JP6425372B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置及び信方法に関する。
近年、電化製品等を制御するエネルギー管理システムが普及しつつある。このようなエネルギー管理システムの一種として、HEMS(Home Energy Management System)と呼ばれるシステムが知られている。例えば、HEMSには、標準プロトコルとして、ECHONETやECHONET Liteが適用される。
"エコーネット規格(一般公開)"、[online]、[平成24年11月26日検索]、インターネット<http://www.echonet.gr.jp/spec/spec_v101_lite.htm>
ECHONETやECHONET Liteでは、電文と呼ばれるフレームを電化製品等のノードに送信することで、ノードを遠隔制御することができる。このような電文には、プロパティと呼ばれる値を書き込むことでノードを制御する命令や、プロパティの値を読み出すことでノードの状態を取得する命令などが設定される。そして、ECHONETやECHONET Liteでは、1個の電文に複数の命令が設定される場合がある。
また、ECHONETやECHONET Liteにおいては、ノードは、ミドルウェアアダプタとレディ機器とによって形成される場合がある。ミドルウェアアダプタは、通信機能を具備する外付けの通信装置である。レディ機器は、ミドルウェアアダプタを接続する接続端子を具備する電化製品等の機器である。このようなミドルウェアアダプタは、管理装置等から電文を受信した場合に、受信した電文に含まれる命令に対応する信号をレディ機器に送信する。ここで、標準仕様のミドルウェアアダプタは、1回の通信で1個の命令に対応する信号しかレディ機器に送信することができない。すなわち、ミドルウェアアダプタは、複数の命令が含まれる電文を受信した場合には、電文に含まれる命令毎に、その命令に対応する信号をレディ機器に順次送信する。
また、ECHONET規格では、命令が公衆回線経由の場合には、電文に含まれる命令の先頭に公衆回線経由であることを示す命令を付与することが規定されている。一方、公衆回線非経由の場合には、過去との互換のために電文に公衆回線非経由であることを示す命令を付与することが規定されていないので、電文に通信経路に関する命令が何も付与されていない場合がある。このため、レディ機器は、公衆回線経由の命令と公衆回線非経由の命令とを判別することができない場合がある。具体的には、レディ機器は、公衆回線経由の命令を受信した後に、公衆回線非経由であることを示す命令が付与されていない電文に含まれる命令を受信した場合に、かかる命令が公衆回線非経由であることを判別することができない。
例えば、ミドルウェアアダプタが、公衆回線経由であることを示す命令I11と、電源状態をオンにする命令I12と、動作モードを冷房に設定する命令I13とが含まれる電文を受信した後に、温度設定を20℃にする公衆回線非経由の命令I14と、動作モードを暖房に設定する公衆回線非経由の命令I15とが含まれる電文を受信したものとする。この場合、ミドルウェアアダプタは、命令I11、命令I12、命令I13、命令I14、命令I15の順に、各命令に対応する信号をレディ機器に送信する。すなわち、レディ機器は、公衆回線非経由であることを示す命令に対応する信号を受信しないので、命令I12〜I15に対応する各信号が公衆回線経由及び公衆回線非経由のいずれに該当する信号であるかを判別することができない。
本発明が解決しようとする課題は、レディ機器に公衆回線経由の命令と公衆回線非経由の命令とを判別させることができる通信装置を提供することである。
実施形態に係る通信装置は、受信部と、判定部と、生成部と、送信部とを具備する。受信部は、ノード宛に送信された電文を受信する。判定部は、前記受信部によって受信された電文が通信経路に関する命令を含むか否かを判定する。生成部は、前記受信した電文に含まれる命令をそれぞれの要求信号として生成するとともに、前記判定部によって電文が通信経路に関する命令を含むと判定された場合に、前記電文が公衆回線経由であることを示す経由信号を生成し、前記判定部によって電文が通信経路に関する命令を含まないと判定された場合に、前記電文が公衆回線非経由であることを示す非経由信号を生成する。送信部は、前記生成部によって生成された非経由信号または経由信号を要求信号とともに前記ノードに送信する。
図1は、第1の実施形態に係るエネルギー管理システムの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る通信装置の構成例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る通信装置による電文の送受信処理の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る通信装置による電文の送受信処理の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るエネルギー管理システムによる処理手順を示すシーケンス図である。 図6は、第2の実施形態に係る管理装置の構成例を示す図である。 図7は、第2の実施形態に係る通信装置による電文の送受信処理の一例を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係るエネルギー管理システムによる処理手順を示すシーケンス図である。
以下で説明する実施形態に係る通信装置100は、受信部131と、判定部132と、生成部133と、送信部134とを具備する。受信部131は、ノード宛に送信された電文を受信する。判定部132は、受信部131によって受信された電文が通信経路に関する命令を含むか否かを判定する。生成部133は、判定部132によって電文が通信経路に関する命令を含まないと判定された場合に、かかる電文が公衆回線非経由であることを示す非経由信号を生成する。送信部134は、生成部133によって生成された非経由信号をノードに送信する。
