JP6929139B2 - 表示制御装置、表示システムおよび表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、表示システムおよび表示制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置、表示システムおよび表示制御方法に関する。
近年、例えば車両内に設置されるディスプレイの数は増加傾向にある。また、複数のレイヤーからなる画像を各ディスプレイに表示するための制御を行う表示制御装置が知られている。表示制御装置は、かかる画像のレイヤーとして、複数のディスプレイにそれぞれ対応する個別レイヤーに画像を描画する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2013−213859号公報
しかしながら、従来の技術は、例えば、複数のディスプレイ間で画像の表示連携を行おうとした場合、各個別レイヤー毎に表示タイミング等の制御を行わなければならず、制御が複雑になるため、処理負荷が嵩むおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のディスプレイで表示連携を行う場合の処理負荷を抑えることができる表示制御装置、表示システムおよび表示制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示制御装置は、取得部と、描画部と、画像合成部とを備える。前記取得部は、複数のレイヤーからなる画像における前記レイヤーとして、表示装置における表示領域にそれぞれ対応する個別レイヤーと、複数の前記表示装置における各前記表示領域を含んだ共通レイヤーとが定義されたレイヤー情報を取得する。前記描画部は、前記取得部が取得した前記レイヤー情報に基づき、前記複数の表示装置間を移動するように表示される第1合成用画像を前記共通レイヤーに描画し、前記表示装置毎に独立して表示される第2合成用画像を前記個別レイヤーに描画する。前記画像合成部は、前記描画部によって前記共通レイヤーに描画された前記第1合成用画像を対応する前記個別レイヤーの前記第2合成用画像と合成する。
本発明によれば、複数のディスプレイで表示連携を行う場合の処理負荷を抑えることができる。
図1Aは、実施形態に係る表示システムの構成を示す図である。 図1Bは、実施形態に係る表示制御方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 図3Aは、配置情報の説明図である。 図3Bは、配置情報の説明図である。 図3Cは、配置情報の説明図である。 図4は、内容情報の説明図である。 図5は、イベント表示情報の説明図である。 図6は、形式情報の説明図である。 図7は、形式情報の説明図である。 図8は、決定部の処理内容を示す図である。 図9は、変更部の処理内容を示す図である。 図10は、変更部の処理内容を示す図である。 図11は、実施形態に係る表示制御装置が実行する表示処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する表示制御装置、表示システムおよび表示制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
まず、図1Aおよび図1Bを用いて実施形態に係る表示システムおよび表示制御方法の概要について説明する。図1Aは、実施形態に係る表示システムSの構成を示す図である。図1Bは、実施形態に係る表示制御方法の概要を示す図である。
図1Aには、車両Cの室内前方を見た図を示している。図1Aに示すように、実施形態に係る表示システムSは、例えば車両Cに搭載され、第1表示装置41と、第2表示装置42と、第3表示装置43とを含む表示装置40と、表示制御装置1とを備える。なお、表示システムSにおける表示装置40は、車両Cに搭載されるものに限定されず、例えば、オフィス等に設置されたPC(Personal Computer)等の表示装置であってもよい。また、表示装置40の数は、3つに限定されず、2つでもよく、4つ以上であってもよい。
第1表示装置41は、例えば、車両Cの前方中央に設けられるセンターディスプレイであり、ナビゲーション機能を示す画像や音楽再生に関する画像、テレビ等の動画像を表示する。また、第1表示装置41は、例えばナビゲーション装置12(図2参照)への入力を受け付ける受付部としても機能する、いわゆるタッチパネルディスプレイとして構成することができる。
第2表示装置42は、例えば、車両Cのスピードメータ、燃料計等の各種計器で計測した値等を画像として表示するサブディスプレイである。第3表示装置43は、例えば、車両Cのフロントガラス等に設けられ、HUD(Head Up Display)として構成することができる。第3表示装置43は、例えば、ナビゲーション機能の案内表示に関する画像や、各種センサで検知した物体等への注意を喚起する警告画像等を表示する。
なお、上記した第1表示装置41、第2表示装置42および第3表示装置43の設置位置や、機能等は一例であり、これらに限定されるものではなく、例えば、表示装置40は、表示機能を有するサイドミラー等であってもよい。
また、図1Bには、第1表示装置41、第2表示装置42、第3表示装置43で表示される画像のレイヤー構成を示している。なお、図1Bに示すレイヤーL1,L2・・・を総称してレイヤーLと記載する場合がある。
また、各レイヤーLには、表示装置40における表示領域(例えば、表示領域R1−1)を示している。なお、図1Bに示す表示領域R1−1,R1−2・・・を総称して表示領域Rと記載する場合がある。
