JP6829668B2 - 情報発信アダプタ - Google Patents
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Description
当該中継器のように、例えば情報発信モジュールを備えた情報発信アダプタを、建物の天井等に設置される火災感知器に取付けることで、情報発信モジュール専用の設置箇所を別途設けることなく、複数の情報発信モジュールを建物の適切な位置に適切な間隔で配置することができる。
また、感知器ベースと感知器本体との間に中継器等を介在させることは、火災感知器の機能・性能に影響を与える虞がある。
被取付部に固定され、火災感知器が取付けられるケース部材と、
前記ケース部材内に収納される略円盤状のベース部材と、
前記ベース部材に装着される情報発信モジュールと、を備え、
前記ケース部材は、
当該ケース部材を前記被取付部に固定するための固定ネジの軸部が挿通可能な固定用ネジ孔を有する上側プレート部と、
当該ケース部材に前記火災感知器を取付けるための取付ネジと螺合可能な取付用ネジ孔を有する下側プレート部と、を備え、
前記ベース部材は、前記上側プレート部と前記下側プレート部との間でスライド移動することで前記ケース部材に着脱することを特徴とする。
前記下側プレート部は、前記固定用ネジ孔と対向する部分に、前記固定ネジの頭部が通過可能な挿通孔を有する構成としても良い。
上面に、前記固定用ネジ孔に軸部が挿通している前記固定ネジとの接触を回避するための第一溝部を有するとともに、
下面に、前記取付用ネジ孔に螺合している前記取付ネジとの接触を回避するための第二溝部を有する構成としても良い。
被取付部に固定され、火災感知器が取付けられるアタッチメント部材と、
略円盤状のベース部材と、
前記ベース部材に装着される情報発信モジュールと、を備え、
前記アタッチメント部材は、
当該アタッチメント部材を前記被取付部に固定するための固定ネジの軸部が挿通可能な固定用ネジ孔を有する上側プレート部と、
前記上側プレート部から延設され、当該アタッチメント部材に前記火災感知器を取付けるための取付ネジと螺合可能な取付用ネジ孔を有する突出部と、を備え、
前記ベース部材は、前記上側プレート部と前記火災感知器との間でスライド移動することで、前記上側プレート部と前記火災感知器との間の空間に着脱することを特徴とする。
前記ベース部材は、上面に、前記固定用ネジ孔に軸部が挿通している前記固定ネジとの接触を回避するための溝部を有する構成としても良い。
前記固定用ネジ孔と前記取付用ネジ孔とは、同一の円周上に配置され、かつ、当該円周は、前記ベース部材と同心である構成としても良い。
前記情報発信モジュールは、情報発信端末と、当該情報発信端末に電力を供給する電源と、を有し、
前記電源は、一又は複数の電池からなり、当該電池からの電力を前記情報発信端末に供給する構成としても良い。
図1は、本発明の実施形態に係る情報発信アダプタの設置例を示す図である。また、図2は、火災感知器の感知器ベースの一例を示す図であって、下面側から見た図である。
本発明の実施形態の情報発信アダプタ100は、例えば図1に示すように、火災感知器200と、当該火災感知器200が取付けられる被取付部Pと、の間に配設可能である。ここで、被取付部Pは、天井面や、屋内配線等に用いられるボックス(アウトレットボックス、露出ボックス等)や、感知器取付金具などである。
火災感知器200は、例えば図1に示すように、略円盤状の感知器ベース210と、外形ドーム状の感知器本体220と、を備えて構成される。
接続端子212は、火災受信機等から延びる感知器回線Q(電源線や伝送線など)と感知器本体220とを電気的に接続するためのものである。接続端子212は、箱型部分212aと、当該箱型部分212aから延出するブレード状部分212bと、を有している。箱型部分212aは、電線接続端子であり、当該箱型部分212aに設けられた差込穴212a1に感知器回線Qの先端が差込まれるようになっている。ブレード状部分212bは、連結端子であり、火災の感知を実際に行う感知器本体220に設けられた爪片(連結端子)と係合して当該感知器本体220を保持するようになっている。
また、感知器ベース210の本体211の略中央部には、感知器回線Qの先端部を感知器ベース210の上面側から下面側へと引込むための引込孔215が、感知器ベース210の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。
なお、ベース部材110の外径は、感知器ベース210の外径と同一であっても良いし、感知器ベース210の外径よりも小さくても良い。
