JP6930166B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関する。
特許文献1には、過去の履歴に基づき、転送先を決定することが記載されている。
特許文献2には、ファイルのパスワード暗号化方法が記載されており、ユーザIDや複合機の個体情報を使った解決策で、パスワードを忘れた場合でも別の手段で複合可能な解決策を提示している。
特許文献3には、スキャンファイルの転送先情報を管理サーバで管理し、送信可能な格納先を自動的に決定する方法が記載されている。
特開2010−251973号公報(特許第5371524号) 特開2014−131124号公報(特許第5911795号) 特開2011−101203号公報(特許第5131704号)
本発明は、認証に依存せず、スキャンファイルの転送を継続的に実行することができる画像処理装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、画像読取機能で画像を読み取って生成した後のファイルを、認証が必要な第1通信プロトコルを用いた主ネットワーク環境の記憶領域に記憶すると共に、前記主ネットワーク環境下の転送要求元に対して転送する第1転送手段と、記主ネットワーク環境の一部として、予め定めた転送要求元のデバイスと前記画像読取機能を持つデバイスとが組み合わされたデバイス群に対して構築され、前記ファイルを、認証が不要な第2通信プロトコルを用いた副ネットワーク環境の記憶領域に記憶すると共に、前記副ネットワーク環境下の転送要求元に対して転送する第2転送手段と、を有する画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記副ネットワーク環境下の転送要求元に対して、当該副ネットワーク環境下で記憶されたファイルに関する検索情報を報知する報知手段をさらに有し、前記報知手段は、前記画像読取機能で全ての画像を読み取り、かつ画像を前記副ネットワーク環境の記憶領域に記憶し終えた後、前記ファイルに関する検索情報を報知する。
請求項3に記載の発明は、画像読取機能で画像を読み取って生成した後のファイルを、認証が必要な第1通信プロトコルを用いた主ネットワーク環境の記憶領域に記憶すると共に、前記主ネットワーク環境下の転送要求元に対して転送する第1転送手段と、前記ファイルを、前記主ネットワーク環境の一部として構築され、かつ認証が不要な第2通信プロトコルを用いた副ネットワーク環境の記憶領域に記憶すると共に、前記副ネットワーク環境下の転送要求元に対して転送する第2転送手段と、前記副ネットワーク環境下の転送要求元に対して、当該副ネットワーク環境下で記憶されたファイルに関する検索情報を報知する報知手段と、を有し、前記報知手段は、前記画像読取機能で全ての画像を読み取り、かつ画像を前記副ネットワーク環境の記憶領域に記憶し終えた後、前記ファイルに関する検索情報を報知する画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記副ネットワーク環境下で記憶されたファイルを削除する削除手段をさらに有し、前記削除手段は、前記ファイルの削除指示があったときに、当該ファイルにアクセスがないことを条件に前記報知手段による報知を終了した後、削除する。
請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の発明において、前記削除手段は、前記報知手段で報知されたファイルを指定した第1条件、エンベットウェブサーバーから指定した第2条件、画像記憶後に予め定めた期間が経過した第3条件、及び前記転送が予め定めた回数に達した第4条件を含む削除指示条件の何れかによって実行される。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の発明において、前記副ネットワーク環境下であることを識別する際に、転送要求元との区別が可能な識別情報を持たせる。
請求項1に記載の発明によれば、認証に依存せず、スキャンファイルの転送を継続的に実行することができる。
請求項2に記載の発明によれば、画像読取中のファイル名を報知を回避することができる。
請求項3に記載の発明によれば、認証に依存せず、スキャンファイルの転送を継続的に実行することができ、かつ画像読取中のファイル名を報知を回避することができる。
請求項4に記載の発明によれば、報知しているのに、画像情報が存在しない事態を回避することができる。
請求項5に記載の発明によれば、複数の削除条件に対応することができる。
