JP7028717B2 - 情報発信アダプタ - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成29年12月13日、住宅・都市イノベーション総合展2017において展示
本発明は、ビーコン等の情報発信機能を有する情報発信モジュールを内蔵した感知器のアダプタに関し、特に建物の天井等に設置される火災感知器と天井面等との間に設置可能な情報発信アダプタに関する。
近年、機器固有の識別情報を無線により発信するビーコン等の情報発信器や当該情報発信器に電力を供給する電池などを備えた情報発信モジュールが、建物内に所定の距離をおいて設置されている位置検出システムがある。このような位置検出システムでは、複数の情報発信モジュールの各識別情報と各設置箇所とを対応付けたマップ情報(テーブル)が予め作成され、情報発信モジュールからの信号を受信可能な端末装置に記憶され、該端末装置を携帯した人間が建物内を移動した際に、端末装置が情報発信モジュールから識別情報を受信することで、受信した識別情報とマップ情報とから建物内での位置を検出するのに利用される。
マップ情報が管理装置に記憶される位置検出システムもあり、かかるシステムでは、端末装置が受信した識別情報を端末装置が管理装置へ送信することで、管理装置側において端末装置の保有者の建物内での位置を把握することができる。
従来、建物の天井等に設置される火災感知器には、アドレス機能付火災感知器の他に、アドレス機能を有しない火災感知器である一般火災感知器があり、この一般火災感知器にアドレス機能を付与する中継器が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されている中継器は、建物の天井等(感知器取着面)に固着する感知器ベース(ベース)と、当該感知器ベースに取付ける感知器本体(一般火災感知器)と、の間に設置可能にされる。そして、当該中継器は、自己の固有アドレスを有しており、一般火災感知器が発報した際に、発報信号とともに自己のアドレスを火災受信機に送信するよう構成されている。
特開平10-293891号公報
特許文献1の中継器のような技術を応用して、例えば情報発信モジュールを備えた情報発信機器をアダプタとして構成し、建物の天井等に設置される火災感知器と天井面等との間に取り付けることで、情報発信モジュール専用の設置箇所を別途設けることなく、複数の情報発信モジュールを建物の適切な位置に適当な間隔で配置することができる。
しかしながら、上記先願の中継器の場合、当該中継器を構成する構成部品(連結端子、接続端子、一般火災感知器の発報検出やアドレス付加などを行う回路が設けられた基板等)を交換する際には、感知器ベースから感知器本体を外して、感知器ベースと感知器本体との接続を解除する必要がある。
また、感知器ベースと感知器本体との接続が解除されると、火災感知器の機能が停止した状態、すなわち火災感知器による火災監視が中断された状態になる。従って、上記特許文献1の中継器の場合、火災感知器による火災監視が中断された状態でなければ、構成部品の交換を行うことができない。
さらに、感知器ベースと感知器本体との間に中継器等を介在させることは、火災感知器の機能や性能に影響を与えるおそれがある。
そこで、本発明者らは、建物の天井等に取付けられた火災感知器と天井面との間に、火災感知器の機能や性能に影響を与えることなく設置でき、かつ、火災感知器による火災監視を中断することなく構成部品の交換を行うことができる情報発信アダプタについて検討した。具体的には、火災感知器は通常、感知器ベースが2本のネジで天井面に固定され、該感知器ベースに感知器本体がワンタッチ式で装着される構成を有しているので、感知器ベースの固定用のネジ穴を利用して、感知器ベースを取り付け可能な部位を有する取付けベースプレートを取り付け、該取付けベースプレートと感知器ベースとの間に情報発信アダプタを介在させる構成を考えた。
ただし、既に取り付けられている火災感知器の感知器ベースと天井面との間に情報発信アダプタを介在させるには、感知器ベースを一旦天井面から外す必要があり、その際に、天井面に形成されている配線穴を通じて感知器ベースに接続されている配線が引き出されてしまい、その配線が情報発信アダプタの取付けの妨げになることがあるという問題があった。
また、火災感知器と天井面との間に設置した情報発信アダプタの構成部品の交換を行う際に、その構成部品を落下させてしまうと、構成部品や床側の配置物などを傷つけてしまうおそれがあった。
本発明の目的は、既に取り付けられている火災感知器と天井等の被取付け部との間に好適に着脱することができる情報発信アダプタを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の情報発信アダプタは、
被取付け部に固定され、火災感知器を取付け可能である板状のベース部材と、
情報発信モジュールを内蔵し前記ベース部材に固定されるケース部材と、
を備え、
前記ベース部材には、前記火災感知器に接続される配線が挿通可能な開口部が中央に形成され周縁部に前記開口部と外側空間とを連通する入口部が形成され、かつ当該ベース部材を前記被取付け部に固定するためのネジの軸部を挿通可能な一対の穴が前記開口部を挟んだ状態で形成されるとともに、当該ベース部材の表面から所定距離を置いた位置に前記火災感知器を取付けるためのネジが螺合可能なネジ穴を有する一対の感知器固定部が設けられ、
