JP6929119B2 - カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法 - Google Patents

カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6929119B2
JP6929119B2 JP2017088511A JP2017088511A JP6929119B2 JP 6929119 B2 JP6929119 B2 JP 6929119B2 JP 2017088511 A JP2017088511 A JP 2017088511A JP 2017088511 A JP2017088511 A JP 2017088511A JP 6929119 B2 JP6929119 B2 JP 6929119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color filter
film
width
array
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017088511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018185476A (ja
Inventor
真梨子 古田
真梨子 古田
清人 村雲
清人 村雲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017088511A priority Critical patent/JP6929119B2/ja
Priority to US15/684,682 priority patent/US10969681B2/en
Publication of JP2018185476A publication Critical patent/JP2018185476A/ja
Priority to US17/191,405 priority patent/US20210191260A1/en
Priority to JP2021124630A priority patent/JP7155359B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6929119B2 publication Critical patent/JP6929119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、カラーフィルタアレイに関する。
撮像デバイスや表示デバイスなどの電子デバイスでは、複数色のカラーフィルタを配置したカラーフィルタアレイが用いられる。以下、複数色のカラーフィルタを含むカラーフィルタアレイをマルチカラーフィルタアレイと称し、MCFA(Multi Color Filter Array)と略記する。MCFAを用いることで、カラーの画像を撮影あるいは表示できる。
特許文献1にはカラーフィルタ素子の色配列をベイヤー配列とした固体撮像装置が開示されている。
特開2009−43899号公報
MCFAにおける課題の一つに色シェーディングがあげられる。色シェーディングは画像内の領域毎にホワイトバランスが異なることで生じる色むらである。
本発明は、色シェーディングを低減する上で有用な技術を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段の第1の観点は、カラーフィルタアレイの形成方法であって、複数の光電変換部を有する基体の表面の上に、塗布法を用いて第1カラーフィルタ膜を成膜し、前記第1カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第1カラーフィルタアレイを形成する工程と、前記表面の上に、前記第1カラーフィルタアレイを覆うように、塗布法を用いて第2カラーフィルタ膜を成膜し、前記第2カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第2カラーフィルタアレイを形成する工程と、を有し、前記第1カラーフィルタアレイは、各々が前記複数の光電変換部のうちの少なくとも1つと重なる第1のカラーフィルタおよび第2のカラーフィルタを含み、前記第2カラーフィルタアレイは、前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとの間に位置する第3のカラーフィルタを含み、前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとが並ぶ方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向としたときに、前記第2のカラーフィルタは、前記複数の光電変換部のうちの前記第2方向に並ぶ少なくとも2つの光電変換部と重なるように、前記第2方向に延在しており、前記第2のカラーフィルタの前記第2方向におけるは、前記第1のカラーフィルタの前記第2方向における幅よりも大きいことを特徴とする。
課題を解決するための手段の第2の観点は、カラーフィルタアレイの形成方法であって、複数の光電変換部を有する基体の表面の上に、塗布法を用いて第1カラーフィルタ膜を成膜し、前記第1カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第1カラーフィルタアレイを形成する工程と、前記表面の上に、前記第1カラーフィルタアレイを覆うように、塗布法を用いて第2カラーフィルタ膜を成膜し、前記第2カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第2カラーフィルタアレイを形成する工程と、を有し、前記第1カラーフィルタアレイは、各々が前記複数の光電変換部のうちの少なくとも1つと重なる第1のカラーフィルタおよび第2のカラーフィルタを含み、前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとが並ぶ方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向としたときに、前記第2のカラーフィルタは、前記複数の光電変換部のうちの前記第2方向に並ぶ少なくとも2つの光電変換部と重なるように、前記第2方向に延在しており、前記第2カラーフィルタアレイは、前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとの間に位置する第3のカラーフィルタを含み、前記第1カラーフィルタ膜の前記パターニングはフォトマスクを用いたフォトリソグラフィによって行われ、前記フォトマスクは、前記第1カラーフィルタ膜のうち前記第1のカラーフィルタとなる部分を露光するための第1開口と、前記第1カラーフィルタ膜のうち前記第2のカラーフィルタとなる部分を露光するための第2開口と、を有し、前記第1開口と前記第2開口とが並ぶ方向を第3方向とし、前記第3方向と直交する方向を第4方向としたときに前記第2開口の前記第4方向における幅は、前記第1開口の前記第4方向における幅よりも大きい、ことを特徴とする。
本発明は、色シェーディングを低減する上で有用な技術を提供することができる。
電子デバイスを説明するための断面模式図。 電子デバイスを説明するための平面模式図および断面模式図。 電子デバイスを説明するための平面模式図および断面模式図。 MCFAの形成方法を説明するための平面模式図。 MCFAの形成方法を説明するための断面模式図。 MCFAの形成方法を説明するための断面模式図。 MCFAの形成方法を説明するための断面模式図。 MCFAの形成方法を説明するための断面模式図。 MCFAの形成方法を説明するための模式図。 MCFAの形成方法を説明するための断面模式図。 MCFAの形成方法を説明するための断面模式図。 MCFAの形成方法を説明するための断面模式図。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の説明および図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。
