JP6920046B2 - フィルム切断用治具、及びフィルム施工方法 - Google Patents

フィルム切断用治具、及びフィルム施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、フィルム切断用治具、及びフィルム施工方法に関する。
近年、自動車の車体等を複数の色で着色する場合(いわゆるツートーン等のマルチトーンデザイン)があり、複数の色の内の少なくとも一色の着色を、車体への塗装に変えて、接着剤を裏面に付した装飾フィルムの貼り付けによって行う場合があった。このような技術として特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1では、装飾フィルムを貼り付けたのち、車体のフロントの一部の形状に合わせてフィルムを切断し、貼り付けを行っている。
国際公開第2015/127350号パンフレット(WO2015/127350)
ここで、上述のような装飾フィルムの貼り付けが、対象物(例えば自動車の車体)の屋根に対して行われる場合がある。このような装飾フィルムの施工を行う場合、屋根のみの色を変える(いわゆる通常のツートーンデザインにする)ことであれば、従前方法で装飾フィルムの施工を行うことができる。一方で、屋根と共に側壁の一部まで含めて色を変えるツートーンデザイン等へのニーズが近年発生してきている。しかしながら、このような屋根のみならず側壁の一部まで変えるツートーンデザインは、装飾フィルムでの施工ができず、塗装によって行われている。しかしながら、塗装の場合、マスキングテープを貼って、塗装し、乾燥させ、マスキングテープを剥がすように、生産過程で工程や時間を要する。よって、屋根のみならず側壁まで装飾フィルムが回り込むような施工を容易に行うことが期待されていた。この実現のためには、装飾フィルムの貼付装置と共に、その貼付装置によって貼り付けされた装飾フィルムを適切に切断することを支援する新たな治具や施工方法が求められる。
本発明の一形態に係るフィルム切断用治具は、対象物の屋根及び側壁の一部を覆って接着する、裏面側に粘着部を備えた装飾フィルムの切断をサポートするフィルム切断用治具であって、対象物を上方から見た場合に、屋根及び少なくとも一部の側壁の上端側を含む対象物の被覆領域を連続的に取り囲むように対象物に取り付けられる治具本体部を備え、治具本体部には、装飾フィルムを切断するための切断工具を案内するガイド部が形成され、ガイド部は、対象物を上方から見た場合に、被覆領域を連続的に取り囲むように形成される。
このような形態によれば、フィルム切断用治具は、屋根及び少なくとも一部の側壁の上端側を含む対象物の被覆領域を連続的に取り囲むように対象物に取り付けられる治具本体部を備えている。また、治具本体部には、装飾フィルムを切断するための切断工具を案内するガイド部が形成され、ガイド部は、対象物を上方から見た場合に、被覆領域を連続的に取り囲むように形成される。従って、作業時においては、対象物に対して治具本体部を取り付け、その後、当該治具本体部に形成されたガイド部に沿って装飾フィルムを切断することで、装飾フィルムを被覆領域に応じた形状に容易に切断することができる。以上により、屋根のみならず側壁にも装飾フィルムが回り込むような装飾フィルムの施工を容易に行うことができる。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、対象物は、側壁にドアを有するものであって、側壁の上端側の領域と、ドアの上縁部とが、隙間をあけて並べられており、治具本体部は、隙間に挿入されて屋根、側壁及びドアのいずれかに固定可能な固定部と、固定部の端面に形成され、隙間から露出する露出部と、を有し、ガイド部は、露出部に形成されていてよい。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、露出部のうちの側壁側の縁部と、ガイド部とは、互いに離間していてよい。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、露出部は、当該露出部の上端側の縁部とガイド部との間の領域に、側壁に比して装飾フィルムの裏面側の粘着部が剥離し易い易剥離部を有してよい。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、屋根及び側壁の少なくとも一方は、隙間内においてドアの上端面と対向し、且つ、上方へ向かって膨らむように湾曲する対向面を有するものであって、固定部は、側壁の対向面に沿って湾曲し、対向面の面方向に並ぶ複数の第1の磁石が設けられた第1の固定領域、及び対向面の面方向に並ぶ複数の第2の磁石が設けられた第2の固定領域を備え、複数の第1の磁石のうち、一の磁石の軸線は対向面と直交する第1の主軸として設定され、複数の第1の磁石のうち、他の磁石の軸線は、第1の主軸と平行をなし、複数の第2の磁石のうち、一の磁石の軸線は対向面と直交する第2の主軸として設定され、複数の第2の磁石のうち、他の磁石の軸線は、第2の主軸と平行をなしてよい。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、屋根及び側壁の少なくとも一方における隙間の奥側には、ドアを受ける受面が形成されるものであって、固定部における奥側には、受面と当接することで治具本体部の位置決めを行う位置決め部が形成され、位置決め部には、受面から離間する離間部が形成されてよい。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、治具本体部は、被覆領域の周方向に沿って複数個に分割されていてよい。