JP2011017419A - ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】ナットに冷却機構を備えたボールねじとして、ナットの円周方向で均一な冷却がなされるものを提供する。
【解決手段】内周面に螺旋溝1aが形成されたナット1と、外周面に螺旋溝2aが形成されたねじ軸2と、ナット1の螺旋溝2aとねじ軸2の螺旋溝2aで形成される軌道溝の間に配置されたボール3と、を備えたボールねじであって、ナット1を軸方向に貫通する複数の冷却用貫通孔12a〜12dが円周方向に等間隔で形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明はボールねじに関する。
ボールねじは、内周面に螺旋溝が形成されたナットと、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、を備えている。
工作機械、射出成形機、半導体素子製造装置等の精密送り機構として使用されるボールねじは、高温になると、ねじ軸やナットの熱変形により、ボールの負荷分布異常や作動性の悪化が生じて、送り機構としての位置決め精度等に影響を及ぼすため、冷却した状態で使用されている。
下記の特許文献1には、ボールねじの冷却方法として、ナットを軸方向に貫通する冷却用貫通孔(冷却流路孔)を、少なくとも1個設け、冷却用貫通孔に冷却媒質を通してナットを冷却することが記載されている。また、この文献に記載されているボールねじは、ボールの循環方式が循環チューブを設けた外部循環方式であり、複数の冷却用貫通孔をナットの円周方向で循環チューブを避けた位置に設けている。そのため、ナットの円周方向で均一な冷却がなされずに温度勾配が発生し、ナットの真円度が低下して歪みが生じる恐れがある。
特開2002−310258号公報
この発明の課題は、ナットに冷却機構を備えたボールねじとして、ナットの円周方向で均一な冷却がなされるものを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のボールねじは、内周面に螺旋溝が形成されたナットと、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、を備えたボールねじであって、ナットを軸方向に貫通する複数の冷却用貫通孔が円周方向に等間隔で形成されていることを特徴とする。
この発明のボールねじによれば、引用文献1のボールねじと比較して、ナットの円周方向で均一な冷却がなされる。
この発明のボールねじにおいて、ボールの循環方式は内部循環方式(エンドデフレクタ方式、ミドルデフレクタ方式、エンドキャップ方式)であることが好ましい。循環チューブ等を用いた外部循環方式では、ナットの外周面から内面面に貫通する切欠きを設ける必要があるため、前記冷却用貫通孔を設ける位置が制限される。
前記冷却用貫通孔の数が多いほど冷却効果を高めることができるが、ナットの機械的強度が低下し、加工コストも嵩む。また、前記冷却用貫通孔が2個の場合は、円周方向に等間隔に配置されていても、配置間隔が大きいため、温度勾配が発生してナットが楕円状に熱変形しやすくなる。よって、前記冷却用貫通孔を3個以上6個以下の範囲で有することが好ましい。
本発明のボールねじによれば、ナットが円周方向で均一に冷却されるため、ナットの熱変形が抑制され、ボールの負荷分布異常や作動性の悪化を防ぐことができる。
この発明の一実施形態に相当するボールねじを示す正面図である。 図1のボールねじのA矢視図である。 図1のボールねじのB矢視図である。 図2のC−C断面図である。 図1のボールねじを構成するナットを示す図であって、図2に対応する図(a)と、そのC−C断面図(b)である。 図1のボールねじを構成する押さえ板を示す平面図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
図1〜6を用いて、この実施形態のボールねじを説明する
この実施形態のボ−ルねじは、エンドデフレクタ方式のボールねじであって、図4に示すように、ナット1と、ねじ軸2と、ボール3と、シール4と、エンドデフレクタ5と、押さえ板6と、を備えている。ナット1の内周面に螺旋溝1aが形成され、ねじ軸2の外周面に螺旋溝2aが形成されている。ナット1の螺旋溝とねじ軸2の螺旋溝で形成される軌道溝の間に、ボール3が配置されている。ナット1の軸方向一端にはフランジ11が形成されている。
