JP6920113B2 - テープ形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェーハとリングフレームとを一体化させるための円形粘着テープを形成するテープ形成装置に関する。
半導体装置の製造過程においては、集積回路が形成されたウェーハを研削によって所定の厚みに薄化した後、切削ブレードで切断することにより複数のチップに分割する。その際、切断後のチップがバラバラになるのを防止する等のために、粘着テープを介してウェーハをリングフレームと一体化させた状態としている。
粘着テープを形成する方式には、貼着するリングフレームのサイズに合わせて粘着テープを予め円形に切断(プリカット)しておくプリカット方式と、リングフレームに貼着する際に、そのリングフレームのサイズに合わせて粘着テープを円形に切断(バッチカット)するバッチカット方式とがある。プリカット方式では、粘着テープが既に一定サイズに形成されているため、リングフレームのサイズが変更されると、テープユニットを交換する必要がある。これに対しバッチカット方式は、切断に使用する刃を取り替えることで、種々のサイズの粘着テープを形成することができるので、リングフレームのサイズが変更されても、同じテープで対応できる。
特開2007−165364号公報
バッチカット方式の場合、粘着テープを円形に切断した後に、その外側の不要部分を保護フィルムから剥がして、円形の粘着テープだけを保護フィルムに配列させておき、その円形の粘着テープをリングフレームに貼着する。
しかし、粘着テープの基材がポリウレタンなど軟らかい材質で形成されていると、基材の切断が不完全になりやすく、バッチカットした粘着テープの円形部分とその外側の不要部分とが切り離されにくい。このため、保護フィルムから不要部分の粘着テープを剥がす際に、円形の粘着テープもいっしょに剥がされてしまうという問題が生じうる。この問題は、粘着テープの粘着剤層が厚く完全には切断しにくい場合にも同様に生じる。
本発明は、このような問題にかんがみてなされたものであり、円形に切断した粘着テープを確実に保護フィルムに残し、その外側の不要な粘着テープだけを保護フィルムから剥がすことができるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のテープ形成装置は、基材と粘着剤とが積層されて長尺状に形成され保護フィルムが該粘着剤に貼着された粘着テープを円形にカットして、該保護フィルムの長尺方向に配列させた円形粘着テープを形成するテープ形成装置であって、該保護フィルムに接触する押し付けローラと、該保護フィルムに貼着した該粘着テープに接触し該粘着テープを円形にカットするカットローラとを有し、該押し付けローラ及び該カットローラの2つのローラで該テープユニットを挟んで該2つのローラを互いに反対向きに回転させて該テープユニットを該長尺方向に送り出すとともに該粘着テープを円形にカットするカット手段と、該カット手段によってカットされた該円形粘着テープの外側の不要粘着テープを該保護フィルムから剥離する剥離手段と、を備え、該剥離手段は、該2つのローラによって送り出された該円形粘着テープの先端部を該保護フィルムに向かって押す押しプレートを有する押し付け手段と、該2つのローラによって送り出された該不要粘着テープを該保護フィルムから剥離させて巻き取るカス巻きローラと、該押しプレートと該カス巻きローラとの間に配設され該粘着テープの粘着剤層を備えない面側に接触する剥離ローラと、該カス巻きローラを該剥離ローラに押し当てるテンショナと、を備える。
テープ形成装置は、該押しプレートを該保護フィルムの該粘着テープを貼着していない面に接近および離間させる押しプレート移動手段を備えてもよいし、該剥離ローラを該保護フィルムの該粘着テープを貼着していない面に接近および離間させる剥離ローラ移動手段を備えてもよい。
本発明に係るテープ形成装置は、円形粘着テープの先端部を保護フィルムに向かって押しながら不要粘着テープを保護フィルムから剥離させるので、円形粘着テープを確実に保護フィルムに残し、その外側の不要粘着テープだけを保護フィルムから剥がすことができる。
第1の実施形態のテープ形成装置を示す要部斜視図である。 第1の実施形態のテープ形成装置を示す側面図である。 第1の実施形態のテープ形成装置の別の状態を示す要部斜視図である。 第1の実施形態のテープ形成装置の別の状態を示す側面図である。 第2の実施形態のテープ形成装置を示す側面図である。 第2の実施形態のテープ形成装置の別の状態を示す側面図である。 第3の実施形態のテープ形成装置を示す側面図である。 第3の実施形態のテープ形成装置の別の状態を示す側面図である。
1 第1の実施形態
