JP6917772B2 - 管状体内装物の着脱工法および着脱支援装置 - Google Patents

管状体内装物の着脱工法および着脱支援装置 Download PDF

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Description

本発明は、管状体内装物の着脱工法および着脱支援装置に関し、特に蒸気ドラム内の天井部に装着されるスクラバーの着脱工法および着脱支援装置に関する。
発電所において、蒸気ドラム内の天井部にそれぞれ取り付けられて蒸気ドラムの管軸方向に林立する多数のスクラバーは、蒸気ドラムに供給された気液混合体から液体(水)を除去し、分離された気体(水蒸気)を後段のタービンに供給し、液体(水)がドラム内部に落ち、降水管から蒸発管を回って蒸気ドラムに循環されている。すなわち、ボイラ蒸発管を通って過熱された液体(水)は蒸気ドラムに導かれ、内部のスクラバーによって蒸気中の微細な水滴を除去する汽水分離が実行され、乾き度の高い蒸気が過熱器を通じてタービンに送られる。スクラバーは、例えば、整流板を組み合わせて構成され、蒸気速度を可及的に減少させ、蒸気中の水滴を整流板の波板部に付着させることにより汽水分離を行う。
特許文献1には、発電用ボイラ等に備えられ、火炉内で加熱された気液混合流体を飽和蒸気と飽和水とに気液分離すると蒸気ドラムと、蒸気ドラム本体内に設けられて、ミスト(水)を含む蒸気から衝突板式でミストを捕集することによりミストを除去するスクラバーが開示されている。
発電所の定期検査時、スクラバーを取付・取外しする際には、作業者が小口径のマンホール(開口)を通じて狭隘な蒸気ドラムの本体胴部内に入り、作業者が重量物であるスクラバー(例えば約30kg)を蒸気ドラムの天井部から取り外して床部に降ろした後、作業者が点検手入れしたスクラバーを天井部まで持ち上げて、天井部に固定している。さらに、作業者は使用済または検査済ないし新品のスクラバーを抱えながら、蒸気ドラム内を管軸方向に歩行している。
特開2004−101043号公報
以下の分析は本発明によるものである。管状体内のような狭隘箇所における重量物の着脱作業は作業者へ加わる負担が大きい。また、この着脱作業が全体工程内で占める時間割合が大きい。さらに、管状体のマンホールの内径が管状体の本体胴部の内径よりも小さい場合には、大型機械を用いて管状体内で作業することが困難である。
したがって、狭隘な管状体内に装着される内装物の着脱作業において、作業者に加わる負荷を軽減し、また着脱作業に要する時間を短縮可能にする管状体内装物の着脱支援技術が求められている。
第1の視点において、ドラム状の管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱工法は、前記管状体の床部に管軸方向に延在する案内部を敷設すること、前記案内部上に前記内装物用の昇降自在かつ走行自在な着脱治具を搬入すること、前記着脱治具上に前記内装物を載置すること、前記内装物が載置された前記着脱治具を前記内装物の取付位置の下へ前記管軸方向に走行させること、前記取付位置の下で前記着脱治具を用いて前記内装物を昇降させること、前記着脱治具により持ち上げられた前記内装物を前記天井部に取り付けることを含む。
前記第1の視点の変形として、ドラム状の管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱工法であって、前記管状体の床部に管軸方向に延在する案内部を敷設すること、前記内装物用の昇降自在かつ走行自在な着脱治具を分解した状態で前記管状体内に搬入して前記案内部上で組み立てること、組み立てられた前記着脱治具上に前記内装物を載置すること、前記内装物が載置された前記着脱治具を前記内装物の取付位置の下へ前記管軸方向に走行させること、前記取付位置の下で前記着脱治具を用いて前記内装物を昇降させること、前記着脱治具により持ち上げられた前記内装物を前記天井部に取り付けること、を含む。