請求項6に記載の発明によれば、PC等の転送要求元と区別することができる。
本実施の形態に係る画像処理装置を含む通信回線網の概略図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の正面図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 メインコントローラ26が、サブネットワークを構築し、第2転送環境(画像情報読取制御、PC14への画像情報転送制御、及び画像情報削除制御)として機能するときの制御ブロック図である。 本実施の形態に係る第2転送環境の下で実行される、画像情報読取制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る第2転送環境の下で実行される、画像情報転送制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る第2転送環境の下で実行される、画像情報削除制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態の実施例に係り、第1サブネットワークと第2サブネットワークとの間のアクセス許可の状況を示す概略図である。
図1に示される如く、本実施の形態に係る画像処理装置10は、インターネット等の通信回線網12に接続されている。通信回線網12は、例えば、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)又はインターネット回線であり、複数のLANが、WAN(ワイド・エリア・ネットワーク)によって相互に接続されていてもよい。また、通信回線網12を含む全ての通信回線網12は、それぞれ有線接続である必要はない。すなわち、一部又は全部が無線によって情報を送受信する無線通信回線網であってもよい。
なお、図1では、2台の画像処理装置10が接続されているが、この数は限定されるものではなく、1台でもよいし、3台以上であってもよい。
また、この通信回線網12には、情報端末機器としての複数のPC(パーソナルコンピュータ)14が接続されている。PC14は、本体16と、UI(ユーザーインターフェイス)18とを有している。UI18は、表示部としてのモニタ18Mと、入力操作部としてのキーボード18K及びマウス18Sを備える。
なお、図1では、3台のPC14が接続されているが、この数は限定されるものではなく、1台〜2台でもよいし、4台以上であってもよい。また、情報端末機器としては、PC14に限定されるものではなく、さらには有線接続である必要もない。すなわち、無線によって情報を送受信する通信回線網であってもよい。
図1に示される如く、画像処理装置10では、PC14から当該画像処理装置10に対して、遠隔で、例えばデータを転送して画像形成(プリント)指示操作を行なう場合、或いは使用者(ユーザ)が画像処理装置10の前に立ち、各種操作によって、例えば、複写(コピー)、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送受信等の処理を指示する場合がある。
図2には、本実施の形態に係る画像処理装置10が示されている。画像処理装置10は、記録用紙に画像を形成する画像形成部20と、原稿画像を読み取る画像読取部22と、ファクシミリ通信制御部24を備えている。
画像読取部22は、原稿を位置決めする原稿台と、原稿台に置かれた原稿の画像を走査して光を照射する走査駆動系と、走査駆動系の走査により反射又は透過する光を受光して電気信号に変換するCCD等の光電変換素子と、が設けられている。
画像形成部20は、感光体を備え、感光体の周囲には、感光体を一様に帯電する帯電装置と、画像データに基づいて光ビームを走査する走査露光部と、前記走査露光部によって走査露光されることで形成された静電潜像を現像する画像現像部と、現像化された感光体上の画像を記録用紙へ転写する転写部と、転写後の感光体の表面をクリーニングするクリーニング部と、が設けられている。また、記録用紙の搬送経路上には、転写後の記録用紙上の画像を定着する定着部を備えている。
画像処理装置10は、メインコントローラ26を備えており、画像形成部20、画像読取部22、ファクシミリ通信制御部24を制御して、例えば、画像読取部22で読み取った原稿画像の画像データを一時的に記憶したり、読み取った画像データを画像形成部20又はファクシミリ通信制御部24、或いはPC14へ送出したりする。
