JP6926578B2 - 歪補償装置、及び歪補償方法 - Google Patents

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Description

本発明は、歪補償装置、及び歪補償方法に関する。
従来、無線移動体通信の分野では、基地局等に用いられる電力増幅器の非線形歪を補償する技術が提案されている。かかる技術において、複数の周波数帯の信号を共通の電力増幅器により同時に増幅する場合、複数の歪補償部やデュアルバンドDPD(Digital Pre-Distortion)を用いて、非線形歪を補償するものがある。更に、デュアルバンドDPDを用いた電力増幅器では、二次元LUT(Look Up Table)の前段に、dual-input truncated Volterra modelのデジタルフィルタを設け、二次歪も補償するものもある。他にも、他のバンドに生じる高調波や相互変調歪について、逆特性となる信号を付加することにより歪補償を行うものや、非線形連立方程式を解くことにより歪補償を行うものがある。
しかしながら、上述した技術では、十分な歪補償性能が得られず、無線品質の低下を招いてしまうことがある。例えば、複数の周波数帯の信号を共通の電力増幅器により同時に増幅する場合、2つのバンドの中心周波数が約2倍程度の関係(例えば、4.6GHzと9.0GHz)にある様な条件下では、これらの中心周波数の差に相当する周波数や、低い方の中心周波数の2倍に相当する周波数において、偶数次の歪(以下、単に「偶数次歪」と記す。)が発生することがある。また、複数の周波数帯の信号を複数の電力増幅器により同時に増幅して合成する場合であっても、合成器のアイソレーションが不十分なケースでは、同様に偶数次歪が発生することがある。この様な偶数次歪が、送信信号のバンドに近い周波数に発生すると、偶数次歪をフィルタによりカットすることは困難である。また、カットするとしても、急峻なフィルタが必要となり、装置の回路規模が大きくなってしまう。特に、偶数次歪が送信信号帯域内に発生する場合には、フィルタによるカットは極めて困難となる。
そこで、電力増幅器によりマルチバンド信号を増幅する場合に発生する奇数次歪に加えて偶数次歪を抑圧する歪補償装置が提案されている。この様な装置は、奇数次歪を補償する歪補償部と偶数次歪を補償する歪補償部との双方を備える。この様な装置は、例えば、バンドA(中心周波数f)及びバンドB(中心周波数f)のデュアルバンド信号を、共通増幅(f<f)する場合、バンドA、Bに発生する奇数次歪に加えて、中心周波数2fや中心周波数f−fに発生する偶数次歪も併せて補償する構成を採る。
特開2002−084146号公報 特開2012−227881号公報 特開2014−003527号公報
Bassam, S.A., Helaoui, M., Ghannouchi, F.M., "2-D Digital Predistortion (2-D-DPD) Architecture for Concurrent Dual-Band Transmitters," IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques, vol.59, no.10, pp.2547-2553, Oct.2011. Younes, M., Ghannouchi, F.M., "On the Modeling and Linearization of a Concurrent Dual-Band Transmitter Exhibiting Nonlinear Distortion and Hardware Impairments," IEEE Transactions on Circuits and Systems I, vol.60, no.11, pp.3055-3068, Nov.2013. 大田智也、川崎敏雄、木村重一、玉野井健、馬庭透 "適応的マルチバンド共通増幅歪補償法の検討" 信学技報、vol.116, no.12, MW2016-2, pp.7-10, Apr.2016.