マルチカラーフィルタアレイを有する電子デバイスの一例として、図1(a)では撮像デバイスISを、図1(b)では表示デバイスDPをそれぞれ示している。MCFA50は基体400の上に配されている。
図1(a)を用いて、電子デバイスの一例としての撮像デバイスISの構造を説明する。基体400は、フォトダイオードなどの光電変換部101を有する半導体基板100と、半導体基板100上の多層配線構造とを含む。多層配線構造は層間絶縁膜200を介して積層された配線層210、220、230を含む。多層配線構造の上にはパッシベーション膜310と平坦化膜320が配されている。本実施例では配線層210、220、230はアルミニウム配線、層間絶縁膜200は酸化シリコン膜が用いられている。配線層上のパッシベーション膜310はSiON/SiN/SiONの3層構造となっている。平坦化膜320の上にMCFA50が配されている。MCFA50の上には平坦化膜330を介してマイクロレンズアレイ340が設けられている。
図1(b)を用いて、電子デバイスの一例としての表示デバイスDPの構造を説明する。基体400は、トランジスタ102を有する半導体基板100と、半導体基板100上の多層配線構造とを含む。多層配線構造は層間絶縁膜200を介して積層された配線層210、220を含む。多層配線構造の上には陽極および陰極の一方として機能する複数の画素電極130と、複数の画素電極130に対向し、陽極および陰極の他方として機能する対向電極150とが配されている。画素電極130と対向電極150との間に有機半導体材料からなる発光層140が配されている。画素電極130間には分離用の絶縁部材135が配されている。対向電極150は透明導電膜でありうる。対向電極150の上にはパッシベーション膜310と平坦化膜320とが配されている。平坦化膜320の上にMCFA50が配されている。MCFA50の上には保護膜350が設けられている。
撮像デバイスを備える撮像装置や表示デバイスを備える表示装置はこれらの電子デバイスを収容する容器(パッケ―ジ)をさらに備えることもできる。パッケージは、電子デバイスに対向する蓋体や、電子デバイスと外部との信号をやり取りするための接続部材と、を含みうる。
撮像装置を用いて、撮像システムを構築することができる。撮像システムは、カメラや撮影機能を有する情報端末である。撮像システムは撮像装置から得られた信号を処理する信号処理装置や、撮像装置で撮影された画像を表示する表示装置、を備えることができる。
表示装置を用いて、表示システムを構築することができる。表示システムは、ディスプレイや表示機能を有する情報端末である。表示システムは表示装置へ入力される信号を処理する信号処理装置や、表示装置で表示する画像を撮影する撮像装置を備えることができる。
本開示は複数の実施形態を含むが、まずは、複数の実施形態に共通の事項を説明する。
図2(a)は、撮像デバイスISの平面模式図である。この撮像デバイスISはスキャナのラインセンサとして用いられるものであり、基体400上にMCFA50が配されている。基体400はX方向と、X方向に交差(直交)するY方向と、に広がる表面を有する。厚さや高さはX方向かつY方向に交差(直交)するZ方向における位置を意味する。
MCFA50はカラーフィルタアレイ10、カラーフィルタアレイ20、カラーフィルタアレイ30を含む複数色のカラーフィルタアレイで構成されている。MCFA50の配置領域は、撮像デバイスにおいては撮像領域となる。各色のカラーフィルタアレイ10、20、30、40は、配置領域に1次元状あるいは2次元状に配列された複数のカラーフィルタを含む。カラーフィルタアレイ10、20、30に含まれる複数のカラーフィルタの各々が少なくとも1つの画素に対応する。カラーフィルタアレイ10、20、30を構成する複数のカラーフィルタは、ある方向において、不連続に配置されている。ただし、カラーフィルタアレイを構成する複数のカラーフィルタは、角部などで部分的に連続していてもよい。カラーフィルタアレイ10、20、30を構成する複数のカラーフィルタは、ある方向において、周期的に配置されている。色毎の配置は本例のような配置の他に、ベイヤー型、ハニカム型、ストライプ型を採用することができる。
カラーフィルタアレイ10、20、30は色毎に、可視光を透過する主波長(可視光のうち透過率が最大になる波長)が異なる。例えば、カラーフィルタアレイ10は、緑色(G)を主に透過するカラーフィルタ(緑色フィルタ)で構成される。また、カラーフィルタアレイ20は、青色(B)を主に透過するカラーフィルタ(青色フィルタ)で構成される。また、カラーフィルタアレイ30は、赤色(R)を主に透過するカラーフィルタ(赤色フィルタ)で構成される。MCFA50は、カラーフィルタアレイ10、20、30を組み合わせて構成することができる。色の組み合わせはRGB系これに限らず、CMY系を採用してもよいし、これらを組み合わせてもよい。MCFA50は部分的に白色光(W)を透過するように構成してもよい。本例では、カラーフィルタアレイ10が緑色、カラーフィルタアレイ20が青色、カラーフィルタアレイ30が赤色の波長域にそれぞれ主波長を有する。
カラーフィルタアレイ10は、カラーフィルタ11、12、13、14、15を含む。カラーフィルタアレイ20は、カラーフィルタ21、22、23、24を含む。カラーフィルタ21はカラーフィルタ11とカラーフィルタ12との間に位置し、カラーフィルタ22はカラーフィルタ11とカラーフィルタ13との間に位置する。カラーフィルタアレイ30は、カラーフィルタ31、32、33、34を含む。
図2(a)から理解されるように、カラーフィルタアレイ10、20、30の各カラーフィルタは、X方向とY方向に並んでいる。X方向に並ぶカラーフィルタを1行として、4行分のカラーフィルタが配されている。上側の3行にはR画素、G画素、B画素が繰り返して配置されている。カラーフィルタ11、12、13、14は2行目に含まれ、カラーフィルタ15は1行目に含まれる。下のY方向にならぶカラーフィルタを1列として、100〜10000列分のカラーフィルタが配されている。各列には、上側の3行に含まれるR画素、G画素、B画素と、下の1行に含まれるG画素とを含む。上側の3行によって、カラー画像の撮影を行うことができ、下の1行によってモノクロ画像の撮像を行うことができる。
図2(b)はY方向におけるカラーフィルタの並び方を示しており、図3(a)、(b)、(c)はX方向におけるカラーフィルタの並び方を示している。図2(b)は図2(a)に示した線Aにおける断面図である。図3(a)は図2(a)に示した線Bのうち、撮像デバイスISの中央部における断面図であり、図3(b)は図2(a)に示した線Bのうち、撮像デバイスISの周辺部における断面図である。図3(c)は図2(a)に示した線Cにおける断面図である。
図3(a)に示すように、撮像デバイスISの中央部においては、画素に対して垂直に近い角度で光(図3(a)にて鎖線で示す)が入射する。そのため、光電変換部101の中心とカラーフィルタの中心とがX,Y方向で概ね一致している。つまり、光電変換部101の受光面に対する法線方向(Z方向)において、光電変換部101の中心とカラーフィルタの中心とが重なっている。一方、図3(b)に示すように、撮像デバイスISの周辺部においては、画素に対して斜めに光(図3(b)にて鎖線で示す)が入射する。そのため、カラーフィルタの中心が光電変換部101の中心に対して、X方向でずれている。本例はY方向において画素行が4行のみであるため、Y方向においては、カラーフィルタの中心が光電変換部101の中心に対してずれていない。しかし、Y方向において100〜10000行分の画素行を設けるばあいには、Y方向においても、カラーフィルタの中心が光電変換部101の中心に対してずれていることが好ましい。
