JP6921420B2 - 化粧品 - Google Patents

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Description

本発明は化粧品に関し、より詳細には、内部に収容されている低粘度液状の内容物がパフなどにより押されながら伸びる吐出面を通じて適正量排出されるようにする化粧品に関する。
一般的に広く利用されているファンデーション(foundation)やサンブロック(sun block)などの液状化粧品は、皮膚を保護し、華やかにし、皺を改善して美しくするなどの効果のために使用され、使用者はパフ(puff)に化粧品をつけてから肌に塗る方式を用いることができる。
液状化粧品は特定の容器内に様々な方法で収容されるが、例えば、液状化粧品はポンプ内に収容されてもよい。この場合、使用者はボタンを押してポンプを作動させることができ、ポンプは内部に収容されている化粧品を外部に排出させ、使用者は外部に露出された化粧品をパフにつけて肌に塗ることができる。
しかし、このようにポンプを用いる場合、シリンダーとピストンを有するポンプを用意しなければならないため、構成が複雑となり、全体的な容器の大きさをコンパクトにできないことがある。また、構成が複雑になるということは、結局、製造原価の上昇に繋がり、これにより消費者価格が上がると、消費者から不満が提起されるという問題がある。
液状化粧品を収容する他の例としては、含浸材を利用することができる。含浸材は発泡ウレタンからなるスポンジなどであって、多孔性材質からなり、内部の穴に化粧品が吸収されていることができる。
このとき、使用者はパフを利用して含浸材の上面を押すことで、含浸材内に含浸されている化粧品を含浸材の外部に出させることができ、含浸材は弾性力により元の大きさに回復されることができる。
しかしながら、含浸材を利用する場合、含浸材の一面にはパフが継続的に接するため、細菌が入る恐れがあり、含浸材の少なくとも一面が空気中に露出されることにより、液状化粧品が硬化する恐れもある。
そして、使用期間が経過しながら化粧品の含浸量が減少すると、化粧品を排出させるためにパフで含浸材を押す圧力が増加しなければならないという不便があり、また、含浸材の弾性力が低下すると、含浸材の形状が変わって美感が損なわれるという問題がある。
このように、従来の液状化粧品の容器は、製造原価が高かったり衛生性が保障できなかったり、美感が落ちるなどの問題を抱えており、液状化粧品を効率的に収容しながらも容器をコンパクト化及び高級化する改善が早急に求められる。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために創出されたものであり、本発明の目的は、液状内容物を収容する容器本体の一側に吐出面を覆って内容物を保護し、パフなどにより吐出面が押されると、内容物が吐出面を貫通して外部に露出されるようにして、製造原価を節減し、衛生を保障することができる化粧品を提供することである。
また、本発明の目的は、吐出面の構造を美感の向上及び内容物の吐出に最適化されるように改善しており、吐出面に捺染部を設けてパフの塗布面に内容物が特定模様で伝達されるようにして使用者の満足度を高めた化粧品を提供することである。
本発明の一実施例による化粧品は、外部の加圧によって内容物を排出する吐出面を含み、上記吐出面は、高伸縮性領域と低伸縮性領域が交互に形成され、加圧が解除されると、高伸縮性領域が縮小されて低伸縮性領域が互いに接する構造を有することを特徴とする。
具体的に、上記低伸縮性領域は上記高伸縮性領域に比べて相対的に厚い厚さを有してもよい。
具体的に、上記低伸縮性領域は吸液性を有してもよい。
具体的に、上記低伸縮性領域は上記高伸縮性領域に比べて相対的に透液性が低くてもよい。
具体的に、上記高伸縮性領域は加圧時に拡張される吐出口を有してもよい。
具体的に、上記低伸縮性領域は加圧時に20%以下に伸びてもよい。
具体的に、上記吐出面は、上記高伸縮性領域と上記低伸縮性領域が交互する一方向への伸縮が、上記高伸縮性領域または上記低伸縮性領域と並んだ他方向への伸縮に比べて相対的に大きくてもよい。
具体的に、上記吐出面は、上記一方向への伸縮時、上記高伸縮性領域が拡大されながら上記低伸縮性領域の間隔が広がり、上記他方向への伸縮時、上記高伸縮性領域が縮小されながら上記低伸縮性領域が互いに接してもよい。
具体的に、上記吐出面は、コイル状の第1原糸とコイル状の第2原糸とが互いに交差して織られた織物からなってもよい。
具体的に、上記第1原糸はスパンデックス(Spandex)を使用して製織された繊維であり、上記第2原糸は厚さの異なる2以上のポリエステル原糸が合糸された繊維であってもよい。
具体的に、上記吐出面は70〜90%のポリエステルと10〜30%のスパンからなってもよい。
具体的に、上記吐出面は上記内容物と接する内面に起毛が形成されてもよい。
具体的に、上記内容物は1000〜20000cpsの低粘度化粧料組成物であってもよい。
具体的に、上記内容物は2000〜7000cpsの低粘度化粧料組成物であってもよい。
本発明による化粧品は、低粘度液状内容物を容器本体に収容し、容器本体の開放された一面に吐出面を設けて内容物を覆って保護することで衛生性を確保し、弾性力を有する吐出面をパフなどで押すと、内容物が吐出面を貫通して排出されるようにして利便性を高めた。
また、本発明による化粧品は、吐出面が低伸縮性領域と高伸縮性領域が交互に形成されるようにして内容物の吸液と吐出を効果的に実現し、吐出面に捺染部を設けてパフに伝達される内容物の模様の美感を向上させることができる。