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、ガイド部のうち、第1の切断方向と第2の切断方向とが交わる角部では、第1の切断方向及び第2の切断方向に沿って、角部よりも治具本体部の縁部側へ延びる延長部が形成されてよい。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、側壁に貼り付けられた装飾フィルムの上から当該装飾フィルムを覆うように側壁に取り付けられるカバー部材を備え、カバー部材のガイド部は、切断方向に沿って延びると共にカバー部材を貫通する貫通部と、貫通部の側縁部において外面から内側へ向かって窪むように形成されると共に貫通部に沿って延びる溝部と、を備えてよい。
別の形態に係るフィルム切断用治具において、カバー部材は、貫通部に対して下側にて側壁に取り付け可能であり、貫通部に対して上側にて側壁から離間してよい。
本発明の一形態に係るフィルム施工方法は、側壁及び屋根を有する対象物のうち、少なくとも屋根を覆う装飾フィルムを施工するフィルム施工方法であって、対象物を上方から見た場合に、屋根及び少なくとも一部の側壁の上端側を含む被覆領域を連続的に取り囲むように対象物にフィルム切断用治具を取り付ける治具取付工程と、対象物を上方から見た場合に、フィルム切断用治具に形成されたガイド部に沿って、被覆領域を取り囲むように連続的に切断工具を案内することで、装飾フィルムを切断するフィルム切断工程と、を備える。
このような形態によれば、上述のフィルム切断用治具と同様の作用・効果を得ることができる。
別の形態に係るフィルム施工方法において、フィルム切断工程にて用いられる切断工具は、刃部、及び刃部の先端側へ延びる棒状部材を備えてよい。
本発明によれば、屋根のみならず側壁にも装飾フィルムが回り込むような施工を容易に行うことができる。
図1は、本実施形態に係るフィルム切断用治具を用いて装飾フィルムの施工がなされた車体を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係るフィルム切断用治具が車体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係るフィルム切断用治具が車体に取り付けられた状態を示す平面図である。 図4は、治具本体部の斜視図である。 図5は、図4とは異なる方向から見た治具本体部の斜視図である。 図6は、治具本体部の固定手段の説明を行うための概略断面図である。 図7は、リアピラーに取り付けられる治具本体部周辺の構造を示す概略平面図である。 図8は、装飾フィルムの施工方法を説明するための概念図である。 図9は、装飾フィルムの施工方法を説明するための概念図である。 図10は、装飾フィルムの施工方法を説明するための概念図である。 図11は、装飾フィルムの施工方法を説明するための概念図である。 図12は、装飾フィルムの施工方法を説明するための概念図である。 図13は、装飾フィルムの施工方法を説明するための概念図である。 図14は、装飾フィルムの施工方法を説明するための概念図である。 図15は、装飾フィルムの施工方法を説明するための概念図である。 図16は、カバー部材の斜視図である。 図17は、カバー部材を車幅方向から見た概念図である。 図18は、カバー部材及び当該カバー部材を用いた切断時の切断工具を示す概略断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るフィルム切断用治具を用いて装飾フィルムの施工がなされた自動車の車体を示す斜視図である。本実施形態に用いるフィルムは、フィルムの裏面に粘着部(粘着剤(感圧接着剤)が塗布された部分)を備え、色彩や模様等を施された装飾フィルムである。装飾フィルムは、例えば塗装することに代えてフィルムを貼り付ける用途で塗装代替フィルムとして用いられる。図1に示すように、フィルム施工の対象物となる車体100は、側壁101及び屋根102を有する。フィルムWは、車体100(金属製のフレームおよびパネルによって構成される)のうち、屋根102及び少なくとも一部の側壁101の上端側の被覆領域CPを被覆する。図1においては、車体100のうち、フィルムWで被覆された部分をハッチングで示す。車体100は、屋根102と、屋根102から後方へ延びるリアピラー103と、屋根102の前後方向中央位置から下方へ延びるセンターピラー104と、屋根102から前方へ延びるフロントピラー106と、屋根102とリアピラー103とで囲まれる部分においてリアガラスを取り付けるための枠体118と、屋根102とフロントピラー106とで囲まれる部分においてフロントガラスを取り付けるための枠体119と、を備える。なお、本明細書の「枠体」とは、リアガラスやフロントガラスを取り付ける部分の事を指す。例えば、ピラーの縁部及び屋根102の縁部にガラスを受けるため専用部材を設ける場合は、当該部材が「枠体」に該当する。ピラーの縁部及び屋根102の縁部に直接的にガラスを取り付ける場合は、ピラーの縁部及び屋根102の縁部自体が「枠体」に該当する。本実施形態では、リア側の枠体118は、屋根102とリアピラー103に設けられる部材によって構成される。フロント側の枠体119は、フロントピラー106の縁部、及び屋根102のフロント側の縁部自体によって構成される。ただし、枠体118,119の構成は本実施形態に示すものに限定されず、リア側の枠体が、リアピラー103の縁部及び屋根102のリア側の縁部自体によって構成されてもよい。