JP6929890B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来から、端子を収容する端子収容室を備えたハウジングを備えたコネクタにおいて、端子収容室に挿入された端子の中途挿入状態を検知するためのフロントホルダを設けたものが広く知られている(例えば、特許文献1を参照)。
フロントホルダは、仮係止位置と本係止位置との間でハウジングと相手側ハウジングとの嵌合方向に移動可能にハウジングに装着される。フロントホルダは、端子が正規挿入位置にあるときには仮係止位置から本係止位置まで移動可能に、且つ、端子が中途挿入位置にあるときには仮係止位置から本係止位置まで移動不能に構成される。このように、端子が中途挿入位置にあるときに、フロントホルダが仮係止位置から本係止位置に移動不能となることで、端子の中途挿入状態を容易に検知することができる。
他方、従来より、この種のコネクタにおいて、複数の端子収容室に収容された複数の端子を短絡させるショート端子を設けたものも広く知られている(例えば、特許文献2を参照)。
このようにコネクタにショート端子を設けることにより、例えば、ショート端子による短絡の対象となる複数の端子を、車載のエアバッグシステムのインフレータに制御信号を供給するワイヤハーネスに接続した場合において、静電気によるインフレータの誤作動・誤爆の発生を確実に防止することができる。
特許第5933380号公報 特許第5599300号公報
一般に、ハウジングにフロントホルダが装着されたコネクタは、フロントホルダを仮係止位置に保持した状態で輸送される。しかしながら、出荷時などの輸送中、フロントホルダが周辺部材と接触する等により、仮係止位置から本係止位置に意図せずに移動することがある。このような意図しないフロントホルダの本係止位置への移動を抑制することが望まれている。
この要求に対処するため、意図しないフロントホルダの本係止位置への移動を抑制するための専用の機構又は部材を新たに設けることが考えられる。しかしながら、この場合、部品点数の増加等により製造コストが増加する。
以上より、専用の機構又は部材を新たに設けることなく意図しないフロントホルダの本係止位置への移動を抑制することが要求されているところである。そこで、本発明者は、ショート端子を設けたコネクタにフロントホルダを装着する場合において、意図しないフロントホルダの本係止位置への移動を、元々存在するショート端子を利用して抑制することを想到するに至った。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ショート端子とホルダとをハウジングに備えたコネクタであって、出荷時などの輸送中において意図しないホルダの仮係止位置から本係止位置への移動をショート端子を利用して抑制可能なコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]〜[3]を特徴としている。
[1]
端子を収容する端子収容室を備えたハウジングと、
仮係止位置と本係止位置との間で前記ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合方向に移動可能に前記ハウジングに装着され、検知部を有するホルダであって、前記端子収容室内に挿入された前記端子が正規挿入位置にあるときには、原位置にあるランスの前記端子収容室と反対側の側面に面する空間に前記検知部が進入可能であることで、前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能であり、前記端子が中途挿入位置にあるときには、前記検知部が前記空間に進入しようとしても前記原位置から前記端子収容室から遠ざかる向きに弾性変形した前記ランスに前記検知部が干渉して前記検知部が前記空間に進入不能であることで、前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能に構成されたホルダと、
前記ハウジングに固定され、弾性変形可能な接触部を有するショート端子であって、前記接触部が複数の前記端子収容室に収容された複数の前記端子と接触することで複数の前記端子を短絡するショート端子と、
を備えたコネクタであって、
前記ホルダ及び前記ショート端子は、
前記ホルダが前記仮係止位置にあり且つ前記ショート端子による短絡の対象となる複数の前記端子が複数の前記端子収容室に挿入されていない第1状態にて、前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能であり、
前記第1状態から、前記ショート端子による短絡の対象となる複数の前記端子が複数の前記端子収容室の前記正規挿入位置に挿入された第2状態にて、前記接触部が複数の前記端子と接触せず且つ前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能な状態となり、