すなわち、レイヤーLの表示領域Rは、例えばVRAM(Video Random Access Memory)等の表示用の実メモリ空間である。従って、表示装置40の表示される画像は、かかる領域に描画される。
図1Bに示すように、第1表示装置41、第2表示装置42、第3表示装置43で表示される画像は、例えば、5層のレイヤーLで構成される。なお、表示される画像のレイヤーLの数は、5層に限定されず、複数層であれば、4層以下でもよく、6層以上でもよい。つまり、表示装置40は、複数のレイヤーLからなる画像を表示する。
また、各レイヤーLが有する表示領域Rは、例えば、表示装置40の画像が表示される画面のサイズに対応する。具体的には、第1表示装置41における表示領域R1−1は、第1表示装置41の画面のサイズと略同じである。また、第2表示装置42における表示領域R1−2は、第2表示装置42の画面のサイズと略同じである。また、第3表示装置43における表示領域R1−3は、第3表示装置43の画面のサイズと略同じである。
また、各表示領域Rには、合成用画像が描画される。なお、合成用画像の詳細については、図4を用いて後述する。そして、各表示領域Rに描画された合成用画像を重ね合わせることで表示装置40に表示される画像が合成される。
図1Bに示すように、レイヤーLには、第1表示装置41、第2表示装置42、第3表示装置43の表示領域Rをすべて含んだ共通レイヤーL1,L2,L3と、第1表示装置41、第2表示装置42、第3表示装置43それぞれの表示領域Rに対応する個別レイヤーL4−1,L4−2,L4−3,L5−1,L5−2,L5−3とがある。
ここで、従来の表示制御方法について説明する。従来の表示制御方法では、複数のディスプレイにそれぞれ対応する個別レイヤーに画像を描画していた。つまり、従来は、レイヤーとして、個別レイヤーしか存在しなかった。このため、従来は、個別レイヤー毎、つまり表示装置毎に表示のタイミング等の制御を行う必要があった。
しかしながら、例えば、複数の表示装置間で画像の表示を連携させようとした場合、表示領域毎に表示タイミング等の制御を行うとなると、制御が複雑になる。したがって、従来は、複数の表示装置で表示を連携させようとした場合、処理負荷が嵩むおそれがあった。
そこで、実施形態に係る表示制御方法では、共通レイヤーL1,L2,L3を有し、1つの共通レイヤーL1,L2,L3が複数の表示領域Rを有する。具体的には、実施形態に係る表示制御装置1は、複数の表示装置40における表示領域Rを含んだ共通レイヤーL1,L2,L3が定義されたレイヤー情報31(図2参照)を取得する。
例えば、図1Bに示すように、1層目の共通レイヤーL1は、第1表示装置41の表示領域R1−1と、第2表示装置42の表示領域R1−2と、第3表示装置43の表示領域R1−3とを含む。また、2層目の共通レイヤーL2は、第1表示装置41の表示領域R2−1と、第2表示装置42の表示領域R2−2と、第3表示装置43の表示領域R2−3とを含む。また、3層目の共通レイヤーL3は、第1表示装置41の表示領域R3−1と、第2表示装置42の表示領域R3−2と、第3表示装置43の表示領域R3−3とを含む。つまり、1つの共通レイヤーL1,L2,L3は、複数の表示装置40すべての表示領域Rを含む。
また、図1Bに示すように、4層目および5層目のレイヤーLは、個別レイヤーL4−1,L4−2,L4−3,L5−1,L5−2,L5−3であり、各表示領域R4−1,R4−2,R4−3,R5−1,R5−2,R5−3にそれぞれ対応する。つまり、実施形態に係る表示制御装置1は、表示装置40における表示領域Rにそれぞれ対応する個別レイヤーL4−1,L4−2,L4−3,L5−1,L5−2,L5−3が定義されたレイヤー情報31を取得する。
すなわち、個別レイヤーL4−1,L4−2,L4−3,L5−1,L5−2,L5−3は、表示領域Rを示す実メモリ空間であり、共通レイヤーL1,L2,L3は、表示領域Rである実メモリ空間の位置関係を、表示装置40の位置関係に基づいて定義した仮想メモリ空間である。
なお、以下では、個別レイヤーL4−1,L4−2,L4−3,L5−1,L5−2,L5−3を総称して個別レイヤーILと記載し、共通レイヤーL1,L2,L3を総称して共通レイヤーCLと記載する場合がある。
つづいて、実施形態に係る表示制御装置1は、取得したレイヤー情報31に基づき、複数の表示装置間を移動するように表示される第1合成用画像を共通レイヤーCLに描画し、表示装置40毎に独立して表示される第2合成用画像を個別レイヤーILに描画する。なお、第1合成用画像および第2合成用画像の具体例については図4で後述する。
つづいて、実施形態に係る表示制御装置1は、共通レイヤーCLに描画された第1合成用画像を対応する個別レイヤーILの第2合成用画像と合成する。
具体的には、実施形態に係る表示制御装置1は、共通レイヤーL1,L2,L3の各表示領域Rのうち、第1表示装置41の個別レイヤーL4−1,L5−1と同じサイズの表示領域R1−1,R2−1,R3−1を抽出する。
そして、実施形態に係る表示制御装置1は、レイヤーL単位で表示装置40へ出力する。つまり、実施形態に係る表示制御装置1は、共通レイヤーCLの合成用画像それぞれについて表示タイミングを制御せずとも、表示タイミングを合わせることができる。なお、合成用画像として、例えば、矢印等の絵画像を移動させる移動画像を描画できるがかかる点については、後述する。
このように、共通レイヤーCLの大きさを、複数の表示領域Rが包含可能な大きさの仮想メモリ空間として定義することで、表示の連携を行う場合に、表示領域R毎に表示タイミング等を制御する必要がない。したがって、複数の表示装置40で表示連携を行う場合の処理負荷を抑えることができる。