このうち、リアピラー103、センターピラー104及びフロントピラー106は、側壁101を構成する。また、側壁101は、屋根102の側縁部から、下方へ向かって屈曲する上縁部107と、ドア110(図8参照)と、を有する。上縁部107は、ドアの上端と屋根102との間に形成される。また、ドアは前側のドアと後側のドアが設けられるが、水平方向において、後側ドアの後側にはリアピラー103が形成され、前側ドアの前側にはフロントピラー106が形成され、後側のドア及び前側のドアとの間にはセンターピラー104が形成される。本実施形態では、側壁101のうち、リアピラー103及びフロントピラー106の上端側の一部と、上縁部107にフィルムWが貼り付けられる。ただし、リアピラー103及びフロントピラー106の少なくとも一方にフィルムWが貼り付けられてよく、センターピラー104にフィルムWが貼り付けられてもよい。
図2は、本実施形態に係るフィルム切断用治具が車体に取り付けられた状態を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係るフィルム切断用治具が車体に取り付けられた状態を示す平面図である。フィルム切断用治具2は、車体100の屋根102及び側壁101に貼り付けられたフィルムWを所望の形状に切断するための切断をサポートする治具である。
図2及び図3に示すように、フィルム切断用治具2は、車体100を上方から見た場合に、屋根102及び側壁101の上端側を含む被覆領域CPを連続的に取り囲むように車体100に取り付けられる治具本体部3を備える。また、治具本体部3には、フィルムWを切断するための切断工具(例えばカッターの刃部)を案内するガイド部4が形成される。ガイド部4は、車体100を上方から見た場合に、切断工具を案内する溝又は類似の構造を有し、且つ、被覆領域CPを連続的に取り囲むように形成される。図2及び図3においては、ガイド部4の位置を破線で特定している。図に示すように、ガイド部4は、被覆領域CPを全周にわたって取り囲んでいる。
このようなフィルム切断用治具2の治具本体部3は、被覆領域CPの周方向に沿って複数個に分割されている。具体的には、フィルム切断用治具2は、後側の枠体118に設置される治具本体部3A、リアピラー103に設置される治具本体部3B、上縁部107に設置される治具本体部3C,3D,3E、フロントピラー106に設置される治具本体部3F、及び前側の枠体(フロントウィンドウの上側が車体に接している部分。言い換えると屋根とフロントウィンドウとの間にあたる部分。)119に設置される治具本体部3Gを有する。ただし、分割の個数や分割箇所は特に限定されず、任意に変更可能である。
次に、治具本体部の具体的な構成の一例について説明する。ここでは、図4〜6を参照して、上縁部107に設置される治具本体部3Cを例にして説明する。この治具本体部3Cは、側壁101の上端側の領域である上縁部107と、ドア110の縁部との間に取り付けられる。なお、他の治具本体部3D,3Eは、治具本体部3Cと同趣旨の構成を有するため、説明を省略する。
ここで、図8を参照して、上縁部107付近の構成について説明する。上縁部107とドア110の上端側の縁部とは、隙間GPをあけて並べられている。上縁部107の下端部が車体内側へ入り込むように屈曲することで、ドア110の上端面111と上下方向に対向する対向面108が形成される。また、対向面108の車体内側の端部が下方へ屈曲することで、ドア110を受ける受面109が形成される。
図4〜6に戻り、治具本体部3Cは、固定部11と、露出部12と、取付部13と、を備えている。固定部11は、隙間GPに挿入されて屋根102、側壁101及びドア110のいずれかに固定可能な部分である。なお、本実施形態では側壁101の対向面108に固定されるものとする。また、固定部11の固定手段については後述する。固定部11は、車体100の奥側へ向かって延びるような板状の部材によって構成されている。固定部11は、隙間GPに挿入された状態では、側壁101の対向面108及びドア110の上端面111と対向するように配置される(図9参照)。固定部11における奥側は、受面109と当接することで治具本体部3Cの位置決めを行う位置決め部14が形成される。位置決め部14には、受面109から離間する離間部16が形成される。離間部16は、奥側の端部が、位置決め部14よりも車体外側に配置されているため、位置決め部14が受面109と当接している状態では、当該受面109から離間した状態となる。なお、位置決め部14は、固定部11の前後方向における両端に形成されているが、前後方向における位置は特に限定されない。
露出部12は、固定部11の車体外側の端面に形成され、隙間GPから突出又は露出する部分である。この露出部12は、治具本体部3Cを車体100に取り付けた時、上縁部107とドア110の上端部に沿って車体の前後方向に延びている。ガイド部4Cは、露出部12に形成される。ガイド部4Cは、露出部12に沿って、すなわち上縁部107とドア110の上端部に沿って車体の前後方向に延びている。露出部12のうちの上端側の縁部と、ガイド部4Cとは、互いに離間している。すなわち、露出部12は、上端側の上縁部107とガイド部4Cとの間の領域に、側壁101に比してフィルムWの裏面側の粘着部が剥離し易い易剥離部21を有する。ガイド部4Cに沿ってフィルムWを切断している際には、露出部12にフィルムWの粘着部が接触するが、側壁101側の上縁部107とガイド部4Cとの間の領域には易剥離部21が形成されているため、フィルムWの切断後に、当該フィルムWを容易に剥離させることができる。なお、易剥離部21の形成方法は特に限定されず、該当箇所に表面処理(例えばフッ素系材料を塗布等)を施すことでフィルムWを剥離し易くしてもよく、フィルムWの剥離性の高い部材を該当箇所に貼り付けてもよい。
