JP6921772B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタや直視型ディスプレイ等の映像表示装置に関する。
HDR(高ダイナミックレンジ)映像を表示できる映像表示装置では、従来のSDR(標準ダイナミックレンジ)映像よりも実際に肉眼で見た感覚に近くなるように、従来では飽和させていた輝度を飽和させないような輝度変換特性を有する。このようなHDR映像対応映像表示装置は十分に高輝度で表示できる能力を有することが望ましいが、実際には十分な高輝度表示能力を有さないものが多い。一方、明るい視聴環境下でも視認し易いように、SDR映像のダイナミックレンジの最大値100[cd/m]より高い輝度で表示できる映像表示装置も増えている。
特許文献1には、HDR対応ソース機器において、高輝度SDR映像対応映像表示装置にHDR映像を表示させるためのダイナミックレンジを変換する方法が開示されている。この変換方法では、映像表示装置の表示可能輝度に合わせて、HDR映像のダイナミックレンジ変換を行い、該ダイナミックレンジ変換後の映像をSDR映像の逆EOTFで変換して映像表示装置に映像信号を伝送する。EOTFは、Electro-Optical Transfer Functionの略語である。映像表示装置では、逆EOTF変換後の映像に対して通常の映像信号処理を行うだけで、100[cd/m]より高く拡張された表示可能輝度までの高輝度映像を表示することができる。また、同特許文献には、表示可能輝度が不明な場合に備えて、ユーザに表示可能輝度を調整させるメニュー画面とその確認用のサンプル画像の表示も行えることが開示されている。
特開2017−050840号公報
特許文献1にて開示された変換方法は、十分な表示可能輝度を有さないHDR映像対応映像像表示装置に対しても適用可能である。しかしながら、ユーザがダイナミックレンジ調整を行う場合において、サンプル画像を見易いように調整できたとしても、そのダイナミックレンジ調整が入力されているHDR映像に好適であるか否かをユーザが判断することが難しい。
本発明は、HDR映像を表示する際のダイナミックレンジ調整の利便性を向上させることが可能な映像表示装置を提供する。
本発明の一側面としての映像表示装置は、照明光を発するとともに該照明光の強度を変更可能な照明手段と、前記照明光を変調する光変調素子とを備え、該光変調素子を用いて変調された光を被投写面に投射することにより映像を表示する表示手段と、第1のダイナミックレンジが規定された入力映像および該入力映像の輝度に関する情報を含むデータが入力される入力手段と、第1のダイナミックレンジを該第1のダイナミックレンジより最大輝度が低い第2のダイナミックレンジに変換する変換手段と、第2のダイナミックレンジの最大輝度のユーザ設定値を取得する設定値取得手段と、照明手段に設定された照明光の強度において表示手段が第2のダイナミックレンジの最大輝度を表示した際の表示輝度である最大表示輝度を取得する輝度取得手段と、ユーザ設定値の設定に用いられる設定画面を生成して表示手段に表示させる生成手段とを有する。そして、設定画面に、入力映像の輝度と表示手段の表示輝度の関係を示すグラフが表示され、上記データから得られる輝度に関する情報、ユーザ設定値および最大表示輝度が比較可能に表示されることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、照明光を発するとともに該照明光の強度を変更可能な照明手段と、前記照明光を変調する光変調素子とを備え、該光変調素子を用いて変調された光を被投写面に投射することにより映像を表示する表示手段を有し、第1のダイナミックレンジが規定された入力映像および該入力映像の輝度に関する情報を含むデータが入力される映像表示装置に適用される。該制御方法は、第1のダイナミックレンジを、該第1のダイナミックレンジより最大輝度が低い第2のダイナミックレンジに変換する処理と、第2のダイナミックレンジの最大輝度のユーザ設定値を取得する処理と、照明光の強度において表示手段が第2のダイナミックレンジの最大輝度を表示した際の表示輝度である最大表示輝度を取得する処理と、ユーザ設定値の設定に用いられる設定画面を生成して表示手段に表示させる処理とを有する。そして、設定画面に、入力映像の輝度と表示手段の表示輝度の関係を示すグラフが表示され、上記データから得られる輝度に関する情報、ユーザ設定値および最大表示輝度が比較可能に表示されることを特徴とする。
