JP6929039B2 - 情報発信機能付火災感知器 - Google Patents

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Description

本発明は、ビーコン等の情報発信モジュールを内蔵する情報発信ユニットを備えた情報発信機能付火災感知器に関する。
近年、機器固有の識別情報を位置検出用の情報として無線により発信するビーコン等の情報発信端末や当該情報発信端末に電力を供給する電池等を備えた情報発信モジュールが内蔵された火災感知器が建物に設置されることがある。このような位置検出システムでは、複数の情報発信モジュールの各識別情報と各設置箇所とを対応付けたマップ情報が予め用意され、携帯端末装置に与えられる。そして、携帯端末装置を保有して移動する際に、携帯端末装置が建物内において情報発信モジュールからの識別情報を受信することで、受信した識別情報とマップ情報とから建物内で位置を把握するのに利用される。
ところで、建物の天井等に設置される火災感知器には、上記したような情報発信モジュールが予め内蔵されたアドレス機能付火災感知器の他に、アドレス機能を有しない火災感知器である一般火災感知器もあり、この一般火災感知器にアドレス機能を付与する中継器が提案されている(例えば特許文献1参照)。具体的には、当該中継器は、自己の固有のアドレスを有しており、一般火災感知器が発報すれば、発報信号とともに自己のアドレスを火災受信機に送信可能である。当該中継器のように、例えば情報発信モジュールが搭載された情報発信ユニットを、建物の天井等に設置される火災感知器に取付けることで、情報発信モジュール専用の設置箇所を別途設けることなく、情報発信モジュールを建物の適切な位置に適切な間隔で配置することができる。
特開平10−293891号公報
上記特許文献1に記載された中継器は、建物の天井等に固着する感知器ベースと、当該感知器ベースに取付ける感知器本体と、の間に配設されているので、当該中継器を着脱する際には、感知器ベースから感知器本体を外して、感知器ベースと感知器本体との接続を解除する必要がある。しかしながら、感知器ベースと感知器本体との接続が解除されると、火災感知器の火災監視機能が停止した状態となってしまう。すなわち、上記中継器には、火災監視を中断した状態でないと着脱を行うことができない、という課題がある。
一方、中継器を感知器ベースと感知器本体との間以外の箇所に設置することも考えられるが、感知器本体の下方や側方への配置は火災監視機能を損なう虞があるため、感知器本体よりも天井側に配置することを求められているのが現状である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、建物の天井等の取付面に設置する火災感知器の感知器本体よりも取付面側に情報発信ユニットを備えた情報発信機能付火災感知器において、火災感知器による火災監視を中断することなく情報発信ユニットを着脱できるようにすることを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係る情報発信機能付火災感知器は、火災感知器の一部をなす感知器ベースと、前記火災感知器の一部をなし、前記感知器ベースから分離可能な感知器本体と、互いに平行となるように離間配置された一対の接合部、前記一対の接合部の間に介在し前記一対の接合部を連結する連結部、前記一対の接合部のうち一方の接合部に設けられ前記感知器ベースにおける一方の係合面又は建物の取付面に係合する第1係合部、及び他方の接合部に設けられ前記感知器本体の係合面又は前記感知器ベースにおける他方の係合面に係合する第2係合部を有するアダプタ本体と、筐体及び前記筐体に内蔵される情報発信モジュールを有し前記一対の接合部の間に形成される空間に収納された情報発信ユニットを有する火災感知器用中継アダプタと、を備え、前記筐体は分割可能であり、2つに分割された前記筐体のうちの一方の筐体は、平面視略U字型に形成されるとともに、両端面がそれぞれ前記他方の筐体との接合面となっており、該接合面の少なくとも一方に凸部が設けられ、2つに分割された前記筐体のうちの他方の筐体は、前記一方の筐体との接合面が平面になっており、該接合面に、前記凸部が係合可能な溝が、前記接合面の一端から他端まで直線状に延びるように形成されていることを特徴とする。
本発明が備える情報発信モジュールは、一対の接合部の間の空間に置かれるだけで、火災感知器やアダプタ本体との間に電気的な接続は無いので、修理や交換を行うためにこの火災感知器から情報発信ユニットの一部又は全部を着脱する際に、感知器ベースと感知器本体との電気的接続を解除する必要が無い。このため、本発明によれば、火災の監視を中断することなく情報発信ユニットを着脱することができる。