なお、ガイド部4Cのうち、治具本体部3Cのガイド部4Cにおける切断方向と治具本体部3Bにおけるガイド部4Bの切断方向とが交わる角部28では、治具本体部3Cのガイド部4Cの切断方向に沿って角部28よりも治具本体部3Cの車体後方の縁部側へ延びる延長部29が形成される。また、角部28では、治具本体部3Bのガイド部4Bの切断方向に沿って、角部28よりも治具本体部3Cの縁部側(露出部12のドア110側の縁部)へ延びる延長部31が形成される。
取付部13は、リアピラー103に配置される治具本体部3Bを取り付けるための部分である。取付部13は、治具本体部3Cを隙間GPに挿入して取り付けた際に、リアピラー103の外面に配置される。取付部13には、車体外側へ向かって延びる突出部13aが形成されている。取付部13の突出部13aは、治具本体部3Cの穴部に挿入される。
図6を参照して、固定部11の構成について詳細に説明する。側壁101は、隙間GP内においてドア110の上端面111と対向する対向面108を有している(図8参照)。対向面108は、上方へ向かって膨らむように湾曲している。固定部11は、側壁101の対向面108に沿って湾曲している。固定部11は、固定手段として、複数の磁石23を備えている。固定部11の下面11aには、複数の穴22が形成されており、当該穴22に磁石23が挿入されている。また、穴22の底部からは、固定部11の上面11bに向かって貫通する貫通孔24が形成されている。
このような固定部11は、対向面108の面方向に並ぶ複数の第1の磁石23Aが設けられた第1の固定領域26A、及び対向面108の面方向に並ぶ複数の第2の磁石23Bが設けられた第2の固定領域26Bを備えている。第1の固定領域26Aは、固定部11のうち車体前後方向の一方側に配置され、第2の固定領域26Bは、固定部11のうち車体前後方向の他方側に配置される。複数の第1の磁石23Aのうち、磁石23AMの軸線は対向面108と直交する第1の主軸CL1Mとして設定される。このうち、複数の第1の磁石23Aのうち、他の磁石23Aの軸線CL1は、第1の主軸CL1Mと平行をなす。複数の第2の磁石23Bのうち、一の磁石23BMの軸線は対向面108と直交する第2の主軸CL2Mとして設定され、複数の第2の磁石23Bのうち、他の磁石23Bの軸線CL2は、第2の主軸CL2Mと平行をなす。なお、図6に示す例では、2つの固定領域について説明したが、固定部11は3つ以上の固定領域を有してもよい。なお、本明細書で「軸線が対向面と直交する」とは、軸線と対向面の交点において、対向面に対して設定された接線(及びその集合によって構成される平面)が、軸線と直交することを言う。
なお、図2に示す治具本体部のうち、上縁部107に取り付けられる治具本体部3D,3Eについては、治具本体部3Cと同様に、固定部と露出部を有しており、露出部にガイド部4D,4Eが形成されている。ただし、治具本体部3Dには取付部が設けられていない。また、治具本体部3Dの固定部は、センターピラー104を回避するように、湾曲している。治具本体部3Eは、フロントピラー106の治具本体部3Fを取り付けるための取付部が形成されている。
図2、図3及び図7に示すように、屋根102の後縁部に沿って設置される治具本体部3Aは、リアガラス用の枠体118の上端部付近の形状に対応した板状の形状を有している。治具本体部3Aは、屋根102の後縁部と対応する形状で当該後縁部に沿って車体の幅方向に延びる縁部3Aaと、リアピラー103と枠体118との境界部108aと対応する形状で当該境界部108aに沿って延びる縁部3Abと、を有している(特に図7参照)。リアピラー103に設置される治具本体部3Bは、リアピラー103の外面に対応する形状を有する板状の形状を有している。治具本体部3Bは、リアピラー103の所定の高さ位置(少なくとも、治具本体部3A及び治具本体部3Cと連続する位置)にて車体前後方向に延びる縁部3Baと、境界部108aと対応する形状で当該境界部108aに沿って延びる縁部3Bbと、を有している(特に図7参照)。治具本体部3A,3Bには、固定手段として複数の磁石が設けられている。治具本体部3A,3Bの磁石は、治具本体部3Cと同様に溝部に収容されており、当該溝部の底部には、車体の取り付け面へ向かって貫通する貫通孔が形成されている。
治具本体部3Bには、縁部3Baに沿って車体前後方向にガイド部4Bが形成されている。ガイド部4Bは、治具本体部3Cの角部28及び延長部31の位置に対応するように、ガイド部4Cと交差する(図4参照)。また、ガイド部4Bは、治具本体部3Aの縁部3Abと交差する。治具本体部3Aには、縁部3Aaに沿ってガイド部4Aaが形成され、縁部3Abに沿ってガイド部4Abが形成される。縁部3Abとガイド部4Abとの間には、治具本体部3Bのガイド部4Bと連続するように、延長部43が形成される。また、ガイド部4Aのうち、ガイド部4Aaの切断方向とガイド部4Abの切断方向とが交わる角部45では、ガイド部4Aaの切断方向及びガイド部4Abの切断方向に沿って、角部45よりも治具本体部3Aの縁部3Aa及び3Ab側へ延びる延長部41が形成される。延長部41は、ガイド部4Aa,4Abの両方の方向成分を有するように、縁部3Aaと縁部3Abとの間の角部へ向かって傾斜する一本の溝である。ただし、ガイド部4Aaを延長して縁部3Abへ向かう縁部と、ガイド部4Abを延長して縁部3Aaへ向かう縁部をそれぞれ形成してもよい。また、ガイド部4Aのうち、ガイド部4Abの切断方向と治具本体部3Bのガイド部4Bの切断方向(すなわち延長部43)とが交わる角部46では、ガイド部4Abの切断方向に沿って、角部46よりも治具本体部3Aの下方の縁部3Ac側へ延びる延長部42が形成される。また、角部46では、ガイド部4Bの切断方向に沿って、角部46よりも治具本体部3Aの車体内側へ延びる延長部47が形成される。なお、治具本体部3A,3Bにも、ガイド部4A,4Bと縁部との間に易剥離部が形成されてよい。