次に、図7を参照して、上述した従来の歪補償装置の課題を説明する。図7は、従来の歪補償装置の課題を説明するための図である。歪補償装置は、バンドA(中心周波数f)について送信側とフィードバック側とで共通の周波数fLO1のローカル源を用い、バンドB(中心周波数f)について送信側とフィードバック側とで共通の周波数fLO2のローカル源を用いる。ローカル源においては通常、位相揺らぎがあるため、瞬間的に周波数ずれ(Δf、Δf)が発生するが、送信側とフィードバック側とで周波数ずれを相殺することにより、影響を受けない。送信側の上側の低バンド側の経路では、歪補償装置は、DAC(Digital to Analog Converter)からバンドAの送信信号を周波数f−fLO1により出力し、ローカル周波数fLO1+Δfのアップコンバータにより、周波数f+Δfに周波数変換する。同様に、送信側の下側の高バンド側の経路では、歪補償装置は、DACからバンドBの送信信号を周波数f−fLO2により出力し、ローカル周波数fLO2+Δfのアップコンバータにより、周波数f+Δfに周波数変換する。これらの無線周波数(RF:Radio Frequency)信号は、信号合成器により合成された後、アンプにより電力増幅される。
また、フィードバック側では、アンプ出力の一部をカップラで取り出したフィードバック信号が、分配器により2つの信号に分配される。上側の低バンド側の経路では、歪補償装置は、LPF(Low Pass Filter)によりバンドA(中心周波数f+Δf)のフィードバック信号を通過させ、ローカル周波数fLO1+Δfのダウンコンバータにより周波数f−fLO1に周波数変換する。該変換後の信号は、ADC(Analog to Digital Converter)により、アナログ信号からデジタル信号に変換される。下側の高バンド側の経路では、歪補償装置は、HPF(High Pass Filter)によりバンドB(中心周波数f+Δf)のフィードバック信号を通過させ、ローカル周波数fLO2+Δfのダウンコンバータにより周波数f−fLO2に周波数変換する。該変換後の信号は、ADCにより、アナログ信号からデジタル信号に変換される。この様に、歪補償装置は、主信号については、バンドAについて送信側とフィードバック側とで共通の周波数fLO1のローカル源を用い、バンドBについて送信側とフィードバック側とで共通の周波数fLO2のローカル源を用いる。これにより、DAC出力の周波数とADC入力の周波数とが完全に一致する関係となり、ローカル源の位相揺らぎによる周波数ずれの影響は無くなる。
しかしながら、中心周波数2fや中心周波数f−fに発生する偶数次歪は、上記周波数ずれの影響を受ける。偶数次歪補償信号の周波数は、それぞれ2f+Δf、f−f+Δfである。これに対して、バンドAの周波数がf+Δfであり、かつ、バンドBの周波数がf+Δfである場合に実際に偶数次歪が発生する周波数は、それぞれ周波数2f+2Δf、f−f+Δf−Δfである。従って、これらの偶数次歪が発生する周波数と、上記偶数次歪補償信号の周波数とが一致する条件は、2Δf=Δfとなる。ところが、一般的には、2つの独立したローカル源が、常に2Δf=Δfの条件を満たすわけではないため、実際に偶数次歪が発生する周波数と偶数次歪補償信号の周波数との間にずれが生じ、歪補償後の電力増幅器出力のスペクトラム波形において、偶数次残留歪が時間の経過に伴って上下する現象がみられる。このため、ローカル位相揺らぎの影響により、偶数次歪の抑制効果が低下する。その結果、マルチバンド共通増幅時における歪補償性能が低下する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、歪補償性能を向上することができる歪補償装置、及び歪補償方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する歪補償装置は、一つの態様において、生成部と変換部と補償部とを有する。前記生成部は、送信側とフィードバック側とで共通の信号を生成する。前記変換部は、前記生成部の出力信号を用いて生成した信号により、周波数を変換する。前記補償部は、偶数次歪補償信号を生成し、該偶数次歪補償信号が前記変換部により周波数変換され、送信信号が電力増幅された信号(電力増幅器出力信号)に発生する偶数次歪を補償する。
本願の開示する歪補償装置の一つの態様によれば、歪補償性能を向上することができる。