メインコントローラ26には前記通信回線網12が接続され、ファクシミリ通信制御部24には電話回線27が接続されている。メインコントローラ26は、例えば、通信回線網12を介してPC14(サーバー、ホストコンピュータを含む)と接続され、画像データを受信したり、ファクシミリ通信制御部24を介して電話回線27を用いてファクシミリ受信及びファクシミリ送信を実行する役目を有している。
図3は、画像処理装置10のメインコントローラ26を中心とした制御系ブロック図である。
図3に示される如く、画像処理装置10のメインコントローラ26は、CPU26A、RAM26B、ROM26C、入出力部26D(以下I/O26Dという)、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス26Eを備えている。
I/O26Dには、通信回線網12との接続を可能とするネットワークI/F28、UI30(例えば、図1に示す、筐体前面側に設置されたタッチパネル30A及びハードキー30B)が接続されている。
また、I/O26Dには、画像読取部22、画像形成部20、及びファクシミリ通信制御部24が接続されている。
さらに、I/O26Dには、大規模記録媒体としてのハードディスク32が接続されている。ハードディスク32は、PC14等から受け付けた画像情報、画像読取部22で読み取った画像情報、及び、ファクシミリ通信制御部24で受信した画像情報等を一時的に格納する。
(サブネットワークの構築)
ここで、メインネットワークである通信回線網12を利用して、画像処理装置10の画像読取部22で読み取った画像情報を、例えば、第1通信プロトコルとしての、Scan to SMB(Server Message Block)の通信プロトコルにより、指定されたPC14へ転送することがなされている(以下、「第1転送環境」という)。
Scan to SMBは、転送情報として、ログインユーザ名(ID)及びログインパスワードが必要であり、このログインユーザ名(ID)及びログインパスワードを画像処理装置10の転送先アドレスに登録する。
ところが、特に、ログインパスワードは、定期的に変更することが要求されるものであり、当該ログイパスワードが変更された場合、転送先アドレスに登録されたログインパスワードを更新しなければならない。
仮に、転送先アドレスに登録されたログインパスワードの更新を怠ると、読取画像情報の転送ジョブができない場合がある。
そこで、本実施の形態では、メインネットワークを利用したScan to SMBの通信プロトコルによる転送環境である、前記第1転送環境とは別に、サブネットワーク34(図3参照)を構築し、第2通信プロトコルとしての、独自の通信プロトコルを用いた転送環境を構築した(以下、「第2転送環境」という)。
本実施の形態のメインコントローラ26のROM26Cには、サブネットワーク構築プログラムが記録されている。
図3に示される如く、通信回線網12によって接続された、特定の範囲内の全てのデバイス(本実施の形態では、画像処理装置10とPC14)で構築されるメインネットワークの範囲内において、予め定めたPC14と画像処理装置10との組み合わせのデバイス群で、第2転送環境による転送処理が可能なサブネットワーク34を構築している。
例えば、図3では、図示した全てのデバイスをメインネットワークの範囲とした場合、サブネットワーク34として、1台の画像処理装置10と2台のPC14とで第1サブネットワーク34Aが構築されるとともに、1台の画像処理装置10と1台のPC14とで第2サブネットワーク34Bが構築される。以下の説明において、第1サブネットワーク34A又は第2サブネットワーク34Bに限定しない場合は、単に、サブネットワーク34とする。
本実施の形態における、サブネットワーク34では、画像処理装置10のハードディスク32に設定したサブネットワーク管理領域36(図4参照)が、サブネットワーク34に属するPC14からアクセス可能なワークスペースとして共有される。
なお、図4では、サブネットワーク管理領域36を便宜上、メインネットワーク管理領域38と区画しているが、実際の管理領域は重複してもよい。
図4は、メインコントローラ26が、サブネットワーク34を構築し、第2転送環境(画像情報読取制御、PC14への画像情報転送制御、及び画像情報削除制御)として機能するときの制御ブロック図である。なお、この図4の制御ブロック図は、メインコントローラのハード構成を限定するものではなく、一部又は全部の機能がソフトプログラムで実行するようにしてもよい。
(画像情報読取制御)
図4に示される如く、画像読取部22は、画像情報取得部50に接続されており、画像読取部22では、原稿画像の読み取りが開始されると、読取画像情報を取得する。
