JP6829668B2 - 情報発信アダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、ビーコン等の情報発信端末を有する情報発信モジュールを備えた情報発信アダプタに関し、特に建物の天井等に設置される火災感知器の近傍に固定可能な情報発信アダプタに関する。
近年、機器固有の識別情報を位置検出用の情報として無線により発信するビーコン等の情報発信端末や当該情報発信端末に電力を供給する電池などを備えた情報発信モジュールが建物に設置されることがある。このような位置検出システムでは、複数の情報発信モジュールの各識別情報と各設置箇所とを対応付けたマップ情報が予め用意され、端末装置に与えられる。そして、端末装置が建物内で情報発信モジュールから識別情報を受信することで、受信した識別情報とマップ情報とから建物内で位置を検出するのに利用される。
従来、建物の天井等に設置される火災感知器には、アドレス機能付火災感知器の他に、アドレス機能を有しない火災感知器である一般火災感知器もあり、この一般火災感知器にアドレス機能を付与する中継器が提案されている(例えば特許文献1参照)。具体的には、当該中継器は、建物の天井等(感知器取着面)に固着する感知器ベース(ベース)と、当該感知器ベースに取付ける感知器本体(一般火災感知器)と、の間に配設可能である。そして、当該中継器は、自己の固有のアドレスを有しており、一般火災感知器が発報した際に、発報信号とともに自己のアドレスを火災受信機に送信するよう構成されている。
当該中継器のように、例えば情報発信モジュールを備えた情報発信アダプタを、建物の天井等に設置される火災感知器に取付けることで、情報発信モジュール専用の設置箇所を別途設けることなく、複数の情報発信モジュールを建物の適切な位置に適切な間隔で配置することができる。
特開平10−293891号公報
しかしながら、上記中継器の場合、当該中継器を構成する構成要素(連結端子、接続端子、一般火災感知器の発報検出やアドレス付加などを行う回路が設けられた基板等)を交換する際には、感知器ベースから感知器本体を外して、感知器ベースと感知器本体との接続を解除する必要がある。感知器ベースと感知器本体との接続が解除されると、火災感知器の機能が停止した状態、すなわち火災感知器による火災監視が中断された状態になる。したがって、上記中継器の場合、火災感知器による火災監視が中断された状態でなければ、構成要素の交換を行うことができない。
また、感知器ベースと感知器本体との間に中継器等を介在させることは、火災感知器の機能・性能に影響を与える虞がある。
そこで、本発明は、建物の天井等に設置される火災感知器の近傍に、火災感知器の機能・性能に影響を与えることなく設置でき、かつ、火災感知器による火災監視を中断することなく構成要素の交換を行うことができる情報発信アダプタを提供することを目的とする。
本発明の情報発信アダプタは、
被取付部に固定され、火災感知器が取付けられるケース部材と、
前記ケース部材内に収納される略円盤状のベース部材と、
前記ベース部材に装着される情報発信モジュールと、を備え、
前記ケース部材は、
当該ケース部材を前記被取付部に固定するための固定ネジの軸部が挿通可能な固定用ネジ孔を有する上側プレート部と、
当該ケース部材に前記火災感知器を取付けるための取付ネジと螺合可能な取付用ネジ孔を有する下側プレート部と、を備え、
前記ベース部材は、前記上側プレート部と前記下側プレート部との間でスライド移動することで前記ケース部材に着脱することを特徴とする。
本発明の情報発信アダプタによれば、建物の天井等に設置される火災感知器の近傍に、火災感知器の機能・性能に影響を与えることなく設置でき、かつ、火災感知器による火災監視を中断することなく構成要素の交換を行うことができる。
ここで、情報発信アダプタにおいて、
前記下側プレート部は、前記固定用ネジ孔と対向する部分に、前記固定ネジの頭部が通過可能な挿通孔を有する構成としても良い。
このように構成することによって、ケース部材を被取付部に固定する作業を、挿通孔を介して当該ケース部材の下方から行うことができるため、作業効率が向上する。
また、情報発信アダプタにおいて、前記ベース部材は、
上面に、前記固定用ネジ孔に軸部が挿通している前記固定ネジとの接触を回避するための第一溝部を有するとともに、
下面に、前記取付用ネジ孔に螺合している前記取付ネジとの接触を回避するための第二溝部を有する構成としても良い。
このように構成することによって、情報発信アダプタの薄型化が可能となる。
また、本発明の情報発信アダプタは、
被取付部に固定され、火災感知器が取付けられるアタッチメント部材と、
略円盤状のベース部材と、
前記ベース部材に装着される情報発信モジュールと、を備え、
前記アタッチメント部材は、
当該アタッチメント部材を前記被取付部に固定するための固定ネジの軸部が挿通可能な固定用ネジ孔を有する上側プレート部と、
前記上側プレート部から延設され、当該アタッチメント部材に前記火災感知器を取付けるための取付ネジと螺合可能な取付用ネジ孔を有する突出部と、を備え、
前記ベース部材は、前記上側プレート部と前記火災感知器との間でスライド移動することで、前記上側プレート部と前記火災感知器との間の空間に着脱することを特徴とする。
本発明の情報発信アダプタによれば、建物の天井等に設置される火災感知器の近傍に、火災感知器の機能・性能に影響を与えることなく設置でき、かつ、火災感知器による火災監視を中断することなく構成要素の交換を行うことができる。
ここで、情報発信アダプタにおいて、
前記ベース部材は、上面に、前記固定用ネジ孔に軸部が挿通している前記固定ネジとの接触を回避するための溝部を有する構成としても良い。
このように構成することによって、情報発信アダプタの薄型化が可能となる。
さらに、情報発信アダプタにおいて、
前記固定用ネジ孔と前記取付用ネジ孔とは、同一の円周上に配置され、かつ、当該円周は、前記ベース部材と同心である構成としても良い。
このように構成することによって、情報発信アダプタの固定(設置)に際して、被取付部や火災感知器にネジ孔を新設する必要がなくなる。
また、情報発信アダプタにおいて、
前記情報発信モジュールは、情報発信端末と、当該情報発信端末に電力を供給する電源と、を有し、
前記電源は、一又は複数の電池からなり、当該電池からの電力を前記情報発信端末に供給する構成としても良い。
このように構成することによって、火災感知器による火災監視を中断することなく、電池(構成要素)の交換を行うことができる。
本発明によれば、建物の天井等に設置される火災感知器の近傍に、火災感知器の機能・性能に影響を与えることなく設置でき、かつ、火災感知器による火災監視を中断することなく構成要素の交換を行うことができる。
本発明の実施形態に係る情報発信アダプタの設置例を示す図である。 火災感知器の感知器ベースの一例を示す図である。 実施形態の情報発信アダプタの一例を示す図である。 実施形態の情報発信アダプタの一例を示す図である。 実施形態の情報発信アダプタの一例を示す図である。 実施形態の情報発信アダプタの一例を示す図である。 実施形態の情報発信アダプタの一例を示す図である。 実施形態の情報発信アダプタの一例を示す図である。 変形例1の情報発信アダプタの一例を示す図である。 変形例1の情報発信アダプタの一例を示す図である。 変形例1の情報発信アダプタの一例を示す図である。 変形例1の情報発信アダプタの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、天井側を上側とし、床側を下側とする。
<情報発信アダプタ>
図1は、本発明の実施形態に係る情報発信アダプタの設置例を示す図である。また、図2は、火災感知器の感知器ベースの一例を示す図であって、下面側から見た図である。
本発明の実施形態の情報発信アダプタ100は、例えば図1に示すように、火災感知器200と、当該火災感知器200が取付けられる被取付部Pと、の間に配設可能である。ここで、被取付部Pは、天井面や、屋内配線等に用いられるボックス(アウトレットボックス、露出ボックス等)や、感知器取付金具などである。