前記ケース部材は、前記火災感知器に接続される配線が挿通可能な開口が中央に形成され周縁部に前記開口と外側空間とを連通する入口が形成されたケース本体と、前記入口に係合されてケースの外形を補完する蓋部と、を備え、
前記ケース本体は、前記感知器固定部に固定された前記火災感知器と前記ベース部材の表面との間でスライド移動可能であり、前記ベース部材に固設されている前記蓋部と着脱可能に構成されており、
前記ベース部材の表面には、ガイド片が形成されており、
前記ケース本体には、当該ケース本体のスライド移動方向に沿って形成され、前記ガイド片が係入されるスライド溝が形成されており、
前記スライド溝には、前記ケース本体と前記蓋部とが結合されている状態で、前記ガイド片よりも前記蓋部側の位置に凸部が設けられており、
前記ケース本体が前記蓋部から離間する方向にスライド移動する際に、前記凸部が前記ガイド片に接触し、前記ケース本体が移動する勢いを抑えるように構成されているようにしたものである。
上記した構成によれば、建物の天井等の被取付け部に設置されている火災感知器とその被取付け部との間に情報発信アダプタを設置することができるため、その取付けを簡単に行うことができる。また、感知器固定部を備えたベース部材がネジによって被取付け部に固定され、このベース部材の感知器固定部に火災感知器がネジによって固定される構成であるので、ベース部材が安定した被取付け部とみなすことができる部材となるため、火災感知器の機能や性能に影響を与えることなく情報発信アダプタを好適に設置することができる。
また、このように設置されている情報発信アダプタのケース部材を取り外すのに、ケース本体と蓋部との係合を解除した際、蓋部から離れる方向にケース本体がスライド移動することがある。ここでは、ケース本体が蓋部から離間する方向にスライド移動する際に、スライド溝の凸部がガイド片に接触することで、ケース本体が移動する勢いが抑えられるようになっているので、そのケース本体は蓋部から離れ過ぎずに止まるようになる。
つまり、蓋部との係合を解除したケース本体が解除動作の勢いでスライド移動し過ぎ、火災感知器とベース部材との間から抜け出てしまい、そのケース本体が落下してしまわないようにすることで、床側の配置物などを傷つけてしまうことや、ケース本体に内蔵されている情報発信モジュールを損傷させないようにすることができる。
本発明によれば、既に取り付けられている火災感知器と天井等の被取付け部との間に好適に着脱することができる情報発信アダプタが得られる。
本発明の実施形態に係る情報発信アダプタの外観を示すもので、(A)はアダプタを天井等の取付け面と火災感知器の感知器ベースとの間に設置した状態を示す正面図、(B)はその下面図である。 図1に示す火災感知器を構成する感知器ベースの一例を示す下面図である。 実施形態の情報発信アダプタを構成するアダプタケースおよび取付けベースプレートの一例を示す分解斜視図である。 実施形態の情報発信アダプタを構成するアダプタケースおよび取付けベースプレートの一例を示す分解斜視図である。 情報発信アダプタのケース本体の部分拡大図である。 取付けベースプレートへ感知器ベースを取り付けた状態を示す下面図である。 取付けベースプレートにアダプタケースの蓋部を取り付けた状態を示す斜視図である。 実施形態の情報発信アダプタの取付けベースプレートにアダプタケースを組み付けた状態を示す斜視図である。 取付けベースプレートにアダプタケースを組み付けた状態を図8と反対側から見た様子を示す斜視図である。 アダプタケースのケース本体と蓋部とが係合していない状態を示す斜視図である。 アダプタケースのケース本体と蓋部とが係合している状態を示す斜視図である。 ケース本体の隆起部と取付けベースプレートの押圧片に関する説明図(A)(B)である。 ケース本体のスライド溝の凸部と取付けベースプレートのガイド片に関する説明図(A)(B)(C)である。
以下、本発明に係る情報発信アダプタの実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、天井面に取り付けられた際に天井側となる方を上側とし、床側となる方を下側とする。
図1(A),(B)は、本発明の実施形態に係る情報発信アダプタを天井等の取付け面と火災感知器の感知器ベースとの間に設置した状態を示す正面図およびそれを下方から見た図である。また、図2は、火災感知器の感知器ベースの一例を示す図であって、下側から見た図である。
本実施形態の情報発信アダプタ100は、図1(A)に示すように、火災感知器200と、当該火災感知器200が取付けられる天井面などの被取付け部Pと、の間に設置可能に構成されている。ここで、被取付け部Pは、天井面の他、屋内配線等に用いられるボックス(アウトレットボックス、露出ボックス等)や感知器取付金具などであっても良い。
火災感知器200は、図1(A)に示すように、略円盤状の感知器ベース210と、外形がドーム状をなし作動状態を表示するスポット型のランプL1(あるいはリング状の発光部)が設けられている感知器本体220と、を備えている。
