行することを抑制できる(ステップS101でYes、ステップS111、ステップS113)。
さらに、本実施形態によれば、宛名形成モードでは、郵便物作製サービスに必要な料金(第2合計値SM2)以上の金額が貨幣受領機5に投入されている限り(ステップS41でYes)、宛名及び画像の形成から証票の固着までの一連の処理が休止期間を挟むことなく円滑に実行される。その結果、郵便物作製サービスの開始から完了までの時間を短縮できる。また、宛名非形成モードでも、宛名形成モードと同様に、郵便物作製サービスの開始から完了までの時間を短縮できる(ステップS101でYes)。
さらに、本実施形態によれば、宛名形成モードでは、貨幣受領機5が不足金額以上の貨幣を受領した後に(ステップS49でYes)、封入部52がステップS51の封緘処理を実行するとともに、証票固着部54がステップS53の固着処理を実行する。従って、郵便物作製サービスに必要な料金を徴収できないまま、処理が進行することを抑制できる。つまり、郵便料金を回収できない事態の発生を抑制できる。また、宛名非形成モードでも、宛名形成モードと同様に、郵便物作製サービスに必要な料金を徴収できないまま、処理が進行することを抑制できる(ステップS109でYes)。
さらに、本実施形態によれば、宛名非形成モードを有しているため、ユーザーの利便性を向上できる(ステップS71)。特に、ユーザーが宛名を記した封筒Eを持参する場合に有効である。また、宛名非形成モードでは、宛名形成のための料金を含まない第2役務料金F2が、ユーザーに提示される(ステップS77)。従って、ユーザーは、過剰な料金を支払うとことなく、適正な料金を支払うことができる。
さらに、本実施形態によれば、用紙不特定モードでは、ステップS151の宛名形成処理及びステップS153の画像形成処理の実行前に、第1役務料金F1が表示される(ステップS137)。また、ステップS173の封緘処理の実行前に、用紙Pの入った封筒Eの重量が計測されて、郵便料金の実測値AVが表示される(ステップS159〜ステップS161)。従って、用紙Pのサイズが不明である場合でも(ステップS7でNo)、ユーザーに第1役務料金F1と郵便料金の実測値AVを提示しつつ、宛名及び画像の形成から証票の固着までの処理を実行できる。特に、ユーザーがサイズの不明な用紙Pを持参する場合に有効である。
なお、ステップS1〜ステップS27は、ステップS29及びステップS31の実行前に実行される。ステップS33〜ステップS49は、ステップS29及びステップS31の実行後であってステップS51の実行前に実行される。ステップS17〜ステップS55はステップS15の実行後に実行される。
また、ステップS71〜ステップS90は、ステップS91の実行前に実行される。ステップS93〜ステップS109は、ステップS91の実行後であってステップS111の実行前に実行される。ステップS79〜ステップS115はステップS77の実行後に実行される。
さらに、ステップS131〜ステップS149は、ステップS151及びステップS153の実行前に実行される。ステップS155〜ステップS171は、ステップS151及びステップS153の実行後であってステップS173の実行前に実行される。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記(1)、(2))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図3、図6、及び図8を参照して説明したステップS9、ステップS11、ステップS73、及びステップS133において、入力部b2は、印刷方法を示す情報の入力を受け付けてもよい。印刷方法は、用紙Pの両面に画像を形成する両面印刷、又は、用紙Pの片面に画像を形成する片面印刷である。第1算出部71は、印刷方法を反映して、第1役務料金F1及び第2役務料金F2を算出する。なお、図3〜図9では、片面印刷を前提として、第1役務料金F1及び第2役務料金F2を算出している。
印刷方法が両面印刷の場合、例えば、第1算出部71は、用紙Pの枚数に「2」を乗じて、乗算値を算出する。そして、乗算値に封筒Eの枚数である「1」を加算して、加算値を算出する。さらに、第1算出部71は、加算値に画像形成単価を乗じて、乗算値を算出する。乗算値が第1役務料金F1を示す。
(2)図4のステップS29とステップS31とに関し、いずれが先に実行されてもよい。図8のステップS151とステップS153とに関し、いずれが先に実行されてもよい。図5のステップS51は、ステップS35とステップS37との間に実行されてもよい。図7のステップS111は、ステップS95とステップS97との間に実行されてもよい。図9のステップS173は、ステップS157とステップS159との間に実行されてもよい。
本発明は、郵便物作製方法および画像形成システムに関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
5 貨幣受領機(貨幣受領部)
20 画像形成部
51 折り部
52 封入部
53 重量計測部
54 証票固着部
71 第1算出部
72 第2算出部
73 第3算出部
74 判定部
100 画像形成システム
A1 画像形成装置
A2 後処理装置
b1 表示部
b2 入力部

Claims (7)

  1. 画像形成部、及び、前記画像形成部よりも後段に配置される後処理装置を使用する郵便物作製方法であって、