本発明の第1実施例による化粧品の斜視図である。 本発明の第1実施例による化粧品の分解斜視図である。 本発明の第1実施例による化粧品の分解断面図である。 本発明の第1実施例による化粧品の断面図である。 本発明の第1実施例による化粧品の断面図である。 本発明の第1実施例による化粧品の吐出面の構造を示す図である。 本発明の第1実施例による化粧品の吐出面が伸びるにつれて変化する様子を示す図である。 本発明の第1実施例による化粧品の吐出面が伸びるにつれて変化する様子を示す図である。 図7のA−A’の断面図である。 図7のB−B’の断面図である。 本発明の第2実施例による化粧品の分解斜視図である。 本発明の第2実施例による化粧品の分解断面図である。 本発明の第2実施例による化粧品の断面図である。 本発明の第2実施例による化粧品の断面図である。 本発明の第2実施例による化粧品の断面図である。 本発明の第2実施例による化粧品のシーリング面が伸びるにつれて変化する様子を示す図である。 図16のC−C’の断面図である。 図16のD−D’の断面図である。 本発明の第3実施例による化粧品の斜視図である。 本発明の第3実施例による化粧品の吐出面の平面図である。
本発明の目的、特定の利点及び新規な特徴は、添付の図面と関連する以下の詳細な説明と好ましい実施例により更に明らかになるだろう。本明細書では、各図面の構成要素に参照番号を付加するにおいて、同じ構成要素に限ってはたとえ他の図面上に表示されていても可能な限り同じ番号を付したことに留意すべきである。また、本発明を説明するにおいて、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明確にすると判断される場合、その詳細な説明は省略する。
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例による化粧品の斜視図であり、図2は本発明の第1実施例による化粧品の分解斜視図であり、図3は本発明の第1実施例による化粧品の分解断面図である。また、図4及び図5は本発明の第1実施例による化粧品の断面図である。
図1〜図5を参照すると、本発明の第1実施例による化粧品1は、容器本体20、吐出面10、固定部30を含む。以下において、吐出面10を加圧する化粧道具は、便宜上、パフであることを例示して説明する。
容器本体20は内容物Pを収容する。このとき、内容物Pは低粘度液状であることができ、ファンデーションなどであってもよい。ここで、低粘度内容物とは、1000〜20000cps、好ましくは1000〜15000cps、さらに好ましくは1000〜12000cps、さらに好ましくは1000〜7000cps、最も好ましくは2000〜7000cpsの化粧料組成物を意味することができる。粘度は、BROOKFIELD LVT Viscometer(BROOKFIELD ENGINEERING LABS.,INC、USA)を用いて、spindle No.4、30rpm及び常温で測定することができる。
容器本体20は、内容物Pを収容する空間を形成しながらも一側が開放されて、その一側を通じて内容物Pが排出されるようにすることができる。
但し、容器本体20の一側が開放された状態になっている場合、容器本体20が傾くと、内容物Pが漏れるリスクがあるため、容器本体20の開放された一側には、吐出面10が設けられてもよい。
また、容器本体20には内蓋21が設けられてもよい。内蓋21は、容器本体20の一側を開閉するように容器本体20にヒンジ連結されてもよく、使用者は内蓋21を開けて容器本体20の内容物Pをとることができる。
容器本体20は外容器22に装着された状態で使用されてもよい。外容器22は容器本体20の外側を囲むように設けられてもよく、外容器22に容器本体20が交換できるように設けられてもよい。このとき、外容器22は、容器本体20の下面と対応する部分に穴(不図示)が設けられて、使用者がその穴を介して容器本体20を押し出すと、容器本体20が外容器22から分離されることができる。
外容器22には外蓋23が設けられる。外蓋23は、外容器22を開閉できるように外容器22にヒンジ連結されてもよい。また、外蓋23の内面には、鏡(符号不図示)が設けられて使用者の化粧を補助することができる。
吐出面10は容器本体20の一側に設けられ、パフの加圧により低粘度液状内容物Pを排出する。吐出面10は容器本体20の開放された一側を覆い、容器本体20が傾いても内容物Pが排出されないようにすることができる。
吐出面10に圧力が加わっていない状態では、内容物Pは吐出面10を通過できない。即ち、容器本体20に収容されている内容物Pは、容器本体20と吐出面10により一定の空間内に閉じ込められていてもよい。
但し、使用者が吐出面10をパフなどの化粧道具2で押すと、吐出面10が伸びながら図面を基準として下方に弛むようになり、吐出面10によって押される内容物Pは、吐出面10を貫通して外部に抜け出る位の圧力を有するようになる。従って、内容物Pは吐出面10の上方に吐出され、使用者は外部に排出された内容物Pをパフにつけて肌に塗布することができる。
このとき、吐出面10は、弾性力を有する材質からなってもよい。即ち、吐出面10は、パフに押されながら伸びるが、パフによる加圧が解除されると、吐出面10は元のぴんと張った状態に戻ることができる。
勿論、吐出面10は弾性力がないか、非常に少ない材質からなってもよく、パフの継続的な加圧及び内容物Pの残量減少などにより、弛んだ状態で保持されることもある。
吐出面10は、液状の内容物Pと接触しながら少なくとも部分的に濡れるようになるが、吐出面10が部分的にのみ内容物Pによって濡れる場合、ムラができて美感を損なう可能性がある。従って、本発明の吐出面10は、内容物Pによって全体的に濡れている状態を保持することができる。