また、MCFA50の周囲には反射防止や、基体400が有する周辺回路のCMOS回路の遮光を目的として、CMOS回路を覆う様に、周辺領域にカラーフィルタ29が配置されている。カラーフィルタ29はカラーフィルタアレイ10を取り囲むように設けられている。なお、カラーフィルタ29の下には受光により画像形成のための信号電荷を生成するための光電変換部は設けられていないので、カラーフィルタ29は画素を構成するカラーフィルタではなく、カラーフィルタアレイ20には含まれない。
本例ではカラーフィルタ29は、カラーフィルタアレイ20と同色の、青色(B)を主に透過するカラーフィルタ(青色フィルタ)で構成される。図2(a)には、カラーフィルタ29と、カラーフィルタ20に含まれる他のカラーフィルタとの境界を点線で示している。カラーフィルタ29として、緑色フィルタ、赤色フィルタを配置してもよいし、カラーフィルタ12を配置しない構成でもよい。
図2、図3には代表的なカラーフィルタの幅を記載している。幅Wx11はカラーフィルタ11のX方向における幅であり、幅Wy11はカラーフィルタ11のY方向における幅である。幅Wx12はカラーフィルタ12のX方向における幅であり、幅Wy12はカラーフィルタ12のY方向における幅である。幅Wx14はカラーフィルタ14のX方向における幅である。
カラーフィルタ11とカラーフィルタ12とが並ぶY方向およびY方向に直交するX方向の少なくとも一方において、カラーフィルタ11の幅とカラーフィルタ12の幅とが互いに異なる。すなわち、Y方向において、カラーフィルタ12の幅Wy12は、カラーフィルタ11の幅Wy11の幅よりも大きい(Wy11<Wy12)。また、X方向において、カラーフィルタ12の幅Wx12は、カラーフィルタ11の幅Wx11の幅よりも大きい(Wx11<Wx12)。カラーフィルタ12のX方向における幅Wx12が、カラーフィルタ12のY方向における幅Wy12よりも大きい(Wx12>Wy12)。X方向において、カラーフィルタ12の幅Wx12は、カラーフィルタ11の幅Wx11の幅の4倍以上である(4×Wx11≦Wx12)。X方向においてカラーフィルタ11と並ぶカラーフィルタ13との間には、カラーフィルタ22、32が位置している。カラーフィルタ12のX方向における幅Wx12は、カラーフィルタ11とカラーフィルタ13との距離よりも大きい。カラーフィルタ12のX方向における幅Wx12は、カラーフィルタ11のX方向における幅Wx11と、カラーフィルタ22のX方向における幅Wx22との和よりも大きい(Wx12>Wx11+Wx22)。
X方向において、カラーフィルタアレイ10に含まれる全てのカラーフィルタの幅のうちの最大幅(Wx12)と最小幅(Wx11)の差を幅分布Wdxg(Wdxg=Wx12−Wx11)とする。X方向において、カラーフィルタアレイ20に含まれる全てのカラーフィルタの幅のうちの最大幅と最小幅の差を幅分布Wdxbとする。X方向において、カラーフィルタアレイ30に含まれる全てのカラーフィルタの幅のうちの最大幅と最小幅の差を幅分布Wdxrとする。幅分布Wdxbおよび幅分布Wdxrは、幅分布Wdxgよりも小さい(Wdxb<Wdxg、Wdxr<Wdxg)。
Y方向において、カラーフィルタアレイ10に含まれる全てのカラーフィルタの幅のうちの最大幅(Wy12)と最小幅(Wy11)の差を幅分布Wdyg(Wdyg=Wy12−Wy11)とする。Y方向において、カラーフィルタアレイ20に含まれる全てのカラーフィルタの幅のうちの最大幅と最小幅の差を幅分布Wdybとする。Y方向において、カラーフィルタアレイ30に含まれる全てのカラーフィルタの幅のうちの最大幅と最小幅の差を幅分布Wdyrとする。幅分布Wdybおよび幅分布Wdyrは、幅分布Wdygよりも小さい(Wdyb<Wdyg、Wdyr<Wdyg)。
このように、カラーフィルタアレイ20に含まれるカラーフィルタは、X方向および/またはY方向における幅のばらつきが、カラーフィルタアレイ10に含まれるカラーフィルタのばらつきよりも小さい。また、カラーフィルタアレイ30に含まれるカラーフィルタは、X方向および/またはY方向における幅のばらつきが、カラーフィルタアレイ10に含まれるカラーフィルタのばらつきよりも小さい。
カラーフィルタアレイ10に含まれ、カラーフィルタ12を除くすべてのカラーフィルタのうち、X方向における一端(左端)に位置するカラーフィルタを左端カラーフィルタと称する。カラーフィルタアレイ10に含まれ、カラーフィルタ12を除くすべてのカラーフィルタのうち、X方向における他端(右端)に位置するカラーフィルタを右端カラーフィルタと称する。
左端カラーフィルタ、右端カラーフィルタとカラーフィルタ12との間にはカラーフィルタアレイ20に含まれるカラーフィルタおよび/またはカラーフィルタアレイ30に含まれるカラーフィルタが位置する。つまり、4列目のカラーフィルタ12に隣接する3列目において、左端および右端は、カラーフィルタ12と同色ではなく異色のカラーカラーフィルタが配置されている。このようにすることで、カラーフィルタアレイ10の形状を良好に制御できる。
図2、図3には代表的なカラーフィルタの厚さを記載している。カラーフィルタ11の厚さT11とカラーフィルタ12の厚さT12の差は小さいことが好ましく、厚さT11と厚さT12との差がなくてよい(T11=T12)。厚さT11は厚さT12の92%〜108%程度であることが好ましい。同色のカラーフィルタ間の膜厚差は、異色のカラーフィルタ間の膜厚差よりも小さいことが好ましい。厚さT11と厚さT12との差(T12−T11)が、厚さT11と厚さT21との差(T21−T11)よりも小さいこと(T12−T11<T21−T11)が好ましい。
カラーフィルタ11の厚さT11とカラーフィルタ15の厚さT15(不図示)の差は小さいことが好ましく、厚さT11と厚さT15との差がなくてよい(T11=T15)。厚さT11は厚さT15の92%〜108%程度であることが好ましい。また、厚さT11と厚さT15との差(T15−T11)が、厚さT11と厚さT21との差(T21−T11)よりも小さいこと(T15−T11<T21−T11)が好ましい。
このように、同色のカラーフィルタ間の厚さの違いを小さくすることで、同色のカラーフィルタを有する画素の感度のばらつきを低減できる。その結果、撮影画像における色むらを低減できる。特に、上の3行の画素の出力を用いて行うカラー画像の撮像においては、列毎に同色の画素の感度がばらつくと、画像に色シェーディングが生じることになる。よって、カラーフィルタT11の厚さT11とカラーフィルタ15の厚さT15との差は極力小さいことが好ましい。特に、厚さT11と厚さT15との差(T15−T11)は、厚さT11と厚さT12との差(T12−T11)よりも小さいこと(T15−T11<T12−T11)が好ましい。
(第1実施形態)
図4、図5、図6を用いて、MCFA50の構成および形成方法を説明する。図4はMCFA50の平面図を示し、図4(a)、(b)はMCFA50の形成において図4(c)の状態に至る途中の状態を示している。まず、図4(a)に示す工程Gでは、カラーフィルタアレイ10を形成し、次に、図4(b)に示す工程Bではカラーフィルタアレイ20を形成し、次に、図4(c)に示す工程Rではカラーフィルタアレイ30を形成する。このように、互いに幅の異なるカラーフィルタを含むカラーフィルタアレイ10を、他のカラーフィルタアレイ20、30よりも先に形成する。このようにすることで、互いに幅の異なるカラーフィルタ11〜15を含むカラーフィルタアレイ10の同色のカラーフィルタ11〜15、の厚さの違いを小さくすることができる。
図5および図6は、MCFA50の形成を含む電子デバイスの製造方法における段階毎の状態について、図2の線Aにおける断面図として示している。