火災感知器200は、例えば図1に示すように、略円盤状の感知器ベース210と、外形ドーム状の感知器本体220と、を備えて構成される。
感知器ベース210は、火災感知器200の基部であり、通常、固定ネジN1によって被取付部Pに取付けられているが、本実施形態の場合、感知器ベース210は、例えば図1に示すように、取付ネジN2によって情報発信アダプタ100に取付けられる。感知器ベース210は、例えば図2に示すように、難燃性樹脂からなる本体211と、本体211の下面側に装着された複数(本実施形態では3つ)の接続端子212と、を備えている。
接続端子212は、火災受信機等から延びる感知器回線Q(電源線や伝送線など)と感知器本体220とを電気的に接続するためのものである。接続端子212は、箱型部分212aと、当該箱型部分212aから延出するブレード状部分212bと、を有している。箱型部分212aは、電線接続端子であり、当該箱型部分212aに設けられた差込穴212a1に感知器回線Qの先端が差込まれるようになっている。ブレード状部分212bは、連結端子であり、火災の感知を実際に行う感知器本体220に設けられた爪片(連結端子)と係合して当該感知器本体220を保持するようになっている。
感知器ベース210の本体211には、一対の第一ネジ孔213と、一対の第二ネジ孔214と、が感知器ベース210の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。第一ネジ孔213及び第二ネジ孔214は、固定ネジN1用のネジ孔(固定ネジN1の軸部が挿通可能なネジ孔)として設けられたものであるが、本実施形態の場合、第一ネジ孔213及び第二ネジ孔214を、取付ネジN2用のネジ孔(取付ネジN2の軸部が挿通可能なネジ孔)として使用する。したがって、固定ネジN1用のネジ孔として設けられた第一ネジ孔213及び第二ネジ孔214を、取付ネジN2用のネジ孔として使用できるよう、取付ネジN2として、固定ネジN1と同一形状の螺子、あるいは固定ネジN1と軸部の長さのみが異なる螺子を用いる。
第一ネジ孔213は、略円盤状の感知器ベース210と同心の円周方向に沿って延びる円弧状に形成されており、第二ネジ孔214は、円弧状の第一ネジ孔213よりも外側に配置されている。そして、第一ネジ孔213が配置される円周の中心と、第二ネジ孔214が配置される円周の中心と、感知器ベース210の中心と、は同一である。したがって、感知器ベース210の中心から第一ネジ孔213までの距離は、感知器ベース210の中心から第二ネジ孔214までの距離よりも短い。
また、感知器ベース210の本体211の略中央部には、感知器回線Qの先端部を感知器ベース210の上面側から下面側へと引込むための引込孔215が、感知器ベース210の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。
図3〜図6は、本発明の実施形態に係る情報発信アダプタの一例を示す図である。具体的には、図3は、ベース部材110とケース部材120とが合体した状態を示す図であって、下面側から見た図である。また、図4は、ベース部材110とケース部材120とが分離した状態を示す図であって、上面側から見た斜視図である。また、図5は、ベース部材110とケース部材120とが分離した状態を示す図であって、下面側から見た斜視図である。また、図6は、ベース部材110とケース部材120とが分離した状態を示す図であって、下面側から見た分解斜視図である。なお、図3では、感知器ベース210及び取付ネジN2を仮想線(二点鎖線)で示している。また、図6では、感知器ベース210の一部構成(接続端子212等)の図示を省略している。
情報発信アダプタ100は、例えば図3や図6に示すように、感知器ベース210の外径よりも大きな外径を有する略円盤状のベース部材110と、内部にベース部材110を収納するケース部材120と、ベース部材110に装着される情報発信モジュール160と、を備えて構成される。
なお、ベース部材110の外径は、感知器ベース210の外径と同一であっても良いし、感知器ベース210の外径よりも小さくても良い。
ベース部材110は、樹脂(難燃性樹脂であっても良いし、難燃性樹脂でなくても良い)からなる。ベース部材110は、例えば図6に示すように、情報発信モジュール160を収納可能に構成された本体部111と、本体部111の開口面(本実施形態の場合、下面)を塞ぐ蓋部112と、を備えて構成される。
また、ベース部材110には、例えば図4や図5に示すように、感知器回線Qとの干渉を回避するための開口部113が、当該ベース部材110の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。開口部113は、情報発信アダプタ100に火災感知器200を取付けた状態において、感知器ベース210の引込孔215と対向する位置に配設されている。
ケース部材120は、例えば図6に示すように、ベース部材110の上面側に配される上側プレート部130と、ベース部材110の下面側に配される下側プレート部140と、上側プレート部130と下側プレート部140とを連結する連結部150と、を備えて構成される。
ベース部材110は、ケース部材120の上側プレート部130と下側プレート部140との間で上下方向と直交する平面に沿ってスライド移動することで、当該ケース部材120に着脱できるようになっている。なお、以下の説明では、ケース部材120にベース部材110を取付ける際のベース部材110の進行方向側を前側とし、ケース部材120からベース部材110を取外す際のベース部材110の進行方向側を後側とする。また、上下方向と前後方向の双方に直交する方向を左右方向とする。
上側プレート部130は、例えば、ベース部材110の外径と略同一の外径を有する外形略円形状の板部材であり、1枚の金属プレートをプレス加工等により成型してなる。
下側プレート部140は、例えば、上側プレート部130の外径と同一の外径を有する外形略円形状の板部材であり、1枚の金属プレートをプレス加工等により成型してなる。
なお、本実施形態では、強度向上等の観点から、上側プレート部130及び下側プレート部140を金属製にしているが、上側プレート部130及び下側プレート部140は金属製に限定されない。電波が遮断されて電波の送信効率が鈍ることを回避する等の観点から、上側プレート部130を金属製にするとともに下側プレート部140を樹脂製にしても良いし、上側プレート部130と下側プレート部140の双方を樹脂製にしても良い。
連結部150は、例えば図4や図5に示すように、上側プレート部130及び下側プレート部140の前端同士を連結する前側連結板151と、上側プレート部130及び下側プレート部140の左端同士を連結する左側連結板152と、上側プレート部130及び下側プレート部140の右端同士を連結する右側連結板153と、からなる。連結板151〜153は、金属製であっても良いし、樹脂製であっても良い。
連結部150は、上側プレート部130の中心と下側プレート部140の中心とが一致(対向)する状態で上側プレート部130と下側プレート部140とを連結している。したがって、ケース部材120の中心は、上側プレート部130の中心や下側プレート部140の中心と一致する。
また、ベース部材110とケース部材120とが合体した状態においては、ベース部材110の中心とケース部材120の中心とが一致するようになっている。
下側プレート部140には、例えば図5に示すように、一対の取付用ネジ孔141と、一対の挿通孔142と、がケース部材120の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。取付用ネジ孔141は、ケース部材120に火災感知器200を取付けるための取付ネジN2と螺合可能である。すなわち、取付用ネジ孔141は、取付ネジN2が螺合するネジ受けであり、取付用ネジ孔141には、ナット埋込等の雌ネジ加工が施されている。また、挿通孔142には、ケース部材120を被取付部Pに固定するための固定ネジN1の軸部も頭部も通過可能である。
挿通孔142は、外形略円形状の下側プレート部140と同心の円周方向に沿って延びる円弧状に形成されている。すなわち、挿通孔142は、ケース部材120と同心の円周上に配置されている。
