JP6920429B2 - 内燃機関を始動する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エアスタータシステムにより内燃機関を始動する方法であって、第1の始動シーケンスにおいて、圧縮空気によりスタータが係入せしめられ、第2の始動シーケンスにおいて、圧縮空気がスタータに供給される方法に関する。
内燃機関は、電気的に動作するスタータ(セルスタータ)か或いは圧縮空気式スタータ(エアスタータ)のいずれかを用いて構成される。一つのエアスタータシステムが例えば特許文献1から公知である。エアスタータシステムにおける始動プロセスは、典型的には第1と第2の始動シーケンスからなる。第1の始動シーケンスでは、スタータが圧縮空気を用いて係入され(eingerueckt)、第2の始動シーケンスでは、スタータが圧縮空気により回転させられる。内燃機関がアイドリング回転数(Leerlaufdrehzahl)(例えば350回転/分)に達すると第2の始動シーケンスは終了する。その後、燃料が噴射されることで内燃機関が運転を開始する。舶用推進機関として使用される内燃機関では、シリンダは、シリンダ燃焼室を開放(負荷軽減)するためにデコンプバルブを有して形成されている。第2の始動シーケンスでは、場合によっては入り込んでいるかもしれない水がこのデコンプバルブを介してシリンダ室から追い出される。実際にはこのとき、内燃機関の初期クランキング(回転させ始め・回転がけ)に際しては、スタータがかなりのブレーカウェイトルクを加えなければならないという問題が発生する。ブレーカウェイトルク((初期)動き始めトルク)を克服すると内燃機関は短期間に高回転数で回転する。これは、シリンダ室内の残留水に結び付くとピストンロッドにとっては危険なことである。
独国特許出願公開第2632015号明細書
従って、本発明は、圧縮空気システムを用いて内燃機関を始動する改善された方法を提供することを課題とする。
この課題は、第1の始動シーケンスにおいて、圧縮空気によりスタータが係入せしめられ、デコンプバルブがシリンダ燃焼室を開放するように開方向に操作され、パルスの圧縮空気がスタータに供給されることで内燃機関のクランキングを初導する方法によって解決される。第2の始動シーケンスにおいて、デコンプバルブが閉方向に操作され、一定不変の圧縮空気がスタータに供給される。
このとき、システムコントローラにより、スタータを係入するための圧縮空気経路が係入バルブを介して設定され、第1の始動シーケンスにおけるスタータのクランキングのため並びに第2の始動シーケンスにおけるスタータの回転のための圧縮空気経路が始動バルブを介して設定される。パルスの圧縮空気は、第1の始動シーケンスの間、始動バルブが目標エンジン回転数に応じてPWM信号により制御されることで生成される。言い換えると、スタータは、PWM信号とパルスの圧縮空気とにより連続的に緩やかにクランキングされる。こうして、静止している内燃機関から回転している内燃機関への急激な移行が回避される。
さらに、目標回転数が、第1の目標回転数値から第2の目標回転数値へと傾きを持った直線状に高められる。第1の始動シーケンスは、目標回転数から実際回転数への回転数制御偏差が許容域(例えば10回転/分)以内であることが検出されたら正しく終了する
この方法は、全体として高いプロセス信頼性を提供し、追加の安全対策として販売を促進するような主張を可能にする。純粋なソフトウェアソリューションとして、これはほとんどコストがかからない。さらに、この機能は既存の構成要素にのみ介入するので、本発明は容易に後付けすることができる。
図には、好ましい実施形態が示されている。
システム図である。 プログラムのフローチャートである。 プログラムのフローチャートである。 プログラムのフローチャートである。 プログラムのフローチャートの一部を示す図である。
図1は、エアスタータシステム2を有する内燃機関1のシステム図を示す。エアスタータシステム2は、圧縮空気を準備する空気だめ10と、係入バルブ5と、始動バルブ6を備える。係入バルブ5と始動バルブ6は、2/2バルブとして形成されている。代替的に、3/2バルブも使用可能である。図1では、係入バルブ5は位置1で図示されているので、空気だめ10から係入バルブ5を経てスタータ3に至る一連の圧縮空気経路が形成されている。この位置においてスタータが係入される。始動バルブ6は位置0で図示されており、この位置では、空気だめ10からスタータに至る圧縮空気経路は遮断されている。つまりスタータは回転しない。システム全体の運転状態は、システムコントローラ4によって決定される。オペレータは、システムコントローラ4を通して自らの運転開始/停止の要望や自らの出力値の要望を入力する。CANバスを介してモニタリングユニット7(EMU)、インターフェースユニット8(EIM)およびエンジンコントロールユニット9がシステムコントローラ4に接続されている。モニタリングユニット7はまた、係入バルブ5と始動バルブ6の切換状態を決める。これは通常、PWM信号を介して行なわれる。モニタリングユニット7とインターフェースユニット8の機能は、図2に関連して詳細に説明される。エンジンコントロールユニット9は、内燃機関1の状態を開ループ制御および閉ループ制御する。内燃機関の運転においては、これは例えばレール圧(Raildruck)、噴射開始および噴射終了である。この図では、他の入力量および出力量(例えばレジスタ充電における切換え可能な排気ガスターボチャージャ用の切換え信号)が入力/出力の符号で示されている。
