JP6924633B2 - ルウおよびルウの製造方法 - Google Patents
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Description
(1)澱粉原料と、油脂と、チーズと、たんぱく質濃縮ホエイパウダーと、を含み、更に、酒石酸及び酒石酸塩の少なくとも一方とを含む。
(2)前記油脂は、前記ルウ全量に対して、20重量%〜40重量%含まれる。
(3)前記チーズは、前記ルウ全量に対して、0.1重量%〜15重量%含まれる。
(4)前記たんぱく質濃縮ホエイパウダーは、前記チーズに対して、43重量%以上含まれる。
(5)本発明に係るルウとはシチューソース用のルウである。
(6)少なくとも、澱粉原料、油脂、チーズ、並びに酒石酸及び酒石酸塩の少なくとも一方を加熱混合して混合物を生成するステップと、前記混合物を冷却するステップと、たんぱく質濃縮ホエイパウダーを添加するステップと、を含む。ここで、たんぱく質濃縮ホエイパウダーは、前記混合物の生成の際、及び前記混合物の冷却後の少なくとも一方の時点で添加される。
ここでルウは、澱粉原料(小麦粉等)と油脂(バター等)を含む混合物である。その形態は、特に限定されるものではないが、固形、固形を粉砕した粉体(フレーク)、ペースト状が例示される。
使用する澱粉については、ルウに用いられる既知の澱粉原料を用いることができる。澱粉を主とする乾燥原料であり、例えば小麦粉、米粉などの乾燥した穀類の粉体原料や、馬鈴薯、トウモロコシ、キャッサバなど由来の馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉などがある。また、これら澱粉原料を加工した加工澱粉を用いることができる。これらから一種を選択してもよいし、複数種を適宜組み合わせて用いてもよい。
使用する油脂についても、ルウに用いられる既知の油脂を用いることができる。油脂は、常温(30℃)において自重で変形しない程度に固化している固形油脂、液状の液状油脂等があげられる。固形油脂には、融点が30℃以上である牛脂、豚脂などの油脂、エステル交換や水素添加などを行なった各種の硬化油脂、更にはショートニングなどの加工油脂などを用いることができる。これらから一種を選択してもよいし、複数種を適宜組み合わせて用いてもよい。
使用するチーズとして、ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、チーズフード、及びチーズ加工品が挙げられる。用いるチーズは、例えば上記の一種を選択してもよいし、複数種を適宜組み合わせて用いてもよい。この中で、酒石酸又は酒石酸塩によって、これを含む液体内の分散性(溶融性)が向上するナチュラルチーズが好ましい。また、ナチュラルチーズは、水分32重量%〜38重量%のハードタイプのものであることが好ましい。このタイプのナチュラルチーズとして、アボンダンス、エダム、エメンタール、グラナパダーノ、グリエール、コンテ、スブリンツ、チェダー、パルミジッヤーノ・レッジャーノ、ペコリーノ・ロマーノ、ボーフォール、ミモレット、ラクレット等が挙げられる。なお、ナチュラルチーズに関しては、ルウ全量に対して、0.1重量%〜10重量%であることが好ましい。なお、下記においてチーズを「チーズ原料」と称する場合もある。
使用するたんぱく質濃縮ホエイパウダーは、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」に規定されている定義に該当するものであればよく、特に限定されない。
ここでいう「ワイン原料」とは、液体ワインにデキストリンを混合し噴霧乾燥した粉末状の原料である。このワイン原料には、酒石酸及び酒石酸塩のいずれか一方が含有されており、その割合は、ワイン原料全量に対して0.4重量%である。ただし、酒石酸や酒石酸塩が含有されているものであれば濃縮ワイン等であってもよく、またこれに限られるものではない。更には、ワイン原料の形態は、上記のような粉末状に限られず、固体(塊状)、液体等であってもよい。
<加熱混合工程>
前述の原料において、まず、澱粉原料、油脂、チーズおよび酒石酸(及び/又は酒石酸塩)を加熱混合する。加熱の温度および時間は用いる原料の種類や分量によって適切なものとなるように調整すればよい。
このように、混合加熱された原料(混合物)を、所定の温度(たとえば90℃)以下になるまで冷却させる。冷却の手段は問わない。自然に放熱させてもよいし、冷蔵庫内等の冷温環境下で冷却させてもよい。
たんぱく質濃縮ホエイパウダーは加熱混合工程で添加してもよいし、所定の温度以下に冷却された混合物に添加してもよい。また、その他、調味料、香料、乳原料など必要に応じて添加する。加熱による変質、風味の喪失といった加熱より悪影響を受ける原料は、冷却後のこの段階で添加するのが望ましい。
(1)油脂:常温で固体の食用精製動物油脂。
(2)澱粉原料:小麦粉及びでん粉(コーンスターチ)。
(3)チーズ原料:ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、チーズフード、チーズ加工品の混合物。ただし、チーズ原料の全量に対して、ナチュラルチーズが7.2重量%であり、プロセスチーズが71.4重量%であり、チーズフードが7.2重量%であり、チーズ加工品が14.2重量%である。また、チーズ原料に含まれるナチュラルチーズは、ハードタイプのもので、グリエールチーズ、ラクトレットチーズである。
(4)ワイン原料:上記<ワイン原料>の欄で記述したワイン粉末。
(1)油脂:常温で固体の食用精製動物油脂。
(2)澱粉原料:小麦粉及びでん粉(コーンスターチ)。
(3)チーズ原料:ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、チーズフード、チーズ加工品の混合物。ただし、チーズ原料の全量に対して、ナチュラルチーズが7.2重量%であり、プロセスチーズが71.4重量%であり、チーズフードが7.2重量%であり、チーズ加工品が14.2重量%である。また、チーズ原料に含まれるナチュラルチーズは、ハードタイプのもので、グリエールチーズ、ラクトレットチーズである。
(4)ワイン原料:上記<ワイン原料>の欄で記述したワイン粉末。
Claims (9)
- 澱粉原料と、油脂と、チーズと、たんぱく質濃縮ホエイパウダーと、を含み、
更に、酒石酸及び酒石酸塩の少なくとも一方と、
を含むルウ。 - 前記油脂は、前記ルウ全量に対して、20重量%〜40重量%含まれる、
請求項1に記載のルウ。 - 前記チーズは、前記ルウ全量に対して、0.1重量%〜15重量%含まれる、
請求項1又は2に記載のルウ。 - 前記たんぱく質濃縮ホエイパウダーは、前記チーズに対して、43重量%以上含まれる、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載のルウ。 - シチュールウである、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のルウ。 - 少なくとも、澱粉原料、油脂、チーズ、並びに酒石酸及び酒石酸塩の少なくとも一方を加熱混合して混合物を生成するステップと、
前記混合物を冷却するステップと、
たんぱく質濃縮ホエイパウダーを添加するステップと、
を含み、
前記たんぱく質濃縮ホエイパウダーは、前記混合物の生成の際、及び前記混合物の冷却後の少なくとも一方の時点で添加される、
ルウの製造方法。 - 前記油脂は、前記ルウ全量に対して、20重量%〜40重量%含まれる、
請求項6に記載のルウの製造方法。 - 前記チーズは、前記ルウ全量に対して、0.1重量%〜15重量%含まれる、
請求項6又は7に記載のルウの製造方法。 - 前記たんぱく質濃縮ホエイパウダーは、前記チーズに対して、43重量%以上含まれる、
請求項6乃至8のいずれか一項に記載のルウの製造方法。
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