また、本発明が備える一方の筐体の凸部に他方の筐体の溝の端部をかけ、他方の筐体を溝の延設方向に押すだけで他方の筐体がスライドして一方の筐体に係合する。逆に、一方の筐体に係合している他方の筐体を溝の形成方向に押すだけで他方の筐体がスライドして一方の筐体から外れる。このため、本発明によれば、情報発信ユニットの取り付け、取り外しを容易に行うことができる。
なお、上記発明において、前記連結部は筒状をなし、前記一対の接合部は、前記連結部の両端にフランジ状に設けられ、前記第1係合部は、前記一方の接合面における前記連結部が存在する側と反対側の面に設けられるとともに、前記第2係合部は、前記他方の接合面における前記連結部が存在する側と反対側の面に設けられ、前記情報発信ユニットは、中央部に孔が空いた環状をなし、前記孔が開放されるよう分割可能な筐体を有し、前記一方の接合部と前記他方の接合部との間に、前記連結部を囲むように取り付けられるものとしてもよい。
このようにすれば、筐体が分割されない限り、情報発信ユニットが、その中心に通される連結部によって連結部の軸方向と直交する方向の変位を規制されるので、地震などで本発明を取り付けた火災感知器が揺れても、情報発信ユニットが落下するのを防ぐことができる。一方、筐体を分割すれば、情報発信ユニットをアダプタ本体から容易に取り外すことができる。
また、上記発明において、前記一方の接合部における前記連結部が存在する側と反対側の面に、前記感知器ベースの一方の係合面に設けられた端子と当接可能な第1端子が設けられ、前記他方の接合部における前記連結部が存在する側と反対側の面に、前記第1端子と導通するとともに、前記感知器本体の係合面に設けられた端子と当接可能な第2端子が設けられているものとしてもよい。
このようにすれば、火災感知器用中継アダプタを取り付けるだけで感知器ベースと感知器本体とが電気的に接続されるので、別途感知器ベースと感知器本体とを電気的に接続する作業が必要無くなる。このため、本発明の火災感知器への取り付けをより一層容易に行うことができる。
なお、上記発明において、前記火災感知器用中継アダプタの情報発信モジュールは、情報発信端末と、電源と、を備え、2つに分割された前記筐体のうちの一方の筐体は、前記情報発信端末を収納するとともに、他方の筐体との接合面に、前記情報発信端末と導通する第3端子を備え、他方の筐体は、前記電源を収納するとともに、前記一方の筐体との接合面であって前記第3端子と対向する箇所に前記電源と導通する第4端子を備えているものとしてもよい。
このようにすれば、情報発信ユニットを着脱する際に、情報発信端末と電源とに分けて行うことができるので、情報発信端末と電源の何れか一方だけを交換することが可能となる。このため、何れか一方を交換するために他方を無駄にする心配がない。
本発明によれば、火災感知器による火災監視を中断することなく情報発信ユニットを着脱することができる。
本発明の実施形態に係る情報発信機能付火災感知器の分解斜視図である。 図1の情報発信機能付火災感知器を構成する情報発信ユニットの平面図および側面図である。 図1の情報発信ユニットを構成するモジュール部を示した斜視図である。 図1の情報発信ユニットを構成する電源ユニットを示した斜視図である。 図1の情報発信機能付火災感知器を構成する火災感知器用中継アダプタにおける、電源ユニットの交換前、交換中、交換後を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る情報発信機能付火災感知器の分解斜視図である。 第1,2実施形態の一の変形例に係る情報発信ユニットを示した平面図である。 第1,2実施形態の他の変形例に係るモジュール部を示した斜視図および情報発信ユニットの電源ユニットを取り外した状態における側面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る情報発信機能付火災感知器1の分解斜視図、図2は図1の情報発信機能付火災感知器1が備える情報発信ユニットの平面図および側面図である。なお、以下の説明においては、取付面(例えば天井)側を上とし、床側を下とする。
本実施形態の情報発信機能付火災感知器1は、図1に示したように、火災感知器10Aと、火災感知器用中継アダプタ10Bと、で構成されている。
火災感知器10Aは、感知器ベース11と、感知器本体12と、を備えている。
火災感知器10Aの平面視(感知器ベース11と感知器本体12が並ぶ方向から見たときの)形状は、本実施形態においては円形となっている。なお、火災感知器10Aは、煙感知器であっても熱感知器であってもよい。