図4(a)はカラーフィルタアレイ10を形成する工程Gを示しており、その工程Gに含まれる段階毎の断面の様子を図5(a)、(b)に示している。
図5(a)に示す段階Gaでは、半導体プロセス等によって形成された基体400を用意し、基体400の上に、塗布法を用いてカラーフィルタ膜600を成膜する。カラーフィルタ膜600の膜厚は800〜1200nm程度が好適である。塗布法としては、スピンコート法が典型的であるが、ディッピング法やスプレー法などでもよい。
図5(b)に示す段階Gbでは、カラーフィルタ膜600をフォトリソグラフィ(露光、現像)によってパターニングする。カラーフィルタ膜600は、適当なフォトマスクで露光される。本例のカラーフィルタ膜600はネガタイプの感光性樹脂であるが、カラーフィルタ膜600はポジタイプの感光性樹脂であってもよい。露光されたカラーフィルタ膜600を現像する。ネガタイプの感光性樹脂であるカラーフィルタ膜600の露光された部分が現像後に残る。カラーフィルタ膜600のパターニングよって残った部分が、カラーフィルタアレイ10となる。この時、カラーフィルタ11は幅Wy11(および幅Wx11)を有し、カラーフィルタ12は幅Wy12(および幅Wx12)を有する。幅Wy11は幅Wy12よりも狭く、幅Wx11は幅Wx12よりも狭い。しかし、凹凸が少ない基体400の表面上にカラーフィルタ膜600が均一に成膜されている為、カラーフィルタ11の厚さT11とカラーフィルタ12の厚さT12の違いを小さくできる。
図4(b)はカラーフィルタアレイ20を形成する工程Bを示しており、その工程Bに含まれる段階毎の断面の様子を図5(c)、図6(d)に示している。
図5(c)に示す段階Bcでは基体400の上に、カラーフィルタアレイ10を覆うように塗布法を用いてカラーフィルタ膜700を成膜する。カラーフィルタ膜700の膜厚は800〜1200nm程度が好適である。塗布法としては、スピンコート法が典型的であるが、ディッピング法やスプレー法などでもよい。
図6(d)に示す段階Bdでは、カラーフィルタ膜700をフォトリソグラフィ(露光、現像)によってパターニングする。カラーフィルタ膜700は、適当なフォトマスクで露光される。本例のカラーフィルタ膜700はネガタイプの感光性樹脂であるが、カラーフィルタ膜700はポジタイプの感光性樹脂であってもよい。露光されたカラーフィルタ膜700を現像する。ネガタイプの感光性樹脂であるカラーフィルタ膜700の露光された部分が現像後に残る。カラーフィルタ膜700のパターニングよって残った部分が、カラーフィルタアレイ20となる。
図4(c)はカラーフィルタアレイ30を形成する工程Rを示しており、その工程Rに含まれる段階毎の断面の様子を図6(e)、図6(f)に示している。
図6(e)に示す段階Reでは基体400の上に、カラーフィルタアレイ10、20を覆うように塗布法を用いてカラーフィルタ膜800を成膜する。カラーフィルタ膜800の膜厚は800〜1200nm程度が好適である。塗布法としては、スピンコート法が典型的であるが、ディッピング法やスプレー法などでもよい。
図6(f)に示す段階Rfでは、カラーフィルタ膜800をフォトリソグラフィ(露光、現像)によってパターニングする。カラーフィルタ膜800は、適当なフォトマスクで露光される。本例のカラーフィルタ膜800はネガタイプの感光性樹脂であるが、カラーフィルタ膜800はポジタイプの感光性樹脂であってもよい。露光されたカラーフィルタ膜800を現像する。ネガタイプの感光性樹脂であるカラーフィルタ膜800の露光された部分が現像後に残る。カラーフィルタ膜800のパターニングによって残った部分が、カラーフィルタアレイ20となる。
(比較形態)
比較形態では、まず、図4(c)に示したカラーフィルタアレイ30を形成する工程Rを行い、次に、図4(b)に示したカラーフィルタアレイ20を形成する工程Bを行い、次に、図4(a)に示したカラーフィルタアレイ10を形成する工程Gを行う。比較形態ではこのように、互いに幅の異なるカラーフィルタを含むカラーフィルタアレイ10を、他のカラーフィルタアレイ20、30よりも後に形成する。そうすると、互いに幅の異なるカラーフィルタ11〜15を含むカラーフィルタアレイ10の同色のカラーフィルタ11〜15の厚さの違いが大きくなってしまう。
図7および図8は、MCFA50の形成を含む電子デバイスの製造方法における段階毎の状態について、図2の線Aにおける断面図として示している。
図7(a)、(b)には、カラーフィルタアレイ30を形成する工程Rに含まれる段階毎の断面の様子を示している。
図7(a)に示す段階Raでは、半導体プロセス等によって形成された基体400を用意し、基体400の上に、塗布法を用いてカラーフィルタ膜800を成膜する。
図4(b)に示す段階Rbでは、次に、カラーフィルタ膜800をフォトリソグラフィ(露光、現像)によってパターニングする。カラーフィルタ膜800は適当なフォトマスクで露光される。露光されたカラーフィルタ膜800を現像する。ネガタイプの感光性樹脂であるカラーフィルタ膜800の露光された部分が現像後に残る。カラーフィルタ膜800のパターニングよって残った部分が、カラーフィルタアレイ30となる。
図7(c)、(d)には、カラーフィルタアレイ20を形成する工程Bに含まれる段階毎の断面の様子を示している。
図7(c)に示す段階Bcでは基体400の上に、カラーフィルタアレイ30を覆うように塗布法を用いてカラーフィルタ膜700を成膜する。
図8(d)に示す段階Bdでは、カラーフィルタ膜700をフォトリソグラフィ(露光、現像)によってパターニングする。カラーフィルタ膜700は、適当なフォトマスクで露光される。露光されたカラーフィルタ膜700を現像する。ネガタイプの感光性樹脂であるカラーフィルタ膜700の露光された部分が現像後に残る。カラーフィルタ膜700のパターニングによって残った部分が、カラーフィルタアレイ20となる。この時、カラーフィルタアレイ20に含まれるカラーフィルタ21と、カラーフィルタアレイ30に含まれる31の間には幅Wy120の間隙3が形成され、カラーフィルタ21とカラーフィルタ29の間には幅Wy110の間隙4が形成される。間隙4の幅Wy110は間隙3の幅Wy120よりも小さい。
図8(e)、(f)には、カラーフィルタアレイ10を形成する工程Gに含まれる段階毎の断面の様子を示している。
図8(e)に示す段階Geでは基体400の上にカラーフィルタアレイ20、30を覆うように塗布法を用いてカラーフィルタ膜600を成膜する。この時のカラーフィルタ膜600は、カラーフィルタ21とカラーフィルタ31の間に有る間隙4における厚さが、カラーフィルタ21とカラーフィルタ29の間に有る間隙3における厚さよりも大きくなっている。塗布法を用いてカラーフィルタ膜を成膜すると、カラーフィルタ膜が形成される間隙が狭いほど、当該間隙に形成されるカラーフィルタ膜の厚みは厚くなる傾向にあるためである。
図8(f)に示す段階Gfでは、カラーフィルタ膜600をフォトリソグラフィ(露光、現像)によってパターニングする。カラーフィルタ膜600は、適当なフォトマスクで露光される。露光されたカラーフィルタ膜600を現像する。ネガタイプの感光性樹脂であるカラーフィルタ膜600の露光された部分が現像後に残る。カラーフィルタ膜600のパターニングによって残った部分が、カラーフィルタアレイ10となる。詳細には、幅Wy110の間隙4に幅Wy11のカラーフィルタ11が形成され、幅Wy120の間隙3には幅Wy12のカラーフィルタ12が形成される。段階Geにおいて示したように、間隙3におけるカラーフィルタ膜600と、間隙4におけるカラーフィルタ膜600に膜厚差が生じていた。そのため、間隙4に形成されたカラーフィルタ11の厚さT11は、間隙3に形成されたカラーフィルタ12の厚さT12より厚くなっている(T12<T11)。
