JP2002352197A - Icカードリーダライタの通信方法 - Google Patents

Icカードリーダライタの通信方法

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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0008General problems related to the reading of electronic memory record carriers, independent of its reading method, e.g. power transfer

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUの変更やRAMの追加等によらずに通
信容量の大容量化に対応する。 【解決手段】 上位装置は、送信データをICカードリ
ーダライタが備える記憶装置の容量を超えない大きさに
分割してICカードリーダライタに送信し(符号5)、
尚且つ分割した各送信データに最終回のデータであるか
否かを示すコードを付加する。ICカードリーダライタ
は、分割して送信される上位装置からの送信データを記
憶装置に格納して処理するとともに(符号6,7,
8)、コードから継続する送信データの存在を確認して
上位装置に要求する(符号9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードリーダ
ライタの通信方法に関する。さらに詳述すると、本発明
は、上位装置からの電文をICカードに送信したり、I
Cカードからの電文を上位装置に送信するICカードリ
ーダライタの通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上位装置(ホストコンピュータ等)は、
通常、接触式ICカードと通信を行なうためにICカー
ドリーダライタを用いる。図5に、上位装置とICカー
ドとの間に介在して通信を行なうICカードリーダライ
タの従来の通信のシークエンスを示す。
【0003】ICカードリーダライタは、ICカードへ
送信すべき電文を上位装置から一旦全て受けて(符号1
01参照)、ICカードリーダライタ自身が備えるRA
M(Random Access Memory)に格納する。その後、IC
カードリーダライタはRAMに格納した電文をICカー
ドと通信するための電文フォーマットに変形してICカ
ードと通信を行なう。電文フォーマットは、国際規格ま
たは国内規格によって決まっており、例えば国際規格で
定められているT=0プロトコルやT=1プロトコル等
が一般的である。
【0004】ここで、ICカードリーダライタとICカ
ードとの間の通信では一回の送信長は所定長に決まって
いるため、ICカードリーダライタが上位装置から受け
たデータ長が当該所定長より長い場合は、ICカードリ
ーダライタとICカードとの通信は複数回に分割して行
われる(符号102参照)。なお、ICカードリーダラ
イタが上位装置から受けたデータを分割し、ICカード
に所定長で送信する技術は、特開平1−213774号
にも開示されている。
【0005】ICカードリーダライタでは、上位装置か
ら受けたデータをすべてICカードへ送信した後、IC
カードからのレスポンス(例えばICカード側で書き込
みが正常に行われたことを示す応答情報)を受信する。
当該レスポンスの受信においても、レスポンス長が所定
長より長い場合は、ICカードリーダライタとICカー
ドとの通信は複数回に分割して行われる(符号103参
照)。
【0006】そして、ICカードリーダライタは、IC
カードから受けたレスポンスをすべてRAMへ保存して
おき、ICカードとの通信が終了した後、ICカードか
ら受けたレスポンスを上位装置へ一括で送信する(符号
104参照)。
【0007】ところで、近年、ICカードの益々の記憶
容量や通信容量の大容量化により、ICカードの通信電
文の最大長が長くなってきている。当初ICカード電文
の最大長は261バイトであったが、現在は4K(40
96)バイト、8K(8192)バイトの通信が可能に
なっている。さらに将来は、通信容量の一層の大容量化
が予想される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ICカードリーダライタの通信方法では、ICカードの
大容量化に対応するべく、ICカードとの通信に必要な
容量のRAMをICカードリーダライタ内に備える必要
がある。ところが、CPUの仕様上の制限から4Kバイ
ト、8Kバイト、またはそれ以上のRAM容量を確保す
ることが不可能な場合がある。このような場合、CPU
を変更しなければ大容量化に対応できない。またRAM
を追加することが可能であっても、RAMの追加はコス