また、実施形態に係る表示システムSを車両Cに搭載することで、運転者が違和感を覚えることのない表示連携を行うことができるため、運転により集中させ易くすることができる。
なお、共通レイヤーCLには、表示領域R間の位置関係以外に、表示される画像の倍率や色、文字のフォント、表示可否等の情報を定義できるが、かかる点については後述する。
次に、図2を参照して、実施形態に係る表示制御装置1の構成について詳細に説明する。図2は、実施形態に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る表示制御装置1は、例えば、カメラ10と、各種センサ11と、ナビゲーション装置12とに接続される。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を備え、車両Cの周囲を撮像する位置に取り付けられる。なお、カメラ10は、1つであってもよく複数であってもよい。
各種センサ11は、例えば車両Cの速度や加速度、旋回状態等の走行状態を検出するセンサや、車両Cの周囲に存在する障害物等の物体を検出するセンサ等を含む。
ナビゲーション装置12は、予め記憶された電子地図データを表示するとともに、車両Cの運転者等によって設定された目的地までの走行経路の設定および案内を行う装置である。
実施形態に係る表示制御装置1は、制御部2と、記憶部3とを備える。制御部2は、取得部21と、描画部22と、画像合成部23と、出力部24とを備える。記憶部3は、レイヤー情報31と、イベント表示情報32と、形式情報33とを記憶する。
ここで、表示制御装置1は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の取得部21、描画部22、画像合成部23および出力部24として機能する。
また、制御部2の取得部21、描画部22、画像合成部23および出力部24の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部3は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、レイヤー情報31や、イベント表示情報32、形式情報33、各種プログラムの情報等を記憶することができる。なお、表示制御装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
レイヤー情報31は、レイヤーLの定義に関する情報が含まれる。レイヤー情報31は、例えば、配置情報31aと、内容情報31bとを含む。ここで、図3A〜図4を用いて、レイヤー情報31について説明する。図3A〜図3Cは、配置情報31aの説明図である。図4は、内容情報31bの説明図である。
まず、図3A〜図3Cを用いて、配置情報31aについて説明する。図3Bには、共通レイヤーL1における表示領域R1−1,R1−2,R1−3の配置を模式的に示す。また、図3Cでは、第1合成用画像Oを各表示領域Rで表示する際のサイズ関係を示す。
図3Aに示すように、配置情報31aは、「レイヤーID」、「位置関係」、「サイズ関係」といった項目が含まれる。「レイヤーID」は、各共通レイヤーCLを識別する識別情報である。「位置関係」は、各表示装置40の空間的な位置関係に基づくレイヤーLでの位置座標を示す。「サイズ関係」は、例えば、第1表示装置41を基準とした場合の、第2表示装置42および第3表示装置43の表示領域Rのサイズ比率を示す。なお、図3Aでは、3つの共通レイヤーCLすべてにおいて、第1表示装置41、第2表示装置42および第3表示装置43の位置関係、サイズ関係を同じにしたが、各共通レイヤーClで、位置関係、サイズ関係が異なってもよい。
ここで、図3Bに、図3Aで示したテーブルの模式的に示す。図3Bでは、レイヤーID「1」である共通レイヤーL1を代表して示す。図3Bに示すように、共通レイヤーL1には、3つの表示領域R1−1,R1−2,R1―3が含まれる。なお、表示領域R1−1,R1−2,R1―3の数は、表示装置40の数に対応している。つまり、表示装置40が3つの場合、共通レイヤーL1に含まれる表示領域R1−1,R1−2,R1―3の数は、3つである。なお、共通レイヤーL1は、3つの表示領域R1−1,R1−2,R1―3をすべて含まなくてもよく、いずれか2つを含んでもよい。
図3Bに示すように、各表示領域R1−1,R1−2,R1―3は、共通レイヤーL1の左下の頂点を原点(0,0)とする絶対座標によって定義される。具体的には、各表示領域R1−1,R1−2,R1―3の左下の頂点が原点(0,0)を基に定義される。
より具体的には、表示領域R1−1は、原点(0,0)からX軸正方向(図中右方向)へ距離X1、Y軸正方向(図中上方向)へ距離Y1進んだ点が定義される。また、表示領域R1−2は、原点(0,0)からX軸正方向へ距離X2、Y軸正方向へ距離Y2進んだ点が定義される。表示領域R1−3は、原点(0,0)からX軸正方向へ距離X3、Y軸正方向へ距離Y3進んだ点が定義される。
また、各表示領域R1−1,R1−2,R1―3は、各表示装置40の画面サイズに基づいて縦横比が定義される。具体的には、表示領域R1−1は、縦横比がy1:x1であり、表示領域R1−2は、縦横比がy2:x2であり、表示領域R1−3は、縦横比がy3:x3である。
また、各表示領域R1−1,R1−2,R1―3は、領域面積に基づいて、例えば、表示領域R1−1を基準とするサイズ関係が定義される。具体的には、表示領域R1−1の領域面積を「サイズ比:1」とした場合に、表示領域R1−2の領域面積が「サイズ比:0.4」と定義され、表示領域R1−3の領域面積が,「サイズ比:0.5」と定義される。そして、定義されたサイズ比および縦横比に基づいて各表示領域R1−1,R1−2,R1−3の縦および横の長さが定義される。
