JP6922483B2 - ボールねじ - Google Patents
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Description
この発明の課題は、ナットのフランジ部をプラテンなどの質量が大きな部材に接触させて固定し、高速に稼動させた場合でも、ナット内のボールの負荷分布が悪化しにくいボールねじを提供することである。
(1) 内周面に螺旋溝が形成された円筒体を有するナットを備える。このナットは、円筒体の軸方向一端部にフランジを有し、フランジに取付穴が形成され、軸方向で、フランジ部(円筒体のフランジを有する部分)と円筒部(円筒体のフランジ部以外の部分、円筒体のフランジを有さない部分)とからなる。
(3) 円筒部に、円筒部を構成する材料よりも熱伝導率が高く、軸方向に延びる棒状部材が設置されている。
(4) 循環経路内を前記ボールが転動することでナットがねじ軸に対して相対移動し、直線運動を回転運動に又は回転運動を直線運動に変換する。
〔第一実施形態〕
<構成>
図1〜図3を用いて第一実施形態のボールねじの構成を説明する。
図2に示すように、フランジ部12のフランジ12aには、貫通穴121aと座ぐり部121bとからなる取付穴121が、複数個、周方向に等間隔で形成されている。座ぐり部121bは、第一面122とは反対側の第二面123に形成されている。
図4に示すように、ボールねじ10は、例えばプラテン(被固定部)6に設けた貫通穴61にねじ軸2を貫通させ、ナット1のフランジ部12の第一面122を被固定面62に接触させて、第二面123側から取付穴121にボルトを挿入し、ボルトの先端雄ねじ部を被固定面62に設けた雌ねじに螺合することで、プラテン6に固定される。
この固定状態で、ねじ軸2を回転させることによりボールねじ10を稼動させると、循環経路内をボール23が転動しナット1が直線移動する。これに伴い、ナット1と一体にプラテン6が直線移動する。ねじ軸2の回転の向きを変えることで、直線移動の向きが変化する。
このように、この実施形態のボールねじ10によれば、ナット1のフランジ部12をプラテン6などの質量が大きな部材に固定し、高速に稼動させた場合でも、ボールの負荷分布を悪化しにくくすることができる。
図5および図6に示すように、この実施形態のボールねじ10では、ヒートパイプ7がナット1の円筒部11だけでなく、フランジ部12の円筒部11と重なる部分12bにも設置されている。これ以外の点は第一実施形態と同じである。なお、図5では取付穴を省略している。
第二実施形態のボールねじ10によれば、ナット1の軸方向全体でヒートパイプ7の作用が得られるため、フランジ部12の螺旋溝101がボール23の軌道を構成する場合であっても、ボールの負荷分布の不均一性が改善される。
第三実施形態のボールねじ10によれば、第一実施形態のボールねじ10と同じ作用効果が得られるとともに、第一実施形態のボールねじ10よりもヒートパイプ7の設置方法が容易になる効果も得られる。
上記各実施形態では、ナット1を構成する材料よりも熱伝導率が高く、軸方向に延びる棒状部材として、ヒートパイプ7を用いているが、銅製またはアルミニウム合金製の棒材を用いてもよい。ナット1の材料であるSCM材の熱伝導率は約48W/(mk)であり、銅の熱伝導率は約472W/(mk)であり、アルミニウムの熱伝導率は約204W/(mk)である。
この発明の一態様のボールねじは、高負荷用途(軌道内のボールに加わる荷重が大きい用途)のボールねじ、例えば、電動射出成形機用やプレス機械用のボールねじとして使用することができる。
電動射出成形機は射出ユニットと型締めユニットで構成され、ボールねじで駆動される軸として、射出ユニットの射出軸および可塑化移動軸(ノズルタッチ用移動軸)と、型締めユニットの型締め軸および成形品突出し軸が挙げられる。
1 ナット
11 円筒部
12 フランジ部
12a フランジ
121 取付穴
121a 貫通穴
121b 座ぐり部
122 第一面
123 第二面
112 ナットの外側平坦面
113 ナットの貫通穴
2 ねじ軸
21 ねじ軸の螺旋溝
3 循環チューブ(循環部品)
35 戻し路
4 取付部品
5 軌道
6 プラテン
61 貫通穴
62 被固定面
67 クロスヘッド
7 ヒートパイプ
81 型締めユニット
82 射出ユニット
9 プレッシャープレート
107 ボールねじ
108 ボールねじ
109 ボールねじ
L ボールの移動方向を示すラインに相当する分割ライン
Claims (3)
- 内周面に螺旋溝が形成された円筒体を有し、前記円筒体の軸方向一端部にフランジを有し、前記フランジに取付穴が形成され、軸方向で、前記円筒体の前記フランジを有する部分であるフランジ部と、前記円筒体の前記フランジ部以外の部分である円筒部と、からなるナットと、
前記ナットの螺旋溝との間に軌道を形成する螺旋溝が外周面に形成されたねじ軸と、
前記軌道の終点と始点を接続する戻し路を形成する循環部品と、
前記軌道および前記戻し路からなる循環経路に配置された複数のボールと、
を備え、
前記円筒体は、当該円筒体の軸方向に延びる穴を軸方向全体に有し、
前記穴の前記軸方向全体に、前記円筒部を構成する材料よりも熱伝導率が高く、軸方向に延びる棒状部材が設置され、
前記循環経路内を前記ボールが転動することで前記ナットがねじ軸に対して相対移動し、直線運動を回転運動に又は回転運動を直線運動に変換するボールねじ。 - 前記棒状部材はヒートパイプである請求項1記載のボールねじ。
- 前記棒状部材は前記円筒部の周方向に複数個間隔を開けて配置され、前記円筒部の前記フランジ部とは反対側の端面が露出している請求項1または2記載のボールねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017132094A JP6922483B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | ボールねじ |
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JP2017132094A JP6922483B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | ボールねじ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019015319A JP2019015319A (ja) | 2019-01-31 |
JP6922483B2 true JP6922483B2 (ja) | 2021-08-18 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017132094A Active JP6922483B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | ボールねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6922483B2 (ja) |
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2017
- 2017-07-05 JP JP2017132094A patent/JP6922483B2/ja active Active
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JP2019015319A (ja) | 2019-01-31 |
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