ここではY方向における間隙3、4の幅およびカラーフィルタ11、12の幅が異なる場合について説明をしたが、X方向における間隙3、4の幅およびカラーフィルタ11、12の幅が異なる場合についても同様である。
比較形態を採用した場合、カラーフィルタ15(図2(a)参照)に関しては、カラーフィルタ11よりも厚さが大きくなり易くなる。これは、カラーフィルタ15が、カラーフィルタ11よりもカラーフィルタ12から離れて位置することが一因である。また、カラーフィルタ29がカラーフィルタ15の近くに位置することも一因である。したがって、上記説明ではカラーフィルタ11とカラーフィルタ12の厚さの比較を行ったが、比較形態ではカラーフィルタ11とカラーフィルタ15の厚さの違いも生じやすい。
したがって、このような比較形態のような形成方法を採用すると、カラーフィルタアレイ10の各カラーフィルタを有する画素間で感度差が生じやすくなってしまう。よって、カラーフィルタの厚さの違いに起因する色シェーディングを低減する上では、第1実施形態のように、カラーフィルタアレイ10を、他のカラーフィルタアレイ20、30よりも先に形成することが有効である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、図3(a)、(b)に示すようにカラーフィルタアレイ10、20、30を、光電変換部101からずらす場合に着目する。図3(a)に示すように、撮像デバイスISの中央部では、カラーフィルタ同士の境界の直下には、多層配線の最上層の配線層230が位置する。一方で、図3(b)に示すように撮像デバイスISの周辺部では、カラーフィルタ同士の境界の直下には、配線層230が位置しない。このように、カラーフィルタ11のうち配線層230に重なる領域の形状は、カラーフィルタ14のうち前記配線層230に重なる領域の形状と異なる。その場合、同色のカラーフィルタをパターニングする際に、同色のカラーフィルタの幅が、配線層230での露光光の反射の有無および強弱によって、異なる場合がある。図9(a)の線Pは撮像デバイスISの周辺部の方が、中央部よりもカラーフィルタの幅が大きくなることを示している。
図10、図11、図12に、第2実施形態に係るMCFA50の形成方法を示す。
図10(a)、図10(b)は、図5(b)で示した段階Gbの詳細な説明図である。図10(a)の段階では、ネガ型感光性材料であるカラーフィルタ膜600を塗布した後、フォトマスク510を使用したi線露光により、フォトマスク510上のパターンの潜像がカラーフィルタ膜600に形成される。図10(b)の段階では、カラーフィルタ膜600の現像によって、未感光部分が除去され、カラーフィルタアレイ10が形成される。
カラーフィルタ膜600のうち、撮像デバイスISの中央部に位置するカラーフィルタ11となる部分を露光するためのフォトマスク510の開口は幅OPgaを有する。カラーフィルタ膜600のうち、撮像デバイスISの周辺部に位置するカラーフィルタ14となる部分を露光するためのフォトマスク510の開口は幅OPgbを有する。カラーフィルタ11は幅OPgaに対応した幅Wgaを有し、カラーフィルタ14は幅OPgbに対応した幅Wgbを有する。
図11(c)、図11(d)は、図6(d)で示した段階Bdの詳細な説明図である。図11(c)の段階では、ネガ型感光性材料であるカラーフィルタ膜700を塗布した後、フォトマスク520を使用したi線露光により、フォトマスク520上のパターンの潜像がカラーフィルタ膜700に形成される。図11(d)の段階では、カラーフィルタ膜700の現像によって、未感光部分が除去され、カラーフィルタアレイ20が形成される。
カラーフィルタ膜700のうち、撮像デバイスISの中央部に位置するカラーフィルタ22となる部分を露光するためのフォトマスク520の開口は幅OPbaを有する。カラーフィルタ膜700のうち、撮像デバイスISの周辺部に位置するカラーフィルタ23となる部分を露光するためのフォトマスク520の開口は幅OPbbを有する。カラーフィルタ22は幅OPbaに対応した幅Wbaを有し、カラーフィルタ23は幅OPrbに対応した幅Wrbを有する。
図12(e)、図12(f)は、図6(f)で示した段階Rfの詳細な説明図である。図12(e)の段階では、ネガ型感光性材料であるカラーフィルタ膜800を塗布した後、フォトマスク530を使用したi線露光により、フォトマスク530上のパターンの潜像がカラーフィルタ膜800に形成される。図12(f)の段階では、カラーフィルタ膜800の現像によって、未感光部分が除去され、カラーフィルタアレイ30が形成される。
カラーフィルタ膜800のうち、撮像デバイスISの中央部に位置するカラーフィルタ32となる部分を露光するためのフォトマスク520の開口は幅OPraを有する。カラーフィルタ膜800のうち、撮像デバイスISの周辺部に位置するカラーフィルタ34となる部分を露光するためのフォトマスク530の開口は幅OPrbを有する。カラーフィルタ32は幅OPraに対応した幅Wraを有し、カラーフィルタ34は幅OPrbに対応した幅Wrbを有する。
図9(b)に示すフォトマスク500は、カラーフィルタアレイ10を形成するためのフォトマスク510に対応する。開口OPXLは第1実施形態におけるカラーフィルタ12を形成するための開口である。開口OPLは、カラーフィルタアレイ10に含まれ、カラーフィルタ12を除くすべてのカラーフィルタを形成するための開口である。第2実施形態では、図9(b)に示すように、パターンの開口幅が大きい開口OPXL以外の開口の幅が全て同じ幅OPLとなるように設計されたフォトマスク500を用いている。そのため、開口の幅について、OPga=OPgb、OPba=OPbb、OPra=OPrbとなっている。しかし、現像によって得られたカラーフィルタの幅については、Wga<Wgb、Wba<Wbb、Wra<Wrbとなっている。なお、Wga<Wgb、Wba<Wbb、Wra<Wrbは、第1実施形態で説明した、Wdxb<Wdxg、Wdxr<Wdxg、Wdyb<Wdyg、Wdyr<Wdygの関係の範囲内となる。
これについて説明する。図9(b)のフォトマスク500はフォトマスク510への適用を例に説明しているが、フォトマスク520、530にも同様に適用してもよい。
図10(a)に示すように、カラーフィルタの境界の下に配線層230がある中央部では、配線層230の上面を構成するバリアメタルによって、露光光の反射が防止される。
配線層230はアルミニウム上にバリアメタルとしての窒化チタン(TiN)が設けられており、配線層230の上面はバリアメタルで構成されることになる。このバリアメタルが露光光である紫外線(i線)を吸収することで、配線層230での露光光の反射が抑制される。例えば窒化チタンのi線反射率は20〜30%であり、シリコンのi線反射率は50〜70%である。そのため、カラーフィルタの境界の下に配線層230がある中央部では、露光光の反射によって生じ得るカラーフィルタ膜の露光時のハレーションが抑制される。一方、カラーフィルタの境界の下に配線層230がない(あるいは少ない)周辺部では、配線層230の上面を構成するバリアメタルによる露光光の反射防止がなされない(あるは程度が低下する)。そのため、露光光が基板100の表面で反射し、この反射光によってカラーフィルタの端部でカラーフィルタ膜が過剰に露光されることによって、ハレーションが生じ得る。その結果、ネガ型のカラーフィルタ膜を現像すると、ハレーションの程度が大きい周辺部ではカラーフィルタの幅が大きくなってしまう。なお、カラーフィルタ膜としてポジ型感光性材料を用いると、上記とは逆に、ハレーションの程度が大きい周辺部ほど、カラーフィルタの幅が小さくなってしまう。また、配線層230の上面が基板100よりも露光光の反射率が高い場合には、上記とは逆に、カラーフィルタの端部が配線層230に重なる中央部ほど、ハレーションの程度が大きくなる。このように、撮像デバイスISの中央部と周辺部とで、配線層230とカラーフィルタの端部との位置関係が異なる場合には、ハレーションの生じ方によって、カラーフィルタの幅が異なってしまう。