ここで、感知器ベース210は、火災感知器200の基部となる部材であり、通常、固定ネジN1によって被取付け部Pに取付けられているが、本実施形態の場合、固定ネジN1によって取付けベースプレート110が被取付け部Pに取付けられ、感知器ベース210は、固定ネジN2によって取付けベースプレート110の固定部(後述)に取付けられる。このとき、取付けベースプレート110と感知器ベース210との間に情報発信アダプタ100を介在させる空間が確保されるようになっている。
なお、取付け状態において、火災感知器200の中心と情報発信アダプタ100の中心は一致している。固定ネジN2が螺合されるネジ穴は、固定ネジN1が螺合されるネジ穴に対して所定角度(例えば、15~40°)回転した位置に設けられており、火災感知器200が被取付け部Pに取付けられているときのランプL1の位置を点線Bで示すと、取付けベースプレート110の固定部に取付けられているときのランプL1の位置は実線のようになる。
上記のようにネジ穴の位置をずらすことによって、固定ネジN1を回す際にドライバが、固定ネジN2が螺合されるネジ穴が形成されている部材と干渉しないように構成されている。
感知器ベース210は、図2に示すように、円筒状をなす難燃性樹脂からなる本体211と、本体211の下面側に装着された複数(本実施形態では3つ)の接続端子212と、を備えている。上記接続端子212は、天井面等の取付け面に形成された開口から引き出された電源線や伝送線などの感知器配線Q(図1)を、感知器本体220に電気的に接続するためのものである。接続端子212は、箱型部分212aと、当該箱型部分212aから延出するブレード状部分212bと、を有している。箱型部分212aは、電線接続端子であり、当該箱型部分212aに設けられた差込穴212a1に感知器配線Qの先端が差込まれるようになっている。ブレード状部分212bは、連結端子であり、火災の感知を実際に行う感知器本体220に設けられた爪片(連結端子)と係合して当該感知器本体220を保持するようになっている。
感知器ベース210の本体211には、一対の第一ネジ挿通穴213と、一対の第二ネジ挿通穴214と、一対の第三ネジ挿通穴216が感知器ベース210の厚さ方向(上下方向)に貫通して設けられている。これらのネジ挿通穴213、214、216は、固定ネジN1用のネジ挿通穴(固定ネジN1の軸部が挿通可能な穴)として設けられたものであるが、本実施形態の場合、第一ネジ挿通穴213を、固定ネジN2用のネジ挿通穴(固定ネジN2の軸部が挿通可能な穴)として使用する。したがって、固定ネジN1用のネジ穴として設けられた第一ネジ穴213を、固定ネジN2用のネジ穴として使用できるよう、固定ネジN2として、固定ネジN1と同一形状のネジ、あるいは固定ネジN1と軸部の長さのみが異なるネジを用いる。
第一ネジ挿通穴213は、略円盤状の感知器ベース210と同心の円周方向に沿って延びる円弧状に形成されている。そして、第一ネジ挿通穴213が配置される円周の中心と、第二ネジ挿通穴214が配置される円周の中心と、感知器ベース210の中心と、は同一である。なお、感知器ベース210の中心から第一ネジ挿通穴213までの距離は、感知器ベース210の中心から第二ネジ挿通穴214までの距離より僅かに短い。
円弧状の上記第一ネジ挿通穴213の一方の端部には、円弧部の幅よりも大きな径の大径部213aが形成されている。この大径部213aは、もともとは天井等の被取付け部Pに固定ネジN1の先端を螺合させた後に感知器ベースを装着させることができるように、つまり感知器ベースの装着の際に固定ネジN1の頭部が邪魔にならないようにするために設けられたものである。
本実施形態では、第一ネジ挿通穴213の大径部213aを利用して固定ネジN1によって取付けベースプレート110を被取付け部Pに取付けることができるように、取付けベースプレート110にネジ挿通穴113A,113B(図3,4参照)が形成されているとともに、第一ネジ挿通穴213の大径部と反対側の端部において固定ネジN1によって感知器ベース210を取付けベースプレート110に取付けられるように固定部(後述)が設けられている。大径部213aを利用して固定ネジN1によって取付けベースプレート110を取付けるとは、大径部213aを利用してドライバを挿入して固定ネジN1を回すことを可能とするという意味である。
上記のように構成することで、情報発信アダプタ100と感知器ベース210を新たに設置する際の取り付け作業が簡単になる。
具体的には、例えば新築時のように、情報発信アダプタ100と感知器ベース210及び感知器ヘッド220を各々新規に取付ける場合、その手順は、脚立を使用してまず天井面に取付けベースプレート110を取付け、次に感知器ベースの取付け、感知器ベースへの結線、感知器ヘッドの取付け、情報発信アダプタの挿入となる。この場合、取付けベースプレートと感知器ベースを別々に天井面に取付けることとなるため、作業員が天井を向いて行う作業が多く負担がかかるが、本実施形態のような構成であれば、予め、脚立使用前に取付けベースプレート110と感知器ベース210を組み立てておいて、組み付いた状態の取付けベースプレートと感知器ベースを天井面に取付ければよいので、天井を向いて行う作業を減らすことができ、作業負担を軽くすることができる。