取付用ネジ孔141は、円弧状の挿通孔142の延長線上に配置されている。すなわち、取付用ネジ孔141と挿通孔142とは、同一の円周上に配置されており、取付用ネジ孔141及び挿通孔142が配置される円周の中心と、ケース部材120の中心と、は同一である。したがって、ケース部材120の中心から取付用ネジ孔141までの距離と、ケース部材120の中心から挿通孔142までの距離と、は同一である。
上側プレート部130には、例えば図4に示すように、一対の固定用ネジ孔131がケース部材120の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。固定用ネジ孔131には、ケース部材120を被取付部Pに固定するための固定ネジN1の軸部は通過可能であるが、固定ネジN1の頭部は通過不能である。
固定用ネジ孔131は、外形略円形状の上側プレート部130と同心の円周方向に沿って延びる円弧状に形成されている。すなわち、固定用ネジ孔131は、ケース部材120と同心の円周上に配置されている。
また、固定用ネジ孔131は、下側プレート部140の挿通孔142と略同一形状であり、連結部150によって上側プレート部130と下側プレート部140とを連結した状態において、当該挿通孔142と対向している。すなわち、上側プレート部130の固定用ネジ孔131が配置される円周の径と、下側プレート部140の取付用ネジ孔141及び挿通孔142が配置される円周の径と、は同一である。
また、下側プレート部140の取付用ネジ孔141及び挿通孔142が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、は同一である。したがって、取付用ネジ孔141は、感知器ベース210の第一ネジ孔213を通過してきた取付ネジN2の軸部を受けることができる。すなわち、火災感知器200をケース部材120に対してネジ止めする際に、感知器ベース210側の取付ネジN2用のネジ孔(取付ネジN2の軸部が挿通可能なネジ孔)として、第一ネジ孔213を使用することもできる。
なお、本実施形態では、感知器ベース210の第一ネジ孔213及び第二ネジ孔214のうち、第一ネジ孔213を取付ネジN2用のネジ孔として使用する。
さらに、取付用ネジ孔141は、ケース部材120と同心の円周上に配置されており、第一ネジ孔213は、感知器ベース210と同心の円周上に配置されている。したがって、ケース部材120に火災感知器200を取付けた状態(ネジ止めした状態)において、ケース部材120の中心と、感知器ベース210の中心と、が一致することとなる。
また、上側プレート部130には、例えば図4に示すように、感知器回線Qとの干渉を回避するための開口部132が、ケース部材120の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。開口部132は、ケース部材120に火災感知器200を取付けた状態において、感知器ベース210の引込孔215と対向する位置に配設されている。
同様に、下側プレート部140には、例えば図5に示すように、感知器回線Qとの干渉を回避するための開口部143が、ケース部材120の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。開口部143は、ケース部材120に火災感知器200を取付けた状態において、感知器ベース210の引込孔215と対向する位置に配設されている。
図7及び図8は、情報発信アダプタ100及び当該情報発信アダプタ100に取付けられている感知器ベース210の断面斜視図であって、図7は、固定用ネジ孔131を通る中心線における断面図であり、図8は、取付用ネジ孔141を通る中心線における断面図である。
例えば図7に示すように、固定ネジN1の頭部は、上側プレート部130の下面よりも下方へ突出している。一方、例えば図4や図7に示すように、ベース部材110の上面には、下方へ窪んだ上側ガイド溝114が前後方向(すなわち、ベース部材110のスライド移動方向)に沿って設けられており、情報発信アダプタ100が被取付部Pに固定された状態において、固定ネジN1の頭部が上側ガイド溝114内に配されるよう構成されている。
このように、本実施形態においては、ケース部材120に対するベース部材110の着脱をガイドするためのガイド構造として、固定ネジN1と上側ガイド溝114とからなるガイド構造を有しているため、ベース部材110を、ケース部材120に対してスライドさせるだけで、当該ベース部材110を適正位置にスムーズに取付けることができる。
また、例えば、ケース部材120の上側プレート部130の下面に突起を設けて、当該突起をガイドに利用することも可能であるが、本実施形態では、固定ネジN1をガイドに利用できるため、上側プレート部130に、このような突起を設ける必要がない。
さらに、上側ガイド溝114によって固定ネジN1との接触を回避できる。したがって、ベース部材110と上側プレート部130との間隔を、固定ネジN1の頭部の高さ(上下方向の長さ)よりも大きくしたり、上側プレート部130の厚みを、固定ネジN1の頭部が当該上側プレート部130内に埋まる程度に大きくしたりする必要がないため、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
また、例えば図8に示すように、取付ネジN2の軸部の先端は、下側プレート部140の上面よりも上方へ突出している。一方、例えば図5や図8に示すように、ベース部材110の下面には、上方へ窪んだ下側ガイド溝115が前後方向(すなわち、ベース部材110のスライド移動方向)に沿って設けられており、情報発信アダプタ100が被取付部Pに固定された状態において、取付ネジN2の軸部の先端が下側ガイド溝115内に配されるよう構成されている。
このように、本実施形態においては、ケース部材120に対するベース部材110の着脱をガイドするためのガイド構造として、取付ネジN2と下側ガイド溝115とからなるガイド構造を有しているため、ベース部材110を、ケース部材120に対してスライドさせるだけで、当該ベース部材110を適正位置にスムーズに取付けることができる。
また、例えば、ケース部材120の下側プレート部140の上面に突起を設けて、当該突起をガイドに利用することも可能であるが、本実施形態では、取付ネジN2をガイドに利用できるため、下側プレート部140に、このような突起を設ける必要がない。
さらに、下側ガイド溝115によって取付ネジN2との接触を回避できる。したがって、ベース部材110と下側プレート部140との間隔を、取付ネジN2の軸部の突出高さよりも大きくしたり、下側プレート部140の厚みを、取付ネジN2の軸部全体が当該下側プレート部140内に埋まる程度に大きくしたりする必要がないため、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
なお、本実施形態では、ケース部材120に対するベース部材110の着脱をガイドするためのガイド構造として、固定ネジN1と上側ガイド溝114とからなるガイド構造と、取付ネジN2と下側ガイド溝115とからなるガイド構造と、の2種類のガイド構造を設けたが、いずれか一方だけでも良い。
また、ケース部材120に対するベース部材110の着脱をガイドするためのガイド構造は、固定ネジN1と上側ガイド溝114とからなるガイド構造、取付ネジN2と下側ガイド溝115とからなるガイド構造に限定されず、適宜変更可能である。
また、例えば図4や図5に示すように、ケース部材120の前側連結板151には、前後方向(すなわち、ベース部材110のスライド移動方向)に貫通する一対の嵌合孔部154が設けられている。一方、ベース部材110の前端には、弾性変形可能な一対の差込部116が突設されており、ベース部材110とケース部材120とが合体した状態において、差込部116が嵌合孔部154に嵌るよう構成されている。