トアップにつながる。また、将来のICカードの通信容
量の一層の大容量化に、CPUの変更やRAMの追加だ
けで対応しきれるとは限らない。
【0009】そこで、本発明は、CPUの変更やRAM
の追加等を必要とせずに、通信容量の大容量化に対応す
ることができるICカードリーダライタの通信方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、上位装置からの電文をIC
カードに送信したり、ICカードからの電文を上位装置
に送信するICカードリーダライタの通信方法におい
て、上位装置は、送信データをICカードリーダライタ
が備える記憶装置の容量を超えない大きさに分割してI
Cカードリーダライタに送信するようにし、尚且つ分割
した各送信データに最終回のデータであるか否かを示す
コードを付加するようにしている。
【0011】したがって、ICカードリーダライタは、
自身が備える記憶装置の容量を超えることがない送信デ
ータを上位装置から受信して、記憶装置に格納し、所定
の処理を実行することができる。即ち、ICカードリー
ダライタは、記憶装置に格納可能な通信容量の範囲で送
信データを上位装置から受信できるから、ICカードリ
ーダライタが備える記憶装置の容量によって通信容量の
上限が制限されることは無くなる。また、分割される各
送信データには最終回のデータであるか否かを示すコー
ドを付加されており、ICカードリーダライタは継続す
る送信データの有無を把握することができる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のICカードリーダライタの通信方法において、IC
カードリーダライタは、分割して送信される上位装置か
らの送信データを記憶装置に格納して処理するととも
に、コードから継続する送信データの存在を確認して当
該送信データを上位装置に要求し、上位装置は当該要求
に応じて当該継続する送信データをICカードリーダラ
イタに送信するようにしている。
【0013】したがって、ICカードリーダライタと上
位装置との間の通信は、ICカードリーダライタが備え
る記憶装置に格納可能な通信容量の範囲で行われる。こ
れにより、ICカードリーダライタが備える記憶装置の
容量により通信容量の上限が制限されることは無くな
る。
【0014】また、請求項3記載の発明は、上位装置か
らの電文をICカードに送信したり、ICカードからの
電文を上位装置に送信するICカードリーダライタの通
信方法において、ICカードリーダライタは、ICカー
ドからの送信データをICカードリーダライタが備える
記憶装置の容量を超えない大きさまで蓄積して該蓄積し
た送信データをまとめて上位装置に送信するようにし、
尚且つ当該上位装置に送信する送信データに最終回のデ
ータであるか否かを示すコードを付加するようにしてい
る。
【0015】したがって、ICカードリーダライタと上
位装置との間の通信は、ICカードリーダライタが備え
る記憶装置に格納可能な通信容量の範囲で行われる。こ
れにより、ICカードリーダライタが備える記憶装置の
容量により通信容量の上限が制限されることは無くな
る。また、分割される各送信データには最終回のデータ
であるか否かを示すコードを付加されており、上位装置
は継続する送信データの有無を把握することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1から図4に本発明のICカードリーダ
ライタの通信方法の実施の一形態を示す。本発明は、上
位装置2からの電文をICカード3に送信したり、IC
カード3からの電文を上位装置2に送信するICカード
リーダライタ1の通信方法であり、上位装置2は、送信
データをICカードリーダライタ1が備える記憶装置4
の容量を超えない大きさに分割してICカードリーダラ
イタ1に送信するようにし、尚且つ分割した各送信デー
タに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加す
るようにしている。
【0018】また、ICカードリーダライタ1は、分割
して送信される上位装置2からの送信データを記憶装置
4に格納して処理するとともに、最終回のデータである
か否かを示すコードから継続する送信データの存在を確
認して当該送信データを上位装置2に要求するようにし
ている。そして、上位装置2は当該要求に応じて当該継
続する送信データをICカードリーダライタ1に送信す
るようにしている。
【0019】また、ICカードリーダライタ1は、IC
カード3からの送信データをICカードリーダライタ1
が備える記憶装置4の容量を超えない大きさまで蓄積し
て該蓄積した送信データをまとめて上位装置2に送信す
るようにし、尚且つ当該上位装置2に送信する送信デー
タに最終回のデータであるか否かを示すコードを付加す
るようにしている。