また、ベース部材110には、例えば図4や図5に示すように、感知器回線Qとの干渉を回避するための開口部113が、当該ベース部材110の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。開口部113は、情報発信アダプタ100に火災感知器200を取付けた状態において、感知器ベース210の引込孔215と対向する位置に配設されている。
ベース部材110は、ケース部材120の上側プレート部130と下側プレート部140との間で上下方向と直交する平面に沿ってスライド移動することで、当該ケース部材120に着脱できるようになっている。なお、以下の説明では、ケース部材120にベース部材110を取付ける際のベース部材110の進行方向側を前側とし、ケース部材120からベース部材110を取外す際のベース部材110の進行方向側を後側とする。また、上下方向と前後方向の双方に直交する方向を左右方向とする。
下側プレート部140は、例えば、上側プレート部130の外径と同一の外径を有する外形略円形状の板部材であり、1枚の金属プレートをプレス加工等により成型してなる。
なお、本実施形態では、強度向上等の観点から、上側プレート部130及び下側プレート部140を金属製にしているが、上側プレート部130及び下側プレート部140は金属製に限定されない。電波が遮断されて電波の送信効率が鈍ることを回避する等の観点から、上側プレート部130を金属製にするとともに下側プレート部140を樹脂製にしても良いし、上側プレート部130と下側プレート部140の双方を樹脂製にしても良い。
連結部150は、上側プレート部130の中心と下側プレート部140の中心とが一致(対向)する状態で上側プレート部130と下側プレート部140とを連結している。したがって、ケース部材120の中心は、上側プレート部130の中心や下側プレート部140の中心と一致する。
また、ベース部材110とケース部材120とが合体した状態においては、ベース部材110の中心とケース部材120の中心とが一致するようになっている。
取付用ネジ孔141は、円弧状の挿通孔142の延長線上に配置されている。すなわち、取付用ネジ孔141と挿通孔142とは、同一の円周上に配置されており、取付用ネジ孔141及び挿通孔142が配置される円周の中心と、ケース部材120の中心と、は同一である。したがって、ケース部材120の中心から取付用ネジ孔141までの距離と、ケース部材120の中心から挿通孔142までの距離と、は同一である。
固定用ネジ孔131は、外形略円形状の上側プレート部130と同心の円周方向に沿って延びる円弧状に形成されている。すなわち、固定用ネジ孔131は、ケース部材120と同心の円周上に配置されている。
また、固定用ネジ孔131は、下側プレート部140の挿通孔142と略同一形状であり、連結部150によって上側プレート部130と下側プレート部140とを連結した状態において、当該挿通孔142と対向している。すなわち、上側プレート部130の固定用ネジ孔131が配置される円周の径と、下側プレート部140の取付用ネジ孔141及び挿通孔142が配置される円周の径と、は同一である。
なお、本実施形態では、感知器ベース210の第一ネジ孔213及び第二ネジ孔214のうち、第一ネジ孔213を取付ネジN2用のネジ孔として使用する。
同様に、下側プレート部140には、例えば図5に示すように、感知器回線Qとの干渉を回避するための開口部143が、ケース部材120の厚み方向(上下方向)に貫通して設けられている。開口部143は、ケース部材120に火災感知器200を取付けた状態において、感知器ベース210の引込孔215と対向する位置に配設されている。
また、例えば、ケース部材120の上側プレート部130の下面に突起を設けて、当該突起をガイドに利用することも可能であるが、本実施形態では、固定ネジN1をガイドに利用できるため、上側プレート部130に、このような突起を設ける必要がない。
さらに、上側ガイド溝114によって固定ネジN1との接触を回避できる。したがって、ベース部材110と上側プレート部130との間隔を、固定ネジN1の頭部の高さ(上下方向の長さ)よりも大きくしたり、上側プレート部130の厚みを、固定ネジN1の頭部が当該上側プレート部130内に埋まる程度に大きくしたりする必要がないため、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
また、例えば、ケース部材120の下側プレート部140の上面に突起を設けて、当該突起をガイドに利用することも可能であるが、本実施形態では、取付ネジN2をガイドに利用できるため、下側プレート部140に、このような突起を設ける必要がない。
さらに、下側ガイド溝115によって取付ネジN2との接触を回避できる。したがって、ベース部材110と下側プレート部140との間隔を、取付ネジN2の軸部の突出高さよりも大きくしたり、下側プレート部140の厚みを、取付ネジN2の軸部全体が当該下側プレート部140内に埋まる程度に大きくしたりする必要がないため、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