差込部116の先端部には、外側を向いた係止爪116aが設けられており、この係止爪116aによって、差込部116が嵌合孔部154に嵌った状態を維持できるようになっている。また、ケース部材120に取付けられているベース部材110を所定以上の力で後方に向けて引張ることで、係止爪116aが嵌合孔部154を形成(画成)する壁面に押されて、一対の差込部116は互いの先端部が近づくように弾性変形する。これにより、差込部116が嵌合孔部154に嵌った状態を解除できるため、ケース部材120からベース部材110を取外すことができる。
このように、本実施形態においては、ベース部材110をケース部材120に着脱可能に係止するための係止構造として、嵌合孔部154と差込部116とからなる係止構造を有しているため、例えば地震等の揺れを受けた場合でも、ベース部材110とケース部材120との合体した状態を安定的に保つことができる。また、所定以上の力でベース部材110を引張るだけで、ケース部材120からベース部材110を取外すことができるため、ベース部材110の着脱作業を容易に行うことが可能となる。
なお、ベース部材110をケース部材120に着脱可能に係止するための係止構造は、嵌合孔部154と差込部116とからなる係止構造に限定されず、適宜変更可能である。
また、例えば図4に示すように、ケース部材120の上側プレート部130の上面の適宜の箇所には、複数(本実施形態では3つ)の突起133が設けられており、情報発信アダプタ100が被取付部Pに固定された状態において、情報発信アダプタ100と被取付部Pとの接触面積ができるだけ小さくなるよう構成されている。
このように、本実施形態では、被取付部Pの表面の凹凸を吸収するための吸収構造として、複数の突起133からなる吸収構造を有しているため、被取付部Pの表面に凹凸がある場合でも当該凹凸の影響を受けにくく、情報発信アダプタ100を被取付部Pにがたつくことなく安定的に固定することができる。
なお、被取付部Pの表面の凹凸を吸収するための吸収構造は、複数の突起133からなる吸収構造に限定されず、適宜変更可能であり、例えば、上側プレート部130の上面に貼付された弾性変形可能なマット等からなる吸収構造であっても良い。
また、ベース部材110には、ケース部材120からベース部材110を取外す際(ベース部材110を所定以上の力で引張る際)に指をかけるツマミ部等が設けられていることが好ましい。
情報発信モジュール160は、位置検出用に機器固有の識別情報を無線により発信するモジュールである。情報発信モジュール160は、例えば図6に示すように、回路基板や送信回路部やアンテナ部などを備える情報発信端末161と、当該情報発信端末161に電力を供給する電源162と、を有している。
電源162は、一又は複数の電池からなる。例えば図6に示すように、ベース部材110の本体部111の内部には、一の電池を着脱自在に収納する収納室111aが複数設けられている。これら複数の収納室111aは並列接続されているため、電源162は、全ての収納室111aが埋まっていなくても、情報発信端末161に電力を供給することができる。本実施形態の場合、ベース部材110は、6個の収納室111aを有しているため、情報発信アダプタ100には最大で6つの電池を搭載することができる。
なお、本実施形態において、収納室111aは、ボタン形電池を収容可能に構成されているが、これに限定されず、収納室111aは、例えば、円筒形電池(円筒形リチウム電池)を収容可能に構成されていても良い。
また、収納室111aの数は、6個に限定されず、適宜変更可能であり、例えば1個であっても良い。
ここで、本実施形態の情報発信アダプタ100の設置方法の一例を説明する。
情報発信アダプタ100は、新設の火災感知器200の近傍にも、既設の火災感知器200の近傍にも設置可能である。具体的には、情報発信アダプタ100は、例えば新築工事中で火災受信機が電源投入されておらず停止している際に、新設の火災感知器200と、当該火災感知器200が取付けられる被取付部Pと、の間に設置可能である。さらに、情報発信アダプタ100は、例えば、保守や点検時などの火災受信機保守モード設定時の際、あるいは自火報設備の機能を阻害せずに作業者が意図的に対象の火災感知器を外す際に、既設の火災感知器200と、当該火災感知器200が取付けられている被取付部Pと、の間に設置可能である。ここでは、既設の火災感知器200の近傍への設置方法を説明する。
まず、感知器ベース210から感知器本体220を外す(第1工程)。
次いで、固定ネジN1を外して、感知器ベース210と被取付部Pとの間に所定の間隙を作る(第2工程)。
次いで、ケース部材120を、感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入する(第3工程)。本実施形態において、上側プレート部130の開口部132には、例えば図4に示すように、外部と連通する連通開口132aが形成されている。また、下側プレート部140の開口部143には、例えば図5に示すように、外部と連通する連通開口143aが形成されている。これらの連通開口132a,143aは、ケース部材120を感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入する際、感知器回線Qとの干渉を回避するために設けられている。すなわち、ケース部材120を感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入する際、連通開口132a,143aから挿入することで、感知器回線Qに邪魔されることなく、ケース部材120を適正位置へと進入させることができる。したがって、ケース部材120は、感知器回線Qを感知器ベース210から外さなくても、感知器ベース210と、当該感知器ベース210が取付けられていた被取付部Pと、の間に配置することができる。
次いで、固定ネジN1を用いて、ケース部材120を被取付部Pにネジ止めして固定する(第4工程)。本実施形態において、下側プレート部140は、上側プレート部130の固定用ネジ孔131と対向する位置に、挿通孔142を有している。したがって、固定ネジN1を固定用ネジ孔131に挿通する際や、固定ネジN1をドライバ等で締める際には、挿通孔142を介してケース部材120(下側プレート部140)の下方から作業できるため、作業効率が向上する。
また、本実施形態においては、ケース部材120の固定用ネジ孔131が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、が同一である。したがって、感知器ベース210を被取付部Pに取付ける際に使用していた被取付部P側のネジ孔を、ケース部材120を被取付部Pに固定する際にも使用できるため、情報発信アダプタ100の設置に際して、被取付部Pにネジ孔を新設する必要がない。さらに、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際には、固定ネジN1として、被取付部Pの形状や材料あるいは周囲環境に応じて適するネジ長の螺子を選択して使用している。ケース部材120の固定用ネジ孔131の挿通部分の厚みT(図7参照)は、感知器ベース210の第一ネジ孔213の挿通部分の厚み以下となっているため、ケース部材120を被取付部Pに固定する際に、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際に選択された固定ネジN1を使用することで、感知器ベース210の取付け時と同じ状況で、ケース部材120を被取付部Pにネジ止めして固定することができる。また、ケース部材120を被取付部Pに固定する際に、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際に選択された固定ネジN1を使用することができるため、情報発信アダプタ100の設置に際し、用意する螺子は取付ネジN2だけで良い。
次いで、取付ネジN2を用いて、感知器ベース210をケース部材120にネジ止めして取付ける(第5工程)。本実施形態においては、ケース部材120の取付用ネジ孔141が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、は同一である。したがって、感知器ベース210を被取付部Pに取付ける際に使用していた感知器ベース210側のネジ孔(第一ネジ孔213)を、感知器ベース210をケース部材120に取付ける際にも使用できるため、被取付部Pに固定ネジN1で取付けられていた感知器ベース210をそのまま用いることができる。すなわち、情報発信アダプタ100の設置に際して、感知器ベース210にネジ孔を新設したり、情報発信アダプタ100専用の感知器ベース210に交換したりする必要がない。