図1は、本実施例に係る歪補償装置の全体構成を示す図である。 図2は、実施例1に係る歪補償装置のマルチバンド周波数変換部の構成を示す図である。 図3は、実施例1の変形例1に係る歪補償装置のマルチバンド周波数変換部の構成を示す図である。 図4は、実施例2に係る歪補償装置のマルチバンド周波数変換部の構成を示す図である。 図5は、実施例2の変形例2に係る歪補償装置のマルチバンド周波数変換部の構成を示す図である。 図6は、実施例3に係る歪補償装置のマルチバンド周波数変換部の構成を示す図である。 図7は、従来の歪補償装置の課題を説明するための図である。
以下に、本願の開示する歪補償装置、及び歪補償方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により、本願の開示する歪補償装置、及び歪補償方法が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る歪補償装置10の全体構成を示す図である。歪補償装置10は、複数の周波数帯域(例えば、4.6GHzと9.0GHz)のベースバンド信号(マルチバンド信号)がRFに周波数変換された信号を共通のアンプにより増幅する。図1に示す様に、歪補償装置10は、奇数次歪補償部11と偶数次歪補償部12とアップコンバータ13a〜13dと信号合成器13e、13fとダウンコンバータ13g〜13jとを有する。また、歪補償装置10は、共通DAC(Digital to Analog Converter)14a、14bと共通ADC(Analog to Digital Converter)14c、14dとマルチバンド周波数変換部15とアンプ16とカップラ17と奇数次歪補償係数更新部18と偶数次歪補償係数更新部19とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、各種信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。
更に、マルチバンド周波数変換部15は、送信側周波数変換部151とフィードバック側周波数変換部152と、これらの周波数変換部151、152に共通の1つのローカル源15aとを有する。
奇数次歪補償部11は、バンドAの送信信号とバンドBの送信信号との2つの入力に基づき、バンドA(中心周波数f)の奇数次歪補償信号とバンドB(中心周波数f)の奇数次歪補償信号とを生成する。偶数次歪補償部12は、バンドAの送信信号とバンドBの送信信号との2つの入力に基づき、中心周波数f=2fの偶数次歪補償信号と中心周波数f=f−fの偶数次歪補償信号とを生成する。
デジタル領域においては、アップコンバータ13aは、バンドA(中心周波数f)の奇数次歪補償信号を周波数f’=f−f/2に周波数変換し、アップコンバータ13dは、中心周波数f=f−fの偶数次歪補償信号を周波数f’=f/2−fに周波数変換する。信号合成器13eは、周波数変換後のデジタル信号を合成し、共通DAC14aは、該デジタル信号をアナログ信号に変換する。また、アップコンバータ13bは、バンドB(中心周波数f)の奇数次歪補償信号を周波数f’=f/2−fに周波数変換し、アップコンバータ13cは、中心周波数f=2fの偶数次歪補償信号を周波数f’=f−f/2に周波数変換する。信号合成器13fは、周波数変換後のデジタル信号を合成し、共通DAC14bは、該デジタル信号をアナログ信号に変換する。アナログ変換された歪補償信号は、送信側周波数変換部151により、無線周波数(RF:Radio Frequency)にアップコンバートされ、アンプ16により電力増幅される。
次にフィードバック信号に関し、アンプ出力の一部をカップラで取り出した信号が、フィードバック側周波数変換部152において、RFからベースバンドにダウンコンバートされた後、2つの信号に分けて出力される。フィードバック側周波数変換部152は、一方の出力として、低バンド側のフィードバック信号、すなわちバンドA(中心周波数f)の奇数次歪と中心周波数f=f−fの偶数次歪とを含むフィードバック信号を出力する。フィードバック側周波数変換部152は、他方の出力として、高バンド側のフィードバック信号、すなわちバンドB(中心周波数f)の奇数次歪と中心周波数f=2fの偶数次歪とを含むフィードバック信号を出力する。