前記第2状態から、前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動した第3状態にて、前記接触部が複数の前記端子と接触して複数の前記端子が短絡される、機構を構成する、
コネクタであること。
[2]
上記[1]に記載のコネクタにおいて、
前記機構は、
前記第1状態にて、前記接触部と複数の前記端子収容室との間に位置する前記検知部が前記接触部によって前記端子収容室に近づく向きに押圧されることで、前記検知部が前記端子収容室に近づく向きに弾性変形し、前記原位置にある前記ランスに弾性変形した前記検知部が干渉して前記検知部が前記空間に進入不能であることで、前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能であり、
前記第2状態にて、複数の前記端子と前記接触部との間に前記検知部が位置することで前記接触部が複数の前記端子と接触せず、且つ、前記検知部が複数の前記端子によって前記端子収容室から遠ざかる向きに押し戻されて、前記検知部が前記原位置にある前記ランスの前記端子収容室と反対側の側面に面する前記空間に進入可能となることで、前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能な状態となり、
前記第3状態にて、前記検知部が複数の前記端子と前記接触部との間から移動することで、前記接触部が複数の前記端子と接触して複数の前記端子が短絡されるように構成された、
コネクタであること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のコネクタにおいて、
前記ショート端子による短絡の対象となる複数の前記端子は、車載のエアバッグシステムのインフレータに制御信号を供給するワイヤハーネスに接続される、
コネクタであること。
上記[1]の構成のコネクタによれば、出荷時などの輸送中のように端子が端子収容室に挿入されない状態において、ホルダが仮係止位置にあるとき、ホルダ及びショート端子により構成される機構を利用することで、ホルダが仮係止位置から本係止位置まで移動不能となる。従って、出荷時などの輸送中において、意図しないホルダの仮係止位置から本係止位置への移動を、ショート端子を利用して抑制することができる。
上記[2]の構成のコネクタによれば、ホルダが仮係止位置にあるときに、ホルダの検知部をショート端子の接触部と端子収容室との間に配置することにより、ホルダを仮係止位置から本係止位置まで移動不能とし、ホルダが本係止位置にあるときに、検知部を端子と接触部との間から移動させることにより、複数の端子を短絡させることができる。
上記[3]の構成のコネクタによれば、ショート端子による短絡の対象となる正規挿入位置に挿入された複数の端子を、車載のエアバッグシステムのインフレータに制御信号を供給するワイヤハーネスに接続した状態において、ホルダを本係止位置に維持しておけば、静電気によるインフレータの誤作動・誤爆の発生を確実に防止することができる。
本発明によれば、ショート端子とホルダとをハウジングに備えたコネクタであって、出荷時などの輸送中において意図しないホルダの仮係止位置から本係止位置への移動をショート端子を利用して抑制可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図2(a)は、図1に示すハウジングの斜視図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A断面の斜視図である。 図3は、図2(a)のB−B断面図である。 図4は、図1に示すショート端子の斜視図である。 図5(a)は、図1に示すフロントホルダの斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のC−C断面の斜視図であり、図5(c)は、図5(a)のD−D断面の斜視図である。 図6(a)は、ショート端子が装着されず、短絡対象端子が挿入されず、フロントホルダが仮係止位置にある状態における図3に対応する図であり、図6(b)は、ショート端子が装着されず、短絡対象端子が挿入されず、フロントホルダが本係止位置にある状態における図3に対応する図である。 図7(a)は、ショート端子が装着され、短絡対象端子が挿入されず、フロントホルダが仮係止位置にある状態における図3に対応する図であり、図7(b)は、図7(a)の検知部の周囲の拡大図である。 図8(a)は、ショート端子が装着され、短絡対象端子が正規挿入位置に挿入され、フロントホルダが仮係止位置にある状態における図3に対応する図であり、図8(b)は、図8(a)の検知部の周囲の拡大図である。 図9(a)は、ショート端子が装着され、短絡対象端子が正規挿入位置に挿入され、フロントホルダが本係止位置にある状態における図3に対応する図であり、図9(b)は、図9(a)の検知部の周囲の拡大図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。以下、説明の便宜上、以下、説明の便宜上、図1に示すように、「嵌合方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」及び「下」を定義する。「嵌合方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。嵌合方向は、コネクタ1と相手側コネクタ(図示省略)との嵌合方向と一致しており、相手側コネクタが嵌合する嵌合方向正面側(図1において左側)が前側とされ、その反対の嵌合方向背面側(図1において右側)が後側とされている。