    前記画像形成部が、封筒に宛名を形成する宛名形成ステップと、
    前記画像形成部が、用紙に画像を形成する画像形成ステップと、
    前記後処理装置の折り部が、前記画像の形成された前記用紙を折り曲げる折りステップと、
    前記後処理装置の封入部が、前記宛名の形成された前記封筒に、前記折り曲げられた用紙を入れる挿入ステップと、
    前記封入部が、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒を封緘する封緘ステップと、
    前記後処理装置の証票固着部が、前記封緘された封筒に、郵便料金が前納されたことを示す証票を固着する証票固着ステップと
    前記宛名形成ステップ及び前記画像形成ステップの実行前に、入力部が、前記封筒のサイズ、前記用紙のサイズ、及び前記用紙の枚数の入力を受け付けるステップと、
    前記宛名形成ステップ及び前記画像形成ステップの実行前に、第1算出部が、前記封筒のサイズ、前記用紙のサイズ、及び前記用紙の枚数に基づいて、第1役務料金と、郵便料金の予測値とを算出するステップと、
    前記宛名形成ステップ及び前記画像形成ステップの実行前に、表示部が、前記第1役務料金と前記予測値との合計を示す第1合計値と、前記第1役務料金と、前記予測値とを表示するステップと、
    前記第1合計値と前記第1役務料金と前記予測値とを表示する前記ステップの実行後であって、前記宛名形成ステップ及び前記画像形成ステップの実行前に、貨幣受領部が、貨幣を受領して、前記貨幣の金額を算出するステップと、
    前記封緘ステップの実行前に、前記後処理装置の重量計測部が、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒の重量を計測するステップと、
    前記封緘ステップの実行前に、第2算出部が、前記封筒のサイズと、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒の重量の実測値とに基づいて、郵便料金の実測値を算出するステップと、
    前記貨幣の金額が、前記第1役務料金と前記郵便料金の実測値との合計を示す第2合計値以上か否かを、前記封緘ステップの実行前に判定部が判定するステップと
    を含み、
    前記第1役務料金は、前記封筒に前記宛名を形成するとともに前記用紙に前記画像を形成する役務の料金を示し、
    前記貨幣の金額が前記第2合計値以上であると判定された後に、前記封入部が前記封緘ステップを実行するとともに、前記証票固着部が前記証票固着ステップを実行する、郵便物作製方法。
  2. 前記貨幣の金額が前記第2合計値以上でないと判定された場合、第3算出部が、前記第2合計値と前記貨幣の金額とに基づいて、料金の不足金額を算出するステップと、
    前記表示部が、前記不足金額を表示するステップと
    をさらに含み、
    前記貨幣の金額が前記第2合計値以上でないと判定された場合、前記封入部が前記封緘ステップの実行を保留するとともに、前記証票固着部が前記証票固着ステップの実行を保留し、
    前記貨幣受領部が前記不足金額以上の貨幣を受領した後に、前記封入部が前記封緘ステップを実行するとともに、前記証票固着部が前記証票固着ステップを実行する、請求項に記載の郵便物作製方法。
  3. 宛名を封筒に形成する宛名形成モードと、宛名を封筒に形成しない宛名非形成モードとを有し、
    前記宛名形成モードでは、前記宛名形成ステップと、前記画像形成ステップと、前記折りステップと、前記挿入ステップと、前記封緘ステップと、前記証票固着ステップと、前記入力部が実行する前記ステップと、前記第1算出部が実行する前記ステップと、前記表示部が実行する前記ステップと、前記貨幣受領部が実行する前記ステップと、前記重量計測部が実行する前記ステップと、前記第2算出部が実行する前記ステップと、前記判定部が実行する前記ステップとを含み、
    前記宛名非形成モードでは、
    前記入力部が、封筒のサイズ、用紙のサイズ、及び用紙の枚数の入力を受け付けるステップと、
    前記第1算出部が、前記封筒のサイズ、前記用紙のサイズ、及び前記用紙の枚数に基づいて、第2役務料金と、郵便料金の予測値とを算出するステップと、
    前記表示部が、前記第2役務料金と前記予測値との合計を示す第3合計値と、前記第2役務料金と、前記予測値とを表示するステップと、
    表示する前記ステップの実行後に、前記画像形成部が、前記用紙に画像を形成するステップと、
    前記折り部が、前記画像の形成された前記用紙を折り曲げるステップと、
    前記封入部が、前記封筒に、前記折り曲げられた用紙を入れるステップと、
    前記封入部が、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒を封緘するステップと、
    前記証票固着部が、前記封緘された封筒に前記証票を固着するステップと
    を含み、
    前記第2役務料金は、前記封筒に前記宛名を形成することなく、前記用紙に前記画像を形成する役務の料金を示す、請求項1に記載の郵便物作製方法。
  4. 宛名を封筒に形成する宛名形成モードと、用紙のサイズを特定することなく郵便物を作製する用紙不特定モードとを有し、