第1実施形態において上述したように、幅の異なるカラーフィルタを含むカラーフィルタアレイは先に形成することが好ましい。そのため、先に形成するカラーフィルタアレイ10と配線層230との位置関係が、撮像デバイスIS内の位置(中央部と周辺部)とで異ならせても、色シェーディングの発生を抑制したMCFA50を得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、図9(c)に示すように、パターンの開口幅が大きい開口OPXL以外の開口の幅を、中央部では幅OPL、周辺部では幅OPS、中央部と周辺部の間の中間部では幅OPMとなるように設計されたフォトマスク500を用いている。そのため、開口の幅について、OPga>OPgb、OPba>OPbb、OPra>OPrbとなっている。このように、フォトマスク500は、カラーフィルタ膜600のうちカラーフィルタ11となる部分を露光するための幅OPgaを有する開口と、カラーフィルタ膜600のうちカラーフィルタ14となる部分を露光するための幅OPgbを有する開口と、を含む。そして、幅OPgaを有する開口と幅OPgbを有する開口とが並ぶ方向(X方向が対応)において、幅OPgaと幅OPgbが互いに異なる。これによって、上述ハレーションの影響が補償され、現像によって得られたカラーフィルタの幅については、Wga=Wgb、Wba=Wbb、Wra=Wrb、あるいはこれに近い関係を実現することができる。
図9(c)は、カラーフィルタアレイを形成する為のフォトマスクを模したもので、フォトマスク全体にカラーフィルタアレイを形成するための開口が配置されている状態を示している。図9(c)は、図9(a)で示した、反射率の違いによる線幅変動を抑性する手法を示したものである。フォトマスク500上の、カラーフィルタアレイに対応した開口に対して、パターニングされたカラーフィルタアレイの寸法変化を相殺する補正をフォトマスク全面に対して実施する様子を示している。フォトマスク500の補正は、線幅の増加量に応じて、パターニング時のカラーフィルタアレイ寸法は均一となる様に調整する。図9(c)では、画素中心部〜画素周辺部に向けて、フォトマスク510上のカラーフィルタアレイ寸法が減少する方向で調整をおこなっている。図9(c)では、フォトマスク510を例に説明しているが、フォトマスク520、530にも同様に適用してもよい。このように、フォトマスク500上のアレイ寸法をアレイ直下の反射率に応じて調整することにより、シュリンク構造を適用した電子デバイスで顕在化する、画素内に於けるアレイ寸法の変化を抑性することが可能となる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、上述したハレーション自体を抑制すべく、基体400は、配線層230とカラーフィルタ膜600、700、800との間に位置する光吸収膜を有する構成にすることができる。ここで光吸収膜とは、カラーフィルタ膜600、700、800のパターニングで用いられる露光光(例えばi線)の吸収率が10%以上である膜を指す。本例では、平坦化膜320を光吸収膜としている。なお、一般的な樹脂の平坦化膜のi線吸収率が2〜3%である。露光光の吸収率は20%以上であることが好ましいが、光吸収膜の露光波長における吸収率を極端に高めると可視光線の吸収率も高まり、感度が低下する可能性があるため、露光光の吸収率は60%以下であってもよい。光吸収膜を透過した露光光は基板100で反射されても再び光吸収膜で吸収されるため、20%以上であれば十分な効果を得ることができる。このように、10%以上の吸収率を有する光吸収膜を配線層230の上に配置すれば、配線層230とカラーフィルタ膜との位置関係の違いによる、ハレーションの程度の違いが生じにくくなる。
上述した第3実施形態や第4実施形態では、図9(a)の線Qで示すように、撮像デバイスISの中央部と周辺部とで露光時のハレーションの影響によってカラーフィルタの幅が異なることを抑制できることを示している。
以上、説明した実施形態は、本発明の思想を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である
50 マルチカラーフィルタアレイ
600、700 カラーフィルタ膜
10、20 カラーフィルタアレイ
1、2 間隙
11、12、21 カラーフィルタ
Wx11、Wy11、Wx12、Wy12 幅

Claims (19)

  1. カラーフィルタアレイの形成方法であって、
    複数の光電変換部を有する基体の表面の上に、塗布法を用いて第1カラーフィルタ膜を成膜し、前記第1カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第1カラーフィルタアレイを形成する工程と、
    前記表面の上に、前記第1カラーフィルタアレイを覆うように、塗布法を用いて第2カラーフィルタ膜を成膜し、前記第2カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第2カラーフィルタアレイを形成する工程と、を有し、
    前記第1カラーフィルタアレイは、各々が前記複数の光電変換部のうちの少なくとも1つと重なる第1のカラーフィルタおよび第2のカラーフィルタを含み、
    前記第2カラーフィルタアレイは、前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとの間に位置する第3のカラーフィルタを含み、
    前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとが並ぶ方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向としたときに、前記第2のカラーフィルタは、前記複数の光電変換部のうちの前記第2方向に並ぶ少なくとも2つの光電変換部と重なるように、前記第2方向に延在しており、
    前記第2のカラーフィルタの前記第2方向における幅は、前記第1のカラーフィルタの前記第2方向における幅よりも大きいことを特徴とする形成方法。
  2. 前記第1のカラーフィルタの厚さと前記第2のカラーフィルタの厚さとの差が、前記第1のカラーフィルタの厚さと前記第3のカラーフィルタの厚さとの差よりも小さい、請求項1に記載の形成方法。
  3. 前記第2のカラーフィルタの前記第2方向における幅が、前記第2のカラーフィルタの前記第1方向における幅よりも大きく、
    前記第2のカラーフィルタの前記第1方向における幅が、前記第1のカラーフィルタの前記第1方向における幅よりも大きい、請求項1または2に記載の形成方法。
  4. 前記第1カラーフィルタアレイは、前記第2方向において前記第1のカラーフィルタと並ぶ第4のカラーフィルタを含み、
    前記第2のカラーフィルタの前記第2方向における幅は、前記第1のカラーフィルタと前記第4のカラーフィルタとの間の距離よりも大きい、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の形成方法。
  5. 前記第2カラーフィルタ膜は、前記第1のカラーフィルタと前記第4のカラーフィルタとの間に間隙が設けられるようにパターニングされる、請求項4に記載の形成方法。
  6. 前記第1カラーフィルタアレイに含まれ、前記第2のカラーフィルタを除くすべてのカラーフィルタのうち、前記第2方向における一端に位置するカラーフィルタおよび前記第2方向における他端に位置するカラーフィルタと、前記第2のカラーフィルタと、の間に間隙が設けるように、前記第1カラーフィルタ膜がパターニングされる、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の形成方法。
  7. カラーフィルタアレイの形成方法であって、