また、以下で説明する実施形態に係る管理装置80は、受信部231と、判定部232と、生成部233と、送信部234とを具備する。受信部231は、ノード宛に送信された命令を受信する。判定部232は、受信部231によって受信された命令が公衆回線経由であるか否かを判定する。生成部233は、判定部232によって命令が公衆回線経由でないと判定された場合に、公衆回線非経由であることを示す命令を含む電文を生成する。送信部234は、生成部233によって生成された電文をノードに送信する。
以下、図面を参照して、実施形態に係る通信装置及び管理装置を説明する。実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
[エネルギー管理システムの構成]
図1は、第1の実施形態に係るエネルギー管理システム1の構成例を示す図である。図1に示したエネルギー管理システム1は、例えば、宅内に設置されている家電等の制御や監視を実現するシステムであり、HEMSなどと呼ばれる。第1の実施形態に係るエネルギー管理システム1は、HEMS標準プロトコルのECHONET Liteが適用されているものとする。
このエネルギー管理システム1には、図1に示すように、ホームネットワークシステム2と、ユーザ端末3と、管理サーバ4とが含まれる。ホームネットワークシステム2、ユーザ端末3及び管理サーバ4は、ネットワーク5を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。かかるネットワーク5は、例えば、インターネットなどの公衆回線に該当する。なお、エネルギー管理システム1には、複数のホームネットワークシステム2や、複数台のユーザ端末3や、複数台の管理サーバ4が含まれてもよい。
ホームネットワークシステム2は、例えばユーザ宅内や店舗内などに構築され、ノード6、ノード6、ノード6、ゲートウェイ装置20、ユーザ端末30、管理装置40などを有する。
ノード6〜6は、ミドルウェアアダプタとレディ機器とによって形成される電化製品等である。図1に示すように、ノード6は、レディ機器10に相当する分電盤10とミドルウェアアダプタに相当する通信装置100とによって形成される。ノード6は、レディ機器10に相当する家電10とミドルウェアアダプタに相当する通信装置100とによって形成される。ノード6は、レディ機器10に相当する家電10とミドルウェアアダプタに相当する通信装置100とによって形成される。以下では、ノード6〜6を区別する必要がない場合には、単に「ノード6」と表記する。
分電盤10は、例えばユーザ宅内の壁などに設けられ、各種ブレーカーを有し、家電10や家電10へ電力を供給する。家電10や家電10は、ユーザ宅内に設置されている電化製品である。例えば、家電10や家電10は、冷蔵庫、テレビ、エアコン、クッキングヒーター、暖房器具、給湯器、電気錠、インターホン(ドアホン)、照明器具、洗濯機などに該当する。
ECHONET Liteにおいて、このような分電盤10、家電10及び家電10は、「ECHONETオブジェクト」などと呼ばれる。そして、各ECHONETオブジェクトには、設定値や状態といった属性が「ECHONETプロパティ」として定義される。このようなECHONETオブジェクトは、後述する管理装置40から、「ECHONET Lite電文(以下、単に「電文」と表記する場合がある)」を受信することにより、ECHONETプロパティを書き込む処理や読み出す処理を行う。
例えば、ECHONETオブジェクトは、ECHONETプロパティに所定のプロパティ値を書き込む旨の書込命令が設定されている電文を受信した場合に、ECHONETプロパティに所定のプロパティ値を書き込む。これにより、ECHONETオブジェクトは、管理装置40によって「電源のオン/オフ」や「動作モードの切り替え」などの各種制御が行われる。
また、例えば、ECHONETオブジェクトは、ECHONETプロパティに設定されているプロパティ値を読み出す旨の読出命令が設定されている電文を受信した場合に、ECHONETプロパティに設定されているプロパティ値を管理装置40に送信する。これにより、ECHONETオブジェクトは、管理装置40によって動作状況の監視などが行われる。
以下では、分電盤10、家電10及び10などのECHONETオブジェクトを区別する必要がない場合には、単に「レディ機器10」と表記し、ECHONETプロパティを単に「プロパティ」と表記する。
ゲートウェイ装置20は、管理装置40と接続され、ホームネットワークシステム2を外部のネットワーク5に接続する通信機器である。図1の例では、ゲートウェイ装置20は、ホームネットワークシステム2内の管理装置40と、ホームネットワークシステム2外のユーザ端末3や管理サーバ4とをネットワーク5を介して接続する。
ユーザ端末30は、例えば、タブレット端末、PC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistance)などであり、無線LAN(Local Area Network)や有線LANなどを介して管理装置40に接続される。かかるユーザ端末30は、ユーザ操作に従ってノード6に対する命令を管理装置40に送信したり、管理装置40から受信したノード6に関する各種情報を表示したりする。
管理装置40は、アクセスポイントとしての役割を担い、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線技術や宅内LANを用いて、ゲートウェイ装置20やユーザ端末30や通信装置100〜100と通信を行う。かかる管理装置40は、ユーザ端末30から入力された各種命令に基づいて、「プロパティ値の書き込み」や「プロパティ値の読み出し」といった命令が設定されている電文を生成し、生成した電文を通信装置100〜100に送信する。