前記第1の視点の別の変形として、ドラム状の管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱工法であって、前記管状体の床部に管軸方向に延在する案内部を敷設すること、前記内装物用の昇降自在かつ走行自在な着脱治具を分解した状態で前記管状体の本体よりも狭い前記管状体の開口から前記管状体内に搬入して前記案内部上で組み立てること、組み立てられた前記着脱治具上に前記内装物を載置すること、前記内装物が載置された前記着脱治具を前記内装物の取付位置の下へ前記管軸方向に走行させること、前記取付位置の下で前記着脱治具を用いて前記内装物を昇降させること、前記着脱治具により持ち上げられた前記内装物を前記天井部に取り付けること、を含み、前記着脱治具は、前記内装物が載置され、載置された前記内装物を昇降自在に構成される昇降部と、前記昇降部を支持するよう構成される車台部と、前記車台部に懸架され、前記管状体内を管軸方向に走行自在に構成される走行部と、を有し、前記着脱治具の前記昇降部、前記車台部、及び前記走行部の範囲で分解組立て可能である。
第2の視点において、ドラム状の管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱を支援する装置は、前記内装物が載置され、載置された前記内装物を昇降自在に構成される昇降部と、前記昇降部を支持するよう構成される車台部と、前記車台部に懸架され、前記管状体内を管軸方向に走行自在に構成される走行部を有する。
前記第2の視点の変形として、ドラム状の管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱を支援する着脱支援装置であって、前記内装物が載置され、載置された前記内装物を昇降自在に構成される昇降部と、前記昇降部を支持するよう構成される車台部と、前記車台部に懸架され、前記管状体内を管軸方向に走行自在に構成される走行部と、を有し、前記着脱支援装置は、前記管状体の開口から内部へ導入可能な寸法に分解可能に構成される。
前記第2の視点の別の変形として、ドラム状の管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱を支援する着脱支援装置であって、前記内装物が載置され、載置された前記内装物を昇降自在に構成される昇降部と、前記昇降部を支持するよう構成される車台部と、前記車台部に懸架され、前記管状体内を管軸方向に走行自在に構成される走行部と、を有し、前記着脱支援装置は、前記管状体の開口から内部へ導入可能な寸法に分解可能に構成され、前記着脱支援装置の前記昇降部、前記車台部、及び前記走行部の範囲で分解組立て可能である。
上記視点によれば、狭隘な管状体内に装着される内装物の着脱作業において、作業者に加わる負荷を軽減し、また着脱作業に要する時間を短縮可能にする管状体内装物の着脱支援技術を提供することができる。
一実施例に係るスクラバー着脱技術を適用可能な蒸気ドラムを管軸方向に沿って切断した様子、および蒸気ドラム内に導入されたスクラバー着脱支援装置を模式的に示す縦断面図である。 図1に示した蒸気ドラムを管径方向に沿って切断した様子、および蒸気ドラム内に導入されたスクラバー着脱支援装置を模式的に示す横断面図である。 図2に示したスクラバー着脱支援装置の上部構造を示す部分斜視図である。 図2に示したスクラバー着脱支援装置の下部構造およびその案内部を示す部分斜視図である。 図1、図2および図4に示したレールの構造を示す部分斜視図である。 一実施例に係るスクラバー着脱工法を説明するフローチャートである。
一実施形態の概要を説明する。なお、この概要及び後述の実施例に付記した図面参照符号は、理解を容易にするための参考例を示すものであり、本発明を図示の形態に限定することを意図するものではない。
一実施形態に係る管状体内装物の着脱工法は、図1、図2および図6を参照して、下記の工程を含むことができる:
(S603)管状体50の床部52に、管軸方向に延在する案内部4(例えば図5に示すような分解組立式のレール41)を敷設する;
(S604)案内部4上に管状体50の天井部51に取り付けられる内装物(スクラバー等)61用の着脱治具(1,2,3)を搬入する(その際必要に応じ、着脱治具を分解して搬入し、搬入後組立てる);
(S610)着脱治具(1,2,3)の昇降部1上に内装物61を載置する;
(S611)内装物61が載置された着脱治具(1,2,3)の走行部3を、案内部4上で内装物61の取付位置の下に走行させる;
(S612)取付位置の下で着脱治具(1,2,3)の昇降機構(例えばリンク機構23B(図3参照))を用いて昇降部1上の内装物61を昇降させる;
(S613)着脱治具(1,2,3)により持ち上げられた内装物61を管状体50の天井部51に取り付ける。
案内部4は、管状体50内の内部ないし床上構造物(既設設備)を利用して構成することもでき、あるいは内部構造物を撤去した後に、新規に設置してもよい。好ましくは、案内部4は、床部52上の配管(73,74)を支持する配管支持金物72を含んで管軸方向に延在する架台42と、架台42上に設置されるレール41を備える。
