JP6924421B2 - 塗工装置 - Google Patents

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本発明は、塗工装置に関する。
二次電池や、コンデンサなどの電子部品を製造するにあたり、薄い帯状の被塗工材に塗液を塗工する工程がある。この種の塗工工程には、ダイコーターなどと呼ばれる塗工装置が用いられる。塗工装置は、本体ブロックを有し、本体ブロックの先端部に一方向に長いスリット状の塗液吐出口を備えている。
かかる塗工装置には、被塗工材に対し2種類の塗液を同時に吐出するものがある。かかる塗工装置は、本体ブロックが例えば3つのブロックからなり、左右に隣り合うブロックの先端部の間にスリット状の塗液吐出口が形成されている(特許文献1参照)。
上述のような塗工装置において、薄く均一な塗膜を安定的に塗工するために、塗液吐出口を構成するブロックの先端部に、ブロックの本体部の材質と異なる超硬合金などの硬材が用いられることがある。
特開2011−235279号
しかし、上述のような本体ブロックでは、本体部と先端部の材質が異なり、熱膨張率が異なるため、塗工環境に温度変化がある場合に、ブロックの本体部と先端部の間で長手方向の膨縮量が異なり、本体ブロックが先端側、あるいは後方側に反ることが懸念される。特に近年本体ブロック(塗液吐出口)の長手方向の長さが長いものが要求されており、かかる本体ブロックでは、その反り量が大きくなる。本体ブロックが反ると、例えば塗液吐出口と被塗工材との距離(塗工隙間)が長手方向で変動し、塗液が均等に安定的に塗工されなくなる。
上述のような温度変化によるブロックの反りは、長手方向から見た側面視で、本体部の面積を先端部の面積に対し大きくし、先端部と本体部の面積比を大きくし、先端部と本体部の膨張率の差の影響を小さくすることで対応することが考えられる。
しかしながら、上述のような3つのブロックの中央にある中間ブロックは、両隣のブロックにより設置スペースが限られるため、本体部の面積を大きくして、先端部と本体部との面積比を大きくすることができない。
このため、3つのブロックを有するような塗工装置では、温度変化により中間ブロックが変形し塗液吐出口から塗液が均等に安定的に吐出されなくなる恐れがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、3つ以上の複数のブロックを有する本体ブロックを備えた塗工装置において、温度変化による中間ブロックの変形を抑制し、塗液を均等に安定的に吐出することをその目的とする。

本発明の一態様に係る塗工装置は、一方向に延設された塗液吐出口を複数有する本体ブロックを備え、本体ブロックは、一方向に直角の左右方向に互いに隣り合う3つ以上の複数のブロックを有し、塗液吐出口は、隣り合うブロックの先端部同士の間に形成され、複数のブロックのうちの中間ブロックは、本体部と、本体部の先端部に設けられ、左右方向の両側面が隣のブロックの先端部との間で塗液吐出口を形成する硬材部と、本体部の先端部の反対側の後部に設けられ、本体部の変形を抑制する補強部と、を有する。なお、中間ブロックは、複数のブロックの左右の端に位置する外側ブロック以外のブロックである。
本態様によれば、中間ブロックが補強部を有することで、3つ以上の複数のブロックを有する本体ブロックを備えた塗工装置において、温度変化による中間ブロックの変形を抑制し、塗液を均等に安定的に吐出することができる。
上記態様において、補強部は、本体部の一方向の両端部に亘り形成されていてもよい。
上記態様において、補強部は、中間ブロックを前記一方向から見た側面視で、硬材部の重心と本体部の重心とを結んだ仮想線と重なる位置に設けられていてもよい。
上記態様において、本体部の後部には、一方向に延設された凹条部が設けられ、補強部は、凹条部に設けられていてもよい。
上記態様において、本体部の後部には、一方向に延設された2つの側面によって形成された角部が設けられ、凹条部は、角部に干渉しない位置に設けられていてもよい。
上記態様において、補強部は、本体部に対し、本体部の後部から先端部側に向けて挿通する締結部材により締結されていてもよい。