また、ケース部材120に対するベース部材110の着脱をガイドするためのガイド構造は、固定ネジN1と上側ガイド溝114とからなるガイド構造、取付ネジN2と下側ガイド溝115とからなるガイド構造に限定されず、適宜変更可能である。
差込部116の先端部には、外側を向いた係止爪116aが設けられており、この係止爪116aによって、差込部116が嵌合孔部154に嵌った状態を維持できるようになっている。また、ケース部材120に取付けられているベース部材110を所定以上の力で後方に向けて引張ることで、係止爪116aが嵌合孔部154を形成(画成)する壁面に押されて、一対の差込部116は互いの先端部が近づくように弾性変形する。これにより、差込部116が嵌合孔部154に嵌った状態を解除できるため、ケース部材120からベース部材110を取外すことができる。
なお、ベース部材110をケース部材120に着脱可能に係止するための係止構造は、嵌合孔部154と差込部116とからなる係止構造に限定されず、適宜変更可能である。
このように、本実施形態では、被取付部Pの表面の凹凸を吸収するための吸収構造として、複数の突起133からなる吸収構造を有しているため、被取付部Pの表面に凹凸がある場合でも当該凹凸の影響を受けにくく、情報発信アダプタ100を被取付部Pにがたつくことなく安定的に固定することができる。
なお、被取付部Pの表面の凹凸を吸収するための吸収構造は、複数の突起133からなる吸収構造に限定されず、適宜変更可能であり、例えば、上側プレート部130の上面に貼付された弾性変形可能なマット等からなる吸収構造であっても良い。
電源162は、一又は複数の電池からなる。例えば図6に示すように、ベース部材110の本体部111の内部には、一の電池を着脱自在に収納する収納室111aが複数設けられている。これら複数の収納室111aは並列接続されているため、電源162は、全ての収納室111aが埋まっていなくても、情報発信端末161に電力を供給することができる。本実施形態の場合、ベース部材110は、6個の収納室111aを有しているため、情報発信アダプタ100には最大で6つの電池を搭載することができる。
また、収納室111aの数は、6個に限定されず、適宜変更可能であり、例えば1個であっても良い。
情報発信アダプタ100は、新設の火災感知器200の近傍にも、既設の火災感知器200の近傍にも設置可能である。具体的には、情報発信アダプタ100は、例えば新築工事中で火災受信機が電源投入されておらず停止している際に、新設の火災感知器200と、当該火災感知器200が取付けられる被取付部Pと、の間に設置可能である。さらに、情報発信アダプタ100は、例えば、保守や点検時などの火災受信機保守モード設定時の際、あるいは自火報設備の機能を阻害せずに作業者が意図的に対象の火災感知器を外す際に、既設の火災感知器200と、当該火災感知器200が取付けられている被取付部Pと、の間に設置可能である。ここでは、既設の火災感知器200の近傍への設置方法を説明する。
次いで、固定ネジN1を外して、感知器ベース210と被取付部Pとの間に所定の間隙を作る(第2工程)。
また、本実施形態においては、ケース部材120の固定用ネジ孔131が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、が同一である。したがって、感知器ベース210を被取付部Pに取付ける際に使用していた被取付部P側のネジ孔を、ケース部材120を被取付部Pに固定する際にも使用できるため、情報発信アダプタ100の設置に際して、被取付部Pにネジ孔を新設する必要がない。さらに、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際には、固定ネジN1として、被取付部Pの形状や材料あるいは周囲環境に応じて適するネジ長の螺子を選択して使用している。ケース部材120の固定用ネジ孔131の挿通部分の厚みT(図7参照)は、感知器ベース210の第一ネジ孔213の挿通部分の厚み以下となっているため、ケース部材120を被取付部Pに固定する際に、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際に選択された固定ネジN1を使用することで、感知器ベース210の取付け時と同じ状況で、ケース部材120を被取付部Pにネジ止めして固定することができる。また、ケース部材120を被取付部Pに固定する際に、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際に選択された固定ネジN1を使用することができるため、情報発信アダプタ100の設置に際し、用意する螺子は取付ネジN2だけで良い。
そして、最後に、感知器ベース210に感知器本体220を付ける(第7工程)。