【0020】上位装置2は例えばホストコンピュータで
あり、ICカード3は例えば不揮発性メモリやCPU等
の制御素子を備える接触式ICカードである。ICカー
ドリーダライタ1は、上位装置2からのコマンド電文及
びICカード3からのレスポンス電文に従って、ICカ
ード3に対してデータの書き込み及び読み出しを行う装
置である。ICカードリーダライタ1は、上位装置2か
らの電文またはICカード3からの電文を一時的に記憶
保持する記憶装置4(バッファ)を備える。記憶装置は
例えばRAM4である。
【0021】上位装置2及びICカードリーダライタ1
及びICカード3のハードウェア構成は、例えば既知の
ハードウェア構成と同様である。本実施形態では、例え
ば上位装置2及びICカードリーダライタ1に実装され
るソフトウェアを以下に説明する処理を行えるように変
更する。
【0022】即ち、上位装置2に、予めICカードリー
ダライタ1の記憶装置(本実施形態ではRAM4)の記
憶容量を設定することができるようにする。そして、上
位装置2からICカードリーダライタ1に送信すべきデ
ータ(以下、上位側送信データと呼ぶ。)の容量がIC
カードリーダライタ1のRAM4の記憶容量を超えると
きには、上位装置2は、上位側送信データを記憶容量を
超えない所定長のブロックに分割して送信するようにす
る。例えば本実施形態では、上位装置2によりN個に分
割された上位側送信データの各ブロックを、送信される
順に上位側分割データ1〜Nと呼ぶ。
【0023】さらに、上位装置2は、各上位側分割デー
タ1〜Nに、最終の上位側分割データであるか否かを示
すコードを付加するようにする。当該コードは例えば1
ビットのフラグである。以下、当該フラグをデータ最終
回フラグと呼ぶ。例えば、データ最終回フラグが「0」
であれば、当該上位側分割データの後に継続する上位側
分割データがあることを示す。一方、データ最終回フラ
グが「1」であれば、当該上位側分割データが最終であ
ることを示す。例えばN個に分割された上位側分割デー
タ1〜Nのうち、上位側分割データNのみのデータ最終
回フラグが「1」となり、他は「0」となる。上位側分
割データを受信したICカードリーダライタ1では、デ
ータ最終回フラグから、当該上位側分割データの後に継
続する上位側分割データがあるのか、または当該上位側
分割データが最終であるのかを判断するようにする。
【0024】ICカードリーダライタ1は、上位装置2
から受信した上位側分割データをRAM4に格納する。
そして、当該RAM4に格納した上位側分割データを、
ICカード3と通信するための電文フォーマットに変形
してICカード3と通信を行なう。ICカードリーダラ
イタ1とICカード3との間の通信は、例えばT=1プ
ロトコル等の既存の通信方法に従う。この際、ICカー
ドリーダライタ1は、必要に応じて上位側分割データを
既存の所定プロトコルに従った所定長のブロックに更に
分割する。例えば本実施形態では、上位側分割データX
を更にn個に分割した各ブロックを、送信される順に分
割データX−1〜X−nと呼ぶ。
【0025】また、ICカードリーダライタ1は、IC
カード3からのレスポンス(例えばICカード3側で書
き込みが正常に行われたことを示す応答情報等)を受信
する。ICカード3が送信すべきレスポンスが、所定プ
ロトコルで定められた所定長より長い場合は、ICカー
ドリーダライタ1とICカード3との通信は複数回に分
割して行われる。本実施形態では、当該分割された各レ
スポンスを分割レスポンスと呼ぶ。
【0026】本実施形態のICカードリーダライタ1で
は、ICカード3から受信した分割レスポンスをRAM
4の容量を超えない所定量まで当該RAM4に蓄積し、
所定量に達したら当該蓄積した分割レスポンスをまとめ
て上位装置2に送信するようにする。例えば本実施形態
では、ICカードリーダライタ1から上位装置2に送信
するレスポンスを上位側レスポンスと呼ぶ。ICカード
3から送信される分割レスポンスの合計がICカードリ
ーダライタ1のRAM4の記憶容量を超える場合は、上
位側レスポンスは複数回に分割されて行われることにな
る。例えば本実施形態では、N回に分割されて行われる
上位側レスポンスを、送信される順に上位側分割レスポ
ンス1〜Nと呼ぶ。また、例えば本実施形態では、上位
側分割レスポンスXに属するn個の分割レスポンスを、
送信される順に分割レスポンスX−1〜X−nと呼ぶ。
【0027】また、ICカードリーダライタ1では、各
上位側分割レスポンスに、最終の上位側分割レスポンス
であるか否かを示すコードを付加するようにする。当該
コードは例えば1ビットのフラグである。以下、当該フ
ラグをレスポンス最終回フラグと呼ぶ。例えば、レスポ
ンス最終回フラグが「0」であれば、当該上位側分割レ
スポンスの後に継続する上位側分割レスポンスがあるこ
