JP6916683B2 - 通信モジュール及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信モジュール及び通信方法に関する。
近年、エアコンや洗濯機などの家庭用の電子機器をネットワーク接続可能にすることより、エネルギーマネジメントを行うHEMS(Home Energy Management System)や、高齢者の見守りを行う見守りシステムが普及しつつある。
HEMSや見守りシステムは、電子機器と、当該電子機器の管理を行うサーバ装置などからなる。サーバ装置は、HEMSや見守りシステム向けに開発されるため、通信機能に十分な能力を持つ。
一方、電子機器の制御を行うマイコンは、主に電子機器の本来機能(例えば、エアコンの場合では、冷暖房のための温度センシングやコンプレッサーの制御など。)を実現する処理を行うものである。つまり、電子機器の制御を行うマイコンでは、ネットワーク接続機能を実現するための処理を追加することが容易でなく、さらにはネットワーク経由での通信機能に制限がある。
電子機器をネットワーク接続可能にするためには、IP(Internet Protocol)通信などの通信処理を含む機能をもつ通信モジュールを電子機器に接続したり、サーバ装置と電子機器との間にサーバ側の通信能力と、電子機器側の通信機能の性能差を補う機器を接続することが行われる。
例えば、特許文献1では、送信側ノード(サーバ)と受信側ノード(電子機器)との間に配置され、送信側ノードが送信した電文に、所定数以上の命令が含まれるか否かを判定する通信装置が開示されている。この通信装置は、命令が所定数より多い場合は、電文に含まれる命令数を所定数以下とするように電文を分割してから受信側ノードに送信を行うことで、通信を行うノード間で処理できる命令数の差を吸収している。
特開2014−165883号公報
ところで、例えば電子機器は、送受信する電文を格納する通信バッファを持つ。電子機器は通信バッファサイズを越える電文を取り扱うことはできない。電文のサイズは電文に含まれる命令数と、命令に付属する制御データのサイズとに依存する。制御データのサイズは命令の内容によって異なるため、電文に含まれる命令数が同じでも、電文に含まれる命令の内容によって電文のサイズは異なることになる。したがって、電子機器が取り扱える命令数は、命令の内容に依存して可変となり、固定の値とはならない。
また、電文のサイズは、電子機器へ送信する要求電文と、電子機器から返信される応答電文とでもサイズが異なる。特に、電子機器の動作状態を取得する場合、電子機器に送信する電文には制御データを含めないが、電子機器から返信される電文には、電子機器の状態値としての制御データが含まれるため、電子機器からの応答電文の方が大きくなってしまう。
このように、電子機器が処理できる命令は、命令数が所定数内に収まっているだけではなく、その命令の内容にも依存して決まっている。上述した通信装置では、電文に所定数の命令数が含まれているか否かを判断基準として電文を分割しているだけであるため、命令の内容については考慮されていないのが実状である。
本発明は、電文に含まれる命令内容と電子機器の通信能力とに応じて適切に電文の分割を行うことで、効率的な通信を行うことが可能な通信モジュール及び通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る通信モジュールは、電子機器にネットワーク通信機能を付与する通信モジュールであって、電子機器に通信可能に接続される機器接続部と、外部機器と通信可能な通信部と、機器接続部及び通信部を介した電子機器と外部機器とにおける電文の通信を制御する制御部とを備え、制御部は、電子機器が通信に使用可能な通信バッファサイズと、電子機器の機能及び電文サイズが対応付けられた機能情報とを保存する電子機器情報保存部と、電子機器から機器接続部を介して入力される応答電文の予測サイズを、機能情報に基づいて求める応答電文予測部と、通信部から入力され、電子機器に対する要求を行うための要求電文を分割する分割部とを備え、分割部は、応答電文予測部が予測した応答電文の全体の予測サイズが通信バッファサイズを超えている場合には、分割単位毎の要求電文に対する応答電文の予測サイズが、通信バッファサイズ以下となるように要求電文を分割する。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る通信方法は、電子機器にネットワーク通信機能を付与する通信モジュールで実現される通信方法であって、電子機器が通信に使用可能な通信バッファサイズと、電子機器の機能及び電文サイズが対応付けられた機能情報に基づいて、電子機器からの応答電文の予測サイズを求める予測工程と、電子機器に対する要求を行うための要求電文を分割する分割工程とを含み、分割工程では、応答電文の全体の予測サイズが通信バッファサイズを超えている場合には、分割単位毎の要求電文に対する応答電文の予測サイズが、通信バッファサイズ以下となるように前記要求電文を分割する。