共通ADC14c、14dは、上記2つのフィードバック信号をそれぞれアナログ信号からデジタル信号に変換する。上側のADC出力信号は、デジタルの信号分配器により分配され、バンドA(中心周波数f)のフィードバック信号を周波数f’=f−f/2からベースバンドへ周波数変換した信号が、奇数次歪補償係数更新部18に入力される。また、中心周波数f=f−fの偶数次歪のフィードバック信号を周波数f’=f/2−fからベースバンドへ周波数変換した信号が、偶数次歪補償係数更新部19に入力される。下側のADC出力信号は、デジタルの信号分配器により分配され、バンドB(中心周波数f)のフィードバック信号を周波数f’=f/2−fからベースバンドへ周波数変換した信号が、奇数次歪補償係数更新部18に入力される。また、中心周波数f=2fの偶数次歪のフィードバック信号を周波数f’=f−f/2からベースバンドへ周波数変換した信号が、偶数次歪補償係数更新部19に入力される。
奇数次歪補償係数更新部18は、バンドAの送信信号とバンドBの送信信号とバンドA(中心周波数f)のフィードバック信号とバンドB(中心周波数f)のフィードバック信号と更新前の歪補償係数とに基づき、奇数次歪補償係数を更新し、更新後の奇数次歪補償係数を奇数次歪補償部11へ出力する。同様に、偶数次歪補償係数更新部19は、バンドAの送信信号とバンドBの送信信号と中心周波数f=2fのフィードバック信号と中心周波数f=f−fのフィードバック信号と更新前の歪補償係数とに基づき、偶数次歪補償係数を更新し、更新後の偶数次歪補償係数を偶数次歪補償部12へ出力する。
図2は、実施例1に係る歪補償装置10のマルチバンド周波数変換部15の構成を示す図である。実施例1に係るマルチバンド周波数変換部15は、ローカル信号を分周(例えば、2分周)した信号により周波数変換する。図2に示す様に、ローカル源15aの周波数を2fLOとし、位相ゆらぎによる周波数ずれを2Δfとする。高バンド側では、アップコンバータ151aが、この周波数2fLO+2Δfの信号を用いて周波数変換し、低バンド側では、アップコンバータ151bが、1/2の周波数になる様に2分周した周波数fLO+Δfの信号を用いて周波数変換する。このため、バンドAの周波数はf+Δf、バンドBの周波数はf+2Δfとなり、偶数次歪補償信号の周波数は、それぞれ2f+2Δf、f−f+Δfとなる。このとき実際に偶数次歪が発生するのは、それぞれ周波数2f+2Δf、f−f+Δfであるため、これらの偶数次歪が発生する周波数と偶数次歪補償信号の周波数とが常に一致することとなる。従って、ローカル位相ゆらぎの影響は回避される。
一方、フィードバック側では、アンプ出力の一部をカップラで取り出したフィードバック信号が、分配器により2つの信号に分配される。図2上側の低バンド側の経路では、LPF(Low Pass Filter)152aが、低バンド側のフィードバック信号、すなわちバンドA(中心周波数f+Δf)の奇数次歪と中心周波数f+Δf=f−f+Δfの偶数次歪とを含むフィードバック信号を通過させる。その後、ダウンコンバータ152bは、1/2の周波数になる様に2分周した周波数fLO+Δfの信号を用いて、上記フィードバック信号を周波数変換する。これにより、周波数はそれぞれf−fLO、f−fLOとなり、共通ADC14cにおいて、アナログ信号からデジタル信号に変換される。
更に、図2下側の高バンド側の経路では、HPF(High Pass Filter)152cが、高バンド側のフィードバック信号、すなわちバンドB(中心周波数f+2Δf)の奇数次歪と中心周波数f+2Δf=2f+2Δfの偶数次歪とを含むフィードバック信号を通過させる。その後、ダウンコンバータ152dは、周波数2fLO+2Δfの信号を用いて、上記フィードバック信号を周波数変換する。これにより、周波数はそれぞれf−2fLO、f−2fLOとなり、ADC14dにおいて、アナログ信号からデジタル信号に変換される。この様に、実施例1に係る歪補償装置10によれば、DAC出力の周波数とADC入力の周波数とが一致する関係となり、ローカル源15aの位相揺らぎによる周波数ずれの影響が抑制される。
(変形例1)
図3は、実施例1の変形例1に係る歪補償装置10のマルチバンド周波数変換部15の構成を示す図である。変形例1に係る歪補償装置10は、ローカル源15aのローカル信号を2逓倍することにより2倍の周波数の信号を生成する点において、2分周することにより1/2倍の周波数の信号を生成する実施例1に係る歪補償装置10と異なる。すなわち、変形例1に係るマルチバンド周波数変換部15は、ローカル信号を逓倍(例えば、2逓倍)した信号により周波数変換する。