とを示す。一方、レスポンス最終回フラグが「1」であ
れば、当該上位側分割レスポンスが最終であることを示
す。例えば上位側分割レスポンス1〜Nのうち、上位側
分割レスポンスNのみのレスポンス最終回フラグが
「1」となり、他は「0」となる。上位側分割レスポン
スを受信した上位装置2では、レスポンス最終回フラグ
から、当該上位側分割レスポンスの後に継続する上位側
分割レスポンスがあるのか、または当該上位側分割レス
ポンスが最終であるのかを判断するようにする。
【0028】上位装置2及びICカードリーダライタ1
及びICカード3の通信のシーケンスの一例を図1及び
図2に示し、この場合のICカードリーダライタ1の処
理の一例を図3のフローチャートに示す。以下、本発明
方法の一例をこれらの図にしたがって説明する。
【0029】ICカードリーダライタ1は、上位装置2
により分割送信される最初の上位側分割データ1を受信
する(図3のステップ1、図1の符号5参照)。そし
て、当該上位側分割データ1をRAM4に格納する。I
Cカードリーダライタ1は、受信した上位側分割データ
1のデータ最終回フラグをチェックし、上位側分割デー
タ1の後に継続データが有るか無いか判断する(ステッ
プ2)。データ最終回フラグから継続データが有ること
が分かる(ステップ2;No)。次にICカードリーダ
ライタ1は、上位側分割データ1のデータ長が、所定プ
ロトコルで定められているICカード3への送信長以上
か否か判断する(ステップ3)。仮に、データ長がIC
カード3への所定送信長に満たなければ(ステップ3;
No)、上位装置2へ次データ要求を送信する(ステッ
プ7)。本例では上位側分割データ1のデータ長はIC
カード3への所定送信長以上であるとし(ステップ3;
Yes)、ICカードリーダライタ1はICカード3と
の通信を開始する。即ち、RAM4に格納された上位側
分割データ1をn個の所定長の分割データ1−1〜分割
データ1−nに分割し、先ず、分割データ1−1を送信
する(ステップ4、符号6参照)。分割データ1−1を
受信したICカード3は、次データの受信要求を送信
し、ICカードリーダライタ1はこれを受信する(ステ
ップ5、符号7参照)。そして、ICカードリーダライ
タ1は、ICカード3からの次データの受信要求に応
じ、RAM4に格納された上位側分割データ1のすべて
を送信し終わるまで、即ち分割データ1−nを送信し終
わるまで、分割データの送信を繰り返す(ステップ6;
No、ステップ4、ステップ5、符号8参照)。そし
て、ICカードリーダライタ1は、RAM4に格納され
ている上位側分割データ1の送信完了すると(ステップ
6;Yes)、ICカード3との通信を一旦中断して、
上位装置2へ次データ要求を送信する(ステップ7、符
号9参照)。
【0030】上位装置2では、当該次データ要求に応じ
て上位側分割データ2を送信し、ICカードリーダライ
タ1は上位側分割データ2を受信する(ステップ1、符
号10参照)。ICカードリーダライタ1は上位側分割
データ2をRAM4に格納し、データ最終回フラグをチ
ェックして上位側分割データ2の後に継続データが有る
か無いか判断する(ステップ2)。データ最終回フラグ
から継続データが有ることが分かるから(ステップ2;
No)、上位側分割データ1と同様の処理を行う(ステ
ップ3〜ステップ7、符号11参照)。以降、ICカー
ドリーダライタ1は、上位装置2から最終回の電文即ち
上位側分割データNを受信するまで、上位側分割データ
1と同様の処理を繰り返す(符号12参照)。
【0031】ICカードリーダライタ1は、やがて上位
装置2から最終回の電文即ち上位側分割データNを受信
する(ステップ1、符号13参照)。ICカードリーダ
ライタ1は上位側分割データNをRAM4に格納し、デ
ータ最終回フラグをチェックして上位側分割データNの
後に継続データが有るか無いか判断する(ステップ
2)。データ最終回フラグから継続データはもう無いこ
とが分かる(ステップ2;Yes)。ICカードリーダ
ライタ1は、RAM4に格納された上位側分割データN
をn個の所定長の分割データN−1〜分割データN−n
に分割し、先ず、分割データN−1を送信する(ステッ
プ8、符号14参照)。分割データN−1を受信したI
Cカード3は、次データの受信要求を送信し、ICカー
ドリーダライタ1はこれを受信する(ステップ9、符号
15参照)。そして、ICカードリーダライタ1は、I
Cカード3からの次データの受信要求に応じ、RAM4
に格納された上位側分割データNのすべてを送信し終わ
るまで、即ち分割データN−nを送信し終わるまで、分
割データの送信を繰り返す(ステップ10;No、ステ
ップ8、ステップ9)。そして、分割データN−nの送
信により上位装置2から送るべき全データのICカード
3への送信が完了する(ステップ10;Yes、符号1
6参照)。