本発明によれば、電文に含まれる命令内容と電子機器の通信能力とに応じて適切に電文の分割を行うことで、効率的な通信を行うことが可能な通信モジュール及び通信方法を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る通信モジュールを備えた通信システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、実施の形態に係る通信モジュールの機能構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る電子機器情報の一例を示す模式図である。 図4は、実施の形態に係る電子機器機能テーブルの一例を示す模式図である。 図5は、実施の形態に係る状態取得要求電文の一例を示すイメージ図である。 図6は、図5の状態取得要求電文に対応する状態取得応答電文の一例を示すイメージ図である。 図7は、実施の形態に係る通信方法の流れを示すフローチャートである。 図8は、通信方法実行時における電子機器、通信モジュール及びHEMSコントローラのシーケンス図である。 図9は、通信方法実行時における電子機器、通信モジュール及びHEMSコントローラのシーケンス図である。 図10は、変形例に係る通信方法実行時における電子機器、通信モジュール及びHEMSコントローラのシーケンス図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る通信モジュールについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ及びステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
[通信システム]
図1は、実施の形態に係る通信モジュール100を備えた通信システム1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、通信システム1は、電子機器2と、HEMSコントローラ3と、通信モジュール100とを備えており、これらがネットワーク200を介して通信可能に接続されている。具体的には、電子機器2は、通信モジュール100を介してネットワーク200に接続されており、HEMSコントローラ3は、ネットワーク200に対して直接接続されている。これにより、電子機器2と、HEMSコントローラ3とが、ネットワーク200及び通信モジュール100を介して通信可能となっている。
ネットワーク200は、宅内ネットワークであり、ルータ装置4を介してインターネット5にも接続されている。これにより、ネットワーク200には、インターネット5に接続されたサーバ装置6及び携帯端末7が、ルータ装置4を介して接続されることも可能である。つまり、HEMSコントローラ3は、ネットワーク200、ルータ装置4及びインターネット5を介することで、サーバ装置6または携帯端末7と通信することができる。同様に、電子機器2は、通信モジュール100、ネットワーク200、ルータ装置4及びインターネット5を介することで、サーバ装置6及び携帯端末7と通信することができる。換言すると、通信モジュール100は、HEMSコントローラ3、サーバ装置6及び携帯端末7のそれぞれと通信することができる。HEMSコントローラ3、サーバ装置6及び携帯端末7は、外部機器の一例である。以降の説明においては、通信モジュール100を介したHEMSコントローラ3と、電子機器2との通信を例示して説明する。しかし、通信モジュール100などを介したサーバ装置6または携帯端末7と、電子機器2との通信においても、基本的には同様である。
[HEMSコントローラ]
HEMSコントローラ3は、図示しない電力計測装置等から取得した情報に基づいて、電子機器2を制御する制御装置である。具体的には、HEMSコントローラ3は、電力計測装置が計測した電力消費量等を取得し、当該電力消費量等に基づいて、電子機器2の動作を制御する。また、HEMSコントローラ3においては、電子機器2に対する制御前に、当該電子機器2の状態を取得する。この取得時または制御時には、HEMSコントローラ3は、電子機器2に対する要求を行うための要求電文を、通信モジュール100に対して送信する。要求電文は、例えば、電子機器2の状態を取得するための要求指示を含んだ状態取得要求電文と、電子機器2の動作を制御するための動作指示を含んだ動作要求電文とを含んでいる。
HEMSコントローラ3は、状態取得要求電文に対しての応答電文(例えば状態取得応答電文)を、電子機器2から通信モジュール100を介して受信すると、当該状態取得応答電文と、電力消費量等とに基づいて、電子機器2に対する動作要求電文を作成して通信モジュール100に送信する。
[電子機器]
電子機器2は、家電機器であり、エアコン、テレビ、録画装置、照明装置、給湯機などが挙げられる。電子機器2には、ネットワーク通信機能が搭載されていないが、通信モジュール100との通信が可能となっている。具体的には、電子機器2は、例えば、調歩同期方式シリアル通信(UART:Universal Asynchronous Receiver Transmitter)の通信インターフェイスを備えている。
電子機器2は、通信モジュール100から状態取得要求電文を受信すると、当該状態取得要求電文に対しての状態取得応答電文(応答電文の一例)を作成して、通信モジュール100に送信する。また、電子機器2は、通信モジュール100から動作要求電文を受信すると、当該動作要求電文に対応した動作を行い、当該動作を行ったことを示す動作応答電文(応答電文の一例)を作成して、通信モジュール100に送信する。
[通信モジュール]
図2は、実施の形態に係る通信モジュール100の機能構成を示すブロック図である。通信モジュール100は、電子機器2にネットワーク通信機能を付与する通信モジュールである。通信モジュール100は、機器接続部101と、通信部102と、制御部110とを備えている。
