JP6917509B2 - ポリマー材料製物品の圧縮成型方法及び装置 - Google Patents
ポリマー材料製物品の圧縮成型方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6917509B2 JP6917509B2 JP2020124987A JP2020124987A JP6917509B2 JP 6917509 B2 JP6917509 B2 JP 6917509B2 JP 2020124987 A JP2020124987 A JP 2020124987A JP 2020124987 A JP2020124987 A JP 2020124987A JP 6917509 B2 JP6917509 B2 JP 6917509B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer material
- temperature
- flow
- cooling zone
- crystallization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/34—Feeding the material to the mould or the compression means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/52—Heating or cooling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/34—Feeding the material to the mould or the compression means
- B29C2043/3433—Feeding the material to the mould or the compression means using dispensing heads, e.g. extruders, placed over or apart from the moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/58—Measuring, controlling or regulating
- B29C2043/5816—Measuring, controlling or regulating temperature
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/58—Measuring, controlling or regulating
- B29C2043/5833—Measuring, controlling or regulating movement of moulds or mould parts, e.g. opening or closing, actuating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2101/00—Use of unspecified macromolecular compounds as moulding material
- B29K2101/12—Thermoplastic materials
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
明の方法及び装置により製造可能な物品は,例えば,容器用のキャップ,容器をブロー成
形又はストレッチブロー成形により加工するためのプリフォーム,又は容器自体とするこ
とができる。本発明の方法及び装置により処理可能なポリマー材料としては,圧縮成型に
適した任意の材料を使用することができ,特に,ポリプロピレン(PP),高密度ポリエ
チレン(HDPE),ポリエチレンテレフタレート(PET)等の半結晶性材料が挙げら
れる。より広義に言えば,本発明の方法及び装置は,結晶化温度及び/又はガラス転移温
度よりも高い融点を有する任意のポリマー材料を処理するために使用可能である。
料のドーズを,その融点よりも高い温度下で装入することにより製造される。そのドーズ
は,金型における雄型部及び雌型部の間で成形して所望の物品に加工し,次に金型内で冷
却した後に金型から取り出される。
は,物品を半結晶性ポリマー材料の圧縮成型により形成する方法を開示している。この場
合,ポリマー材料を金型内において,融点よりも高い温度に達するまで加熱する。次に,
ポリマー材料を加工温度下で冷却する。この加工温度は,融点よりも低いが,冷却過程の
間に結晶化が開始する結晶化開始温度よりも高い温度である。このように冷却されたポリ
マー材料から,所定量のドーズが得られる。そのドーズを金型内に装入し,雄型部及び雌
型部の間で成形する。ポリマー材料が金型内で成形される間,金型温度は結晶化開始温度
の近傍値に維持する。次に,ポリマー材料の成形により得られた物品を冷却した後,金型
から取り出す。
処理を施すための装置を開示しており,そのポリマーウェブは半結晶性ポリマー材料から
作成される。この場合,ポリマーウェブは,第1カレンダーロールと,第2カレンダーロ
ールとの間を通過させる。その後,ポリマーウェブを,温度が180℃以上の第2カレン
ダーロールの周りに巻き取る。第1カレンダーロールと,第2カレンダーロールとの間の
ロール間隙には,冷却ガスを噴出するためのブロワー装置が配置され,これによりポリマ
ー材料が第1カレンダーロールから分離され,第2カレンダーロールに付着するのを支援
する。ブロワー装置から噴出されるガスの流量は,カレンダー処理を施したウェブの透明
度が最適化されるように調整される。
で冷却されないように,即ち,ポリマーウェブがその融点(ポリプロピレンでは約165
℃)よりも高い温度に維持されるように構成される。
開示している。その複合材料は,半結晶性の熱可塑性材料からなるマトリックスを備える
。この方法では,複合材料を炉内において融解ピーク温度よりも低い温度まで加熱する。
次に,複合材料を炉から取り出して金型内まで移送し,これにより,マトリックスを構成
する熱可塑性材料を冷却する。最後に,金型内で複合材料を所定の温度下で成形し,その
温度は,成形の開始時には,複合材料の融解ピーク温度よりも低いが,結晶化開始温度よ
りも高い温度とする。
品の製造を目指して既知プロセスを改良する上で有用な情報を何ら提示するものではない