図2には、プログラムのフローチャートが図示されている。図2は、部分図2A,2B,2Cからなる。ここで、図2Aは始動プロセスを準備しかつチェックするためのプログラム部分を示し、図2Bは第1の始動シーケンスのプログラム部分を示し、図2Cは第2の始動シーケンスのプログラム部分を示す。符号EMUによりモニタリングユニット7内のプログラムのフローが表されている。符号EIMによりインターフェースユニット8内のプログラムのフローが表されている。インターフェースユニット8(EIM)とモニタリングユニット7(EMU)はCANバスを介して通信する。CANバスに載せられる(設定される)或いは照会される(問い合わされる)情報は、破線の矢印として示されている。例えば、ステップS2Aでは、空気圧センサがその状態信号(符号B)をCANバス上に載せる。CANバスのこの状態信号(符号B)は、インターフェースユニット8(EIM)のステップS3において読み取られる。
以下に、モニタリングユニット(EMU)のプログラムの実行について先ず説明する。S1Aでは、デコンプバルブの状態の開/閉が確かめられ、CANバス上における値として載せられる(符号A)。S2Aでは、圧縮空気センサならびに圧縮空気の状態が確かめられ、状態値(符号B)としてCANバス上に載せられる。ステップS3A〜S8Aは、エラーの照会(エラークエリ)の内容を表すものであるとともにモニタリングユニットの動作準備完了を示す。先ずS3Aにおいてエラーが認識されたかどうかがチェックされる。エラー検出時(照会結果S3A:はい)、S4Aにおいてアラームが表示され、これが後続の処理のためにCANバス上に符号Cで載せられる。S3Aでエラーなしが確認されると、S5Aにおいて機能使用可能(機能開放)の情報が提供され(符号C)、次にS6Aにおいて係入バルブの状態(図1:5)、S7Aにおいて始動バルブの状態(図1:6)およびS8Aにおいて回転数センサの状態が照会される。それから最後にステップS3Aに戻る。ステップS9A〜S11Aは、始動中断の手順を表す。S9Aでは、モニタリングユニット(EIM)がCANバス上に始動中断を載せたか(符号D)どうかが確かめられる。始動中断が改めて設定されると、次にS10Aにおいて始動バルブが、またS11Aにおいて係入バルブがオフにされ、そのことが後続の処理のためにCANバス上に提示される(符号E)。
インタフェースユニット(EIM)のプログラムは、始動モードの照会とともにS1において実行を開始する。これはシステムコントローラを介してオペレータが入力する。発電機によるエンジン始動(ステップS2)か或いは圧縮空気システムによる始動のいずれかが選択される。S3では始動阻止が照会される。そのために、デコンプバルブの状態(符号A)、空気圧センサの状態(符号B)、および外部からの停止信号がCANバス上で照会される。この停止信号(符号F)は、システムコントローラによってCANバス上に載せられる。次に、S4において始動阻止の結果が照会される。切換遮断(Schaltsperre)が載っていれば、始動はS9で中断され、CANバスに提示される(符号D)。切換遮断が無ければ、S5でオイル差しのサブルーチンに分岐し、S6で油圧pOLが閾値GWより大きいかどうかがチェックされる。エラーがある場合(照会結果S6:いいえ)には、S7でオペレータにアラームが設定され、S8に分岐する。正しくオイルが差されて(照会結果S6:はい)いれば、引き続きモニタリングユニット(EMU)の動作準備が完了しているかどうかS8でチェックされる。そのために、CANバス上の動作準備完了(符号C)が読み出される。モニタリングユニット(EMU)が動作準備完了であることがS8において確かめられたら、図2Bに分岐する。チェックの結果が否定的であるとき、すなわちモニタリングユニット(EMU)の動作準備が完了していないときは、S9に分岐し、始動プロセスを中断し、さらにこの状態をCANバス上に載せる(符号D)。