機器接続部101は、電子機器2と通信するための通信インターフェイスであり、電子機器2の通信インターフェイスに対応した通信インターフェイスである。具体的には、電子機器2が、UARTの通信インターフェイスである場合には、機器接続部101もUARTの通信インターフェイスとなる。なお、機器接続部101と電子機器2とは、UART以外の通信方式で接続してもよい。例えば、シリアル・ペリフェラル・インタフェース(SPI)、Inter−Integrated Circuit(IIC)、Universal Serial BUS(USB)などの通信方式を用いることができる。また、ここに列挙した通信方式以外の方式で通信を行ってもよい。
通信部102は、ネットワーク200と通信するための通信インターフェイスである。例えば、通信部102は、無線LAN(IEEE802.11)方式でネットワーク200に接続する。なお、ネットワーク200との接続は、無線LAN(IEEE802.11)方式以外の方式でもよい。例えば、IEEE802.15.1やIEEE802.15.4、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、有線LAN(IEEE802.3)、Ethernetなどの通信方式を通信部102に用いることができる。また、ここに列挙した通信方式以外の方式で通信を行ってもよい。
制御部110は、CPU、RAM、ROM等を備えており、CPUが、ROMに格納されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、各機能構成部の処理を実行する。また、制御部110は、機器接続部101を制御することにより電子機器2との通信を制御し、通信部102を制御することによりHEMSコントローラ3との通信を制御する。
制御部110は、機能構成部として、電子機器情報保存部111と、応答電文予測部112と、分割部113と、結合部114とを備えている。
電子機器情報保存部111は、電子機器2に関する電子機器情報121を保存する。具体的には、電子機器情報保存部111は、電子機器2との初期化通信時において、電子機器2の電子機器情報121を電子機器2から取得して保存する。
図3は、実施の形態に係る電子機器情報121の一例を示す模式図である。図3に示すように、電子機器情報121は、少なくとも通信バッファサイズ122と、電子機器機能テーブル123とを含む。通信バッファサイズ122は、電子機器2が通信に使用可能なメモリのサイズである。つまり、電子機器2は通信バッファサイズ122より大きなサイズのデータを取り扱うことができない。
電子機器機能テーブル123は、所定の通信プロトコルに応じた電文を送受信するために、電子機器2の機能及び電文サイズが対応付けされた機能情報である。例えば、本実施の形態では、所定の通信プロトコルとしては、ECHONET Lite(登録商標)通信プロトコルが採用されている。
ECHONET Lite通信プロトコルは、ECHONET Lite電文と呼ばれる電文(メッセージ)を送受信するための通信手順である。ECHONET Lite電文は、ヘッダ(EHD)、トランザクションID(TID)と、送信元オブジェクト(SEOJ)、送信先オブジェクト(DEOJ)、処理プロパティ数(OPC)、アクセスルールを指定するサービス(ESV)、アクセス先プロパティ(EPC)、アクセス先プロパティ値(EDT:命令内容)、EDTのByte数(PDC)などのフレームから構成されている。ESVには、GET(状態取得)、SET(設定・操作)、ANNOUNCE(通知)などがあり、オブジェクトへのアクセスが決定される。
図4は、実施の形態に係る電子機器機能テーブル123の一例を示す模式図である。EPC1〜EPC8は、電子機器2の機能をコードで示している。例えば電子機器2がエアコンである場合は、空調温度をEPC1、風量をEPC2、風向をEPC3という具合に、各機能に対してコードを割り当てている。各EPC1〜EPC8には、制御データとしてEDTが紐付けられている。例えば、空調温度を示すEPC1のEDTは、設定温度データ(例えば20度など)である。風量を示すEPC2のEDTは、風量データ(例えば弱風、中風、強風など)である。風向を示すEPC3のEDTは、風向データ(上方、下方、左方、右方など)である。EDTの電文サイズは、EPC毎に異なる。図4の電子機器機能テーブル123では、EPC3のEDTの電文サイズが3Byteであり、それ以外のEPC(EPC1、EPC3、EPC4、EPC5、EPC6、EPC7、EPC8)のEDTの電文サイズが1Byteとしている。EDTの電文サイズは、命令内容の大きさを示している。このように、電子機器機能テーブル123は、電子機器2における各EPC(電子機器2の機能)と当該各EPCに対応するEDTの電文サイズとを含むテーブルである。
なお、所定の通信プロトコルとしては、上記したECHONET Lite通信プロトコル以外の通信プロトコルを採用することができる。所定の通信プロトコルは、ECHONET Lite通信プロトコルなどのように標準プロトコルとして認定された通信プロトコルであってもよいし、事業者が独自に策定した通信プロトコルであってもよい。
図2に示すように、応答電文予測部112は、電子機器2の機能情報に基づいて、電子機器2からの応答電文の予測サイズを求める。具体的には、応答電文予測部112は、電子機器機能テーブル123と状態取得要求電文とに基づいて、当該状態取得要求電文に対する応答電文の予測サイズを求める。