,これらの特許文献は,ポリマー材料のドーズについての圧縮成型とは何らの共通性もな
い複合材料のカレンダー処理及び成形等のプロセスを開示するに止まるからである。
も高い温度下で装入される従来方法と対比した場合に,サイクルタイムを短縮可能とする
ものである。実際,ポリマー材料のドーズを,融点よりも低いが結晶化開始温度よりも高
い温度下で金型に装入すれば,成形された物品を,加工温度から,成形物品が金型より損
傷なしに取り出し可能となる温度まで冷却するために必要とされる時間を短縮することが
できる。しかしながら,欧州特許第1265736号に開示されている方法は,特に,物
品の圧縮成型に必要とされるサイクルタイムの短縮のみならず,透明度がより高く,及び
/又は分子配向度が比較的に高く,従って良好な商品特性を有する成形物品を取得する点
においても,更なる改善の余地がある。
を開示しており,この方法ではポリマーをダイ引きしてポリマー配向及びキャビティ形成
を誘起させている。
とにより物品を製造する方法及び装置を改善することである。
ある。
上することである。
の方法は:
・ポリマー材料を融解させるステップ;
・該融解ステップの後,ポリマー材料を冷却ゾーンにおいて融点よりも低い温度まで冷
却するステップ;
・冷却ゾーンから供給されるポリマー材料の流れを,切断素子により所定量のドーズに
切断するステップ;並びに,
・前記ドーズを,融点よりも低い温度下で,所定の相対移動速度をもって相対移動する
雄型部及び雌型部の間にて成形することにより物品を取得するステップ;
を備え,
ポリマー材料の流れを,冷却ゾーンを通過して切断素子に到達する経路に沿って所定の
前進速度で移動させ,該前進速度を,流れの前進方向と直交する断面内における平均値と
して算出したときに,前記経路の少なくとも70%,好適には90%に沿って1.5mm
/sを超える値とするものである。
上することができる。特に,ポリマー材料を雄型部及び雌型部の間で成形することによる
ポリマー材料製物品の製造に必要とされる時間を,既知形式の方法との対比において,顕
著に短縮することができる。
りも低い温度下で配置すれば,成形された物品を取り扱うことができ,しかも損傷なしに
金型から取り出すことができる温度まで当該物品を冷却するために必要とされる時間を短
縮することができる。
型部と雌型部との間で成形されている際にポリマー材料が到達可能な温度が低下するにつ
れて,一層増大される。特に,雄型部と雌型部との間で成形されている間におけるポリマ
ー材料の温度を,ドーズを構成するポリマー材料内において静的条件下で結晶が形成され
始める結晶化開始温度よりも高い温度に維持される。
に大きな攪拌条件がもたらされ,結晶化条件下における分子鎖の凍結が困難となる。それ
故に結晶化開始温度が低下し,従ってポリマー材料は金型内で成形されている間に比較的
低い温度状態となる。
晶化速度を加速させるので,成形された物品は,損傷なしに金型から取り出すに十分な剛
性が得られる半結晶化状態を,より短時間で達成する。
ポリマー材料の流れ中には結晶化開始核が形成される。しかしながら,これらの核は高い
前進速度のために結晶化を完結することができない。高い前進速度により,核は配向状態
に整列され,従って成形の間に迅速に結晶化することができる。換言すれば,成型物品の
結晶化度及び/又は分子配向度が高まるのである。
との対比において生産性が100%高まることが判明した。
維持することもできる。これは,前述したように,ポリマー材料の流れの前進速度を高め
れば結晶化開始温度が低下するからである。これにより,ポリマー材料がより高い粘度,
従ってより低い粘着性を有するため,ポリマー材料をより容易に取り扱うことができる。
その結果,切断素子は勿論,分流を金型に向けて移送して金型内に装入するための手段に
ついても,簡略化を図ることができる。
ることも可能である。
加速させるステップを備える。
,雄型部と雌型部の間で成形される際のドーズの温度)をより顕著に低下させることがで
きる。
進速度が,冷却ゾーンにおける前進速度の約10倍以上となるように加速させることがで
きる。
る壁の近傍で,ポリマー材料中に形成された結晶が壁に付着しなくなる最低速度を達成す
ることができる。すなわち,ポリマー材料は,冷却ゾーンの下流側で接触する壁に対して
自浄機能を発現するものである。
マー材料の流れを切断素子の対向位置におけるノズルにより分配することにより,切断素
子によって流れからドーズを切断可能とする。ノズル内におけるポリマー材料は,その流
れの前進速度を,冷却ゾーンにおける前進速度の約10倍以上となるように,そして好適
には,冷却ゾーンにおける前進速度の約30倍となるように加速させることができる。
効果を強化することができる。
させる。
・ポリマー材料のドーズが雄型部及び雌型部の両者と接触する成形開始段階;
・雄型部及び雌型部が相互に減速を開始する減速開始段階;
・ポリマー材料のドーズを物品が得られるまで雄型部及び雌型部の間で成形する成形終
了段階。
この場合,成形開始段階から減速開始段階に至るまで,雄型部及び雌型部は10mm/
sを超える平均相対速度をもって相対移動させるものである。
を加速させ,これに伴って,成形された物品を,損傷を懸念せずに金型から取り出すに十
分な剛性を有する半結晶状態に到達させるに必要とされる時間が短縮される。
の装置は:
・ポリマー材料を融解させるための融解手段;
・融解したポリマー材料をその融点よりも低い温度まで冷却するための冷却ゾーン;
・前記冷却ゾーンから供給されるポリマー材料の流れを,所定量のドーズに切断するた
めの切断素子;並びに,
・前記ドーズを,融点よりも低い温度下で成形するための金型;
を備え,
前記切断素子は冷却ゾーンの下流側に配置されて経路を画定し,該経路は前記冷却ゾー
ンを通過して切断素子に到達し;
前記経路は,ポリマー材料の流れが所定の前進速度で移動し,該前進速度が,流れの前
進方向と直交する断面内における平均値として算出したときに,前記経路の少なくとも7
0%,好適には少なくとも90%に沿って1.5を超える値とするものである。
性を向上することができると共に,その他の利点をも得ることができる。
の装置は:
・ポリマー材料を融解させるための融解手段;
・融解したポリマー材料をその融点よりも低い温度まで冷却するための冷却ゾーン;
・冷却ゾーンから供給されるポリマー材料の流れを,所定量のドーズに切断するための
