JP6916687B2 - 実装装置ならびに実装方法およびこれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

実装装置ならびに実装方法およびこれを用いた半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、バンプを有する電子部品を電極を有する基板に実装する、実装方法および実装装置に関する。特に、バンプを有する半導体チップを、電極を有する基板にフリップチップ実装する実装装置および実装方法に係る。
近年の電子機器開発において、そこに搭載される電子部品に対して種々の要求があり、これに応えるべく早いサイクルでの開発が進められている。この一環として、半導体チップ等の電子部品の基板への実装方法では、伝送距離の短縮や小型化等の要求に応えるため、フリップチップ実装の普及が進んでいる。フリップチップ実装は、電子部品のバンプを基板の電極に接合させる工法であるが、バンプとしてハンダバンプを用いる工法が多く採用されている(図11(a))。
フリップチップ実装においても、実装密度の向上等の要求を背景に、バンプの小型化およびバンプ間隔の狭ピッチ化が進んでいる。これに対し、ハンダバンプを用いる工法では、銅ピラーの先端部にハンダを用いるなどして対応している(図11(b))。しかし、ピラーPの小径化に伴うハンダSの減少により、ハンダSと他の金属(基板Wの電極E、銅ピラーP)との界面に生成される、機械的に脆い金属間化合物IMCの割合が増すことになり接合部の信頼性に悪影響を及ぼす。
このため、実装密度向上に伴い、ハンダを用いない工法が求められており、超音波等を用いたフリップチップ実装が注目されている。超音波を用いたフリップチップ実装では、従来、金メッキした電極に金バンプを接合する工法が実用化されているが、高価な金を用いる等の理由により普及は充分進んでいなかった。しかし、バンプと電極に安価な銅が利用できれば急速な普及が見込まれることから、銅バンプと銅電極を用いたフリップチップ実装の実用化に向けた取り組みも進んでいる(特許文献1)。
超音波実装を行なう実装装置の一例を図12に示す。図12に示した実装装置100は、ステージ4が吸着保持した基板Wに、ボンディングヘッド6が吸着保持した半導体チップCを加圧しながら加圧方向と直角方向に超音波振動を印加して、半導体チップCのバンプと基板Wの電極を超音波接合するものである。
ここで、超音波振動は図13に示すような超音波ヘッド60によって半導体チップCに印加される。超音波ヘッド60は、略U字形を上下反転させ、加圧ユニット5(図12)に連結されたフレーム601と、フレーム601の両側面に形成された貫通孔を両側から貫通する1組のブースター602と、フレーム601の内側で1組のブースター602によって挟み込まれた状態で保持されたホーン603と、ブースター602に超音波振動を伝達付与するための超音波発生器604から構成されている。また、ホーン603の下面中央で、超音波発生器604からブースター602を介して伝達された超音波振動が最大となる位置には凸部からなる吸着部材605が設けられている。吸着部材605には、吸着穴606が形成され、半導体チップCを吸着保持できる。
また、超音波接合においては摩擦によって現れる(酸化していない)金属面同士の接合が重要であり、金属面が大気中の酸素と触れることにより再酸化することを防ぐ必要がある。このため、実装装置100の例のように補助手段としてノズル41を設け、ノズル41が不活性ガスを吹き付けることにより接合面近傍の酸素濃度を低下させることも提案されている。
特開2016−201501号公報
超音波振動を印加する超音波ヘッドにおいて、適切な共振周波数を得るためには精密な設計が必要であり、吸着保持する半導体チップCの大きさに応じて設計変更をする必要がある。
また、超音波接合において半導体チップC等の電子部品を基板に接合する際に必要なのは、前述のように(半導体チップから基板に向けた)加圧方向と直角方向な振動(横振動)であり、加圧方向の振動(縦振動)は好ましくない。ところが、図13に示す超音波ヘッド60の例では、ホーン603の下面中央での縦振動は殆どないが、ホーン603の下面中央から離れるほど縦振動は大きくなる。このため、半導体チップCの周辺部のバンプの接続品質に悪影響を及ぼし、この悪影響は半導体チップが大きいほど顕著になる。
更に、ホーン603を横から支持する構造上の制約から、大きな荷重を加えることが難しい。このため、延性のある金バンプを有する半導体チップの場合のように、比較的低荷重で接合が行なえる場合と異なり、剛性を有する銅バンプを有する半導体チップの場合では(バンプ数の多い)大型の半導体チップへの適用が困難となっている。