なお、フロントピラー106に設置される治具本体部3Fと、前側の枠体119に設置される治具本体部3Gは、治具本体部3B,3Aと同趣旨の構成を有しているため、説明を省略する。
次に、本実施形態に係るフィルム施工方法について説明する。フィルム施工方法は、側壁及び屋根を有する対象物のうち、少なくとも屋根を覆うフィルムを施工する方法である。フィルム施工方法は、治具取付工程と、フィルム設置工程と、フィルム切断工程と、フィルム調整工程と、を備える。
治具取付工程は、車体100を上方から見た場合に、屋根及び側壁101の上端側を含む被覆領域CPを連続的に取り囲むように車体100にフィルム切断用治具2を取り付ける。具体的には、後側の枠体118に治具本体部3Aを設置し、リアピラー103に治具本体部3Bを設置し、側壁101の上縁部107とドア110との間の隙間に治具本体部3C,3D,3Eを設置し、フロントピラー106に治具本体部3Fを設置し、前側の枠体119に治具本体部3Gを設置する。このとき、互いに隣り合う治具本体部同士は、互いに隙間なく連続的に設置される。このとき、各治具本体部3A〜3Gに形成されたガイド部4A〜4Gは、互いに連続するように配置される。
本工程では、例えば図8及び図9に示すように、治具本体部3C,3D,3Eは、上縁部107とドア110との間の隙間GPに対して位置合わせされ、当該隙間GPに挿入されて、固定部11が対向面108に固定される。また、この時、固定部11の位置決め部14が受面109と当接することによって、治具本体部3C,3D,3Eの幅方向への位置決めが行われる。また、図13に示すように、治具本体部3B,3Fは、リアピラー103、フロントピラー106の外面に対して固定される。また、治具本体部3A,3Gは、後側の枠体118、及び前側の枠体119の外面に対して固定される。
フィルム設置工程は、フィルム切断用治具2が設置された状態の車体100に対し、屋根102、側壁101、及びフィルム切断用治具2に対して、フィルムWを設置すると共に貼り付ける工程である。本工程では、図9に示すように、屋根102の上部に、裏面の粘着部が露出した状態のフィルムWが配置され、下方へ向かってフィルムWが下される。これにより、図10に示すように、屋根102、側壁101の上縁部107、及び治具本体部3C,3D,3Eの露出部12にフィルムWが貼り付けられる。また、図13に示すように、屋根102、リアピラー103の外面、フロントピラー106の外面、及び治具本体部3B,3FにフィルムWが貼り付けられる。また、屋根102、及び治具本体部3A,3GにフィルムWが貼り付けられる。
フィルム切断工程は、車体100を上方から見た場合に、フィルム切断用治具2に形成されたガイド部4に沿って、被覆領域CPを取り囲むように連続的に切断工具を案内することで、フィルムを切断する工程である。これによって、フィルムWはガイド部4に沿って切断されることで、被覆領域CPに対応する所望の形状に切断され、貼り付けに不要な部分が除去される。
本工程では、図11(a)及び図14に示すように、治具本体部3B〜3Fのガイド部4B〜4Fに沿って、切断工具150が案内されながら、フィルムWの切断が行われる。また、治具本体部3A,3Gのガイド部4A,4Gに沿って、切断工具150が案内されながら、フィルムWの切断が行われる。ここで、図11(a)及び(b)に示すように、フィルム切断工程にて用いられる切断工具150は、刃部151、及び刃部151の先端側へ延びる棒状部材152を備えている。棒状部材152は、刃部151の裏側において、刃部151の延在方向に沿って延びている。図11(c)に示すように、棒状部材152の幅方向の寸法は、刃部151の厚さよりも大きく設定されている。従って、棒状部材152は、刃部151の厚さ方向における両側からはみ出ている。従って、切断工具150をガイド部4に挿入した場合、ガイド部4の溝面に対して棒状部材152が当接することによって、刃部151がガイド部4の溝面から離間した状態で、フィルムWの切断を行うことができる。
フィルム調整工程は、フィルムWの切断後に、治具本体部3A〜3Gを取り外し、フィルムWのうち、当該治具本体部3A〜3Gの易剥離部21に被っていた部分を車体100に貼り付ける工程である。治具本体部3C,3D,3Eの易剥離部21から剥離されたフィルムWは、上縁部107の下縁を回り込むように折りたたまれ、対向面108に貼り付けられる。また、治具本体部3B,3Fの易剥離部21から剥離されたフィルムWは、図15に示すように、リアピラー103の外面、及びフロントピラー106の外面に貼り付けられる。また、治具本体部3A,3Gの易剥離部21から剥離されたフィルムWは、枠体118,119と屋根102との境界部分における段差にて、折り返されて当該段差に貼り付けられる。以上により、フィルムWの施工が完了する。
次に、本実施形態に係るフィルム切断用治具2及びフィルム施工方法の作用・効果について説明する。