映像表示装置のコンピュータに上記制御方法に従う処理を実行させるコンピュータプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、HDR映像等の映像を表示する際のユーザによるダイナミックレンジ調整の利便性を向上させることができる。
本発明の実施例1である映像表示装置の構成を示すブロック図。 実施例1におけるガンマ部の設定カーブ例を示す図。 実施例1におけるHDRレンジ調整メニューを示す図。 実施例1におけるHDRレンジの調整例を示す図。 本発明の実施例2におけるHDRレンジ調整メニューを示す図。 実施例2におけるHDRレンジの調整例を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1である映像表示装置の構成を示している。映像表示装置には、プロジェクタ(画像投射装置)や直視型ディスプレイが含まれる。
本実施例の映像表示装置は、映像入力部1、ガンマ部2、メタデータ取得部3、OSD重畳部4、表示部5、ガンマ制御部6、表示輝度取得部7、HDRレンジ調整メニュー部8および操作部9を有する。
映像入力部(入力手段)1は、HDプレーヤやコンピュータ等から映像信号として入力されるHDR映像(入力映像)を受信するための端子、例えばHDR映像の送受信が規格として定義されているHDMI(登録商標)端子を有する。なお、HDMIは例にすぎず、DisplayPort等、HDR映像や後述するメタデータの送受信が行えれば他の規格の端子であってもよい。HDR映像に対しては、コード値と輝度の関係を示すEOTF(Electro-Optical Transfer Function)が規定されている。このEOTFとして、HDMIでは、米国映画テレビ技術者協会(SMPTE)で規格化されたSMPTE ST2084が採用されている。ST2084では、10,000nitsまでの輝度に対するコード値が規定されている。本実施例では、ST2084のEOTFを前提として説明するが、他のEOTFであってもよい。
ガンマ部2は、ルックアップテーブルを備え、映像入力部1から入力されたHDR映像のEOTFを基準EOTFに変換する。HDR映像のEOTFは、HDR映像に対して定義された第1のダイナミックレンジに対する第1のEOTFに相当する。基準EOTFは、第1のダイナミックレンジより最大輝度が低い第2のダイナミックレンジに対して規定された第2のEOTFに相当する。基準EOTFは、ガンマ制御部6により設定される映像表示装置内で基準とするEOTFであり、本実施例では基準EOTFをSDR映像のEOTFであるガンマ2.2のカーブとする。ガンマ部2とガンマ制御部6により変換手段が構成される。
なお、ガンマ2.2は例にすぎず、ガンマ2.4や表示部5の特性を考慮した全く別のカーブであってもよい。ただし、ルックアップテーブルは、階調潰れを生じないように、RGBの各色について2ビット以上、階調(輝度)を拡張できることが好ましい。ガンマ部2は、基準EOTFに変換された映像を出力する。
メタデータ取得部3は、映像入力部1からのHDR映像に対する付加情報として入力されるメタデータから、該HDR映像の輝度に関する情報を読み取る。輝度に関する情報としては、全米民生技術協会(CTA)で規格化された861.3Aにて定義されるMaxCLL(Maximum Content Light Level)やMaxFALL(Maximum Frame-Average-Light Level)が該当する。ただし、MaxCLLやMaxFALLは例にすぎず、HDR映像の輝度に関する情報であれば他の情報であってもよい。メタデータ取得部3は、読み取った輝度に関する情報(以下、輝度情報という)をHDRレンジ調整メニュー部8に出力する。