なお、接合部近傍の酸素濃度を下げるためにノズルを設けることに関しては、開放系においては多量の不活性ガスを必要とするため不経済であり、作業環境的にも好ましくない。他方において、実装装置全体をチャンバー内に入れることで不活性ガスの使用量を減らすことは出来るが、装置が大掛かりになりすぎて経済的でない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、金に比べて剛性の高い金属をバンプに用いた半導体チップ等の電子部品を、ハンダを用いずに基板に接合するフリップチップ実装する実装装置ならびに実装方法およびこれを用いた半導体装置の製造方法を提供するものであり、電子部品サイズの大型化にも適したものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
電子部品の有するバンプと基板が有する電極を接合して、基板上に電子部品を実装する実装装置であって、
前記基板を保持し、前記基板を面内方向に移動可能なステージと、
前記電子部品を保持して前記基板に向けて駆動および荷重を印加する機能を有するボンディングヘッドと、前記ステージを収容し、前記ボンディングヘッドと対向する位置には前記ボンディングヘッドが通過可能な開口部を有したステージカバーと、前記ステージカバー内に気体を供給する給気手段と、前記ステージ、前記ボンディングヘッド、前記給気手段の動作を制御する制御部を備え、
前記ボンディングヘッドが下降して前記電子部品を前記基板に接近させる過程において、
前記開口部の高さに対する前記ボンディングヘッドの高さ位置に応じて、前記制御部が前記給気手段を制御して、前記ステージカバー内に供給する気体の量を制御する実装装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の実装装置であって、
前記ボンディングヘッドが前記電子部品を前記基板に加圧する時に、前記ステージが前記基板を前記加圧方向と垂直な方向に往復運動させるよう、前記制御部が前記ボンディングヘッドと前記ステージを制御する実装装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の実装装置であって、
前記開口部を通過する前記ボンディングヘッドの最大断面積に対して、前記開口部の面積が1.05倍から2.0倍の範囲である実装装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の実装装置であって、前記ステージは前記基板を吸着するための基板吸着穴を有し、前記ボンディングヘッドは前記電子部品を吸着するための電子部品吸着穴を有し、
前記基板吸着穴は、前記基板の前記電極対向位置を避ける位置に配置し、前記電子部品吸着穴は、前記電子部品の前記バンプ対向位置を避けるよう配置した実装装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の実装装置を用いて、電子部品の有するバンプと基板が有する電極を接合して、基板上に電子部品を実装する実装方法であって、
前記バンプが前記電極に対向配置されるよう、前記電子部品と前記基板の位置合わせを行う位置合わせ工程と、前記バンプと前記電極が接触するまで、前記電子部品を前記基板に接近させる接近工程と、前記バンプと前記電極が接触した後に、前記電子部品を前記基板に向けて加圧する加圧工程とを備え、
前記加圧工程において、前記基板と前記電子部品の少なくとも一方に、前記加圧を行う方向と垂直な往復運動を印加する実装方法である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の実装方法であって、
前記接近工程で前記給気手段が不活性気体の供給を開始し、前記加圧工程開始時点で、前記バンプと前記電極を含む空間の酸素濃度が1%以下である実装方法である。
請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の実装方法であって、
前記往復運動を、前記加圧を行なう方向と垂直な面内の少なくとも2方向から印加する実装方法である。
請求項8に記載の発明は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の実装方法であって、
前記加圧工程内に印加荷重を増加させる工程を含む実装方法である。
請求項9に記載の発明は、請求項5から請求項8のいずれかに記載の実装方法であって、前記往復運動が減衰振動であって、前記加圧工程内に振幅をゼロに近づけることを特徴とする実装方法である。
請求項10に記載の発明は、請求項5から請求項9のいずれかに記載の実装方法であって、前記加圧工程において、前記電子部品を100℃以上200℃以下に加熱する実装方法である。
請求項11に記載の発明は、請求項5から請求項10のいずれかに記載の実装方法であって、
前記バンプと前記電極の素材が銅である実装方法である。