本実施形態に係るフィルム切断用治具2は、屋根102及び側壁101の上端側を含む被覆領域CPを連続的に取り囲むように車体100に取り付けられる治具本体部3を備えている。また、治具本体部3には、フィルムWを切断するための切断工具150を案内するガイド部4が形成され、ガイド部4は、車体100を上方から見た場合に、被覆領域CPを連続的に取り囲むように形成される。従って、作業時においては、車体100に対して治具本体部3を取り付け、その後、当該治具本体部3に形成されたガイド部4に沿ってフィルムWを切断することで、フィルムWを被覆領域CPに応じた形状に容易に切断することができる。以上により、屋根102のみならず側壁101にもフィルムWが回り込むような施工を容易に行うことができる。
フィルム切断用治具2において、車体100は、側壁101にドア110を有するものであって、側壁101の上縁部(上端側の領域)107と、ドア110の上縁部とが、隙間GPをあけて並べられている。治具本体部3C,3D,3Eは、隙間GPに挿入されて側壁101に固定可能な固定部11と、固定部11の端面に形成され、隙間GPから突出又は露出する露出部12と、を有する。ガイド部4は、露出部12に形成されている。このような構成により、作業者は、治具本体部3C,3D,3Eを隙間GPに挿入して固定部11で側壁101に固定するだけで、容易にガイド部4を上縁部107とドア110との間に配置することができる。
フィルム切断用治具2において、側壁101は、ドア110の水平方向における少なくとも一方側に設けられたピラー103,106を含んでいる。このように、側壁101として、ピラー103,106にフィルムWが貼り付けられる。
フィルム切断用治具2において、露出部12のうちの上端側の縁部と、ガイド部4とは、互いに離間している。このような構成により、フィルムWの切断位置と、隙間GPの上端、すなわち側壁101の上縁部107の下端との間に、フィルムWの折り曲げ代を確保することができる。従って、当該折り曲げ代を対向面108側へ折り曲げることで、フィルムWの切断面を隙間GP内へ配置できる。
フィルム切断用治具2において、露出部12は、当該露出部12の上端側の縁部とガイド部4との間の領域に、側壁101に比してフィルムWの裏面側の粘着部が剥離し易い易剥離部21を有している。このような構成により、フィルムWの切断後、フィルムWを治具本体部3C,3D,3Eから容易に剥離することができる。
フィルム切断用治具2において、側壁101は、隙間GP内においてドア110の上端面111と対向、且つ、上方へ向かって膨らむように湾曲する対向面108を有するものである。対向面108は、上方へ向かって膨らむように湾曲し、固定部11は、側壁101の対向面108に沿って湾曲し、対向面108の面方向に並ぶ複数の第1の磁石23Aが設けられた第1の固定領域26A、及び対向面108の面方向に並ぶ複数の第2の磁石23Bが設けられた第2の固定領域26Bを備える。複数の第1の磁石23Aのうち、一の磁石23AMの軸線は対向面108と直交する第1の主軸CL1Mとして設定され、複数の第1の磁石23Aのうち、他の磁石23Aの軸線CL1は、第1の主軸CL1Mと平行をなす。複数の第2の磁石23Bのうち、一の磁石23BMの軸線は対向面108と直交する第2の主軸CL2Mとして設定され、複数の第2の磁石23Bのうち、他の磁石23Bの軸線CL2は、第2の主軸CL2Mと平行をなしている。このような構成により、湾曲した対向面108に対して磁石の軸線の方向を少なくとも第1の固定領域26Aと第2の固定領域26Bの二カ所で対応させることで、磁石による固定力を確保できる。このように、湾曲した対向面108の垂直方向に磁石の軸線の方向を対応させつつも、一の磁石23AM,23BM以外の磁石23A,23Bの軸線CL1,CL2については、代表的な軸線である主軸CL1M,CL2Mと平行とすることで、製造の容易性を確保できる。例えば、全ての磁石の軸線を対向面108と直交させる場合は、製造上、及び設計上の負担が大きくなる。
フィルム切断用治具2において、側壁101の隙間GPの奥側には、ドア110を受ける受面109が形成されるものである。固定部11における奥側には、受面109と当接することで治具本体部3C,3D,3Eの位置決めを行う位置決め部14が形成され、位置決め部14には、受面109から離間する離間部16が形成されている。例えば、固定部11の奥側の縁部の全体にわたって受面109と当接する場合は、寸法誤差等により固定部11と受面109との間でがたつきが発生する可能性がある。一方、離間部16を形成することで、位置決め部14にて部分的に受面109と当接することで、がたつきの発生を抑制できる。
フィルム切断用治具2において、治具本体部3は、被覆領域CPの周方向に沿って複数個に分割されている。このような構成により、作業時に治具本体部3を車体100に取り付け易くなる。
フィルム切断用治具2において、ガイド部4のうち、ガイド部4Aaの切断方向とガイド部4Abの切断方向とが交わる角部45では、それぞれの切断方向に沿って、角部45よりも治具本体部3Aの縁部3Aa,3Ab側へ延びる延長部41が形成されている。また、治具本体部3Cのガイド部4Cにおける切断方向と治具本体部3Bにおけるガイド部4Bの切断方向とが交わる角部28では、治具本体部3Cのガイド部4Cの切断方向に沿って角部28よりも治具本体部3Cの車体後方の縁部側へ延びる延長部29が形成される。また、治具本体部3Bのガイド部4Bの切断方向に沿って角部28よりも治具本体部3Cの下端の縁部側へ延びる延長部31が形成される。以上のような延長部が形成されることで、作業者は、ガイド部の角部においてもスムーズに切断工具150を移動させることができるため、各角部におけるフィルムの切断形状の品質を向上できる。