感知器ベース11は、火災感知器10Aの基部となる部材であり、建物の取付面に取り付けられる。火災感知器10Aの図示しないいわゆるL−C線等の電源用或いは火災報知信号用の感知器接続線は、感知器ベース11を介して取付面裏へ引き出される。
感知器ベース11の、アダプタ本体20(本発明を適用しない場合は、感知器本体12)が接合する面(一方の係合面)には、複数の端子11aおよび図示しない係合部が設けられている。
感知器本体12は、火災検知部13と、火災検知部13を覆う感知器カバー14と、を備えている。
火災検知部13は、火災感知器10Aが煙感知器の場合には、発光素子および受光素子が実装された回路基板と、暗箱と、防虫網と、を備える。
一方、火災感知器10Aが熱感知器の場合には、火災検知部13は、図示しない回路基板と、サーミスタと、を備える。
火災検知部13の、アダプタ本体20(本発明を適用しない場合は、感知器ベース11)が接合する面には、複数の端子13aおよび図示しない係合部が設けられている。
感知器カバー14は、火災検知部13の周囲を囲って保護するための部材である。火災感知器10Aが煙感知器である場合には、感知器カバー14の側周面には、複数の開口窓14aが側周面に沿って並ぶように設けられている。
一方、火災感知器10Aが熱感知器である場合は、側周面および下面に開口窓が形成されたプロテクタが備えられる。
すなわち、感知器カバー14は、火災検知部13を開口窓14aから一部露出させた状態で、火災検知部13を保持している。
火災感知器用中継アダプタ10Bは、アダプタ本体20と、情報発信ユニット30と、を備えている。
アダプタ本体20は、感知器ベース11と感知器本体12との間に介在する部材で、中央部をなす円筒状の連結部21と、連結部21の両端にフランジ状に設けられた一対の接合部22,23と、からなる。各接合部22,23の平面視(両接合部22,23が並ぶ方向から見たときの)形状は、火災感知器10Aの平面視形状と同じ大きさの円形となっている。
一方の接合部22の感知器ベース11と接する面には、複数の端子22aが、一方の接合部22を感知器ベース11に接合させた時に感知器ベース11の各端子11aと接触することになる箇所にそれぞれ設けられている。また、一方の接合部22の感知器ベース11と接する面には、感知器ベース11の係合部と係合する図示しない第1係合部が設けられている。
接合部23の感知器本体12と接する面には、複数の端子23aが、接合部23を感知器本体12と接合させた時に感知器本体12の各端子13aと接触することになる箇所にそれぞれ設けられている。また、接合部23の感知器本体12と接する面には、感知器本体12の係合部と係合する図示しない第2係合部が設けられている。
一方の接合部22に設けられた端子22aと他方の接合部23に設けられた端子23aとは、連結部21および各接合部22,23内を通る配線20aによって導通している。
情報発信ユニット30は、アダプタ本体20の両接合部22,23の間に、連結部21を囲むように配置された円環状の装置である。情報発信ユニット30の平面視(円環の孔の貫通方向から見たときの)輪郭は、図2(a)に示したように、火災感知器10Aやアダプタ本体20の接合部22,23の平面視形状と略同じ大きさの円形となっている。情報発信ユニットの中央部に形成された孔30aの径は、アダプタ本体20の連結部21の太さ(直径)と同じないしはやや長くなっている。
情報発信ユニット30は、所定の接合面31a,32aを境にして、モジュール部31と、電源ユニット32と、に分けられる。これらは互いに分離・接合可能となっている。
接合面31a,32aは、本実施形態においては、情報発信ユニット30を平面視した時に、その中心Cから径方向に連結部21の半径と同じないしはそれよりもやや長い距離だけ離れた点Pにおいて当該点Pと情報発信ユニットの中心Cとを結ぶ直線と直交する平面になっている。
なお、本実施形態においては、平面視略U字状の方をモジュール部31、残りの弓形の方を電源ユニット32としているが、平面視略U字状の方を電源ユニットとし、弓形の方をモジュール部としてもよい。
モジュール部31は、図3に示したように、筐体311と、筐体311の接合面31aに設けられた係合部312および端子313と、筐体311に内蔵されたビーコン等の情報発信端末314と、を備えている。
筐体311は、本実施形態においては、接合面31aが上述したような箇所に位置する略U字状となっているので、筐体311(モジュール部31)がアダプタ本体20の所定箇所に取り付けられたとき、一方の接合面31aを他方の接合面31aまで延長した面(モジュール部31と接合する電源ユニット32の接合面32a)とアダプタ本体20の連結部21とは干渉しない(連結部21が接合面31aよりも奥まった位置にくる)ようになっている。