ローカル源15aの周波数をfLO、位相ゆらぎによる周波数ずれをΔfとする。低バンド側では、アップコンバータ151bが、この周波数fLO+Δfの信号を用いて周波数変換し、高バンド側では、アップコンバータ151aが、ミキサ151dにより2逓倍した周波数2fLO+2Δfの信号を用いて周波数変換する。このため、バンドAの周波数はf+Δf、バンドBの周波数はf+2Δfとなり、偶数次歪補償信号の周波数は、それぞれ2f+2Δf、f−f+Δfとなる。このとき実際に偶数次歪が発生するのは、それぞれ周波数2f+2Δf、f−f+Δfであるため、これらの偶数次歪が発生する周波数と偶数次歪補償信号の周波数とが常に一致することとなる。従って、ローカル位相ゆらぎの影響は回避される。
以上説明した様に、歪補償装置10は、送信信号(例えば、マルチバンド信号)を増幅する電力増幅器の非線形歪を補償する装置であり、ローカル源15aと送信側周波数変換部151と偶数次歪補償部12とを有する。ローカル源15aは、送信側とフィードバック側とで共通のローカル信号を生成する。送信側周波数変換部151は、DAC出力の周波数とADC入力の周波数とが一致し、かつ、偶数次歪が発生する周波数と偶数次歪補償信号の周波数とが常に一致する様に、ローカル源15aの出力信号を用いて生成した信号により、周波数を変換する。偶数次歪補償部12は、送信側周波数変換部151により周波数変換された偶数次歪補償信号を用いて、電力増幅器出力信号(送信信号が増幅された信号)に発生する偶数次歪を補償する。換言すれば、ローカル源15aは、送信側とフィードバック側とで共通で用いる第1の信号を生成する。送信側周波数変換部151は、上記第1の信号に基づいた第2の信号を用いて、偶数次歪補償信号となる第3の信号の周波数を変換する。偶数次歪補償部12は、上記第3の信号が送信側周波数変換部151により周波数変換された信号を用いて、増幅による送信信号の偶数次歪を補償する。
具体的には、歪補償装置10において、送信側周波数変換部151は、アップコンバータ151aとアップコンバータ151bとを有する。アップコンバータ151aは、ローカル源15aの出力信号を用いて生成した第1信号により、第1バンド(高バンド)側の信号を周波数変換する。アップコンバータ151bは、ローカル源15aの出力信号を用いて生成した第2信号により、第2バンド(低バンド)側の信号を周波数変換する。この場合、偶数次歪補償部12が生成した偶数次歪補償信号が、アップコンバータ151aにより周波数変換され、上記送信信号が増幅された信号の上記第1バンド側に発生する偶数次歪を補償すると共に、偶数次歪補償部12が生成した偶数次歪補償信号が、アップコンバータ151bにより周波数変換され、上記送信信号が増幅された信号の上記第2バンド側に発生する偶数次歪を補償する。
更に、歪補償装置10において、ローカル源15aは、複数の周波数の信号を、分周または逓倍の関係で生成するものとしてもよい。
上述した様に、歪補償装置10は、実際に偶数次歪が発生する周波数と、上記偶数次歪補償信号の周波数とが一致する条件(例えば、2Δf=Δf)が成立する様に、マルチバンド周波数変換部15により、周波数変換を行う。すなわち、歪補償装置10は、送信側とフィードバック側とで共通の1つのローカル源15aを備えたマルチバンド周波数変換部15により、ローカル位相ゆらぎの影響を回避する。これにより、歪補償装置10は、マルチバンド共通増幅時における歪補償性能を向上することができる。すなわち、歪補償装置10は、奇数次歪の歪補償性能に加えて、偶数次歪の歪補償性能を向上することができる。従って、時間が経過しても偶数次残留歪が上下することが無くなり、歪補償装置10は、残留歪が最も小さい状態をキープすることが可能となる。
次に、実施例2について説明する。実施例2に係る歪補償装置の構成は、図1に示した実施例1に係る歪補償装置10の構成と、主要部において同様である。従って、共通する構成要素には、同一の符号を付すと共に、その図示及び詳細な説明は省略する。図4は、実施例2に係る歪補償装置10のマルチバンド周波数変換部15の構成を示す図である。以下、図4を参照しながら、実施例2に係るマルチバンド周波数変換部15について、実施例1との相違点を中心として説明する。
図4に示す様に、マルチバンド周波数変換部15は、低バンド側においてm回(例えば、1回)の周波数変換を行い、高バンド側においてn回(m<nであり、例えば、2回)の周波数変換を行う。周波数変換のローカル源15aは、全て共通のものを用いる。