さらに、ベース部材110は、所定以上の力で引張るだけで、ケース部材120から取外すことができる。したがって、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を容易に取外すことができる。
また、火災感知器200の機能・性能に影響を与えることなく火災感知器200の近傍に固定(設置)することができる。
また、固定用ネジ孔131や取付用ネジ孔141が、ケース部材120に設けられているため、ベース部材110に固定用ネジ孔や取付用ネジ孔が設けられている場合よりも、情報発信アダプタ100の径を小さくできる。情報発信アダプタ100の径が小さいほど、情報発信アダプタ100と被取付部Pとの接触面積が小さくなるため、情報発信アダプタ100の径が小さいほど、被取付部Pの表面に凹凸がある場合でも当該凹凸の影響を受けにくくなり、情報発信アダプタ100を被取付部Pにがたつくことなく安定的に固定することが可能となる。
なお、固定用ネジ孔131は、長孔(円弧状の孔)でなくても良く、例えば、短孔(例えば、長径と短径が略同一の孔)であっても良い。
このように構成することによって、情報発信アダプタ100の固定(設置)に際して、被取付部Pや火災感知器200にネジ孔を新設する必要がなくなる。
このように構成することによって、ケース部材120を被取付部Pに固定する作業を、挿通孔142を介して当該ケース部材120の下方から行うことができるため、作業効率が向上する。
このように構成することによって、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
このように構成することによって、火災感知器200による火災監視を中断することなく、電池(構成要素)の交換を行うことができる。
情報発信アダプタ100は、例えば図9及び図10に示すように、ケース部材120に替えて、アタッチメント部材170を備えるものであっても良い。
図9は、ベース部材110とアタッチメント部材170とが分離した状態を示す図であって、下面側から見た分解斜視図である。また、図10は、ベース部材110とアタッチメント部材170とが分離した状態を示す図であって、上面側から見た斜視図である。なお、図9では、感知器ベース210の一部構成(接続端子212等)の図示を省略している。また、図10では、感知器ベース210を外形のみで示している。
ベース部材110は、アタッチメント部材170の上側プレート部130と当該アタッチメント部材170に取付けられた感知器ベース210との間で上下方向と直交する平面に沿ってスライド移動することで、上側プレート部130と感知器ベース210との間の空間Sに着脱できるようになっている。なお、以下の説明では、空間Sにベース部材110を取付ける際のベース部材110の進行方向側を前側とし、空間Sからベース部材110を取外す際のベース部材110の進行方向側を後側とする。また、上下方向と前後方向の双方に直交する方向を左右方向とする。
突出部180の突出高さ(上下方向の長さ)が、上側プレート部130と感知器ベース210との間の空間Sの厚みになる。したがって、突出部180の突出高さは、ベース部材110の厚み(上下方向の長さ)よりも若干大きい。
取付用ネジ孔141が配置される円周の中心と、アタッチメント部材170の中心と、は同一である。すなわち、取付用ネジ孔141は、アタッチメント部材170と同心の円周上に配置されている。
また、上側プレート部130の固定用ネジ孔131が配置される円周の径と、突出部180の取付用ネジ孔141が配置される円周の径と、は同一である。すなわち、取付用ネジ孔141が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、は同一である。
係合突部112bは、先端に爪を有しており、この爪によって、係合受部111bと係合した状態を維持できるようになっている。
また、係合突部112bは、弾性変形可能である。よって、本体部111に取付けられている蓋部112を所定以上の力で引張ることで、係合突部112bは、当該係合突部112bの爪が係合受部111bに押されて弾性変形する。これにより、係合受部111bと係合突部112bとの係合を解除できるため、本体部111から蓋部112を取外すことができる。
なお、蓋部112は、本体部111から取外し不可であっても良い。具体的には、蓋部112を嵌め殺し状態で本体部111に取付ける等、蓋部112を、所定以上の力で引張るだけでは、本体部111から取外しできないよう構成しても良い。
本変形例の情報発信アダプタ100は、上記実施形態の情報発信アダプタ100と同様、新設の火災感知器200の近傍にも、既設の火災感知器200の近傍にも設置可能である。ここでは、既設の火災感知器200の近傍への設置方法を説明する。