【0032】次に、ICカードリーダライタ1はICカ
ード3から分割レスポンス1−1の受信を開始する(ス
テップ11、図2の符号17参照)。ICカードリーダ
ライタ1は受信した分割レスポンス1−1をRAM4に
格納する。そして、所定プロトコルに従って分割レスポ
ンス1−1に含まれている所定フラグをチェックし、I
Cカード3からの継続データの有無を判断する(ステッ
プ12)。ICカード3からの継続データがあることが
分かると(ステップ12;No)、次にRAM4に格納
されている分割レスポンスの合計データ量が所定のバッ
ファサイズを超えていないか判断する(ステップ1
3)。即ち、次の分割レスポンス1−2を続けてRAM
4に格納できるか否か判断する。分割レスポンス1−2
を続けてRAM4に格納できるのであれば(ステップ1
3;No)、続けてICカード3へ次データ要求を送信
する(ステップ14、符号18参照)。
【0033】ICカードリーダライタ1は、RAM4に
格納されている分割レスポンスの合計データ量が所定の
バッファサイズに達するまで、ICカード3からの分割
レスポンスの受信と、ICカード3への次データ要求の
送信を繰り返す(符号19参照)。やがて、RAM4に
格納されている分割レスポンスの合計データ量が所定の
バッファサイズに達したら(ステップ13;Yes)、
ICカードリーダライタ1は、ICカード3との通信を
一旦中断して、ICカード3から受信したところまでの
RAM4内の分割レスポンス1−1〜1−nを上位側分
割レスポンス1としてまとめ、上位装置2に当該上位側
分割レスポンス1を送信する(ステップ15、符号20
参照)。
【0034】上位装置2では、上位側分割レスポンス1
を受信すると、レスポンス最終回フラグをチェックし、
継続データの有無を確認する。これにより、上位装置2
は上位側分割レスポンス1に続く継続データがあること
が分かるから、ICカードリーダライタ1へ次データ要
求を送信する(符号21参照)。ICカードリーダライ
タ1は、上位装置2からの次データ要求を受信すると
(ステップ16)、ICカード3との通信を再開する。
即ち、ICカード3へ次データ要求送信する(ステップ
14、符号22参照)。以降、ICカードリーダライタ
1は、ICカード3から最終回の分割レスポンスN−n
を受信するまで、上位側分割レスポンス1と同様の処理
を繰り返す(符号23参照)。
【0035】やがて、ICカードリーダライタ1は、最
終回の分割レスポンスN−nをICカード3から受信す
る(ステップ11、符号24参照)。ICカードリーダ
ライタ1は受信した分割レスポンスN−nをRAM4に
格納する。そして、所定プロトコルに従って分割レスポ
ンスN−nに含まれている所定フラグをチェックして、
ICカード3からの継続データの有無を判断する(ステ
ップ12)。分割レスポンスN−nは最終回のデータで
あり、ICカード3からの継続データはもう無いことが
分かるから(ステップ12;Yes)、ICカードリー
ダライタ1は、RAM4に格納されている分割レスポン
スN−1〜N−nを上位側分割レスポンスNとしてまと
め、上位装置2に当該上位側分割レスポンスNを送信す
る(ステップ17、符号25参照)。
【0036】上位装置2では、上位側分割レスポンスN
を受信すると、レスポンス最終回フラグをチェックし
て、上位側分割レスポンスNが最終データであることを
認識する。以上により、ICカード3から送るべき全デ
ータの上位装置2への送信が完了する。
【0037】以上のような処理を行う本発明のICカー
ドリーダライタ1の通信方法によれば、ICカード3及
び上位装置2との一連の通信容量の上限がRAM4の容
量によって制限されることは無い。したがって、ICカ
ードリーダライタ1が備えるCPUの変更やRAM4の
追加等のハードウェアの変更や追加を必要とせずに、ソ
フトウェアの変更のみで通信容量の大容量化に安価かつ
容易に対応することができる。
【0038】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。例えば、非接触式のICカードに本発明方法を
適用しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のICカードリーダライタの通信方法によれば、
上位装置は送信データをICカードリーダライタが備え
る記憶装置の容量を超えない大きさに分割してICカー
ドリーダライタに送信するようにし、尚且つ分割した各
送信データに最終回のデータであるか否かを示すコード
を付加するようにしているので、ICカード及び上位装
置との一連の通信容量の上限がICカードリーダライタ
の記憶装置の容量によって制限されることが無くなる。
したがって、ICカードリーダライタが備えるCPUの
変更や記憶装置の追加等のハードウェアの変更や追加を
必要とせず、例えばソフトウェアの変更のみで通信容量