例えば、管理装置40は、公衆回線であるネットワーク5を介してユーザ端末3から命令を受信した場合には、公衆回線経由であることを示す命令を電文に付与することが規定されているので、公衆回線経由であることを示す命令が含まれた電文を生成し、生成した電文を通信装置100〜100に送信する。
また、管理装置40は、例えば、ユーザ端末30から命令を受信した場合には、公衆回線経由でないことを示す命令を電文に付与することが規定されていないので、公衆回線経由でないことを示す命令を任意に設定した電文を生成し、生成した電文を通信装置100〜100に送信する。
また、管理装置40は、通信装置100〜100から受信した電文から得られる各種情報をユーザ端末30に送信する。これにより、例えば、ユーザ端末30のディスプレイなどにユーザ端末30から送信した命令の実行結果が表示される。なお、管理装置40は、ゲートウェイ装置20と一体となって形成されてもよい。
なお、管理装置40から通信装置100〜100に送信される電文を「要求電文」と表記し、通信装置100〜100から管理装置40に送信される要求電文に対する応答の電文を「応答電文」と表記する場合がある。
通信装置100〜100は、レディ機器10と管理装置40との間で送受信される電文を中継する。なお、通信装置100〜100からレディ機器10には、要求電文に含まれる命令に対応する信号が送信される。以下では、通信装置100〜100からレディ機器10に送信される信号を「要求信号」と表記する場合がある。また、レディ機器10から通信装置100〜100には、要求信号に対する応答の信号が送信される。なお、レディ機器10から通信装置100〜100に送信される信号を「応答信号」と表記する場合がある。また、以下では、通信装置100〜100を区別する必要がない場合には、単に「通信装置100」と表記する場合がある。
このように、ホームネットワークシステム2を利用するユーザは、ユーザ端末30を用いることで、管理装置40を介してレディ機器10を制御することができる。例えば、ユーザ端末30が携帯電話機である場合、ユーザは、宅内で携帯電話機を操作するだけで、レディ機器10の動作を制御する宅内制御や、レディ機器10の動作状況を監視したりすることができる。
また、図1において、ホームネットワークシステム2の外部に示したユーザ端末3は、例えば、携帯電話機、PDA、タブレット端末、PCなどであり、無線LANや有線LANなどを介して公衆回線であるネットワーク5に接続される。かかるユーザ端末3は、ユーザ端末30と同様に、ユーザ操作に従ってレディ機器10に対する命令を管理サーバ4に送信したり、管理サーバ4から受信したレディ機器10に関する各種情報を表示したりする。なお、ユーザ端末3から管理サーバ4に送信される命令には、公衆回線経由であることを示す命令が含まれる。
管理サーバ4は、ネットワーク5を介してユーザ端末3から受信した各種命令を管理装置40に送信する。これにより、管理装置40は、ホームネットワークシステム2の外部に位置するユーザ端末3から送信された命令に基づいて、レディ機器10を制御する。また、管理サーバ4は、ネットワーク5を介して管理装置40から受信したレディ機器10に関する各種情報をユーザ端末3に送信する。これにより、ユーザ端末3は、ホームネットワークシステム2内に設置されているレディ機器10に関する各種情報を表示する。このように、ユーザ端末3のユーザは、ホームネットワークシステム2内に所在しない場合であっても、レディ機器10を制御する遠隔制御や、レディ機器10の動作状況を監視したりすることができる。
詳細については後述するが、上述した通信装置100は、管理装置40から要求電文を受信した場合に、かかる要求電文に通信経路に関する命令が含まれるか否かを判定する。図1の例では、通信装置100は、例えば、ユーザ端末3からネットワーク5を介して命令を受信した管理装置40から要求電文を受信した場合に、要求電文に公衆回線経由であることを示す命令が含まれるので、通信経路に関する命令が含まれると判定する。他の例では、通信装置100は、ユーザ端末30から命令を受信した管理装置40から公衆回線経由でないことを示す命令が含まれない要求電文を受信した場合には、通信経路に関する命令が含まれないと判定する。
そして、通信装置100は、通信経路に関する命令が含まれないと判定した場合に、要求電文が公衆回線非経由であることを示す非経由信号を生成し、生成した非経由信号をレディ機器10に送信する。その後、通信装置100は、管理装置40から受信した要求電文に含まれる命令から要求信号を生成し、生成した要求信号を、要求電文に含まれる命令の順にレディ機器10に送信する。これにより、レディ機器10は、公衆回線経由の命令と公衆回線非経由の命令とを判別することが可能となる。
このようなエネルギー管理システム1では、通信装置100による処理によって、各レディ機器10に公衆回線経由の命令と公衆回線非経由の命令とを判別させることを可能にする。これにより、ノード6は、レディ機器10を変更することなく、電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈の一部改正で要求される仕様、すなわち、命令が公衆経由であるか公衆非経由であるかによって挙動を変える仕様を満たすことができる。