図5は、実施の形態に係る状態取得要求電文Mの一例を示すイメージ図である。図6は、図5の状態取得要求電文Mに対応する状態取得応答電文Nの一例を示すイメージ図である。なお、ここでは、電文に含まれるESV、OPC、EPC、EDTに注目して説明する。
図5に示すように、状態取得要求電文Mには、ESVとして「GET」が含まれており、これにより、電子機器2の状態を要求していることがわかる。また、状態取得要求電文Mには、OPCが含まれており、このOPCで指定された個数が、それよりも後段のEPC及びEDTの組数に対応している。図5の場合では、OPCが「4」であるため、EPC及びEDTが4組存在している。なお、状態取得要求時においては、EDTは0Byteなので、その図示を省略している。
図6に示すように、状態取得要求電文Mに対応する状態取得応答電文Nには、ESVとして「GETRes」が含まれており、これにより、応答電文であることがわかる。また、図6の場合では、状態取得要求電文Mに対応する状態取得応答電文Nであるので、状態取得応答電文NのOPCは、状態取得要求電文Mと同様に「4」となっている。このため、状態取得応答電文Nにおいても、EPC及びEDTが4組存在している。ところで、各EPCに対応するEDTの電文サイズは、電子機器機能テーブル123にて定義されているので、当該電子機器機能テーブル123と、状態取得要求電文Mとから、状態取得応答電文Nの全体のサイズを予測することが可能である。
例えば、状態取得要求電文Mでは、EPC1、EPC2、EPC3、EPC4が含まれているので、状態取得応答電文Nにおいても、同様のEPCとEDTとの組み合わせが含まれていることが事前にわかる。そして、各EPCに対応するEDTの電文サイズは、電子機器機能テーブル123からわかる。具体的には、EDT1の電文サイズは1Byte、EDT2の電文サイズは3Byte、EDT3の電文サイズは1Byte、EDT4の電文サイズは1Byteである。また、ESV、OPC、各EPCは1Byteである。応答電文予測部112は、これらを加算することで、状態取得応答電文Nの全体の予測サイズ=12Byteを求める。
このように、応答電文予測部112は、状態取得応答電文Nの全体の予測サイズと、当該状態取得応答電文Nに含まれる各項目の予測サイズとを求めることができる。
図2に示すように、分割部113は、状態取得要求電文Mを分割する。具体的には、分割部113は、応答電文予測部112の予測によって状態取得応答電文Nの全体の予測サイズが、電子機器2の通信バッファサイズを超えている場合には、状態取得要求電文Mを分割する。この分割時においては、分割部113は、分割単位毎の要求電文に対する応答電文の予測サイズが、通信バッファサイズ以下となるように状態取得要求電文Mを分割する。また、分割部113は、状態取得要求電文Mの総分割数が最少となるように、状態取得要求電文Mを分割する。以降、分割単位毎の要求電文を単位要求電文と称す。分割の詳細については、後述する。
分割部113によって分割された状態取得要求電文Mは、分割単位毎の要求電文毎に、機器接続部101から電子機器2に送信される。このため、電子機器2からは、分割単位毎の要求電文に対する応答電文が通信モジュール100に送信される。以降、分割単位毎の要求電文に対する応答電文を単位応答電文と称す。
結合部114は、電子機器2から受信した分割単位毎の応答電文を結合することで、状態取得応答電文Nを作成する。結合部114で作成された状態取得応答電文Nは、通信部102を介して、HEMSコントローラ3に送信される。
[通信方法]
次に、本実施の形態に係る通信モジュール100で実行される通信方法について説明する。図7は、実施の形態に係る通信方法の流れを示すフローチャートである。また、図8及び図9は、通信方法実行時における電子機器2、通信モジュール100及びHEMSコントローラ3のシーケンス図である。
まず、図7に示すように、通信モジュール100は保存工程を実行する。具体的には、図8に示すように、保存工程(ステップS1)では、通信モジュール100が電子機器2に接続された際の初期化通信時において、電子機器2の電子機器情報121を電子機器2から取得して(T1)、電子機器情報保存部111に保存する(T2)。これにより、通信モジュール100は、電子機器2の通信バッファサイズ122と、電子機器機能テーブル123を認識することとなる。なお、本実施の形態では、電子機器2の通信バッファサイズ122を8Byteとする。
また、通信モジュール100が別の電子機器2に接続されると、改めて保存工程が実行されるため、別の電子機器2の電子機器情報121が電子機器情報保存部111に保存される。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は要求電文受信工程(ステップS2)を実行する。具体的には、図9に示すように、通信モジュール100は、HEMSコントローラ3から状態取得要求電文M1を受信する(T3)。ここで、状態取得要求電文M1は、OPCが「8」であり、EPC及びEDTが8組存在している。この場合においても、EDTの図示は省略している。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は予測工程(ステップS3)を実行する。具体的には、通信モジュール100の応答電文予測部112は、電子機器機能テーブル123と状態取得要求電文M1とに基づいて、当該状態取得要求電文M1に対する応答電文(状態取得応答電文N1)の予測サイズを求める。