管状体50の天井部51下の内装物61として、スクラバー61以外には、スクラバー61に付設された分配バッフル62等が例示される。また、着脱治具(1,2,3)を利用して、天井部51以外に取り付けられた内装物、例えば仕切板63の着脱、搬入および搬出を実行してもよい。
この工法で好適に用いられる着脱支援装置10ないし着脱支援治具(1,2,3)は下記の要素1,2,3を有することができる:
・管状体50の内装物61が載置され、載置された内装物61を昇降自在に構成される昇降部1;
・昇降部1を支持するよう構成される車台部2(なお昇降部1は所要昇降高さストロークに応じ第1昇降部△1、第2昇降部△2を含むことができ、また昇降高さをかさ上げするための台部22を含むことができる);
・車台部2に懸架され、管状体50内を管軸方向に走行自在に構成される走行部3。
着脱支援治具(1,2,3)は、複数の要素(1,2,3)が一体化されて運用されてもよく、あるいは、例えば要素(1,2)と要素(3)とに分離して運用してもよい。
上記着脱工法、および着脱支援装置10ないし着脱支援治具(1,2,3)によれば、狭隘な管状体50内に装着される内装物61の着脱作業において、内装物61を管軸方向に取付位置まで搬送し、取付位置の下で内装物61を昇降することにより、作業者に加わる負担を軽減し、着脱作業に要する時間を短縮することができる。さらに、着脱支援装置10は分解可能であるため、管状体50の本体胴部よりも狭い管状体50の開口(マンホール)53(54)を通じて管状体50の内部に容易に導入して組立てることができる。
上記各視点において、以下の好ましい形態が可能である。
(形態1)管状体の管軸方向に案内部上を走行自在および管径方向に昇降自在な着脱治具を用いて、狭隘な管状体内の天井部に内装物を着脱する。
(形態2)前記着脱治具および前記案内部を用いて、内装物を取り外した後、検査済ないし新品の内装物を取り付ける。
(形態3)前記案内部は互いに連結される複数のレールセグメントを含む組立式のレールを備え、前記複数のレールセグメントは、前記管状体の本体よりも狭い前記管状体の開口から前記管状体内に搬入されて、前記管状体内で互いに連結される。
(形態4)管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱を支援する装置ないし治具は、載置された管状体内装物を昇降自在な昇降部と、管状体内を走行自在に構成される走行部と、走行部と昇降部の間を接続する車台部と、を有する。また、着脱支援治具は、分解組立て可能に構成される。
(形態5)管状体の天井部等に装着される内装物の着脱支援装置ないしシステムは、前記管状体内の床部に設けられ、前記走行部を前記管状体の管軸方向に案内する案内部をさらに有する。
(形態6)前記案内部は、着脱支援治具、台車および作業員等が走行する平底部と、それらの落下を防止する側壁部を備えることができる。
(形態7)前記管状体は蒸気(汽水ないし気液分離用)ドラムであり、前記内装物はスクラバーである。
(形態8)前記管状体は、例えば、相分離ドラム、例えば気液分離、固気分離または固液分離用ドラムである。前記内装物は、内装物自体または内装物取付用ブラケットである。前記内装物は、例えば、スクラバー、分配バッフル、邪魔板、セパレータ、サイクロン、フィルタ、フィン、管状体補強部材、あるいは二相混合体等の供給管、蒸気管、導水管、分配管または排水管等の配管である。
(形態9)前記管状体は、蒸気タービンへ供給する蒸気からの水分除去用、燃料ガスからの粉塵分離用、排気ガスからの硫黄酸化物、窒素酸化物または粒子状物質除去用のドラムである。
(形態10)前記管状体の開口径は、前記管状体の本体胴部の内径よりも小さく、例えば1/2以下、あるいは1/4以下である。
(形態11)横断面が円形の管状体の内周面に、走行面を水平に形成するための架台が構成される。架台は、管状体内に既設の床上構造物を利用して管軸方向に延在するよう構成することができる。
(形態12)前記昇降部は昇降台を備え、前記昇降部と前記車台部の間は昇降台を水平状態を維持したまま昇降させる昇降機構、例えばリンク機構(例えば四節リンク機構、スライダクランク機構、またはスクリューネジ機構)が1つまたは複数組み合わされて用いられる。
(形態13)昇降部は、1段式又は2段式以上の多段昇降機構として構成でき、高さ嵩上げ用の台部を設けることもできる。
