JP6922388B2 - 電池搭載車両 - Google Patents
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Description
以下、図1〜図4を用いて本発明の第1実施形態に係る電池搭載車両としての電気自動車10について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印LH、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、左方向、右方向をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。また、各図においては、図面を見易くする関係から一部の符号を省略している場合がある。
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る電気自動車10は、セダンタイプの車体11を備えており、図3に示されるように、車室12の床部を構成するフロアパン14の下側に電池パック(バッテリユニット)40が搭載されている。この電池パック40は、図1〜図4に示されるように、扁平な略直方体状に形成されており、車室12の床下の略全面に搭載されている。
ロッカ16は、例えばアルミニウム合金等の軽金属の押出成形によって形成されたものであり、車両前後方向を長手とする長尺状に形成されている。このロッカ16は、車体前後方向に延在する略矩形閉断面形状に形成されている。具体的には、ロッカ16は図3に示されるように、車両上下方向に対向する上壁部16A及び下壁部16Bと、上壁部16A及び下壁部16Bの車幅方向外側端部を車両上下方向に繋いだ外壁部16Cと、上壁部16A及び下壁部16Bの車幅方向内側端部を車両上下方向に繋いだ内壁部16Dとを備えている。なお、本実施形態では、ロッカ16の車両前後方向両端部は、図示しない別の車体骨格部材によって閉塞されているが、これに限らず、ロッカ16の車両前後方向両端部が開放された構成にしてもよい。また、本実施形態では、上壁部16A、下壁部16B、内壁部16Dが車両前後方向視で屈曲しているが、これに限らず、車両前後方向視における上壁部16A、下壁部16B、内壁部16Dの形状は適宜変更可能である。
電池パック40は、図1〜図4に示されるように、車両前後方向を長手とし且つ車両上下方向に扁平な箱状に形成された電池ケース42と、電池ケース42の内部に収容された複数の電池モジュール64(図3参照)とを備えている。電池モジュール64は、複数の角型の蓄電池によって構成されている。
本実施形態では、図3に示されるように、電池ケース42の周壁46よりも車幅方向外側へ張り出した固定フランジ部50A(底板50)と、フロアパン14とが、ロッカ16に結合されている。また、電池ケース42の周壁46が有する外周壁部46Aのうち側壁部46SWを構成する部位と、ロッカ16の内壁部16Dが有する下側垂直部16D3との間には、隙間70が形成されている。そして、この隙間70を隔てて電池ケース42の外周壁部46Aとロッカ16の下側垂直部16D3とが車幅方向に対向している。この隙間70は、底板50の固定フランジ部50Aによって車外と仕切られると共に、フロアパン14によって車室12内と仕切られている。
次に、第1実施形態の作用及び効果について説明する。
図8には、本発明の第2実施形態に係る電池搭載車両としての電気自動車100におけるロッカ16の周辺構成が図4に対応した断面図にて示されている。この実施形態は、第1実施形態と基本的に同様の構成とされているが、この実施形態では、複数の吸音用貫通孔102、複数の吸音用貫通孔104、複数の吸音用貫通孔106、及び複数の吸音用貫通孔108が追加されている。なお、図4では、吸音用貫通孔102、104、106、108が各1つずつ図示されているが、実際には複数の吸音用貫通孔102、104、106、108が車両前後方向に等間隔又は略等間隔に並んでいる。これら複数の吸音用貫通孔102、104、106、108は、何れも本発明に係る「吸音孔」に相当する。
なお、上記第2実施形態において、吸音用貫通孔80、102、104、106、108の断面積(孔径)を互いに異ならせる構成にしてもよい。つまり、吸音用貫通孔80、102、104、106、108を通って下空間54、上空間52、上空間18、小空間22、下空間20に入り込んで吸音される騒音の周波数は、上記各吸音用貫通孔の断面積及び上記各空間の容積によって決まる(変わる)ので、吸音したい騒音の周波数に合わせて上記各吸音用貫通孔の断面積及び上記各空間の容積を変えることが好ましい。
12 車室
14 フロアパン
16 ロッカ(車体骨格部材)
16D3 下側垂直部(隙間と面する壁部)
18 上空間(空間;閉空間)
20 下空間(空間;閉空間)
22 小空間(空間;閉空間)
40 電池パック
46 周壁
46A 外周壁(隙間と面する壁部)
48 天板
50 底板
52 上空間(空間;閉空間)
54 下空間(空間;閉空間)
70 隙間
80 吸音用貫通孔(吸音孔)
100 電気自動車(電池搭載車両)
102 吸音用貫通孔(吸音孔)
104 吸音用貫通孔(吸音孔)
106 吸音用貫通孔(吸音孔)
108 吸音用貫通孔(吸音孔)
Claims (4)
- 車室のフロアパンの下側に搭載された電池パックと、
前記電池パックに対して隙間を隔てて車両水平方向に対向した車体骨格部材と、
前記電池パック及び前記車体骨格部材のうちの少なくとも一方に設けられ、互いに容積が異なる複数の空間と、
前記少なくとも一方における前記隙間と面する壁部に形成され、前記複数の空間をそれぞれ前記隙間と連通させた複数の吸音孔と、
を備えた電池搭載車両。 - 車室のフロアパンの下側に搭載された電池パックと、
前記電池パックに対して隙間を隔てて車両水平方向に対向した車体骨格部材と、
前記電池パック及び前記車体骨格部材のうちの少なくとも一方に設けられた複数の空間と、
前記少なくとも一方における前記隙間と面する壁部に形成され、前記複数の空間をそれぞれ前記隙間と連通させると共に互いに断面積が異なる複数の吸音孔と、
を備えた電池搭載車両。 - 車室のフロアパンの下側に搭載された電池パックと、
前記電池パックに対して隙間を隔てて車両水平方向に対向した車体骨格部材と、
前記電池パック及び前記車体骨格部材のうちの少なくとも一方における前記隙間と面する壁部に形成され、前記少なくとも一方の内部に設けられた空間と前記隙間とを連通させた吸音孔と、
を備え、
前記電池パックは、前記隙間と面する壁部を備えた周壁と、前記周壁の上下両端部に取り付けられた天板及び底板とを有する電池ケースを備えており、
前記周壁よりも車両水平方向の車外側へ張り出した前記底板と前記フロアパンとが前記車体骨格部材と結合されており、
前記隙間が前記底板によって車外と仕切られている電池搭載車両。 - 前記空間は、閉空間である請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電池搭載車両。
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JP2017090215A JP6922388B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 電池搭載車両 |
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JP2017090215A JP6922388B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 電池搭載車両 |
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