図1に示すように、コネクタ1は、ハウジング10と、ハウジング10に装着される一対のショート端子20と、ハウジング10に装着されるフロントホルダ30、とを含んで構成される。以下、コネクタ1の各構成部品の構成について順に説明する。
先ず、ハウジング10について説明する。図2及び図3に示すように、樹脂製のハウジング10は、略直方体状の端子収容部11と、端子収容部11の外周を前側に開口する環状隙間12を介して覆う略角筒状の外筒部13と、を一体に備える。環状隙間12は、フロントホルダ30の装着時にフロントホルダ30の枠体部31(後述)が挿入される空間として機能する。なお、本例では、外筒部13は、実際にはアウタ側部材及びインナ側部材からなる2重構造を有しているが、この2重構造については周知であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
端子収容部11には、図2(a)及び図3に示すように、端子50(図8及び図9参照)を収容するための端子収容室14が前後方向に延びるように形成されている。本例では、複数の端子収容室14が、上下2段で幅方向に並ぶように設けられている。具体的には、下段には、5つの端子収容室14が、端子収容部11の幅方向の両端部分を除いた中央領域にて幅方向に並ぶように設けられ、上段には、9つの端子収容室14が、端子収容部11の幅方向略全域に亘って幅方向に並ぶように設けられている。
各端子収容室14には、図3に示すように、嵌合方向略中央位置にて、端子収容室14に下側から臨むように、上下方向に弾性変形可能な片持ち梁状のランス15が設けられている。ランス15は、弾性変形していない状態(図3に示す状態)では、先端側が端子収容室14内に僅かに進入するように前方且つ上方に向けて傾斜して延びている。ランス15は、後方側から端子収容室14に挿入された端子50の所定の角部をランス15の先端に係止することで、端子50の後方側への抜け止め機能を発揮する。
端子収容室14内にて、端子50が正規挿入位置(ランス15が抜け止め機能を発揮した状態)にあるときには、ランス15の先端が端子50の角部に入り込むことで、ランス15は弾性変形していない状態(図3に示す姿勢、以下、「原位置」と呼ぶ)に維持される。ランス15が原位置にある場合、ランス15の下側側面(端子収容室14と反対側の側面)に面する空間16には、フロントホルダ30の検知部33(後述)が挿入可能となっている。
一方、端子50が中途挿入位置(ランス15が抜け止め機能を発揮していない状態)にあるときには、ランス15の先端が端子50の角部に入り込むことができないことに起因して、ランス15が下向き(端子収容室14から遠ざかる向き)に弾性変形した姿勢に維持される。この場合、下向きに弾性変形したランス15の先端にフロントホルダ30の検知部33が干渉することで、フロントホルダ30の検知部33が空間16に進入不能となる。
図2(a)に示すように、上下2段のうち下段の5つの端子収容室14の幅方向両外側部分には、一対のショート端子20を装着するための一対のショート端子装着空間17が形成されている。各ショート端子装着空間17は、図3に示すように、上段の9つの端子収容室14のうち対応する幅方向端部に隣接配置された一対の端子収容室14におけるランス15の前方側領域と、上下方向において連通している。
以下、説明の便宜上、各ショート端子装着空間17と上下方向に連通している一対の端子収容室14の各々を、特に「短絡対象端子収容室14」と呼び、短絡対象端子収容室14に挿入される端子50を、特に「短絡対象端子50」と呼ぶこともある。また、短絡対象端子収容室14ではない端子収容室14を「通常端子収容室14」と呼び、短絡対象端子50ではない端子50を「通常端子50」と呼ぶこともある。
図2(a)及び図2(b)に示すように、端子収容部11の下部の幅方向中央部には、幅方向に弾性変形可能な片持ち梁状の一対の弾性片18,19が、幅方向に並ぶように、且つ、前方に延びるように設けられている。一対の弾性片18,19には、それぞれ、幅方向内側に突出する突起18a,19aが形成されている。突起18a,19aは、フロントホルダ30を仮係止位置及び本係止位置に係止する機能を有する(後述)。