OSD重畳部4は、ガンマ部2から出力された映像に対して、後述するHDRレンジ調整メニュー部8から出力される各種メニュー画面を示す画像を重畳する。各種メニュー画面は、操作部9と連携して、ユーザに映像表示装置の各種設定値を変更する操作を行わせるために表示される。
表示部(表示手段)5は、映像表示装置の種類によって構成が異なる。映像表示装置がプロジェクタ(画像投射装置)である場合は、表示部5は、OSD重畳部4からの映像に応じて光変調素子を駆動し、光源からの照明光を光変調素子により変調して生成した映像光を投射光学系を通してスクリーン等の被投射面に投射する。これにより、被投射面上に投射映像が表示される。光変調素子としては、液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス等が用いられる。また、映像表示装置が直視型ディスプレイである場合は、表示部5は、OSD重畳部4からの映像に応じて光変調素子を駆動することで、映像表示面(表示画面)に映像を表示する。光変調素子としては、液晶パネルや有機EL素子等が用いられる。
また表示部5は、光変調素子のVT(入力電圧に対する表示輝度)特性に応じた基準EOTFから光変調素子に印加する電圧への変換も行う。さらに、表示部5は種々の表示条件(表示状態ともいう)で表示が可能である。ここにいう表示条件とは、光源の発光強度や、投射光学系の絞り値、ズーム状態およびフォーカス位置等である。映像表示装置が直視型液晶ディスプレイである場合は、表示条件にバックライト光量が含まれる。
上述したST2084は10,000nitsまでの輝度に対応しているが、実際にはそこまでの輝度が必要とされるケースは少なく、多くの場合は1,000〜3,000nitsで十分である。そこで本実施例では、映像表示装置としての最大出力輝度を3,000nitsとする。そして、操作部9を通じてユーザが設定した表示条件に応じて出力輝度を調整する出力輝度調整が可能である。つまり、表示部5に入力される階調が同じであっても、出力輝度調整がなされることによって出力輝度が変化する。
ガンマ制御部6は、ガンマ部2のルックアップテーブルに設定するガンマカーブを生成する。ST2084のEOTFは絶対輝度でコード化されているため、表示輝度を超える入力階調はクリッピングするか圧縮する必要がある。本実施例では、説明を簡単にするため、表示輝度を超える入力階調をクリッピングする。このため、ガンマ部2に設定するガンマカーブは、表示部5における出力輝度調整に合わせて設定された入力階調閾値(以下、クリッピング閾値という)より高いレンジをクリッピングし、クリッピング閾値以下のレンジはST2084のEOTFにガンマ2.2の逆ガンマを掛け合わせたカーブで生成される。つまりクリッピング閾値は、クリッピングされない最大入力階調である。
ガンマ制御部6が生成するガンマカーブについて図2を用いて説明する。図2は、ガンマ部2に対して設定する入力階調と出力階調(輝度)との関係を示す5種類のガンマカーブ2a〜2eを示している。前述したように本実施例では入力階調に対して出力階調は2ビット拡張しているため、入力が10ビットで出力が12ビットとなっている。
ガンマカーブ2aは、100nitsのガンマカーブであり、100nitsに相当するコード値(入力階調)で出力階調が最大値となり、それ以下のコード値に対して入力階調と出力階調の関係がST2084のEOTFにガンマ2.2の逆ガンマを掛け合わせたカーブとなるように設定されている。同様に、ガンマカーブ2b、2c、2d、2eはそれぞれ、500nits、1000nits、2000nits、3000nitsに相当するコード値で出力階調が最大値となり、それ以下のコード値に対してはST2084のEOTFにガンマ2.2の逆ガンマを掛け合わせたカーブとなるように設定されている。このため、仮にプロジェクタとしての出力輝度が2,000nitsになるように表示部5の出力輝度調整がなされた場合には、ST2084のEOTFで入力された映像の2,000nits以下の階調が忠実な輝度で映像出力されることとなる。