画像情報取得部50は転送環境判定部52に接続され、設定されている転送環境が判定される。
この転送環境判定部52で、メインネットワークにおける第1転送環境と判定された場合は、読み取った画像情報は、ハードディスク32の記憶領域のメインネットワーク管理領域38に送出する。第1転送環境では、例えば、ログインユーザ(ID)及び定期的に変更されるログインパスワードが必要なSMB転送が実行される。この第1転送環境における画像情報の取扱いに関しては、周知の転送制御であるため、詳細な説明を省略する。
また、転送環境判定部52で、サブネットワーク34における第2転送環境と判定された場合は、読み取った画像は、記憶実行部54を介して、サブネットワーク管理領域36の画像情報記憶部56に記憶される。
記憶実行部54は、検索情報生成部58に接続されており、画像情報記憶部56への画像情報の記憶が完了すると、読取画像の検索情報(ファイル名、読取日時等)の生成指示を通知する。
検索情報生成部58は、表示リスト更新部60に接続されている。表示リスト更新部60では、生成した読取画像の検索情報に基づき、サブネットワーク管理領域36の表示リスト記憶部62に記憶されている表示リストを更新する。表示リストとは、PC14からの問い合わせにより、読み取った画像のファイルが羅列された一覧表である。なお、一覧表の表示形態は、ファイル名の列挙、サムネイル画像等があるが、何れかの表示形態に限定されるものではない。
なお、サブネットワーク34の中で、PC14同士で情報の共有が可能であり、共有可能なファイルを表示する表示リストが存在する。このため、画像処理装置10に設けた表示リスト(転送を目的とした画像ファイルの検索情報)を、PC14同士の共有のための表示リストと識別することが好ましい。例えば、転送専用のファイルに対して目印(色、形、符号)を付加することが好ましい。
本実施の形態における画像情報読取制御では、時系列で画像情報を記憶した後、表示リストを更新するようにしている。すなわち、画像情報の記憶処理中は、新たなリストは表示されない構成である。
(PC14への画像情報転送制御)
図4に示される如く、サブネットアクセス受付部64では、PC14からの、サブネットワーク管理領域36の表示リスト記憶部62に記憶されている表示リストの閲覧要求(以下、「リスト閲覧要求」という)及びサブネットワーク管理領域36の画像情報記憶部56に記憶されている画像情報の転送要求(以下、「画像情報転送要求」という)を受け付ける。
サブネットアクセス受付部64は、サブネットワーク34の範囲内のデバイス同士で、独自の通信プロトコルによって、秘匿性を持って通信可能な環境の下で通信が実行される。
サブネットアクセス受付部64は、表示リスト読出部66に接続されている。表示リスト読出部66は、サブネットアクセス受付部64からリスト閲覧要求を受けると、表示リスト記憶部62にアクセスして、表示リストを読み出す。
表示リスト読出部66は、表示リスト通知部68に接続されており、表示リスト記憶部62から読み出した表示リストを、要求元のPC14へ通知する。通知を受けたPC14のモニタ18Mには、表示リストが表示されることになる。
また、サブネットアクセス受付部64は、識別情報特定部70に接続されている。識別情報特定部70では、PC14から指定された転送要求対象の画像情報の識別情報を特定し、画像情報読出部72へ通知する。画像情報読出部72は、識別情報を受けると、画像情報記憶部56にアクセスして、該当する画像情報を読み出す。
画像情報読出部72は、転送部74に接続されており、画像情報記憶部56から読み出した画像情報(ファイル)を、要求元のPC14へ転送する。転送を受けたPC14のモニタ18Mには、転送された画像情報ファイル(ファイル名、転送日時等)が表示されることになる。
(画像情報削除制御)
図4に示される如く、削除実行判定部76には、PC14及びサブネットワーク管理領域36の履歴部78から、削除に関する条件(削除条件)を受け付けるようになっている。
PC14から受け付ける削除条件の種類は、(1)ユーザ指定による削除指示、及び、(2)EWS(エンベットウェブサーバー)から指定される削除指示である。
一方、履歴部78から受け付ける削除条件の種類は、(3)画像情報を記憶した後、一定期間が経過したファイルの削除指示、及び、(4)画像情報の転送回数が予め設定した回数に達したファイルの削除指示である。
削除実行判定部76では、受け付けた削除条件が成立しているか否かを判定し、条件成立時には、転送状況認識部80へ削除指示を通知する。