フィルム施工方法は、側壁101及び屋根102を有する車体100のうち、少なくとも屋根102を覆うフィルムWを施工するフィルム施工方法であって、車体100を上方から見た場合に、屋根102及び少なくとも一部の側壁101の上端側を含む被覆領域CPを連続的に取り囲むように車体100にフィルム切断用治具2を取り付ける治具取付工程と、車体100を上方から見た場合に、フィルム切断用治具2に形成されたガイド部4に沿って、被覆領域CPを取り囲むように連続的に切断工具150を案内することで、フィルムWを切断するフィルム切断工程と、を備える。
このような形態によれば、上述のフィルム切断用治具2と同様の作用・効果を得ることができる。
フィルム施工方法において、フィルム切断工程にて用いられる切断工具150は、刃部151、及び刃部151の先端側へ延びる棒状部材152を備えている。このような棒状部材152を設けることで、棒状部材152をガイド部4に接触させることで、刃部151がガイド部4と直接接触することを回避できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、ピラー103,106に対する治具本体部3B,3Fを用いた場合、フィルムWを治具本体部3B,3F(の易剥離部21)に一度貼り付け、切断後に治具本体部3B,3FからフィルムWを剥がして、ピラー103,106に貼り付ける必要があった。この場合、特に光沢のあるフィルムWを用いた場合には、易剥離部21への表面処理を施していてもなお、表面にショックライン等が残る可能性があった。従って、図16に示すように、フィルムWをピラー103,106に貼り付けておき、その上からカバー部材200をかぶせて、フィルムWを切断してもよい。
すなわち、フィルム切断用治具は、側壁101であるフロントピラー106に貼り付けられたフィルムWの上から当該フィルムWを覆うようにフロントピラー106に取り付けられるカバー部材200を備える。カバー部材200のガイド部201は、切断方向に沿って延びると共にカバー部材200を貫通する貫通部202と、貫通部202の側縁部において外面から内側へ向かって窪むように形成されると共に貫通部202に沿って延びる溝部203と、を備える。このカバー部材200は、治具本体部3Fに対応し、ガイド部201は、ガイド部4Fに対応する。
このようなカバー部材200を用いた場合、図18に示すような専用の切断工具250を用いてよい。切断工具250は、先端に刃部251が形成された棒状部材252と、棒状部材252の先端部及び刃部251を飛出し可能に収容する収容部253と、を備えている。収容部253は、図示されない弾性機構によって、棒状部材252を保持している。未使用時においては、刃部251は収容部253内に収容された状態となっている(図において二点鎖線で示す状態)。一方、切断時において、収容部253をカバー部材200の溝部203内に配置し、棒状部材252を押し付けると、刃部251が収容部253から飛出し、貫通部202を通過して、フロントピラー106の外面のフィルムWに到達する。すなわち、カバー部材200の厚みと弾性機構(によって必要以上の押し付けを抑制)との相関によって刃部251がフィルムWを超えてピラー表面を傷つけることを防止している。当該状態にて、収容部253を溝部203に沿って移動させることで、切断工具250でフィルムWを所望の位置で切断することができる。
このようなカバー部材200によれば、フィルムWをフロントピラー106に貼り付けた状態で、切断を行うことができる。従って、切断後のフィルムWを治具本体部3から剥がしてからフロントピラー106に貼りなおす必要がないため、フィルムWのショックラインの発生を防止できる。
なお、図17に示すように、カバー部材200は、治具本体部3Eのガイド部4Eがガイド部201と交差するように配置される。これによって、治具本体部3Eに沿ってフィルムWを切断した後、当該ガイド部4Eに沿った切断と連続して、ガイド部201に沿って切断を行うことができる。
また、カバー部材200は、貫通部202に対して被覆領域CPとは反対側の部分である下部領域200Aにてフロントピラー106の外面に取り付け可能である。また、貫通部202に対して被覆領域CP側の部分である上部領域200Bにてフロントピラー106から離間している。このように、被覆領域CPを覆う側では、フロントピラー106、すなわちフィルムWから離間させることで、切断後のフィルムWにカバー部材200取付時の痕が残ることを抑制できる。一方、下部領域200Aではフロントピラー106に取り付けることで、切断後は除去されるフィルムWの部分にて、カバー部材200の固定性を向上できる。なお、リアピラー103に対しても、カバー部材200と同趣旨の構成を有するカバー部材を取り付けてよい。
なお、上述の実施形態では、フィルム貼り付けの対象物として自動車の車体が例示されていた。しかし、自動車に限らず、屋根と側壁を有するものであれば、他のものをフィルム施工の対象物としてもよく、例えば、電車、飛行体、家具、電化製品等にも適用が考えられる。
また、上述の実施形態では、治具本体部3の固定部は、側壁に固定されなくともよく、屋根、ドアに固定されてよい。
2…フィルム切断用治具、3…治具本体部、4…ガイド部、11…固定部、12…露出部、14…位置決め部、16…離間部、21…易剥離部、23…磁石、26A…第1の固定領域、26B…第2の固定領域、41…延長部、45…角部、100…車体、101…側壁、102…屋根、107…上縁部、108…対向面、109…受面、110…ドア、150…切断工具、151…刃部、152…棒状部材、200…カバー部材、201…ガイド部、202…貫通部、203…溝部、W…フィルム、CP…被覆領域。