請求項12に記載の発明は、前記電子部品としてバンプ数が100個以上の半導体チップを用い、請求項5から請求項11のいずれかの実装方法で前記半導体チップを基板に実装する、半導体装置の製造方法である。
本発明により、剛性の高い金属をバンプに用いつつサイズの大きい半導体チップ等の電子部品を、ハンダを用いずにフリップチップ実装することが出来、簡易な構成で信頼性の高い半導体装置を得ることが出来る。
本発明の実施形態に係る実装装置の外観を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の主要部分を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の制御構成を示すブロック図である。 (a)本発明の実施形態に係る位置合わせ前の状態を説明する図、(b)同実施形態に係る位置合わせ後の状態を説明する図である。 (c)本発明の実施形態に係る接近工程を説明する図、(d)同実施形態に係る加圧工程を説明する図、(e)同実施形態に係る実装後の状態を説明する図である。 (a)本発明の実施形態に係る基板の往復運動方向を説明する図であり、(b)同実施形態に係る同時に2方向の往復運動を行なった一例である。 (a)本発明の実施形態に係る基板の往復運動方向を説明する図であり、(b)同実施形態に係る同時に2方向の往復運動を行なった別の例である。 本発明の実施形態における加圧工程の荷重変化を示す図である。 (a)本発明の実施形態に係る往復運動の減衰について説明する図であり、(b)同実施形態に係る2方向からの往復運動を減衰させた一例の渦巻き運動を説明する図である。 (a)フリップチップ実装の接合について説明する図であって、ハンダバンプを用いた接合部の断面図である(b)同接合を説明する図であって、先端部にハンダを有するピラーバンプを用いた接合の断面図である。 超音波接合によるフリップチップ実装を行なう実装装置の一例を示す図である。 超音波接合に用いる超音波ヘッドの一例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る実装装置1の外観を示すものであり、図2は外観上隠れている構成要素を示すものである。実装装置1は、電子部品である半導体チップCを基板Wに実装するものであり、基台2、支持フレーム3、ステージ4、ステージカバー40、ノズル41、加圧ユニット5、ボンディングヘッド6、画像認識手段7、真空ポンプ8(図3)および制御部10(図4)を備えている。図1および図2において、左右方向をX方向、奥行き方向をY方向、上下方向をZ方向とし、Z方向を中心軸として回転する方向をθ方向としている。
基台2は、実装装置1を構成する主な構造体である。基台2は充分な剛性を有するよう構成されている。基台2は、支持フレーム3とステージ4を支持している。
支持フレーム3は、加圧ユニット5を支持するものである。支持フレーム3は、基台2のステージ4近傍からZ方向に延びるように構成されている。
ステージ4は、基板Wを保持しつつ、移動させるものである。ステージ4は、Y方向駆動ユニット4a、X方向駆動ユニット4b、吸着テーブル4cによって構成されている。ステージ4は基台2に取り付けられ、X方向駆動ユニット4bによって吸着テーブル4cをX方向に、Y方向駆動ユニット4aによって(X方向駆動ユニット4bおよび)吸着テーブル4cをY方向に移動できるように構成されている。また、図3には実装装置1の主要部分の断面図を示すが、吸着テーブル4cは基板Wを吸着するための基板吸着穴4Hを有しており、吸着テーブル4c内に設けたステージ内流路4Eを経て真空ポンプ8に通じている。ここで、真空ポンプ8および、真空ポンプ8に通じる流路に設けたバルブ4Vの動作により基板吸着穴4H内を減圧して基板Wを吸着テーブル4cに吸着保持することが出来る。
以上の構成により、ステージ4は、基台2上において吸着テーブル4cが吸着した基板Wを、基板Wの面内方向であるX方向、Y方向に移動させることが出来る。
ステージカバー40は、基台2上に設けられ、ステージ4を収容するカバーであるが、ボンディングヘッド6と対向する上面には開口部40Hを有している。なお、基板Wの出し入れに関しては、ステージカバー40の側面に開閉部を設けて行なってもよいし、ステージカバー40が上昇して基板Wの出し入れをする構成としてもよい。
ノズル41はステージカバー40に覆われた内部に気体を供給するために設けられ、図示していない弁とともに、本発明の給気手段を構成している。弁として、流量または圧力を制御可能なものを用いてもよい。ノズル41から供給される気体の役割は、ステージカバー40で覆われた内部の酸素濃度を下げることであり、不活性気体を用いる。不活性気体としては、窒素や希ガスを用いることが可能であるが、希ガスは高価であるので窒素を用いることが望ましい。