また、既設備において、情報発信アダプタ100を後から装着する場合の感知器ベース210の付け替え作業においても、もともとの感知器ベース210の取付け穴が第一ネジ挿通穴213であれば、感知器ベースを天井面から取り外し、取付けベースプレートと感知器ベースとを組み立て、組み立てられた状態の取付けベースプレート110と感知器ベース210を天井面に取付けることができるため、天井を向いて行う作業を減らすことができ、作業負担を軽くすることができる。
また、感知器ベース210の本体211の略中央部には、感知器配線Qの先端部を感知器ベース210の上面側から下面側へと引込むための引込穴215が、感知器ベース210の厚さ方向(上下方向)に貫通して設けられている。
図3~図11は、本実施形態に係る情報発信アダプタ100の一例を示す図である。
図3,4は情報発信アダプタ100の分解斜視図である。図5は情報発信アダプタ100のケース本体120Aの部分拡大図である。図6は情報発信アダプタ100を天井面等に取付けるための取付けベースプレート110を天井面等に固定する固定ネジN1とネジ穴との関係および感知器ベース210を取付けベースプレート110に固定する固定ネジN2とネジ穴との関係を示す図である。図7は取付けベースプレート110にアダプタケース120の蓋部120Bを取り付けた状態の斜視図である。図8は情報発信アダプタ100を組み立てた状態を示す斜視図であり、図9はその裏面の斜視図である。図10はアダプタケース120のケース本体120Aと蓋部120Bとが結合していない状態を示す斜視図であり、図11はケース本体120Aと蓋部120Bとが結合している状態を示す斜視図である。
本実施形態の情報発信アダプタ100は、図3,4に示すように、略板状をなす取付けベースプレート110と、略円盤状をなす合成樹脂製のアダプタケース120とを有する。取付けベースプレート110は、もともと感知器ベース210を固定するために設けられているネジ穴を利用してネジによって天井面等に固定されるとともに、後述するように、感知器ベース210を固定するためL字状のベース固定部111A,111Bが設けられ、該ベース固定部111A,111Bに感知器ベース210を固定した際に感知器ベース210の上面と取付けベースプレート110の下面との間に空間が生じるようにして、この空間に情報発信アダプタ100を介在させる構成になっている。
この一対のベース固定部111A,111Bの下片(水平片)は、取付けベースプレート110の表面と略平行に対向しており、特にベース固定部111Aの下片部分は押圧片111Cとして機能するように形成されている。
この押圧片111Cは、感知器ベース210と取付けベースプレート110の間に介在する情報発信アダプタ100(ケース本体120A)を取付けベースプレート110の表面に向けて押圧する機能を有している。
この押圧片111Cの機能については後述する。
また、取付けベースプレート110の表面であってベース固定部111Aの近傍には、ガイド片116が設けられている。このガイド片116は、感知器ベース210と取付けベースプレート110の間に介在する情報発信アダプタ100(ケース本体120A)に向けるように立設されている。
そして、図5に示すように、情報発信アダプタ100のケース本体120Aには、ケース本体120Aのスライド移動方向に沿うスライド溝126が形成されており、そのスライド溝126にガイド片116が係入されるようになっている。スライド溝126には凸部126aが設けられている。
このガイド片116とスライド溝126(凸部126a)の機能については後述する。
上記ベース固定部111A,111Bの下面には、図3,4,7に示すように、取付けベースプレート110の中心から同一距離位置であって、感知器ベース210の第一ネジ挿通穴213と同一半径位置に、ネジ穴111a,111bが形成されている。また、取付けベースプレート110のプレート部には、ネジ穴111a,111bと同一半径位置に、一対の円弧状のネジ挿通用の長穴112A,112Bが形成されている。この長穴112A,112Bの端部には、ネジN1の頭部が通過可能な大径穴が設けられ、ネジN1を緩めるだけで取付けベースプレート110の着脱が可能になっている。
感知器ベース210が、天井面等に一対のネジN1により第一ネジ挿通穴213を使用して取り付けられていた場合には、ネジN1を緩めて感知器ベースを外し、取付けベースプレート110のネジ挿通用の長穴112A,112Bを使用して取付けベースプレート110を天井面に取り付けた後、ベース固定部111A,111Bの下面のネジ穴111a,111bにネジN2を使用して感知器ベースを取り付けることができる。
また、新規に、天井面等の被取付け部に情報発信アダプタ100および感知器を取り付ける場合、取付けベースプレート110の一対のネジ挿通穴113A,113Bを使用して取付けベースプレート110をネジN1により被取付け部に取付けた後、取付けベースプレート110のベース固定部111A,111Bに、ネジN2により第一ネジ挿通穴213を使用して感知器ベース210を取り付けることができる。