切断素子;並びに,
・雄型部と,該雄型部に対面する対向素子とを備え,雄型部及び対向素子は,前記ドー
ズが前記融解温度よりも低い温度下にある間に前記ドーズを成形すべく相対移動可能であ
る,金型;並びに,
・雄型部及び対向素子を相対移動させ,前記ドーズを物品が得られるまで雄型部及び対
向素子の間で成形するための移動手段;
を備え,
前記移動手段は,前記ドーズが雄型部と,対向素子に関連する成形面の間で成形され始
める成形開始段階と,雄型部及び対向素子が相互に減速され始める減速開始段階との間で
,雄型部及び対向素子の相対移動速度が10mm/sを超えるように構成されているもの
である。
することができ,これにより,成形された物品が,冷却後に損傷を伴わずに金型から取り
出せる温度まで,より迅速に到達させることができる。
これにより物品を金型から取り出すに必要とされる時間を短縮することができる。
。
及び温度の均一化に資するものである。
有する調和システムが配備され,その調和流体は例えば水,蒸気又は透熱性油である。
サー内に設けられた管路の周囲に延在させることができる。
ができる。
に冷却ゾーンの下流側に配置された加速手段を備える。
置で分配するノズルを更に備え,これにより切断素子で流れからドーズを切断可能とする
構成とすることができる。
。
持することができる。
の方法は:
・ポリマー材料を融解させるステップ;
・該融解ステップの後,ポリマー材料を冷却ゾーンにおいて融点よりも低い温度まで冷
却するステップ;
・冷却ゾーンから供給されるポリマー材料の流れを,切断素子により所定量のドーズに
切断するステップ;並びに,
・前記ドーズを,融点よりも低い温度下で,所定の相対移動速度をもって相対移動する
雄型部及び雌型部の間にて成形することにより物品を取得するステップ;
を備え,
前記相対移動速度を,前記ドーズが雄型部及び雌型部の両者と接触する成形開始段階と
,前記雄型部及び雌型部が相対的に減速し始める減速開始段階との間で,10mm/sを
超える値とするものである。
ができる。
製造される物品の欠陥,例えば物品の部分的な不完全性や白化を回避し得ることが判明し
た。
のプリフォームとして構成することができる。
ンにおいて部分的に不完全となる。更に,不所望の結晶化現象により白化が生じかねない
。
が特にポリプロピレン(PP)である場合に,470mm/sよりも高速とすることがで
きる。
るものではない。
が特に高密度ポリエチレン(HDPE)である場合に,900mm/sよりも高速とする
ことができる。
ものではない。
され,かつ実施可能である。
ストレッチブロー成型により容器を形成するためのプリフォーム,又は,より広義には任
意の凹状若しくは平坦な物品として構成することができる。
材料,特にポリプロピレン(PP),高密度ポリエチレン(HDPE),ポリエチレンテ
レフタレート(PET)等の半結晶性材料が挙げられる。
。
。
は,融点TFよりも低温である。
了温度TFCとの間の温度範囲内で生じるものである。
与の材料について一定ではなく,材料の冷却条件に依存する。特に,融解した材料を維持
する温度が低いほど,結晶化はより急速に生じる。更に,融解した材料をより迅速に取り
扱うほど,結晶化の生じる温度範囲が低下する。
を示す図2のグラフから明白である。分析対象とした材料試料は,融点よりも高い温度ま
で加熱され,その温度下で数分間だけ保持して試料中に存在する全ての結晶を融解させた
。次に試料を所定温度まで冷却し,その所定温度に各試料が結晶化を生じるに必要とされ
る時間だけ保持した。そして,各試料について結晶化時間及びその態様を検証した。
数として示すものである。
は,分析された他の試料よりも結晶化が短い時間で,より低い温度範囲において生じた。
カーブAは,分析されたすべての試料のうちで最も狭い発熱結晶化ピークを示す。これは
,当該試料における結晶化開始温度Ticと結晶化完了温度TFCとの差が,分析された
他の全ての試料に関して最低であることを意味する。
の試料では,結晶化プロセスが生じなかった。試料を高い温度下で保持したため,試料を
観察する期間内に結晶が形成されなかったからである。
証するものである。
るかを,時間の関数として示すグラフである。各カーブは異なる温度を示し,試料をその
温度まで冷却し,その後に試料温度を一定に維持したときの温度である。特に,各試料温
度は,グラフの左側から右側に移動するにつれて増加する。試料を冷却した温度が低いほ
ど,試料質量の100%結晶化の生じる温度が低下することに留意されたい。
に必要とされる時間である。図4は,図2及び図3から得られたデータに基づき,半結晶
化時間t1/2を,試料を保持したときの温度の関数として示すグラフである。試料を保持
したときの温度が高いほど,半結晶化時間t1/2が増加することに留意されたい。
のではなく,ポリマーを冷却する際の冷却条件により影響される。特に,融解したポリマ
ーを保持する温度が低いほど,結晶化はより急速に生じるものである。
る半結晶性ポリマーの挙動に関する研究から導き出されたものである。このような条件下
における結晶化は「静止結晶化」と称される。
ー材料が圧縮成型等により機械的に加工されると,流動結晶化と称される現象が生じる。
材料が流れると,その流れ方向に配向された異方性結晶子が形成され,静止結晶化のみが
生じる条件に関して材料の結晶化速度が変化する。
び流動結晶化が複合され,相対的に急速な材料の結晶化が生じる。
る温度範囲が狭まる。これは,融解したポリマー材料を攪拌状態に維持すれば,ポリマー
材料のポリマー鎖が整然と組織化されて固化する機能が低下する。
善するために活用可能である。
を備える。ポリマー材料は,融点TFよりも高い温度に到達するまで押出機内で加熱され
る。押出機の下流側には冷却ゾーンが設けられている。この冷却ゾーンは,図示例におい
ては熱交換器2の内部に画定されている。冷却ゾーンは,融点TFよりも低い温度で押出
機2から供給されるポリマー材料の流れを冷却するように構成されている。
サーは,ポリマー材料が通過するための,そして図5に示す形式のミキサー素子16が配
置される管路を有する構成とすることができる。
する場合には組成的観点から均一化するための,複数の偏向バー17を備える。特に,偏
向バー17は,ポリマー材料の主流を,スタチックミキサー内における経路に沿って互い
に混合される複数の二次流れに分割することができる。
和システムを装備している。