まず、応答電文予測部112は、電子機器機能テーブル123と状態取得要求電文M1とに基づいて、状態取得応答電文N1に含まれる各EDTの予測サイズを求める。状態取得要求電文M1には、8組のEPC及びEDTが含まれているために、状態取得応答電文N1にも8組のEPC及びEDTが含まれることとなる。このため、電子機器機能テーブル123を基にして各EDTの電文サイズを求める。これにより、応答電文予測部112は、EPC2のEDT2の電文サイズを3Byteと予測し、残りのEDT(EDT1、EDT3〜EDT8)の電文サイズを1Byteと予測する。
次いで、応答電文予測部112は、各EDTの予測サイズに基づいて、状態取得応答電文N1の全体の予測サイズを求める。状態取得応答電文N1には、8組のEPC及びEDTの他に、ESV(GET)とOPCとが含まれている。応答電文予測部112は、8組のEPC及びEDTとESVとOPCとのそれぞれのサイズを加算することで、状態取得応答電文N1の全体の予測サイズを求める。ESV、OPC、各EPCは1Byteであり、各EDTは、上述したサイズであるので、状態取得応答電文N1の全体の予測サイズは、1Byte(ESV)+1Byte(OPC)+1Byte(EPC1)+1Byte(EDT1)+1Byte(EPC2)+3Byte(EDT2)+1Byte(EPC3)+1Byte(EDT3)+1Byte(EPC4)+1Byte(EDT4)+1Byte(EPC5)+1Byte(EDT5)+1Byte(EPC6)+1Byte(EDT6)+1Byte(EPC7)+1Byte(EDT7)+1Byte(EPC8)+1Byte(EDT8)=20Byteとなる。このうち、8組のEPC及びEDT分のサイズは18Byteである。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は、分割工程(ステップS5)に移行するか否かを判断する(ステップS4)。具体的には、通信モジュール100の分割部113は、状態取得応答電文N1の全体の予測サイズが通信バッファサイズ122(8Byte)以下であるか否かを判断する。応答電文予測部112は、状態取得応答電文N1の全体の予測サイズが通信バッファサイズ122以下である場合には分割工程(ステップS5)に移行する。一方、応答電文予測部112は、状態取得応答電文N1の全体の予測サイズが通信バッファサイズ122未満である場合には要求電文送信工程(ステップS6)に移行する。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は分割工程(ステップS5)を実行する。具体的には、分割部113は状態取得要求電文M1を分割する。この分割時においては、分割部113は、単位要求電文m1、m2、m3に対する単位応答電文n1、n2、n3の予測サイズが、通信バッファサイズ以下となるように状態取得要求電文M1を分割する。例えば、単位応答電文n1、n2、n3においては、いずれもESV(GETRes)と、OPCとが含まれるので、通信バッファサイズの余剰部分は6Byte(=8Byte−2Byte)となる。
分割部113は、余剰部分に収めるように、応答分の8組のEPC及びEDTを分割する。例えば、上述したように、8組のEPC及びEDT分の予測サイズが18Byteである場合には、18÷6=3により、総分割数を3とする。この場合には、余剰部分の全てにEPC及びEDTが格納されるので、状態取得応答電文N1の総分割数が最少となる。例えば、余剰部分が5Byteである場合には、18÷5=3あまり3となる。この場合には、総分割数を4とすればよい。なお、総分割数は、EPC及びEDTの組と、組の並びとが維持されるように、決定されることが望まれる。
そして、分割部113は、総分割数に基づいて、単位応答電文n1、n2、n3を予測する。例えば、第一の単位応答電文n1は、ESV(GETRes)、OPC、EPC1、EDT1、EPC2、EDT2から形成されており、電文サイズは8Byteである。第二の単位応答電文n2は、ESV(GETRes)、OPC、EPC3、EDT3、EPC4、EDT4、EPC5、EDT5から形成されており、電文サイズは8Byteである。第三の単位応答電文n3は、ESV(GETRes)、OPC、EPC6、EDT6、EPC7、EDT7、EPC8、EDT8から形成されており、電文サイズは8Byteである。
この単位応答電文n1、n2、n3に基づいて、分割部113は、状態取得要求電文M1を分割する。具体的には、単位応答電文n1に対応する第一の単位要求電文m1は、ESV(GET)、OPC、EPC1、EPC2から形成されており、電文サイズは4Byteである。単位応答電文n2に対応する第二の単位要求電文m2は、ESV(GET)、OPC、EPC3、EPC4、EPC5から形成されており、電文サイズは5Byteである。単位応答電文n3に対応する第三の単位要求電文m3は、ESV(GET)、OPC、EPC6、EPC7、EPC8から形成されており、電文サイズは5Byteである。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は要求電文送信工程(ステップS6)を実行する。具体的には、図9に示すように、通信モジュール100の機器接続部101は、単位要求電文m1を電子機器2に送信する(T4)。電子機器2では、単位要求電文m1に対応する単位応答電文n1が作成されて、通信モジュール100に送信される。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は要求電文受信工程(ステップS7)を実行する。