上記のように、ネジN1を挿通する取付けベースプレート110の穴112A,112Bと113A,113Bが、感知器ベース210を取り付けるネジN2が螺合されるネジ穴111a,111bと同一半径位置であっても、円周方向にずれているため、干渉することなくネジN1,N2を回すことができる。
しかも、取付けベースプレート110を被取付け部に取付けるためのネジN1を、図6に示すように、感知器ベース210の円弧状の第一ネジ挿通穴213の大径部と取付けベースプレート110のネジ挿通穴113A(113B)に挿通して取り付けることができるので、取付けベースプレート110と感知器ベース210をネジN2により接合した後に、感知器ベース210の円弧状の第一ネジ挿通穴213の大径部にネジN1とドライバを挿入して回すことができる。そのため、天井を向いて行う作業を減らすことができ、作業者の負担を軽くすることができる。
なお、天井面等の被取付け部Pに取付けられた取付けボックスの被取付け用の一対のネジ穴間隔が、感知器ベースの一対の第一ネジ挿通穴213の間隔と異なる場合には、一対の第二ネジ挿通穴214または一対の第三ネジ挿通穴216がこの間隔になるように形成されており、この場合、取付けベースプレート110の第二ネジ挿通穴214に対応する穴117A、117Bまたは第三ネジ挿通穴216に対応する穴118A、118Bを使用して、取付けベースプレート110を取付けボックスに取り付けることができる。
また、感知器ベース210が、天井面等に、ネジN1により直接、一対の第二ネジ挿通穴214や一対の第三ネジ挿通穴216を使用して取り付けられていた場合には、ネジN1により、取付けベースプレート110の穴117A、117Bまたは穴118A、118Bを使用して、取付けベースプレート110を天井面に取り付けても良い。
なお、感知器ベース210は、ネジN2により、取付けベースプレート110のネジ穴111a、111bを使用して取り付けられるが、作動表示灯の向きを考慮して、感知器ベースにおいては、ネジ穴111a、111bと同径の感知器ベース210の穴213が統一して使用される。
また、新規に、天井面等被取付け部に取付けベースプレート110を取り付ける場合も、一対の長穴112A、112Bを使用せずに、穴117A、117Bまたは穴118A、118Bを使用して取り付けても良い。
取付けベースプレート110の長穴112A,112Bの縁部に付されているマークM1(図3)と感知器ベース210の長穴213の縁部に付されているマークM2(図2)は、天井等に既に設置されている感知器を外して取付けベースプレート110を固定し、感知器を付け替える際に、ネジN1,N2を取り付ける位置を示す目印である。これにより、位置合わせがし易くなる。
上記取付けベースプレート110に、情報発信モジュールや電池を内蔵したアダプタケース120が組み付けられる。
アダプタケース120は、円筒の外周の一部を切り欠いたような形状を有するケース本体120Aと上記切欠き部分を補完するように係合される蓋部120Bとからなり、情報発信モジュールや電池などの発振器の構成部品は、ケース本体120Aの内部空間に収納される。
本実施形態においては、図7に示すように、先ず蓋部120Bが取付けベースプレート110に接合された状態にされており、その後、図8に示すように、ケース本体120Aと蓋部120Bが結合されることで、全体として円盤状をなすように構成されている。
このケース本体120Aは、ベース固定部111A,111Bに固定された感知器ベース210(火災感知器200)と取付けベースプレート110の表面との間でスライド移動可能であって、取付けベースプレート110に固設されている蓋部120Bと着脱可能に構成されている。
ここで、感知器ベース210(火災感知器200)と取付けベースプレート110との間で、取付けベースプレート110に固設されている蓋部120Bとケース本体120Aを係合させて、ケース本体120Aを蓋部120Bに取り付けた状態において、図10,11、図12(A)(B)に示すように、ケース本体120Aの一部が取付けベースプレート110の表面とベース固定部111Aの押圧片111Cとに挟まれ、その押圧片111Cによってケース本体120Aが取付けベースプレート110の表面に向けて押圧されるようになっている。
具体的には、ケース本体120Aの一部が取付けベースプレート110の表面と押圧片111Cとで挟まれた状態で、押圧片111Cが当接しているケース本体120Aの表面には、押圧片111Cに向かって隆起した隆起部125が設けられている。この隆起部125と押圧片111Cとが係わり合い接触したことによる反力によって、押圧片111Cがケース本体120Aを取付けベースプレート110の表面に向けて押圧するようになっている。
この押圧片111Cによってケース本体120Aが押圧されることで、ケース本体120Aが天井等の被取付け部Pに密接するようになるので、被取付け部Pとの隙間を目立たせないようにケース本体120Aを取り付けることができる。