Fよりも低いが結晶化温度Tcよりも高い温度に維持するように構成されている。言うま
でもなく,装置1が作動を開始すると,熱交換器2及びその下流側のゾーンに関連する調
和システムは,ポリマー材料を融点TF以上の温度まで加熱するように制御される。これ
により,装置1の不作動の間に固化して装置1内に残された残留ポリマー材料を,再融解
させて処理することができる。引き続き,熱交換器2及びその下流側のゾーンに関連する
調和システムは,ポリマー材料の温度が融点TFと結晶化温度Tcの間の温度となるよう
に制御され,その温度が通常作動の間に維持される。
バ内で循環可能である。このチャンバには,透熱性油をチャンバ内に流入可能とする入口
3と,透熱性油をチャンバから流出可能とする出口4が設けられている。特に,出口4は
,ポリマー材料が熱交換器2内で前進する際の前進方向Fに見て,入口3の上流側に配置
することができる。
れが,融点TFよりも十分に低いが結晶化温度Tcに対して過度に近すぎない温度に維持
されるように構成されている。
Tc−30℃≦To≦TF−30℃
に維持することができる。
可能である。
を切断するための切断手段5を備える。
ー材料の流れからドーズを切断可能とするものである。図示の実施形態では,ノズル6が
上向きとされている。特に,ノズル6は,ノズル6より供給されるポリマー材料の流れが
垂直方向に向けられるように構成されている。
子7を備えることができる。コレクター素子7は,ノズル6に近接してその上方を通過す
ることにより,ポリマー材料からドーズを切断するように構成することができる。すなわ
ち,コレクター素子7は,ノズル6より供給されるポリマー材料の流れからドーズを切断
するための切断素子として機能するものである。ドーズは,コレクター素子7に付着した
状態に保たれ,コレクター素子により金型8に向けて移送され,金型内で成形されて所望
の物品として完成される。
レクター素子7は,回転軸線Y周りに回動可能なアーム9の端部領域に結合することがで
きる。
いて,雄型部は垂直軸線方向で雌型部10の上方に配置され,垂直軸線に沿って雌型部1
0と整列している。しかしながら,雌型部10及び雄型部の更なる相対的配置も可能であ
る。
置された複数組の金型8を備えることができる。この回転台は,垂直軸線周りで回転可能
である。
び雄型部を互いに離間移動させるための移動手段を備える。特に,この移動手段は,雌型
部10及び雄型部を,両者が互いに離間する開放位置と,両者間に製造すべき物品に対応
する形状を有する成型チャンバが画定される成形完了位置との間で移動させるように構成
されている。
を占めることができる。
に対して移動させる配置とすることができる。代替的に,移動手段を雄型部に関連させて
雄型部を,固定状態に維持された雌型部10に対して移動させる配置とすることもできる
。
構成とすることもできる。移動手段は,例えば機械式又は油圧式とすることができる。機
械式移動手段の一例はカム機構であり,油圧式移動手段の一例は油圧アクチュエータであ
る。
方向に沿って相対移動させるものである。
ター素子7は,ノズル6の上方に配置されてノズルからポリマー材料のドーズを除去する
捕集位置を占めることができる。ドーズが高粘度流体状態であるため,ドーズはコレクタ
ー素子7への付着状態を維持する。従ってコレクター素子7は,回転軸線Y周りに回動さ
せることにより,ドーズを金型8に向けて移送する。
ーズを,例えば空圧式又は機械式手段による補助の下で,雌型部10のキャビティ内に解
放する供給位置を占めることができる。
ば,切断手段5が複数のコレクター素子又は切断素子を支持する回転台を備え,これらの
素子が順次にノズル6と相互作用してノズル6からそれぞれのドーズを切断する構成とす
ることができる。
り支持する構成とすることもできる。
向けて搬送し,その近傍で融解したポリマー材料の流れから切断手段によりドーズを切断
する構成とすることもできる。
。管路11は,L字形状とすることができる。
おいて,融点TFよりも低い制御値に維持することができる。
外側チャンバには,入口開口12と出口開口13とを設けることができる。
下流側に配置される。この場合,透熱性油はポリマー材料とは逆方向に循環する。
Tc−30℃≦To≦TF−30℃
を満たすものとすることができる。
交換器内で既に冷却されている場合に,管路11内を循環する透熱性油の温度は,管路1
1内を通過するポリマー材料の温度よりも若干高めに設定してポリマー材料の過度の冷却
を回避することも可能である。
より熱的に調和させることができる。この間空には,透熱性油の入口及び出口として,そ
れぞれ入口孔14及び出口孔15を設けることができる。
が次の条件:
Tc−30℃≦To≦TF−30℃
を満たすものとすることができる。
6を熱的に調和させるための透熱性油をより高温として,ポリマー材料の過度の冷却を回
避することもあり得る。
性油,及びノズル6を熱調和させる透熱性油は,互いに異なる温度とすることができる。
ることができる。図示の実施形態においては,ノズル6が加速手段として機能する。ノズ
ル6にポリマー材料のための通路セクションが設けられており,この通路セクションが前
進方向Fに向けて漸減するためにノズル6内を通過するポリマー材料の流れを加速するか
らである。
材料の流れを加速するように構成されている場合には,管路11も加速手段として機能す
る。
任意の位置に配置することができる。
りも高い温度まで加熱される。
Fよりも福井が結晶化温度Tcよりも高い温度まで冷却される。次に,融解したポリマー
材料は管路11と,引き続いてノズル6を通過し,ノズル6からポリマー材料の流れが供
給される。このポリマー材料の流れから,切断手段5によりドーズが切断されるものであ
る。
経路を画定することができる。この経路は,冷却ゾーンを通過して切断手段に達している
。特に,ポリマー材料の連続的な流れの経路は,冷却ゾーン内を始端とし,ポリマー材料
が切断手段と相互作用する位置を終端とするものである。
を通過し,次に管路11を通過し,最後にノズル5の出口において終止する。装置1の経
路断面積と,押出機出口におけるポリマー材料の圧力及び速度は,ポリマー材料の流れが
冷却ゾーンから切断手段5に向けて1.5mm/sを超える前進速度をもって前進するよ
うに定められている。
までの経路全体に沿って,又はその経路の大部分に沿って,すなわち例えば好適には経路
の少なくとも90%に沿って,又はいずれにせよ経路の少なくとも70%に沿って,1.