具体的には、図9に示すように、通信モジュール100の機器接続部101は、電子機器2から送信された単位応答電文n1を受信する(T5)。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は、全ての単位応答電文n1、n2、n3を受信するまで、要求電文送信工程と応答電文受信工程とを繰り返す。具体的には、図9に示すように、機器接続部101による単位要求電文m2の送信(T6)、電子機器2による単位要求電文m2に対応する単位応答電文n2の作成及び送信、機器接続部101による単位応答電文n2の受信(T7)、機器接続部101による単位要求電文m3の送信(T8)、電子機器2による単位要求電文m3に対応する単位応答電文n3の作成及び送信、機器接続部101による単位応答電文n3の受信(T9)が行われる。
なお、状態取得要求電文M1が分割されていない場合(ステップS4にてYES)には、通信部102は、状態取得要求電文M1を一括して送信する。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は結合工程(ステップS8)を実行する。具体的には、通信モジュール100の結合部114は、単位応答電文n1、n2、n3を結合して、状態取得応答電文N1を作成する。
次に、図7に示すように、通信モジュール100は応答電文送信工程(ステップS10)を実行する。具体的には、図9に示すように、通信モジュール100の通信部102は、状態取得応答電文N1をHEMSコントローラ3に送信する(T10)。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る通信モジュール100は、電子機器2にネットワーク通信機能を付与する通信モジュールである。通信モジュール100は、電子機器2に通信可能に接続される機器接続部101と、外部機器(HEMSコントローラ3、サーバ装置6及び携帯端末7)と通信可能な通信部102と、機器接続部101及び通信部102を介した電子機器2と外部機器とにおける電文の通信を制御する制御部110とを備えている。制御部110は、電子機器2が通信に使用可能な通信バッファサイズと、電子機器2の機能及び電文サイズが対応付けられた機能情報(電子機器情報121)とを保存する電子機器情報保存部111と、電子機器2から機器接続部101を介して入力される応答電文(状態取得応答電文N、N1、N2)の予測サイズを、機能情報に基づいて求める応答電文予測部112と、通信部102から入力され、電子機器2に対する要求を行うための要求電文(状態取得要求電文M、M1、M2)を分割する分割部113とを備えている。分割部113は、応答電文予測部112が予測した応答電文の全体の予測サイズが通信バッファサイズを超えている場合には、分割単位毎の要求電文に対する応答電文の予測サイズが、通信バッファサイズ以下となるように要求電文を分割する。
また、本実施の形態に係る通信方法は、電子機器2にネットワーク通信機能を付与する通信モジュール100で実現される通信方法である。この通信方法は、電子機器2が通信に使用可能な通信バッファサイズと、電子機器2の機能及び電文サイズが対応付けられた機能情報に基づいて、電子機器2からの応答電文の予測サイズを求める予測工程と、電子機器2に対する要求を行うための要求電文を分割する分割工程とを含む。分割工程では、応答電文の全体の予測サイズが通信バッファサイズを超えている場合には、分割単位毎の要求電文に対する応答電文の予測サイズが、通信バッファサイズ以下となるように要求電文を分割する。
この構成によれば、応答電文の全体の予測サイズが通信バッファサイズを超えている場合には、分割単位毎の要求電文に対する応答電文の予測サイズが、通信バッファサイズ以下となるように要求電文が分割される。このように要求電文が分割されることで、結果として応答電文も分割される。要求電文の分割には、応答電文の予測サイズ、つまり命令内容が反映されているので、命令内容と電子機器2の通信能力とに応じて適切に要求電文の分割を行うことができる。したがって、効率的な通信を行うことが可能である。
また、電子機器情報保存部111は、電子機器2との初期化通信時において、電子機器2の機能情報を電子機器2から取得して保存する。
また、通信方法は、予測工程の前に行われる電子機器2との初期化通信時において、電子機器2の機能情報を電子機器2から取得して保存する保存工程を含む。
この構成によれば、通信モジュール100が、電子機器2との初期化通信時において、電子機器2の機能情報を電子機器2から取得して保存するので、様々な電子機器2の機能情報を通信モジュール100が取得することができる。これにより通信モジュール100は、様々な電子機器2の機能や通信バッファサイズに応じて要求電文の分割を行うことができる。つまり、様々な電子機器2に対しても効率的な通信が可能である。
また、分割部113は、要求電文の総分割数が最少となるように、要求電文を分割する。
また、分割工程では、要求電文の総分割数が最少となるように、要求電文を分割する。
この構成によれば、要求電文の総分割数が最少となっているので、通信回数を抑制することができ、より効率的な通信が可能となる。
[その他]
以上、本発明に係る通信モジュールについて、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、要求電文が状態取得要求電文である場合を例示した。状態取得要求電文では、それに対応する状態取得要求電文の全体のサイズが必然的に大きくなる。このため、上記実施の形態では、状態取得要求電文の全体の予測サイズを基準にして、状態取得要求電文を分割するか否かを決定した。