次いで、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を、ケース部材120に取付けて、情報発信アダプタ100を構成する(第6工程)。ベース部材110をケース部材120に取付ける際には、ベース部材110を、ケース部材120の上側プレート部130と下側プレート部140との間で、上下方向と直交する平面に沿ってスライド移動させる。本実施形態において、ベース部材110の開口部113には、例えば図4や図5に示すように、外部と連通する連通開口113aが形成されている。この連通開口113aは、ベース部材110を上側プレート部130と下側プレート部140との間(すなわち、被取付部Pと感知器ベース210との間)に挿入する際、感知器回線Qとの干渉を回避するために設けられている。すなわち、ベース部材110をケース部材120に取付ける際、連通開口113aから挿入することで、感知器回線Qに邪魔されることなく、ベース部材110を適正位置へと進入させることができる。したがって、ベース部材110は、感知器回線Qを感知器ベース210から外さなくても、被取付部Pと、当該被取付部Pに取付けられていた感知器ベース210と、の間に配置することができる。
そして、最後に、感知器ベース210に感知器本体220を付ける(第7工程)。
このように、情報発信アダプタ100は、ケース部材120を感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入し、その後、ケース部材120に対して、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を取付ける(スライド移動させる)だけで、火災感知器200(火災感知器200の近傍)に設置することができる。すなわち、本実施形態の情報発信アダプタ100は、感知器回線Qを感知器ベース210から外さなくても、火災感知器200の近傍に設置することができる。
また、本実施形態の情報発信アダプタ100は、火災感知器200の近傍に設置されている状態で、ベース部材110のみを取外すことができる。したがって、固定ネジN1や取付ネジN2や感知器回線Qを外さなくても、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110のみを取外すことができるため、火災感知器200による火災監視を中断することなく構成要素の交換を行うことができる。
さらに、ベース部材110は、所定以上の力で引張るだけで、ケース部材120から取外すことができる。したがって、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を容易に取外すことができる。
ここで、火災感知器200の近傍に設置されている情報発信アダプタ100において、構成要素の交換や、構成要素の追加や、機能の追加(例えば、情報発信端末を交換することにより実現可能)などを行うには、情報発信アダプタ100の少なくとも一部を取外す必要がある。本実施形態の情報発信アダプタ100は、固定ネジN1や取付ネジN2や感知器回線Qを外さなくても、所定以上の力で引張るだけで、ベース部材110のみを取外すことができる。すなわち、ベース部材110は、火災感知器による火災監視を中断することなく、容易に取外すことができるため、構成要素の交換や構成要素の追加や機能の追加なども容易に行うことができることとなり、メンテナンス性やリニューアル時の施工性などに優れている。
また、火災感知器200は、天井又は天井とみなせる固定器材(取付け具)に確実に取付ける必要がある。その点、本実施形態の情報発信アダプタ100は、ネジを用いてケース部材120を被取付部P(天井又は天井とみなせる固定器材)に固定するため、ケース部材120は、天井とみなせる固定器材であると言える。そして、そのケース部材120に、ネジを用いて火災感知器200を取付けるため、火災感知器200を確実に取付けることができる。すなわち、情報発信アダプタ100は、火災感知器200を取付可能な被取付部Pと同等の設置条件を満たし、火災感知器200を取付けることができる。さらに、本実施形態の情報発信アダプタ100は、感知器ベース210と感知器本体220との間に介在するものでもない。よって、本実施形態の情報発信アダプタ100は、火災感知器200の機能・性能に影響を与えることなく、火災感知器200の近傍に設置可能である。
以上説明した本実施形態の情報発信アダプタ100は、被取付部Pに固定され、火災感知器200が取付けられるケース部材120と、ケース部材120内に収納される略円盤状のベース部材110と、ベース部材110に装着される情報発信モジュール160と、を備え、ケース部材120は、当該ケース部材120を被取付部Pに固定するための固定ネジN1の軸部が挿通可能な固定用ネジ孔131を有する上側プレート部130と、当該ケース部材120に火災感知器200を取付けるための取付ネジN2と螺合可能な取付用ネジ孔141を有する下側プレート部140と、を備え、ベース部材110は、上側プレート部130と下側プレート部140との間でスライド移動することでケース部材120に着脱する。
したがって、火災感知器200による火災監視を中断することなく構成要素の交換等を行うことができる。
また、火災感知器200の機能・性能に影響を与えることなく火災感知器200の近傍に固定(設置)することができる。
また、固定用ネジ孔131や取付用ネジ孔141が、ケース部材120に設けられているため、ベース部材110に固定用ネジ孔や取付用ネジ孔が設けられている場合よりも、情報発信アダプタ100の径を小さくできる。情報発信アダプタ100の径が小さいほど、情報発信アダプタ100と被取付部Pとの接触面積が小さくなるため、情報発信アダプタ100の径が小さいほど、被取付部Pの表面に凹凸がある場合でも当該凹凸の影響を受けにくくなり、情報発信アダプタ100を被取付部Pにがたつくことなく安定的に固定することが可能となる。
なお、固定用ネジ孔131は、長孔(円弧状の孔)でなくても良く、例えば、短孔(例えば、長径と短径が略同一の孔)であっても良い。
また、本実施形態の情報発信アダプタ100において、固定用ネジ孔131と取付用ネジ孔141とは、同一の円周上に配置され、かつ、当該円周は、ベース部材110と同心であるよう構成可能である。
このように構成することによって、情報発信アダプタ100の固定(設置)に際して、被取付部Pや火災感知器200にネジ孔を新設する必要がなくなる。
また、本実施形態の情報発信アダプタ100において、下側プレート部140は、固定用ネジ孔131と対向する部分に、固定ネジN1の頭部が通過可能な挿通孔142を有するよう構成可能である。
このように構成することによって、ケース部材120を被取付部Pに固定する作業を、挿通孔142を介して当該ケース部材120の下方から行うことができるため、作業効率が向上する。
また、本実施形態の情報発信アダプタ100において、ベース部材110は、上面に、固定用ネジ孔131に軸部が挿通している固定ネジN1との接触を回避するための第一溝部(上側ガイド溝114)を有するとともに、下面に、取付用ネジ孔141に螺合している取付ネジN2との接触を回避するための第二溝部(下側ガイド溝115)を有するよう構成可能である。
このように構成することによって、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
また、本実施形態の情報発信アダプタ100において、情報発信モジュール160は、情報発信端末161と、当該情報発信端末161に電力を供給する電源162と、を有し、電源162は、一又は複数の電池からなり、当該電池からの電力を情報発信端末161に供給するよう構成可能である。