加圧ユニット5は、ボンディングヘッド6を移動させるものである。加圧ユニット5は、図示しないサーボモータによってボールねじを回転させることによりボールねじの軸方向の駆動力を発生させるよう構成されている。加圧ユニット5は、ボールねじの軸方向が基板Wに対して垂直なZ方向の駆動力(加圧力)を発生するように構成されている。加圧ユニット5は、サーボモータの出力を制御することによりZ方向の荷重Pzを任意に設定できるように構成されている。ボンディング時の位置ズレの観点から、ボンディングヘッド6はZ方向のみ可動できる構成とすることが望ましい。
なお、本実施形態において、加圧ユニット5は、サーボモータとボールねじの構成としたが、これに限定されるものではなく、空圧アクチュエータ、油圧アクチュエータやボイスコイルモータから構成してもよい。また、加圧ユニット5は、ボンディングヘッド6をθ方向に回転させる機能を有していてもよい。
ボンディングヘッド6は、加圧ユニット5の駆動力を半導体チップCに伝達するとともに、半導体チップを加熱するものである。ボンディングヘッド6は、図3に示すように、アタッチメントツール61、ヒータ62、断熱ブロック63、ヘッド本体64から構成されている。
アタッチメントツール61には電子部品吸着穴6Hが設けられ、電子部品吸着穴6Hはボンディングヘッド6内に形成されたヘッド内流路6Eを経て真空ポンプ8に通じている。ここで、真空ポンプ8および、真空ポンプ8に通じる流路に設けたバルブ6Vの動作により電子部品吸着穴6H内を減圧して半導体チップCをアタッチメントツール61に吸着保持することが出来る。またヒータ62には、セラミックヒータ等の電熱部材が内蔵されており、ヒータ温度制御のための温度センサが内蔵されていてもよい。
ボンディングヘッド6は、加圧ユニット5を構成している図示しないボールねじとナットに取り付けられている。つまり、ボンディングヘッド6(のアタッチメントツール61)はステージ4(の吸着テーブル4c)と平行に対向するように配置されている。すなわち、ボンディングヘッド6は加圧ユニット5によってZ方向に移動されることで、半導体チップCを基板Wに接近させることが出来る。なお、ボンディングヘッド6がZ方向に移動して半導体チップCを基板Wに接近させる過程において、ステージカバー40が障害とならないように、ステージカバー40上面にある開口部40Hはボンディングヘッド6を通過させる形状を有している。その際、ボンディング時の酸素濃度を充分に低下させるよう、また、ステージカバー40内の圧力が上昇し過ぎないようボンディングヘッド6と開口部40H(の縁)との隙間は0.1mm〜5mmとすることが望ましい。また、アタッチメントツール61で開口部40Hの隙間を制限することもできる。この場合、種々のサイズに対応できるので好ましい。
実装装置1において、画像認識手段7は画像により半導体チップCと基板Wの位置情報を取得するものである。画像認識手段7は、ステージ4に保持されている基板W上面の位置合わせマークと、ボンディングヘッド6に保持されている半導体チップCの位置合わせマークを画像認識して、基板Wと半導体チップCの(XY面内における)位置情報を取得するように構成されている。
制御部10は、図4に示すように、ステージ4、ノズル41、加圧ユニット5、ボンディングヘッド6、画像認識手段7と接続されている。また、真空ポンプ8は制御部10から独立してもよいが、制御部10に接続されていてもよい。制御部10は、実体的には、CPU、ROM、HDD等がバスで接続される構成であっても、あるいはワンチップLSIからなる構成であってもよい。制御部10は接続先から信号を取得したり制御するための種々のプログラムやデータが収納されている。
制御部10は、ステージ4に接続され、Y方向駆動ユニット4a、X方向駆動ユニット4bを個々に制御する。また、制御部10はバルブ4Vを制御することにより、吸着テーブル4cによる基板Wの吸着有無を制御する。このため、制御部10は、Y方向吸着ユニット4a、Y方向吸着ユニット4bおよびバルブ4Vの制御により、基板WをXY面内の位置を任意に変化させることが出来る。
制御部10はノズル41に接続され、ステージカバー40に覆われた内部への不活性気体の供給有無を制御できる。具体的には、制御部10はノズル41に連結する弁の開閉制御により不活性気体の供給有無を制御し、弁として圧力や流量を制御する制御弁が用いられる場合においては圧力や流量をも制御することが出来る。
制御部10は、加圧ユニット5に接続され、加圧ユニット5のZ方向の高さおよび荷重Pzを制御することができる(図4の5Z)。また、加圧ユニット5がボンディングヘッド6のθ方向への回転機能を有している場合は、制御部5がボンディングヘッドのθ方向回転角を制御する構成としてもよい。また、制御部10は、加圧ユニット5のZ方向高さ情報を入手して、ステージカバー40の開口部40Hとボンディングヘッド6のアタッチメントツール61の相対位置を掌握する機能を有していてもよい。