吐出面10は、パフにより1回も押されていない状態で既に内容物Pによって濡れていてもよい。吐出面10が内容物Pによって濡れていなければ、使用者がパフで吐出面10を押す位置や圧力によって、吐出面10に内容物Pが部分的にのみ濡れるようになり、ムラが生じ得るからである。
即ち、本発明における吐出面10は、容器本体20の内容物Pに接して内容物Pを吸収しながら濡れるようになる前に、既に内容物Pによって濡れた状態を保持することができる。このとき、吐出面10を濡らす内容物Pは、容器本体20に収容される内容物Pと同じものであるが、容器本体20に収容された内容物Pではないか、または容器本体20に収容された内容物Pであってもよい。
このとき、吐出面10が織物からなる場合、交差した原糸間の隙間などに内容物Pが埋まって表面張力を有するようになるため、内容物Pの不要な漏液を防止する膜として機能することができる。即ち、吐出面10が濡れていると、吐出面10が表面張力を有するシーリング膜となり、容器本体20が揺れて内容物Pが流動しても内容物Pの漏れを防止することができる。
吐出面10において内容物Pによって濡れている状態を保持する部分は、外部に露出される部分を含み、後述する外側固定リング32により隠れる部分は除外されてもよい。
吐出面10は、パフの加圧によって内容物Pに向かって伸びて内容物Pと接触しながら内容物Pに濡れることができるが、このとき、吐出面10は隙間に内容物Pを吸収して全体的に濡れた状態を保持することができ、吐出面10において少なくとも使用者に露出される面は全て濡れた状態を保持することができる。従って、吐出面10は、内容物Pの付いていない部分と内容物Pの付いている部分に区分されてムラが生じることを防止することができる。
吐出面10が濡れるとは、吐出面10が織物からなっている場合、吐出面10を構成する原糸に内容物Pが吸収されることを意味することができ、原糸自体に吸収された内容物Pとは異なって、交差する原糸間の隙間に流入された内容物Pは、吐出面10がパフによって押されると外部に排出されることができる。
吐出面10は、内容物Pと離隔するように設けられてもよく、内容物Pと離隔していても内容物Pによって濡れている状態を保持することができる。容器本体20に収容されている内容物Pは、使用するにつれて残量が減少するが、吐出面10が弾性力を有する材質からなる場合、吐出面10と内容物Pは互いに離隔していることができ、内容物Pが容器本体20から排出されるにつれて吐出面10と内容物Pとの間隔は次第に大きくなることができる。しかし、吐出面10は、内容物Pによって濡れている状態を持続的に保持することができる。
しかし、吐出面10において、内容物Pが接触する一面とは反対の他面は、パフとの接触により内容物Pを排出させるために外部に露出されているため、吐出面10を濡らした内容物Pが硬化する恐れがある。
従って、本発明は、容器本体20を内蓋21で閉じるか、外容器22を外蓋23で閉じて密閉できるようにし、吐出面10が内容物Pによって濡れている状態を保持することができる。即ち、吐出面10を濡らした内容物Pは、内蓋21などで閉じることにより、外部と隔離されるため、硬化を防止することができる。
但し、内蓋21などが開いている状態でも、吐出面10が内容物Pによって濡れている状態を保持するために、吐出面10の他面には撥水または撥油コーティングが行われてもよい。
吐出面10の他面には、内容物Pの透過を遮断するコーティングが行われてもよく、例えば、内容物Pが水性または水中油(oil−in−water)の場合、吐出面10の他面は撥水コーティングされ、内容物Pが油性または油中水(water−in−oil)の場合、吐出面10の他面は撥油コーティングされてもよい。
従って、吐出面10の他面に行われるコーティングにより、吐出面10を濡らした内容物Pは、外部と直接接触せずに吐出面10を濡れた状態に保持することができる。
即ち、吐出面10は、他面に撥水または撥油コーティングをして吐出面10を濡らした内容物Pの放出を抑え、吐出面10で内容物Pが乾くことを防止することができる。勿論、吐出面10が伸びるとき、吐出面10の開かれる隙間にはコーティングが行われないこともあるため、吐出面10を濡らした全ての内容物P(特に隙間に存在する内容物P)をコーティングにより外部と完全に隔離させることはできないかもしれないが、本発明は、少なくとも吐出面10が内容物Pによって濡れることによるムラが生じない状態が保持できる程度に、内容物Pが乾くことを防止することができる。
本発明は、上記で説明した吐出面10の他面コーティングとともにまたは別途に、吐出面10の一面と他面のうち少なくとも一面に、上述したのとは反対のコーティングを実現することができる。即ち、吐出面10の一面に行われるコーティングは、内容物Pの吸収を許容する親水または親油コーティングであってもよい。
内容物Pが水性または水中油の場合、吐出面10の一面は親水コーティングされ、内容物Pが油性または油中水の場合、吐出面10の他面は親油コーティングされてもよい。従って、吐出面10は、一面に親水または親油コーティングをして内容物Pをより容易に吸収し、吐出面10が内容物Pによって十分に濡れるようにすることができる。
このように、本発明は、吐出面10が内容物Pによって全体的に濡れている状態を保持させ、吐出面10にムラができることを防止し、美感を大幅に向上させ、使用者の満足度を極大化することができる。
吐出面10は、上述したように全体的に内容物で濡れていることができ、またはパフで押されて内容物と初めて接するとき濡れることもできる。本発明が上記2つの場合を全て含むことができることは言うまでもない。
以下では、図4〜図10を参照して吐出面10の詳細な構造について説明する。