なお、図2に示した100nits〜3,000nitsの5種のガンマカーブは例であり、ガンマ制御部6が生成するガンマカーブの数や範囲は上記例以外であってもよい。また、2台のプロジェクタから同じ被投射位置に映像を投射することによって表示輝度を2倍にすることも可能であるため、ガンマ制御部6で生成するガンマカーブのクリッピング閾値の最大値が各プロジェクタの最大出力輝度を上回ってもよい。
また、ガンマカーブの生成方法としては、ガンマ部2のルックアップテーブルの設定ポイントの設定値を予め制御プログラム内に配列としてガンマカーブの数分保有しておく方法や、演算式により生成する方法等、種々の方法がある。
輝度取得手段としての表示輝度取得部7は、表示部5に対して実際に設定された表示条件において上述した第2のダイナミックレンジの最大輝度を表示した際の表示輝度である最大表示輝度を取得してHDRレンジ調整メニュー部8に出力する。最大表示輝度の取得方法としては、表示部5の種々の表示条件に関連付けて予め最大表示輝度を不図示の不揮発メモリ等の記憶部に保持しておき、実際に設定された表示条件に対応する最大表示輝度を記憶部から読み出す方法が挙げられる。
具体的には、表示部5にズームとフォーカスの調整機能を備えたプロジェクタでは、被投射面上での最大表示輝度は、該被投射面上での投射サイズ(投射面積)と相関がある。さらに、投射サイズは、プロジェクタと被投射面との間の距離である投射距離とズーム状態(拡大率)に相関があり、投射距離は投射映像のピントが合っている場合にフォーカスを行うレンズの位置であるフォーカス位置と相関がある。したがって、被投射面上での最大表示輝度はズーム状態およびフォーカス位置に関連付けることが可能となる。
このため、プロジェクタの製造工程において様々なズーム状態およびフォーカス位置に対応する最大表示輝度を測定しておけばよい。また、被投射面への投射サイズを操作部9を通じてユーザに入力させ、その投射サイズから最大表示輝度を求めてもよい。
液晶ディスプレイにおいて表示部5でバックライト光量の調整が可能ある場合には、その製造工程で各バックライト光量での最大表示輝度を測定して不揮発メモリに保持すればよい。表示部5の状態を読み出せない場合には、投射映像または映像表示面の輝度を輝度センサを用いて測定してもよい。
表示部5が、光源の発光強度または光源から発せられた光の減光量を変更して表示輝度を調整する輝度調整機能を有する場合には、調整された発光強度または減光量を用いて最大表示輝度を取得してもよい。
以上説明した複数の最大表示輝度の取得方法を組み合わせて用いてもよい。最大表示輝度は精度良く取得できることが好ましいが、精度が低くても最大表示輝度を取得する手段が備わっていることが重要であり、上述した取得方法以外の取得方法を用いてもよい。
HDRレンジ調整メニュー部(生成手段)8は、HDR映像の表示レンジを操作部(設定値取得手段)9を通じてユーザに調整(設定)させるための設定画面としてのHDRレンジ調整メニュー画面(以下、単にHDRレンジ調整メニューという)を生成する。そして、HDRレンジ調整メニューをOSD重畳部4に出力して、ガンマ部2からの映像に重畳させる。本実施例でのHDRレンジ調整メニューは、ガンマ制御部6で生成されるガンマカーブのクリッピング閾値のユーザ調整値(すなわち第2のダイナミックレンジの最大輝度のユーザ設定値)を設定させるために表示される。
また、HDRレンジ調整メニューは、メタデータ取得部3で取得されるMaxCLLやMaxFALL、ユーザ調整値、さらに表示輝度取得部7で取得される最大表示輝度を、同一画面上にてこれらの相対関係を分かり易く示すインジケータとともに表示する。このインジケータを表示することで、これを参照するユーザが調整作業を行い易くなる。
図3は、HDRレンジ調整メニュー300の例を示している。HDRレンジ調整メニュー300は、インジケータ301、クリッピング閾値のユーザ調整値302、MaxFALLを示す凡例303、MaxCLLを示す凡例304および最大表示輝度を示す凡例305を含む。
