JP6399073B2 - 車両の衝撃吸収構造 - Google Patents
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Description
左側フロントサイドフレーム2と右側フロントサイドフレーム3は、左右対称構造であるため、以下、左側フロントサイドフレーム2の構造について詳細に説明する。図3〜図5にも示すように、左側フロントサイドフレーム2は、互いに上下方向に離れて左右方向に延びる上板部21及び下板部22と、上板部21及び下板部22の左端部同士を繋ぐように上下方向に延びる左側板部23と、上板部21及び下板部22の右端部同士を繋ぐように上下方向に延びる右側板部24とを有しており、全体として略矩形状に近い断面形状となっている。上板部21及び下板部22の左右方向の寸法よりも、左側板部23及び右側板部24の上下方向の寸法の方が長く設定されている。
左側クラッシュカン4と右側クラッシュカン5は左右対称構造であるため、以下、左側クラッシュカン4の構造について詳細に説明する。図6〜図9にも示すように、左側クラッシュカン4は、互いに上下方向に離れて左右方向に延びる上壁部41及び下壁部42と、上壁部41及び下壁部42の左端部同士を繋ぐように上下方向に延びる左側壁部43と、上壁部41及び下壁部42の右端部同士を繋ぐように上下方向に延びる右側壁部44とを有する押出成形部材からなる。押出成形部材とは、例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金等の材料を口金(図示せず)から押し出すことによって成形された部材である。
図1及び図11に示すように、バンパービーム6は、互いに上下方向に離れて左右方向に延びる上板部61及び下板部62と、上板部61及び下板部62の前端部同士を繋ぐように上下方向に延びる前板部63と、上板部21及び下板部22の後端部同士を繋ぐように上下方向に延びる後板部64とを有しており、全体として略矩形状に近い断面形状となっている。上板部61及び下板部62の前後方向の寸法よりも、前板部63及び後板部64の上下方向の寸法の方が長く設定されている。
次に、上記のように構成された車両の衝撃吸収構造1の作用効果について説明する。車両が低車速(例えば15km/h以下)で正面衝突したとき(軽衝突時)のように、前方から所定以下の衝撃荷重が入力した場合について説明する。前方からの衝撃荷重は、図示しないフロントバンパ等を介してバンパービーム6に入力し、このバンパービーム6から左側クラッシュカン4及び右側クラッシュカン5に圧縮力が作用する。尚、衝突の状況によっては、左側クラッシュカン4にのみ圧縮力が作用する場合や、右側クラッシュカン5にのみ圧縮力が作用する場合がある。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
2、3 フロントサイドフレーム
4、5 クラッシュカン
6 バンパービーム
40 脆弱部
40a ビード
41 上壁部
42 下壁部
43 左側壁部
44 右側壁部
46 上側横リブ
46a 欠損部
47 下側横リブ
47a 欠損部
70〜73 脆弱部
80〜83 脆弱部
Claims (5)
- 車両の左右両側にそれぞれ配設されて車両前後方向に延びるフロントサイドフレームの車両前端部にクラッシュカンがそれぞれ取り付けられ、該左右のクラッシュカンの車両前端部に車幅方向に延びるバンパービームが取り付けられた車両の衝撃吸収構造において、
上記クラッシュカンは、上壁部、下壁部及び側壁部を有し、車両前後方向に延びる筒状に形成されており、該クラッシュカンの内部には、該クラッシュカンの内面と連続して車両前後方向に延びる横リブが設けられ、
上記クラッシュカンの車両前部にのみ脆弱部が形成され、
上記脆弱部は、上記クラッシュカンの上壁部と側壁部との間の稜線部に形成される上端脆弱部と、上記クラッシュカンの下壁部と側壁部との間の稜線部に形成される下端脆弱部と、上記クラッシュカンの横リブの高さ位置の側壁部に該横リブの端部に欠損部が形成されるまで連続して形成される中間脆弱部と、から構成され、上記各脆弱部が1つの上記側壁部に上下方向に間隔を空けて形成されていることを特徴とする車両の衝撃吸収構造。 - 請求項1に記載の車両の衝撃吸収構造において、
上記上端脆弱部は、上記クラッシュカンの上壁部と側壁部との間の稜線部に形成される上端貫通孔部であり、
上記下端脆弱部は、上記クラッシュカンの下壁部と側壁部との間の稜線部に形成される下端貫通孔部であり、
上記中間脆弱部は、上記クラッシュカンの横リブの高さ位置の側壁部に形成される中間貫通孔部であることを特徴とする車両の衝撃吸収構造。 - 請求項1に記載の車両の衝撃吸収構造において、
上記上端脆弱部は、上記クラッシュカンの上壁部と側壁部との間の稜線部に前端部から後側に向けて所定範囲を切り欠くことによって形成される上端切欠部であり、
上記下端脆弱部は、上記クラッシュカンの下壁部と側壁部との間の稜線部に前端部から後側に向けて所定範囲を切り欠くことによって形成される下端切欠部であり、
上記中間脆弱部は、上記クラッシュカンの横リブの高さ位置の側壁部に前端部から後側に向けて所定範囲を切り欠くことによって形成される中間切欠部であることを特徴とする車両の衝撃吸収構造。 - 車両の左右両側にそれぞれ配設されて車両前後方向に延びるフロントサイドフレームの車両前端部にクラッシュカンがそれぞれ取り付けられ、該左右のクラッシュカンの車両前端部に車幅方向に延びるバンパービームが取り付けられた車両の衝撃吸収構造において、
上記クラッシュカンは、上壁部、下壁部及び側壁部を有し、車両前後方向に延びる筒状に形成されており、該クラッシュカンの内部には、該クラッシュカンの内面と連続して車両前後方向に延びる横リブが設けられ、
上記クラッシュカンの車両前部にのみ脆弱部が形成され、
上記脆弱部は、上記クラッシュカンの側壁部の内方へ窪むように形成されたビードを含み、
上記ビードは、上記クラッシュカンの上壁部と側壁部との間の稜線部から上記クラッシュカンの下壁部と側壁部との間の稜線部まで連続して延びており、上記横リブの縁部には、上記ビードの形成箇所に対応するように欠損部が形成されていることを特徴とする車両の衝撃吸収構造。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の車両の衝撃吸収構造において、
上記バンパービームは、平面視で車幅方向外側ほど車両後側に位置するように湾曲ないし傾斜するように形成され、該バンパービームにおける湾曲ないし傾斜した部分が上記クラッシュカンの車両前端部に取り付けられ、
上記脆弱部は、上記クラッシュカンの車幅方向内側壁部に設けられていることを特徴とする車両の衝撃吸収構造。
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JP2016217965A JP6399073B2 (ja) | 2016-11-08 | 2016-11-08 | 車両の衝撃吸収構造 |
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