図4及び図5は本発明の第1実施例による化粧品の断面図であり、図6は本発明の第1実施例による化粧品の吐出面10の構造を示す図であり、図7及び図8は本発明の第1実施例による化粧品の吐出面10が伸びるにつれて変化する様子を示す図である。ここで、図7は、吐出面10が内容物を外部に排出する外面に対する図であり、図8は、吐出面10が内容物と接する内面に対する図である。
また、図9は図7のA−A’の断面図であり、図10は図7のB−B’の断面図である。
吐出面10は、コイル状の第1原糸11とコイル状の第2原糸12とが互いに交差して織られた織物からなってもよい。このとき、第1原糸11と第2原糸12との間の交差隙間から内容物Pが吐出されることがあるが、吐出面10の織られた密集度は、一般的な大気圧で内容物Pが隙間から出られない程度であることができる。
このとき、第1原糸11はスパンデックス(Spandex)を使用して製織された繊維であり、第2原糸12は厚さの異なる2以上のポリエステル原糸が合糸された繊維であってもよい。例えば、第1原糸11は、40内外デニール(denier)の厚さを有するスパンデックスを利用して製織した繊維で、第2原糸12は、60〜90(例えば、75内外)デニールの厚さを有するポリエステル原糸と20〜50(例えば、36内外)デニールの厚さを有するポリエステル原糸を合糸した繊維であってもよい。
このような第1原糸11と第2原糸12によって織られた織物である吐出面10は、70〜90%(例えば88%)のポリエステルと10〜30%(例えば12%)のスパン(span)からなってもよい。
使用者がパフで吐出面10を押して吐出面10が伸びると、上記隙間が広がるとともに内容物Pが吐出面10によって加圧されることができる。このとき、大気圧以上の圧力を有する内容物Pは、広がった隙間を通じて適正量が抜け出ることができる。
即ち、本発明は、基本的に吐出面10によって内容物Pの密封が行われるようにするが、吐出面10がパフによって押されたときのみに内容物Pが吐出されるようにして、衛生性と利便性をともに確保することができる。
吐出面10は、第1原糸11及び第2原糸12が交差して織られることにより、図7に示したように、低伸縮性領域13と高伸縮性領域14が交互に形成される構造を有する。このとき、便宜上、高伸縮性領域14と低伸縮性領域13が交互する一方向(図7における上下方向)を上下方向とし、高伸縮性領域14及び低伸縮性領域13と並んだ他方向(図7における左右方向)を左右方向として説明する。
吐出面10が加圧されない状態(パフによる引張がない状態)では、図7の左側に示したように、高伸縮性領域14が縮小されて見えないことがある。即ち、加圧が解除された状態での吐出面10は、高伸縮性領域14が縮小されながら低伸縮性領域13が互いに接する構造を有する。
このとき、低伸縮性領域13は、高伸縮性領域14に比べて相対的に厚い厚さを有することができ、吸液性があるため、内容物を吸引することができる。高伸縮性領域14も吸液性を有してもよく、この場合、低伸縮性領域13の吸液性が高伸縮性領域14の吸液性より高くてもよい。または、高伸縮性領域14は吸液性を有さなくてもよい。
但し、低伸縮性領域13は、高伸縮性領域14に比べて相対的に透液性が低くてもよく、これは低伸縮性領域13が高伸縮性領域14より厚い厚さを有して原糸の編み密度が高いからであることができる。低伸縮性領域13は透液性が低いが、吸液性を有するため(吸液性が高いため)、低伸縮性領域13に内容物が濡れている状態が保持されることができる。従って、吐出面10は、全体的に濡れた状態を保持して美観を向上させることができる。
高伸縮性領域14は、加圧時に拡張される吐出口14aを有することができる。高伸縮性領域14は低伸縮性領域13より編み密度が低くてもよく、吐出面10が引張された状態で高伸縮性領域14の原糸の隙間が広がって吐出口14aが生じることができる。
吐出面10は、図7の右側に示したように、上下方向への伸縮が左右方向への伸縮に比べて相対的に大きくてもよく、図7の右下を参照すると、上下方向への伸縮時、高伸縮性領域14が拡大されて低伸縮性領域13の間が広がることができ、図7の右上を参照すると、左右方向への伸縮時、高伸縮性領域14が縮小されて低伸縮性領域13が互いに接することができる。
勿論、伸縮していない状態(加圧が解除された状態)でも、低伸縮性領域13は互いに接した状態を保持することができる。この場合、高伸縮性領域14は縮小された状態を保持するため、高伸縮性領域14の吐出口14aが開放されず、内容物が吐出されない。従って、吐出面10はシーリングを実現することができる。
低伸縮性領域13は、編み密度と厚さなどの要因により、加圧時に20%以下に伸張するので、吐出口14aが形成されないこともある。図7に矢印で示した低伸縮性領域13の幅(2つの高伸縮性領域14の間の距離)は、伸ばす前と伸ばした後を比較した実験結果、下記表1の通りであった。ここで、単位はマイクロメートルである。
Figure 0006921420
上記表1を見ると、伸ばす前と伸ばした後の低伸縮性領域13の幅は11.3%増加したに過ぎなかったが、これに対して、高伸縮性領域14の場合は下記表2の通りであった。ここでも、単位はマイクロメートルである。
即ち、高伸縮性領域14の幅(2つの低伸縮性領域13間の距離)は、低伸縮性領域13の間に挟まれて殆ど見えず、測定が不可能な状態から大幅に伸びることが確認できる。低伸縮性領域13と比べると、高伸縮性領域14は加圧時に少なくとも200%以上に伸張されることが分かる。
Figure 0006921420
従って、吐出面10は、加圧時に20%以下に伸張される低伸縮性領域13に比べて、200%以上に伸張される高伸縮性領域14での透液性が高く表れるしかなく、吐出面10から内容物は(主に)高伸縮性領域14が伸張されるときに拡張される吐出口14aを介して排出されることができる。