図1に示すテープ形成装置10は、保護フィルムFに貼着した粘着テープT1を円形にカットして、保護フィルムFの長尺方向に配列させた円形粘着テープT2を形成するテープ形成装置の第1例である。粘着テープT1は、基材と粘着剤とを積層して長尺状に形成したものである。以下では、粘着テープT1の粘着剤に保護フィルムFが貼着されて構成されるものをテープユニットTUと称する。
図2に示すように、テープ形成装置10は、テープユニットTUを送り出すテープユニット供給手段110と、粘着テープT1を円形にカットするカット手段120と、粘着テープT1のうち円形にカットされた部分以外である不要粘着テープT3(図1参照)を保護フィルムFから剥離する剥離手段130と、テープユニットTUの保護フィルムFに円形にカットされた円形粘着テープT2が貼着されて構成されるテープユニットTU2を送り出すテープユニット送出手段140とを備える。
図2に示すように、テープユニット供給手段110は、テープロールTRを回転自在に支持する支持柱111を有する。テープロールTRは、テープユニットTUをロール状に巻回したものである。このテープユニットTUが、テープロールTRから巻出されつつカット手段120に供給される。
カット手段120は、保護フィルムFに接触する押し付けローラ121と、粘着テープT1に接触するカットローラ122と、テープロールTRから巻出されたテープユニットTUを押し付けローラ121に沿わせるべく案内するガイドローラ123とを有する。図1に示すように、カットローラ122の表面には切り出そうとする円形粘着テープT2のサイズに合わせた円形の刃122aが突出形成されている。カット手段120は、押し付けローラ121とカットローラ122とをテープユニットTUを挟んでこれら2つのローラを互いに反対向きに回転させることにより、テープユニットTUを長尺方向に送り出しつつ、カットローラ122の刃122aで粘着テープT1を円形にカットする。この円形にカットされた部分が円形粘着テープT2となる。
図2に示すように、剥離手段130は、押しプレート131とカス巻きローラ132と剥離ローラ133とを備える。
押しプレート131は、押し付けローラ121とカットローラ122とにより送り出された円形粘着テープT2(カットローラ122の刃122aによって円形にカットされた部分)の先端部を保護フィルムFに向かって押圧する押し付け手段である。押しプレート131の下流側(テープユニットTUの送り方向下流側)の端部の縁131aは、例えば円形粘着テープT2の半径よりも若干小さい曲率半径を有する円弧状に形成されている。押しプレート131は、テープユニットTUの粘着テープT1に対して平行かつ近接した状態で対面して押し付けローラ121の下流側の所定位置に支持されている。
カス巻きローラ132は、押し付けローラ121とカットローラ122とにより送り出され保護フィルムFから剥離された不要粘着テープT3を巻き取るローラである。ここで、不要粘着テープT3は、粘着テープT1から円形粘着テープT2以外のものを剥離することにより生じたものである。カス巻きローラ132は、回動アーム134の先端部に回転可能に支持されて、押しプレート131の下流側に設けられている。
剥離ローラ133は、保護フィルムFから剥離されカス巻きローラ132に巻き取られる途中の不要粘着テープT3にテンションを与えることにより、保護フィルムFからの不要粘着テープT3の剥離を促進するローラである。剥離ローラ133は、押しプレート131とカス巻きローラ132との間に設けられており、剥離ローラ移動手段136によって粘着テープT1に対して接近及び離反可能に支持されている。
剥離ローラ移動手段136は、その先端部に剥離ローラ133を回転可能に支持したスライドアーム137と、スライドアーム137をテープユニットTUの面方向に対して垂直な方向に移動させる移動機構138とを有する。スライドアーム137は、移動機構138がスライドアーム137を移動させることにより、剥離ローラ133を、図1及び図2に示す第1の位置(円形粘着テープT2から離れた位置)と図3及び図4に示す第2の位置(円形粘着テープT2に接した位置)との間で進退移動させることが可能である。
カス巻きローラ132を回転可能に支持している回動アーム134の基端部はテンショナ139に連結されている。テンショナ139は、回動アーム134を介してカス巻きローラ132を剥離ローラ133に向けて付勢している。このため、カス巻きローラ132と剥離ローラ133とは、テープユニットTUから剥離された不要粘着テープT3を挟んで圧接している。剥離ローラ移動手段136が剥離ローラ133を移動させると、剥離ローラ133とカス巻きローラ132とが、両者間に不要粘着テープT3を挟んだ状態を保ちながら共に移動する。
テープユニット送出手段140は、テープユニットTUから不要粘着テープT3が剥離されて構成されるテープユニットTU2を図示しないテープ貼着装置へ送り出すべく、剥離手段130の下流に設けられている。テープユニット送出手段140は、テープユニットTU2を挟んで互いに反対向きに回転することによりテープユニットTUをテープ貼着装置に送り出す一対の送りローラ141、142を有する。