ここで、図3Cを用いて、第1合成用画像Oを各表示領域R1−1,R1−2,R1―3で表示する際のサイズ関係についてさらに説明する。図3Cに示すように、第1合成用画像は、表示領域R1−1,R1−2,R1−3のサイズ比に基づいてサイズ調整される。
サイズ調整された各第1合成用画像は、すべて同じピクセル数である。すなわち、図3Cに示すサイズ比は、表示装置40毎に表示された際の見た目の大きさの比を示している。なお、第1合成用画像を各表示領域R1−1,R1−2,R1−3のサイズ比を基により大きくしたり小さくしたりしてもよいが、かかる点については図6で後述する。
なお、図3A〜図3Cでは、配置情報31aにおいて、各表示領域R1−1,R1−2,R1−3を絶対座標に基づいて定義したが、定義は、絶対座標に限らず、各表示領域R1−1,R1−2,R1−3の相対的な位置関係や角度関係に基づいて定義してもよい。
次に、図4を用いて、内容情報31bについて説明する。図4に示すように、内容情報31bは、「レイヤーID」、「分類」、「表示装置ID」、「表示内容」といった項目を含む。
「レイヤーID」は、各レイヤーLを識別する識別情報である。「分類」は、レイヤーLの分類の種別を示す。「表示装置ID」は、複数の表示装置40を識別する識別情報である。「表示内容」は、レイヤーLに描画される合成用画像の内容を示す。「表示内容」のうち、「レイヤー1」〜「レイヤー3」の「表示内容」は、複数の表示装置40間を移動するように表示される第1合成用画像を含む。また、「レイヤー4」、「レイヤー5」は、表示装置40毎に独立して表示される第2合成用画像を含む。
例えば、レイヤーIDが「レイヤー1」は、1層目の共通レイヤーL1であり、第1表示装置41、第2表示装置42、第3表示装置43の表示領域R1−1,R1−2,R1−3に共通して、文字情報やコーション画像が表示されることを示す。
すなわち、後述する描画部22は、各共通レイヤーCLに異なる種類の第1合成用画像を描画する。これにより、例えば、コーション表示等は、色やサイズが変わる共通レイヤーCL、矢印やデザイン画等は、サイズが変わらない共通レイヤーCL、動画等は走行規制が有効な共通レイヤーCLなど、第1合成用画像の種類によって適切な表示制御が可能となる。なお、第1合成用画像を表示する際の色や表示サイズ、走行規制等の表示可否に関する説明については後述する。
次に、イベント表示情報32は、車両Cに対するイベントに応じて各レイヤーLで表示される内容を示す情報である。ここで、図5を用いて、イベント表示情報32について説明する。
図5は、イベント表示情報32を示す図である。図5に示すように、イベント表示情報32は、「レイヤーID」、「イベント種別」といった項目を含む。「イベント種別」は、車両Cに対して所定の条件を満たすイベントの種別を示す。
例えば、イベント種別が「前方で事故発生」であった場合、「レイヤー1」には、事故発生を示すコーション画像(図4参照)や、迂回指示を促す合成用画像を描画することを示す。一方で、「レイヤー2」および「レイヤー3」については、合成用画像を描画しない。また、「レイヤー4」および「レイヤー5」である個別レイヤーは、常時表示させることを示す。
次に、形式情報33は、表示領域Rに描画される絵画像や、文字情報等の表示のサイズやフォント等の表示形式に関する情報を含む。形式情報33は、比率情報33aおよび文字形式情報33bを含む。比率情報33aは、矢印等の絵画像の表示サイズに関する情報である。文字形式情報33bは、文字情報の表示形式に関する情報である。ここで、図6および図7を用いて、形式情報33について説明する。
図6および図7は、形式情報33の説明図である。図6には、比率情報33aを示し、図7には、文字形式情報33bを示す。まず、図6を用いて、比率情報33aについて説明する。
図6に示すように、比率情報33aは、「レイヤーID」、「第1表示装置(基準)」、「表示サイズ比率」といった項目を含む。「第1表示装置(基準)」は、複数の表示装置40における表示サイズの基準を示しており、図6の例では、第1表示装置41の表示サイズを基準としている。なお、第1表示装置41に限らず、第2表示装置42または第3表示装置43の表示サイズを基準にしてもよい。「表示サイズ比率」は、イベント毎の「第1表示装置(基準)」に対する第2表示装置42および第3表示装置43の表示サイズの比率を示す。
例えば、イベントが「前方で事故発生」であった場合の表示サイズ比率は、「第2表示装置」の「レイヤー1」が、「1」、つまり、第1表示装置41と同じ表示サイズで第2表示装置42に表示させることを示す。
また、例えば、「前方で事故発生」において、「第3表示装置」の「レイヤー1」が、「0.5」、つまり、第1表示装置41の半分の表示サイズで第3表示装置43に表示させることを示す。
次に、図7を用いて、文字形式情報33bについて説明する。図7に示すように、文字形式情報33bは、「レイヤーID」、「項目」、「イベント種別」といった項目を有する。「項目」は、表示される文字情報におけるテキストの表示形式の種別の項目を示す。
例えば、イベント種別が「前方で事故発生」の場合、「レイヤー1」において、フォントが、第1表示装置41では、ゴシック体を使用し、第2表示装置42では、明朝体を使用し、第3表示装置43では、ゴシック体を使用することを示している。また、サイズ比においては、第1表示装置41が基準である「1」、第2表示装置42では、「0.8」、第3表示装置43では、「1」のサイズ比であることを示している。また、色においては、第1表示装置41では、白色を使用し、第2表示装置42では、灰色を使用し、第3表示装置43では、橙色を使用することを示している。