    複数の光電変換部を有する基体の表面の上に、塗布法を用いて第1カラーフィルタ膜を成膜し、前記第1カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第1カラーフィルタアレイを形成する工程と、
    前記表面の上に、前記第1カラーフィルタアレイを覆うように、塗布法を用いて第2カラーフィルタ膜を成膜し、前記第2カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第2カラーフィルタアレイを形成する工程と、を有し、
    前記第1カラーフィルタアレイは、各々が前記複数の光電変換部のうちの少なくとも1つと重なる第1のカラーフィルタおよび第2のカラーフィルタを含み、
    前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとが並ぶ方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向としたときに、前記第2のカラーフィルタは、前記複数の光電変換部のうちの前記第2方向に並ぶ少なくとも2つの光電変換部と重なるように、前記第2方向に延在しており、
    前記第2カラーフィルタアレイは、前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとの間に位置する第3のカラーフィルタを含み、
    前記第1カラーフィルタ膜の前記パターニングはフォトマスクを用いたフォトリソグラフィによって行われ、前記フォトマスクは、前記第1カラーフィルタ膜のうち前記第1のカラーフィルタとなる部分を露光するための第1開口と、前記第1カラーフィルタ膜のうち前記第2のカラーフィルタとなる部分を露光するための第2開口と、を有し、
    前記第1開口と前記第2開口とが並ぶ方向を第3方向とし、前記第3方向と直交する方向を第4方向としたときに、前記第2開口の前記第4方向における幅は、前記第1開口の前記第4方向における幅よりも大きい、ことを特徴とする形成方法。
  8. 前記第1カラーフィルタアレイは、前記第2方向において前記第1のカラーフィルタと並ぶ第4のカラーフィルタをさらに含み、
    前記フォトマスクは、前記1カラーフィルタ膜のうち前記第4のカラーフィルタとなる部分を露光するための第4開口をさらに有し、
    前記第2開口の前記第4方向における幅は、前記第1開口と前記第4開口との間の距離よりも大きい、請求項7に記載の形成方法。
  9. 前記第1のカラーフィルタは、前記複数の光電変換部のうちの単一の光電変換部のみと重なる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の形成方法。
  10. 前記第2のカラーフィルタの前記第2方向における幅は、前記第1のカラーフィルタの前記第2方向における幅と、前記第3のカラーフィルタの前記第2方向における幅との和よりも大きい、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の形成方法。
  11. 前記基体は前記第1カラーフィルタ膜に重なる配線層を有し、
    前記第1のカラーフィルタのうち前記配線層に重なる領域の形状は、前記第2のカラーフィルタのうち前記配線層に重なる領域の形状と異なる、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の形成方法。
  12. 前記基体は、配線層と前記第1カラーフィルタ膜との間に位置する光吸収膜と、を有し、
    前記光吸収膜は、前記第1カラーフィルタ膜の前記パターニングで用いられる露光光の吸収率が20%以上である、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の形成方法。
  13. 前記基体はCMOS回路を有し、前記第2カラーフィルタ膜は、前記第2カラーフィルタ膜のうちの前記CMOS回路を覆う部分が残るようにパターニングされる、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の形成方法。
  14. 前記第2カラーフィルタ膜は、前記第2カラーフィルタ膜のうちの前記第1カラーフィルタアレイを取り囲む部分が残るようにパターニングされる、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の形成方法。
  15. 前記第1カラーフィルタアレイに含まれる複数のカラーフィルタは、部分的に連続している、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の形成方法。
  16. 前記第1のカラーフィルタは前記第1カラーフィルタアレイの中央部に位置し、前記第2のカラーフィルタは前記第1カラーフィルタアレイの周辺部に位置する、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の形成方法。
  17. 前記第2カラーフィルタ膜の形成をスピンコート法によって行う、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の形成方法。
  18. 前記第1カラーフィルタアレイおよび第2カラーフィルタアレイを覆うように、第3カラーフィルタ膜を成膜し、前記第3カラーフィルタ膜をパターニングすることにより第3カラーフィルタアレイを形成する工程、を有する、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の形成方法。
  19. トランジスタを有する基体を用意し、
    前記基体の上にカラーフィルタアレイを形成する電子デバイスの製造方法であって、
    前記カラーフィルタアレイの形成を、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の形成方法を用いて行うことを特徴とする製造方法。
JP2017088511A 2016-08-29 2017-04-27 カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法 Active JP6929119B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017088511A JP6929119B2 (ja) 2017-04-27 2017-04-27 カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法
US15/684,682 US10969681B2 (en) 2016-08-29 2017-08-23 Method for forming color filter array and method for manufacturing electronic device
US17/191,405 US20210191260A1 (en) 2016-08-29 2021-03-03 Method for forming color filter array and method for manufacturing electronic device
JP2021124630A JP7155359B2 (ja) 2017-04-27 2021-07-29 撮像デバイス、および表示デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017088511A JP6929119B2 (ja) 2017-04-27 2017-04-27 カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021124630A Division JP7155359B2 (ja) 2017-04-27 2021-07-29 撮像デバイス、および表示デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018185476A JP2018185476A (ja) 2018-11-22