次に、ショート端子20について説明する。図4に示すように、金属製のショート端子20は、平板状の台座部21と、台座部21の前端部から上方に屈曲して後方に延びる弾性変形可能な一対の接触片22と、を一体に有する。一対の接触片22は、幅方向に並ぶように設けられており、各接触片22の先端部(後端部)には、上方に向けて湾曲する接触部23がそれぞれ形成されている。
ショート端子20は、ハウジング10の一対のショート端子装着空間17にそれぞれ前方から挿入され装着される。ショート端子20がショート端子装着空間17に装着された状態において、一対の接触部23は、それらの上方に位置する一対の短絡対象端子収容室14に挿入された一対の短絡対象端子50に接触して、一対の短絡対象端子50を互いに短絡するようになっている。
次に、フロントホルダ30について説明する。図5に示すように、樹脂製のフロントホルダ30は、角筒状の枠体部31を備える。枠体部31の内部には、上下2段の5つの通常端子収容室14に対応して、平板状の検知板32が、上下2段で後方に延びるように、枠体部31と一体で設けられている。上下2段の検知板32の後端部には、上下2段の5つの通常端子収容室14にそれぞれ対応する検知部33(計10個)が設けられている。
上段の検知板32には、幅方向両端部の後端部から幅方向外側に延びて枠体部31と連結された一対のブリッジ部34が一体に設けられている。各ブリッジ部34には、対応する一対の短絡対象端子収容室14に対応する一対の検知部33(計4個)が設けられている。以下、説明の便宜上、短絡対象端子収容室14に対応する検知部33を、特に「短絡対象検知部33」と呼ぶこともある。
上段の検知板32の幅方向両端部の幅方向外側には、上方に開放する一対の開口36が設けられている。各開口36は、フロントホルダ30をハウジング10に装着した状態において、ハウジング10のショート端子装着空間17と、その上方に位置する一対の短絡対象端子収容室14と、の上下方向の連通を阻害しないように設けられている。
フロントホルダ30の下部の幅方向中央部には、特に図5(c)に示すように、嵌合方向に貫通する一対の挿入孔37,38が、幅方向に並ぶように設けられている。一対の挿入孔37,38には、それぞれ、幅方向外側に突出する突起37a,38aが形成されている。突起37a,38aは、フロントホルダ30を仮係止位置及び本係止位置に係止する機能を有する(後述)。以上、コネクタ1の各構成部品の構成について説明した。
次に、フロントホルダ30をハウジング10に装着する際の動作について説明する。以下、先ず、説明の便宜上、ショート端子20がハウジング10のショート端子装着空間17に装着されていない場合について説明する。
先ず、図6に示すように、角筒状のゴム製のパッキン40を前方側から、ハウジング10の環状隙間12に挿入して、端子収容部11の外周の所定位置に固定する。パッキン40の外周面には複数(本例では、3つ)の環状リップ部が形成されている。環状リップ部は、相手側ハウジングがハウジング10に嵌合された際に、相手側ハウジングとハウジング10とを水密的にシールする機能を果たす。
次に、図6(a)に示すように、フロントホルダ30を前方側から、環状隙間12に挿入する。このとき、ハウジング10の一対の弾性片18,19が、フロントホルダ30の挿入孔37,38にそれぞれ挿入される。フロントホルダ30の挿入が進行すると、先ず、弾性片18の突起18aが挿入孔37の突起37aに接触する。
突起18aが突起37aに接触した後は、挿入の進行に伴い、弾性片18が幅方向外側に弾性変形することで、突起18aが突起37aに乗り上げる。その後、挿入の進行に伴い、突起18aが突起37aを乗り越えることで弾性片18が弾性復帰する。これにより、突起18aが突起37aより前側に位置し且つ突起19aが突起38aより後側に位置する状態で、突起18a及び突起37a、並びに、突起19a及び突起38aがそれぞれ係合することで、図6(a)に示すように、フロントホルダ30が仮係止位置に保持される。
この状態にて、端子50が端子収容室14に正規挿入位置まで挿入されると、上述したように、ランス15が原位置(図6(a)に示す姿勢)に維持される。このため、フロントホルダ30の検知部33(図5(b)参照)が、空間16に進入可能な状態が得られる。従って、端子50が正規挿入位置にある状態では、仮係止位置にあるフロントホルダ30を後方へ押すと、図6(b)に示すように、検知部33が空間16に進入することで、フロントホルダ30が本係止位置に移動する。その際、弾性片19の突起19aが挿入孔38の突起38aを乗り越えて、突起19aが突起38aより前側に位置した状態で、突起19aと突起38aとが係合することで、フロントホルダ30が本係止位置に保持される。
一方、端子50が中途挿入位置にある状態では、上述したように、ランス15が下向き(端子収容室14から離れる向き)に弾性変形した姿勢に維持される。このため、ランス15の先端と検知部33とが干渉することで、検知部33が空間16に進入不能となる。この結果、フロントホルダ30は、仮係止位置から本係止位置に移動できない。このように、フロントホルダ30が仮係止位置から本係止位置に移動不能であることで、端子50の中途挿入を容易に検知することができる。