制御部2は、レイヤーLが定義されたレイヤー情報31を取得し、レイヤー情報31に含まれる個別レイヤーILおよび共通レイヤーCLに合成用画像を描画して、抽出することで画像を合成し、各表示装置40へ出力する。
取得部21は、表示装置40における表示領域Rにそれぞれ対応する個別レイヤーILと、複数の表示装置40における各表示領域Rを含んだ共通レイヤーCLとが定義されたレイヤー情報31を取得する。
図2に示すように、取得部21は、記憶部3に予め記憶されたレイヤー情報31を取得する。なお、図2では、レイヤー情報31を予め記憶部3に記憶しておくこととしたが、これに限らず、例えば、取得部21は、外部のサーバ装置等からレイヤー情報31を取得することとしてもよい。
描画部22は、取得部21が取得したレイヤー情報31に基づき、個別レイヤーILおよび共通レイヤーCLに合成用画像をそれぞれ描画する。具体的には、描画部22は、複数の共通描画部22aと、複数の個別描画部22bとを有し、例えば、共通描画部22aおよび個別描画部22bのそれぞれがGPU(Graphics Processing Unit)で構成される。つまり、描画部22は、レイヤーLの数のGPUを有する。
なお、描画部22は、必ずしもレイヤーLの数のGPUを有する必要はなく、複数の共通描画部22aすべてを包括するGPUと、複数の個別描画部22bすべてを包括するGPUとを有してもよい。つまり、描画部22は、共通描画部22aおよび個別描画部22bそれぞれに対応するGPUを1つずつ有してもよい。
共通描画部22aは、共通レイヤーCLに第1合成用画像を描画する。例えば、共通描画部22aは、取得部21が取得したレイヤー情報31の内容情報31bに基づいて合成用画像の内容に対応する共通レイヤーCLへ描画を行う。
例えば、車両Cの右側方に障害物があり、運転者に対して注意を促すとする。かかる場合、共通描画部22aは、レイヤー情報31に基づき、1層目の共通レイヤーL1には、「右側注意」といった文字情報を描画し、2層目の共通レイヤーL2には、右側を指す矢印を描画し、3層目の共通レイヤーL3には、右側を撮像するカメラ10のリアルタイムの映像を描画する。なお、このとき、文字情報や矢印等が右に流れるように移動する移動画像を合成用画像として描画できるが、かかる点については、図8を用いて後述する。
個別描画部22bは、レイヤー情報31の内容情報31bに基づいて表示装置40毎に独立して表示される第2合成用画像を描画する。例えば、個別描画部22bは、第1表示装置41に、ナビゲーション装置12の地図画像の描画や、地図画像の位置に対応する自車位置を示す画像の描画を行う(図4参照)。つまり、個別描画部22bは、表示装置40で常に表示されるベースとなる画像を描画する。
画像合成部23は、抽出部23aと、決定部23bと、変更部23cとを備え、描画部22によって共通レイヤーCLに描画された第1合成用画像を対応する個別レイヤーILの第2合成用画像と合成する。
抽出部23aは、描画部22によって共通レイヤーCLに描画された第1合成用画像を対応する個別レイヤーILにあわせてそれぞれ抽出する。具体的には、抽出部23aは、共通レイヤーCLに描画された第1合成用画像を各表示装置40の表示領域Rのサイズで型抜きする。
決定部23bは、共通レイヤーCLにおける表示領域Rの配置に基づいて表示装置40毎の表示タイミングを決定する。ここで、図8を用いて、決定部23bの処理内容について説明する。
図8は、実施形態に係る決定部23bの処理内容を示す図である。図8では、第1合成用画像として矢印が左から右へ流れるように移動する移動画像A1〜A6を2層目の共通レイヤーL2(図4参照)に描画する場合を示す。具体的には、移動画像A1から移動画像A6まで順に移動する場合を示す。また、図8には、移動画像A1〜A6と同様の矢印の画像であり、表示装置40に表示されない非表示画像NAを示している。
決定部23bは、共通レイヤーCLの配置情報31aに基づき、第1合成用画像が、所定の表示装置40で表示が消失してから他の表示装置40で表示されるまでの消失期間を決定する。
具体的には、図8に示すように、決定部23bは、例えば、移動画像A1〜A6の間に非表示画像NAを設定する。具体的には、決定部23bは、非表示画像NAを、移動画像A3と移動画像A4との間に設定する。
そして、決定部23bは、移動画像A1〜A3、非表示画像NA、移動画像A4〜A6の順に移動するように表示タイミングを決定する。これにより、移動画像A3の表示後、非表示画像NAの分だけ移動画像A4が表示されるまでにタイムラグが生じることとなる。言い換えると、決定部23bは、表示領域R2−1と表示領域R2−2との間の距離に基づいて移動画像A4の表示タイミングを遅らせる。これは、車両C内における第1表示装置41と第2表示装置42との実際の設置位置の間隔を考慮している(図1A参照)。
より具体的には、非表示画像NAおよび移動画像A1〜A6の間隔は、すべて略同じである。すなわち、移動画像A3と移動画像A4との間において、非表示画像NAの分だけ、表示装置40から矢印が消失したように見える。非表示画像NAの数、すなわち消失期間は、表示領域R2−1,R2−2の間隔に基づいて決定される。これにより、第1合成用画像である矢印が、表示装置40間を自然に移動しているような視覚効果をユーザに与えることができる。