以下、一実施例をさらに説明する。なお、本発明は上記形態等および以下の実施例に限定されるものではなく、他の形態等でも実施可能であり、又、様々な形態等を組み合わせて実施することもできる。
以下、添付図面を参照して、管状体として蒸気ドラム、管状体の天井部に取り付けられる内装物としてスクラバーをそれぞれ採用した一実施例を説明する。
図1は、一実施例に係るスクラバー着脱技術が適用可能な蒸気ドラムを管軸方向に沿って切断した様子、および蒸気ドラム内に導入されたスクラバー着脱支援装置を模式的に示す縦断面図である。図2は、図1に示した蒸気ドラムを管径方向に沿って切断した様子、および蒸気ドラム内に導入されたスクラバー着脱支援装置を模式的に示す横断面図である。
図1および図2を参照すると、蒸気ドラム50の内周曲面の天井部51には、複数のスクラバー61が管軸方向に並んで着脱可能に装着されている。スクラバー61は、蒸気ドラム50内を流れる汽水混合物から水分を凝集させて除去する。除去された水は蒸気ドラム50の床部52上を流れ、乾燥された蒸気は蒸気ドラム50の天井部51下を流れ、タービンなどに供給される。スクラバー61には分配バッフルが付設されている。
蒸気ドラム50の床部52上には、案内部4が管軸方向に敷設されている。案内部4は、蒸気ドラム50の内周曲面上に設置されて水平面を形成するための架台42、および架台42上に設置されるレール41を有する。レール41は分解状態でマンホール53(54)を通じて蒸気ドラム50の本体胴部内に搬入されて(図1および図5のレールセグメント411参照)、蒸気ドラム50内で組立てられる。例えば、マンホール53,54の内径φ1,φ2は約400mmであり、蒸気ドラム50の本体胴部の内径φ3は約1800mmである。
架台42は、床部52上を管軸方向に延在する薬液注入管73,73および連続ブロー管74,74を支持する配管支持金物72を含んで構成される。配管支持金物72上に、ブロック等を適宜設置して、ブロック等上に水平状態でレール41を据え置き、管軸方向に延在させることができる。
蒸気ドラム50の内周曲面の側壁部には、複数の仕切板63が管軸方向に並んで着脱可能に装着されている。蒸気ドラム50内の略中間部には、給水内管71が管軸方向に延在している。
図3は、図2に示したスクラバー着脱支援装置の上部構造を示す部分斜視図である。図4は、図2に示したスクラバー着脱支援装置の下部構造およびその案内部を示す部分斜視図である。図5は、図1、図2および図4に示したレールの構造を示す部分斜視図である。
特に図2を参照して、蒸気ドラム50内で、スクラバー61を着脱(取外し・取付、交換を含む)する際、作業者に加わる負荷を軽減する装置として、一実施例に係るスクラバー着脱支援装置(システム)10が使用される。スクラバー着脱支援装置10は、スクラバー着脱治具(1,2,3)を構成する昇降部1、車台部2および走行部3と、上述した案内部4を有する。
特に図3を参照して、昇降部1は、スクラバー61が載置される昇降台11を備える。昇降台11は、昇降台11上に載置されたスクラバー61を昇降自在に構成される。
車台部2は、昇降部1(第1、第2昇降部△1、△2)を支持するよう構成される。車台部2は、車台21A、車台21Aの上部に配された第1昇降部△1、その上部に配された第2昇降部△2を有することができる。第1、第2昇降部は、夫々リンク機構で構成できる。第1リンク機構(23A、図示省略)は、車台21Aと第1昇降台1Aとの間に配され、第2リンク機構(23B)は、第2支持台21Bと第2昇降台1Bとの間に配される。第2リンク機構23Bを介した第2昇降部△2の駆動源としてシリンダ24を備える。台部22の高さは、スクラバー61の取付高さに応じて嵩上げまたは嵩下げすることができる。図3には、第2昇降部△2の上昇状態を示すが、第1昇降部△1は同様に構成することができる。また、第1昇降部△1は、異なった形式の昇降機構を用いることもできる。
リンク機構23は、アーム23a,23b、アーム23aの基端部を第2昇降部の支持台21B(又は第1昇降部の支持台21Aないし車台部2)に揺動自在に軸支する固定軸23c、アーム23bの基端部を昇降台11に揺動自在に軸支する固定軸23c、アーム23a,23bの中間部を互いに軸支する連結軸23d、アーム23aの先端部を昇降台11に揺動自在かつ並進自在に軸支するスライダ軸(コロ軸)23e、およびアーム23bの先端部を支持台21B(又は21A)に揺動自在かつ並進自在に軸支するスライダ軸(コロ軸)23eを備える。