なお、ケース本体120Aを、取付けベースプレート110の表面と押圧片111Cに挟み込むようにスライドさせる必要があるため、ケース本体120Aと取付けベースプレート110表面の間及びケース本体120Aと押圧片111Cの間に僅かな隙間を設ける必要があるが(図12(A)参照)、ケース本体120Aと蓋部120Bとの係合完了時に、ケース本体120Aの隆起部125と押圧片111Cとが係わり合い接触したことで、その押圧片111Cによってケース本体120Aが取付けベースプレート110側に押し上げられるようになって、被取付け部Pとの隙間を埋めることができる(図12(B)参照)。
特に、この隆起部125は、ケース本体120Aの一部が取付けベースプレート110の表面と押圧片111Cとで挟まれるように、ケース本体120Aが蓋部120Bに向かってスライド移動する方向とは逆向きに漸次厚みを増す形状を有しているので、その隆起部125の傾斜面が押圧片111Cとが係わり合ったことで、ケース本体120Aが浮き上がるように取付けベースプレート110側に押し上げられ易くなっている。
また、蓋部120Bは、取付けベースプレート110にネジで接合されるように構成されている。具体的には、蓋部120Bが合成樹脂で形成されているとともに、取付けベースプレート110の蓋部120B装着部位には、図9に示すように、ネジ挿通穴119が設けられ、取付けベースプレート110の裏面(上面)のネジ挿通穴119の縁にはすり鉢状の凹みが形成されている。
そのため、このネジ挿通穴119に皿ネジ119Aを挿通してねじ込むと、皿ネジ119Aがタップを切りながら蓋部120Bに進入することによって、取付けベースプレート110と蓋部120Bの結合が行われる。
なお、蓋部120Bは装着後に取り外す必要がないので、樹脂にタップを切るようにして皿ネジ119Aを取り付けても問題がない。また、取付けベースプレート110の裏面(上面)から皿ネジ119Aをねじ込む構成であるため、ネジの頭を天井面と金属板の間に隠すことができるので、施工現場で不用意にネジを操作されることがない。また、ネジ挿通穴119の縁にはすり鉢状の凹みが形成されているため、ネジの頭が取付けベースプレート110の裏面から突出せず、取付けベースプレート110と天井面との間に隙間が生じることもないという利点がある。
さらに、取付けベースプレート110は蓋部120Bが装着された状態で、ネジN1によって天井面等に取付けることができるように工夫がなされている。具体的には、蓋部120Bが、取付けベースプレート110のネジ挿通用の穴113B,117Bが形成されている部位に接合されるように構成されており、蓋部120Bの当該部位には、図8に示すように、穴113B,117Bを囲むようにしてドライバの先端を挿入可能な大きさの貫通孔120dが形成されている。また、取付けベースプレート110に設けられている長穴112Bや穴118Bと重ならないように、蓋部120Bの形状が設計されている。
これにより、蓋部120Bに邪魔されることなく、穴112B、118Bあるいは貫通孔120d内に位置する穴113Bまたは117Bに挿通されたネジN1をドライバで回して、天井面等の被取付け部に設けられているネジ穴に螺合させて、取付けベースプレート110を固定することができる。
また、ケース本体120Aは、図3,4に示すように、本体の中央に、感知器配線を挿通可能にする開口123が形成されているとともに、本体外周の一部に、上記開口123と外側とを連通させる開口入口部124が形成されている。
一方、取付けベースプレート110は、上記アダプタケース120の外径と略同一の外径を有する略円形状の板部材であり、1枚の金属プレートをプレス加工等により成型して形成されており、ほぼ中央部に、感知器配線を挿通させるため、情報発信アダプタ100に火災感知器200を取付けた状態において感知器ベース210の引込穴215(図2参照)と対向するよう開口部114が設けられている。また、取付けベースプレート110には、周縁部からこの開口部114まで連続するように配線の挿入口115が形成されている。
上記のような構成を有することにより、既設の火災感知器に情報発信アダプタ100を取り付ける際に、感知器から配線を外すことなく作業が行える。
また、図10,11に示すように、ケース本体120Aの開口入口部124の近傍であって、蓋部120Bと対向する部分には、先端に係止用の爪128aを有し移動方向(水平方向)に向かって突出する係止片128が1つ設けられており、蓋部120Bにおけるその係止片128と対向する部位には被係止部129が1つ設けられている。
この係止片128の爪128aが被係止部129に係合されることで、ケース本体120Aと蓋部120Bとが結合されるように構成されている。
つまり、ケース本体120Aを蓋部120Bに向けてスライド移動させながら押し込むと、図11に示すように、係止片128の爪128aが被係止部129に係合して、ケース本体120Aと蓋部120Bとを結合させることができる。
なお、係止片128の先端の爪128aが被係止部129に係合した状態では、その爪128aが蓋部120Bの外側に臨むようになるため、指で係止片128の先端の爪128aを押し下げると、ケース本体120Aと蓋部120Bとの結合を解除することができる。
特に、蓋部120Bの被係止部129の近傍には、被係止部129に係合された係止片128を操作可能にするための凹部129aが形成されているので、指で係止片128の先端の爪128aを押し下げ易くなっている。