係合部312は、本実施形態においては、接合面31aから突出する凸部となっており、2つの接合面31aにそれぞれ設けられている。係合部312を2つの接合面31aが並ぶ方向から見たときの形状は、図2(b)に示したように、接合面31a寄りの基端側がくびれ、接合面31aから離れた先端側が上方と下方の少なくとも一方(図2(b)の場合は上下両方)へ突出した形状となっている。なお、係合部312は、2つの接合面31aの何れか一方にだけ設けるようにしてもよい。
端子313は、筐体311の接合面31aに複数設けられている。なお、図3に示したように、一方の接合面31aに全ての端子313を設けてもよいし、一部の端子313を他方の接合面31aに設けるようにしてもよい。
情報発信端末314は、回路基板や送信回路部やアンテナ部等を有し、位置検出用に機器固有の識別情報を無線により発信することが可能に構成されている。情報発信端末314に実装された回路は、端子313と導通しており、端子313を介して電力の供給を受けることが可能となっている。
電源ユニット32は、図4に示したように、筐体321と、筐体321の接合面32aに設けられた被係合部322および端子323と、と、筐体321に内蔵された電源324と、を備えている。
被係合部322は、本実施形態においては、接合面32aに沿って電源ユニット32におけるアダプタ本体20の接合部22,23と対向する面と平行に延びる溝となっている。溝をその延長方向から見たときの形状は、図2(b)に示したように、モジュール部31の係合部312が入り込むことが可能で、係合部312の先端側の突出部分が奥で係合可能となる形状となっている。なお、このような被係合部をモジュール部31に設け、電源ユニット32の方に上述したような係合部を設けるようにしてもよい。
端子323は、筐体321の接合面32aにおける、モジュール部31との接合時にモジュール部31の端子313と対向することになる箇所に設けられている。
電源324は、1つの電池により構成される電池電源に限定されず、適宜変更可能であり、例えば、複数の電池を並列接続して構成される電池電源であってもよい。
また、電源324を構成する電池は、ボタン形電池に限定されず、適宜変更可能であり、例えば、円筒形電池(円筒形リチウム電池)であってもよい。
また、電源324は、電池電源に限定されず、適宜変更可能であり、例えば光発電装置等であってもよい。電源324が光発電装置である場合、当該電源324は、例えば、感知器カバー14の外周側面に配設された光電池(太陽電池等)と、当該光電池からの電力を集電して外部(情報発信端末314)に出力する出力部と、からなる。
電源324の電力は、端子323を介して外部(情報発信端末314)に供給することが可能となっている。
次に、本実施形態の上記情報発信機能付火災感知器1の設置方法について説明する。
まず、感知器ベース11を取付面の所定箇所に取り付ける。そして、取り付けられた感知器ベース11の下面にある係合部を、アダプタ本体20の一方の接合部22にある係合部と係合させることにより、アダプタ本体20を感知器ベース11に接合させる。次に、取り付けられたアダプタ本体20の下面(他方の接合部23)にある係合部を、感知器本体12にある係合部と係合させることにより、感知器本体12をアダプタ本体20に接合させる。こうすることで、感知器ベース11と感知器本体12とが電気的に接続され、火災感知器10Aとして機能する状態となる。
続いて、アダプタ本体20に、モジュール部31を、アダプタ本体20の連結部21を挟み込むように配置する。そして、モジュール部31の係合部312に、電源ユニット32の被係合部322の一端をかけ、電源ユニット32を被係合部322の延長方向に沿って水平に押す。すると、電源ユニット32がスライドし、やがてモジュール部31と接合する。こうして、情報発信機能付火災感知器1の設置完了となる。
なお、アダプタ本体20に後から情報発信ユニット30を取り付けるのではなく、予めアダプタ本体20に情報発信ユニット30を取り付けて火災感知器用中継アダプタ10Bとしておき、これを、感知器ベース11に取り付けるようにしてもよい。
次に、上記情報発信機能付火災感知器1における情報発信ユニット30の交換方法について説明する。図5は、電源ユニット32の交換前、交換中、交換後における上記情報発信機能付火災感知器1の断面図である。