制御部10は、ボンディングヘッド6に接続され、ヒータ62を所定の温度に制御することができる。また、制御部10はバルブ6Vを制御することにより、アタッチメントツール61による半導体チップCの吸着有無を制御する。
制御部10は、画像認識手段7に接続され、画像認識手段7の位置を制御するとともに、画像情報から基板Wと半導体チップCの位置情報を取得することができる。
制御部10は、真空ポンプ8と接続されているときは、実装動作開始前に真空ポンプ8を稼働するよう制御する。このため、バルブ4Vおよびバルブ6Vの開閉により、基板Wおよび半導体チップCの吸着有無が制御される。
以下、図1から図4で説明した実装装置1を用いて、半導体チップCを基板Wに実装する工程について、図5および図6を用いて説明する。
まず、図5(a)において、バンプBを有する半導体チップCはアタッチメントツール61に吸着保持され、電極Eを有する基板Wは吸着テーブル4cに吸着保持されている。ここで、基板Wを吸着するための基板吸着穴4Hは、基板Wの電極Eが形成された箇所の裏面位置を避けるように配置されている。また、半導体チップCを吸着する電子部品吸着穴は半導体チップCのバンプBが形成された箇所の裏面位置を避けるように配置されている。
本実施形態においてバンプBおよび電極Eの素材は銅からなる銅バンプ、銅電極を想定しているが、半導体等の電子部品の接合に用いられるものであれば他の金属素材であってもよい。
図5(a)の状態において、基板Wの電極Eと半導体チップCのバンプBは対向状態にはあるものの対向面の垂直方向で電極EとバンプBの位置は揃っていない。そこで、電極EとバンプBの位置を揃えるための位置合わせ工程が必要となる。位置合わせに際しては、画像認識手段7を用いて基板Wと半導体チップCの位置情報を取得するが、位置情報を取得する際には基板Wおよび半導体チップCに設けられた位置合わせマークを用いることが望ましい。
また、位置合わせに際して、図2に示す実装装置1は、XY面内方向にステージ4を移動させ、θ方向にはボンディングヘッド6の向きを調整して、基板Wと半導体チップCの相対位置を調整する構成となっている。ただし、相対位置を調整する機構はこれに限定されるものではなく、ステージ4がθ方向調整機能を有していてもよい。
位置合わせ工程が完了すると、基板Wと半導体チップCの対向面に垂直方向に、電極EとバンプBの位置が揃う(図5(b))。この状態から、ボンディングヘッド6を下降させて、基板Wに半導体チップCを接近させるのが接近工程である(図5(b)→図6(c)→図6(d))。
この接近工程において、制御部10はノズル41から不活性気体GPを供給するよう制御する。このため、接近工程においてステージカバー40で覆われた内部の大気は不活性ガスに置換されて行き、酸素濃度は低下する。
ところで、同じ接近工程途上であっても、図5(b)に示すように、ボンディングヘッド6のアタッチメント61がステージカバー40の開口部40Hから離れているタイミングで不活性気体GPの供給を開始すれば、供給した不活性気体GPの多くが開口部40Hから排出されるため無駄になる。一方において、半導体チップCのバンプBと基板Wの電極Eが接触する寸前で不活性気体GPの供給を開始した場合は、不活性ガスへの置換が不充分な段階での接合開始となり好ましくない。そこで、図6(c)に示すようにボンディングヘッド6のアタッチメントツール61がステージカバー40の開口部40Hを通過するタイミングで不活性ガスGPの供給を開始するのが好ましい。
なお、ここで、ステージカバー40の開口部40Hの面積がボンディングヘッドの断面積に比べて大き過ぎると、ステージカバー40の外部に排出される気体Geに不活性ガスGPも多く含まれるようになり、不活性ガスGPの利用効率が低くなり好ましくない。一方において、開口部40Hの面積が小さい場合ボンディングヘッド6の下降時に開口部40Hの縁とボンディングヘッド6が機械的に干渉する懸念があり好ましくない。特に、ボンディングヘッド6がθ方向回転機能を有している場合においては、干渉を生じる可能性が増す。このため、開口部40Hを通過するボンディングヘッド6の最大断面積に対して、開口部40Hの面積が1.05から2.0倍の範囲にあることが好ましく、1.1倍から1.5倍の範囲にあることが更に望ましい。
なお、ステージカバー40に覆われた内部の酸素濃度を充分に低下させたい場合は、図5(b)に示すように、ボンディングヘッド6のアタッチメント61がステージカバー40の開口部40Hから離れているタイミングから不活性ガスの供給してもよい。この場合、ボンディングヘッド6が開口部40Hに接近する過程においては、開口部40Hの面積が実質的な開口面積となるが、ボンディングヘッド6が開口部40Hを通過する段階においては開口部40Hの面積とボンディングヘッド6(開口部40Hと同高さ部分)の面積との差が実質的な開口面積となる。このため、ノズル41が供給する不活性ガスGPの量を、ボンディングヘッド6が開口部40Hに接近する段階で多く、ボンディングヘッド6が開口部40Hを通過開始後(図6(c))に少なくするような構成としてもよい。
