JP3914398B2 - Icカードリーダライタの通信方法 - Google Patents

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    • G06K7/0008General problems related to the reading of electronic memory record carriers, independent of its reading method, e.g. power transfer

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカードリーダライタの通信方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、上位装置からの電文をICカードに送信したり、ICカードからの電文を上位装置に送信するICカードリーダライタの通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上位装置(ホストコンピュータ等)は、通常、接触式ICカードと通信を行なうためにICカードリーダライタを用いる。図5に、上位装置とICカードとの間に介在して通信を行なうICカードリーダライタの従来の通信のシークエンスを示す。
【0003】
ICカードリーダライタは、ICカードへ送信すべき電文を上位装置から一旦全て受けて(符号101参照)、ICカードリーダライタ自身が備えるRAM(Random Access Memory)に格納する。その後、ICカードリーダライタはRAMに格納した電文をICカードと通信するための電文フォーマットに変形してICカードと通信を行なう。電文フォーマットは、国際規格または国内規格によって決まっており、例えば国際規格で定められているT=0プロトコルやT=1プロトコル等が一般的である。
【0004】
ここで、ICカードリーダライタとICカードとの間の通信では一回の送信長は所定長に決まっているため、ICカードリーダライタが上位装置から受けたデータ長が当該所定長より長い場合は、ICカードリーダライタとICカードとの通信は複数回に分割して行われる(符号102参照)。なお、ICカードリーダライタが上位装置から受けたデータを分割し、ICカードに所定長で送信する技術は、特開平1−213774号にも開示されている。
【0005】
ICカードリーダライタでは、上位装置から受けたデータをすべてICカードへ送信した後、ICカードからのレスポンス(例えばICカード側で書き込みが正常に行われたことを示す応答情報)を受信する。当該レスポンスの受信においても、レスポンス長が所定長より長い場合は、ICカードリーダライタとICカードとの通信は複数回に分割して行われる(符号103参照)。
【0006】
そして、ICカードリーダライタは、ICカードから受けたレスポンスをすべてRAMへ保存しておき、ICカードとの通信が終了した後、ICカードから受けたレスポンスを上位装置へ一括で送信する(符号104参照)。
【0007】
ところで、近年、ICカードの益々の記憶容量や通信容量の大容量化により、ICカードの通信電文の最大長が長くなってきている。当初ICカード電文の最大長は261バイトであったが、現在は4K(4096)バイト、8K(8192)バイトの通信が可能になっている。さらに将来は、通信容量の一層の大容量化が予想される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のICカードリーダライタの通信方法では、ICカードの大容量化に対応するべく、ICカードとの通信に必要な容量のRAMをICカードリーダライタ内に備える必要がある。ところが、CPUの仕様上の制限から4Kバイト、8Kバイト、またはそれ以上のRAM容量を確保することが不可能な場合がある。このような場合、CPUを変更しなければ大容量化に対応できない。またRAMを追加することが可能であっても、RAMの追加はコストアップにつながる。また、将来のICカードの通信容量の一層の大容量化に、CPUの変更やRAMの追加だけで対応しきれるとは限らない。
【0009】
そこで、本発明は、CPUの変更やRAMの追加等を必要とせずに、通信容量の大容量化に対応することができるICカードリーダライタの通信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、上位装置からの電文をICカードに送信したり、ICカードからの電文を上位装置に送信するICカードリーダライタの通信方法において、上位装置は、送信データをICカードリーダライタが備える記憶装置の容量を超えない大きさに分割してICカードリーダライタに送信するようにし、尚且つ分割した各送信データに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加するようにしている。