本実施形態の情報発信機能付火災感知器1では、電源324の交換を電源ユニット32ごと交換することにより行う。具体的には、図5(a)に示した情報発信ユニット30の古くなった電源ユニット32(O)に、新しい電源ユニット32(N)を、図5(b)に示したように、両電源ユニット32(O),(N)の各被係合部322が一直線に一続きとなるように当接させる。そして、新しい電源ユニット(N)で古い電源ユニット(O)を押すことで、古い電源ユニット32(O)をスライドさせていく。やがて、図5(c)に示したように、古い電源ユニット32(O)がモジュール部31から外れ、代わりに新しい電源ユニット32(N)がモジュール部31に係合する。こうして、電源ユニット32が新しいものに交換される。
なお、モジュール部31の方を交換、或いは修理のため一時的に取り外す場合も、上述した手順とほぼ同様にして進められる。まず、電源ユニット32をスライドさせ、モジュール部31から取り外す。そして、モジュール部31をアダプタ本体20から取り外す。次に、新しい或いは修理したモジュール部31をアダプタ本体20に配置し、電源ユニット32を係合させる。また、モジュール部31と電源ユニット32を両方同時に取り外したい場合も同様の手順で行えばよい。
このように、本実施形態の情報発信ユニット30であれば、情報発信ユニットを着脱する際に、情報発信端末と電源とに分けて行うことができるので、情報発信端末と電源の何れか一方だけを交換することが可能となる。このため、何れか一方を交換するために他方を無駄にする心配がない。
このように、本実施形態の情報発信機能付火災感知器1は、感知器ベース11と感知器本体12との間に、情報発信ユニット30が着脱可能な火災感知器用中継アダプタ10Bを介在させたものとなっている。このため、情報発信ユニット30を着脱する際に、感知器ベース11と感知器本体12との間の電気的接続を切る必要が無い、すなわち、火災感知器10Aの火災監視機能を停止させることなく、情報発信ユニット30の一部または全部を交換することができる。
また、本実施形態の情報発信ユニット30は、モジュール部31と電源ユニット32との係合を解除するだけで、情報発信ユニット30をアダプタ本体20から外すことができるので、情報発信ユニット30の一部または全部を容易に交換することができる。
特に、本実施形態の場合、係合部312と被係合部322が、凸部と溝で構成されているので、モジュール部31(一方の筐体311)の凸部に電源ユニット32(他方の筐体321)の溝の端部をかけ、電源ユニット32を溝の延設方向に押すだけで電源ユニット32がスライドしてモジュール部31に係合させることができる。逆に、モジュール部31に係合している電源ユニット32を溝の形成方向に押すだけで電源ユニット32がスライドしてモジュール部31から外すことができる。
また、本実施形態の情報発信機能付火災感知器1は、上述したように、各構成10,20,30の平面視の輪郭が略同じ大きさの円形であるため、組み立てられると外観が略円柱状となる。すなわち、情報発信ユニット30が取り付けられても一体感のある形状となるので、火災感知器の下方や側方に情報発信ユニットに取り付ける場合に比べて美観を損ねる心配が無い。
また、本実施形態の情報発信機能付火災感知器1は、情報発信ユニット30が、その中心に通される連結部21によって連結部21の軸方向と直交する方向の変位を規制されるので、地震などで揺れても、情報発信ユニット30が落下するのを防ぐことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は本実施形態に係る情報発信機能付火災感知器1Aの分解斜視図である。なお、ここでは、第1実施形態と共通する構成については、共通の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の情報発信機能付火災感知器1は、図6に示したように、火災感知器10Aが感知器ベース11と感知器本体12とに分割されていない点、感知器ベース11の、第1実施形態において建物の取付面に接合していた面に、アダプタ本体20の他方の接合部23が接合している点、一方の接合部22が取付面に接合する点、が第1実施形態と異なる。
本実施形態の感知器ベース11は、1実施形態において建物の取付面に接合していた面に、アダプタ本体20の第2係合部と係合可能な係合部が設けられている。
アダプタ本体20の取付面への接合は、ネジ止め、接着、取付面の孔への嵌め込み等、取付面の状態に応じて適宜選択可能である。なお、取付面にアダプタ本体20の第1係合部と係合可能な係合部を設け、取付面にアダプタ本体20を係合させるようにしてもよい。
アダプタ本体20は、第1実施形態と同じものであってもよいが、本実施形態では、感知器ベース11と感知器本体12とを電気的に接続する手段が必要ないので、端子22a,23aや配線20aを有していないものとしてもよい。