5mm/sを超える速度とする。
向Fに対して直交する任意の断面内における速度の平均値として算出される。
して流路面積をポリマー材料の流れる管路の内径(又は,より一般的には内側寸法)に基
づいて決定することにより,産出することができる。簡略化のため,管路内に配置されて
いる部品,例えば押し出しねじや偏向バー17は無視した。換言すれば,平均速度を決定
するために用いられる流路断面積を算出するために,ポリマー材料の流れる管路は中身が
ないと仮定するものである。
流れにおいては,適用されるプロセス条件に応じて二通りの不所望の現象が生じる。
ポリマー材料,特に熱交換器2の壁と接触するポリマー材料の一部の固化である。これは
,熱交換器2内に存在する調和流体,例えば透熱性油の温度が,熱交換器2を通過するポ
リマー材料の流れの温度よりも過度に低い場合に生じる現象である。この場合には,ポリ
マー材料が熱交換器2内で過度に冷却されることとなる。
おける調和流体の温度が,ポリマー材料の固化を生じるほど低くはないが,熱交換器2を
通過するポリマー材料を過度に冷却するような温度である場合に生じる現象である。
流体,特に透熱性油の温度に依存するものである。
は調和流体の温度よりも低温であってはならない。
る状況は,熱交換機2の最適な作動条件と考えられる。この状況下で,熱交換機によりポ
リマー材料に及ぼされる冷却作用は,可能な限度において最大である。
換器2を通過する際,前述した前進速度を2.1mm/sとしたときに達成されることが
実験的に見出された。
のバルク結晶化又は固化を回避するために1.5mm/s以上とする。ノズル6内におい
て,そして該当する場合には管路11内においても,ポリマー材料の流れを加速させるこ
とにより,熱交換器2内における平均速度よりも高い平均速度を達成する。
の10倍以上となるように加速させる。
れが熱交換器2内における前進速度の30倍までの速度で押し出される構成とすることが
できる。
10の上方まで移送される。
10内に放出することができる。
離されて雌型部10のキャビティ内に落下する。雌型部10及び雄型部は,ドーズが雌型
部10及び雄型部の両者と接触して雌型部10及び雄型部の間で変形され始める成形開始
段階に至るまで,移動手段により互いに接近移動する。この段階において,ポリマー材料
の形状を所望の慣性物品が得られるまで変化させる成型ステップが開始される。
の形状に対応する形状となるまで,互いに接近移動させる。この時点において,雌型部1
0及び雄型部を,それまでに到達した相対位置に維持することにより,物品が結集化し,
損傷を伴わずに金型から取り出すに十分な抵抗力を有するに至る。
階を開始することができる。これは,ポリマー材料が雌型部10及び雄型部の間で圧縮さ
れることに対する抵抗によるものである。
って淡河に接近移動する。
もこの値の相対速度までは成型が成功裏に可能であるように思われる。
に,成形された物品を金型8から取り出し,新たな成形サイクルを開始可能とする。
める結晶化開始温度Ticよりも高い温度TLAVをもって金型内に装入する。
は結晶化開始温度Ticよりも高い温度に維持される。これは,金型の雌型部10及び雄
型部の温度が結晶化開始温度Ticよりも低いことを意味するものではない。金型の雌型
部10及び雄型部には,それぞれ内部を冷却流体が循環する冷却回路を設けることができ
る。形成されているポリマー材料の温度が結晶化開始温度Ticよりも低いとしても,冷
却流体の温度,及び各成形部の温度は,結晶化開始温度Ticよりも低い温度,場合によ
っては顕著に低い温度とすることができる。
品を,その結晶化温度Tcよりも低い温度まで冷却する。物品の冷却は,固化を可及的に
急速に行わせるために,3.5℃/sよりも高い冷却速度をもって行うことができる。
てサイクルタイムの50%減少が達成できるという驚くべき効果が得られた。
,成型された物品を,実質的に変形させることなく金型から取り出すことのできる温度ま
で冷却するために必要とされる時間を短縮することができる。
め,ポリマー材料のせん断速度の増加及び結晶化速度の加速が達成される。これは,流動
結晶化が,静的条件下で生じる静的結晶化に付加されるからである。
れるポリマー材料は高速となるので,配向及び整列した結晶化核が形成され,その核上で
結晶が成長する。
果の算術和を超える結果が得られる。
このような材料は,典型的には10,000Daを超える原子質量を有する。
,材料に高いせん断速度を持たせることで積極的な効果が依然として達成される。これは
,材料をより急速に冷却し,従って結晶化速度Tcを低下させるからである。
ある。
体は,押出機から供給されるポリマー材料の流れの温度を正確に制御可能とすることによ
り,金型8外における過度の結晶化を回避するための補助手段となる。
解明するために,いくつかの試験を行った。
プリフォームに関するものである。これらのプリフォームは,閉鎖した第1端を有する中
空体よりなる。第1端とは反対側に位置するプリフォームの第2端にはネジ付きネック部
が設けられており,これは容器のネジ付きネック部に対応する。初めに,肉厚4mmの中
空体よりなるプリフォームを製造した。この肉厚は,現在市場において見出すことのでき
るプリフォーム肉厚の最大値に対応する。
速開始位置との間で)相対移動させた場合に,プリフォームは欠陥を生じる傾向があるこ
とが実験的に見出された。これらの欠陥には,プリフォームの白化や,ポリマー材料が不
存在のポリフォームゾーン(特にネジ付きネック部におけるもの)の発生が含まれる。換
言すれば,雌型部10及び雄型部の間に画定される成形チャンバ全体をポリマー材料が満
たせなかったために,プリフォームの一部が不完全に形成されたのである(不完全欠陥)
。他方,前述した相対移動速度が10mm/sを超えると,プリフォームには白化や不完
全欠陥が認められなかった。
場で入手可能な肉厚の最小値に対応する。
位置と減速開始位置との間で)相対移動させたときに,白化や不完全欠陥は生じなかった
。この値に満たない場合には,プリフォームには不完全部や白化ゾーンが認められた。
よりなるポリプロピレン(PP)製容器の製造に関するものである。
減速開始位置との間で)相対移動させたときに,物品の遊端に対応する上部は不完全であ
ることが見出された。換言すれば,遊端は,略平坦な外周部が形成される代わりに,ポリ
マー材料が不存在の谷部を有していた。
カップについては不完全欠陥が認められなかった。
有する高密度ポリエチレン(HDPE)製キャップである。
開始位置と減速開始位置との間で)相対移動させたときに,相当な割合で不完全なキャッ
プが製造された。相対移動速度が460mm/sの場合,製造されたキャップの18%に
不完全欠陥が認められた。
ャップについて不完全欠陥は認められなかった。
ップにおいては,460mm/sの相対移動速度を採用して製造されたキャップと対比し
て,酸素バリアー特性が15%向上することも追加的に見出された。
リエチレン以外の材料についても生じるものと推論される。
型部を互いに接近する方向に押し出す圧力を低下させることができ,ひいては装置1の部
品に作用する応力を低下させることができた。
べき物品の幾何学的形状や材料など,いくつかの要因に依存するものではあるが,10m
m/sに満たない相対移動速度を採用する場合に不完全性及び/又は欠陥が生じることは
実用的には概ね確実である。
定されている。
すなわち作動時に移動する混合素子が設けられているミキサーの内部に画定される構成と
することもできる。
に配置されたカスケード押出機又はサテライト押出機の内部に画定することもできる。
材料を冷却するように構成された端末部を当該融解手段に設けることもできる。広義に言
えば,融解手段又は押出機と切断手段との間に介挿される装置1の全長を熱調和させて,