但し、内容物の吐出が(殆ど)起こらない低伸縮性領域13は吸液性を有するため、内容物を含んでいることができ、吐出面10が加圧されていないときに低伸縮性領域13は互いに接するようになるため、吐出面10は全体的に濡れた状態に見えることができる。従って、本実施例は、吐出面10の美感と使用者の満足度が向上することができる。
吐出面10は、図7に示された内容物と接する外面とは異なり、図8に示された内容物と接する内面に起毛が形成されてもよい。従って、吐出面10(特に低伸縮性領域13)は、起毛部分を通じて内容物を吸収することができる。
固定部30は吐出面10を容器本体20に固定する。固定部30は内側固定リング31と外側固定リング32を含んでもよい。
内側固定リング31は、容器本体20の一側の周りに固定される。内側固定リング31は、容器本体20において開放された一側の周りに設けられてもよく、ねじ結合または嵌め込み、突起結合などの様々な方法により容器本体20に結合されてもよい。
内側固定リング31は単純なリング状であってもよく、内側固定リング31の外側に吐出面10が包まれてもよい。このとき、内側固定リング31を包む吐出面10は、外側固定リング32によって内側固定リング31に強固に結束される。
外側固定リング32は、内側固定リング31との間に吐出面10を介在して内側固定リング31に結合される。外側固定リング32は、断面が「L」字状であってもよく、内側固定リング31の外側に配置された吐出面10を圧迫して、吐出面10を内側固定リング31と外側固定リング32との間に固定させることができる。このとき、内側固定リング31及び外側固定リング32によって圧着される吐出面10の一部分は、吐出面10の縁であってもよい。
外側固定リング32は内側固定リング31と嵌め込み、突起結合などの様々な方法によって結合されてもよい。但し、外側固定リング32と内側固定リング31との間には吐出面10が配置されるため、外側固定リング32と内側固定リング31は間接的な接触でも強固に結合できる方法により互いが固定されることができる。
吐出面10は平面状で内側固定リング31の上側に配置され、外側固定リング32は吐出面10の周りを内側固定リング31の外側に押して、外側固定リング32と内側固定リング31との間に吐出面10の縁が圧着されるようにすることができる。これにより、固定部30と吐出面10が強固に固定されることができ、固定部30は、容器本体20に結合されて吐出面10を容器本体20に結合させることができる。
これとは異なって、容器本体20の一側の周りに吐出面10が配置され、外側固定リング32が吐出面10の周りを押して容器本体20の周りと外側固定リング32の間に吐出面10が圧着されるようにする場合、固定部30は内側固定リング31を省略することができる。
但し、内側固定リング31を使用する場合には、固定部30を容器本体20から分離しても固定部30に吐出面10がぴんと張って固定されているのに対し、内側固定リング31を使用しない場合は、固定部30を容器本体20から分離すると、吐出面10が別途に分離されることがあるため、吐出面10の再設置を容易にするためには内側固定リング31を使用することができる。
このように、本発明は、低伸縮性領域13と高伸縮性領域14からなる吐出面10を、低伸縮性領域13の吸液性によって内容物Pに濡れている状態を保持させることにより、内容物Pが吐出面10に部分的に付いてムラが生じることを防止することができ、加圧時に高伸縮性領域14で拡張される吐出口14aを通じて内容物を円滑に排出させることができる。従って、本発明は、外部に露出されている吐出面10の外観をきれいにし、使用者の満足度を保障することができる。
図11は本発明の第2実施例による化粧品の分解斜視図であり、図12は本発明の第2実施例による化粧品の分解断面図であり、図13〜図15は本発明の第2実施例による化粧品の断面図である。
また、図16は本発明の第2実施例による化粧品のシーリング面40が伸びるにつれて変化する様子を示す図であり、図17は図16のC−C’の断面図であり、図18は図16のD−D’の断面図である。
図11〜図18を参照すると、本発明の第2実施例による化粧品1は、シーリング面40をさらに含んでもよい。以下では、本実施例と上述した他の実施例との差異点について重点的に説明し、説明を省略した部分は他の実施例での説明に代える。但し、本実施例における吐出面10は、上述した一実施例での説明と同様に内容物Pによって濡れた状態であっても、そうでない状態であってもよい。また、シーリング面40は、上述した一実施例での説明と同様に、内容物Pによって濡れた状態であってもよい。
シーリング面40は吐出面10と内容物Pとの間に設けられ、少なくとも部分的に吐出面10と離隔して設けられてもよい。シーリング面40は、吐出面10でパフが主に押される中央部において吐出面10と離隔されていてもよい。但し、本実施例において、吐出面10とシーリング面40の透過性が十分に相違する場合(例えば、約2倍以上の差)、吐出面10とシーリング面40は互いに離隔されなくてもよく、使用するにつれて徐々に離隔されることができる。
吐出面10とシーリング面40は、固定部30により容器本体20に固定されてもよいが、容器本体20において開放された一側の面積より容器本体20の開放された一側を覆うシーリング面40の面積が相対的に大きくてもよい。即ち、シーリング面40は、吐出面10より弛んだ状態で容器本体20に固定されることにより、吐出面10と離隔されるように設けられてもよい。
吐出面10は、引張された状態で固定部30により容器本体20に固定されてもよい。即ち、吐出面10は、中心から外側方向に引っ張られた状態で固定部30により容器本体20に固定されることによってぴんと張った状態を保持することができる。