このように構成することによって、火災感知器200による火災監視を中断することなく、電池(構成要素)の交換を行うことができる。
<変形例1>
情報発信アダプタ100は、例えば図9及び図10に示すように、ケース部材120に替えて、アタッチメント部材170を備えるものであっても良い。
図9は、ベース部材110とアタッチメント部材170とが分離した状態を示す図であって、下面側から見た分解斜視図である。また、図10は、ベース部材110とアタッチメント部材170とが分離した状態を示す図であって、上面側から見た斜視図である。なお、図9では、感知器ベース210の一部構成(接続端子212等)の図示を省略している。また、図10では、感知器ベース210を外形のみで示している。
アタッチメント部材170は、例えば図9に示すように、ベース部材110の上面側に配される上側プレート部130と、上側プレート部130から延設された一対の突出部180と、を備えて構成される。
ベース部材110は、アタッチメント部材170の上側プレート部130と当該アタッチメント部材170に取付けられた感知器ベース210との間で上下方向と直交する平面に沿ってスライド移動することで、上側プレート部130と感知器ベース210との間の空間Sに着脱できるようになっている。なお、以下の説明では、空間Sにベース部材110を取付ける際のベース部材110の進行方向側を前側とし、空間Sからベース部材110を取外す際のベース部材110の進行方向側を後側とする。また、上下方向と前後方向の双方に直交する方向を左右方向とする。
アタッチメント部材170は、例えば、1枚の金属プレートをプレス加工等により成型してなる。なお、アタッチメント部材170は、金属製に限定されず、少なくとも一部が樹脂製であっても良い。
突出部180は、先端部が内側を向いた略L字状をなしている。一方の突出部180の基端と他方の突出部180の基端とは、上側プレート部130の中心(すなわち、アタッチメント部材170の中心)を通る同一の直線上に配置されている。なお、本実施形態では、一方の先端部180と他方の突出部180の双方の先端部が内側を向いているが、先端部の向きは適宜変更可能であり、例えば、双方の先端部が外側を向いていても良いし、一方の先端部が内側を向き他方の先端が外側を向いていても良い。
突出部180の突出高さ(上下方向の長さ)が、上側プレート部130と感知器ベース210との間の空間Sの厚みになる。したがって、突出部180の突出高さは、ベース部材110の厚み(上下方向の長さ)よりも若干大きい。
突出部180の先端部には、例えば図9に示すように、アタッチメント部材170に火災感知器200を取付けるための取付ネジN2と螺合可能な取付用ネジ孔141が、アタッチメント部材170の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。
取付用ネジ孔141が配置される円周の中心と、アタッチメント部材170の中心と、は同一である。すなわち、取付用ネジ孔141は、アタッチメント部材170と同心の円周上に配置されている。
また、上側プレート部130の固定用ネジ孔131が配置される円周の径と、突出部180の取付用ネジ孔141が配置される円周の径と、は同一である。すなわち、取付用ネジ孔141が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、は同一である。
また、本変形例においては、例えば図9に示すように、ベース部材110の蓋部112に複数の係合突部112bが設けられているとともに、ベース部材110の本体部111に複数の係合受部111bが設けられている。
係合突部112bは、先端に爪を有しており、この爪によって、係合受部111bと係合した状態を維持できるようになっている。
また、係合突部112bは、弾性変形可能である。よって、本体部111に取付けられている蓋部112を所定以上の力で引張ることで、係合突部112bは、当該係合突部112bの爪が係合受部111bに押されて弾性変形する。これにより、係合受部111bと係合突部112bとの係合を解除できるため、本体部111から蓋部112を取外すことができる。
なお、蓋部112は、本体部111から取外し不可であっても良い。具体的には、蓋部112を嵌め殺し状態で本体部111に取付ける等、蓋部112を、所定以上の力で引張るだけでは、本体部111から取外しできないよう構成しても良い。
ここで、本変形例の情報発信アダプタ100の設置方法の一例を説明する。
本変形例の情報発信アダプタ100は、上記実施形態の情報発信アダプタ100と同様、新設の火災感知器200の近傍にも、既設の火災感知器200の近傍にも設置可能である。ここでは、既設の火災感知器200の近傍への設置方法を説明する。
まず、感知器ベース210から感知器本体220を外す(第1工程)。
次いで、固定ネジN1を外して、感知器ベース210と被取付部Pとの間に所定の間隙を作る(第2工程)。
次いで、アタッチメント部材170を、感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入する(第3工程)。
本変形例において、上側プレート部130の開口部132には、例えば図9に示すように、外部と連通する連通開口132aが形成されている。この連通開口132aは、アタッチメント部材170を感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入する際、感知器回線Qとの干渉を回避するために設けられている。すなわち、アタッチメント部材170を感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入する際、連通開口132aから挿入することで、感知器回線Qに邪魔されることなく、アタッチメント部材170を適正位置へと進入させることができる。したがって、アタッチメント部材170は、感知器回線Qを感知器ベース210から外さなくても、感知器ベース210と、当該感知器ベース210が取付けられていた被取付部Pと、の間に配置することができる。
次いで、固定ネジN1を用いて、アタッチメント部材170を被取付部Pにネジ止めして固定する(第4工程)。
本変形例においては、アタッチメント部材170の固定用ネジ孔131が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、が同一である。したがって、感知器ベース210を被取付部Pに取付ける際に使用していた被取付部P側のネジ孔を、アタッチメント部材170を被取付部Pに固定する際にも使用できるため、情報発信アダプタ100の設置に際して、被取付部Pにネジ孔を新設する必要がない。さらに、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際には、固定ネジN1として、被取付部Pの形状や材料あるいは周囲環境に応じて適するネジ長の螺子を選択して使用している。本変形例においては、上記実施形態と同様、固定用ネジ孔131の挿通部分の厚みTは、感知器ベース210の第一ネジ孔213の挿通部分の厚み以下となっているため、アタッチメント部材170を被取付部Pに固定する際に、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際に選択された固定ネジN1を使用することで、感知器ベース210の取付け時と同じ状況で、アタッチメント部材170を被取付部Pにネジ止めして固定することができる。また、アタッチメント部材170を被取付部Pに固定する際に、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際に選択された固定ネジN1を使用することができるため、情報発信アダプタ100の設置に際し、用意する螺子は取付ネジN2だけで良い。
次いで、取付ネジN2を用いて、感知器ベース210をアタッチメント部材170にネジ止めして取付ける(第5工程)。