接近工程において、ボンディングヘッド6は半導体チップCに圧力を加えることはない。しかし、半導体チップCのバンプBが基板Wの電極Eに接触すると、加圧なしでボンディングヘッド6を下降することが出来ない。このため、バンプBが電極Eに接触するまでが接近工程となる。
バンプBが電極Eに接触した後は、バンプBと電極Eを接合させて半導体チップCを基板Wに実装する。その際に、半導体チップCを基板Wに向けて加圧する必要があることから、この工程を加圧工程と呼ぶ(図6(d))。
なお、接近工程で開始したノズル41からの不活性ガスGPの供給は、加圧工程においても継続し、バンプBと電極Eを含む空間を低酸素濃度に維持する。ここで、加圧工程開始時の、具体的な酸素濃度としては3%以下が望ましく、1%以下であることが更に望ましい。
このように、実装装置1ではステージ4を覆うステージカバー41の内部は半密閉空間であり、空気を不活性ガスGPに置換しやすいため、バンプBと電極Eを含む空間の酸素濃度を1%以下にするのは容易である。一方、図12に示した実装装置100ではバンプBと電極Eを含む空間が開放系にあるため、酸素濃度を3%以下にするのも難しい。また、実装装置全体を密閉系に入れた場合と比べた場合、本実施形態では、気体の置換を行なう容積が限定されているため、ボンディングヘッド6が下降して行く過程のような短時間で酸素濃度を1%以下にすることも可能である。すなわち、気体を置換することに起因するタクトタイムの増加を抑えることが出来る。
加圧工程に際しては、ヒータ62を加熱することで、アタッチメントツール61経由で半導体チップCを加熱する。この加熱では、半導体チップCのバンプBおよび、これと接触している基板Wの電極Eを100℃以上にすることで、バンプBと電極Eを形成する金属材が相互に拡散し易くなり、バンプBと電極Eの接合の可能性が増す。このため、ヒータ62の加熱温度は100℃以上に設定される。ただし、バンプBの温度が200℃を超えるまで加熱すると、接合金属の酸化が進んだり、基板Wとして例えば耐熱性の低いプラスチックフィルムを用いるのには不適となるので、ヒータ62の温度が200℃を超えないように制御部10がヒータ62を制御する。この場合のヒータ62の加熱温度とは、半導体チップCと基板Wの間の温度である。例えば、半導体チップCの間に熱伝対(SF50)を挟むことにより測定することができる
加圧工程では、ヒータ62を加熱した状態でボンディングヘッド6を下降させて、半導体チップCを基板Wに向けて荷重Pzで加圧するが、本発明においては更に半導体チップCと基板Wの相互間で対向面に沿った方向で往復運動を行なう(図6d)。
ところで、加圧工程において半導体チップCと基板Wの相互間で対抗面に沿って往復運動を行なうというだけでは従来の超音波接合も包含される内容であるが、本発明は超音波接合と以下のような相違点がある。
実装装置1の場合、ステージ4により基板Wを面内方向に移動(図6(d)のWM)させることで、半導体チップCと基板Wの相互間で対向面に沿った方向での往復運動が実現するので、ボンディングヘッド6の形状に超音波接合用ヘッドのような制限がなく、超音波接合に加えて大幅な荷重アップが図れる。更に、吸着テーブル4cとアタッチメントツール61がともに平坦な面形状を有しているのであれば、ステージ4により基板Wを面内方向に移動させたとしても、半導体チップCの位置によらず常に同じ圧力を印加することが可能となる。
まず、本発明で必要とする往復運動の回数は2回以上20回が好ましい。また、本発明では往復運動を行なう時間が1秒以上10秒以下であることが好ましい。すなわち、1秒以上で2回以上の往復運動で酸化膜除去が可能となり、10秒以下で20回以下の往復運動で充分な接合強度を得ることができる。
なお、前述のとおり超音波接合に比べて大きな荷重が印加された状態で、基板Wを面内方向に移動させる。このため、半導体チップCのバンプBが形成された箇所の裏面位置にアタッチメントツール61の電子部品吸着穴6Hが配置されていると、半導体チップCが電子部品吸着穴6Hにめり込むような変形をする可能性がある。同様に、基板Wの電極Eが形成された裏面位置に吸着テーブル4cの基板吸着穴4Hが配置されていると、基板Wが基板吸着穴4Hにめり込むように変形する可能性がある。そこで、これを避けるように、前述のように、基板吸着穴4Hおよび電子部品吸着穴6Hは配置されている。