以上、図6(a)及び図6(b)を参照しながら説明したフロントホルダ30の仮係止位置及び本係止位置に関する動作は、通常端子50と通常端子収容室14との関係、並びに、短絡対象端子50と短絡対象端子収容室14との関係、の何れについても当てはまる。
次に、ショート端子20がハウジング10のショート端子装着空間17に装着された場合について説明する。本発明の実施形態に係るコネクタ1では、図7(a)及び図7(b)に示すように、ショート端子20がハウジング10のショート端子装着空間17に装着された状態において、フロントホルダ30が仮係止位置に装着されると、短絡対象端子収容室14に対応する検知部(短絡対象検知部)33が、下向きに弾性変形したショート端子20の接触部23と短絡対象端子収容室14との間に配置されるようになっている。
このため、短絡対象検知部33が、ショート端子20の接触部23によって上向き(短絡対象端子収容室14に近づく向き)に押圧されることで、短絡対象検知部33が上向き(短絡対象端子収容室14に近づく向き)に弾性変形する。このため、原位置にあるランス15に弾性変形した短絡対象検知部33が干渉することで、短絡対象検知部33が空間16に進入不能となる。この結果、フロントホルダ30が仮係止位置から本係止位置まで移動不能となる。
以上のように、ショート端子20が装着された場合、短絡対象端子50が短絡対象端子収容室14に挿入されない状態において、フロントホルダ30が仮係止位置にあるとき、フロントホルダ30が仮係止位置から本係止位置まで移動不能となる。従って、出荷時などの輸送中において、意図しないフロントホルダ30の仮係止位置から本係止位置への移動を抑制することができる。
このように、フロントホルダ30が仮係止位置から本係止位置まで移動不能な状態から、フロントホルダ30を仮係止位置から本係止位置まで移動させるためには、幅方向両側のそれぞれについて、一対の短絡対象端子50(計4本の短絡対象端子50)を、一対の短絡対象端子収容室14の正規挿入位置にそれぞれ挿入すればよい。
即ち、図8(a)及び図8(b)に示すように、短絡対象端子50を正規挿入位置に挿入することにより、短絡対象端子50とショート端子20の接触部23との間に位置する短絡対象検知部33が短絡対象端子50によって下向き(短絡対象端子収容室14から遠ざかる向き)に押し戻される。このため、短絡対象検知部33が原位置にあるランス15の下側側面に面する空間16に進入可能となることで、フロントホルダ30が仮係止位置から本係止位置まで移動可能な状態となる。なお、計4本の短絡対象端子50のうち少なくとも1つが対応する短絡対象端子収容室14の正規挿入位置に挿入されていない場合、その短絡対象端子収容室14において、短絡対象検知部33が空間16に進入可能な状態が得られないことに起因して、フロントホルダ30は、仮係止位置から本係止位置に移動できない。
上記のように、フロントホルダ30が仮係止位置から本係止位置まで移動可能な状態において、フロントホルダ30が仮係止位置にある限り、短絡対象検知部33が短絡対象端子50と接触部23との間に位置しているので、一対の短絡端子50はショート端子20により短絡されていない。
この状態から、図9(a)及び図9(b)に示すように、フロントホルダ30を仮係止位置から本係止位置まで移動させると、短絡対象検知部33が短絡対象端子50と接触部23との間から移動し、ショート端子20の接触部23が上向き(弾性復帰方向)に移動して、一対の短絡対象端子50が一対の接触部23とそれぞれ直接接触することにより、一対の短絡対象端子50が短絡した状態が得られる。
なお、短絡対象端子50が中途挿入位置に挿入された場合においても、短絡対象端子50が正規挿入位置に挿入された場合と同様、短絡対象検知部33が短絡対象端子50によって下向きに押し戻される。しかしながら、この場合、短絡対象端子50が中途挿入位置にあることで、ランス15は下向きに弾性変形した姿勢に維持される。このため、ランス15の先端と短絡対象検知部33とが干渉することで、短絡対象検知部33が空間16に進入不能となり、フロントホルダ30が仮係止位置から本係止位置に移動できない。即ち、短絡対象端子50の中途挿入を検知する機能も維持されている。
<作用・効果>
以上、本発明の実施形態に係るコネクタ1によれば、出荷時などの輸送中のように端子50が端子収容室14に挿入されない状態において、フロントホルダ30が仮係止位置にあるとき、フロントホルダ30及びショート端子20により構成される機構を利用することで、フロントホルダ30が仮係止位置から本係止位置まで移動不能となる。従って、出荷時などの輸送中において、意図しないフロントホルダ30の仮係止位置から本係止位置への移動を、ショート端子20を利用して抑制することができる。