上記のように構成されたテープ形成装置10では、テープユニットTUがテープロールTRから巻出されてカット手段120に送り込まれる。図3に示すように、カット手段120は、テープユニットTUを押し付けローラ121とカットローラ122との間で挟んで送り出しつつ、カットローラ122の刃122aでテープユニットTUの粘着テープT1を円形にカットする。カット手段120から送り出されたテープユニットTUは、図4に示すように、剥離手段130に送り込まれる。剥離手段130は、保護フィルムFから不要粘着テープT3を剥離してカス巻きローラ132に巻き取る。
その際、テープ形成装置10は、カットローラ122の刃122aによって円形にカットされた部分の先端部(下流側の端部)が押しプレート131の先端部と重なる位置に位置すると、図2に示すように、剥離ローラ133を第1の位置に移動させる。これにより、押しプレート131とカス巻きローラ132との間の不要粘着テープT3が双方によって引っ張られるとともに、円形粘着テープT2の先端部が保護フィルムFに向かって押された状態になる。その結果、カットローラ122の刃122aによる粘着テープT1の切断が不完全であっても、押しプレート131の円弧状の縁131aに沿って、円形粘着テープT2の先端部とその外側部分の不要粘着テープT3とが完全に切り離される。
その後、テープ形成装置10は、図3及び図4に示すように、剥離ローラ133を第2の位置に移動させるとともに、テープユニットTUを送り込む。そして、円形粘着テープT2の外側の不要粘着テープT3を保護フィルムFから剥離してカス巻きローラ132に巻き取っていく。このとき、円形粘着テープT2の先端部とその外側部分の不要粘着テープT3とが完全に切り離されているため、円形粘着テープT2が不要粘着テープT3につれられて保護フィルムFから剥がされるのを防止することができる。その結果、円形粘着テープT2は保護フィルムF上に残り、その外側の不要粘着テープT3のみが保護フィルムFから剥離されてカス巻きローラ132に巻き取られる。
剥離手段130を通過することによりテープユニットTUから不要粘着テープT3が除去されると、保護フィルムFの長尺方向に円形粘着テープT2が配列されたテープユニットTU2となる。そのテープユニットTU2がテープユニット送出手段140からテープ貼着装置に供給され、円形粘着テープT2が図示しないリングフレームに貼着される。
以上のように、テープ形成装置10は、円形粘着テープT2の先端部を保護フィルムFに向かって押しながら不要粘着テープT3を保護フィルムFから剥離させるように構成したので、カットローラ122の刃122aによる粘着テープT1の切断が不完全であっても、円形粘着テープT2を確実に保護フィルムFに残し、その外側の不要粘着テープT3だけを保護フィルムFから剥がすことができる。
したがって、粘着テープT1の基材がポリウレタンなど軟らかい材質で形成されている場合や、粘着テープT1の粘着剤層が厚く完全には切断しにくい場合でも、バッチカット方式による円形粘着テープT2の形成が可能となる。
2 第2の実施形態
図5に示すテープ形成装置20は、保護フィルムFに貼着した粘着テープT1を円形にカットして、保護フィルムFの長尺方向に配列させた円形粘着テープT2を形成するテープ形成装置の第2例である。粘着テープT1は、基材と粘着剤とを積層して長尺状に形成したものである。第1の実施形態と同様に、粘着テープT1の粘着剤に保護フィルムFが貼着されて構成されるものをテープユニットTUと称する。
テープ形成装置20は、第1の実施形態においては存在した剥離ローラ133をテープユニットTUに向かって進退移動させる剥離ローラ移動手段136の代わりに、押しプレート131をテープユニットTUに向かって進退移動させる押しプレート移動手段210を備えている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
押しプレート移動手段210は、その先端部に押しプレート131が固定されたスライドアーム211と、スライドアーム211をテープユニットTUの面方向に対して垂直な方向(図示左右方向)に移動させる移動機構212とを有する。押しプレート131は、その先端側をテープユニットTU側に傾倒させてスライドアーム211に支持されている。移動機構212がスライドアーム211を移動させることにより、押しプレート131を図5に示す第1の位置(円形粘着テープT2に接した位置)と図6に示す第2の位置(円形粘着テープT2から離れた位置)との間で移動させることが可能である。押しプレート131が第1の位置にあるとき、テープユニットTUは、押しプレート131に押されて保護フィルムF側に若干撓んだ状態になる。