勿論、吐出面10は、吐出面10の生地の構造と厚さ及び種類、内容物の粘度及び漏液安定性等に応じて、引張されていない状態でも固定部30により固定されることができ、ぴんと張った状態を保持することができる。
一方、シーリング面40は、吐出面10より相対的に少なく引張された状態または引張されていない状態で固定部30により容器本体20に固定されてもよく、弛んだ状態で容器本体20に結合されてもよい。従って、シーリング面40と吐出面10は、少なくとも中央部分で互いに離隔されていてもよい。
このとき、吐出面10とシーリング面40の間の離隔された空間には、内容物Pが満たされることができる。または、該当空間には、内容物Pを一時的に含浸する含浸材(不図示)が設けられてもよく、含浸材は多孔性スポンジなどであってもよい。
また、吐出面10とシーリング面40との間には離隔保持部材(不図示)が設けられてもよく、離隔保持部材は、吐出面10とシーリング面40との間隔が離れるように弾性力を発揮することができる。これは、シーリング面40が吐出面10と接触していない状態で設けられて、内容物Pの漏液防止を保障するためである。また、上述した含浸材も離隔保持部材の例としてみることができ、離隔保持部材は、スポンジ、プラスチック、メッシュ、ゴムなどからなってもよい。
シーリング面40は、引張された状態で固定部30により容器本体20に固定されてもよい。このとき、吐出面10とシーリング面40との離隔が(殆ど)生じないことがあるが、シーリング面40の生地の構造と厚さ及び種類、内容物の粘度及び漏液安定性などに応じてシーリング面40の固定方式は多様に選択されて適用されてもよい。
シーリング面40は、吐出面10とは透過性の異なる材質または構造からなってもよい。例えば、シーリング面40は、内容物Pの漏液を防ぐために吐出面10より透過性が低くてもよい。吐出面10とシーリング面40は経糸と緯糸とが互いに交差して織られた織物からなってもよいが、シーリング面40は、吐出面10に比べて、相対的に織り目が細かくてもよい。
逆に、シーリング面40は、吐出面10より透過性の高い材質または構造からなってもよいが、それでも、シーリング面40は吐出面10に比べて引張されていない状態で容器本体20に固定されてシーリング効果を実現することができ、及び/またはシーリング面40は内容物Pに濡れた状態を保持して内容物Pの表面張力によってシーリング効果を実現することができる。
即ち、本実施例は、透過性の異なる吐出面10とシーリング面40を設けて漏液を防止するとともに、弛みを防止することができる。但し、吐出面10がシーリング面40に比べて透過性の低い材質または構造からなる場合には、美観の側面で相対的に優れることができる。
即ち、シーリング面40は、他の実施例での吐出面10に対する説明と同一/類似して、内容物Pに濡れている状態を保持することができ、及び/またはコーティングが行われることができる。この場合、シーリング面40は、液状内容物Pの表面張力によってシーリング効果を上げることができる。
図16〜図18を参照すると、シーリング面40は、引張されていない状態で内容物が吐出されることができる穴(符号不図示)が小さく設けられて、引張時にその穴が拡張される。但し、このとき、シーリング面40は、図7に示された吐出面10より多少目が粗く織られることがあるが、それでも、シーリング面40は吐出面10とともに、または吐出面10とは異なって内容物Pに濡れている状態を保持することにより、穴が内容物Pで満たされてシーリングが実現されることができる。
上述したように、シーリング面40は、弛んだ状態で容器本体20に固定されるため、シーリング面40は内容物Pの上面に接触された状態を保持することができるが、本実施例では、これに限定されず、シーリング面40が内容物Pの上面に接触されなくてもよい。即ち、シーリング面40は内容物Pに接触していないが、吐出面10により押されると、押された部分が凹むことにより内容物Pと接触することができる。
吐出面10とシーリング面40のうち少なくとも吐出面10は、弾性力を有する材質からなってもよく、吐出面10とシーリング面40は厚さ、弾力、透過性が異なってもよい。この場合、シーリング面40は吐出面10の弛みを支持する役割をすることができる。
使用者がパフで吐出面10を押すと、パフの加圧によってシーリング面40と吐出面10の離隔された部分が互いに密着することができる。その後、パフの加圧が解除されると、シーリング面40において吐出面10と離隔される部分は再び離隔された状態に戻ることができる。即ち、シーリング面40は、使用者が内容物Pの排出を必要としないときには、吐出面10と離隔された状態を保持し、内容物Pの漏液を防止することができる。
このように、本実施例は、吐出面10と透過性の異なるシーリング面40を吐出面10において内容物Pに隣接する部分に設け、シーリング面40を吐出面10と離隔して配置して、内容物Pの表面張力を利用するシーリング面40を介して内容物Pの漏液を防止し、使用者の満足度を保障することができる。
本発明は、上述した実施例に吐出面10の上面に遮蔽面(不図示)を付加する他の実施例をさらに含んでもよい。遮蔽面は、吐出面10において内容物Pが接触する一面(内面)とは反対の他面(外面)に隣接して設けられる。吐出面10は、上述したように織物からなり、弾性力を有することができるが、使用時間が経過するにつれて吐出面10には弛みが発生することがある。ところが、吐出面10が弛んだ状態になると、美感が損なわれ、使用者の満足度を損なう可能性がある。従って、本発明は、遮蔽面を吐出面10の他面に設けて吐出面10が弛んでも吐出面10の弛みが外部から容易に見えないようにすることができる。
遮蔽面は、吐出面10の弛みを少なくとも部分的に隠し、吐出面10に比べて内容物Pの透過性及び弛み強度が高くてもよい。このとき、本発明において、弛み強度とは、パフの加圧が作用しても弛みが少なく発生する力を意味する。即ち、弛み強度は、弾性係数が大きいほど(=弾性力が大きいほど)高く表れる概念と言える。