なお、削除実行判定部76は、削除条件(1)及び(2)に対して、指示された読取画像ファイルが、権限のあるユーザからであるか否かを判定する。また、削除実行判定部76は、削除条件(3)及び(4)に対して、それぞれの設定値(一定期間又は設定回数)に到達したか否かを判定する。
転送状況認識部80は、転送部74に接続されており、当該転送部74から転送中か否かの情報、転送中の場合の対象画像情報を取得して、現在の転送状況を認識する。
転送状況認識部80は、リスト削除指示部82に接続されており、転送状況の認識の下、削除指示された画像情報が転送されていないことが認識された時点で、リスト削除指示部82に対して、表示リスト記憶部62に記憶されている表示リストから該当する画像情報のリストを削除する。
リスト削除指示部82は、画像情報削除指示部84に接続されており、表示リストからの削除が完了した時点で、当該画像情報削除指示部84に対して画像情報の削除実行を指示する。
画像情報の削除実行の指示を受けた画像情報削除指示部84では、サブネットワーク管理領域36の画像情報記憶部56にアクセスして、該当する画像情報を削除する。
本実施の形態における画像情報削除制御では、時系列で表示リストから削除対象のリストを削除した後、画像情報を削除するようにしている。すなわち、画像情報の削除処理中に、リストは表示されない構成である。
以下に本実施の形態の作用を、図5〜図7のフローチャートに従い説明する。
(画像情報読取制御の流れ)
図5は、本実施の形態に係る第2転送環境の下で実行される、画像情報読取制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ100では、転送環境を判定する。ステップ100で第1転送環境であると判定された場合は、ステップ102へ移行して、その他処理が実行され、このルーチンは終了する。その他処理とは、例えば、SMB転送等の他の転送手段での転送処理をいう。
また、ステップ100で第2転送環境であると判定された場合は、ステップ104へ移行して、指定されたサブネットワーク34に対応するハードディスク32上でのサブネットワーク管理領域36の画像情報記憶部56にアクセスし、次いでステップ106へ移行して読み取った画像情報の記憶を実行する。なお、原稿からの読み取りの場合、そのページ数に応じて、読み取り→画像情報記憶が繰り返される。
ステップ108では、全情報(全ページ)の記憶が完了したか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ110へ移行して、読み取った画像情報の検索情報(ファイル名、読み取り日時等)を生成する。
次のステップ112では、指定されたサブネットワーク34に対応するハードディスク32上でのサブネットワーク管理領域の表示リスト記憶部62にアクセスし、ステップ114へ移行して表示リストを更新する。
すなわち、画像情報読取制御では、時系列で画像情報を記憶した後、表示リストを更新するため、画像情報の記憶処理中は、新たなリストは表示されない。
(PC14への画像情報転送制御の流れ)
図6は、本実施の形態に係る第2転送環境の下で実行される、画像情報転送制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ120では、特定のサブネットワーク34にアクセスがあったか否かを判断し、否定判定された場合は、このルーチンは終了する。
また、ステップ120で肯定判定されると、ステップ122へ移行して、ステップ120でのアクセスの認証が許可(OK)されたか否かを判断する。このステップ122で否定判定された場合は、ステップ124へ移行して、非認証対応処理を実行し、このルーチンは終了する。非認証対応処理とは、アクセスを拒否する、認証手続を実行するといった処理をいう。
また、ステップ122で肯定判定されると、ステップ126へ移行して、要求を判別する。
ステップ126で判別された要求が表示リストの閲覧である場合は、ステップ128へ移行して指定されたサブネットワーク34に対応するハードディスク32上でのサブネットワーク管理領域36の表示リスト記憶部62へアクセスし、ステップ130へ移行する。
ステップ130では、表示リスト記憶部62から表示リストを読み出し、次いで、ステップ132へ移行して表示リストの情報を、要求元のPC14へ送出し、このルーチンは終了する。
一方、ステップ126で判別された要求が画像情報の転送である場合は、ステップ134へ移行して指定されたサブネットワーク34に対応するハードディスク32上でのサブネットワーク管理領域36の画像情報記憶部56へアクセスし、ステップ136へ移行する。