カット手段120から送り出されたテープユニットTUが剥離手段130に送り込まれると、剥離手段130は、保護フィルムFから不要粘着テープT3を剥離してカス巻きローラ132に巻き取る。図6に示すように、押しプレート131を第2の位置に待避させておき、カットローラ122の刃122aによって円形にカットされた部分の先端部(下流側の端部)が押しプレート131の先端部と重なる位置に位置すると、図5に示すように、押しプレート131を第1の位置に移動させる。これにより、押しプレート131とカス巻きローラ132との間の不要粘着テープT3が双方によって引っ張られるとともに、円形粘着テープT2の先端部が保護フィルムFに向かって押された状態になる。その結果、カットローラ122の刃122aによる粘着テープT1の切断が不十分であっても、押しプレート131の円弧状の縁131aに沿って、円形粘着テープT2の先端部とその外側部分の不要粘着テープT3とが完全に切り離される。
その後、テープ形成装置20は、図6に示したように、押しプレート131を第2の位置に移動させるとともに、テープユニットTUを送り込む。そして、円形粘着テープT2の外側の不要粘着テープT3を保護フィルムFから剥離させカス巻きローラ132に巻き取っていく。このとき、円形粘着テープT2の先端部とその外側部分の不要粘着テープT3とが完全に切り離されているため、円形粘着テープT2が不要粘着テープT3につれられて保護フィルムFから剥がされることがない。その結果、円形粘着テープT2は保護フィルムFに残され、その外側の不要粘着テープT3のみ保護フィルムFから剥離されカス巻きローラ132に巻き取られる。
以上のように、第2の実施形態のテープ形成装置20によっても、円形粘着テープT2を確実に保護フィルムFに残し、その外側の不要粘着テープT3だけを保護フィルムFから剥がすことができる。
3 第3の実施形態
図7及び図8に示すテープ形成装置30は、保護フィルムFに貼着した粘着テープT1を円形にカットして、保護フィルムFの長尺方向に配列させた円形粘着テープT2を形成するテープ形成装置の第3例である。粘着テープT1は、基材と粘着剤とを積層して長尺状に形成したものであり、粘着剤に保護フィルムFが貼着されている。第1の実施形態と同様に、粘着テープT1の粘着剤に保護フィルムFが貼着されて構成されるものをテープユニットTUと称する。
テープ形成装置30は、第2の実施形態における押しプレート移動手段210の代わりに、押しプレート昇降手段310を備えている。その他の構成は第2の実施形態と同様である。
押しプレート昇降手段310は、その先端部に押しプレート131が固定された昇降アーム311と、昇降アーム311をテープユニットTUの面方向に沿って移動(図示上下移動)させる移動機構312とを有する。押しプレート131は、テープユニットTUの粘着テープT1に対して平行かつ近接した状態で対面して剥離ローラ133の上流側に設けられている。移動機構312が昇降アーム311を移動させることにより、押しプレート131を図7に示す第1の位置(上昇位置)と図8に示す第2の位置(下降位置)との間で移動させることが可能である。第1の位置は、押しプレート131がテープユニットTUと剥離ローラ133との間に入り込んだ位置であり、第2の位置は、押しプレート131がテープユニットTUと剥離ローラ133との間から待避した位置である。
カット手段120から送り出されたテープユニットTUが剥離手段130に送り込まれると、剥離手段130は、保護フィルムFから不要粘着テープT3を剥離してカス巻きローラ132に巻き取る。図8に示すように、押しプレート131を第2の位置に待避させておき、カットローラ122の刃122aによって円形にカットされた部分の先端部(下流側の端部)が押しプレート131の先端部と重なる位置に位置すると、図7に示すように、押しプレート131を第1の位置に移動させる。これにより、押しプレート131とカス巻きローラ132との間の不要粘着テープT3が双方によって引っ張られるとともに、円形粘着テープT2の先端部が保護フィルムFに向かって押された状態になる。その結果、カットローラ122の刃122aによる粘着テープT1の切断が不十分であっても、押しプレート131の円弧状の縁131aに沿って、円形粘着テープT2の先端部とその外側部分の不要粘着テープT3とが完全に切り離される。
その後、テープ形成装置30は、図8に示すように、押しプレート131を第2の位置に移動させるとともに、テープユニットTUを送り込む。そして、円形粘着テープT2の外側の不要粘着テープT3を保護フィルムFから剥離させカス巻きローラ132に巻き取っていく。このとき、円形粘着テープT2の先端部とその外側部分の不要粘着テープT3とが完全に切り離されているため、円形粘着テープT2が不要粘着テープT3につれられて保護フィルムFから剥がされることがない。その結果、円形粘着テープT2は保護フィルムFに残され、その外側の不要粘着テープT3のみ保護フィルムFから剥離されカス巻きローラ132に巻き取られる。