上記態様において、複数のブロックのうちの外側のブロックには、当該ブロックの変形を抑制するための補強部が設けられていなくてもよい。
上記態様において、補強部は、硬材部の±20%以内の膨張係数を有するものであってもよい。
上記態様において、硬材部の硬材は、超硬合金であってもよい。
塗工装置の使用状態を示す斜視図である。 塗工装置の分解図である。 塗工装置の本体ブロックを短辺方向の垂直断面で切断した本体ブロックの断面図である。 中間ブロックの斜視図である。 中間ブロックの分解図である。 中間ブロックを短辺方向の垂直断面で切断した中間ブロックの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る塗工装置1の使用状態を示す斜視図である。図2は、塗工装置1の本体ブロック10の分解図である。図3は、本体ブロック10を、本体ブロック10の長手方向Yに対し垂直な面で切断した縦断面図である。なお、本実施の形態において上下は、図1に示す塗工装置1の姿勢を基準とする。
塗工装置1は、図1に示すように一方向(長手方向Y)に長い角柱状の本体ブロック10を有する。本体ブロック10は、長手方向Yに対し直角の左右方向(短辺方向X)の中央が最も低くなるように下に突出した鈍角の先端部10aを有する。本体ブロック10は、先端部10aに、複数例えば2つのスリット状の塗液吐出口11、12を備えている。
本体ブロック10は、図2に示すように複数、例えば3つのブロック20、21、22(第1の外側ブロック20、中間ブロック21、第2の外側ブロック22)と、第1のシム(治具)23及び第2のシム(治具)24を備えている。中間ブロック21は、第1の外側ブロック20と第2の外側ブロック22の間に配置されている。第1のシム23は、第1の外側ブロック20と中間ブロック21の間に配置され、第2のシム24は、中間ブロック21と第2の外側ブロック22の間に配置される。
第1の外側ブロック20、中間ブロック21及び第2の外側ブロック22は、長手方向Yに長い略四角柱状に形成されている。第1の外側ブロック20、中間ブロック21及び第2の外側ブロック22は、それぞれ鋭角の先端部20a、21a、22aを有している。
図3に示すように第1の外側ブロック20と中間ブロック21は、互いに近接配置され、塗液吐出口11は、第1の外側ブロック20の先端部20aと中間ブロック21の先端部21aの間に形成されている。塗液吐出口11は、本体ブロック10の長手方向Yの両端部に亘りスリット状に形成されている。
第1の外側ブロック20と中間ブロック21の間には、塗液吐出口11に通じる塗液流路30と、塗液流路30に通じる空間部31が設けられている。空間部31は、第1の外側ブロック20の内面20bを半円状に凹ませることにより形成されている。空間部31は、第1の外側ブロック20の長手方向Yの両端部に亘り形成されている。第1の外側ブロック20には、外側面20cから空間部31に通じる塗液導入部32が設けられている。塗液導入部32は、図1に示すように第1の外側ブロック20の長手方向Yの中央の一個所に設けられ、本体ブロック10の外部に設けられた図示しない塗液供給源に接続されている。図2に示す第1のシム23は、凹字形状を有し、第1の外側ブロック20と中間ブロック21の隙間に挟まれて、空間部31から通じる塗液流路30と塗液吐出口11を規定している。
図3に示すように第2の外側ブロック22は、第1の外側ブロック20と同様であり、中間ブロック21の第1の外側ブロック20の反対側に近接配置されている。塗液吐出口12は、第2の外側ブロック22の先端部22aと中間ブロック21の先端部21aの間に形成されている。第2の外側ブロック22と中間ブロック21の間には、塗液吐出口11に通じる塗液流路40、空間部41が形成され、第2の外側ブロック22には、外側面22cから空間部41に通じる塗液導入部42が設けられている。塗液導入部42は、第2の外側ブロック22の長手方向Yの中央の一個所に設けられ、本体ブロック10の外部の図示しない塗液供給源に接続されている。図2に示す第2のシム24は、第1のシム23と同様に凹字形状を有し、第2の外側ブロック22と中間ブロック21の隙間に挟まれて、空間部41から通じる塗液流路40と塗液吐出口12を規定している。なお、後述の中間ブロック21には、第1の外側ブロック20や第2の外側ブロック22のような空間部31、41、塗液導入部32、42は設けられていない。