インジケータ301は、クリッピング閾値の調整可能レンジとクリッピングされずに表示される輝度レンジとの関係を表しており、表示レンジ311、クリッピングレンジ312、MaxFALL値313、MaxCLL値314および最大表示輝度315を表示する。表示レンジ311は、図中の白部分であり、入力されるHDR映像のレンジのうち表示される(すなわちガンマ部2でクリッピングされない)輝度レンジを表している。クリッピングレンジ312は、図中のグレー部分であり、調整可能レンジのうちガンマ部2でクリッピングされるレンジを表している。ユーザが操作部9を通じてクリッピング閾値のユーザ調整値を減少方向に変更すると、表示レンジ311の幅が狭くなり、クリッピングレンジ312の幅が広くなる。逆にクリッピング閾値のユーザ調整値を増加方向に変更すると、表示レンジ311の幅が広くなり、クリッピングレンジ312の幅が狭くなる。
MaxFALL値313およびMaxCLL値314はそれぞれ、メタデータ取得部3から取得されたMaxFALL値およびMaxCLL値をプロットしている。MaxFALL値およびMaxCLL値は、HDR映像(コンテンツ)が変更されれば変化するため、それに合わせてプロット位置が左右に変化する。最大表示輝度315は、表示輝度取得部7で取得された最大表示輝度をプロットしている。最大表示輝度も、表示部5の表示条件が変化すれば変化するため、それに合わせてプロット位置が左右に変化する。
ユーザ調整値302は、前述したクリッピング閾値を表しており、表示レンジ311の上限輝度(図中の右端)に対応する。ユーザ調整値302として1000nitsが表示されている場合は、1000nits以上のコード値が入力されても全て1000nitsとして処理されることを意味する。ユーザが操作部9を通じてクリッピング閾値を変更すると、ユーザ調整値302として表示される値が変化し、それに追従して表示レンジ311およびクリッピングレンジ312の幅が変化する。
MaxFALLの凡例303は、インジケータ301内でのMaxFALL値313の識別記号△と、メタデータ取得部3から取得されたMaxFALL値とを表示している。MaxCLLの凡例304は、インジケータ301内でのMaxCLL314の識別記号◇と、メタデータ取得部3から取得されたMaxCLL値を表示している。最大表示輝度の凡例305は、インジケータ301内での最大表示輝度315の識別記号○と、表示輝度取得部7から取得された最大表示輝度を表示している。
以上のようにHDRレンジ調整メニューを構成することで、ユーザはクリッピング閾値、つまりは表示レンジ311の調整を行う際に参照する指標を得ることができ、ユーザによる調整の利便性が向上する。図3に示す状態は、MaxCLL値が1200nitsであるため、入力されるHDR映像の最大輝度は1200nitsであるが、表示レンジ311が1000nitsであるため、1000nits以上の輝度は飽和して階調潰れが発生する。また、最大表示輝度が2000nitsであるため、1000nits以下の輝度も倍の輝度で表示される。この状態から、ユーザは視聴環境や好みに応じて表示レンジ311を調整することになる。その調整例を図4(A)〜(D)を用いて説明する。
図4(A)に示すHDRレンジ調整メニュー300Aは、ユーザが1000nits以上で飽和するのを嫌いつつ、視聴環境が明るい等の理由により輝度を忠実に再現するより映像を明るく表示したい場合の調整例を示す。表示レンジ311Aに示すように、ユーザ調整値302AがMaxCLL314(=1200nits)に一致するように設定されている。その結果、入力輝度1200nitsに対する表示輝度が2000nitsとなるので、入力輝度に対する表示輝度は約1.67倍となる。
図4(B)に示すHDRレンジ調整メニュー300Bは、視聴環境が良く、忠実な輝度表現が望まれる場合の調整例である。表示レンジ311Bに示すように、ユーザ調整値302Bが最大表示輝度2000nitsに一致するように設定されている。その結果、入力輝度2000nitsに対する表示輝度が2000nitsとなるので、入力輝度と表示輝度は等しくなる。