具体的には、フロントホルダ30が仮係止位置にあるときに、フロントホルダ30の検知部33をショート端子20の接触部23と端子収容室14との間に配置することにより、フロントホルダ30を仮係止位置から本係止位置まで移動不能とし、フロントホルダ30が本係止位置にあるときに、検知部33を端子50と接触部23との間から移動させることにより、一対の短絡対象端子50を短絡させることができる。
更には、ショート端子20による短絡の対象となる正規挿入位置に挿入された一対の短絡対象端子50を、車載のエアバッグシステムのインフレータに制御信号を供給するワイヤハーネスに接続した状態において、フロントホルダ30を本係止位置に維持しておけば、静電気によるインフレータの誤作動・誤爆の発生を確実に防止することができる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、「ホルダ」として、ハウジング10に前側から装着されるフロントホルダ30が採用されている。これに対し、「ホルダ」として、ハウジング10に後側から装着されるリアホルダが採用されてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
端子(50)を収容する端子収容室(14)を備えたハウジング(10)と、
仮係止位置と本係止位置との間で前記ハウジング(10)と相手側ハウジングとの嵌合方向に移動可能に前記ハウジング(10)に装着され、検知部(33)を有するホルダ(30)であって、前記端子収容室(14)内に挿入された前記端子(50)が正規挿入位置にあるときには、原位置にあるランス(15)の前記端子収容室(14)と反対側の側面に面する空間(16)に前記検知部(33)が進入可能であることで、前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能であり、前記端子(50)が中途挿入位置にあるときには、前記検知部が前記空間に進入しようとしても前記原位置から前記端子収容室(14)から遠ざかる向きに弾性変形した前記ランス(15)に前記検知部(33)が干渉して前記検知部(33)が前記空間(16)に進入不能であることで、前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能に構成されたホルダ(30)と、
前記ハウジング(10)に固定され、弾性変形可能な接触部(23)を有するショート端子(20)であって、前記接触部(23)が複数の前記端子収容室(14)に収容された複数の前記端子(50)と接触することで複数の前記端子(50)を短絡するショート端子(20)と、
を備えたコネクタ(1)であって、
前記ホルダ(30)及び前記ショート端子(20)は、
前記ホルダ(30)が前記仮係止位置にあり且つ前記ショート端子(20)による短絡の対象となる複数の前記端子(50)が複数の前記端子収容室(14)に挿入されていない第1状態にて、前記ホルダ(30)が前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能であり、
前記第1状態から、前記ショート端子(20)による短絡の対象となる複数の前記端子(50)が複数の前記端子収容室(14)の前記正規挿入位置に挿入された第2状態にて、前記接触部が複数の前記端子と接触せず且つ前記ホルダ(30)が前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能な状態となり、
前記第2状態から、前記ホルダ(30)が前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動した第3状態にて、前記接触部(23)が複数の前記端子(50)と接触して複数の前記端子(50)が短絡される、機構を構成する、
コネクタ(1)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記機構は、
前記第1状態にて、前記接触部(23)と複数の前記端子収容室(14)との間に位置する前記検知部(33)が前記接触部(23)によって前記端子収容室(14)に近づく向きに押圧されることで、前記検知部(33)が前記端子収容室(14)に近づく向きに弾性変形し、前記原位置にある前記ランス(15)に弾性変形した前記検知部(33)が干渉して前記検知部(33)が前記空間(16)に進入不能であることで、前記ホルダ(30)が前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能であり、
前記第2状態にて、複数の前記端子(50)と前記接触部(23)との間に前記検知部(33)が位置することで前記接触部(23)が複数の前記端子(50)と接触せず、且つ、前記検知部(33)が複数の前記端子(50)によって前記端子収容室(14)から遠ざかる向きに押し戻されて、前記検知部(33)が前記原位置にある前記ランス(15)の前記端子収容室(14)と反対側の側面に面する前記空間(16)に進入可能となることで、前記ホルダ(30)が前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能な状態となり、