例えば、レディ機器10は、通信回線を介して操作する遠隔制御によって送信された公衆回線経由の命令を受信した場合に、通常の動作に加えて、通信回線(例えば、ネットワーク5)に障害が発生した際に、機器の電源を切るなどといった各種の安全な制御を行いながら命令を処理する遠隔制御モードで動作させることができる。また、レディ機器10は、宅内のリモコン等で操作する宅内制御によって送信された公衆回線非経由の命令を受信した場合に、宅内制御モードとして通常の動作をさせることができる。このため、レディ機器10は、例えば、遠隔制御モードで動作している状態で公衆回線非経由の命令を受信した場合に、遠隔制御モードから宅内制御モードに切り替えて命令を処理することができる。
[通信装置の構成]
図2は、第1の実施形態に係る通信装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、第1の実施形態に係る通信装置100は、通信部110と、制御部130とを有する。
通信部110は、無線通信処理や有線通信処理を行う。例えば、通信部110は、図1に示したレディ機器10や管理装置40との間で、無線通信又は有線通信により電文や信号等の各種情報を送受信する。
制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。また、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。かかる制御部130は、受信部131と、判定部132と、生成部133と、送信部134と、結合部135とを有する。
受信部131は、ノード6宛の要求電文を管理装置40から受信する。すなわち、第1の実施形態では、管理装置40からレディ機器10に要求電文が直接送信されるのではなく、管理装置40から送信された要求電文は通信装置100によってインターセプトされる。
また、受信部131は、後述する送信部134によって送信された要求信号を受信したレディ機器10から、かかる要求信号に対する応答信号を受信する。この場合、受信部131は、レディ機器10から受信した応答信号を結合部135に出力する。
判定部132は、受信部131によって受信された要求電文に通信経路に関する命令が含まれるか否かを判定する。具体的には、判定部132は、受信部131によって受信された要求電文に公衆回線経由であることを示す公衆回線経由命令または公衆回線非経由であることを示す公衆回線非経由命令が含まれているか否か判定する。例えば、判定部132は、通信経路に関する命令が電文の先頭の命令に設定される場合には、要求電文に含まれる命令のうち、先頭の命令が公衆回線経由命令または公衆回線非経由命令であるか否かを判定する。ただし、この例に限らず、通信経路に関する命令が電文の先頭の命令に設定されることが規定されていない場合には、判定部132は、電文内のいずれかの命令が公衆回線経由命令または公衆回線非経由命令であるか否かを判定する。
生成部133は、レディ機器10に送信される命令に対応する信号を生成する。具体的には、生成部133は、判定部132によって要求電文に通信経路に関する命令が含まれていないと判定された場合に、公衆回線非経由であることを示す非経由信号を生成する。また、生成部133は、受信部131によって受信された要求電文に含まれる命令に対応する要求信号を生成する。具体的には、生成部133は、要求電文に含まれる命令を分離し、個別に信号を生成する。なお、生成部133は、判定部132によって要求電文に通信経路に関する命令が含まれていると判定された場合には、非経由信号を生成せず、要求信号を生成する。
送信部134は、生成部133によって生成された信号をレディ機器10に送信する。具体的には、送信部134は、判定部132によって要求電文に通信経路に関する命令が含まれていないと判定された場合に、非経由信号をレディ機器10に送信した上で、信号を、要求電文に含まれる命令の順にレディ機器10に送信する。なお、送信部134は、判定部132によって要求電文に通信経路に関する命令が含まれると判定された場合には、生成部133によって生成された信号を要求電文に含まれる命令の順にレディ機器10に送信する。
結合部135は、受信部131によって応答信号が受信された場合に、かかる応答信号を結合することで、1個の応答電文を生成する。そして、結合部135は、生成した応答電文を送信部134に出力することで、管理装置40へ応答電文を送信させる。
[通信装置の処理例(1)]
次に、図3を用いて、通信装置100による通信経路に関する命令が含まれていない電文の送受信処理について説明する。図3は、第1の実施形態に係る通信装置100による電文の送受信処理の一例を示す図である。図3の上段には、管理装置40から受信した要求電文D10を示し、図3の下段には、通信装置100がレディ機器10に送信する要求信号C11、T12及びT13を示す。
図3の上段に示すように、要求電文D10には、「EHD」、「TID」、「SEOJ」、「DEOJ」、「ESV」、「OPC」、「EPC1」、「PDC1」、「EDT1」、「EPC2」、「PDC2」、「EDT2」といった項目が含まれる。
「EHD」は、ECHONET Lite電文のヘッダを示し、プロトコル種別等が設定される。「TID」は、電文を識別するための識別子を示す。かかる「TID」は、ECHONET Lite通信において、送信側(例えば、管理装置40)が、要求電文と応答電文とを紐付ける際に用いる。「SEOJ」は、送信元ECHONETオブジェクトを識別するための識別子を示す。「DEOJ」は、送信先ECHONETオブジェクトを識別するための識別子を示す。
「ESV」は、ECHONET Liteサービスを示す。例えば、要求電文D10に含まれる命令が「プロパティ値の書き込み」である場合、「ESV」には「0x61」が設定され、要求電文D10に含まれる命令が「プロパティ値の読み出し」である場合、「ESV」には「0x62」が設定される。
「OPC」は、処理対象プロパティカウンタを示し、要求電文D10に含まれる命令数に該当する。具体的には、「OPC」には、「プロパティ値の書き込み対象となるプロパティの数」や「プロパティ値の読み出し対象となるプロパティの数」として、後段の「EPC」、「PDC」及び「EDT」の組合せの数が設定される。