【0011】
したがって、ICカードリーダライタは、自身が備える記憶装置の容量を超えることがない送信データを上位装置から受信して、記憶装置に格納し、所定の処理を実行することができる。即ち、ICカードリーダライタは、記憶装置に格納可能な通信容量の範囲で送信データを上位装置から受信できるから、ICカードリーダライタが備える記憶装置の容量によって通信容量の上限が制限されることは無くなる。また、分割される各送信データには最終回のデータであるか否かを示すコードを付加されており、ICカードリーダライタは継続する送信データの有無を把握することができる。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のICカードリーダライタの通信方法において、ICカードリーダライタは、分割して送信される上位装置からの送信データを記憶装置に格納して処理するとともに、コードから継続する送信データの存在を確認して当該送信データを上位装置に要求し、上位装置は当該要求に応じて当該継続する送信データをICカードリーダライタに送信するようにしている。
【0013】
したがって、ICカードリーダライタと上位装置との間の通信は、ICカードリーダライタが備える記憶装置に格納可能な通信容量の範囲で行われる。これにより、ICカードリーダライタが備える記憶装置の容量により通信容量の上限が制限されることは無くなる。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、上位装置からの電文をICカードに送信したり、ICカードからの電文を上位装置に送信するICカードリーダライタの通信方法において、ICカードリーダライタは、ICカードからの送信データをICカードリーダライタが備える記憶装置の容量を超えない大きさまで蓄積して該蓄積した送信データをまとめて上位装置に送信するようにし、尚且つ当該上位装置に送信する送信データに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加するようにしている。
【0015】
したがって、ICカードリーダライタと上位装置との間の通信は、ICカードリーダライタが備える記憶装置に格納可能な通信容量の範囲で行われる。これにより、ICカードリーダライタが備える記憶装置の容量により通信容量の上限が制限されることは無くなる。また、分割される各送信データには最終回のデータであるか否かを示すコードを付加されており、上位装置は継続する送信データの有無を把握することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1から図4に本発明のICカードリーダライタの通信方法の実施の一形態を示す。本発明は、上位装置2からの電文をICカード3に送信したり、ICカード3からの電文を上位装置2に送信するICカードリーダライタ1の通信方法であり、上位装置2は、送信データをICカードリーダライタ1が備える記憶装置4の容量を超えない大きさに分割してICカードリーダライタ1に送信するようにし、尚且つ分割した各送信データに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加するようにしている。
【0018】
また、ICカードリーダライタ1は、分割して送信される上位装置2からの送信データを記憶装置4に格納して処理するとともに、最終回のデータであるか否かを示すコードから継続する送信データの存在を確認して当該送信データを上位装置2に要求するようにしている。そして、上位装置2は当該要求に応じて当該継続する送信データをICカードリーダライタ1に送信するようにしている。
【0019】
また、ICカードリーダライタ1は、ICカード3からの送信データをICカードリーダライタ1が備える記憶装置4の容量を超えない大きさまで蓄積して該蓄積した送信データをまとめて上位装置2に送信するようにし、尚且つ当該上位装置2に送信する送信データに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加するようにしている。
【0020】