図2Bは、第1の始動シーケンスのプログラム部分を示す。以下に、モニタリングユニット(EMU)のプログラムの実行について先ず説明する。S12Aでは、実際回転数nISTが閾値GWより大きいか否かをチェックする。閾値は、ここではクランキング中の最大許容回転数、例えば20回転/分に相当する。加えて、モニタリングユニット(EIM)の状態(符号G)が照会される。過度に高い実際回転数が検出された場合(照会結果S12A:はい)、ステップS20AからS22Aによるプログラム部分に分岐する。実際回転数nISTが閾値GWより大きくない場合(照会結果S12A:いいえ)、S13Aで係入バルブが起動され、それによりスタータに圧縮空気が供給されて動作体勢に入る。S14Aでは、動作体勢に入る期間に相当する猶予段階を経過させる。S15Aにおいて制御が起動される。この制御の大まかな骨格が図3に示されている。PIコントローラ11には以下の操作量が並んでいる:係入バルブ(図1:5)および始動バルブ(図1:6)を制御するためのPWM周波数fPWM、最小パルスデューティー比PWM(min)、係入バルブおよび始動バルブを操作するための最大パルスデューティー比PWM(max)、二つの回転数目標値nSL1およびnSL2、回転数の許容域、比例ゲインkpおよび積分ゲインki。これらの操作量の典型的な値は次のとおりである:fPWM=8Hz、PWM(min)=0%、PWM(max)=20%、nSL1=2 1/分;nSL2=10 1/分および許容域=10 1/分。加えて、PIコントローラ11には、実際回転数nISTが入力される。この値はCANバス上で利用可能である(符号K)(図2B)。代替的に、モニタリングユニットは、自身の回転数センサを用いることもできる。PIコントローラ11の出力値は、クランキングの状態と、第1の閾値GW1と第2の閾値GW2に対する回転数の目標‐実際値偏差dnの関係とである。
PIコントローラの出力値は、次に図2Bのステップ16Aにおいてさらに評価される。期間dtの間に回転数制御偏差dnが許容域TB内にある場合(照会結果S16A:はい)、S18においてクランキングが完了したと認識され、データ値としてCANバス上に載せられる(符号J)。これに対して、S16Aにおいて安定した回転数制御偏差が認められなかった場合には、S17Aにおいて猶予段階tが閾値GWと比較される。猶予段階tが満了していたら(照会結果S17A:はい)、S20Aにおけるプログラムのフローに進む。これに対して、猶予段階tがまだ進行している場合(照会結果S17A:いいえ)、S15Aに分岐して戻る。S18Aにおいてクランキングが完了したものとして載せられたら、S19Aにおいて猶予段階が起動される。この猶予段階の間、第1の始動シーケンスから第2の始動シーケンス(図2C)に切換えられるべきかどうか、猶予段階が成果なしで満了したかどうか、或いは状態をアイドリングに設定すべきかどうかがチェックされる。そのために、猶予段階の間、CANバス上の状態(符号L)が照会される。猶予段階が成果なくして満了したり、状態がアイドリングに設定されているときには、S20Aにおいて始動バルブが停止され、S21Aにおいて係入バルブが停止され、S22Aにおいてクランキングが終了させられる。
S10において、インタフェースユニット(EIM)は、CANバス上に次の状態(符号G)を載せる:噴射なし、デコンプバルブ起動、すなわち開位置に操作、クランキングにした状態変数CTS。そして、S11においてクランキングが進行しているか否かがチェックされる。この目的のために、CANバス上において然るべき値(符号H)が読み込まれる。チェックの結果が否定的であれば、始動を中断してS10に分岐する。S11でクランキングが起動されているものとして認識された場合(照会結果S11:はい)、S12で状態変数CTSがそれに対応して設定され、S13でクランキングが完全に行なわれたかどうかがチェックされる。このチェックでは、モニタリングユニット(EMU)の状態(符号J)が照会される。クランキングがまだ完了していない場合は、分岐してS12に戻る。加えて、始動を中断させることができるエラー照会が行なわれる。クランキングが終了したら(照会結果S13:はい)、図2Cの第2の始動シーケンスが行なわれるべきかどうかがS14において決定されるか或いは走行変数CTSをアイドリングに設定すべきかどうかがS15で決定される。クランキングを終了すべき場合は、S15において状態変数CTSをアイドリングに設定し、さらにCANバス上に載せる(符号L)。次に、S16において実際回転数nISTが停止状態(nIST=0)にあるかチェックされる。チェックの結果が否定的である場合、すなわち内燃機関が既に回転している場合、プログラムのフローを中断する(ステップS19および符号M)。S16におけるチェックが肯定的であれば、S17においてデコンプバルブを閉方向に操作し、S18においてクランキングを終了に設定する。