図4(C)に示すHDRレンジ調整メニュー300Cは、HDR映像として視聴したいが視聴環境が非常に明るい場合の調整例である。表示レンジ311Cに示すように、調整値302CがMaxFALL313(=400nits)に一致するように設定されている。その結果、入力輝度400nitsに対する表示輝度が2000nitsとなるので、入力輝度に対する表示輝度は約5倍となる。この付近の調整値を選択すると、このHDR映像コンテンツでは、明るい部分で階調潰れが頻発するおそれがある。
図4(D)に示すHDRレンジ調整メニュー300Dは、MaxCLL314(=2200nits)が最大表示輝度2000nitsを超える場合の調整例である。入力輝度2000nitsに対する表示輝度が2000nitsとなるので、入力輝度と表示輝度は等しくなるが、2000〜2200nitsの輝度は飽和して階調潰れが発生する。高輝度レンジで階調潰れが発生しているが、ほとんどのレンジで忠実な輝度表現が行われていることとなる。
以上説明したように、本実施例では、HDRレンジ調整メニューを表示する同一画面内にMaxCLL値、MaxFALL値、クリッピング閾値のユーザ調整値および最大表示輝度の相対関係を示す情報(インジケータ)を表示する。このため、ユーザは該インジケータを指標としてユーザ調整値を設定することができる。インジケータにMaxCLL値およびMaxFALL値の両方を表示することが好ましいが、いずれか一方のみを表示するだけでも十分に指標となり得る。
なお、ガンマ部2、メタデータ取得部3、OSD重畳部4、ガンマ制御部6、表示輝度取得部7およびHDRレンジ調整メニュー部8を、CPUやMPU等のコンピュータ内に設け、コンピュータプログラムに従って上述した処理(制御方法)を実行させてもよい。
図5および図6を用いて、本発明の実施例2について説明する。本実施例はHDRレンジ調整メニュー部8が生成するHDRレンジ調整メニュー以外は実施例1と同様である。実施例2では、ユーザに入力輝度と表示輝度(出力輝度)の関係の理解を促進させるため、その関係を示す入出力輝度グラフの表示を付加する。
図5は、本実施例におけるHDRレンジ調整メニューの例を示している。HDRレンジ調整メニュー500は、インジケータ301、入出力輝度グラフ501、ユーザ調整値302、MaxFALLの凡例303、MaxCLLの凡例304および最大表示輝度の凡例305を有する。入出力輝度グラフ501以外の構成要素は実施例1で説明したものと同様である。
入出力輝度グラフ501は、横軸を入力輝度とし、縦軸を表示輝度としたグラフであり、入出力輝度線502、MaxFALL値513、MaxCLL値514および最大表示輝度515を含む。図5では、縦方向においてインジケータ301内の凡例との対応をとり、インジケータ301と入出力輝度グラフ501との間で横方向のレンジを揃えている。
入出力輝度線502は、入力されるHDR映像の入力輝度と表示部5の表示輝度との関係を表している。本実施例では、実施例1と同様に、図2に示したような単純にクリッピング閾値(ユーザ調整値302)以上の入力輝度をクリッピングするガンマカーブを用いるため、ユーザ調整値302以上の入力輝度に対しては一律、最大表示輝度で表示される。単純にクリッピングせずに圧縮する手段を用いた場合は、その関係に従った入出力輝度線を表示してもよい。
ユーザが操作部9を通じてユーザ調整値302を減少方向に変更すると、入出力輝度線502のうちクリッピング閾値を表す水平線の部分が左側に伸び、傾いた部分の傾きが増加する。また、ユーザ調整値302を増加方向に変更すると、水平線の部分が右側に縮んで傾いた部分の傾きが減少する。
MaxFALL値513およびMaxCLL値514はそれぞれ、メタデータ取得部3で取得されたMaxFALL値および、MaxCLL値をプロットしている。最大表示輝度515は、表示輝度取得部7で取得された最大表示輝度をプロットしている。これらプロットされた値はそれぞれ、図中のように破線等を用いてインジケータ301との位置関係を分かり易くするのが好ましい。また、図中のプロット位置は、入出力輝度の関係が1:1になる位置としている。これにより、プロット位置と入出力輝度関係線502との位置関係から、どの程度ゲインがかかっているかをユーザが一目で理解することができる。なお、図5は例を示しているにすぎず、入出力輝度関係線502上にプロットする等、他の表示方法を用いてもよい。