「EPC」、「PDC」及び「EDT」は、1個の命令に該当する。このうち、「EPC」は、ECHONET Liteプロパティを示す。「PDC」は、後段の「EDT」のバイト数を示す。「EDT」は、ECHONET Liteプロパティの値を示す。
すなわち、図3に示した要求電文D10には、「EPC」、「PDC」及び「EDT」の組合せが2個存在するので、プロパティへの命令が2個含まれていることとなる。
また、図3の例では、「EPC1=0x80」は、プロパティが電源であることを示す。「PDC1=1」は、「EDT1」が1バイトであることを示す。「EDT1=30」は、電源をONにする命令であることを示す。「EPC2=B0」は、プロパティが運転モードであることを示す。「PDC2=1」は、「EDT2」が1バイトであることを示す。「EDT2=42」は、運転モードを冷房にする命令であることを示す。
ここで、通信経路に関する命令がある場合には、通信経路に関する命令が、電文に含まれる命令の先頭の命令に設定されるものとする。この場合、判定部132は、このような要求電文D10が受信部131によって受信された場合に、要求電文D10に含まれる先頭の命令、すなわち「EPC1」、「PDC1」及び「EDT1」が、公衆回線経由命令または公衆回線非経由命令であるか否かを判定する。例えば、判定部132は、「EPC1」に「0x93」が設定されているか否かを判定する。ここで、判定部132は、「EPC1」に「0x93」が設定されている場合に、要求電文D10に通信経路に関する命令が含まれていると判定する。なお、「EPC1」に「0x93」が設定され、かつ、「EDT1」に「42」が設定されている場合には、要求電文D10が公衆回線経由であることを示す。また、「EPC1」に「0x93」が設定され、かつ、「EDT1」に「41」が設定されている場合には、要求電文D10が公衆回線非経由であることを示す。
すなわち、図3の例では、「EPC1」に「0x80」が設定されているので、判定部132は、要求電文D10に通信経路に関する命令が含まれていないと判定する。
続いて、生成部133は、図3の例では、要求電文D10に通信経路に関する命令が含まれていないので、公衆回線非経由であることを示す非経由信号C11を生成する。図3に示すように、非経由信号C11には、「STX」、「FT」、「CN」、「FN」、「DL」、「EOJ」、「Length」、「EPC」、「EDT」、「FCC」といった項目が含まれる。
「STX」は、制御コードを示す。「FT」は、信号毎のタイプを示す。「CN」は、ECHONET Liteミドルウェアアダプタ通信インターフェースのサービスを指定するための1バイトのコードを示す。「FN」は、要求側が付与する信号を識別する番号を示す。なお、「FN」は、応答信号の場合は、要求信号と同じ番号が設定される。「DL」は、後に続くフレームデータ「FD」部のサイズを示す。「EOJ」は、アダプタ内で保持しているオブジェクトコードを示す。「Length」は、「EPC」及び「EDT」の和のバイト数を示す。「EPC」は、ECHONET Liteプロパティを示す。「EDT」は、ECHONET Liteプロパティの値を示す。「FCC」は、1バイトのチェックコードを示す。
また、図3に示すように、生成部133は、非経由信号C11の「EPC」に「0x93」を設定し、「EDT」に「41」を設定する。これにより、生成部133は、公衆回線非経由であることを示す非経由信号C11を生成することができる。
続いて、生成部133は、図3の下段に示すように、要求電文D10に含まれる「EPC1」、「PDC1」及び「EDT1」の命令を示す要求信号T12と、要求電文D10に含まれる「EPC2」、「PDC2」及び「EDT2」の命令を示す要求信号T13とを生成する。
そして、送信部134は、生成部133によって生成された非経由信号C11、要求信号T12及びT13を要求信号C11、T12、T13の順にレディ機器10に送信する。これにより、通信装置100は、要求信号T12及び要求信号T13が公衆回線非経由の命令であることをレディ機器10に認識させることができる。この後に、受信部131は、要求信号C11、T12及びT13のそれぞれに対応する応答信号をレディ機器10から受信し、受信した各応答信号を結合部135に出力する。
そして、結合部135は、要求信号C11、T12及びT13に対応する全ての応答信号が受信済みとなった場合に、各応答信号を結合することで、要求電文D10に対する応答電文を生成する。具体的には、ECHONET Liteの応答電文には、要求電文に設定されていた命令(「EPC」、「PDC」及び「EDT」の組合せ)の順に、かかる命令に対応する応答内容(「EPC」、「PDC」及び「EDT」の組合せ)が設定される。したがって、結合部135は、レディ機器10から受信した各応答信号から応答内容を抽出し、抽出した応答内容を要求電文D10に設定されていた命令の順に配置することで、要求電文D10に対する応答電文を生成する。
なお、結合部135は、要求信号を送出した後に所定の時間が経過しても要求信号に対する応答信号の一部が受信できなかった場合は、受信済みの応答信号のみから要求電文D10に対する応答電文を生成することもできる。この場合、結合部135は、応答のなかった命令に対応する応答内容を飛ばし、後に続く命令に対応する応答内容を前に詰めることで、要求電文D10に対する応答電文を生成する。
そして、送信部134は、結合部135によって生成された応答電文を管理装置40に送信する。
[通信装置の処理例(2)]