図2Cは、第2の始動シーケンスのプログラム部分を示す。先ず、モニタリングユニット(EMU)のプログラムの実行について説明する。S23Aにおいて、第2の始動シーケンスが設定され、CANバス上に状態として載せられる(符号N)。その後、S24Aにおいて、パルスデューティー比を100%(PWM=100%)に設定して始動バルブを作動させる。これにより、スタータにまさにそのとき完全な圧縮空気が供給される。S25Aにおいて、実回転速度nISTがアイドリング回転数LL(例えばLL=350 1/分)よりも大きいか否かがチェックされる。まだそうでない場合には(照会結果S25A:いいえ)、次いでS26Aにおいて、猶予段階t(例えばt=20秒)が設定される。この猶予段階がまだ満了していなければ、分岐してS25Aに戻る。それ以外の場合、プログラムのフローはS27Aに進む。S25Aにおいて実回転数がアイドリング回転数LLより大きいことが認められた場合には、S27Aにおいて始動バルブを停止し、S28Aにおいて係入バルブを停止し、S29Aにおいて第2始動シーケンスが完了したものとして設定される(符号O)。S30Aでこのプログラムのフローは終了する。
S20では、インターフェースユニット(EIM)はデコンプバルブを停止、すなわちデコンプバルブを閉方向に操作する。S21では、状態変数CTSを始動の状態に設定する。その後、S22において、第2の始動シーケンスが進行しているか否かがチェックされる。この目的のために、CANバス上の状態(符号N)が参照される。始動プロセスがまだ設定されていなければ、分岐してS21に戻る。S22においてエラーが認識された場合は、S27で始動プロセスを中断する。S22において始動プロセスが進行していると認められた場合には、S23において状態変数CTSが始動に設定され、S24において始動プロセスが完了したものとして設定される。S24において、さらにCANバス上の状態が一緒に参照される(符号O)。次に、S25において状態がアイドリングに設定され、S26において始動プロセスが終了し、内燃機関の運転に切換えられる。
1 内燃機関
2 エアスタータシステム(圧縮空気式始動システム)
3 スタータ(始動部)
4 システムコントローラ(装置制御部)
5 係入バルブ
6 始動バルブ
7 モニタリングユニット(EMU)
8 インターフェースユニット(EIM)
9 エンジンコントロールユニット(エンジン制御装置)
10 空気だめ
11 PIコントローラ

Claims (5)

  1. エアスタータシステム(2)により内燃機関(1)を始動する方法であって、
    第1の始動シーケンスにおいて、スタータ(3)を係入するための圧縮空気経路が係入バルブ(5)を介して設定され、圧縮空気によりスタータ(3)が係入せしめられ、デコンプバルブがシリンダ燃焼室を開放するように開方向に操作され、スタータ(3)の係入後、第1の始動シーケンスにおけるスタータ(3)のクランキングの回転のための圧縮空気経路が始動バルブ(6)を介して設定され、第1の始動シーケンスの間、始動バルブ(6)は、目標エンジン回転数(nSL)に応じてPWM信号により制御され、始動バルブ(6)により制御されたパルスの圧縮空気がスタータ(3)に供給され、パルスの圧縮空気によりスタータが連続的に緩やかにクランキングされることで内燃機関(1)のクランキングを初導し、
    第2の始動シーケンスにおいて、デコンプバルブが閉方向に操作され、第2の始動シーケンスにおけるスタータ(3)の回転のための圧縮空気経路が始動バルブ(6)を介して設定され、一定不変の圧縮空気がスタータ(3)に供給される方法。
  2. 請求項に記載の方法において、目標エンジン回転数(nSL)が、第1の目標回転数値(nSL1)から第2の目標回転数値(nSL2)へと傾きをもった直線状に高められることを特徴とする方法。
  3. 請求項に記載の方法において、目標回転数(nSL)から実際回転数(nIST)までの回転数制御偏差(n)が算出され、第1の始動シーケンスは、第2の目標回転数値(nSL2)から実際回転数(nIST)までの回転数制御偏差(dn)が許容域(TB)以内であることが確かめられたら正しく終了することを特徴とする方法。
  4. 請求項に記載の方法において、さらに回転数制御偏差(dn)が或る期間(dt)の間に許容域(TB)以内にあるかどうか回転数制御偏差(dn)が検査されることを特徴とする方法。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の方法において、第2の始動シーケンスの間、実際回転数(nIST)がアイドリング回転数(LL)と比較され、アイドリング回転数を上回ったら(nIST>LL)、第2の始動シーケンスは正しく終了し、内燃機関の運転に転換されることを特徴とする方法。
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