図4は、本体ブロック10の中間ブロック21の斜視図である。図5は、中間ブロック21の分解図である。図6は、中間ブロック21を、中間ブロック21の長手方向Yに垂直な面で切断した縦断面図である。中間ブロック21は、硬材部50と、本体部51と、補強部52を有している。
硬材部50は、三角柱状に有し、中間ブロック21の先端部21aに設けられている。硬材部50は、先端に鋭角の角部50aを有している。硬材部50は、角部50aを形成する左右方向(短辺方向X)の側面50b、50cを有し、それらの側面50b、50cが隣の第1の外側ブロック20の先端部20a及び第2の外側ブロック22の先端部22aとの間で塗液吐出口11、12を形成している。硬材部50の硬材は、本体部51の材質よりも硬いものであり、例えばHRC80以上の硬度を有し、例えば超硬合金である。
本体部51は、中間ブロック21の長手方向Yに長い略五角柱形状を有している。本体部51の材質は、硬材部50よりも硬度が低い、例えば鋼材である。
本体部51は、硬材部50が取り付けられる先端面51aを有している。本体部51は、短辺方向Xの左右に、硬材部50の第1の側面50bに連続する第1の側面51bと、硬材部50の第2の側面50cに連続する第2の側面51cを有している。本体部51は、先端面51aの反対側の後部51dに、鈍角の角部51eと、角部51eを形成する左右の第3の側面51fと第4の側面51gを有している。図6に示す中間ブロック21を長手方向Yから見た側面視で、第4の側面51gは第3の側面51fよりも長く、角部51eの位置が、先端部21a(硬材部50の先端の角部50a)の鋭角を二等分した仮想二等分線L1(図6に示す)上から第1の側面51b側にずれている。
第4の側面51gには、補強部52が挿入される凹条部60が形成されている。凹条部60は、本体部51の長手方向Yの両端に亘り形成されている。凹条部60は、角部51eと干渉しない位置に設けられる。すなわち、凹条部60と角部51eとの間には、第4の側面51gの一部の平坦面51hがある。凹条部60は、中間ブロック21を長手方向Yから見た側面視で長方形状に形成されている。なお、凹条部60は、補強部52の寸法よりも深く形成されていてもよい。また、凹条部60の底面60aは、先端面51aと平行でない。
図4及び図5に示すように補強部52は、長手方向Yに長い四角柱形状を有している。補強部52は、本体部51と同じ長手方向Yの長さを有する。補強部52の材質は、硬材部50の硬材の±20%以内の膨張係数を有するもの、例えば超硬合金である。補強部52の材質には、本体部51の材質よりも硬いものが用いられ、硬材部50の硬材よりも硬度が低いものが用いられてもよい。硬材部50は、硬度がHRC87以上、微粒が1μm以下であるとよい。補強部52は、硬材部50よりも表面粗さが大きい。補強部52の表面粗さは、例えばRzで6.3μm以下であってもよい。補強部52は、硬材部50よりも耐食性が低くてもよい。
また、図3に示すように、補強部52は、補強部52の第1の外側ブロック20側(本体部51の第1の側面51b側)の側面52aが、本体部51の第1の側面51bと平行にならないように形成されている。こうすることにより、第1の側面51bと平行な方向に撓もうとする中間ブロック21に対し、補強部52が効果的に機能し、中間ブロック21の撓みを効果的に抑制する。なお、図3に示す本体ブロック10の垂直断面において、補強部52の対角線が、第1の側面51bに対し垂直であってもよい。
図6に示すように補強部52は、例え中間ブロック21を長手方向Yの側面から見た側面視で、硬材部50の重心G1と本体部51の重心G2とを結んだ仮想線L2と重なる位置に設けられている。さらに補強部52の重心が、仮想線L2上にあってもよい。また、補強部52は、例え中間ブロック21を長手方向Yの側面から見た側面視で、硬材部50の先端の角部50aを二等分した仮想二等分線L1とも重なる位置に設けられている。