上位装置2は例えばホストコンピュータであり、ICカード3は例えば不揮発性メモリやCPU等の制御素子を備える接触式ICカードである。ICカードリーダライタ1は、上位装置2からのコマンド電文及びICカード3からのレスポンス電文に従って、ICカード3に対してデータの書き込み及び読み出しを行う装置である。ICカードリーダライタ1は、上位装置2からの電文またはICカード3からの電文を一時的に記憶保持する記憶装置4(バッファ)を備える。記憶装置は例えばRAM4である。
【0021】
上位装置2及びICカードリーダライタ1及びICカード3のハードウェア構成は、例えば既知のハードウェア構成と同様である。本実施形態では、例えば上位装置2及びICカードリーダライタ1に実装されるソフトウェアを以下に説明する処理を行えるように変更する。
【0022】
即ち、上位装置2に、予めICカードリーダライタ1の記憶装置(本実施形態ではRAM4)の記憶容量を設定することができるようにする。そして、上位装置2からICカードリーダライタ1に送信すべきデータ(以下、上位側送信データと呼ぶ。)の容量がICカードリーダライタ1のRAM4の記憶容量を超えるときには、上位装置2は、上位側送信データを記憶容量を超えない所定長のブロックに分割して送信するようにする。例えば本実施形態では、上位装置2によりN個に分割された上位側送信データの各ブロックを、送信される順に上位側分割データ1〜Nと呼ぶ。
【0023】
さらに、上位装置2は、各上位側分割データ1〜Nに、最終の上位側分割データであるか否かを示すコードを付加するようにする。当該コードは例えば1ビットのフラグである。以下、当該フラグをデータ最終回フラグと呼ぶ。例えば、データ最終回フラグが「0」であれば、当該上位側分割データの後に継続する上位側分割データがあることを示す。一方、データ最終回フラグが「1」であれば、当該上位側分割データが最終であることを示す。例えばN個に分割された上位側分割データ1〜Nのうち、上位側分割データNのみのデータ最終回フラグが「1」となり、他は「0」となる。上位側分割データを受信したICカードリーダライタ1では、データ最終回フラグから、当該上位側分割データの後に継続する上位側分割データがあるのか、または当該上位側分割データが最終であるのかを判断するようにする。
【0024】
ICカードリーダライタ1は、上位装置2から受信した上位側分割データをRAM4に格納する。そして、当該RAM4に格納した上位側分割データを、ICカード3と通信するための電文フォーマットに変形してICカード3と通信を行なう。ICカードリーダライタ1とICカード3との間の通信は、例えばT=1プロトコル等の既存の通信方法に従う。この際、ICカードリーダライタ1は、必要に応じて上位側分割データを既存の所定プロトコルに従った所定長のブロックに更に分割する。例えば本実施形態では、上位側分割データXを更にn個に分割した各ブロックを、送信される順に分割データX−1〜X−nと呼ぶ。
【0025】
また、ICカードリーダライタ1は、ICカード3からのレスポンス(例えばICカード3側で書き込みが正常に行われたことを示す応答情報等)を受信する。ICカード3が送信すべきレスポンスが、所定プロトコルで定められた所定長より長い場合は、ICカードリーダライタ1とICカード3との通信は複数回に分割して行われる。本実施形態では、当該分割された各レスポンスを分割レスポンスと呼ぶ。
【0026】
本実施形態のICカードリーダライタ1では、ICカード3から受信した分割レスポンスをRAM4の容量を超えない所定量まで当該RAM4に蓄積し、所定量に達したら当該蓄積した分割レスポンスをまとめて上位装置2に送信するようにする。例えば本実施形態では、ICカードリーダライタ1から上位装置2に送信するレスポンスを上位側レスポンスと呼ぶ。ICカード3から送信される分割レスポンスの合計がICカードリーダライタ1のRAM4の記憶容量を超える場合は、上位側レスポンスは複数回に分割されて行われることになる。例えば本実施形態では、N回に分割されて行われる上位側レスポンスを、送信される順に上位側分割レスポンス1〜Nと呼ぶ。また、例えば本実施形態では、上位側分割レスポンスXに属するn個の分割レスポンスを、送信される順に分割レスポンスX−1〜X−nと呼ぶ。
【0027】
また、ICカードリーダライタ1では、各上位側分割レスポンスに、最終の上位側分割レスポンスであるか否かを示すコードを付加するようにする。当該コードは例えば1ビットのフラグである。以下、当該フラグをレスポンス最終回フラグと呼ぶ。例えば、レスポンス最終回フラグが「0」であれば、当該上位側分割レスポンスの後に継続する上位側分割レスポンスがあることを示す。一方、レスポンス最終回フラグが「1」であれば、当該上位側分割レスポンスが最終であることを示す。例えば上位側分割レスポンス1〜Nのうち、上位側分割レスポンスNのみのレスポンス最終回フラグが「1」となり、他は「0」となる。上位側分割レスポンスを受信した上位装置2では、レスポンス最終回フラグから、当該上位側分割レスポンスの後に継続する上位側分割レスポンスがあるのか、または当該上位側分割レスポンスが最終であるのかを判断するようにする。