実施例1と同様に、ユーザによる表示レンジ311(ユーザ調整値302)の調整に応じた入出力輝度グラフ501の表示例を図6(A)〜(C)を用いて説明する。これらの表示例は、実施例1の図4(A)〜(C)に示した例に対応している。すなわち、ユーザ調整値302がMaxCLL値314に一致するように設定された場合、最大表示輝度315に一致するように設定された場合およびMaxFALL値313に一致するように設定された場合について説明する。
図6(A)に示すHDRレンジ調整メニュー500Aは、図4(A)に示したHDRレンジ調整メニュー300Aに入出力輝度グラフ501Aが追加されたものに相当する。入出力輝度線502Aは、入力輝度1200nitsまでは傾きが1.67であり、入力輝度1200nits以上は飽和による一定値2000nitsを示す。入出力輝度線502Aの傾きがMaxCLL値514の破線との交点までは維持されていることから、入力されているHDR映像コンテンツでは階調潰れが発生しないことが一目で分かる。また、入出力輝度比が1:1の位置でプロットされているMaxCLL値514よりも傾きが大きくなっており、その傾き具合からどの程度のゲインがかかっているかも容易に読み取ることができる。図示していないが、ゲインの大きさが一目で分かるように、ゲイン値を示す数値を表示してもよい。
図6(B)に示すHDRレンジ調整メニュー500Bは、図4(B)に示したHDRレンジ調整メニュー300Bに入出力輝度グラフ501Bが追加されたものに相当する。入出力輝度線502Bは、入力輝度2000nitsまでは傾きが1であり、入力輝度2000nits以上は飽和による一定値2000nitsを示す。入出力輝度線502Bが、その傾きが維持されたまま、入出力輝度比が1:1の位置でプロットされている最大表示輝度515と交わっていることから、入出力輝度比が1:1であることが一目で読み取れる。また、入出力輝度線502Bは、その傾きを維持したまま、MaxCLL値514とも交わっているので、入力されているHDR映像コンテンツに対しては忠実な輝度表現ができていることも一目で分かる。
図6(C)に示したHDRレンジ調整メニュー500Cは、図4のHDRレンジ調整メニュー300Cに入出力輝度グラフ501Cが追加されたものに相当する。入出力輝度線502Cは、入力輝度400nitsまでは傾きが5であり、入力輝度400nits以上は飽和による一定値2000nitsとなる。入出力輝度関係線502Cの傾きがMaxCLL値514の破線との交点まで維持されていないことから、入力されているHDR映像コンテンツで階調潰れが発生することが一目で分かる。また、入出力輝度線502Cの傾きがMaxFALL値513の破線との交点まで維持されていることから、フレーム平均輝度レベルの最大値以下の入力輝度に対しては階調潰れが発生しないことが容易に読み取れる。
このように本実施例では、HDRレンジ調整メニューを表示する同一画面内にMaxCLL値、MaxFALL値、クリッピング閾値のユーザ設定値および最大表示輝度の相対関係を示すインジケータと、入力輝度と表示輝度の関係を示すグラフとを表示する。このため、ユーザはインジケータとグラフとを指標としてユーザ調整値を設定することができるとともに、そのユーザ調整値の設定に対してどのような処理が適用されるかを容易に把握することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
1 映像入力部
2 ガンマ部
5 表示部
6 表示輝度取得部
8 HDRレンジ調整メニュー部

Claims (8)

  1. 照明光を発するとともに該照明光の強度を変更可能な照明手段と、前記照明光を変調する光変調素子とを備え、該光変調素子を用いて変調された光を被投写面に投射することにより映像を表示する表示手段と、