このような実装装置1を用い、半導体チップCのバンプBと基板Wの電極が接合する条件について更に補足する。まずは往復運動の最大振れ幅であるが、バンプBの直径の1%以上というのがバンプBと電極Eが接続するための好ましい条件である。この条件を満たせば、バンプB先端と電極E表面の間の摩擦により金属酸化物等が除去され、露出した活性面同士が接合する。一方、最大振れ幅がバンプBの直径の20%を超えると、位置ズレによる接合信頼性が低下するので好ましくない。更に、位置合わせ工程における許容誤差も考慮すれば、往復運動の最大振れ幅はバンプ直径の10%以下にするのが好ましい。
往復運動の方向として実装装置1では、図7(a)に示すX方向往復運動WMxとY方向往復運動WMyを独立に制御することができる。このため、X方向往復運動WMxとY方向往復運動WMyを同じ周波数で同位相で行なえば、両往復運動の振幅比に応じてXY面内の任意な方向で往復運動を行なうことも可能である(図7(b))。このため、半導体チップCのバンプ配置に応じて、XY面内の最適な方向で往復運動を行なうことも可能である。
更に、X方向往復運動WMxとY方向往復運動WMyを同じ周波数で位相を変えるだけで、種々のパターン動作が可能になる。これは所謂リサージュ図形に相当するものであるが、単なる往復運動と異なり2次元的な動きとなるため、バンプBの先端面においては摩擦を生じる面積が広がることが期待できる。図8(a)はその一例であり、X方向往復運動WMxとY方向往復運動WMyを位相差90度に印加したものであり、基板Wは吸着テーブル4cとともに微な円を描くように運動する(図8(b))。
ここで、加圧工程においては、図9に示すように印加荷重Pzを時間とともに上昇させても良い。これは、バンプBの先端と電極Eが接触した直後は接触面で摩擦を生じさせるために低荷重としつつ、バンプBと電極Eが接合した後は両者を密着させるために高荷重が必要となるためである。このように印加荷重Pzが増加した状態になると、バンプBと電極Eは良好な接合状態となる。このため、印加荷重Paの増加に伴って、往復運動の振幅を(摩擦を生じさせる必要がある)当初よりも収束させてもよい。しかも、収束により振幅をゼロに近づければ、位置合わせを行なった相対位置とほぼ同じ位置関係で基板W上に半導体チップCが実装されることになり好ましい。このようにして、基板Wに半導体チップCを実装した状態を図6(e)に示す。このように、基板Wに半導体チップCが実装された半導体装置は、基板Wの電極Eと半導体チップCのバンプBとが強固に金属接合し、金属間化合物による脆化の問題もないので、製品としての信頼性が極めて高い。
なお、収束する往復運動の振幅変化は図10(a)に示すようになるが、図8のようにX方向往復運動WMxとY方向往復運動WMyに位相差を持たせて振幅を収束させれば渦巻状の運動となる(図10(b))。このような渦巻状の運動においては、接合強度と位置精度を両立することが可能となる。
ところで、印加荷重Pzに関しては、バンプBの材質、直径、個数に応じて適正化する必要があるが、最大値においては、同様なバンプ条件で超音波接合を行なう場合の2倍以上とすることも可能である。
以上の実施形態は、電子部品として、100個以上のバンプBを有する半導体チップCを基板Wに実装するのに好適である。例えば、約1000個の銅バンプを有する半導体チップを基板Wに実装するのに際して、超音波接合に比較して2倍強の接合強度が得られ、バンプ位置の接合強度への影響もみられなかった。バンプ位置による接合強度への影響がない理由としては、半導体チップCと基板Wの接合面全体が同様な平行運動をするためと考える。また、接合強度が向上した理由としては、低酸素濃度雰囲気により再酸化が抑制されているためと推察される。
なお、実施形態では、加圧工程において半導体チップCと基板Wの相互間で対抗面に沿って往復運動を行なう際に、ステージ4を用いて基板Wを往復運動させたが、半導体チップCを往復運動させてもよい。例えば、ボンディングヘッド6をXY方向に微調整可能な加圧ユニット5を有している場合は、加圧ユニット5の動作により半導体チップCをZ方向に加圧しながらXY面内で往復運動させてもよい。すなわち、加圧工程を行なう際に、加圧方向と垂直な面内の2方向以上から往復運動を印加することも可能となる。
また、実施形態において、バンプBおよび電極Eは前処理なしでも接合し得ることを確認した。しかし、更に接合強度を高めて、バラツキを低減させるためにはバンプBおよび電極Eの表面に生じている酸化膜を除去しておくことが望ましい。酸化膜を除去する手段としては、一般的な防錆剤やプラズマ処理が利用できるが、酸化膜除去を行なってから1分以内に実装装置で加圧工程を行なうことが好ましい。ただし、位置ズレの観点からは、剛性を高くできるステージ4を前後にさせる構成が好ましい。
ところで、従来技術として、ハンダバンプの表面酸化物を摩擦によって除去した後に、ハンダを融点以上に加熱して接合するという実装方法がある。しかし、本発明は、電子部品のバンプと基板の電極に銅を用いた場合も、加熱温度100℃以上200℃以下で接合を実現している。すなわち、銅からなるバンプの融点温度よりはるかに低い温度で実装を行なうものであり、この点において従来技術とは全く異なるものである。