【0028】
上位装置2及びICカードリーダライタ1及びICカード3の通信のシーケンスの一例を図1及び図2に示し、この場合のICカードリーダライタ1の処理の一例を図3のフローチャートに示す。以下、本発明方法の一例をこれらの図にしたがって説明する。
【0029】
ICカードリーダライタ1は、上位装置2により分割送信される最初の上位側分割データ1を受信する(図3のステップ1、図1の符号5参照)。そして、当該上位側分割データ1をRAM4に格納する。ICカードリーダライタ1は、受信した上位側分割データ1のデータ最終回フラグをチェックし、上位側分割データ1の後に継続データが有るか無いか判断する(ステップ2)。データ最終回フラグから継続データが有ることが分かる(ステップ2;No)。次にICカードリーダライタ1は、上位側分割データ1のデータ長が、所定プロトコルで定められているICカード3への送信長以上か否か判断する(ステップ3)。仮に、データ長がICカード3への所定送信長に満たなければ(ステップ3;No)、上位装置2へ次データ要求を送信する(ステップ7)。本例では上位側分割データ1のデータ長はICカード3への所定送信長以上であるとし(ステップ3;Yes)、ICカードリーダライタ1はICカード3との通信を開始する。即ち、RAM4に格納された上位側分割データ1をn個の所定長の分割データ1−1〜分割データ1−nに分割し、先ず、分割データ1−1を送信する(ステップ4、符号6参照)。分割データ1−1を受信したICカード3は、次データの受信要求を送信し、ICカードリーダライタ1はこれを受信する(ステップ5、符号7参照)。そして、ICカードリーダライタ1は、ICカード3からの次データの受信要求に応じ、RAM4に格納された上位側分割データ1のすべてを送信し終わるまで、即ち分割データ1−nを送信し終わるまで、分割データの送信を繰り返す(ステップ6;No、ステップ4、ステップ5、符号8参照)。そして、ICカードリーダライタ1は、RAM4に格納されている上位側分割データ1の送信完了すると(ステップ6;Yes)、ICカード3との通信を一旦中断して、上位装置2へ次データ要求を送信する(ステップ7、符号9参照)。
【0030】
上位装置2では、当該次データ要求に応じて上位側分割データ2を送信し、ICカードリーダライタ1は上位側分割データ2を受信する(ステップ1、符号10参照)。ICカードリーダライタ1は上位側分割データ2をRAM4に格納し、データ最終回フラグをチェックして上位側分割データ2の後に継続データが有るか無いか判断する(ステップ2)。データ最終回フラグから継続データが有ることが分かるから(ステップ2;No)、上位側分割データ1と同様の処理を行う(ステップ3〜ステップ7、符号11参照)。以降、ICカードリーダライタ1は、上位装置2から最終回の電文即ち上位側分割データNを受信するまで、上位側分割データ1と同様の処理を繰り返す(符号12参照)。
【0031】
ICカードリーダライタ1は、やがて上位装置2から最終回の電文即ち上位側分割データNを受信する(ステップ1、符号13参照)。ICカードリーダライタ1は上位側分割データNをRAM4に格納し、データ最終回フラグをチェックして上位側分割データNの後に継続データが有るか無いか判断する(ステップ2)。データ最終回フラグから継続データはもう無いことが分かる(ステップ2;Yes)。ICカードリーダライタ1は、RAM4に格納された上位側分割データNをn個の所定長の分割データN−1〜分割データN−nに分割し、先ず、分割データN−1を送信する(ステップ8、符号14参照)。分割データN−1を受信したICカード3は、次データの受信要求を送信し、ICカードリーダライタ1はこれを受信する(ステップ9、符号15参照)。そして、ICカードリーダライタ1は、ICカード3からの次データの受信要求に応じ、RAM4に格納された上位側分割データNのすべてを送信し終わるまで、即ち分割データN−nを送信し終わるまで、分割データの送信を繰り返す(ステップ10;No、ステップ8、ステップ9)。そして、分割データN−nの送信により上位装置2から送るべき全データのICカード3への送信が完了する(ステップ10;Yes、符号16参照)。
【0032】