ローカル源15aの周波数をfLO、位相ゆらぎによる周波数ずれをΔfとする。低バンド側では、アップコンバータ151bが、周波数fLO+Δfの信号を用いて1回周波数変換し、高バンド側では、アップコンバータ151aが、周波数fLO+Δfの信号を用いて2回周波数変換する。このため、バンドAの周波数はf+Δf、バンドBの周波数はf+2Δfとなり、偶数次歪補償信号の周波数は、それぞれ2f+2Δf、f−f+Δfとなる。このとき実際に偶数次歪が発生するのは、それぞれ周波数2f+2Δf、f−f+Δfであるため、これらの偶数次歪が発生する周波数と偶数次歪補償信号の周波数とが常に一致することとなる。従って、ローカル位相ゆらぎの影響は回避される。
(変形例2)
図5は、実施例2の変形例2に係る歪補償装置10のマルチバンド周波数変換部15の構成を示す図である。図5に示す様に、変形例2に係る歪補償装置10は、カップラ17からのフィードバック信号の内、LPF152aにより低バンド側を通過させたものと、HPF152cにより高バンド側を通過させて1回周波数変換したものとを、信号合成器152fにて合成する。ダウンコンバータ152bは、低バンド側と高バンド側とで共通のダウンコンバータであり、上記合成後の信号を周波数変換して、共通のADC14cへ出力する。
より具体的には、フィードバック側においては、アンプ出力の一部をカップラ17により取り出したフィードバック信号が、分配器において2つの信号に分配される。図5上側の低バンド側の経路では、LPF152aにより、低バンド側のフィードバック信号、すなわちバンドA(中心周波数f+Δf)の奇数次歪と中心周波数f+Δf=f−f+Δfの偶数次歪とを含むフィードバック信号を通過させる。一方、図5下側の高バンド側の経路では、HPF152cにより、高バンド側のフィードバック信号、すなわちバンドB(中心周波数f+2Δf)の奇数次歪と中心周波数f+2Δf=2f+2Δfの偶数次歪とを含むフィードバック信号を通過させる。その後、周波数fLO+Δfの信号を用いて、ダウンコンバータ152dは、それぞれの周波数を、f−fLO+Δf、f−fLO+Δfに変換する。信号合成器152fは、該変換後の信号を、LPF152aからの出力信号と合成する。合成された信号は更に、低バンド側と高バンド側とで共通のダウンコンバータ152bにより、周波数fLO+Δfの信号を用いて、それぞれ周波数f−fLO、f−fLO、f−2fLO、f−2fLOに周波数変換される。その後、周波数変換後の信号は、共通のADC14cにより、アナログ信号からデジタル信号に変換される。
上述した様に、変形例2に係る歪補償装置10によれば、フィードバック側周波数変換部152は、フィードバック信号の内、低バンド側を通過させたものと、高バンド側を通過させて周波数変換したものとを合成し、該合成後の信号を更に周波数変換する。これにより、変形例2に係る歪補償装置10は、フィードバック側を一部共通化することで、マルチバンド周波数変換部15の回路を簡易に構成することができる。
次に、実施例3について説明する。実施例3に係る歪補償装置の構成は、図1に示した実施例1に係る歪補償装置10の構成と、主要部において同様である。従って、共通する構成要素には、同一の符号を付すと共に、その図示及び詳細な説明は省略する。図6は、実施例3に係る歪補償装置10のマルチバンド周波数変換部15の構成を示す図である。以下、図6を参照しながら、実施例3に係るマルチバンド周波数変換部15について、実施例1との相違点を中心として説明する。
実施例3に係る歪補償装置10は、奇数次歪同士を重ね、かつ、偶数次歪同士を重ねて、共通フィードバックする。具体的には、歪補償装置10は、フィードバック側周波数変換部152により、複数の奇数次歪が重ねられた周波数成分と複数の偶数次歪が重ねられた周波数成分とを含む信号を、共通フィードバック信号としてフィードバックする。偶数次歪補償部12は、上記共通フィードバック信号を用いて重ねられた上記複数の奇数次歪と上記複数の偶数次歪とをそれぞれ分離して、送信信号に発生する偶数次歪を補償する。
図6に示す様に、ローカル源15aの周波数を3fLOとし、位相ゆらぎによる周波数ずれを3Δfとすると、1/3の周波数になる様に3分周した信号の周波数は、fLO+Δfとなる。ローカル信号の周波数が3fLO=(f+f)/2を満たす時、バンドA(中心周波数f+2Δf)及びバンドB(中心周波数f+4Δf)のデュアルバンド信号は、フィードバック側の1つ目のダウンコンバータ152gにより、周波数3fLO+3Δf=(f+f)/2+3Δfの信号を用いて同一の周波数(f−f)/2+Δfに周波数変換される。一方、中心周波数2f+4Δf=f+4Δf、及び中心周波数f−f+2Δf=f+2Δfの偶数次歪は、フィードバック側の1つ目のダウンコンバータ152gにより、周波数3fLO+3Δf=(f+f)/2+3Δfの信号を用いて同一の周波数(3f−f)/2+Δfに周波数変換される。更に、これら周波数変換後の信号は、1/3の周波数になる様に3分周した周波数fLO+Δf=(f+f)/6+Δfの信号を用いて、フィードバック側の2つ目のダウンコンバータ152hにより、それぞれ周波数(2f−f)/3、周波数(4f−2f)/3に周波数変換される。