1 実装装置
2 基台
3 フレーム
4 ステージ
4a Y方向駆動ユニット
4b X方向駆動ユニット
4c 吸着テーブル
4E 排気流路
4H 基板吸着穴
5 加圧ユニット
6 ボンディングヘッド
6H 電子部品吸着穴
7 画像認識手段
8 真空ポンプ
10 制御部
40 ステージカバー
40H 開口部
41 ノズル
61 アタッチメントツール
62 ヒータ
B バンプ
C 半導体チップ
E 電極
W 基板

Claims (12)

  1. 電子部品の有するバンプと基板が有する電極を接合して、基板上に電子部品を実装する実装装置であって、
    前記基板を保持し、前記基板を面内方向に移動可能なステージと、
    前記電子部品を保持して前記基板に向けて駆動および荷重を印加する機能を有するボンディングヘッドと、
    前記ステージを収容し、前記ボンディングヘッドと対向する位置には前記ボンディングヘッドが通過可能な開口部を有したステージカバーと、
    前記ステージカバー内に気体を供給する給気手段と、
    前記ステージ、前記ボンディングヘッド、前記給気手段の動作を制御する制御部を備え、
    前記ボンディングヘッドが下降して前記電子部品を前記基板に接近させる過程において、
    前記開口部の高さに対する前記ボンディングヘッドの高さ位置に応じて、前記制御部が前記給気手段を制御して、前記ステージカバー内に供給する気体の量を制御する実装装置。
  2. 請求項1に記載の実装装置であって、前記ボンディングヘッドが前記電子部品を前記基板に加圧する時に、前記ステージが前記基板を前記加圧方向と垂直な方向に往復運動させるよう、前記制御部が前記ボンディングヘッドと前記ステージを制御する実装装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の実装装置であって、
    前記開口部を通過する前記ボンディングヘッドの最大断面積に対して、前記開口部の面積が1.05倍から2.0倍の範囲である実装装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の実装装置であって、前記ステージは前記基板を吸着するための基板吸着穴を有し、前記ボンディングヘッドは前記電子部品を吸着するための電子部品吸着穴を有し、
    前記基板吸着穴は、前記基板の前記電極対向位置を避ける位置に配置し、
    前記電子部品吸着穴は、前記電子部品の前記バンプ対向位置を避けるよう配置した実装装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の実装装置を用いて、電子部品の有するバンプと基板が有する電極を接合して、基板上に電子部品を実装する実装方法であって、
    前記バンプが前記電極に対向配置されるよう、前記電子部品と前記基板の位置合わせを行う位置合わせ工程と、
    前記バンプと前記電極が接触するまで、前記電子部品を前記基板に接近させる接近工程と、
    前記バンプと前記電極が接触した後に、前記電子部品を前記基板に向けて加圧する加圧工程とを備え、
    前記加圧工程において、前記基板と前記電子部品の少なくとも一方に、前記加圧を行う方向と垂直な往復運動を印加する実装方法。
  6. 請求項5に記載の実装方法であって、前記接近工程で前記給気手段が不活性気体の供給を開始し、
    前記加圧工程開始時点で、前記バンプと前記電極を含む空間の酸素濃度が1%以下である実装方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の実装方法であって、前記往復運動を、前記加圧を行なう方向と垂直な面内の少なくとも2方向から印加する実装方法。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載の実装方法であって、前記加圧工程内に印加荷重を増加させる工程を含む実装方法。
  9. 請求項5から請求項8のいずれかに記載の実装方法であって、前記往復運動が減衰振動であって、前記加圧工程内に振幅をゼロに近づけることを特徴とする実装方法。
  10. 請求項5から請求項9のいずれかに記載の実装方法であって、前記加圧工程において、前記電子部品を100℃以上200℃以下に加熱する実装方法。
  11. 請求項5から請求項10のいずれかに記載の実装方法であって、前記バンプと前記電極の素材が銅である実装方法。
  12. 前記電子部品としてバンプ数が100個以上の半導体チップを用い、請求項5から請求項11のいずれかの実装方法で前記半導体チップを基板に実装する、半導体装置の製造方法。
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