例えば、これまで外観の美観から、係止片128をさほど突出させることができず、その係止片128に比較的指を掛け難いために、工具を使用しなければ係止片128と被係止部129との係合を解除することができないことがあったが、凹部129aを形成したことで係止片128と被係止部129との係合を解除し易くなっている。
そして、このアダプタケース120には、係止片128と被係止部129が1組設けられているので、片手の操作でケース本体120Aと蓋部120Bとの結合を解除することができる。
例えば、本発明者らが本発明よりも先に出願した特願2017-184410号における情報発信アダプタでは、そのアダプタケース120に係止片と被係止部が2組設けられているので、両手の操作でなければケース本体120Aと蓋部120Bとの結合を解除することができなかった。
それに対し、本発明の情報発信アダプタ100であれば、片手の操作でケース本体120Aと蓋部120Bとの結合を解除することができるので、天井を向いて行う解除作業であっても比較的容易に行うことが可能になっている。
具体的には、天井面などの被取付け部Pに固定されたアダプタのケース本体120Aの結合を解除するために、係止片128に掛ける指が1本で済み、さらにその指に力を入れるために他の指は感知器などに掛ける(確実に掴む)ことに使うことができるので、確実な解除作業や作業し易い体勢を維持して解除することができる。
そして、係止片128の先端の爪128aを押し下げて、ケース本体120Aと蓋部120Bとの結合を解除すると、図10に示すように、蓋部120Bから離れる方向にケース本体120Aがスライド移動する。
なお、このとき、ケース本体120Aに形成されているスライド溝126に取付けベースプレート110のガイド片116が係入された状態であるので、蓋部120Bから離れる方向にケース本体120Aがスライド移動する際、スライド溝126に係入されているガイド片116が、そのスライド溝126に沿って相対的に移動するようになる。
具体的には、図13(A)に示すように、ケース本体120Aのスライド溝126には、ケース本体120Aと蓋部120Bとが結合されている状態で、ガイド片116よりも蓋部120B側の位置に凸部126aが設けられている。
そして、図13(B)(C)に示すように、ケース本体120Aが蓋部120Bから離間する方向にスライド移動する際に、凸部126aがガイド片116に接触することで、ケース本体120Aが移動する勢いが抑えられるようになっている。
例えば、図13(B)に示すように、ケース本体120Aが蓋部120Bから離間する方向にスライド移動する際に、凸部126aがガイド片116に接触して、ケース本体120Aのスライド移動が止まるようになる。
あるいは、図13(C)に示すように、ケース本体120Aが蓋部120Bから離間する方向に勢いよくスライド移動する際、凸部126aがガイド片116に接触することでその勢いが抑えられ、凸部126aがガイド片116を越えた位置でケース本体120Aのスライド移動が止まるようになる。
このように、ケース本体120Aと蓋部120Bとの結合が解除されて、蓋部120Bから離れる方向にスライド移動するケース本体120Aは、蓋部120Bから離れ過ぎずに止まるので、そのケース本体120Aが感知器ベース210(火災感知器200)と取付けベースプレート110との間から抜け出てしまうことはない。
つまり、ケース本体120Aと蓋部120Bとの結合が解除された際に、ケース本体120Aがスライド移動しても、そのケース本体120Aが感知器ベース210(火災感知器200)と取付けベースプレート110との間から抜け出て脱落してしまうことはない。
そして、ケース本体120Aが脱落して天井面などの被取付け部P側から落下してしまわないようにすることで、床側の配置物などを傷つけてしまうことや、ケース本体120Aに内蔵されている情報発信モジュールを損傷させないようにすることができる。
次に、図7などに示すように、アダプタケース120の蓋部120Bを、取付けベースプレート110を天井面等に固定するための複数のネジ挿通穴112B,113B,117B、118Bが集中して設けられている位置(配線挿入口115と反対側の位置)に固定するようにした理由について説明する。
第1の理由は、本実施形態においては、前述したように、既設の火災感知器に情報発信アダプタ100を装着した際に、ランプL1の位置は元の位置から所定角度(15~40°)回転した位置になるが、その角度が大きいとランプL1の視野角すなわち見え方が極端に変わってしまうので望ましくなく、角度を小さくするには、蓋部120Bを上記のような位置に設定するのが良いためである。
第2の理由は、アダプタケース120と感知器ベース210とを一体に結合した状態で天井面等に固定するための3種類のネジ挿通穴112B,113B,117B(112A,113A,117A)を分散して設けると、それらの穴に挿通されるネジを回せるようにするためにアダプタケースに設けられるドライバ挿入穴(120d)も分散することになり、それによってアダプタケースの部品収納空間が狭められてしまうためである。3種類のネジ挿通穴112B,113B,117Bを互いに近接して1直線上に並べて配置することで、ドライバ挿入穴(120d)を小さくすることができる。