次に、ICカードリーダライタ1はICカード3から分割レスポンス1−1の受信を開始する(ステップ11、図2の符号17参照)。ICカードリーダライタ1は受信した分割レスポンス1−1をRAM4に格納する。そして、所定プロトコルに従って分割レスポンス1−1に含まれている所定フラグをチェックし、ICカード3からの継続データの有無を判断する(ステップ12)。ICカード3からの継続データがあることが分かると(ステップ12;No)、次にRAM4に格納されている分割レスポンスの合計データ量が所定のバッファサイズを超えていないか判断する(ステップ13)。即ち、次の分割レスポンス1−2を続けてRAM4に格納できるか否か判断する。分割レスポンス1−2を続けてRAM4に格納できるのであれば(ステップ13;No)、続けてICカード3へ次データ要求を送信する(ステップ14、符号18参照)。
【0033】
ICカードリーダライタ1は、RAM4に格納されている分割レスポンスの合計データ量が所定のバッファサイズに達するまで、ICカード3からの分割レスポンスの受信と、ICカード3への次データ要求の送信を繰り返す(符号19参照)。やがて、RAM4に格納されている分割レスポンスの合計データ量が所定のバッファサイズに達したら(ステップ13;Yes)、ICカードリーダライタ1は、ICカード3との通信を一旦中断して、ICカード3から受信したところまでのRAM4内の分割レスポンス1−1〜1−nを上位側分割レスポンス1としてまとめ、上位装置2に当該上位側分割レスポンス1を送信する(ステップ15、符号20参照)。
【0034】
上位装置2では、上位側分割レスポンス1を受信すると、レスポンス最終回フラグをチェックし、継続データの有無を確認する。これにより、上位装置2は上位側分割レスポンス1に続く継続データがあることが分かるから、ICカードリーダライタ1へ次データ要求を送信する(符号21参照)。ICカードリーダライタ1は、上位装置2からの次データ要求を受信すると(ステップ16)、ICカード3との通信を再開する。即ち、ICカード3へ次データ要求送信する(ステップ14、符号22参照)。以降、ICカードリーダライタ1は、ICカード3から最終回の分割レスポンスN−nを受信するまで、上位側分割レスポンス1と同様の処理を繰り返す(符号23参照)。
【0035】
やがて、ICカードリーダライタ1は、最終回の分割レスポンスN−nをICカード3から受信する(ステップ11、符号24参照)。ICカードリーダライタ1は受信した分割レスポンスN−nをRAM4に格納する。そして、所定プロトコルに従って分割レスポンスN−nに含まれている所定フラグをチェックして、ICカード3からの継続データの有無を判断する(ステップ12)。分割レスポンスN−nは最終回のデータであり、ICカード3からの継続データはもう無いことが分かるから(ステップ12;Yes)、ICカードリーダライタ1は、RAM4に格納されている分割レスポンスN−1〜N−nを上位側分割レスポンスNとしてまとめ、上位装置2に当該上位側分割レスポンスNを送信する(ステップ17、符号25参照)。
【0036】
上位装置2では、上位側分割レスポンスNを受信すると、レスポンス最終回フラグをチェックして、上位側分割レスポンスNが最終データであることを認識する。以上により、ICカード3から送るべき全データの上位装置2への送信が完了する。
【0037】
以上のような処理を行う本発明のICカードリーダライタ1の通信方法によれば、ICカード3及び上位装置2との一連の通信容量の上限がRAM4の容量によって制限されることは無い。したがって、ICカードリーダライタ1が備えるCPUの変更やRAM4の追加等のハードウェアの変更や追加を必要とせずに、ソフトウェアの変更のみで通信容量の大容量化に安価かつ容易に対応することができる。
【0038】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、非接触式のICカードに本発明方法を適用しても良い。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のICカードリーダライタの通信方法によれば、上位装置は送信データをICカードリーダライタが備える記憶装置の容量を超えない大きさに分割してICカードリーダライタに送信するようにし、尚且つ分割した各送信データに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加するようにしているので、ICカード及び上位装置との一連の通信容量の上限がICカードリーダライタの記憶装置の容量によって制限されることが無くなる。したがって、ICカードリーダライタが備えるCPUの変更や記憶装置の追加等のハードウェアの変更や追加を必要とせず、例えばソフトウェアの変更のみで通信容量の大容量化に安価かつ容易に対応することができる。