リンク機構23は、車台部2の左右にそれぞれ設けられる。左右のリンク機構23,23は、支持台21B(又は21A)、固定軸23c、昇降台11(第2昇降台1B又は第1昇降台1A)、連結軸23dおよびスライダ軸23eを介して連結されて、平面リンク機構(平行リンク機構)を構成する。
さらに、左右のリンク機構23,23の間には、リンク機構23の駆動源として、シリンダ24が搭載される。シリンダ24の先端部は、連結軸23dに固定されたレバー23f,23fに軸支される。シリンダ24の伸縮によって、レバー23f,23fおよび連結軸23dを介して、アーム23a,23bが起伏し、これによって、昇降台11が水平状態を維持しながら昇降する。シリンダ24の伸縮は、作業員が操作レバー25B(第2昇降部用)又は操作ペダル(ないしレバー)25A(第1昇降部用)を操作することによって、手動または自動的に制御することができる。
特に図4を参照して、走行部3は、車台部2に懸架されて蒸気ドラム50内を管軸方向に走行自在に構成される。走行部3は、車台(ないし支持台)21Aの下に懸架ないし支持された複数のキャスタ31を備える。走行部3は、キャスタ31のロック装置を備えてもよい。
さらに、スクラバー着脱支援装置10は、走行部3ないしキャスタ31を蒸気ドラム50の管軸方向に案内する上述の案内部4を有する。案内部4は、溝型状(チャネル状ないし断面が凹状)のレール41を備える。
特に図5を参照して、レール41は、複数のレールセグメント411,411が凹凸嵌合形状および連結金具43により連結されて構成される。レール41は、キャスタ31が走行する水平な底面41aと、底面41aの両側にキャスタ31の脱落を防止するよう立設された一対の側壁41b,41bを備える。レール41の底面41aは、スクラバー着脱治具(1,2,3)だけでなく、作業員が管軸方向に通行できる十分な幅を有する。レール41は、蒸気ドラム50の内周曲面上に形成される架台42上に設置される。
次に、以上説明したスクラバー着脱支援装置10を用いた蒸気ドラム50内のスクラバー着脱工法について説明する。図6は、一実施例に係るスクラバー着脱工法を説明するフローチャートである。
スクラバー着脱工法は、使用済みのスクラバー61を点検手入れ済みまたは新品のスクラバー61に交換する場合、主として、下記の取外作業およびレール敷設作業、取付作業および復旧作業を含む。
[取外作業(取付準備作業)およびレール敷設作業]
S601:図1を参照して、作業員は、蒸気ドラム50のマンホール53,54を開く。
S602:図1および図2を参照して、作業員は、蒸気ドラム50の内装物、例えばスクラバードレン管61aを天井部51から取り外し、マンホール53を通じて蒸気ドラム50外へ搬出する。
S603:図1および図2を参照して、作業員は、分解されたレール41を、マンホール53を通じて蒸気ドラム50内へ搬入して組立て、配管支持金物72を含んで構成される架台42上で管軸方向に敷設する。
S604:作業員は、着脱治具(1,2,3)をレール41上へ搬入する。このとき、分解可能な着脱治具(1,2,3)は分解されていていることが好ましいが、開口(出入口)を通り抜けできる寸法であれば一体化されていてもよく、通り抜け可能な寸法に分割してもよい。
S605:作業員は、管軸方向に併設された多数の仕切板63を取り外し、レール41上を走行自在な着脱治具(1,2,3)またはその他の台車を利用して、マンホール53を通じて蒸気ドラム50外へ搬出する。
S606:作業員は、取り外すスクラバー61の下(取外位置)へ、レール41上において、着脱治具(1,2,3)を管軸方向に走行させる。
S607:作業員は、取り外すスクラバー61と接触するように、操作レバー25を操作して着脱治具(1,2,3)の昇降台11を上昇(ジャッキアップ)させる。このとき、着脱治具(1,2,3)の昇降部1および車台部2と、走行部3とを分離してジャッキアップ作業してもよい。
S608:作業員は、スクラバー61を蒸気ドラム50の天井部51から取り外して(取付ボルトを緩める)、上昇した昇降台11に支持させ、次にスクラバー61が載置された昇降台11を下降させる(ジャッキダウンさせる)。なお、着脱治具(1,2,3)の昇降部1および車台部2と、走行部3とが分離されている場合は、さらに、スクラバー61が載置された昇降台11等を走行部3と一体化させる。