一方、要求電文が動作要求電文であると、それに対応する動作応答電文の全体のサイズが動作要求電文よりも小さくなる場合がある。この場合には、動作応答電文の全体のサイズを基準にして、動作要求電文を分割するか否かを決定すればよい。以下、この場合の分割について、具体的に説明する。なお、以下の説明において、上記実施の形態と同等の部分については、同等の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図10は、変形例に係る通信方法実行時における電子機器、通信モジュール及びHEMSコントローラのシーケンス図である。具体的には、図10は図9に対応する図である。
通信モジュール100は、HEMSコントローラ3から動作要求電文M2を受信する(T13)。
ここで例示する動作要求電文M2は、OPCが「6」であり、EPC及びEDTが6組存在している。そして、動作要求電文M2の全体のサイズは、1Byte(ESV)+1Byte(OPC)+1Byte(EPC1)+1Byte(EDT1)+1Byte(EPC2)+1Byte(EDT2)+1Byte(EPC3)+1Byte(EDT3)+1Byte(EPC4)+1Byte(EDT4)+1Byte(EPC5)+1Byte(EDT5)+1Byte(EPC6)+1Byte(EDT6)=14Byteとなる。このように、動作要求電文M2の全体のサイズが通信バッファサイズ122(8Byte)以上であるので、分割部113は、動作要求電文M2の分割を決定する。
ここで、電子機器2を安全に遠隔制御するためには、操作をしている人間(制御者)が電子機器2のそばにいるのか、宅外などの電子機器2から遠方にいるかによって、電子機器2の動作を変える必要がある。
制御者が電子機器2の近くにいる場合には、電子機器2と、制御信号を出しているコントローラ(HEMSコントローラ3など)との通信が切れたとしても、制御者が電子機器2の近くにいるので、制御者は電子機器2のスイッチなどで電子機器2を直接操作することできる。つまり、電子機器2は制御者の制御下で動作を続けることができる。
一方、制御者が電子機器2の遠方にいる場合には、当該制御者の携帯端末と、電子機器2との通信が切れると、制御者は電子機器2を制御できない。このため電子機器2は制御者の制御なしで動作することになる。制御者の制御を受けない状況で電子機器2が動作することは危険を伴う場合があるので、通信が切れた場合には、電子機器2を安全な状態に遷移させる必要がある。
このような遷移を可能にするには、電子機器2は、制御命令が、宅外からの命令か、宅内からの命令かを把握する必要がある。つまり、分割部113は、動作要求電文M2を分割する際には、動作要求電文M2が公衆回線経由で送信された電文か否かを示す情報を、動作要求電文M2の分割単位のそれぞれに含めて、当該動作要求電文M2を分割する。
例えば、動作要求電文M2のEPC1が、公衆回線経由で送信された電文であるか否かを示すためのフレームとし、当該EPC1のEDT1が公衆回線経由で送信された電文であるか否かを示す情報とする。簡単に言うと、EDT1は、動作要求電文M2が宅外からの命令か、宅内からの命令かを示している。この場合、EPC1及びEDT1のサイズは、例えば1Byteとする。分割部113は、このEPC1とEDT1とを、動作要求電文M2の分割単位のそれぞれに含めて、当該動作要求電文M2を分割する。
具体的には、分割工程では、分割部113は、単位要求電文m11、m12、m13のサイズが、通信バッファサイズ以下となるように動作要求電文M2を分割する。例えば、単位要求電文m11、m12、m13においては、いずれもESV(SET)と、OPCと、EPC1と、EDT1とが含まれるので、通信バッファサイズの余剰部分は4Byte(=8Byte−4Byte)となる。
分割部113は、余剰部分に収めるように、要求分の5組のEPC及びEDTを分割する。そして、分割部113は、総分割数(例えば3)に基づいて、動作要求電文M2を分割する。具体的には、第一の単位要求電文m11は、ESV(SET)、OPC、EPC1、EDT1、EPC2、EDT2、EPC3、EDT3から形成されており、電文サイズは8Byteである。第二の単位要求電文m12は、ESV(SET)、OPC、EPC1、EDT1、EPC4、EDT4、EPC5、EDT5から形成されており、電文サイズは8Byteである。第三の単位要求電文m13は、ESV(SET)、OPC、EPC1、EDT1、EPC6、EDT6から形成されており、電文サイズは6Byteである。
分割後においては、通信モジュール100の機器接続部101は、単位要求電文m11を電子機器2に送信する(T14)。電子機器2では、単位要求電文m11に対応する単位応答電文n11が作成されて、通信モジュール100に送信される。その後、通信モジュール100の機器接続部101は、電子機器2から送信された単位応答電文n11を受信する(T15)。
次に、機器接続部101による単位要求電文m12の送信(T16)、電子機器2による単位要求電文m12に対応する単位応答電文n12の作成及び送信、機器接続部101による単位応答電文n12の受信(T17)、機器接続部101による単位要求電文m13の送信(T18)、電子機器2による単位要求電文m13に対応する単位応答電文n13の作成及び送信、機器接続部101による単位応答電文n13の受信(T19)が行われる。