以上のように、第3の実施形態のテープ形成装置30によっても、円形粘着テープT2を確実に保護フィルムFに残し、その外側の不要粘着テープT3だけを保護フィルムFから剥がすことができる。
なお、本発明の実施形態は上記3つの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。
例えば、第1の実施形態では、剥離ローラ移動手段136がスライドアーム137を直線的に移動させることにより、剥離ローラ133がテープユニットTUに接離する構成としたが、スライドアーム137に代えて回動アームを使用し、回動アームの回動により剥離ローラ133がテープユニットTUに接離する構成としてもよい。
また、第2の実施形態では、押しプレート移動手段210がスライドアーム211を直線的に移動させることにより、押しプレート131がテープユニットTUを押したり離れたりする構成としたが、スライドアーム211に代えて回動アームを使用し、回動アームの回動により押しプレート131がテープユニットTUを押したり離れたりする構成としてもよい。
さらに、第2の実施形態において、第1の実施形態における剥離ローラ移動手段136と同様の手段を更に備えた構成とすることも可能である。この構成によれば、押しプレート131が円形粘着テープT2の先端部を押すと共にカス巻きローラ132で円形粘着テープT2を引っ張ることができるので、押しプレート131の円弧状の縁131aに沿って、円形粘着テープT2の先端部とその外側部分の不要粘着テープT3とを完全に切り離すことができる。これにより、粘着テープT1の基材や粘着剤層がより切断しにくい場合でも、バッチカット方式による円形粘着テープT2の形成が可能となる。
また、第1の実施形態及び第3の実施形態においては、押しプレート131がテープユニットTUに近接し対面して配置されているが、押しプレート131がテープユニットTUに常時接していてもよい。その場合、押しプレート131とテープユニットTUとの間の摩擦抵抗を小さくするべく、押しプレート131のテープユニットTUとの接触面に潤滑性の高い層等をコーティングしておくことが好ましい。
TU、TU2:テープユニット
T1:粘着テープ T2:円形粘着テープ T3:不要粘着テープ F:保護フィルム
10,20,30:テープ形成装置
110:テープユニット供給手段 111:支持柱
120:カット手段
121:押し付けローラ 122:カットローラ 122a:刃 123:ガイドローラ
130:剥離手段 131:押しプレート 132:カス巻きローラ
133:剥離ローラ 134:回動アーム
136:剥離ローラ移動手段 137:スライドアーム 138:移動機構
140:テープユニット送出手段 141,142:送りローラ
210:押しプレート移動手段 211:スライドアーム 212:移動機構
310:押しプレート昇降手段 311:昇降アーム 312:移動機構

Claims (3)

  1. 基材と粘着剤とが積層されて長尺状に形成された粘着テープの該粘着剤に保護フィルムが貼着されて構成されるテープユニットの該粘着テープを円形にカットして、該保護フィルムの長尺方向に配列させた円形粘着テープを形成するテープ形成装置であって、
    該保護フィルムに接触する押し付けローラと、該保護フィルムに貼着した該粘着テープに接触し該粘着テープを円形にカットするカットローラとを有し、該押し付けローラ及び該カットローラの2つのローラで該テープユニットを挟んで該2つのローラを互いに反対向きに回転させて該テープユニットを該長尺方向に送り出すとともに該粘着テープを円形にカットするカット手段と、
    該カット手段によってカットされた該円形粘着テープの外側の不要粘着テープを該保護フィルムから剥離する剥離手段と、を備え、
    該剥離手段は、該2つのローラによって送り出された該円形粘着テープの先端部を該保護フィルムに向かって押す押しプレートを有する押し付け手段と、該2つのローラによって送り出された該不要粘着テープを該保護フィルムから剥離させて巻き取るカス巻きローラと、該押しプレートと該カス巻きローラとの間に配設され該粘着テープの粘着剤層を備えない面側に接触する剥離ローラと、該カス巻きローラを該剥離ローラに押し当てるテンショナと、を備えテープ形成装置。
  2. 該押しプレートを該保護フィルムの該粘着テープを貼着していない面に接近および離間させる押しプレート移動手段を備える、請求項1記載のテープ形成装置。
  3. 該剥離ローラを該保護フィルムの該粘着テープを貼着していない面に接近および離間させる剥離ローラ移動手段を備える、請求項1記載のテープ形成装置。
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