つまり、表示タイミングを遅らせることで、運転に対して移動画像A1〜A6が表示装置40間を移動しているように感じさせることで、表示装置40間で移動画像A1〜A6を連携させる場合に、移動画像A1〜A6のつながりをスムーズに見せることができる。
なお、図8では、移動画像A3と移動画像A4との間に非表示画像NAを仮想的に設定したが、必ずしも非表示画像NAを設定する必要はなく、例えば、表示領域R2−1と表示領域R2−2との間の距離に基づいて移動画像A3と移動画像A4との間隔を調整してもよい。
また、決定部23bは、例えば、車両Cの走行速度を加味して表示タイミングを決定してもよい。具体的には、決定部23bは、車両Cの走行速度が速いほど、表示装置40毎の表示タイミングを遅くする。
例えば、決定部23bは、車両Cの走行速度が速いほど、移動画像A1〜A6それぞれの間隔を長くする。これにより、車両Cの走行速度が速くなることで、表示装置40の表示を見落とすことを防止できる。
変更部23cは、車両Cに対して所定の条件を満たすイベントが発生した場合に、描画部22によって描画された合成用画像の表示形式を複数の表示装置40毎に変更する。変更部23cは、例えば、比率情報33aおよび文字形式情報33bに含まれるイベントが発生した場合に、かかるイベントに応じた、表示サイズや、フォント、色に変更する。
なお、変更部23cは、表示サイズ、フォントおよび色のうち少なくとも1つを変更することとしてもよい。すなわち、変更部23cは、共通レイヤーCLの形式情報33に基づいて第1合成用画像における表示形式として色、文字のフォントおよび表示サイズの少なくとも1つを変更する。
これにより、各表示装置40で画像の見せ方を最適化できるため、車両Cの運転者に対して画像を認識させ易くすることができる。つまり、同じ第1合成用画像でも表示装置40毎に色やフォントを変えて表示できるため、ユーザに対する情報の認知度を高めることができる。
なお、変更部23cは、車両Cに対して発生したイベントが所定の条件を満たさない場合、表示の変更を禁止してもよく、あるいは、表示自体を禁止してもよい。
また、変更部23cは、車両Cの走行規制に関するイベントが発生した場合、複数の表示装置40のうち走行規制に対応する表示装置40への合成用画像の表示を禁止する。かかる点について、図9を用いて具体的に説明する。
図9は、変更部23cの処理内容を示す図である。図9では、車両Cの走行速度が20km/h未満と20km/h以上とにおける変更部23cの処理内容を示す。なお、図9では、走行速度が20km/h以上となることで、走行規制に関するイベントが発生したこととする。
ここで、例えば、図9に示すように、文字および矢印の画像を表示領域R2−1から表示領域R2−2まで移動させたとする。かかる場合、車両Cの運転者にとって、矢印は瞬間的に認識しやすいものの、文字については認識するのに時間を要し、結果、前方への注意力が散漫になるおそれがある。
そこで、変更部23cは、車両Cが、例えば所定の走行速度以上となった場合に、文字の画像については表示装置40間の移動を禁止する。具体的には、図9に示すように、変更部23cは、車両Cの走行速度が20km/h以上となった場合、文字の画像については、表示領域R2−1から表示領域R2−2への移動を禁止する。
すなわち、表示装置40毎に、例えば走行速度が20km/h以上の場合に表示を禁止する表示可否に関する情報(表示可否情報)を共通レイヤーCLに含ませ、変更部23cは、表示可否情報に基づいて表示装置40での表示可否を決定する。
これにより、文字の画像は、第1表示装置41で表示され、第2表示装置42では表示されない。したがって、運転者が不必要に文字を注視する状況をなくすことができるため、前方への注意力が低下することを防止できる。すなわち、例えば、車両Cが走行中に、第1合成用画像を、第1表示装置41および第2表示装置42で表示させ、第3表示装置43で表示させないといった制御を容易に行うことができる。
なお、図9に示すように、変更部23cは、車両Cの走行速度が20km/h未満の場合は、文字を表示領域R2−1から表示領域R2−2へ移動させてもよい。
また、走行規制は、車両Cの走行速度に限らず、例えば、車両Cの周辺に人等が存在する場合に、表示領域R2−1から表示領域R2−2への移動を禁止してもよい。つまり、走行規制に関するイベントは、運転者が周囲を特に注視する必要があるイベントであればよい。
また、例えば、変更部23cは、複数の表示装置40それぞれに描画された移動画像A1〜A6の間隔を揃える。かかる点について、図10を用いて、説明する。
図10は、変更部23cの処理内容を示す図である。図10では、移動画像A1〜A6を1秒間隔で移動させる場合を示している。変更部23cは、配置情報31aに基づき、第1合成用画像(移動画像A1〜A6)が、所定の表示装置40から他の表示装置40へ表示の移動を行う場合に、他の表示装置40における移動速度および表示サイズの少なくとも一方を決定する。
具体的には、変更部23cは、配置情報31aの「サイズ関係」(図3A参照)に基づいて表示領域R2−1と表示領域R2−2との領域面積に応じた移動画像A1〜A6の表示サイズに変更する。つまり、移動画像A4〜A6を表示領域R2−2の大きさに合わせて移動画像A1〜A3よりも小さくしている。
また、図10では、移動画像A1〜A6それぞれは、例えば、1秒毎の間隔で左から右へ移動することとする。つまり、運転者には、まず、移動画像A1が表示され、つづいて、移動画像A2,移動画像A3,移動画像A4,移動画像A5,移動画像A6の順に表示される。なお、各移動画像A1〜A6の間隔は、1秒毎に限定されず、任意の間隔を設定可能である。