次いで、固定ネジN1を外して、感知器ベース210と被取付部Pとの間に所定の間隙を作る(第2工程)。
本変形例において、上側プレート部130の開口部132には、例えば図9に示すように、外部と連通する連通開口132aが形成されている。この連通開口132aは、アタッチメント部材170を感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入する際、感知器回線Qとの干渉を回避するために設けられている。すなわち、アタッチメント部材170を感知器ベース210と被取付部Pとの間に挿入する際、連通開口132aから挿入することで、感知器回線Qに邪魔されることなく、アタッチメント部材170を適正位置へと進入させることができる。したがって、アタッチメント部材170は、感知器回線Qを感知器ベース210から外さなくても、感知器ベース210と、当該感知器ベース210が取付けられていた被取付部Pと、の間に配置することができる。
本変形例においては、アタッチメント部材170の固定用ネジ孔131が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、が同一である。したがって、感知器ベース210を被取付部Pに取付ける際に使用していた被取付部P側のネジ孔を、アタッチメント部材170を被取付部Pに固定する際にも使用できるため、情報発信アダプタ100の設置に際して、被取付部Pにネジ孔を新設する必要がない。さらに、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際には、固定ネジN1として、被取付部Pの形状や材料あるいは周囲環境に応じて適するネジ長の螺子を選択して使用している。本変形例においては、上記実施形態と同様、固定用ネジ孔131の挿通部分の厚みTは、感知器ベース210の第一ネジ孔213の挿通部分の厚み以下となっているため、アタッチメント部材170を被取付部Pに固定する際に、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際に選択された固定ネジN1を使用することで、感知器ベース210の取付け時と同じ状況で、アタッチメント部材170を被取付部Pにネジ止めして固定することができる。また、アタッチメント部材170を被取付部Pに固定する際に、火災感知器200を被取付部Pに取付ける際に選択された固定ネジN1を使用することができるため、情報発信アダプタ100の設置に際し、用意する螺子は取付ネジN2だけで良い。
本変形例においては、アタッチメント部材170の取付用ネジ孔141が配置される円周の径と、感知器ベース210の第一ネジ孔213が配置される円周の径と、は同一である。したがって、感知器ベース210を被取付部Pに取付ける際に使用していた感知器ベース210側のネジ孔(第一ネジ孔213)を、感知器ベース210をアタッチメント部材170に取付ける際にも使用できるため、被取付部Pに固定ネジN1で取付けられていた感知器ベース210をそのまま用いることができる。すなわち、情報発信アダプタ100の設置に際して、感知器ベース210にネジ孔を新設したり、情報発信アダプタ100専用の感知器ベース210に交換したりする必要がない。
本変形例において、ベース部材110の開口部113には、例えば図10に示すように、外部と連通する連通開口113aが形成されている。この連通開口113aは、ベース部材110を上側プレート部130と感知器ベース210との間(すなわち、被取付部Pと感知器ベース210との間)に挿入する際、突出部180及び感知器回線Qとの干渉を回避するために設けられている。すなわち、ベース部材110を空間Sに取付ける際、連通開口113aから挿入することで、突出部180や感知器回線Qに邪魔されることなく、ベース部材110を適正位置へと進入させることができる。
図11及び図12は、閉塞部材190を説明する図であって、上面側から見た斜視図である。なお、図11では、アタッチメント部材170の図示を省略している。
そして、最後に、感知器ベース210に感知器本体220を付ける(第7工程)。なお、感知器ベース210に感知器本体220を付けるタイミングは、第5工程終了後であれば、どのタイミングでも良い。
さらに、ベース部材110は、閉塞部材190を当該ベース部材110から外すだけで、空間Sから取外すことができる。したがって、情報発信モジュール160が装着されているベース部材110を容易に取外すことができる。
また、火災感知器200の機能・性能に影響を与えることなく火災感知器200の近傍に固定(設置)することができる。