ポリマー材料を冷却することができる。この場合,冷却ゾーンはポリマー材料が融解され
る地点の下流側直近で始まり,ノズル6まで延在する。代替的に,冷却ゾーンは,冷却ゾ
ーンはポリマー材料が融解される地点の下流側に配置された装置1の一部のみに作用させ
ることもできる。この場合,冷却ゾーンはノズルの上流側で終端させ,冷却ゾーンとノズ
ル6との間に保温ゾーンを介挿し,保温ゾーン内においてポリマー材料を所望温度に保持
することができる。
,概ね,結晶化温度Tcと融点TFの間の温度とすることができる。ここに「概ね」とは
,ポリマー材料の少なくとも90%が,結晶化温度Tcと融点TFとの間の範囲内の温度
を有することを意味する。しかしながら,ポリマー材料の小部分,特に装置1の壁に接触
しつつ流れるポリマー材料の表面近傍部は,融点TFよりも高い温度を有することができ
る。
れる前に減速されることがある。
部10と図示しない雄型部との間で成形する状況に関連して言及したものである。
する物品との接触下で成形することもできる。これは,いわゆるライニング等において当
てはまることであり,この場合にドーズは,予め成形されているキャップの内側にライナ
ーを形成するように成形される。より一般的に言えば,ドーズを物品におけるキャビティ
の内側に成型することにより,物品に係止される部品を形成することができる。
として機能し,これに対して雄型部は金型内に一体化されている。雄型部に加え,本実施
形態では金型が支持素子をも備えている。この支持素子は,雄型部と対面して成型時にド
ーズを内部で成形すべき物品を支持するに適している。
対向素子は,雌型部として,又はドーズを内部で成形する物品を支持するための指示素子
として構成することができる。
ドーズが,装置1には組み込まれておらず,雌型部として機能する物品の内部で成形され
る実施例にも該当するものと理解されたい。
Claims (12)
- ポリマー材料製の物品を製造する方法であって:
・ポリマー材料を融解させるステップ;
・該融解ステップの後,前記ポリマー材料を冷却ゾーンにおいて融点(TF)よりも低く結晶化温度(Tc)よりも高い温度まで冷却するステップ;
・前記冷却ゾーンから供給されるポリマー材料の流れを,切断素子(5)により所定量のドーズに切断するステップ;並びに,
・前記ドーズを,融点(TF)よりも低い温度下で,所定の相対移動速度をもって相対移動する雄型部及び雌型部(10)の間にて成形することにより前記物品を取得するステップ;
を備える方法において,
・前記相対移動速度を,前記ドーズが前記雄型部及び雌型部(10)の両者と接触する成形開始段階と,前記雄型部及び雌型部(10)が相対的に減速し始める減速開始段階との間で,10mm/sを超える値とし;
・ポリマー材料の流れを,冷却ゾーンを通過して切断素子(5)に到達する経路に沿って所定の前進速度で移動させ,該前進速度を,前記流れの前進方向(F)と直交する断面内における平均値として算出したときに,前記経路の少なくとも70%に沿って1.5mm/sを超える値とし;
前記冷却ゾーンの下流側におけるポリマー材料は,その流れの前進速度を,前記冷却ゾーンにおける前進速度を超える速度となるように加速させることを特徴とする,方法。 - 請求項1に記載の方法であって,ポリマー材料の流れを,前記冷却ゾーンの下流側に配置された管路(11)の出口における前進速度が,前記冷却ゾーンにおける前進速度の10倍以上となるように加速させる,方法。
- 請求項1又は2に記載の方法であって,ポリマー材料の流れを前記切断素子(5)の対向位置におけるノズル(6)により分配することにより,前記切断素子(5)によって,前記ノズル(6)より押し出されるポリマー材料の流れからドーズを切断可能とする,方法。
- 請求項3に記載の方法であって,前記ノズル(6)内におけるポリマー材料は,その流れの前進速度を,前記冷却ゾーンにおける前進速度の10倍以上となるように加速させる,方法。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載の方法であって,ポリマー材料を冷却する前記ステップが,ポリマー材料の流れから除熱する調和流体の使用を含む,方法。
- 請求項5に記載の方法であって,前記調和流体は,次の条件を満たす平均温度(To)を有する透熱性油である,方法。
Tc−30℃≦To≦TF−30℃
ただし,Tcはポリマー材料の結晶化温度であり,Toは透熱性油の平均温度であり,TFはポリマー材料の融点である。 - 請求項1〜6の何れか一項に記載の方法であって,前記冷却ゾーンが,ポリマー材料を融解させる領域から前記切断素子(5)まで延在させる,方法。
- 請求項1〜7の何れか一項に記載の方法であって,前記冷却ゾーンの下流側及び前記切断素子(5)の上流側でポリマー材料を熱調和させることにより,ポリマー材料を,前記融点(TF)と,静的条件下でポリマー材料が結晶化を開始する結晶化開始温度(Tic)との間の温度に維持するステップを更に備える,方法。
- 請求項1〜8の何れか一項に記載の方法であって,ポリマー材料が静的条件下で結晶化を開始する結晶化開始温度(Tic)よりも高い温度にポリマー材料の前記ドーズがある間に,該ドーズを前記雄型部及び雌型部の間で変形させる,方法。
- 請求項4に記載の方法であって,前記ノズル(6)内におけるポリマー材料は,その流れの前進速度を,前記冷却ゾーンにおける前進速度の30倍となるように加速させる,方法。
- 請求項5に記載の方法であって,前記調和流体を,水,蒸気,透熱性油から選択する,方法。
- 請求項1に記載の方法であって,前記物品は容器用キャップであり,前記相対移動速度は900mm/sを超える,方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT102015902349512 | 2015-05-05 | ||
ITMO2015A000096A ITMO20150096A1 (it) | 2015-05-05 | 2015-05-05 | Metodo e apparato per stampare a compressione un oggetto in materiale polimerico. |
JP2017552069A JP2018519182A (ja) | 2015-05-05 | 2016-05-04 | ポリマー材料製物品の圧縮成型方法及び装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017552069A Division JP2018519182A (ja) | 2015-05-05 | 2016-05-04 | ポリマー材料製物品の圧縮成型方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020183125A JP2020183125A (ja) | 2020-11-12 |
JP6917509B2 true JP6917509B2 (ja) | 2021-08-11 |
Family
ID=53442863
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017552069A Pending JP2018519182A (ja) | 2015-05-05 | 2016-05-04 | ポリマー材料製物品の圧縮成型方法及び装置 |
JP2020124987A Active JP6917509B2 (ja) | 2015-05-05 | 2020-07-22 | ポリマー材料製物品の圧縮成型方法及び装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017552069A Pending JP2018519182A (ja) | 2015-05-05 | 2016-05-04 | ポリマー材料製物品の圧縮成型方法及び装置 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US11224999B2 (ja) |