次に、図4を用いて、通信装置100による通信経路に関する命令が含まれる電文の送受信処理について説明する。図4は、第1の実施形態に係る通信装置100による電文の送受信処理の一例を示す図である。図4の上段には、管理装置40から受信した要求電文D11を示し、図4の下段には、通信装置100がレディ機器10に送信する要求信号T11〜T13を示す。
図4の上段に示すように、要求電文D11には、「EHD」、「TID」、「SEOJ」、「DEOJ」、「ESV」、「OPC」、「EPC1」、「PDC1」、「EDT1」、「EPC2」、「PDC2」、「EDT2」、「EPC3」、「PDC3」、「EDT3」といった項目が含まれる。
すなわち、図4に示した要求電文D11には、「EPC」、「PDC」及び「EDT」の組合せが3個存在するので、プロパティへの命令が3個含まれていることとなる。
また、図4の例では、「EPC1=0x93」は、プロパティが公衆回線であることを示す。「PDC1=1」は、「EDT1」が1バイトであることを示す。「EDT1=42」は、要求電文D11が公衆回線経由であることを示す。「EPC2=0x80」は、プロパティが電源であることを示す。「PDC2=1」は、「EDT2」が1バイトであることを示す。「EDT2=30」は、電源をONにする命令であることを示す。「EPC3=B0」は、プロパティが運転モードであることを示す。「PDC3=1」は、「EDT3」が1バイトであることを示す。「EDT3=42」は、運転モードを冷房にする命令であることを示す。
判定部132は、このような要求電文D11が受信部131によって受信された場合に、要求電文D11に含まれる先頭の命令、すなわち「EPC1」、「PDC1」及び「EDT1」が、通信経路に関する命令であるか否かを判定する。具体的には、判定部132は、「EPC1」に「0x93」が設定されているか否かを判定する。なお、電文は、通信経路に関する命令ある場合には、電文に含まれる命令の先頭の命令に通信経路に関する命令が設定されるものとする。
すなわち、図4の例では、「EPC1」に「0x93」が設定されているので、判定部132は、要求電文D11に通信経路に関する命令が含まれると判定する。
続いて、生成部133は、図4の例では、要求電文D11に通信経路に関する命令が含まれているので、図4の下段に示すように、「EPC1」、「PDC1」及び「EDT1」の命令を示す要求信号T11と、「EPC2」、「PDC2」及び「EDT2」の命令を示す要求信号T12と、「EPC3」、「PDC3」及び「EDT3」の命令を示す要求信号T13をそれぞれ生成する。
そして、送信部134は、生成部133によって生成された要求信号T11〜T13をレディ機器10に送信する。これにより、受信部131は、要求信号T11〜T13のそれぞれに対応する応答信号をレディ機器10から受信し、受信した各応答信号を結合部135に出力する。
そして、結合部135は、要求信号T11〜T13に対応する全ての応答信号が受信済みとなった場合に、各応答信号を結合することで、要求電文D11に対する応答電文を生成する。そして、送信部134は、結合部135によって生成された応答電文を管理装置40に送信する。
[エネルギー管理システムの処理手順]
次に、図5を用いて、エネルギー管理システム1による処理の手順について説明する。図5は、第1の実施形態に係るエネルギー管理システム1による処理手順を示すシーケンス図である。なお、図5では、通信装置100が、通信経路に関する命令が含まれる要求電文を受信した後に、通信経路に関する命令が含まれない要求電文を受信した場合の処理の例を示す。
図5に示した例において、管理装置40は、通信経路に関する命令が含まれる要求電文を通信装置100に送信する(ステップS101)。通信装置100の判定部132は、管理装置40から受信した要求電文に通信経路に関する命令が含まれるか否かを判定する(ステップS102)。ここでは、判定部132が、要求電文に通信経路に関する命令が含まれると判定する。この場合に、生成部133は、図4に示した例のように、要求信号を生成する(ステップS103)。
そして、送信部134は、生成部133によって生成された要求信号をレディ機器10へ個別に送信する(ステップS104)。そして、レディ機器10は、通信装置100から受信した要求信号に対する応答信号を通信装置100に個別に送信する(ステップS105)。
また、結合部135は、ステップS104及びS105の間に、送信部134によって送信された各信号に対する応答信号を全て受信したか否かを判定する(ステップS106)。そして、結合部135は、全ての応答信号を受信した場合には、受信した応答信号を結合することで応答電文を生成する(ステップS107)。そして、送信部134は、ステップS101において受信した要求電文に対する応答電文として、結合部135によって応答信号が結合された後の応答電文を管理装置40に送信する(ステップS108)。
続いて、管理装置40は、通信経路に関する命令が含まれない要求電文を通信装置100に送信する(ステップS109)。通信装置100の判定部132は、管理装置40から受信した要求電文に通信経路に関する命令が含まれるか否かを判定する(ステップS110)。ここでは、判定部132が、要求電文に通信経路に関する命令が含まれないと判定する。この場合に、生成部133は、図3に示した例のように、非経由信号を生成する(ステップS111)。
そして、送信部134は、生成部133によって生成された非経由信号をレディ機器10へ送信する(ステップS112)。これにより、レディ機器10は、非経由信号を受信するので、以降受信する要求信号が公衆回線経由でないことを判別することができる。そして、レディ機器10は、通信装置100から受信した非経由信号に対する応答信号を通信装置100に送信する(ステップS113)。