S609:作業員は、レール41上において、着脱治具(1,2,3)を開口53(54)に向かって走行させ、開口53(54)近傍で操作レバー25を操作して昇降台11を下降させて、取り外した使用済のスクラバー61を昇降台11から降ろし、さらに開口53(54)を通じて蒸気ドラム50外へ搬出する。また、作業員は、分配バッフル62を天井部51から取り外して蒸気ドラム50外へ搬出する。
作業員は、以上説明したスクラバー取外作業をスクラバー61の個数分繰り返す。スクラバー61以外に取り外す内装物がある場合には、スクラバー61と同時にまたは別途、着脱治具(1,2,3)を利用して取外作業をすればよい。
[取付作業]
S610:作業員は、着脱治具(1,2,3)の昇降台11に点検手入れ済みないし新品のスクラバー61を載置する。
S611:作業員は、レール41上において、スクラバー61を載置した着脱治具(1,2,3)を取付位置へ走行させる。
S612:作業員は、操作レバー25を操作して着脱治具(1,2,3)の昇降台11を持ち上げる。
S613において、作業員は、昇降台11上の持ち上げられたスクラバー61を天井部51にボルト留めする。
S614:作業員は、操作レバー25を操作して昇降台11を下降させる。
S615:必要に応じて、作業員は、着脱治具(1,2,3)をレール41上で開口53近傍の初期位置等へ走行させる。
作業員は、以上説明したスクラバー取付作業をスクラバー61の個数分繰り返す。
[復旧作業]
S616:作業員は、レール41および着脱治具(1,2,3)を利用して、または他の台車等を利用して、仕切板63等の内部構造物ないし内装物を取り付ける。
S617:作業員は、着脱治具(1,2,3)を、マンホール53を通じて蒸気ドラム50外へ搬出する。
S618:作業員は、レール41を分解し、マンホール53を通じて蒸気ドラム50外へ搬出する。
S619:作業員は、スクラバードレン管61aを、マンホール53を通じて蒸気ドラム50内へ搬入して、天井部51に取り付ける。
S620:作業員は、マンホール53,54を閉止する。
本実施例では、使用済みスクラバー61を点検手入れ後に再取付する例を説明したが、場合によっては使用済みのスクラバー61と新品のスクラバー61を交換しても良い。スクラバー着脱支援装置10を用いて新品のスクラバー61を新規に取り付けのみしてもよく、使用済のスクラバー61を取り外しのみしてもよい。
スクラバー交換時には、スクラバー着脱支援装置10を用いて、使用済のスクラバー61を退避または搬出してから検査済ないし新品のスクラバー61を取付位置に搬送してもよく、あるいは昇降台11上に使用済と検査済ないし新品のスクラバー61,61の両方を載置させた状態で同時進行的に交換作業してもよい。
以上、実施例等を説明したが、本発明は、上記した実施例等に限定されるものではなく、本発明の基本的な技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形、置換又は調整を加えることができる。図示の実施例では、昇降部を2段構成(第1、第2昇降部)としたが、必要に応じ1段又は3段以上としてもよい。また、台部22の高さ寸法の高さ寸法も、必要に応じ所定高さに調節設定でき、場合によっては、なし(高さ零)とすることもできる。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。さらに、本願に記載の数値範囲及び上限ないし下限数値は、特に明示のない場合も、記載された数値ないし数値範囲に限定されず、任意の小範囲ないし任意の中間値が記載されているものとみなされるものとする。
本開示による技術は、発電所の各種ドラム、特に蒸気ドラムに好適に適用されるが、その他の管状体にも適用可能である。
1 昇降部(1A 第1昇降台、1B 第2昇降台)
△1 第1昇降部
△2 第2昇降部
2 車台部
3 走行部
4 案内部
(1,2,3) 着脱治具
10 スクラバー着脱支援装置
11 昇降台
21A 車台(第1昇降部の支持台)
21B 第2昇降部の支持台
22 台部
23B リンク機構
23a アーム
23b アーム
23c 固定軸
23d 連結軸
23e スライダ軸、コロ軸
23f レバー
24 駆動源、シリンダ
25A 操作ペダル(レバー)(第1昇降部用)
25B 操作レバー(第2昇降部用)
31 キャスタ
41 レール
41a 底面
41b 側壁
411 レールセグメント
42 架台
43 連結金具
50 管状体、ドラム、蒸気ドラム
51 天井部
52 床部