本変形例においては、アタッチメント部材170の取付用ネジ孔141が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、は同一である。したがって、感知器ベース210を被取付部Pに取付ける際に使用していた感知器ベース210側のネジ孔(第一ネジ孔213)を、感知器ベース210をアタッチメント部材170に取付ける際にも使用できるため、被取付部Pに固定ネジN1で取付けられていた感知器ベース210をそのまま用いることができる。すなわち、情報発信アダプタ100の設置に際して、感知器ベース210にネジ孔を新設したり、情報発信アダプタ100専用の感知器ベース210に交換したりする必要がない。
次いで、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を、上側プレート部130と感知器ベース210との間の空間Sに取付けて(挿入して)、情報発信アダプタ100を構成する(第6工程)。ベース部材110を空間Sに取付ける際には、ベース部材110を、アタッチメント部材170の上側プレート部130と当該アタッチメント部材170に取付けられた感知器ベース210との間で、上下方向と直交する平面に沿ってスライド移動させる。
本変形例において、ベース部材110の開口部113には、例えば図10に示すように、外部と連通する連通開口113aが形成されている。この連通開口113aは、ベース部材110を上側プレート部130と感知器ベース210との間(すなわち、被取付部Pと感知器ベース210との間)に挿入する際、突出部180及び感知器回線Qとの干渉を回避するために設けられている。すなわち、ベース部材110を空間Sに取付ける際、連通開口113aから挿入することで、突出部180や感知器回線Qに邪魔されることなく、ベース部材110を適正位置へと進入させることができる。
したがって、ベース部材110は、感知器回線Qを感知器ベース210から外さなくても、被取付部Pと、当該被取付部Pに取付けられていた感知器ベース210と、の間に配置することができる。また、本変形例においては、空間Sに対するベース部材110の着脱をガイドするためのガイド構造として、突出部180と連通開口113a及び開口部113とからなるガイド構造を有しているため、ベース部材110を、アタッチメント部材170に対してスライドさせるだけで、当該ベース部材110を適正位置にスムーズに取付けることができる。
また、ベース部材110の上面には、例えば図10に示すように、アタッチメント部材170の固定用ネジ孔131に軸部が挿通している固定ネジN1との接触を回避するための接触回避溝117が設けられている。本変形例においては、上記実施形態と同様、固定ネジN1の頭部が、上側プレート部130の下面よりも下方へ突出しているため、接触回避溝117によってベース部材110と固定ネジN1との接触を回避するようにしている。したがって、ベース部材110と上側プレート部130との間隔を、固定ネジN1の頭部の高さ(上下方向の長さ)よりも大きくしたり、上側プレート部130の厚みを、固定ネジN1の頭部が当該上側プレート部130内に埋まる程度に大きくしたりする必要がないため、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
さらに、本変形例の情報発信アダプタ100は、例えば図9に示すように、ベース部材110の連通開口113aの前端部分(入口部分)を、突出部180の外側から塞ぐ閉塞部材190を備えている。
図11及び図12は、閉塞部材190を説明する図であって、上面側から見た斜視図である。なお、図11では、アタッチメント部材170の図示を省略している。
例えば図11に示すように、閉塞部材190には、一対の係止凸部191が突設されている。一対の係止凸部191のうち、一方は左側を向き、他方は右側を向いている。一方、ベース部材110には、一対の係止凹部118が設けられており、閉塞部材190がベース部材110に取付けられた状態において、係止凸部191が係止凹部118に嵌るよう構成されている。ベース部材110に取付けられている閉塞部材190を所定以上の力で前方に向けて引張ることで、係止凹部118を形成(画成)する壁面が係止凸部191に押されて、一方の係止凹部118と他方の係止凹部118との間隔が拡がる。これにより、係止凸部191が係止凹部118に嵌った状態を解除できるため、ベース部材110から閉塞部材190を取外すことができる。
また、例えば図12に示すように、閉塞部材190の上面には位置決め凸部192が突設されている。一方、アタッチメント部材170の上側プレート部130には、位置決め凹部134が設けられており、空間S内のベース部材110に閉塞部材190が取付けられた状態において、位置決め凸部192が位置決め凹部134に嵌るよう構成されている。したがって、ベース部材110は、アタッチメント部材170の位置決め凹部134に、当該ベース部材110の連通開口113aを塞ぐ閉塞部材190の位置決め凸部192が嵌ることによって、アタッチメント部材170に対して位置決めされることとなる。
すなわち、本変形例においては、ベース部材110を空間Sに着脱可能に係止するための係止構造として、ベース部材110と閉塞部材190とからなる係止構造を有しているため、例えば地震等の揺れを受けた場合でも、ベース部材110が空間Sに配設された状態を安定的に保つことができる。また、所定以上の力で閉塞部材190を引張るだけで、ベース部材110から閉塞部材190を取外すことができるため、空間Sに対するベース部材110の着脱作業を容易に行うことが可能となる。
そして、最後に、感知器ベース210に感知器本体220を付ける(第7工程)。なお、感知器ベース210に感知器本体220を付けるタイミングは、第5工程終了後であれば、どのタイミングでも良い。
このように、情報発信アダプタ100は、アタッチメント部材170を感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入し、その後、アタッチメント部材170の上側プレート部130と当該アタッチメント部材170に取付けられている感知器ベース210との間の空間Sに対して、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を取付ける(スライド移動させる)だけで、火災感知器200(火災感知器200の近傍)に設置することができる。すなわち、本変形例の情報発信アダプタ100は、感知器回線Qを感知器ベース210から外さなくても、火災感知器200の近傍に設置することができる。
また、本変形例の情報発信アダプタ100は、火災感知器200の近傍に設置されている状態で、アタッチメント部材170は残して、ベース部材110を取外すことができる。したがって、固定ネジN1や取付ネジN2や感知器回線Qを外さなくても、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を取外すことができるため、火災感知器200による火災監視を中断することなく構成要素の交換を行うことができる。
さらに、ベース部材110は、閉塞部材190を当該ベース部材110から外すだけで、空間Sから取外すことができる。したがって、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を容易に取外すことができる。
ここで、火災感知器200の近傍に設置されている情報発信アダプタ100において、構成要素の交換や、構成要素の追加や、機能の追加(例えば、情報発信端末を交換することにより実現可能)などを行うには、情報発信アダプタ100の少なくとも一部を取外す必要がある。本変形例の情報発信アダプタ100は、固定ネジN1や取付ネジN2や感知器回線Qを外さなくても、閉塞部材190をベース部材110から外すだけで、アタッチメント部材170は残して、ベース部材110を取外すことができる。すなわち、ベース部材110は、火災感知器による火災監視を中断することなく、容易に取外すことができるため、構成要素の交換や構成要素の追加や機能の追加なども容易に行うことができることとなり、メンテナンス性やリニューアル時の施工性などに優れている。