続いて、生成部133は、図3に示した例のように、要求信号を生成する(ステップS114)。そして、送信部134は、生成部133によって生成された信号をレディ機器10へ個別に送信する(ステップS115)。なお、レディ機器10は、ステップS112で非経由信号を受信しているので、ステップS115でレディ機器10に送信された要求信号を公衆回線非経由であると判別することができる。そして、レディ機器10は、通信装置100から受信した信号に対する応答信号を通信装置100に個別に送信する(ステップS116)。
なお、通信装置100は、ステップS114の要求信号を生成する処理を、ステップS111やステップS112やステップS113の処理の前に実行してもかまわない。ただし、通信装置100は、ステップS112の非経由信号を送信する処理を、ステップS115の要求信号を個別に送信する処理よりも前に実行する。
また、結合部135は、ステップS115及びS116の間に、送信部134によって送信された各信号に対する応答信号を全て受信したか否かを判定する(ステップS117)。そして、結合部135は、全ての応答信号を受信した場合には、受信した応答信号を結合することで応答電文を生成する(ステップS118)。そして、送信部134は、ステップS101において受信した要求電文に対する応答電文として、結合部135によって応答信号が結合された後の応答電文を管理装置40に送信する(ステップS119)。
[第1の実施形態の効果]
上述してきたように、第1の実施形態に係る通信装置100によれば、管理装置40から受信した要求電文に通信経路に関する命令が含まれていない場合に、非経由信号を生成し、生成した非経由信号をレディ機器10に送信するので、レディ機器10に公衆回線経由の命令と公衆回線非経由の命令とを判別させることができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、通信装置100が、通信経路に関する命令がない場合に、通信経路に関する命令を生成するものとして説明した。しかし、通信経路に関する命令は、管理装置40によって生成されてもよい。そこで、第2の実施形態では、管理装置80が通信経路に関する命令を含む電文を生成する例について説明する。なお、第2の実施形態に係るエネルギー管理システム1の構成は、図1に示した例と同様であるので、以下では説明を省略する。
[管理装置の構成]
図6は、第2の実施形態に係る管理装置80の構成例を示す図である。図6に示すように、管理装置80は、通信部210と、制御部230とを有する。
通信部210は、無線通信処理や有線通信処理を行う。例えば、通信部210は、図1に示したノード6や、ゲートウェイ装置20や、ユーザ端末30との間で、無線通信又は有線通信により電文や命令等の各種情報を送受信する。
制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。また、制御部230は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。かかる制御部230は、受信部231、判定部232、生成部233及び送信部234とを有する。
受信部231は、レディ機器10宛の命令をゲートウェイ装置20やユーザ端末30から受信する。すなわち、ゲートウェイ装置20やユーザ端末30からレディ機器10に命令が直接送信されるのではなく、ゲートウェイ装置20やユーザ端末30から送信された命令は管理装置80によってインターセプトされる。
また、受信部231は、後述する送信部234によって送信された要求電文を受信した通信装置100から、かかる要求電文に対する応答電文を受信する。この場合、受信部231は、通信装置100から受信した応答電文をユーザ端末3やユーザ端末30に出力する。
判定部232は、受信部231によって受信された命令が公衆回線経由であるか否かを判定する。具体的には、判定部232は、受信部231によって受信された命令がゲートウェイ装置20から送信された命令である場合に、公衆回線経由であると判定する。ゲートウェイ装置20から送信された命令は、公衆回線であるネットワーク5を介してユーザ端末3などから送信された命令であるからである。
生成部233は、通信装置100に送信される電文を生成する。具体的には、生成部233は、判定部232によって命令が公衆回線経由でないと判定された場合に、公衆回線非経由であることを示す命令と、受信部231によって受信された命令に対応する命令を含む電文を生成する。
送信部234は、生成部233によって生成された電文を通信装置100に送信する。また、送信部234は、受信部231によって受信された応答電文をユーザ端末3に送信する。
[管理装置の処理例]
次に、図7を用いて、管理装置80による通信経路に関する命令が含まれる要求電文の生成信処理について説明する。なお、以下の説明では、管理装置80がユーザ端末30から、電源をオンにする命令と、運転モードを冷房にする命令とを受信したものとする。
この場合、判定部232は、受信部231によって受信された命令がゲートウェイ装置20から送信された命令でないので、公衆回線経由でないと判定する。そして、生成部233は、判定部232によって公衆回線経由でないと判定されたので、公衆回線経由でないことを示す命令を含む要求電文D12を生成する。
図7は、第2の実施形態に係る管理装置80によって生成される要求電文の一例を示す図である。図7には、公衆回線経由でないことを示す命令と、ユーザ端末30から受信した命令とを含む要求電文D12を示す。
図7に示すように、生成部233は、要求電文D12の「EPC1」にプロパティが公衆回線であることを示す「0x93」を設定する。また、生成部233は、「PDC1」に「EDT1」が1バイトであることを示す「1」を設定し、「EDT1」に公衆回線非経由であることを示す「41」を設定する。