第3の理由は、ケース本体120Aを安定して支えられるようにするためである。取付けベースプレート110に装着されたアダプタケース120を支持するのが、L字状のベース固定部111Aと111Bの下部の水平片の2点のみであると不安定である。そこで、支持の安定性を高めるために水平片の面積を大きくすることが考えられるが、取付けベースプレート110は金属であるため、この水平片の面積を大きくするとビーコン信号の送信の妨げとなる。また、アダプタケース120のケース本体120Aの差込み方向は、配線挿入口115との関係でベース固定部111Aと111Bの並びの方向と同一の方向であるが望ましいので、ケース本体120Aは差込み方向の手前側と先端側の2箇所で支えるのが良い。また、差込み方向の先端側に蓋部120Bを配設して蓋部120Bと結合することで、ケース本体120Aの先端を支えることができる。そのため、本実施例のように、差込み方向の手前側のベース固定部111Aの水平片を大きくすることで、ケース本体120Aを安定して支えることができる。
なお、火災感知器200は、天井又は天井とみなせる固定器材(取付け具)に確実に取付けられる必要があるが、本実施形態の情報発信アダプタ100は、ネジを用いて取付けベースプレート110を天井等の被取付け部Pに固定する構成であるため、取付けベースプレート110は天井とみなせる固定器材であると言える。そして、その取付けベースプレート110に、ネジを用いて火災感知器200を取付けるため、火災感知器200を確実に取付けることができる。すなわち、情報発信アダプタ100は、火災感知器200を取付け可能な被取付け部Pと同等の設置条件を満たし、火災感知器200を取付けることができる。よって、本実施形態の情報発信アダプタ100は、火災感知器200の機能や性能に影響を与えることなく、火災感知器200と被取付け部Pとの間に設置可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、情報発信アダプタ100として発信機能を有するモジュールを内蔵した例を示したが、発信機能の他、受信機能を有するモジュールを内蔵するようにしても良い。また、火災感知器200は、感知器ベース210と感知器本体220とに分離可能なものに限定されず適宜変更可能であり、例えば、感知器ベース210を備えない火災感知器、すなわち、感知器ベースを介することなく、被取付け部Pに一体的な構成のまま取付けられる火災感知器であっても良い。
100 情報発信アダプタ
110 取付けベースプレート(ベース部材)
111A,111B ベース固定部(感知器固定部)
111a,111b ネジ穴
111C 押圧片
114 開口部
115 配線挿入口(入口部)
112,113,117,118 ネジ挿通穴
116 ガイド片
120 アダプタケース(ケース部材)
120A ケース本体
120B 蓋部
123 開口
124 開口入口部(入口)
125 隆起部
126 スライド溝
126a 凸部
128 係止片
128a 爪
129 被係止部
129a 凹部
200 火災感知器
210 感知器ベース
220 感知器本体
P 被取付け部
Q 配線

Claims (1)

  1. 被取付け部に固定され、火災感知器を取付け可能である板状のベース部材と、
    情報発信モジュールを内蔵し前記ベース部材に固定されるケース部材と、
    を備え、
    前記ベース部材には、前記火災感知器に接続される配線が挿通可能な開口部が中央に形成され周縁部に前記開口部と外側空間とを連通する入口部が形成され、かつ当該ベース部材を前記被取付け部に固定するためのネジの軸部を挿通可能な一対の穴が前記開口部を挟んだ状態で形成されるとともに、当該ベース部材の表面から所定距離を置いた位置に前記火災感知器を取付けるためのネジが螺合可能なネジ穴を有する一対の感知器固定部が設けられ、
    前記ケース部材は、前記火災感知器に接続される配線が挿通可能な開口が中央に形成され周縁部に前記開口と外側空間とを連通する入口が形成されたケース本体と、前記入口に係合されてケースの外形を補完する蓋部と、を備え、
    前記ケース本体は、前記感知器固定部に固定された前記火災感知器と前記ベース部材の表面との間でスライド移動可能であり、前記ベース部材に固設されている前記蓋部と着脱可能に構成されており、
    前記ベース部材の表面には、ガイド片が形成されており、
    前記ケース本体には、当該ケース本体のスライド移動方向に沿って形成され、前記ガイド片が係入されるスライド溝が形成されており、
    前記スライド溝には、前記ケース本体と前記蓋部とが結合されている状態で、前記ガイド片よりも前記蓋部側の位置に凸部が設けられており、
    前記ケース本体が前記蓋部から離間する方向にスライド移動する際に、前記凸部が前記ガイド片に接触し、前記ケース本体が移動する勢いを抑えるように構成されていることを特徴とする情報発信アダプタ。
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