また、固定用ネジ孔131や取付用ネジ孔141が、アタッチメント部材170に設けられているため、ベース部材110に固定用ネジ孔や取付用ネジ孔が設けられている場合よりも、情報発信アダプタ100の径を小さくできる。情報発信アダプタ100の径が小さいほど、情報発信アダプタ100と被取付部Pとの接触面積が小さくなるため、情報発信アダプタ100の径が小さいほど、被取付部Pの表面に凹凸がある場合でも当該凹凸の影響を受けにくくなり、情報発信アダプタ100を被取付部Pにがたつくことなく安定的に固定することが可能となる。
なお、本変形例において、上側プレート部130の上面の適宜の箇所には、複数の突起133が設けられていても良い。
このように構成することによって、情報発信アダプタ100の薄型化が可能となる。
このように構成することによって、情報発信アダプタ100の固定(設置)に際して、被取付部Pや火災感知器200にネジ孔を新設する必要がなくなる。
このように構成することによって、火災感知器200による火災監視を中断することなく、電池(構成要素)の交換を行うことができる。
例えば、上記の実施形態及び変形例では、情報発信モジュール160として発信機能を有するものを使用した例を示したが、発信機能の他、受信機能を有するものを使用しても良い。
また、火災感知器200は、感知器ベース210と感知器本体220とに分離可能なものに限定されず適宜変更可能であり、例えば、感知器ベース210を備えない火災感知器、すなわち、感知器ベースを介することなく、被取付部Pに一体的な構成のまま取付けられる火災感知器であっても良い。
その他、実施形態及び変形例で示した構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
110 ベース部材
114 上側ガイド溝(第一溝部)
115 下側ガイド溝(第二溝部)
117 接触回避溝(溝部)
120 ケース部材
130 上側プレート部
131 固定用ネジ孔
140 下側プレート部
141 取付用ネジ孔
142 挿通孔
160 情報発信モジュール
161 情報発信端末
162 電源
170 アタッチメント部材
180 突出部
200 火災感知器
N1 固定ネジ
N2 取付ネジ
P 被取付部
S 空間
Claims (7)
- 被取付部に固定され、火災感知器が取付けられるケース部材と、
前記ケース部材内に収納される略円盤状のベース部材と、
前記ベース部材に装着される情報発信モジュールと、を備え、
前記ケース部材は、
当該ケース部材を前記被取付部に固定するための固定ネジの軸部が挿通可能な固定用ネジ孔を有する上側プレート部と、
当該ケース部材に前記火災感知器を取付けるための取付ネジと螺合可能な取付用ネジ孔を有する下側プレート部と、を備え、
前記ベース部材は、前記上側プレート部と前記下側プレート部との間でスライド移動することで前記ケース部材に着脱することを特徴とする情報発信アダプタ。 - 前記下側プレート部は、前記固定用ネジ孔と対向する部分に、前記固定ネジの頭部が通過可能な挿通孔を有することを特徴とする請求項1に記載の情報発信アダプタ。
- 前記ベース部材は、
上面に、前記固定用ネジ孔に軸部が挿通している前記固定ネジとの接触を回避するための第一溝部を有するとともに、
下面に、前記取付用ネジ孔に螺合している前記取付ネジとの接触を回避するための第二溝部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報発信アダプタ。 - 被取付部に固定され、火災感知器が取付けられるアタッチメント部材と、
略円盤状のベース部材と、
前記ベース部材に装着される情報発信モジュールと、を備え、
前記アタッチメント部材は、
当該アタッチメント部材を前記被取付部に固定するための固定ネジの軸部が挿通可能な固定用ネジ孔を有する上側プレート部と、
前記上側プレート部から延設され、当該アタッチメント部材に前記火災感知器を取付けるための取付ネジと螺合可能な取付用ネジ孔を有する突出部と、を備え、
前記ベース部材は、前記上側プレート部と前記火災感知器との間でスライド移動することで、前記上側プレート部と前記火災感知器との間の空間に着脱することを特徴とする情報発信アダプタ。 - 前記ベース部材は、上面に、前記固定用ネジ孔に軸部が挿通している前記固定ネジとの接触を回避するための溝部を有することを特徴とする請求項4に記載の情報発信アダプタ。
- 前記固定用ネジ孔と前記取付用ネジ孔とは、同一の円周上に配置され、かつ、当該円周は、前記ベース部材と同心であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報発信アダプタ。
- 前記情報発信モジュールは、情報発信端末と、当該情報発信端末に電力を供給する電源と、を有し、
前記電源は、一又は複数の電池からなり、当該電池からの電力を前記情報発信端末に供給することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報発信アダプタ。
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