遮蔽面は吐出面10の弛みを隠す役割をするものであるが、内容物Pの吐出に邪魔になる場合、使用者が不便を感じるようになるため、遮蔽面は吐出面10の隙間を介して出てきた内容物Pが大した邪魔を受けず外部に出られるようにすることができる。
即ち、遮蔽面は、パフによって特定の圧力が加わる場合、吐出面10に比べて内容物Pを相対的に多く透過させることができる。これは、遮蔽面が織物やメッシュなどからなるとき、遮蔽面に形成される隙間の平均サイズが吐出面10の隙間の大きさより大きいことを意味することができる。例えば、上述した図16〜図18の織物の構造が遮蔽面に適用されてもよい。
遮蔽面はレースなどの形状からなり、吐出面10の弛みを隠すとともにエレガントな美感を付与することができる。このとき、遮蔽面に形成される隙間は一定でないこともあるが、少なくとも内容物Pが主に吐出される中央部分における遮蔽面の隙間は、平均的に吐出面10の隙間より大きくてもよい。
遮蔽面は、吐出面10に比べて相対的に高い弾性力を有する材質からなってもよく、吐出面10に弛みが発生した場合、吐出面10と少なくとも部分的に離隔されることができる。
吐出面10の弾性力が弱くなって吐出面10が弛む場合、遮蔽面は吐出面10とは異なって弛みが発生しないか、少なく発生して、比較的にぴんと張った状態を保持することができる。この場合、吐出面10の弛み量に応じて、遮蔽面と吐出面10との最大離隔距離が増加することができる。
遮蔽面は、吐出面10において外部に露出される部分のうち一部分だけを覆うように設けられてもよく、特に吐出面10において弛みが発生する確率が最も高い、即ち、使用者がパフで最も多く押すようになる中央部分を含む一部分を覆うように設けられてもよい。
遮蔽面は吐出面10の弛みを隠すためのものであるが、吐出面10と同様に内容物Pに濡れた状態を保持することができ、このため、吐出面10で説明したように遮蔽面にもコーティングが行われてもよい。即ち、遮蔽面において内容物Pに隣接する一面及び吐出面10に隣接する他面の少なくとも一面には、内容物Pの吸収を許容する親水または親油コーティングが行われてもよい。
または、逆に、遮蔽面は吐出面10の弛みを隠すが、内容物Pに濡れていない状態を保持するために、一面と他面の両方に内容物Pの吸収を遮断する撥水または撥油コーティングがされてもよい。
また、遮蔽面は吐出面10の弛みを効果的に隠すために、吐出面10より暗い色を有するように設けられてもよい。このとき、吐出面10は、内容物Pによって濡れていることがあるため、遮蔽面は内容物Pより暗い色を有することができる。
遮蔽面は吐出面10(及びシーリング面40)と積層されて固定部30により固定されてもよい。固定部30は、内側固定リング31と外側固定リング32を含み、内側固定リング31と外側固定リング32との間には、吐出面と遮蔽面が圧着されて固定されてもよい。
このように遮蔽面を設ける場合、吐出面10がパフで継続的に押されることにより吐出面10に弛みが発生しても、遮蔽面を利用して吐出面10の弛みを隠すことで、美感が損なわれることを未然に防止し、使用者の満足度を保障することができる。
図19は本発明の第3実施例による化粧品の斜視図であり、図20は本発明の第3実施例による化粧品の吐出面10の平面図である。
図19及び図20を参照すると、本発明の第3実施例による化粧品1は、上記実施例とは吐出面10に捺染部15が付加されるという点で差がある。以下で説明を省略する部分は、他の実施例での説明に代える。
本実施例において、吐出面10は捺染部15を含む。捺染部15は、吐出面10から内容物が排出される一面である外面に捺染加工される一部分であってもよい。捺染部15は、シルクプリント及び/またはフィルムプリントによって形成されてもよい。
例えば、捺染部15がシルクプリントによって形成される場合、捺染部15は水性、顔料、シリコン、ホイル、ウレタンなどから少なくとも何れか1つのシルクプリントによって形成されることができる。また、捺染部15は、発泡、金粉/銀粉、燭光捺染などによって形成されてもよい。
一方、捺染部15がフィルムプリントによって形成される場合、捺染部15は吐出面10の外面に配置されるフィルムがプレス(不図示)によって圧着されることによって形成されてもよい。
また、捺染部15は静電気を利用するフロキン捺染によって形成されてもよい。即ち、本発明における捺染部15は、捺染加工の方法を特に限定しない。
このように形成される捺染部15は、撥水性及び撥油性の少なくとも何れか1つの性質を有するように捺染加工されてもよい。この場合、捺染部15は、吐出面10の加圧時に吐出面10の外面の他の部分に比べて内容物の吐出量が少なくてもよい。
捺染部15がない場合、吐出面10が加圧されると、吐出面10の外面には比較的に均等に内容物が吐出されることができる。しかし、吐出面10の外面に捺染部15を付加すると、吐出面10の加圧時に捺染部15が内容物の吐出を阻止するため、吐出面10の外面には捺染部15のない部分を中心に内容物の吐出が行われる。
捺染部15は様々な模様からなってもよいが、使用者がパフで吐出面10を押すと、パフの吐出面10を押した面には、内容物が捺染部15の形状に応じて多様に伝達されることができる。例えば、捺染部15が図のようにドーナツ状である場合、パフで吐出面10を押すと、パフの塗布面にはドーナツ状に内容物が塗られていない部分が形成されることができる。即ち、捺染部15は、パフで吐出面10が加圧されると、パフの塗布面に伝達される内容物に捺染部15の形状が表れるようにすることができる。