EP (1) | EP3291956B1 (ja) |
JP (2) | JP2018519182A (ja) |
CN (1) | CN107530922B (ja) |
BR (1) | BR112017022171B1 (ja) |
IT (1) | ITMO20150096A1 (ja) |
TR (1) | TR201905468T4 (ja) |
TW (1) | TWI721981B (ja) |
WO (1) | WO2016178156A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMO20150096A1 (it) * | 2015-05-05 | 2016-11-05 | Sacmi | Metodo e apparato per stampare a compressione un oggetto in materiale polimerico. |
IT201800009342A1 (it) * | 2018-10-11 | 2020-04-11 | Sacmi Cooperativa Mecc Imola Societa' Cooperativa | Apparato per stampare a compressione oggetti concavi. |
IT201900005206A1 (it) * | 2019-04-05 | 2020-10-05 | Sacmi | Metodo e apparato per produrre una parte erogatrice di un contenitore, e parte erogatrice di contenitore. |
IT201900018725A1 (it) * | 2019-10-14 | 2021-04-14 | Sacmi | Testa di erogazione di un materiale polimerico e relativo metodo di erogazione, metodo di trasferimento di una dose di materiale polimerico. |
IT202000003383A1 (it) * | 2020-02-19 | 2021-08-19 | Sacmi | Apparato e metodo per produrre oggetti in materiale polimerico riciclato. |
TW202412735A (zh) * | 2022-08-31 | 2024-04-01 | 義大利商沙克米機械合作伊莫拉公司 | 製造固體藥劑的方法及裝置 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1149568A (en) * | 1980-05-21 | 1983-07-12 | Jobst U. Gellert | Melt spinning nozzle tip |
WO1987004387A1 (en) | 1986-01-15 | 1987-07-30 | Battelle Memorial Institute | Solid-state stamping of fiber-reinforced thermoplastic semi-crystalline sheet composites |
DE3702945A1 (de) | 1987-01-31 | 1988-08-11 | Reifenhaeuser Masch | Vorrichtung zum glaetten einer aus einer schlitzduese austretenden kunststoffbahn |
US5171557A (en) * | 1991-05-28 | 1992-12-15 | Ford Motor Company | Method for silicon nitride precursor solids recovery |
US5316707A (en) * | 1991-09-05 | 1994-05-31 | Tempcraft, Inc. | Injection molding apparatus control system and method of injection molding |
DE4339450A1 (de) * | 1993-11-19 | 1995-05-24 | Philips Patentverwaltung | Technisches Gerät, insbesondere elektromechanisches Laufwerk zum Bewegen von Informationsträgern und Verfahren zum Herstellen eines beweglichen Funktionsteiles an einer Metallplatte (Knickfilm) |
AU2001256199A1 (en) | 2000-03-09 | 2001-09-17 | Sacmi - Cooperativa Meccanici Imola - Soc. Coop. Ar.L. | Compression moulding for the high-speed production of articles required to preserve superior physical and mechanical characteristics |
JP2002103428A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 多層プリフォームおよびこれを用いて製造した多層ボトル |
AUPR393001A0 (en) * | 2001-03-23 | 2001-04-26 | Sola International Holdings Ltd | Injection molding method |
US20050017391A1 (en) | 2003-07-22 | 2005-01-27 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for producing a thermoplastic resin molded article |
ITMO20040164A1 (it) * | 2004-06-29 | 2004-09-29 | Sacmi Cooperativa Maccanici Im | Apparati e metodi per produrre oggetti. |
ITRE20040128A1 (it) * | 2004-10-12 | 2005-01-12 | Sacmi | Gruppo per la formatura a compressione di oggetti in materiale polimerico |
US20100072660A1 (en) | 2007-03-27 | 2010-03-25 | Felix Achille | Low relative crystallinity die drawing process for a cavitated filled oriented polymer composition |
TWI383847B (zh) * | 2009-12-31 | 2013-02-01 | Metal Ind Res & Dev Ct | 用以製造金屬殼的模具以及金屬殼的製造方法 |