ステップ136では、画像情報記憶部56から指定の画像情報(ファイル)を読み出し、次いで、ステップ138へ移行して画像情報(ファイル)を、要求元のPC14へ転送し、このルーチンは終了する。
(画像情報削除制御の流れ)
図7は、本実施の形態に係る第2転送環境の下で実行される、画像情報削除制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ150では、削除条件が成立しているか否かを判定する。
削除条件は、(1)ユーザ指定による削除指示、(2)EWS(エンベットウェブサーバー)から指定される削除指示、(3)画像情報を記憶した後、一定期間が経過したファイルの削除指示、及び、(4)画像情報の転送回数が予め設定した回数に達したファイルの削除指示である。
ステップ150で肯定判定(上記削除条件(1)〜(4)の条件成立)されると、ステップ152へ移行して、転送状況を確認し、ステップ154へ移行する。
ステップ154では、削除対象に該当する画像情報は転送中か否かを判定する。このステップ154で肯定判定された場合は、転送が終了する(否定判定)まで待機する。ステップ154で否定判定されると、転送が終了したと判断し、ステップ156へ移行して、指定されたサブネットワーク34に対応するハードディスク32上でのサブネットワーク管理領域36の表示リスト記憶部62にアクセスし、次いで、ステップ158へ移行して表示リストから、該当する検索情報を削除し、ステップ160へ移行する。
ステップ160では、指定されたサブネットワーク34に対応するハードディスク32上でのサブネットワーク管理領域36の画像情報記憶部56にアクセスし、次いで、ステップ162へ移行して、該当する画像情報(ファイル)を削除し、このルーチンは終了する。
すなわち、画像情報削除制御では、時系列で表示リストから削除対象のリストを削除した後、画像情報を削除するため、画像情報の削除処理中に、リストは表示されない。
(転送方式の比較)
本実施の形態では、メインネットワークを利用したScan to SMBの通信プロトコルによる転送環境である、第1転送環境とは別に、サブネットワーク34(図3参照)を構築し、独自の通信プロトコルを用いた転送環境を構築することで、秘匿性を維持しつつ、適宜更新されるログインパスワードの変更に依存せず、読取画像の転送を可能としている。
比較例として、保存文書を自在に、閲覧、活用自由に閲覧可能な、特定ワークスペースが存在する。この特定ワークスペースでは、読取画像情報を保存し、PC14から取り出すことが可能であるが、この特定ワークスペース内の読取画像情報は、Webブラウザからの取り出し、TWAIN対応アプリケーションへの取り込み、画像処理装置10のUI30(タッチパネル30A)へのサムネイル表示、プレビュー表示も可能であり、第1転送(Scan to SMB通信)及び第2転送(サブネットワーク通信)に比べて、セキュリティ性が乏しい。
上記本実施の形態の機能と、比較例とを比較する。表1は、特定ワークスペース、第1転送環境(一例として、Scan to SMB通信)、及び本実施の形態の第2転送環境(サブネットワーク通信)との間の通信形態の対照関係を示したものである。
Figure 0006930166
ここで、比較例1の特定ワークスペースにおける通信プロトコル(WebDAV)は、比較例2のSMBや、本実施の形態の独自UDP(暗号化)に比べて自由すぎる点が特徴である。従って、ログインパスワードが不要、かつ、秘匿性を維持するには、本実施の形態の第2転送環境が最適であることがわかる。
図8は、第1サブネットワーク34Aと第2サブネットワーク34Bとの間のアクセス許可の状況を示す概略図である。
第1サブネットワーク34Aに属する3台のPC14の内、2台のPC14は、本実施の形態に係る第2転送環境の下で独自の通信プロトコルを持ち、サブネットワーク管理領域36での画像情報の転送が可能であり、1台のPC14(図8に一点鎖線で図示)は、独自の通信プロトコルを持っておらず、画像情報の転送ができない。
第2サブネットワーク34Bに属する1台のPC14は、本実施の形態に係る第2転送環境の下で独自の通信プロトコルを持ち、サブネットワーク管理領域36での画像情報の転送が可能である。
一方、第1サブネットワーク34Aと第2サブネットワーク34Bとの間では、本実施の形態に係る第2転送環境の下で独自の通信プロトコルを持っていても、相互に画像情報の転送は不可となる。