    第1のダイナミックレンジが規定された入力映像および該入力映像の輝度に関する情報を含むデータが入力される入力手段と、
    前記第1のダイナミックレンジを、該第1のダイナミックレンジより最大輝度が低い第2のダイナミックレンジに変換する変換手段と、
    前記第2のダイナミックレンジの前記最大輝度のユーザ設定値を取得する設定値取得手段と、
    前記照明手段に設定された前記照明光の強度において前記表示手段が前記第2のダイナミックレンジの前記最大輝度を表示した際の表示輝度である最大表示輝度を取得する輝度取得手段と、
    前記ユーザ設定値の設定に用いられる設定画面を生成して前記表示手段に表示させる生成手段とを有し、
    前記設定画面に、前記入力映像の輝度と前記表示手段の表示輝度の関係を示すグラフが表示され、前記データから得られる前記輝度に関する情報、前記ユーザ設定値および前記最大表示輝度が比較可能に表示されることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記入力映像の前記第1のダイナミックレンジに対して第1のEOTFが規定されており、
    前記変換手段は、前記第1のEOTFを、前記第2のダイナミックレンジに対して規定された第2のEOTFに変換することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記第1のEOTFは、SMPTE ST2084であることを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  4. 前記輝度取得手段は、前記表示手段により表示された映像または前記表示手段における映像表示面の輝度を測定するセンサを用いて前記最大表示輝度を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  5. 前記表示手段は、前記照明光の強度または前記照明光の減光量を変更して表示輝度を調整する輝度調整手段を有し、
    前記輝度取得手段は、前記輝度調整手段により調整された前記発光強度または前記減光量を用いて前記最大表示輝度を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  6. 前記表示手段は、前記変調された光を前記被投写面に投射する投射光学系を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  7. 照明光を発するとともに該照明光の強度を変更可能な照明手段と、前記照明光を変調する光変調素子とを備え、該光変調素子を用いて変調された光を被投写面に投射することにより映像を表示する表示手段を有し、第1のダイナミックレンジが規定された入力映像および該入力映像の輝度に関する情報を含むデータが入力される映像表示装置の制御方法であって、
    前記第1のダイナミックレンジを、該第1のダイナミックレンジより最大輝度が低い第2のダイナミックレンジに変換する処理と、
    前記第2のダイナミックレンジの前記最大輝度のユーザ設定値を取得する処理と、
    前記照明光の強度において前記表示手段が前記第2のダイナミックレンジの前記最大輝度を表示した際の表示輝度である最大表示輝度を取得する処理と、
    前記ユーザ設定値の設定に用いられる設定画面を生成して前記表示手段に表示させる処理とを含み、
    前記設定画面に、前記入力映像の輝度と前記表示手段の表示輝度の関係を示すグラフが表示され、前記データから得られる前記輝度に関する情報、前記ユーザ設定値および前記最大表示輝度が比較可能に表示されることを特徴とする映像表示装置の制御方法。
  8. 映像を表示する表示手段を有し、第1のダイナミックレンジが規定された入力映像および該入力映像の輝度に関する情報を含むデータが入力される映像表示装置のコンピュータに、請求項7に記載の制御方法に従う処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

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