Claims (11)

  1. 対象物の屋根及び側壁の一部を覆って接着する、裏面側に粘着部を備えた装飾フィルムの切断をサポートするフィルム切断用治具であって、
    前記対象物を上方から見た場合に、前記屋根及び少なくとも一部の前記側壁の上端側を含む前記対象物の被覆領域を連続的に取り囲むように前記対象物に取り付けられる治具本体部を備え、
    前記対象物は、前記側壁にドアを有するものであって、
    前記側壁の前記上端側の領域と、前記ドアの上縁部とが、隙間をあけて並べられており、
    前記治具本体部は、
    前記隙間に挿入されて前記屋根、前記側壁及び前記ドアのいずれかに固定可能な固定部と、
    前記固定部の端面に形成され、前記隙間から露出する露出部と、を有し、
    前記治具本体部には、前記装飾フィルムを切断するための切断工具を案内するガイド部が形成され、
    前記ガイド部は、前記対象物を上方から見た場合に、前記被覆領域を連続的に取り囲むように前記露出部に形成される、フィルム切断用治具。
  2. 前記露出部のうちの上端側の縁部と、前記ガイド部とは、互いに離間している、請求項に記載のフィルム切断用治具。
  3. 前記露出部は、当該露出部の上端側の縁部と前記ガイド部との間の領域に、前記側壁に比して前記装飾フィルムの裏面側の前記粘着部が剥離し易い易剥離部を有する、請求項に記載のフィルム切断用治具。
  4. 前記屋根及び前記側壁の少なくとも一方は、前記隙間内において前記ドアの上端面と対向し、且つ、上方へ向かって膨らむように湾曲する対向面を有するものであって、
    前記固定部は、
    前記側壁の前記対向面に沿って湾曲し、
    前記対向面の面方向に並ぶ複数の第1の磁石が設けられた第1の固定領域、及び前記対向面の前記面方向に並ぶ複数の第2の磁石が設けられた第2の固定領域を備え、
    前記複数の第1の磁石のうち、一の磁石の軸線は前記対向面と直交する第1の主軸として設定され、前記複数の第1の磁石のうち、他の磁石の軸線は、前記第1の主軸と平行をなし、
    前記複数の第2の磁石のうち、一の磁石の軸線は前記対向面と直交する第2の主軸として設定され、前記複数の第2の磁石のうち、他の磁石の軸線は、前記第2の主軸と平行をなす、請求項のいずれか一項に記載のフィルム切断用治具。
  5. 前記屋根及び前記側壁の少なくとも一方における前記隙間の奥側には、前記ドアを受ける受面が形成されるものであって、
    前記固定部における前記奥側には、前記受面と当接することで前記治具本体部の位置決めを行う位置決め部が形成され、
    前記位置決め部には、前記受面から離間する離間部が形成される、請求項のいずれか一項に記載のフィルム切断用治具。
  6. 前記治具本体部は、前記被覆領域の周方向に沿って複数個に分割されている、請求項1〜のいずれか一項に記載のフィルム切断用治具。
  7. 前記ガイド部のうち、第1の切断方向に沿って延びる第1の部分と第2の切断方向に沿って延びる第2の部分とが交わる角部では、前記第1の切断方向に沿って前記角部よりも前記治具本体部の縁部側へ延びる第1の延長部、及び前記第2の切断方向に沿って前記角部よりも前記治具本体部の縁部側へ延びる第2の延長部が形成される、請求項1〜のいずれか一項に記載のフィルム切断用治具。
  8. 前記側壁に貼り付けられた前記装飾フィルムの上から当該装飾フィルムを覆うように前記側壁に取り付けられるカバー部材を備え、
    前記カバー部材のガイド部は、切断方向に沿って延びると共に前記カバー部材を貫通する貫通部と、前記貫通部の側縁部において外面から内側へ向かって窪むように形成されると共に前記貫通部に沿って延びる溝部と、を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載のフィルム切断用治具。
  9. 前記カバー部材は、前記貫通部に対して下側にて前記側壁に取り付け可能であり、前記貫通部に対して上側にて前記側壁から離間する、請求項に記載のフィルム切断用治具。
  10. 側壁及び屋根を有する対象物のうち、少なくとも前記屋根を覆う装飾フィルムを施工するフィルム施工方法であって、
    前記対象物を上方から見た場合に、前記屋根及び少なくとも一部の前記側壁の上端側を含む被覆領域を連続的に取り囲むように前記対象物にフィルム切断用治具を取り付ける治具取付工程と、
    前記対象物を上方から見た場合に、前記フィルム切断用治具に形成されたガイド部に沿って、前記被覆領域を取り囲むように連続的に切断工具を案内することで、前記装飾フィルムを切断するフィルム切断工程と、を備え
    前記対象物は、前記側壁にドアを有するものであって、
    前記側壁の前記上端側の領域と、前記ドアの上縁部とが、隙間をあけて並べられており、
    前記治具取付工程では、前記フィルム切断用治具が備える固定部を前記隙間に挿入させて前記屋根、前記側壁及び前記ドアのいずれかに固定し、
    前記ガイド部は、前記固定部の端面に形成され前記隙間から露出する露出部に形成される、フィルム施工方法。
  11. 前記フィルム切断工程にて用いられる前記切断工具は、刃部、及び前記刃部の先端側へ延びる棒状部材を備える、請求項1に記載のフィルム施工方法。
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