また、火災感知器200は、天井又は天井とみなせる固定器材(取付け具)に確実に取付ける必要がある。その点、本変形例の情報発信アダプタ100は、ネジを用いてアタッチメント部材170を被取付部P(天井又は天井とみなせる固定器材)に固定するため、アタッチメント部材170は、天井とみなせる固定器材であると言える。そして、そのアタッチメント部材170に、ネジを用いて火災感知器200を取付けるため、火災感知器200を確実に取付けることができる。すなわち、情報発信アダプタ100は、火災感知器200を取付可能な被取付部Pと同等の設置条件を満たし、火災感知器200を取付けることができる。さらに、本変形例の情報発信アダプタ100は、感知器ベース210と感知器本体220との間に介在するものでもない。よって、本変形例の情報発信アダプタ100は、火災感知器200の機能・性能に影響を与えることなく、火災感知器200の近傍に設置可能である。
以上説明した本変形例の情報発信アダプタ100は、被取付部Pに固定され、火災感知器200が取付けられるアタッチメント部材170と、略円盤状のベース部材110と、ベース部材110に装着される情報発信モジュール160と、を備え、アタッチメント部材170は、当該アタッチメント部材170を被取付部Pに固定するための固定ネジN1の軸部が挿通可能な固定用ネジ孔131を有する上側プレート部130と、上側プレート部130から延設され、当該アタッチメント部材170に火災感知器200を取付けるための取付ネジN2と螺合可能な取付用ネジ孔141を有する突出部180と、を備え、ベース部材110は、上側プレート部130と火災感知器200との間でスライド移動することで、上側プレート部130と火災感知器200との間の空間Sに着脱する。
したがって、火災感知器200による火災監視を中断することなく構成要素の交換等を行うことができる。
また、火災感知器200の機能・性能に影響を与えることなく火災感知器200の近傍に固定(設置)することができる。
また、固定用ネジ孔131や取付用ネジ孔141が、アタッチメント部材170に設けられているため、ベース部材110に固定用ネジ孔や取付用ネジ孔が設けられている場合よりも、情報発信アダプタ100の径を小さくできる。情報発信アダプタ100の径が小さいほど、情報発信アダプタ100と被取付部Pとの接触面積が小さくなるため、情報発信アダプタ100の径が小さいほど、被取付部Pの表面に凹凸がある場合でも当該凹凸の影響を受けにくくなり、情報発信アダプタ100を被取付部Pにがたつくことなく安定的に固定することが可能となる。
なお、本変形例において、上側プレート部130の上面の適宜の箇所には、複数の突起133が設けられていても良い。
また、本変形例の情報発信アダプタ100において、ベース部材110は、上面に、固定用ネジ孔131に軸部が挿通している固定ネジN1との接触を回避するための溝部(接触回避溝117)を有するよう構成可能である。
このように構成することによって、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
また、本変形例の情報発信アダプタ100において、固定用ネジ孔131と取付用ネジ孔141とは、同一の円周上に配置され、かつ、当該円周は、ベース部材110と同心であるよう構成可能である。
このように構成することによって、情報発信アダプタ100の固定(設置)に際して、被取付部Pや火災感知器200にネジ孔を新設する必要がなくなる。
また、本変形例の情報発信アダプタ100において、情報発信モジュール160は、情報発信端末161と、当該情報発信端末161に電力を供給する電源162と、を有し、電源162は、一又は複数の電池からなり、当該電池からの電力を情報発信端末161に供給するよう構成可能である。
このように構成することによって、火災感知器200による火災監視を中断することなく、電池(構成要素)の交換を行うことができる。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は上記の実施形態及び変形例に限られるものではない。
例えば、上記の実施形態及び変形例では、情報発信モジュール160として発信機能を有するものを使用した例を示したが、発信機能の他、受信機能を有するものを使用しても良い。
また、火災感知器200は、感知器ベース210と感知器本体220とに分離可能なものに限定されず適宜変更可能であり、例えば、感知器ベース210を備えない火災感知器、すなわち、感知器ベースを介することなく、被取付部Pに一体的な構成のまま取付けられる火災感知器であっても良い。
その他、実施形態及び変形例で示した構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
100 情報発信アダプタ
110 ベース部材
114 上側ガイド溝(第一溝部)
115 下側ガイド溝(第二溝部)
117 接触回避溝(溝部)
120 ケース部材
130 上側プレート部
131 固定用ネジ孔
140 下側プレート部
141 取付用ネジ孔
142 挿通孔
160 情報発信モジュール
161 情報発信端末
162 電源
170 アタッチメント部材
180 突出部
200 火災感知器
N1 固定ネジ
N2 取付ネジ
P 被取付部
S 空間

Claims (7)

  1. 被取付部に固定され、火災感知器が取付けられるケース部材と、
    前記ケース部材内に収納される略円盤状のベース部材と、
    前記ベース部材に装着される情報発信モジュールと、を備え、
    前記ケース部材は、
    当該ケース部材を前記被取付部に固定するための固定ネジの軸部が挿通可能な固定用ネジ孔を有する上側プレート部と、
    当該ケース部材に前記火災感知器を取付けるための取付ネジと螺合可能な取付用ネジ孔を有する下側プレート部と、を備え、
    前記ベース部材は、前記上側プレート部と前記下側プレート部との間でスライド移動することで前記ケース部材に着脱することを特徴とする情報発信アダプタ。
  2. 前記下側プレート部は、前記固定用ネジ孔と対向する部分に、前記固定ネジの頭部が通過可能な挿通孔を有することを特徴とする請求項1に記載の情報発信アダプタ。
  3. 前記ベース部材は、
    上面に、前記固定用ネジ孔に軸部が挿通している前記固定ネジとの接触を回避するための第一溝部を有するとともに、
    下面に、前記取付用ネジ孔に螺合している前記取付ネジとの接触を回避するための第二溝部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報発信アダプタ。
  4. 被取付部に固定され、火災感知器が取付けられるアタッチメント部材と、
    略円盤状のベース部材と、
    前記ベース部材に装着される情報発信モジュールと、を備え、
    前記アタッチメント部材は、
    当該アタッチメント部材を前記被取付部に固定するための固定ネジの軸部が挿通可能な固定用ネジ孔を有する上側プレート部と、
    前記上側プレート部から延設され、当該アタッチメント部材に前記火災感知器を取付けるための取付ネジと螺合可能な取付用ネジ孔を有する突出部と、を備え、
    前記ベース部材は、前記上側プレート部と前記火災感知器との間でスライド移動することで、前記上側プレート部と前記火災感知器との間の空間に着脱することを特徴とする情報発信アダプタ。
  5. 前記ベース部材は、上面に、前記固定用ネジ孔に軸部が挿通している前記固定ネジとの接触を回避するための溝部を有することを特徴とする請求項4に記載の情報発信アダプタ。
  6. 前記固定用ネジ孔と前記取付用ネジ孔とは、同一の円周上に配置され、かつ、当該円周は、前記ベース部材と同心であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報発信アダプタ。
  7. 前記情報発信モジュールは、情報発信端末と、当該情報発信端末に電力を供給する電源と、を有し、
    前記電源は、一又は複数の電池からなり、当該電池からの電力を前記情報発信端末に供給することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報発信アダプタ。
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