このようにしても、上記実施形態と同様に、火災感知器の火災監視機能を停止させることなく、情報発信ユニットの一部または全部を容易に交換することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、電源ユニット32をスライドさせることによってモジュール部31に係合させたが、例えば、図7に示したように、先端部が変位可能な鉤爪を係合部322Aとし、鉤爪に対応するように奥が窪んだ差し込み穴を被係合部312Aとすることで、スライドによらずに係合・分割できるようにしてもよい。
このようにすれば、上記実施形態のように、モジュール部31を平面視U字状と(電源ユニット32の接合面32aを連結部21と干渉しないように)しなくても、モジュール部31と電源ユニット32とを係合させることが可能なので、モジュール部31Aおよび電源ユニット32Aを構成する筐体311,321の形状をより自由にすることができる。
また、上記実施形態では、アダプタ本体20と情報発信ユニット30との電気的な接続は無いものとしたが、例えば、図8(a)に示したように、モジュール部31の、接合部22,23と接する面に、情報発信端末314と導通する端子313Bを設けるとともに、図8(b)に示したように、接合部22,23の互いに向かい合う面の、情報発信ユニット30が取り付けられたときに端子313Bが接する箇所に、端子22a,23aまたは配線20aと導通する端子22bを設け、電源用の感知器接続線から感知器本体10Aへ供給するための電力を情報発信端末314に供給するようにしてもよい。
このようにすれば、電源ユニット32を備える必要がなくなるし、電源ユニット32の出力が低下したのに、電源ユニット32を直ちに交換できない場合であっても、情報発信ユニット30の機能を維持し続けることができる。
また、上記実施形態では、取り付け(スライド)のし易さおよび取り付け後の美観のために、各構成10,20,30の平面視の輪郭を、略同じ大きさの円形になるようにするとともに、情報発信ユニット30の接合面31a,32aを、アダプタ本体20の連結部21を通らないようにずらしたが、電源ユニット32と共にアダプタ本体20の連結部21を囲むことが可能、かつ情報発信端末314を内蔵可能でさえあれば、その形状は任意である。
また、上記実施形態では、情報発信端末として発信機能を有するものを内蔵した例を示したが、発信機能の他に受信機能を有するものを用いてもよい。
1,1A 情報発信機能付火災感知器
10A 火災感知器
10B 火災感知器用中継アダプタ
11 感知器ベース
11a 端子
12 感知器本体
13 火災検知部
13a 端子
14 感知器カバー
14a 開口窓
20 アダプタ本体
20a 配線
21 連結部
22,23 接合部
22a,22b,23a 端子
30 情報発信ユニット
30a 孔
31,31A モジュール部
32,32A 電源ユニット
31a,32a 接合面
311,321 筐体
312,322A 係合部(凸部、鉤爪)
312A,322 被係合部(溝、差し込み穴)
313,313B,323 端子
314 情報発信端末(情報発信モジュール)
324 電源(情報発信モジュール)
C 中心
P 点

Claims (1)

  1. 火災感知器の一部をなす感知器ベースと、
    前記火災感知器の一部をなし、前記感知器ベースから分離可能な感知器本体と、
    互いに平行となるように離間配置された一対の接合部、前記一対の接合部の間に介在し前記一対の接合部を連結する連結部、前記一対の接合部のうち一方の接合部に設けられ前記感知器ベースにおける一方の係合面又は建物の取付面に係合する第1係合部、及び他方の接合部に設けられ前記感知器本体の係合面又は前記感知器ベースにおける他方の係合面に係合する第2係合部を有するアダプタ本体と、筐体及び前記筐体に内蔵される情報発信モジュールを有し前記一対の接合部の間に形成される空間に収納された情報発信ユニットと、を有する火災感知器用中継アダプタと、を備え、
    前記筐体は分割可能であり、
    2つに分割された前記筐体のうちの一方の筐体は、
    平面視略U字型に形成されるとともに、両端面がそれぞれ前記他方の筐体との接合面となっており、
    該接合面の少なくとも一方に凸部が設けられ、
    2つに分割された前記筐体のうちの他方の筐体は、
    前記一方の筐体との接合面が平面になっており、
    該接合面に、前記凸部が係合可能な溝が、前記接合面の一端から他端まで直線状に延びるように形成されていることを特徴とする情報発信機能付火災感知器。
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