JP6929119B2 true JP6929119B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=64355851

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017088511A Active JP6929119B2 (ja) 2016-08-29 2017-04-27 カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法
JP2021124630A Active JP7155359B2 (ja) 2017-04-27 2021-07-29 撮像デバイス、および表示デバイス

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021124630A Active JP7155359B2 (ja) 2017-04-27 2021-07-29 撮像デバイス、および表示デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6929119B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4310093B2 (ja) * 2002-10-09 2009-08-05 キヤノン株式会社 固体撮像素子の製造方法
JP4998334B2 (ja) * 2008-03-10 2012-08-15 大日本印刷株式会社 固体撮像素子とそれを用いた撮像装置
CN101588506B (zh) * 2008-05-22 2012-05-30 索尼株式会社 固体摄像装置及其制造方法以及电子设备
JP2011137913A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ及び多面付けカラーフィルタ、並びにその製造に用いる感光性着色組成物
JP5482390B2 (ja) * 2010-04-05 2014-05-07 凸版印刷株式会社 多面付けカラーフィルタ基板の製造方法およびカラーフィルタ基板並びにそれを用いたカラー表示装置
JP4872023B1 (ja) * 2011-04-22 2012-02-08 パナソニック株式会社 固体撮像装置およびその製造方法
JP2015046453A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 キヤノン株式会社 光電変換装置の製造方法
US9985063B2 (en) * 2014-04-22 2018-05-29 Optiz, Inc. Imaging device with photo detectors and color filters arranged by color transmission characteristics and absorption coefficients
JP6512777B2 (ja) * 2014-08-29 2019-05-15 キヤノン株式会社 カラーフィルタアレイの形成方法、撮像装置の製造方法
JP6595788B2 (ja) * 2015-04-06 2019-10-23 キヤノン株式会社 固体撮像装置の製造方法及び固体撮像装置ならびにカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018185476A (ja) 2018-11-22
JP7155359B2 (ja) 2022-10-18
JP2021185421A (ja) 2021-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8853758B2 (en) Solid-state imaging device, method of manufacturing solid-state imaging device, and electronic apparatus
US9202833B2 (en) Imaging systems with baffle grids
WO2010013432A1 (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
US20210191260A1 (en) Method for forming color filter array and method for manufacturing electronic device
US7786426B2 (en) Imaging device with a color filter that contains a layer only covering the surrounding areas
US20120012961A1 (en) Solid-state imaging device and method of manufacturing of same
CN105355639A (zh) 固体摄像元件及其制造方法、固体摄像装置和摄像装置
US8023017B2 (en) Pattern of color filter array
US7777795B2 (en) Solid-state image pickup device
JP2010282992A (ja) 固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器
KR100982620B1 (ko) 이미지 센서 및 이미지 센서의 제조 방법
JP2011171328A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
JP6929119B2 (ja) カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法
JP2013118295A (ja) 固体撮像素子の製造方法、固体撮像素子、および電子情報機器
WO2013111419A1 (ja) 固体撮像装置
JP7000525B2 (ja) カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法
JP2016029704A (ja) 光電変換装置、およびそれを用いた撮像システム
JP4877215B2 (ja) 固体撮像素子およびそれを用いた撮像装置
JP6772003B2 (ja) カラーフィルタアレイの形成方法および電子デバイスの製造方法
JP7357262B2 (ja) 撮像装置
TWI279923B (en) Shielding layer outside the pixel regions of optical device and method for making the same
JP6079804B2 (ja) 固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器
JP2011165791A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
JP2011165923A (ja) カラー固体撮像素子およびその製造方法
JP2009283978A (ja) 固体撮像素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210810

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6929119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151