かかる場合、変更部23cは、移動画像A4〜移動画像A6の間隔については、表示領域R2−2の大きさに合わせて短くしないこととする。つまり、図10に示すように、変更部23cは、移動画像A1〜A3の間隔と、移動画像A4〜A6の間隔とを揃える。
より具体的には、変更部23cは、表示領域R毎のサイズおよび画素数から、1画素当たりの縦横サイズを算出し、1画素当たりの縦横サイズに基づいて表示領域R2−1と表示領域R2−2との移動速度が揃うようにする。
これにより、各表示装置40の画面のサイズに関わらず、複数の表示装置40間で移動画像A1〜A6の移動速度を揃えることができるため、移動画像A4〜A6の移動速度が突然遅くなったように運転者が錯覚することを防止できる。すなわち、表示装置40毎の解像度が異なった場合であっても、第1合成用画像の表示サイズや移動速度が一定に見えるようにできる。また、同じ第1合成用画像であっても、表示装置40に応じて表示サイズを変更できるため、例えばコーション表示を特定の表示装置40で大きくすることでユーザの認知度を高めることができる。
図2に戻って、出力部24について説明する。出力部24は、各レイヤーLから抽出された合成用画像を対応する表示装置40へ出力する。例えば、出力部24は、表示領域R1−1,R2−1,R3−1,R4−1,R5−1の合成用画像を第1表示装置41へ出力する。これにより、各表示領域Rの合成用画像が重ねられて、第1表示装置41で表示される。
次に、図11を用いて、実施形態に係る表示制御装置1が実行する表示処理の処理手順について説明する。図11は、実施形態に係る表示制御装置1が実行する表示処理の処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、取得部21は、複数のレイヤーLからなる画像におけるレイヤーLとして、表示装置40における表示領域Rにそれぞれ対応する個別レイヤーILと、複数の表示装置40における各表示領域Rを含んだ共通レイヤーCLとが定義されたレイヤー情報31を取得する(ステップS101)。
つづいて、描画部22は、取得部21が取得したレイヤー情報31に基づき、個別レイヤーILおよび共通レイヤーCLに合成用画像をそれぞれ描画する(ステップS102)。具体的には、描画部22は、共通レイヤーCLに第1合成用画像を描画し、個別レイヤーILに第2合成用画像を描画する。
つづいて、抽出部23aは、描画部22によって共通レイヤーCLに描画された第1合成用画像を対応する個別レイヤーILにあわせてそれぞれ抽出する(ステップS103)。
つづいて、決定部23bは、共通レイヤーCLにおける表示領域Rの配置に基づいて表示装置40毎の表示タイミングを決定する(ステップS104)。例えば、決定部23bは、第1合成用画像が、所定の表示装置40で表示が消失してから他の表示装置40で表示されるまでの消失時間を決定する。
つづいて、変更部23cは、車両Cに対して所定の条件を満たすイベントが発生したか否かを判定する(ステップS105)。つづいて、変更部23cは、車両Cに対して所定の条件を満たすイベントが発生した場合(ステップS105,Yes)、かかるイベントが車両Cの走行規制に関するイベントであるか否かを判定する(ステップS106)。
つづいて、変更部23cは、車両Cの走行規制に関するイベントが発生した場合(ステップS106,Yes)、複数の表示装置40のうち走行規制に対応する表示装置40への合成用画像の表示を禁止する(ステップS107)。つまり、走行規制に対応する表示装置40以外の表示装置40への合成用画像の表示を許可する。
つづいて、出力部24は、抽出部23aによって抽出された合成用画像を対応する表示装置40へ出力し(ステップS108)、処理を終了する。つまり、合成用画像の表示が許可された表示装置40へ出力する。
一方、ステップS105において、変更部23cは、車両Cに対して所定の条件を満たすイベントが発生しなかった場合(ステップS105,No)、表示形式を変更することなく、処理をステップS108に移行する。
また、ステップS106において、変更部23cは、車両Cの走行規制に関するイベントが発生しなかった場合(ステップS106,No)、合成用画像の表示形式を表示装置40毎に変更する(ステップS109)。
上述してきたように、実施形態に係る表示制御装置1は、取得部21と、描画部22と、画像合成部23とを備える。取得部21は、複数のレイヤーLからなる画像におけるレイヤーLとして、表示装置40における表示領域Rにそれぞれ対応する個別レイヤーILと、複数の表示装置40における各表示領域Rを含んだ共通レイヤーCLとが定義されたレイヤー情報31を取得する。描画部22は、取得部21が取得したレイヤー情報31に基づき、複数の表示装置40間を移動するように表示される第1合成用画像を共通レイヤーCLに描画し、表示装置40毎に独立して表示される第2合成用画像を個別レイヤーILに描画する。画像合成部23は、描画部22によって共通レイヤーCLに描画された第1合成用画像を対応する個別レイヤーILの第2合成用画像と合成する。これにより、表示の連携を行う場合に、表示領域R毎に表示タイミング等を制御する必要がないため、複数の表示装置40で表示連携を行う場合の処理負荷を抑えることができる。
なお、上述した実施形態では、車両Cの室内前方に設けられた表示装置40を対象としたが、これに限定されず、例えば、車両Cの後部座席に設けられた表示装置であってもよい。
また、共通レイヤーCLは、複数の表示装置40すべての表示領域Rを含んだが、必ずしもすべての表示領域Rを含む必要はない。例えば、共通レイヤーL1は、3つの表示領域R1−1,R1−2,R1−3を有した(図1B参照)が、2つの表示領域R1−1,R1−2を含んでもよい。かかる場合、表示領域R1−3は、個別レイヤーILとして構成される。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 表示制御装置