そして、送信部234は、生成部233によって生成された要求電文D12を通信装置100に送信する。そして、通信装置100は、受信した要求電文D12に含まれる命令に対応する信号をレディ機器10に個別に送信するので、公衆回線経由でないことを示す命令に対応する信号がレディ機器10に送信される。これにより、レディ機器10は、公衆回線経由でないことを示す命令に対応する信号を受信するので、要求電文D12に含まれる命令に対応する信号が公衆回線経由でないことを判別することができる。
そして、受信部231は、要求電文D12に対応する応答電文を通信装置100から受信し、受信した各応答電文をユーザ端末30に送信する。
[エネルギー管理システムの処理手順]
次に、図8を用いて、エネルギー管理システム1による処理の手順について説明する。図8は、第2の実施形態に係るエネルギー管理システム1による処理手順を示すシーケンス図である。
図8に示した例において、ユーザ端末30は、命令を管理装置80に送信する(ステップS201)。管理装置80の判定部232は、ユーザ端末30から受信した命令が公衆回線経由であるか否かを判定する(ステップS202)。ここでは、判定部232が、命令が公衆回線経由でないと判定したものとする。この場合に、生成部233は、図7に示した例のように、要求電文を生成する(ステップS203)。
そして、送信部234は、生成部233によって生成された要求電文を通信装置100へ送信する(ステップS204)。これにより、通信装置100は、レディ機器10から受信した応答信号を結合した応答電文を管理装置80に送信する(ステップS205)。
[第2の実施形態の効果]
上述してきたように、第2の実施形態に係る管理装置80によれば、ユーザ端末30から受信した命令が公衆回線経由でない場合に、公衆回線経由であることを示す命令を含む要求電文を生成し、生成した要求電文を通信装置100に送信するので、レディ機器10に公衆回線経由の命令と公衆回線非経由の命令とを判別させることができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、要求信号に対する全ての応答信号を受信した場合に、応答信号を結合する例を示した。しかし、通信装置100は、所定時間が経過しても全ての応答信号を受信しない場合には、応答信号を受信していない要求信号をレディ機器10に再送してもよいし、受信済み応答信号のみを結合した応答電文を不可応答として管理装置40に送信してもよい。
上記第1及び第2の実施形態では、ECHONET Liteを例に挙げて説明したが、上述してきた各実施形態は、ECHONETにも同様に適用することができる。
また、上記実施形態におけるエネルギー管理システム1の構成は図1の例に限られない。例えば、管理サーバ4からホームネットワークシステム2に要求電文が送信されるようなシステムの場合には、管理装置40(又は管理装置80)と通信装置100とが一体となって構成されてもよい。この場合、図1の例のように複数の通信装置100がホームネットワークシステム2に設置されるのではなく、管理装置40(又は管理装置80)が、上述してきた通信装置100と同等の機能を有することとなる。また、この例に限られず、ゲートウェイ装置20と通信装置100とが一体となって構成されてもよい。
また、例えば、エネルギー管理システム1には、ユーザ端末3や管理サーバ4が含まれなくてもよい。また、例えば、ホームネットワークシステム2にはユーザ端末30が含まれなくてもよい。この場合、管理装置40は、レディ機器10を制御するための制御画面等を表示する。そして、ユーザは、かかる制御画面を操作することにより、レディ機器10を制御及び監視する。
以上説明したとおり、上記実施形態によれば、レディ機器に公衆回線経由の命令と公衆回線非経由の命令とを判別させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エネルギー管理システム
10 レディ機器
40 管理装置
100 通信装置
131 受信部
132 判定部
133 生成部
134 送信部
135 結合部

Claims (2)

  1. ノード宛に送信された電文を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された電文が通信経路に関する命令を含むか否かを判定する判定部と、
    前記受信した電文に含まれる命令をそれぞれの要求信号として生成するとともに、前記判定部によって電文が通信経路に関する命令を含むと判定された場合に、前記電文が公衆回線経由であることを示す経由信号を生成し、前記判定部によって電文が通信経路に関する命令を含まないと判定された場合に、前記電文が公衆回線非経由であることを示す非経由信号を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成された非経由信号または経由信号を要求信号とともに前記ノードに送信する送信部と
    を具備する通信装置。
  2. 通信装置が実行する通信方法であって、
    ノード宛に送信された電文を受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された電文が通信経路に関する命令を含むか否かを判定する判定工程と、
    前記受信した電文に含まれる命令をそれぞれの要求信号として生成するとともに、前記判定工程によって電文が通信経路に関する命令を含むと判定された場合に、前記電文が公衆回線経由であることを示す経由信号を生成し、前記判定工程によって電文が通信経路に関する命令を含まないと判定された場合に、前記電文が公衆回線非経由であることを示す非経由信号を生成する生成工程と、
    前記生成工程によって生成された非経由信号または経由信号を要求信号とともに前記ノードに送信する送信工程と
    を含む通信方法。
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