の大容量化に安価かつ容易に対応することができる。
【0040】さらに、請求項2記載のICカードリーダ
ライタの通信方法によれば、ICカードリーダライタ
は、分割して送信される上位装置からの送信データを記
憶装置に格納して処理するとともに、コードから継続す
る送信データの存在を確認して当該送信データを上位装
置に要求し、上位装置は当該要求に応じて当該継続する
送信データをICカードリーダライタに送信するように
しているので、ICカードリーダライタと上位装置との
間の通信は、ICカードリーダライタが備える記憶装置
に格納可能な通信容量の範囲で分割して行われる。した
がって、ICカード及び上位装置との一連の通信容量の
上限がICカードリーダライタの記憶装置の容量によっ
て制限されることが無くなる。また、ICカードリーダ
ライタが備えるCPUの変更や記憶装置の追加等のハー
ドウェアの変更や追加を必要とせず、例えばソフトウェ
アの変更のみで通信容量の大容量化に安価かつ容易に対
応することができる。
【0041】また、請求項3記載のICカードリーダラ
イタの通信方法によれば、ICカードリーダライタは、
ICカードからの送信データをICカードリーダライタ
が備える記憶装置の容量を超えない大きさまで蓄積して
該蓄積した送信データをまとめて上位装置に送信するよ
うにし、尚且つ当該上位装置に送信する送信データに最
終回のデータであるか否かを示すコードを付加するよう
にしているので、ICカード及び上位装置との一連の通
信容量の上限がICカードリーダライタの記憶装置の容
量によって制限されることが無くなる。したがって、I
Cカードリーダライタが備えるCPUの変更や記憶装置
の追加等のハードウェアの変更や追加を必要とせず、例
えばソフトウェアの変更のみで通信容量の大容量化に安
価かつ容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードリーダライタの通信方法の
実施の一形態を示し、上位装置及びICカードリーダラ
イタ及びICカード間の通信のシーケンスの一例を示す
図である。
【図2】上位装置及びICカードリーダライタ及びIC
カード間の通信のシーケンスの一例を示す図である。
【図3】本発明のICカードリーダライタの通信方法の
実施の一形態を示し、ICカードリーダライタの処理の
一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明のICカードリーダライタの通信方法の
実施の一形態を示す概略ブロック図である。
【図5】従来の上位装置及びICカードリーダライタ及
びICカード間の通信のシーケンスの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ICカードリーダライタ 2 上位装置 3 ICカード 4 RAM(記憶装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置からの電文をICカードに送信
    したり、前記ICカードからの電文を前記上位装置に送
    信するICカードリーダライタの通信方法において、前
    記上位装置は、送信データを前記ICカードリーダライ
    タが備える記憶装置の容量を超えない大きさに分割して
    前記ICカードリーダライタに送信するようにし、尚且
    つ前記分割した各送信データに最終回のデータであるか
    否かを示すコードを付加することを特徴とするICカー
    ドリーダライタの通信方法。
  2. 【請求項2】 前記ICカードリーダライタは、前記分
    割して送信される前記上位装置からの送信データを前記
    記憶装置に格納して処理するとともに、前記コードから
    継続する送信データの存在を確認して当該送信データを
    前記上位装置に要求し、前記上位装置は当該要求に応じ
    て当該継続する送信データを前記ICカードリーダライ
    タに送信することを特徴とする請求項1記載のICカー
    ドリーダライタの通信方法。
  3. 【請求項3】 上位装置からの電文をICカードに送信
    したり、前記ICカードからの電文を前記上位装置に送
    信するICカードリーダライタの通信方法において、前
    記ICカードリーダライタは、前記ICカードからの送
    信データを前記ICカードリーダライタが備える記憶装
    置の容量を超えない大きさまで蓄積して該蓄積した送信
    データをまとめて前記上位装置に送信するようにし、尚
    且つ当該上位装置に送信する送信データに最終回のデー
    タであるか否かを示すコードを付加することを特徴とす
    るICカードリーダライタの通信方法。
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