2 制御部
3 記憶部
10 カメラ
11 各種センサ
12 ナビゲーション装置
21 取得部
22 描画部
23 画像合成部
23a 抽出部
23b 決定部
23c 変更部
24 出力部
31 レイヤー情報
32 イベント表示情報
33 形式情報
40 表示装置
41 第1表示装置
42 第2表示装置
43 第3表示装置
C 車両
S 表示システム

Claims (8)

  1. 複数のレイヤーからなる画像における前記レイヤーとして、車両に搭載された表示装置における表示領域にそれぞれ対応する個別レイヤーと、複数の前記表示装置における各前記表示領域を含んだ共通レイヤーとが定義されたレイヤー情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記レイヤー情報に基づき、前記複数の表示装置間を移動するように表示される第1合成用画像を前記共通レイヤーに描画し、前記表示装置毎に独立して表示される第2合成用画像を前記個別レイヤーに描画する描画部と、
    前記描画部によって前記共通レイヤーに描画された前記第1合成用画像を対応する前記個別レイヤーの前記第2合成用画像と合成する画像合成部と
    を備え
    前記画像合成部は、
    前記車両に対して所定の条件を満たすイベントが発生した場合に、前記描画部によって描画された前記第1合成用画像および前記第2合成用画像の少なくとも一方の表示形式を前記イベントに応じて前記複数の表示装置毎に変更すること
    を特徴とする表示制御装置。
  2. 前記共通レイヤーは、
    前記複数の表示装置の配置を示す空間的な位置関係が定義された配置情報を含み、
    前記画像合成部は、
    前記共通レイヤーの前記配置情報に基づき、前記第1合成用画像が、所定の前記表示装置で表示が消失してから他の前記表示装置で表示されるまでの消失期間を決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記共通レイヤーは、
    前記複数の表示装置間における前記表示領域のサイズ関係が定義されたサイズ情報を含み、
    前記画像合成部は、
    前記共通レイヤーの前記サイズ情報に基づき、前記第1合成用画像が、所定の前記表示装置から他の前記表示装置へ表示の移動を行う場合に、前記他の表示装置における移動速度および表示サイズの少なくとも一方を決定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記共通レイヤーは、
    前記複数の表示装置毎に前記第1合成用画像の表示可否に関する表示可否情報を含み、
    前記画像合成部は、
    前記共通レイヤーの前記表示可否情報に基づき、前記第1合成用画像が、所定の前記表示装置から他の前記表示装置へ表示の移動を行う場合に、前記他の表示装置において前記第1合成用画像を表示するか否かを決定すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の表示制御装置。
  5. 前記共通レイヤーは、
    前記複数の表示装置毎に前記第1合成用画像における表示形式として色および文字のフォントの少なくとも一方の情報を有する形式情報を含み、
    前記画像合成部は、
    前記共通レイヤーの前記形式情報に基づいて前記複数の表示装置における前記第1合成用画像の前記表示形式を決定すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の表示制御装置。
  6. 前記レイヤー情報は、
    複数の前記共通レイヤーが定義されており、
    前記画像合成部は、
    前記複数の共通レイヤー毎に異なる種類の前記第1合成用画像を描画すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の表示制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の表示制御装置と、
    前記表示制御装置から出力される画像を表示する表示装置と
    を備えることを特徴とする表示システム。
  8. 複数のレイヤーからなる画像における前記レイヤーとして、車両に搭載された表示装置における表示領域にそれぞれ対応する個別レイヤーと、複数の前記表示装置における各前記表示領域を含んだ共通レイヤーとが定義されたレイヤー情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程が取得した前記レイヤー情報に基づき、前記複数の表示装置間を移動するように表示される第1合成用画像を前記共通レイヤーに描画し、前記表示装置毎に独立して表示される第2合成用画像を前記個別レイヤーに描画する描画工程と、
    前記描画工程によって前記共通レイヤーに描画された前記第1合成用画像を対応する前記個別レイヤーの前記第2合成用画像と合成する画像合成工程と
    を含み、
    前記画像合成工程は、
    前記車両に対して所定の条件を満たすイベントが発生した場合に、前記描画工程によって描画された前記第1合成用画像および前記第2合成用画像の少なくとも一方の表示形式を前記イベントに応じて前記複数の表示装置毎に変更すること
    を特徴とする表示制御方法。
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