JP6925595B2 - 管路の築造装置及び管路の築造方法 - Google Patents
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Description
充填材に被覆された管路を地中に築造する管路の築造装置であって、
地中に設置されて最終的には撤去される外管と、
既に地中に設置された前記外管の内部に、前記管路が外挿した状態で挿入され、前記外管が地中から引き抜かれて撤去された後に、周囲が充填材で充填された前記管路から引き抜かれる案内長体と、
前記外管の一方の開口端部に取り付けられるとともに前記管路の外周に摺動可能に接して設けられ前記外管の内部を封止する第1の封止部と、
前記外管が地中から引き抜かれて生じた空洞に充填材を供給する充填材供給手段と、
を備えたことを特徴としている。
前記案内長体は、前記案内長体を前記外管の内部に挿入する際の先端側に設けられて前記外管の内周面を摺動する第1の支持部材と、前記案内長体を前記外管の内部に挿入する際に地中の外にある後端側に設けられた第2の支持部材とによって、可及的に直線状となるように前記外管の内部に設置されることを特徴としている。
前記外管を地中から引き抜いて撤去する際に生じる地盤の開口部に、前記充填材の流出を防止する第2の封止部を設けたことを特徴としている。
充填材に被覆された管路を地中に築造する管路の築造方法であって、
外管を地中に設置する工程と、
既に地中に設置された前記外管の内部に、前記管路が外挿した案内長体を設置することにより前記外管の内部に管路を設置する工程と、
前記外管の一方の開口端部と前記管路の外周面との間を封止した状態で、前記外管を地中から徐々に引き抜くとともに、前記外管が地中から引き抜かれて生じた空洞に充填材を供給する工程と、
を備えたことを特徴としている。
1.実施形態の概要
本発明の実施形態は、地中に管路を築造する装置と方法に関するものである。この装置及び方法は、充填材で被覆された管路が地中に埋設された状態を得ることを目的としている。この装置及び方法は、例えば上水道管や下水道管を地中に敷設するために好適に用いることができる。このような用途の管材としては塩化ビニール管(以下、塩ビ管と称する)が使用されることがあるが、塩ビ管は、強度の問題のために油圧等を駆動源とする推進装置を用いて地中に直接押し込んで敷設していくことができない場合がある。このため、実施形態では、地中に所定長さの鋼管を継ぎ足しながら推進装置で推進して必要な長さの貫通路を構成してこれを外管とし、その内部の空間に、外管よりも外径の小さい塩ビ管の管路を挿入して接続しながら推進していくものとする。そして、その際、管路がなるべく真っ直ぐになるように、剛体からなる案内長体を予め外管内に敷設しておき、この案内長体をガイドにして管路を設置していく。さらに、実施形態では、管路の設置が終了した後、地中内に管路を残して外管を地中から引き抜きつつ、地中内にある管路の周囲の空洞を充填材で埋めることにより、最終的には充填材で被覆された管路だけが地中に埋設された状態を得る。
以下、図面を参照して、実施形態に係る管路の築造装置の構造と、管路の築造方法について詳細に説明する。
実施形態に係る管路の築造装置を、図1〜図8を参照して説明する。
図1、図4及び図5に示すように、外管1は地盤Eを貫通して地中に設けられている。すなわち、外管1は、その両端が地盤Eの外の空間に開口している。ここで、地盤Eの外の空間とは、図1に示すように、地面に掘削された発進立坑4や到達立坑5のような縦穴状の空間等を意味する。発進立坑4及び到達立坑5の地盤Eは土留壁6に覆われており、外管1の両端は土留壁6の貫通孔から発進立坑4及び到達立坑5内に突出している。この外管1は、継ぎ足しながら地中に推進した鋼管によって構成された貫通路であるため、発進立坑4から到達立坑5まで直線状に設置しようとしても、推進条件によっては必ずしも完全な直線状にできるとは限らず、若干湾曲した状態で敷設される場合もある。実施形態では、そのような場合にも対応できるように、外管1内に管路2をなるべく直線的に敷設するためのガイドとして、後述する案内長体3を使用している。なお、外管1との名称は、その推進後に、後述する本管としての管路2と、管路2を支える案内長体3が内部に設けられることに基づいている。
第1実施形態を、図9〜図11に示す模式的な工程図を参照して説明する。
2つの地点の間の地中に管路2を敷設する場合、まず、その2つの地点の地面を掘り下げて、図9〜図11に示すように、土留壁6で補強された発進立坑4と到達立坑5を形成する。図9(a)に示すように、発進立坑4の底部に推進装置50を設置する。推進装置50は、基台51と推進部52を備えている。推進部52は、基台51の上に設置されており、油圧等の駆動力で外管1を地中に圧入し、又は地中に圧入されている外管1を引き抜くことができる。
2…管路
3…案内長体
4…発進立坑
5…到達立坑
6…土留壁
7…第1の支持部材である先端スペーサ
11…第2の支持部材である支持台
12…内部スペーサ
13…外部スペーサ
14…充填材供給手段としての充填材供給管
20…充填材
21…第1の封止部
30…第2の封止部
50…推進装置
E…地盤
Claims (4)
- 充填材に被覆された管路を地中に築造する管路の築造装置であって、
地中に設置されて最終的には撤去される外管と、
既に地中に設置された前記外管の内部に、前記管路が外挿した状態で挿入され、前記外管が地中から引き抜かれて撤去された後に、周囲が充填材で充填された前記管路から引き抜かれる案内長体と、
前記外管の一方の開口端部に取り付けられるとともに前記管路の外周に摺動可能に接して設けられ前記外管の内部を封止する第1の封止部と、
前記外管が地中から引き抜かれて生じた空洞に充填材を供給する充填材供給手段と、
を備えたことを特徴とする管路の築造装置。 - 前記案内長体は、前記案内長体を前記外管の内部に挿入する際の先端側に設けられて前記外管の内周面を摺動する第1の支持部材と、前記案内長体を前記外管の内部に挿入する際に地中の外にある後端側に設けられた第2の支持部材とによって、可及的に直線状となるように前記外管の内部に設置されることを特徴とする請求項1に記載の管路の築造装置。
- 前記外管を地中から引き抜いて撤去する際に生じる地盤の開口部に、前記充填材の流出を防止する第2の封止部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の管路の築造装置。
- 充填材に被覆された管路を地中に築造する管路の築造方法であって、
外管を地中に設置する工程と、
既に地中に設置された前記外管の内部に、前記管路が外挿した案内長体を設置することにより前記外管の内部に管路を設置する工程と、
前記外管の一方の開口端部と前記管路の外周面との間を封止した状態で、前記外管を地中から徐々に引き抜くとともに、前記外管が地中から引き抜かれて生じた空洞に充填材を供給する工程と、
を備えたことを特徴とする管路の築造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017061407A JP6925595B2 (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 管路の築造装置及び管路の築造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017061407A JP6925595B2 (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 管路の築造装置及び管路の築造方法 |
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JP2018162864A JP2018162864A (ja) | 2018-10-18 |
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