各単位応答電文n11、n12、n13について説明すると、第一の単位応答電文n11は、ESV(GETRes)、OPC、EPC1、EPC2、EPC3から形成されており、電文サイズは5Byteである。第二の単位応答電文n12は、ESV(GETRes)、OPC、EPC1、EPC4、EPC5から形成されており、電文サイズは5Byteである。第三の単位応答電文n13は、ESV(GETRes)、OPC、EPC1、EPC6から形成されており、電文サイズは4Byteである。いずれの単位応答電文n11、n12、n13においても、サイズが通信バッファサイズよりも小さい。
その後、通信モジュール100の結合部114は、単位応答電文n11、n12、n13を結合して、動作応答電文N2を作成する。通信モジュール100の通信部102は、動作応答電文N2をHEMSコントローラ3に送信する(T20)。
このように、単位要求電文m11、m12、m13に、公衆回線経由で送信された電文であるか否かを示す情報が含まれているので、電子機器2は、全ての命令について、当該命令が宅外からのものか、宅内からのものかを判断することができる。したがって、電子機器2は、通信が切れた際に、適切な動作を行うことができる。
なお、状態取得要求電文M1を分割する際においても、状態取得要求電文M1が公衆回線経由で送信された電文か否かを示す情報を、状態取得要求電文M1の分割単位のそれぞれに含めて、当該状態取得要求電文M1を分割してもよい。
また、上記の説明においては、電文に含まれるESV、OPC、EPC、EDTに注目して説明したが、その他のフレーム(EHD、TID、SEOJなど)においても、これらのサイズを考慮して、予測、分割を行えばよい。
また、上記実施の形態では、電子機器2と通信モジュール100とが別体である場合を例示したが、電子機器が通信モジュールを内蔵した構成であってもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、電子機器と外部機器との通信が可能な通信モジュールに適用可能である。
1 通信システム
2 電子機器
3 HEMSコントローラ(外部機器)
4 ルータ装置
5 インターネット
6 サーバ装置(外部機器)
7 携帯端末(外部機器)
100 通信モジュール
101 機器接続部
102 通信部
110 制御部
111 電子機器情報保存部
112 応答電文予測部
113 分割部
114 結合部
121 電子機器情報
122 通信バッファサイズ
123 電子機器機能テーブル
200 ネットワーク
M、M1、M2 状態取得要求電文
m1、m2、m3、m11、m12、m13 単位要求電文
M2 動作要求電文
N、N1、N2 状態取得応答電文
n1、n2、n3、n11、n12、n13 単位応答電文

Claims (5)

  1. 電子機器にネットワーク通信機能を付与する通信モジュールであって、
    前記電子機器に通信可能に接続される機器接続部と、
    外部機器と通信可能な通信部と、
    前記機器接続部及び前記通信部を介した前記電子機器と前記外部機器とにおける電文の通信を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記電子機器が通信に使用可能な通信バッファサイズと、前記電子機器の機能及び電文サイズが対応付けられた機能情報とを保存する電子機器情報保存部と、
    前記電子機器から前記機器接続部を介して入力される応答電文の予測サイズを、前記機能情報に基づいて求める応答電文予測部と、
    前記通信部から入力され、前記電子機器に対する要求を行うための要求電文を分割する分割部とを備え、
    前記分割部は、
    前記応答電文予測部が予測した前記応答電文の全体の予測サイズが前記通信バッファサイズを超えている場合には、分割単位毎の前記要求電文に対する応答電文の予測サイズが、前記通信バッファサイズ以下となるように前記要求電文を分割する
    通信モジュール。
  2. 前記電子機器情報保存部は、前記電子機器との初期化通信時において、前記電子機器の前記機能情報を前記電子機器から取得して保存する
    請求項1に記載の通信モジュール。
  3. 前記分割部は、前記要求電文を分割する際には、前記要求電文が公衆回線経由で送信された電文か否かを示す情報を、前記要求電文の分割単位のそれぞれに含めて、当該要求電文を分割する
    請求項1または2に記載の通信モジュール。
  4. 前記分割部は、前記要求電文の総分割数が最少となるように、前記要求電文を分割する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信モジュール。
  5. 電子機器にネットワーク通信機能を付与する通信モジュールで実現される通信方法であって、
    前記電子機器が通信に使用可能な通信バッファサイズと、前記電子機器の機能及び電文サイズが対応付けられた機能情報に基づいて、前記電子機器からの応答電文の予測サイズを求める予測工程と、
    前記電子機器に対する要求を行うための要求電文を分割する分割工程とを含み、
    前記分割工程では、
    前記応答電文の全体の予測サイズが前記通信バッファサイズを超えている場合には、分割単位毎の前記要求電文に対する応答電文の予測サイズが、前記通信バッファサイズ以下となるように前記要求電文を分割する
    通信方法。
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