    前記宛名形成モードでは、前記宛名形成ステップと、前記画像形成ステップと、前記折りステップと、前記挿入ステップと、前記封緘ステップと、前記証票固着ステップと、前記入力部が実行する前記ステップと、前記第1算出部が実行する前記ステップと、前記表示部が実行する前記ステップと、前記貨幣受領部が実行する前記ステップと、前記重量計測部が実行する前記ステップと、前記第2算出部が実行する前記ステップと、前記判定部が実行する前記ステップとを含み、
    前記用紙不特定モードでは、
    前記入力部が、封筒のサイズ及び用紙の枚数の入力を受け付けるステップと、
    前記第1算出部が、前記用紙の枚数に基づいて、前記第1役務料金を算出するステップと、
    前記表示部が、前記第1役務料金を表示するステップと、
    表示する前記ステップの実行後に、前記画像形成部が、前記封筒に宛名を形成するステップと、
    表示する前記ステップの実行後に、前記画像形成部が、前記用紙に画像を形成するステップと、
    前記折り部が、前記画像の形成された前記用紙を折り曲げるステップと、
    前記封入部が、前記封筒に、前記折り曲げられた用紙を入れるステップと、
    前記封入部が、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒を封緘するステップと、
    前記証票固着部が、前記封緘された封筒に前記証票を固着するステップと、
    封緘する前記ステップの実行前に、前記重量計測部が、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒の重量を計測するステップと、
    封緘する前記ステップの実行前に、前記第2算出部が、前記封筒のサイズと、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒の重量の実測値とに基づいて、郵便料金の実測値を算出するステップと、
    封緘する前記ステップの実行前に、前記表示部が、前記郵便料金の実測値を表示するステップと
    を含む、請求項1に記載の郵便物作製方法。
  5. 前記宛名形成ステップ及び前記画像形成ステップの実行前に、前記判定部が、前記貨幣の金額が前記第1合計値以上か否かを判定するステップをさらに含み、
    前記貨幣の金額が前記第1合計値以上であると判定された後に、前記画像形成部が前記宛名形成ステップ及び前記画像形成ステップを実行する、請求項1又は請求項2に記載の郵便物作製方法。
  6. 印刷方法が両面印刷の場合、前記第1算出部は、前記用紙の枚数に「2」を乗じて、乗算値を算出し、前記乗算値に前記封筒の枚数である「1」を加算して、加算値を算出し、前記加算値に画像形成単価を乗じて、前記第1役務料金を示す乗算値を算出し、
    前記画像形成単価は、1枚の用紙又は1枚の封筒に画像又は宛名を形成するときの料金を示す、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の郵便物作製方法。
  7. 封筒への宛名の形成と用紙への画像の形成とを、互いに異なるタイミングで実行する画像形成部と、
    前記画像形成部よりも後段に配置され、前記画像の形成された前記用紙を折り曲げる折り部と、
    前記画像形成部よりも後段に配置され、前記宛名の形成された前記封筒に、前記折り曲げられた用紙を入れて、前記封筒を封緘する封入部と、
    前記画像形成部よりも後段に配置され、前記封緘された封筒に、郵便料金が前納されたことを示す証票を固着する証票固着部と
    前記画像形成部が前記宛名の形成及び前記画像の形成を実行する前に、前記封筒のサイズ、前記用紙のサイズ、及び前記用紙の枚数の入力を受け付ける入力部と、
    前記画像形成部が前記宛名の形成及び前記画像の形成を実行する前に、前記封筒のサイズ、前記用紙のサイズ、及び前記用紙の枚数に基づいて、役務料金と、郵便料金の予測値とを算出する第1算出部と、
    前記画像形成部が前記宛名の形成及び前記画像の形成を実行する前に、前記役務料金と前記予測値との合計を示す第1合計値と、前記役務料金と、前記予測値とを表示する表示部と、
    前記表示部が前記第1合計値と前記役務料金と前記予測値との表示を実行した後であって、前記画像形成部が前記宛名の形成及び前記画像の形成を実行する前に、貨幣を受領して、前記貨幣の金額を算出する貨幣受領部と、
    前記画像形成部よりも後段に配置され、前記封入部が封緘を実行する前に、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒の重量を計測する重量計測部と、
    前記封入部が封緘を実行する前に、前記封筒のサイズと、前記折り曲げられた用紙の入った前記封筒の重量の実測値とに基づいて、郵便料金の実測値を算出する第2算出部と、
    前記貨幣の金額が、前記役務料金と前記郵便料金の実測値との合計を示す第2合計値以上か否かを、前記封入部が封緘を実行する前に判定する判定部と
    を備え、
    前記役務料金は、前記封筒に前記宛名を形成するとともに前記用紙に前記画像を形成する役務の料金を示し、
    前記貨幣の金額が前記第2合計値以上であると判定された後に、前記封入部が前記封筒を封緘するとともに、前記証票固着部が前記証票を固着する、画像形成システム。
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