一方、送信側においては、周波数f−2fLO=(2f−f)/3の奇数次歪補償信号と周波数2fLO−f=(4f−2f)/3の偶数次歪補償信号とが、それぞれ異なるDAC14a−1、14a−2から出力される。該出力信号は、3分周した周波数fLO+Δfの信号を用いたアップコンバータ151f、151eにより、それぞれ周波数3fLO−f+Δf=(f−f)/2+Δf、周波数3fLO−f+Δf=(3f−f)/2+Δfに周波数変換された後に、信号合成器151kにおいて合成される。また、周波数4fLO−f=(2f−f)/3の奇数次歪補償信号と周波数f−4fLO=(4f−2f)/3の偶数次歪補償信号とが、それぞれ異なるDAC14b−1、14b−2から出力される。該出力信号は、3分周した周波数fLO+Δfの信号を用いたアップコンバータ151i、151hにより、それぞれ周波数f−3fLO+Δf=(f−f)/2+Δf、周波数f−3fLO+Δf=(3f−f)/2+Δfに周波数変換された後に、信号合成器151lにおいて合成される。
図6上側の低バンド側の経路では、上記合成後の信号は、周波数3fLO+3Δfの信号を用いたアップコンバータ151gにより、周波数f+2Δf、f+2Δf=f−f+2Δf、f+4Δf、f+4Δf=2f+4Δfに周波数変換される。LPF151mは、該周波数変換後の信号の内、低バンド側の信号、すなわち周波数f+2Δf、及びf+2Δf=f−f+2Δfの信号のみを通過させる。一方、図6下側の高バンド側の経路では、上記合成後の信号は、周波数3fLO+3Δfの信号を用いたアップコンバータ151jにより、周波数f+2Δf、f+2Δf=f−f+2Δf、f+4Δf、f+4Δf=2f+4Δfに周波数変換される。HPF151nは、該周波数変換後の信号の内、高バンド側の信号、すなわち周波数f+4Δf、及びf+4Δf=2f+4Δfの信号のみを通過させる。
LPF151mからの出力信号とHPF151nからの出力信号とは、信号合成器151oにおいて合成され、アンプ16に入力される。このときアンプ出力において実際に偶数次歪が発生する周波数は、それぞれ周波数2f+4Δf、f−f+2Δfであるため、これらの偶数次歪が発生する周波数と偶数次歪補償信号の周波数とが常に一致することとなる。その結果、ローカル位相ゆらぎの影響は回避される。
なお、上記実施例及び変形例では、送信側とフィードバック側とで共通のローカル信号を生成するローカル源が、歪補償装置10において、ローカル源15aの1つである態様を例示したが、ローカル源は、2つ以上であってもよい。
また、上記実施例及び変形例では、信号送信に用いる周波数帯域として、2つの帯域(例えば、4.6GHzと9.0GHz)を例示したが、歪補償装置10を有する基地局等が、1つまたは3つ以上の帯域を用いて、信号を送信するものとしてもよい。同様に、偶数次歪を抑制する帯域についても、2つの帯域に限らず、1つまたは3つ以上の帯域であってもよい。また、奇数次歪の発生する周波数帯域と、偶数次歪の発生する周波数帯域とは、必ずしも異なる帯域でなくてもよい。
更に、上記実施例及び変形例に係る歪補償装置10は、送信側と受信側とで同一のローカル源15aを用いるものとしたが、異なるローカル源を用いてもよい。歪補償装置10は、送信側と受信側の上記第1バンド(高バンド)側の信号には、同一の周波数(上記第1信号)を用いて周波数変換するものとしたが、異なる周波数を用いて周波数変換するものとしてもよい。第2バンド(低バンド)側の信号についても同様に、歪補償装置10は、異なる周波数を用いて周波数変換するものとしてもよい。
また、歪補償装置10の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、送信側周波数変換部151とフィードバック側周波数変換部152を、1つの構成要素として統合してもよい。反対に、送信側周波数変換部151に関し、低バンド(バンドA)側の周波数(f−fLO、f−fLO)を変換する部分と、高バンド(バンドB)側の周波数(f−2fLO、f−2fLO)を変換する部分とに分散してもよい。また、二次元LUT等を格納するメモリを、歪補償装置10の外部装置として、ケーブルやネットワーク経由で接続する様にしてもよい。