補強部52は、本体部51に対し、本体部51の後部51dから先端面51a側に向けて挿通する締結部材61により締結されている。締結部材61は、補強部52の長手方向Yの複数個所に設けられている。
本実施の形態において、中間ブロック21を長手方向Yの側面から見た側面視で、硬材部50に対する本体部51の面積比が、例えば5倍以上、25倍以下であってもよい。
図3に示す第1の外側ブロック20と中間ブロック21は、外側面20cから第1の外側ブロック20の内部を通り中間ブロック21に至る締結部材(図示せず)により互いに締結されており、第2の外側ブロック22と中間ブロック21は、外側面22cから第2の外側ブロック22の内部を通り中間ブロック21に至る締結部材(図示せず)により互いに締結されている。例えば第1の外側ブロック20と第2の外側ブロック22は、中間ブロック21のような硬材部や補強部を備えていない。第1の外側ブロック20と第2の外側ブロック22は、同じ材質で構成され、例えば中間ブロック21の本体部51と同じ鋼材で構成されている。
次に以上のように構成された塗工装置1の使用方法を説明する。図1に示すように本体ブロック10は、塗液吐出口11、12がローラ120に対向するように配置される。ローラ120の回転により帯状の被塗工材Aが塗液吐出口11、12とローラ120の間に送られる。このとき塗液は、第1の外側ブロック20の塗液導入部32から導入され、空間部31において長手方向Yに拡散し、塗液の流量や圧力が均されてから塗液流路30を流れ、塗液吐出口11から吐出される。また、別の種類の塗液が、第2の外側ブロック22の塗液導入部42から導入され、空間部41において長手方向Yに拡散し、塗液の流量や圧力が均されてから塗液流路40を流れ、塗液吐出口12から吐出される。こうして、被塗工材Aに2種類の塗液が同時に塗工される。
本実施の形態によれば、中間ブロック21が、本体部51の先端面51aに設けられ、左右の両側面50b、50cが隣のブロック20、22との間で塗液吐出口11、12を形成する硬材部50と、本体部51の先端面51aの反対側の後部51dに設けられ、本体部51の変形を抑制する補強部52と、を有する。これにより、3つ以上の複数のブロックを有する本体ブロック10を備えた塗工装置1において、温度変化による中間ブロック21の変形を抑制し、塗液を均等に安定的に吐出することができる。特に中間ブロック21は、本体ブロック10の中心に近くにあるため、この中間ブロック21の変形を抑制することで、本体ブロック10全体の変形を効果的に抑制することができる。さらに、中間ブロック21は、2つの塗液吐出口11、12を規定する硬材部50を有するため、この中間ブロック21の変形を抑制することで、本体ブロック10の塗液吐出口11、12の吐出を効果的に安定させることができる。
補強部52は、本体部51の長手方向Yの両端部に亘り形成されているので、本体ブロック10の反りを効果的に抑制することができる。
補強部52は、中間ブロック21を長手方向Yから見た側面視で、硬材部50の重心G1と本体部51の重心G2とを結んだ仮想線L2と重なる位置に設けられている。これにより、中間ブロック21が最も変形する場所に補強部52が設けられることになり、本体ブロック10の反りを効果的に抑制することができる。
本体部51の後部51dには、長手方向Yに長い凹条部60が設けられ、補強部52は、凹条部60に設けられている。これにより、補強部52が本体部51の内部に収容され、本体ブロック10を取り扱いやすくなる。また補強部52が本体部51の重心により近づくため、本体ブロック10の反りも効果的に抑制することができる。
本体部51の後部51dには、長手方向Yに延設された角部51eが設けられ、凹条部60は、角部51eに干渉しない位置に設けられている。これにより、補強部52が、角部51eに位置しないので、本体部51の後部51dを下にして本体ブロック10を安定的に置くことができ、本体ブロック10の加工を好適に行うことができる。