すなわち、単一のサブネットワーク34の中では、独自の通信プロトコルを持っていれば、ログイパスワードが無くても、画像処理装置10で読み取った画像情報を取得可能である。しかし、異なるサブネットワーク34間(図8では、第1サブネットワーク34Aと第2サブネットワーク34Bとの間)では、画像処理装置10で読み取った画像情報を取得不可となり、秘匿性が維持される。
10 画像処理装置
12 通信回線網
14 PC
16 本体
18 UI
18M モニタ
18K キーボード
18S マウス
20 画像形成部
22 画像読取部
24 ファクシミリ通信制御部
26 メインコントローラ
26A CPU
26B RAM
26C ROM
26D I/O
26E バス
27 電話回線
28 ネットワークI/F
30 UI
30A タッチパネル
30B ハードキー
32 ハードディスク
34 サブネットワーク
34A 第1サブネットワーク
34B 第2サブネットワーク
36 サブネットワーク管理領域
38 メインネットワーク管理領域
50 画像情報取得部
52 転送環境判定部
54 記憶実行部
56 画像情報記憶部
58 検索情報生成部
60 表示リスト更新部
62 表示リスト記憶部
64 サブネットアクセス受付部
66 表示リスト読出部
68 表示リスト通知部
70 識別情報特定部
72 画像情報読出部
74 転送部
76 削除実行判定部
78 履歴部
80 転送状況認識部
82 リスト削除指示部
84 画像情報削除指示部

Claims (6)

  1. 画像読取機能で画像を読み取って生成した後のファイルを、認証が必要な第1通信プロトコルを用いた主ネットワーク環境の記憶領域に記憶すると共に、前記主ネットワーク環境下の転送要求元に対して転送する第1転送手段と、
    記主ネットワーク環境の一部として、予め定めた転送要求元のデバイスと前記画像読取機能を持つデバイスとが組み合わされたデバイス群に対して構築され、前記ファイルを、認証が不要な第2通信プロトコルを用いた副ネットワーク環境の記憶領域に記憶すると共に、前記副ネットワーク環境下の転送要求元に対して転送する第2転送手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記副ネットワーク環境下の転送要求元に対して、当該副ネットワーク環境下で記憶されたファイルに関する検索情報を報知する報知手段をさらに有し、
    前記報知手段は、前記画像読取機能で全ての画像を読み取り、かつ画像を前記副ネットワーク環境の記憶領域に記憶し終えた後、前記ファイルに関する検索情報を報知する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 画像読取機能で画像を読み取って生成した後のファイルを、認証が必要な第1通信プロトコルを用いた主ネットワーク環境の記憶領域に記憶すると共に、前記主ネットワーク環境下の転送要求元に対して転送する第1転送手段と、
    前記ファイルを、前記主ネットワーク環境の一部として構築され、かつ認証が不要な第2通信プロトコルを用いた副ネットワーク環境の記憶領域に記憶すると共に、前記副ネットワーク環境下の転送要求元に対して転送する第2転送手段と、
    前記副ネットワーク環境下の転送要求元に対して、当該副ネットワーク環境下で記憶されたファイルに関する検索情報を報知する報知手段と、を有し、
    前記報知手段は、前記画像読取機能で全ての画像を読み取り、かつ画像を前記副ネットワーク環境の記憶領域に記憶し終えた後、前記ファイルに関する検索情報を報知する画像処理装置。
  4. 前記副ネットワーク環境下で記憶されたファイルを削除する削除手段をさらに有し、
    前記削除手段は、前記ファイルの削除指示があったときに、当該ファイルにアクセスがないことを条件に前記報知手段による報知を終了した後、削除する請求項2又は請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記削除手段は、
    前記報知手段で報知されたファイルを指定した第1条件、エンベットウェブサーバーから指定した第2条件、画像記憶後に予め定めた期間が経過した第3条件、及び前記転送が予め定めた回数に達した第4条件を含む削除指示条件の何れかによって実行される請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記副ネットワーク環境下であることを識別する際に、転送要求元との区別が可能な識別情報を持たせる請求項1〜請求項5の何れか1項記載の画像処理装置。
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