このような原理により、本実施例は、パフの塗布面に内容物が伝達される模様を多様に変化させることができる。従って、本実施例は、使用者がパフで吐出面10を押したとき、パフの塗布面に表される内容物の模様を通じて、美感の向上及び使用者の満足度を極大化することができる。
以上において、捺染部15は吐出面10に付加されたものとして説明したが、上述のように吐出面10の外面に遮蔽面が設けられる場合、捺染部15は吐出面10及び/または遮蔽面に形成されてもよい。即ち、本発明において、遮蔽面に捺染部15が付加されてもよいことは言うまでもない。
このように、本実施例は、吐出面10に捺染部15を設けてパフで吐出面10を押したとき、パフの塗布面に伝達される内容物が特定の模様を有するようにすることで、使用者の満足度を大幅に上げることができる。
本発明は、捺染部15が吐出面10ではない内容物を含浸した含浸材(不図示)において外部に露出された一面(例えば、上面)に設けられる実施例をさらに含んでもよい。
即ち、容器本体20には内容物を含浸した含浸材が設けられてもよく、含浸材の上面に捺染部15が設けられてもよい。このとき、吐出面10は、含浸材の上面または下面の少なくとも一側に付加されるか、または省略されてもよい。
以上、本発明を具体的な実施例を通じて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、本発明の技術的思想内で当該分野の通常の知識を有する者によってその変形や改良が可能であることは明らかである。
本発明の単純な変形ないし変更は全て本発明の範囲に属し、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
1 化粧品
2 化粧道具
10 吐出面
11 第1原糸
12 第2原糸
13 低伸縮性領域
14 高伸縮性領域
14a 吐出口
15 捺染部
20 容器本体
21 内蓋
22 外容器
23 外蓋
30 固定部
31 内側固定リング
32 外側固定リング
40 遮蔽面

Claims (14)

  1. 外部の加圧によって内容物を排出する吐出面を含み、
    前記吐出面は、
    高伸縮性領域と低伸縮性領域が交互に形成され、加圧が解除されると、高伸縮性領域が縮小されて低伸縮性領域が互いに接する構造を有し、
    前記低伸縮性領域は、
    吸液性を有することを特徴とする化粧品。
  2. 前記低伸縮性領域は、
    前記高伸縮性領域に比べて相対的に厚い厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  3. 前記低伸縮性領域は、
    前記高伸縮性領域に比べて相対的に透液性が低いことを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  4. 前記高伸縮性領域は、
    加圧時に拡張される吐出口を有することを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  5. 前記低伸縮性領域は、
    加圧時に20%以下に伸びることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  6. 前記吐出面は、
    前記高伸縮性領域と前記低伸縮性領域が交互する一方向への伸縮が、前記高伸縮性領域または前記低伸縮性領域と並んだ他方向への伸縮に比べて相対的に大きいことを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  7. 前記吐出面は、
    前記一方向への伸縮時、前記高伸縮性領域が拡大されながら前記低伸縮性領域の間隔が
    広がり、
    前記他方向への伸縮時、前記高伸縮性領域が縮小されながら前記低伸縮性領域が互いに接することを特徴とする請求項に記載の化粧品。
  8. 前記吐出面は、
    コイル状の第1原糸とコイル状の第2原糸とが互いに交差して織られた織物からなることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  9. 前記第1原糸は、スパンデックス(Spandex)を使用して製織された繊維であり、
    前記第2原糸は、厚さの異なる2以上のポリエステル原糸が合糸された繊維であることを特徴とする請求項に記載の化粧品。
  10. 前記吐出面は、
    70〜90%のポリエステルと10〜30%のスパンからなることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  11. 前記吐出面は、
    前記内容物と接する内面に起毛が形成されることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  12. 前記内容物は、
    1000〜20000cpsの低粘度化粧料組成物であることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  13. 前記内容物は、
    2000〜7000cpsの低粘度化粧料組成物であることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  14. 前記吐出面は、
    第1原糸と第2原糸が互いに交差して織られた織物からなり、前記第1原糸と前記第2原糸の編み密度が相対的に高い高伸縮性領域と前記第1原糸と前記第2原糸の編み密度が相対的に低い低伸縮性領域が前記第1原糸と前記第2原糸の交差配列方向と垂直な方向に沿って交互に形成されることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
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