補強部52は、本体部51に対し、本体部51の後部51dから先端面51a側に向けて挿通する締結部材61により締結されているので、中間ブロック21の先端部21a方向への反りを効果的に抑制することができる。
外側ブロック20、22には、補強部52のような、当該ブロックの変形を抑制するための補強部が設けられていないので、中間ブロック21の補強部52のみで本体ブロック10全体の変形を効果的に抑制することができる。
補強部52は、硬材部50の硬材の±20%以内の膨張係数を有するので、硬材部50と膨張係数が近く、中間ブロック21の反りを効果的に抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施の形態における本体ブロック10の構成は上記実施の形態のものに限られない。例えば本体ブロック10は、3つのブロック20、21、22を有するものであったが、4つ以上の複数のブロックを有するものであってもよい。塗液吐出口も2つに限られず、3つ以上であってもよい。外側ブロック20、22にも硬材部や補強部が設けられていてもよい。
以上の実施の形態では、本体ブロック10の塗液吐出口11、12が下に向いた塗工装置1の例を説明したが、塗工装置1は、本体ブロック10の塗液吐出口11、12が、横向きや上向きなど、どの向きに向いているものであってもよい。
本発明は、複数のブロックを有する本体ブロックを備えた塗工装置において、温度変化による中間ブロックの変形を抑制し、塗液を均等に安定的に吐出する際に有用である。
1 塗工装置
10 本体ブロック
11、12 塗液吐出口
20 第1の外側ブロック
21 中間ブロック
22 第2の外側ブロック
50 硬材部
51 本体部
52 補強部

Claims (9)

  1. 一方向に延設された塗液吐出口を複数有する本体ブロックを備え、
    前記本体ブロックは、前記一方向に直角の左右方向に互いに隣り合う3つ以上の複数のブロックを有し、
    前記塗液吐出口は、隣り合うブロックの先端部同士の間に形成され、
    前記複数のブロックのうちの中間ブロックは、
    本体部と、
    前記本体部の先端部に設けられ、左右方向の両側面が隣のブロックの先端部との間で前記塗液吐出口を形成し、前記本体部よりも硬い硬材部と、
    前記本体部の先端部の反対側の後部に設けられ、前記本体部の変形を抑制する補強部と、を有する、塗工装置。
  2. 前記補強部は、前記本体部の前記一方向の両端部に亘り形成されている、請求項1に記載の塗工装置。
  3. 前記補強部は、前記中間ブロックを前記一方向から見た側面視で、前記硬材部の重心と前記本体部の重心とを結んだ仮想線と重なる位置に設けられている、請求項1又は2に記載の塗工装置。
  4. 前記本体部の後部には、前記一方向に延設された凹条部が設けられ、
    前記補強部は、前記凹条部に設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗工装置。
  5. 前記本体部の後部には、前記一方向に延設された2つの側面によって形成された角部が設けられ、
    前記凹条部は、前記角部に干渉しない位置に設けられている、請求項4に記載の塗工装置。
  6. 前記補強部は、前記本体部に対し、前記本体部の後部から先端部側に向けて挿通する締結部材により締結されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の塗工装置。
  7. 前記複数のブロックのうちの外側のブロックには、当該ブロックの変形を抑制するための補強部が設けられていない、請求項1〜6のいずれか一項に記載の塗工装置。
  8. 前記補強部は、前記硬材部の±20%以内の膨張係数を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の塗工装置。
  9. 前記硬材部の硬材は、超硬合金である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の塗工装置。
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