前記第3状態にて、前記検知部(33)が複数の前記端子(50)と前記接触部(23)との間から移動することで、前記接触部(23)が複数の前記端子(50)と接触して複数の前記端子(50)が短絡されるように構成された、
コネクタ(1)。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のコネクタ(1)において、
前記ショート端子(20)による短絡の対象となる複数の前記端子(50)は、車載のエアバッグシステムのインフレータに制御信号を供給するワイヤハーネスに接続される、
コネクタ(1)。
1 コネクタ
10 ハウジング
14 端子収容室
15 ランス
16 空間
20 ショート端子
23 接触部
30 フロントホルダ(ホルダ)
33 検知部
50 端子

Claims (3)

  1. 端子を収容する端子収容室を備えたハウジングと、
    仮係止位置と本係止位置との間で前記ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合方向に移動可能に前記ハウジングに装着され、検知部を有するホルダであって、前記端子収容室内に挿入された前記端子が正規挿入位置にあるときには、原位置にあるランスの前記端子収容室と反対側の側面に面する空間に前記検知部が進入可能であることで、前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能であり、前記端子が中途挿入位置にあるときには、前記検知部が前記空間に進入しようとしても前記原位置から前記端子収容室から遠ざかる向きに弾性変形した前記ランスに前記検知部が干渉して前記検知部が前記空間に進入不能であることで、前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能に構成されたホルダと、
    前記ハウジングに固定され、弾性変形可能な接触部を有するショート端子であって、前記接触部が複数の前記端子収容室に収容された複数の前記端子と接触することで複数の前記端子を短絡するショート端子と、
    を備えたコネクタであって、
    前記ホルダ及び前記ショート端子は、
    前記ホルダが前記仮係止位置にあり且つ前記ショート端子による短絡の対象となる複数の前記端子が複数の前記端子収容室に挿入されていない第1状態にて、前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能であり、
    前記第1状態から、前記ショート端子による短絡の対象となる複数の前記端子が複数の前記端子収容室の前記正規挿入位置に挿入された第2状態にて、前記接触部が複数の前記端子と接触せず且つ前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能な状態となり、
    前記第2状態から、前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動した第3状態にて、前記接触部が複数の前記端子と接触して複数の前記端子が短絡される、機構を構成する、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記機構は、
    前記第1状態にて、前記接触部と複数の前記端子収容室との間に位置する前記検知部が前記接触部によって前記端子収容室に近づく向きに押圧されることで、前記検知部が前記端子収容室に近づく向きに弾性変形し、前記原位置にある前記ランスに弾性変形した前記検知部が干渉して前記検知部が前記空間に進入不能であることで、前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動不能であり、
    前記第2状態にて、複数の前記端子と前記接触部との間に前記検知部が位置することで前記接触部が複数の前記端子と接触せず、且つ、前記検知部が複数の前記端子によって前記端子収容室から遠ざかる向きに押し戻されて、前記検知部が前記原位置にある前記ランスの前記端子収容室と反対側の側面に面する前記空間に進入可能となることで、前記ホルダが前記仮係止位置から前記本係止位置まで移動可能な状態となり、
    前記第3状態にて、前記検知部が複数の前記端子と前記接触部との間から移動することで、前記接触部が複数の前記端子と接触して複数の前記端子が短絡されるように構成された、
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記ショート端子による短絡の対象となる複数の前記端子は、車載のエアバッグシステムのインフレータに制御信号を供給するワイヤハーネスに接続される、
    コネクタ。
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