更に、上記説明では、実施例及び変形例毎に、個別の構成及び動作を説明した。しかしながら、各実施例及び変形例に係る歪補償装置は、他の実施例や変形例に特有の構成要素を併せて有するものとしてもよい。また、実施例、変形例毎の組合せについても、2つに限らず、3つ以上の組合せ等、任意の形態を採ることが可能である。例えば、変形例1の周波数逓倍方式を、実施例2、3に係る歪補償装置10に適用してもよい。あるいは、変形例2のフィードバック側の回路構成を、実施例1、3に係る歪補償装置10に適用してもよい。更に、1つの歪補償装置10が、実施例1〜3及び変形例1、2において説明した全ての構成要素を併有するものとしてもよい。
10 歪補償装置
11 奇数次歪補償部
12 偶数次歪補償部
13a〜13d アップコンバータ
13e、13f 信号合成器
13g〜13j ダウンコンバータ
14a、14a−1、14a−2、14b、14b−1、14b−2 共通DAC(Digital to Analog Converter)
14c、14d 共通ADC(Analog to Digital Converter)
15 マルチバンド周波数変換部
15a ローカル源
16 アンプ
17 カップラ
18 奇数次歪補償係数更新部
19 偶数次歪補償係数更新部
151 送信側周波数変換部
151a、151b、151e〜151j アップコンバータ
151c、151k、151l、151o 信号合成器
151d ミキサ
152 フィードバック側周波数変換部
152a、151m LPF(Low Pass Filter)
152b、152d、152g、152h ダウンコンバータ
152c、151n HPF(High Pass Filter)
152e ミキサ
152f 信号合成器

Claims (4)

  1. 送信側とフィードバック側とで共通で用いる第1の信号を生成する生成部と、
    前記第1の信号に基づいた第2の信号を用いて、偶数次歪補償信号となる第3の信号の周波数を送信信号の低バンド側及び高バンド側の両方において変換する変換部と、
    前記第3の信号が前記変換部により周波数変換された信号を用いて、増幅による前記送信信号の、低バンド側及び高バンド側の各々に発生する偶数次歪を補償する補償部と
    を有し、
    前記変換部は、前記送信信号の低バンド側においてm回周波数変換し、高バンド側においてn(m<n)回周波数変換することを特徴とする歪補償装置。
  2. 前記変換部は、フィードバック信号の内、低バンド側を通過させたものと、高バンド側を通過させて周波数変換したものとを合成し、該合成後の信号を更に周波数変換することを特徴とする請求項に記載の歪補償装置。
  3. 送信側とフィードバック側とで共通で用いる第1の信号を生成する生成部と、
    前記第1の信号に基づいた第2の信号を用いて、偶数次歪補償信号となる第3の信号の周波数を送信信号の低バンド側及び高バンド側の両方において変換する変換部と、
    前記第3の信号が前記変換部により周波数変換された信号を用いて、増幅による前記送信信号の、低バンド側及び高バンド側の各々に発生する偶数次歪を補償する補償部と
    を有し、
    前記変換部は、複数の奇数次歪が重ねられた周波数成分と複数の偶数次歪が重ねられた周波数成分とを含む信号を、共通フィードバック信号としてフィードバックし、
    前記補償部は、前記共通フィードバック信号を用いて重ねられた前記複数の奇数次歪と前記複数の偶数次歪とをそれぞれ分離して、前記送信信号に発生する偶数次歪を補償することを特徴とする歪補償装置。
  4. 歪補償装置が、
    送信側とフィードバック側とで共通で用いる第1の信号を生成し、
    前記第1の信号に基づいた第2の信号を用いて、偶数次歪補償信号となる第3の信号の周波数を送信信号の低バンド側及び高バンド側の両方において変換し、
    前記第3の信号が周波数変換された信号を用いて、増幅による前記送信信号の、低バンド側及び高バンド側の各々に発生する偶数次歪を補償する
    処理を含み、
    前記変換する処理は、前記送信信号の低バンド側においてm回周波数変換し、高バンド側においてn(m<n)回周波数変換することを特徴とする歪補償方法。
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