53 開口(出入口)、マンホール
54 開口(出入口)、マンホール
61 管状体天井部の内装物、スクラバー
61a 内部構造物、スクラバードレン管
62 管状体天井部の内装物、分配バッフル
63 仕切板(セパレータ)
71 給水内管
72 配管支持金物
73 床部上の配管、薬液注入管
74 床部上の配管、連続ブロー管

Claims (9)

  1. ドラム状の管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱工法であって、
    前記管状体の床部に管軸方向に延在する案内部を敷設すること、
    前記内装物用の昇降自在かつ走行自在な着脱治具を分解した状態で前記管状体の本体よりも狭い前記管状体の開口から前記管状体内に搬入して前記案内部上で組み立てること、
    組み立てられた前記着脱治具上に前記内装物を載置すること、
    前記内装物が載置された前記着脱治具を前記内装物の取付位置の下へ前記管軸方向に走行させること、
    前記取付位置の下で前記着脱治具を用いて前記内装物を昇降させること、
    前記着脱治具により持ち上げられた前記内装物を前記天井部に取り付けること、
    を含
    前記着脱治具は、
    前記内装物が載置され、載置された前記内装物を昇降自在に構成される昇降部と、
    前記昇降部を支持するよう構成される車台部と、
    前記車台部に懸架され、前記管状体内を管軸方向に走行自在に構成される走行部と、
    を有し、
    前記着脱治具の前記昇降部、前記車台部、及び前記走行部の範囲で分解組立て可能である、
    ことを特徴とする管状体内装物の着脱工法。
  2. 前記着脱治具を取り外す前記内装物の下で上昇させること、
    取り付けられている前記内装物を取り外して、上昇された前記着脱治具上に載置すること、
    前記内装物が載置された前記着脱治具を下降させ、前記案内部上を前記管軸方向に走行させること、
    使用済の前記内装物を前記着脱治具から降ろすこと、
    をさらに含む、ことを特徴とする請求項1記載の管状体内装物の着脱工法。
  3. 前記案内部は互いに連結される複数のレールセグメントを含む組立式のレールを備え、
    前記複数のレールセグメントは、前記管状体の本体よりも狭い前記管状体の開口から前記管状体内に搬入されて、前記管状体内で互いに連結されることを特徴とする請求項1又は2記載の管状体内装物の着脱工法。
  4. 前記管状体は蒸気ドラムであり、前記内装物はスクラバーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一記載の管状体内装物の着脱工法。
  5. ドラム状の管状体内の天井部に取り付けられる少なくとも1つの内装物の着脱を支援する着脱支援装置であって、
    前記内装物が載置され、載置された前記内装物を昇降自在に構成される昇降部と、
    前記昇降部を支持するよう構成される車台部と、
    前記車台部に懸架され、前記管状体内を管軸方向に走行自在に構成される走行部と、
    を有し、
    前記着脱支援装置は、前記管状体の開口から内部へ導入可能な寸法に分解可能に構成され
    前記着脱支援装置の前記昇降部、前記車台部、及び前記走行部の範囲で分解組立て可能であることを特徴とする管状体内装物の着脱支援装置。
  6. 前記管状体内の床部に設けられ、前記走行部を前記管状体の管軸方向に案内する案内部を有することを特徴とする請求項5記載の管状体内装物の着脱支援装置。
  7. 前記案内部は互いに連結される複数のレールセグメントを含む組立式のレールを備え、
    前記複数のレールセグメントは、前記管状体の本体よりも狭い前記管状体の開口から前記管状体内に搬入されて、前記管状体内で互いに連結されることを特徴とする請求項6記載の管状体内装物の着脱支援装置。
  8. 前記昇降部は、一段又は二段以上の多段構成に構成されることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか一記載の管状体内装物の着脱支援装置。
  9. 前記管状体は蒸気ドラムであり、前記内装物はスクラバーであることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一記載の管状体内装物の着脱支援装置。
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