【0040】
さらに、請求項2記載のICカードリーダライタの通信方法によれば、ICカードリーダライタは、分割して送信される上位装置からの送信データを記憶装置に格納して処理するとともに、コードから継続する送信データの存在を確認して当該送信データを上位装置に要求し、上位装置は当該要求に応じて当該継続する送信データをICカードリーダライタに送信するようにしているので、ICカードリーダライタと上位装置との間の通信は、ICカードリーダライタが備える記憶装置に格納可能な通信容量の範囲で分割して行われる。したがって、ICカード及び上位装置との一連の通信容量の上限がICカードリーダライタの記憶装置の容量によって制限されることが無くなる。また、ICカードリーダライタが備えるCPUの変更や記憶装置の追加等のハードウェアの変更や追加を必要とせず、例えばソフトウェアの変更のみで通信容量の大容量化に安価かつ容易に対応することができる。
【0041】
また、請求項3記載のICカードリーダライタの通信方法によれば、ICカードリーダライタは、ICカードからの送信データをICカードリーダライタが備える記憶装置の容量を超えない大きさまで蓄積して該蓄積した送信データをまとめて上位装置に送信するようにし、尚且つ当該上位装置に送信する送信データに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加するようにしているので、ICカード及び上位装置との一連の通信容量の上限がICカードリーダライタの記憶装置の容量によって制限されることが無くなる。したがって、ICカードリーダライタが備えるCPUの変更や記憶装置の追加等のハードウェアの変更や追加を必要とせず、例えばソフトウェアの変更のみで通信容量の大容量化に安価かつ容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードリーダライタの通信方法の実施の一形態を示し、上位装置及びICカードリーダライタ及びICカード間の通信のシーケンスの一例を示す図である。
【図2】上位装置及びICカードリーダライタ及びICカード間の通信のシーケンスの一例を示す図である。
【図3】本発明のICカードリーダライタの通信方法の実施の一形態を示し、ICカードリーダライタの処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明のICカードリーダライタの通信方法の実施の一形態を示す概略ブロック図である。
【図5】従来の上位装置及びICカードリーダライタ及びICカード間の通信のシーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ICカードリーダライタ
2 上位装置
3 ICカード
4 RAM(記憶装置)

Claims (3)

  1. 上位装置からの電文をICカードに送信したり、前記ICカードからの電文を前記上位装置に送信するICカードリーダライタの通信方法において、前記上位装置は、送信データを前記ICカードリーダライタが備える記憶装置の容量を超えない大きさに分割して前記ICカードリーダライタに送信するようにし、尚且つ前記分割した各送信データに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加することを特徴とするICカードリーダライタの通信方法。
  2. 前記ICカードリーダライタは、前記分割して送信される前記上位装置からの送信データを前記記憶装置に格納して処理するとともに、前記コードから継続する送信データの存在を確認して当該送信データを前記上位装置に要求し、前記上位装置は当該要求に応じて当該継続する送信データを前記ICカードリーダライタに送信することを特徴とする請求項1記載のICカードリーダライタの通信方法。
  3. 上位装置からの電文をICカードに送信したり、前記ICカードからの電文を前記上位装置に送信するICカードリーダライタの通信方法において、前記ICカードリーダライタは、前記ICカードからの送信データを前記ICカードリーダライタが備える記憶装置の容量を超えない大きさまで蓄積して該蓄積した送信データをまとめて前記上位装置に送信するようにし、尚且つ当該上位装置に送信する送信データに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加することを特徴とするICカードリーダライタの通信方法。
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