図1、4、5に示すように、ナット1には、軸方向に貫通する4本の冷却用貫通孔12a〜12dが、円周方向に等間隔で形成されている。各冷却用貫通孔12a〜12dの両端部に、僅かに径の大きな段部120が形成されている。また、ナット1の円周方向で冷却用貫通孔12aと冷却用貫通孔12bとの間、および冷却用貫通孔12cと冷却用貫通孔12dとの間に、軸方向に貫通する穴が、エンドデフレクタ5に接続するボール循環穴13として形成されている。すなわち、各冷却用貫通孔12a〜12dがエンドデフレクタ5と干渉しない位置に配置されている。
さらに、ナット1の軸方向両端には、エンドデフレクタ5を配置する凹部15と、シール4を配置する凹部14と、押さえ板6を配置する凹部16が形成されている。デフレクタ5用の凹部15は、ボール循環穴13の両端部に形成されている。
図6に示すように、押さえ板6は、ねじ軸2が遊嵌される大きさの中心穴61を有する円板状部材であって、固定用ボルトの頭部側を配置するボルト穴62が、円周方向の4カ所に等間隔で形成されている。各ボルト穴62に対応するねじ穴17が、図5(a)に示すように、ナット1の軸方向端面に形成されている。また、押さえ板6の外周部には、各冷却用貫通孔12a〜12dに対応する位置に、凹部63が形成されている。
ナット1の凹部51にエンドデフレクタ5を配置し、シール4を凹部14に配置し、押さえ板6を凹部16に配置して、ねじ穴17にボルト穴62を合わせてボルト7を螺合することにより、エンドデフレクタ5、シール4、押さえ板6がナット1に固定される。この状態で、押さえ板6の凹部63から各継手部材31a〜31d,32a〜32dを入れて、図4に示すように、その先端部を各冷却用貫通孔12a〜12dの手前の段部120に嵌め入れる。
これにより、図1〜3に示すように、ナット1の各冷却用貫通孔12a〜12dの両端に、各継手部材31a〜31d,32a〜32dが連結された状態となる。そして、フランジ11側の継手部材31aと継手部材31dとを配管33で連結する。フランジ11側の継手部材31bに冷却液導入用配管34を接続する。フランジ11側の継手部材31cに冷却液排出用配管35を接続する。
ナット1のフランジ11が形成されていない側では、継手部材32aと継手部材32bとを配管36で連結し、継手部材32cと継手部材32dとを配管37で連結する。
この実施形態のボールねじにおいて、冷却液導入用配管34から導入された冷却液は、継手部材31b→ナット1の冷却用貫通孔12b→配管36→継手部材32a→ナット1の冷却用貫通孔12a→継手部材31a→配管33→継手部材31d→ナット1の冷却用貫通孔12d→配管37→ナット1の冷却用貫通孔12c→継手部材31c→冷却液排出用配管35の順に流れる。この冷却液の流れによりナット1が冷却される。
したがって、この実施形態のボールねじによれば、ナット1の円周方向で均一な冷却がなされるため、ナット1の熱変形が抑制され、ボールの負荷分布異常や作動性の悪化を防ぐことができる。
1 ナット
1a ナットの螺旋溝
11 フランジ
12a〜12d 冷却用貫通孔
13 ボール循環穴
2 ねじ軸
2a ねじ軸の螺旋溝
3 ボール
4 シール
5 エンドデフレクタ
6 押さえ板
7 ボルト
31a〜31d 継手部材
32a〜32d 継手部材
33 配管
34 冷却液導入用配管
35 冷却液排出用配管
36 配管
37 配管

Claims (3)

  1. 内周面に螺旋溝が形成されたナットと、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、を備えたボールねじであって、
    ナットを軸方向に貫通する複数の冷却用貫通孔が円周方向に等間隔で形成されていることを特徴とするボールねじ。
  2. ボールの循環方式が内部循環方式である請求項1記載のボールねじ。
  3. 前記冷却用貫通孔を3個以上6個以下の範囲で有する請求項1または2記載のボールねじ。
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