CA2792879A1 (en) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Molding apparatus including source providing electrical charge to conduit |
JP5765707B2 (ja) * | 2010-10-08 | 2015-08-19 | 国立大学法人広島大学 | 高分子ナノ配向結晶体材料の二次成型方法 |
JP2013006321A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 温度調節用ダイ |
JP2013082205A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-05-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
WO2014080934A1 (ja) * | 2012-11-20 | 2014-05-30 | 東洋製罐株式会社 | カップ型容器及びその成形方法 |
JP2014124827A (ja) | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Polyplastics Co | 溶融樹脂材料の射出パターンシミュレート方法及びこの方法を用いた樹脂成形品製造方法 |
ITMO20150096A1 (it) * | 2015-05-05 | 2016-11-05 | Sacmi | Metodo e apparato per stampare a compressione un oggetto in materiale polimerico. |
-
2015
- 2015-05-05 IT ITMO2015A000096A patent/ITMO20150096A1/it unknown
-
2016
- 2016-05-04 WO PCT/IB2016/052541 patent/WO2016178156A1/en active Application Filing
- 2016-05-04 CN CN201680024236.6A patent/CN107530922B/zh active Active
- 2016-05-04 TR TR2019/05468T patent/TR201905468T4/tr unknown
- 2016-05-04 EP EP16725928.2A patent/EP3291956B1/en active Active
- 2016-05-04 BR BR112017022171-3A patent/BR112017022171B1/pt active IP Right Grant
- 2016-05-04 JP JP2017552069A patent/JP2018519182A/ja active Pending
- 2016-05-04 US US15/566,956 patent/US11224999B2/en active Active
- 2016-05-05 TW TW105113965A patent/TWI721981B/zh active
-
2020
- 2020-07-22 JP JP2020124987A patent/JP6917509B2/ja active Active
-
2021
- 2021-12-07 US US17/643,021 patent/US11878448B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3291956A1 (en) | 2018-03-14 |
TWI721981B (zh) | 2021-03-21 |
JP2018519182A (ja) | 2018-07-19 |
JP2020183125A (ja) | 2020-11-12 |
WO2016178156A1 (en) | 2016-11-10 |
BR112017022171B1 (pt) | 2022-01-04 |
CN107530922A (zh) | 2018-01-02 |
US11224999B2 (en) | 2022-01-18 |
BR112017022171A2 (pt) | 2018-07-03 |
CN107530922B (zh) | 2021-03-23 |
TW201739594A (zh) | 2017-11-16 |
US11878448B2 (en) | 2024-01-23 |
US20180117803A1 (en) | 2018-05-03 |
TR201905468T4 (tr) | 2019-05-21 |
EP3291956B1 (en) | 2019-03-20 |
ITMO20150096A1 (it) | 2016-11-05 |
US20220097263A1 (en) | 2022-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6917509B2 (ja) | ポリマー材料製物品の圧縮成型方法及び装置 | |
US5139724A (en) | Method and apparatus for injection moulding blanks | |
US3980744A (en) | Extrusion of hollow articles through a lubricated die | |
EP3493970B1 (en) | A device and a method for forming an object made of a polymeric material through the blowing of air into a tubular body | |
JP6777762B2 (ja) | ポリマー材料で作られる物品を製造する方法及び装置 | |
JP3573380B2 (ja) | ポリエステル樹脂のプリフォーム射出成形方法及び延伸ブロー成形方法 | |
JP2018533511A (ja) | 成形アセンブリ | |
CA2328105A1 (en) | Method and system for forming low-density polymer foam article | |
JP7495990B2 (ja) | 再生ポリマー材料から物品を製造するための装置および方法 | |
CN111716673A (zh) | 专用于生产pet塑料板的工艺方法 | |
BR112018072308B1 (pt) | Método e aparelho para produzir objetos feitos de material polimérico | |
MXPA00010347A (en) | Method and system for forming low-density polymer foam article |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200818 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210713 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210719 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6917509 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |